JPH09110306A - 巻取装置 - Google Patents

巻取装置

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JPH09110306A
JPH09110306A JP27120295A JP27120295A JPH09110306A JP H09110306 A JPH09110306 A JP H09110306A JP 27120295 A JP27120295 A JP 27120295A JP 27120295 A JP27120295 A JP 27120295A JP H09110306 A JPH09110306 A JP H09110306A
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JP
Japan
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film
winding
winding core
shaft
core
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JP27120295A
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Osamu Matsui
修 松井
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STAR FARM MACHINERY Manufacturing
STAR NOKI KK
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STAR FARM MACHINERY Manufacturing
STAR NOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム回収機等においてフィルムを巻き取
る際に、その締付力のため芯管から取り外すことができ
ないので、多数の芯管を用意しなければならなかった。 【解決手段】 フィルム等を芯管に順次巻き取る巻取装
置である。芯管たる巻取芯体61を周方向に所定の間隔
を隔てて分割させて成る巻芯部材64と、巻芯部材64
を芯管縮径方向に付勢する付勢手段たる引張りばね65
と、巻芯部材64を引張りばね65に抗して所定の巻芯
形状に着脱自在に保持する保持手段たる芯体支持機構3
0とを備えたものである。この構成により、巻芯部材6
4にフィルム等を巻き取った後に芯体支持機構30から
離脱させて、巻取芯体61を縮径させることにより容易
にフィルム等を取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム等を順次
巻き取る巻取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農作物育成用の畝を被覆しているフィル
ムを回収除去するための農業機械として、フィルム回収
装置が提案されている(実開昭58−170952号公
報)。このフィルム回収装置は、トラクタ等に牽引され
て走行する機枠の前端下部にコルター及び掘起体を設け
て、端部が土中に埋設されたフィルムを走行にしたがっ
て順次分断しつつ掘り起こすとともに、掘り起こされた
フィルムを無端体の回行によって後方に移送し、回収す
るようになっている。無端体には針状突起が取り付けら
れ、これをフィルムに突き刺して無端体の下側搬送面に
沿って移送し、回行途中に設けられた回転体を経由させ
ることで、フィルムに付着した土を取り除くようになっ
ている。回収したフィルムは、通常再使用不能の状態と
なっているので、廃棄処分に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記提案に
は、回収するフィルムを芯管(プーリ)によって巻き取
る回収機構が開示されている。ただし移送されてくるフ
ィルムには一定の張力が作用しているので、所定の量の
フィルムを巻き終えた時点で芯管から取り外そうとして
も、フィルムの締付力により抜き取ることができず、フ
ィルムだけでなく芯管をも廃棄せざるを得ない。従って
多数の芯管を用意しなければならず、部品点数の増加及
びコストアップにつながるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、フィルム等を芯管に順次巻き取る装置におい
て、芯管を半径方向に拡縮自在に形成したものである。
また本発明は、芯管を周方向に所定の間隔を隔てて分割
させて成る巻芯部材と、巻芯部材を芯管縮径方向に付勢
する付勢手段と、巻芯部材を付勢手段に抗して所定の巻
芯形状に着脱自在に保持する保持手段とを備えたもので
ある。この構成により、巻芯部材にフィルム等を巻き取
