JPH09110066A - 複合ヒンジ式容器 - Google Patents
複合ヒンジ式容器Info
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- JPH09110066A JPH09110066A JP7291637A JP29163795A JPH09110066A JP H09110066 A JPH09110066 A JP H09110066A JP 7291637 A JP7291637 A JP 7291637A JP 29163795 A JP29163795 A JP 29163795A JP H09110066 A JPH09110066 A JP H09110066A
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- opening
- lid
- opening edge
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D17/00—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
- B65D17/50—Non-integral frangible members applied to, or inserted in, preformed openings, e.g. tearable strips or plastic plugs
- B65D17/501—Flexible tape or foil-like material
- B65D17/502—Flexible tape or foil-like material applied to the external part of the container wall only
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D43/00—Lids or covers for rigid or semi-rigid containers
- B65D43/14—Non-removable lids or covers
- B65D43/16—Non-removable lids or covers hinged for upward or downward movement
- B65D43/161—Non-removable lids or covers hinged for upward or downward movement comprising two or more cover sections hinged one to another
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/06—Closures with discharging devices other than pumps with pouring spouts or tubes; with discharge nozzles or passages
- B65D47/08—Closures with discharging devices other than pumps with pouring spouts or tubes; with discharge nozzles or passages having articulated or hinged closures
- B65D47/0804—Closures with discharging devices other than pumps with pouring spouts or tubes; with discharge nozzles or passages having articulated or hinged closures integrally formed with the base element provided with the spout or discharge passage
- B65D47/0833—Hinges without elastic bias
- B65D47/0847—Hinges without elastic bias located within a flat surface of the base element
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】収容物の取出しに際しての開閉作業を容易にす
るとともに、再封が簡単に行える容器を得る。 【解決手段】紙を主材とした複合材料の容器本体２の開
口周縁にインサート成形法よりなる開口縁部材６を一体
に設けて、開口縁部材６にヒートシールしたフィルム７
で容器本体２を覆い、開口縁部材６に取付できる環状部
８と支持部９とヒンジを介して回動可能に連結された開
閉板状部１１とからなる合成樹脂製の蓋体３を、フィル
ム上から容器本体２の上面側に被せ付けた。
るとともに、再封が簡単に行える容器を得る。 【解決手段】紙を主材とした複合材料の容器本体２の開
口周縁にインサート成形法よりなる開口縁部材６を一体
に設けて、開口縁部材６にヒートシールしたフィルム７
で容器本体２を覆い、開口縁部材６に取付できる環状部
８と支持部９とヒンジを介して回動可能に連結された開
閉板状部１１とからなる合成樹脂製の蓋体３を、フィル
ム上から容器本体２の上面側に被せ付けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ状の容器本
体とこの容器本体にヒンジでつながる開閉部材とからな
る複合ヒンジ式容器に関するものである。
体とこの容器本体にヒンジでつながる開閉部材とからな
る複合ヒンジ式容器に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】近年、液体飲料やスナ
ックなどを収める食品収容用途に、また、粉洗剤や浴用
剤などを収める非食品収容用途に用いられる小形容器に
おいては、不燃廃棄物の増大化を考慮して紙の使用割合
を大きくする傾向にあり、紙を主材としたカップ状容器
の開口を薄い積層シートで覆い、開口周りをヒートシー
ルにて封止した容器が流通するようになってきており、
必要時に前記積層シートを開いて内容物を出すようにし
ている。
ックなどを収める食品収容用途に、また、粉洗剤や浴用
剤などを収める非食品収容用途に用いられる小形容器に
おいては、不燃廃棄物の増大化を考慮して紙の使用割合
を大きくする傾向にあり、紙を主材としたカップ状容器
の開口を薄い積層シートで覆い、開口周りをヒートシー
ルにて封止した容器が流通するようになってきており、
必要時に前記積層シートを開いて内容物を出すようにし
ている。
【０００３】しかしながら、上記カップ状容器の開口を
積層シートで封止する形式の容器では一旦開封すると再
閉が容易に行えないものとなっているとともに、容器本
体の開口縁の剛性が小さく変形し易いという不都合があ
る。そして、オーバーキャップを備え付けることも考慮
されるが、開閉を行うたびにこのオーバーキャップを着
脱させる必要があって操作が煩雑になるとともに、オー
バーキャップが紛失することもあるなど、紙カップ容器
の再封性を向上させるものではなかった。
積層シートで封止する形式の容器では一旦開封すると再
閉が容易に行えないものとなっているとともに、容器本
体の開口縁の剛性が小さく変形し易いという不都合があ
る。そして、オーバーキャップを備え付けることも考慮
されるが、開閉を行うたびにこのオーバーキャップを着
脱させる必要があって操作が煩雑になるとともに、オー
バーキャップが紛失することもあるなど、紙カップ容器
の再封性を向上させるものではなかった。
【０００４】そこで本発明は上記事情に鑑み、収容物の
取出しに際しての開閉作業を容易にするとともに、再封
が簡単に行える容器を得ることを目的とする。
取出しに際しての開閉作業を容易にするとともに、再封
が簡単に行える容器を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、紙を主材とした複合材料からなる
上面開放の容器本体の開口周縁に、該容器本体を成形金
型に挿入配置して樹脂を射出するインサート成形法より
なる合成樹脂製の開口縁部材を一体に設けて、該開口縁
部材に沿ってヒートシールしたフィルムにより容器本体
の上面側が覆われ、前記開口縁部材の周りに取付可能な
環状部とこの環状部の中央に渡された支持部とこの支持
部にヒンジを介して回動可能に連結され容器本体上面の
略半面に対応する開閉板状部とからなる合成樹脂製の蓋
体を、前記フィルム上から容器本体の上面側に被せ付け
たことを特徴とする複合ヒンジ式容器を提供して、上記
課題を解消するものである。
してなされたもので、紙を主材とした複合材料からなる
上面開放の容器本体の開口周縁に、該容器本体を成形金
型に挿入配置して樹脂を射出するインサート成形法より
なる合成樹脂製の開口縁部材を一体に設けて、該開口縁
部材に沿ってヒートシールしたフィルムにより容器本体
の上面側が覆われ、前記開口縁部材の周りに取付可能な
環状部とこの環状部の中央に渡された支持部とこの支持
部にヒンジを介して回動可能に連結され容器本体上面の
略半面に対応する開閉板状部とからなる合成樹脂製の蓋
体を、前記フィルム上から容器本体の上面側に被せ付け
たことを特徴とする複合ヒンジ式容器を提供して、上記
課題を解消するものである。
【０００６】もう一つの発明は、紙を主材とした複合材
料からなる上面開放の容器本体の開口周縁に、該容器本
体を成形金型に挿入配置して樹脂を射出するインサート
成形法よりなる合成樹脂製の開口縁部材を一体に設け、
紙を主材とした複合材料からなり容器本体の上面を覆う
ように円盤状とされた蓋板とこの蓋板を成形金型に挿入
配置して樹脂を射出するインサート成形法よりなる合成
樹脂製の環状部とこの環状部の中央に渡された支持部と
この支持部にヒンジを介して回動可能に連結され蓋板上