った後に、その巻芯部材を保持手段から離脱させ、付勢
手段の付勢力により縮径させることにより、巻き取った
フィルム等を簡単に取り外すことができる。巻芯部材
は、芯管軸方向に沿って揺動する支持アームにより拡縮
が案内されるものであることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】まず図5及び図6によって、本発明を適用
した巻取装置25を備えたフィルム回収機を説明する。
このフィルム回収機は、走行車輪10を備えた機枠1
と、機枠1の走行方向A前端に設けられた掘起装置11
と、掘起装置11の後方に設けられた搬送装置18と、
搬送装置18の搬送端18bの下方に設けられた巻取装
置25とにより主として構成されている。
【0007】機枠1は、走行方向Aに延びた左右の側板
3,4と、側板3,4を直結する固定杆4により構成さ
れており、前方が下降した状態で形成されている。機枠
1の上部にはトラクタ等に連結するための連結フレーム
8が設けられている。連結フレーム8は、両側板3,4
に、その上縁端より前方に延出された連結板5及び連結
杆6と連結杆6に設けられた主杆7とを介して支持され
ている。機枠1の下部には、走行車輪10を支持する車
軸9が回転自在に設けられている。
【0008】掘起装置11は、両側板3,4の前端間に
前下がりに傾斜した状態で配設されており、前傾して両
側板3,4に固定された取付板12と、取付板12の前
端側に取り付けられた掘取刃13と、機幅方向に延びた
横杆14に縦杆15の一端を固定して並設させて成る篩
体16とにより構成されている。そして篩体16の横杆
14は、取付板12の後端下面に取り付けられたU字状
溝を有する受部材17によって、揺動自在に支持されて
いる。
【0009】搬送装置18は、その搬送面18aが掘取
刃13の傾斜と連続的になるように配設されたロッドコ
ンベヤ24で成る。ロッドコンベヤ24は、従動輪19
及び駆動輪21間に張架された無端のロッド組立体によ
り形成されている。従動輪19は、機枠1の先端近傍に
左右一対設けられ、軸20を介して回転自在に支持され
ている。駆動輪21は、機枠1の上端位置に軸受23を
介して側板2,3に支持された駆動軸22に固定されて
いる。巻取装置25は、側板2,3の上端から下方に垂
下された支持枠26,27によって支持され、ロッドコ
ンベヤ24によって搬送されてきたフィルムFを順次巻
き取るように構成されている。この実施の形態では、搬
送装置18の搬送端18bの下方かつ走行方向A前方側
に位置するように支持されている。
【0010】図1乃至図4に示すように、この巻取装置
25は、円板状の左右一対のリールプレート28,29
と、リールプレート28,29間に挟持される芯管たる
巻取芯体61と、巻取芯体61を適宜着脱させるための
保持手段たる芯体支持機構30とで構成されている。芯
体支持機構30は、巻取芯体61の両端に係合するボス
部31,37と、図中左側のボス部37を軸方向に進退
操作するための操作桿54とを備えている。右側のボス
部31は、その基端部が右側リールプレート29の軸心
位置に嵌着されて固定されている。右側リールプレート
29の内側(機幅方向中央側)には、ボス部31の先端
側外周において放射状に突設した補強部材32が取り付
けられている。また左側のボス部37は、左側リールプ
レート28の左支持軸39の一端に、軸受40を介して
回転自在に支持されている。左支持軸39は、その略中
間部が円筒状の軸受体41に挿通され、この軸受体41
を介して機幅方向に摺動自在に支持枠26に支持されて
いる。軸受体41は、そのフランジ41aが支持枠26
の外側面に重ね合わされて、ボルト42にて固定されて
いる。
【0011】そして左支持軸39の他端は機幅方向外方
に延出され、その延出端に、有底筒体状の係合体43
が、第一スプリング44を介して軸方向に摺動自在に嵌
め合わされている。係合体43の開口側端部には軸方向
に延びた長穴43aが形成され、左支持軸39に固定さ
れた径方向のピン45に係合することで、第一スプリン
グ44の付勢力による係合体43と左支持軸39との相
対移動範囲を制限するようになっている。係合体43の
外端面43bには軸方向の押しボルト46が螺合されて
おり、座金47を介して第一スプリング44の一端を係
止している。すなわち押しボルト46の回動操作によっ
て、第一スプリング44の付勢力を調節できるようにな
っている。また係合体43の略中央部外周面には円環状
に溝43cが形成され、側面視U字状を呈したレバー部
材48の中間部内側に突設された係合ピン49に遊嵌さ
れるようになっている。レバー部材48は、係合ピン4
9よりも下方で支持枠26に突設したブラケット50を
介して水平軸51回りに回動自在に支持されている。そ
してレバー部材48には、その上端に握り53を有した
操作桿54が、第二スプリング55を介して上下方向に
摺動自在に設けられている。第二スプリング55は、レ
バー部材48の上端部と、操作桿54の径方向に貫通し
た係止ピン56との間に張設されている。係止ピン56
は、レバー部材48に取り付けられた第一係止板57に
よって係止されるようになっている。第一係止板57に
は、操作桿54を上下方向に挿通させるための挿通穴5
8が形成されている。そして第一係止板57の下方に
は、係止穴59aを有する第二係止板59が設けられて
いる。第二係止板59は、軸受体41のフランジ41a
の上端折曲部にボルト・ナット60を介して適宜高さに
保持されている。すなわち操作桿54の下端を係止穴5
9aに挿入させることで、レバー部材48を立設させる
と共に、係合体43を介して左支持軸39を支持枠2
6,27内方に適宜突出した状態に保持して、リールプ
レート28,29間に巻取芯体61を挟持するようにな
っている。
【0012】巻取芯体61は、回転軸心の位置に設けら
れたシャフト62と、シャフト62にその長手方向に沿
って回動自在に設けられた支持アーム63と、支持アー
ム63によって揺動自在に支持された巻芯部材64とに
より主として構成されている。巻芯部材64は、巻取芯
体61の周面を実質的に形成するものであって、フィル
ムFの幅よりも若干大きい長さと、巻き取りに必要な周
面長よりも小さい幅とを有した略長方形の板で成る。す
なわち巻取芯体61を周方向に適宜分割した形となって
いる。巻芯部材64の長手方向両端には径方向内側に突
出した鍔部が形成されていると共に、幅方向両端が内側
に折り曲げられて断面コ字状に形成されている。図示例
では三枚の巻芯部材64によって巻取芯体61が構成さ
れており、フィルムFを巻き取る際の外形が略六角形を
呈するように、所定の間隔が隔てられている。また巻芯
部材64の長手方向中央には、付勢手段たる引張りばね
65が設けられており、隣り合う巻芯部材64間に張架
されてこれらを互いに接近する方向に、すなわち巻取芯
体61が縮径する方向に付勢している。また巻芯部材6
4の長手方向両端部には、リールプレート28,29の
ボス部31,37の端面と当接する圧接面を有した保持
部64aが設けられている。そしてそれぞれの巻芯部材
64の内側には、長手方向に適宜間隔でブラケット64
bが配置され、このブラケット64bに設けられた回動
軸(ボルト・ナット等)64cにより、支持アーム63
と連結されている。
【0013】支持アーム63は、シャフト62を挟む二
枚の平板で成り、その基端が、シャフト62を径方向に
貫通する支軸63aによって連結されている。支軸63
aは、回動軸64cと同様に、ボルトやナイロンナット
もしくはピンで形成する。さらに支持アーム63の一側
にはストッパ部材66が取り付けられており、ストッパ
部材66の端面とシャフト62の周面とが当接すること
で、支持アーム63の回動が規制され、支持アーム63
を略起立した状態、すなわち巻取芯体61が拡径した状
態に維持するようになっている。なお支持アーム63の
支軸63aから左支持軸39に対峙するシャフト端まで
の長さは、ブラケット64bの回動軸64cと保持部6
4aの圧接面までの距離より短ければよい。すなわちボ
ス部37の端面が保持部64aの圧接面に当接しシャフ
ト62の端面が左支軸39の端面に当接したとき、支軸
63aに対し回動軸64cが図1において右方向に位置
する相対関係にあればよい。またシャフト62の右端部
は、左右のボス部37,31の端面が保持部64aの圧
接面に当接し、さらに保持部64aの内接面にボス部3
7,31外周が当接した状態で、右支持軸33端面もし
くは右側のボス部31の端面に当接しない長さであれば
よい。
【0014】このほか搬送装置18及び巻取装置25を
適宜駆動させるための駆動機構は、走行車輪10の回転
を適宜伝達する動力伝達装置70として形成され、車軸
9と、搬送装置18の駆動軸22と、巻取装置25の右
支持軸33とを、チェーン伝動にて連結するようになっ
ている。車軸9の右走行車輪10aよりも内側の位置に
は、比較的大径の駆動スプロケット71が取り付けら
れ、駆動軸22の近傍に設けられたカウンター軸73の
第一スプロケット74に、第一チェーン75にて連結さ
れている。そして第一チェーン75の回行外側に、駆動
軸22の延出端に取り付けられた第二スプロケット76
が噛合されている。この実施の形態にあっては、搬送装
置18の回行速度が、掘起装置11の掘起速度(走行車
輪10の周速)よりも僅かに速くなるように形成されて
いる。そしてカウンター軸73には第三スプロケット7
7が並設され、右支持軸33の先端に取り付けられた第
四スプロケット78に、第二チェーン79にて連結され
ている。カウンター軸73には、第三スプロケット77
に対して設定値以上のトルクを伝達しないようにするた
めの滑りクラッチ(図示せず)が備えられている。
【0015】このように構成されたフィルム回収機によ
り畝上のフィルムFを回収するに際しては、まず巻取装
置25の巻取芯体61をリールプレート28,29間に
装着する。巻取芯体61は、巻芯部材64が引張りばね
65によって互いに接近した縮径状態(図4参照)にな
っているので、図2に示すように、各巻芯部材64を一
個づつ、或いはまとめて支持アーム63の支軸63cを
中心にして図中反時計回りに揺動させ、支持アーム63
のストッパ部材66をシャフト62に当接させる。これ
で巻取芯体61は、拡径した状態(図3参照)に維持さ
れる。そして拡径した巻取芯体61を左右のリンクプレ
ート28,29間に位置させておいて、倒されていた操
作桿54を支持枠26に近づける方向に戻すと、まず左
側リールプレート28のボス部37の端面と左側保持部
64aの圧接面とが、そしてシャフト62の右側端面と
右支持軸33端面とが当接する。さらに操作桿54を起
立方向に戻すことにより、巻芯部材64がシャフト62
に対し右方向に揺動し、支持アーム63がその垂直位置
(シャフト62の半径方向)を越えて時計回りに回動し
て、ストッパ部材66とシャフト62との当接を解除す
る。すなわち巻取芯体61は縮径可能な状態となり、保
持部64aの内接面がボス部31,37の外周に当接し
て、所定の巻芯形状に保持される。
【0016】さらに操作桿54を起立した状態(図1参
照)にして操作桿54の下端を係止穴43aに係合させ
ることにより、係合体43を介して第一スプリング44
の付勢力が左支持軸39に作用する。そして左右のボス
部31,37の端面を介して保持部64aの圧接面が第
一スプリング44により適宜押圧され、その摩擦力によ
り右支持軸33からの回転を受けて、巻取芯体61が回
転駆動される状態となる。なお、巻取芯体61の取り付
け方向は図示例と逆の向きであっても当然構わない。
【0017】巻取芯体61をリールプレート28,29
間に装着したなら、連結フレーム8によってトラクタ等
にフィルム回収機を連結させ、畝の列端から畝の方向と
並行に走行させる。この走行により、掘取刃13がフィ
ルムFの下部に刺さり込み、フィルムFとフィルム上の
覆土、及びフィルム下の土とを一緒にすくい上げて行
く。フィルム下側の土は、篩体15及びロッドコンベヤ
24の間隙から落下し、フィルム上の覆土は、搬送装置
18の後端から落下し、フィルムFのみがロッドコンベ
ヤ24の終端部から垂下する。ここで走行を一端停止
し、フィルムFの垂下部分を巻取芯体61に巻き付け
る。そして走行を再開すると、動力伝達装置70により
回転駆動された巻取芯体61が、搬送されてくるフィル
ムFを順次巻き取ってゆく。
【0018】所定量のフィルムFを巻き終えたなら、操
作桿54の握り53を上方に引き上げて、操作桿54と
第二係止板59の係止穴59aとの係合を解除し、さら
に操作桿54を機幅方向外方に倒す。この傾動により、
レバー部材48が回動し、レバー部材48の内側に突設
した係合ピン49により係合体43が外側に移動する。
この移動により係合体43の長穴43aの端部と左支持
軸39に固定されたピン45が当接し、左側のリールプ
レート28を支持する左支持軸39が外方向に移動す
る。これで右側のリールプレート29と左側のリールプ
レート28との間隔が広がる。このとき巻取芯体61の
巻芯部材64は、すでにストッパ解除され、引張りばね
65により縮径側に付勢された状態となっているので、
保持部64aの内接面とボス部31,37の外周の係合
が外れると、巻き取ったフィルムFと一緒にリールプレ
ート28,29から離脱すると同時に、一気に半径方向
に収縮する。巻き取ったフィルムFと収縮した巻取芯体
61との間には広い隙間が生じているので、巻取芯体6
1をフィルムFの巻体の内方から容易に取り出すことが
できる。
【0019】なお巻取芯体61のシャフト62の長さを
短くして、支持アーム63のストッパ部材66をシャフ
ト62に当接させた状態で、すなわち操作桿54を立設
してストッパ部材66が作用している状態で、左右のリ
ールプレート28,29間に挟持させてもかまわない。
この場合、フィルムFを巻き取った後、操作桿54を傾
倒してリールプレート28,29間より脱落させる。そ
してシャフト62を強制的にストッパ解除の方向に移動
させ収縮させてフィルム間から取り出すようにする。
【0020】このように、巻取芯体61を半径方向に拡
縮自在に形成したので、外形を拡張した状態でフィルム
Fを巻き取り、巻き取った後にリールプレート28,2
9から取り外して縮径させることにより、フィルムFを
容易に取り外すことができる。
【0021】従って巻取芯体61の繰り返し使用が可能
になり、部品点数の削減及びコストダウンが達成され
る。また巻取芯体61を周方向に所定の間隔を隔てた巻
芯部材64にて形成し、引張りばね65により縮径方向
に付勢して、芯体支持機構30により所定の巻芯形状に
着脱自在に保持するようにしたので、巻取芯体61をリ
ールプレート28,29から離脱させると直ちに自動的
に縮径し、フィルム取り外しを効率よく行うことができ
る。また芯体支持機構30の操作桿54の傾動だけで着
脱及び縮径を行えるようにしたので、より一層の作業能
率の向上が達成される。
【0022】また巻取装置25を備えたフィルム回収機
として、掘り起こされたフィルムF及び覆土を搬送面1
8a上に載置して後方に搬送する搬送装置18を備えた
ので、搬送されるフィルムFに覆土の重量が掛かって弛
むことはなく、搬送途中において過負荷により亀裂が生
じたり破断に至るような張力増加が防止される。またロ
ッドコンベヤ24の回行速度が走行車輪10の周速より
僅かに速くなるようにしたので、ロッドコンベヤ24は
掘取刃13で掬い上げる速度より若干速く回行し、搬送
過程でフィルムFは多少張りをもった状態を保ち、ロッ
ドコンベヤ24の駆動部分等に引っ掛かることなく搬送
される。さらに、巻取装置25へ動力を伝達する第三ス
プロケット77に滑りクラッチを設けたので、巻取張力
によりフィルムFに亀裂或いは破断に至る張力が生じる
ことがなく、しかも巻取芯体61にだぶつくことなくフ
ィルムFを巻き取ることができる。そして巻取装置25
は、搬送端18aよりも前方に配置されているので、巻
取装置25の巻取芯体61へ向かうフィルムFは、前方
斜め下方に向けて移動して巻き取られ、搬送端18bか
ら落下する覆土を巻き込むことなくフィルムFのみが巻
き取られる。なお搬送装置18としては、図示したロッ
ドコンベヤ24に限らず、フィルムF及び覆土を適宜搬
送できるものであれば、どのような構成のものでも構わ
ない。また動力伝達装置70によって搬送装置18及び
巻取装置25を駆動させるものとしたが、別個の駆動装
置によりそれぞれ適宜速度で回転駆動させるようにして
もよい。
【0023】なお本発明における芯管として、周方向に
分割された巻取芯体61を例示したが、拡縮自在であれ
ばどのような構成でも構わない。また本発明の巻取装置
は、図示したフィルム回収機に搭載するものに限らず、
同様のフィルム状物体を巻き取る用途に広く適用される
ものである。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、巻き取っ
たフィルムを芯管から容易に取り外すことができ、芯管
の繰り返し使用が可能になって、部品点数の削減及びコ
ストダウンが達成されるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である巻取装置を示した側
断面図である。
【図2】図1の動作を示した側断面図である。
【図3】図2のB−B線矢視断面図である。
【図4】図3の収縮した状態を示した断面図である。
【図5】図1の巻取装置を備えたフィルム回収機の部分
破断側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
18 搬送装置 25 巻取装置 30 芯体支持機構(保持手段) 61 巻取芯体(芯管) 63 アーム部材 64 巻芯部材 65 引張りばね(付勢手段) F フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム等を芯管に順次巻き取る装置に
    おいて、上記芯管を半径方向に拡縮自在に形成したこと
    を特徴とする巻取装置。
  2. 【請求項2】 フィルム等を芯管に順次巻き取る装置に
    おいて、上記芯管を周方向に所定の間隔を隔てて分割さ
    せて成る巻芯部材と、該巻芯部材を芯管縮径方向に付勢
    する付勢手段と、上記巻芯部材を上記付勢手段に抗して
    所定の巻芯形状に着脱自在に保持する保持手段とを備え
    たことを特徴とする巻取装置。
  3. 【請求項3】 上記巻芯部材が、芯管軸方向に沿って揺
    動する支持アームにより拡縮が案内されるものである請
    求項2に記載の巻取装置。
JP27120295A 1995-10-19 1995-10-19 巻取装置 Pending JPH09110306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111362061A (zh) * 2020-04-16 2020-07-03 杭州米娅纺织品有限公司 一种环保纺织纱筒固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111362061A (zh) * 2020-04-16 2020-07-03 杭州米娅纺织品有限公司 一种环保纺织纱筒固定装置

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