面の略半面に対応する開閉板状部とからなる蓋体を、容
器本体の上面側に被せ付けたことを特徴とする複合ヒン
ジ式容器であり、この発明により上記課題を解決するも
のである。
料からなる上面開放の容器本体の開口周縁に、該容器本
体を成形金型に挿入配置して樹脂を射出するインサート
成形法よりなる合成樹脂製の開口縁部材を一体に設け、
紙を主材とした複合材料からなり容器本体の上面を覆う
ように円盤状とされた蓋板とこの蓋板を成形金型に挿入
配置して樹脂を射出するインサート成形法よりなる合成
樹脂製の環状部とこの環状部の中央に渡された支持部と
この支持部にヒンジを介して回動可能に連結され蓋板上
面の略半面に対応する開閉板状部とからなる蓋体を、容
器本体の上面側に被せ付けたことを特徴とする複合ヒン
ジ式容器であり、この発明により上記課題を解決するも
のである。
【０００７】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図１から図５に示
す実施の形態により説明する。図１から図３は第一の例
を示していて、複合ヒンジ式容器１は、容器本体２と蓋
体３とからなるものである。前記容器本体２は上面を開
放したカップ状の形態であり、主材である紙層とバリヤ
ー層を有し最外層と最内層とを合成樹脂層とした積層構
成の複合材料ａから胴部４と底部５が形成されている。
前記胴部は一方が開いた筒状として相対する複合材料の
側辺相互を貼り合わせ、その胴部の下端を底部の周縁と
ともに加熱された状態で巻き込み状に共締めされて一体
化されている。このように胴部と底部とのヒートシール
は、従来の紙カップの底部処理と同様にして胴部と底部
の巻き込み部分に対して行われ、相対する合成樹脂層を
融着させて一体化させるものである。
す実施の形態により説明する。図１から図３は第一の例
を示していて、複合ヒンジ式容器１は、容器本体２と蓋
体３とからなるものである。前記容器本体２は上面を開
放したカップ状の形態であり、主材である紙層とバリヤ
ー層を有し最外層と最内層とを合成樹脂層とした積層構
成の複合材料ａから胴部４と底部５が形成されている。
前記胴部は一方が開いた筒状として相対する複合材料の
側辺相互を貼り合わせ、その胴部の下端を底部の周縁と
ともに加熱された状態で巻き込み状に共締めされて一体
化されている。このように胴部と底部とのヒートシール
は、従来の紙カップの底部処理と同様にして胴部と底部
の巻き込み部分に対して行われ、相対する合成樹脂層を
融着させて一体化させるものである。
【０００８】複合材料ａは、容器内外方に対する耐水
性、ガスバリヤー性、遮光性を有しており、よって、容
器本体２に対して外周面及び底面に連続したバリヤー性
が付与されていることになる。具体的には、主材となる
紙材の片面にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、酸化ケイ
素などの無機物を蒸着したフィルムを積層している。こ
のように、複合材料が連続しているためにその複合材料
が備える機能が分断されず、その機能が胴部周面と胴部
から底部にかけて有効になる。ただし、本発明は複合材
料ａがガスバリヤー性を有するものに限定されるもので
はなく、内容物により適宜材料が選択される。
性、ガスバリヤー性、遮光性を有しており、よって、容
器本体２に対して外周面及び底面に連続したバリヤー性
が付与されていることになる。具体的には、主材となる
紙材の片面にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、酸化ケイ
素などの無機物を蒸着したフィルムを積層している。こ
のように、複合材料が連続しているためにその複合材料
が備える機能が分断されず、その機能が胴部周面と胴部
から底部にかけて有効になる。ただし、本発明は複合材
料ａがガスバリヤー性を有するものに限定されるもので
はなく、内容物により適宜材料が選択される。
【０００９】容器本体２の開口周縁に亘っては、胴部４
の上端面（複合材料の端面）を覆う合成樹脂製の開口縁
部材６が設けられていて、この開口縁部材６は容器本体
を予め金型内に配置し合成樹脂を注入してインジェクシ
ョン成型するインサート成型により一体化され、胴部４
の最外層、最内層の合成樹脂層に対して熱溶着されてい
る。このようにインサート成型により開口縁部材を形成
して胴部側の合成樹脂層との融着を図るため、開口縁部
材の成型素材と胴部材の合成樹脂層の素材とは同一樹
脂、同種の樹脂であることが好ましい。また、前記開口
縁部材は硬質であることが好ましく、ポリエチレン樹脂
を使用する場合で剛性を重視する場合には高密度ポリエ
チレンを、嵌合性を重視する場合には中〜低密度ポリエ
チレンを選択し、ポリプロピレン樹脂を使用する場合に
はエチレンコンテントの少ない（又は全く無い）ホモタ
イプを選択でき、また耐衝撃性を確保したり後述するヒ
ンジ１０の耐久性を向上させるためにはエチレンコンテ
ントの大きいブロックタイプ又はランダムタイプを選択
する。
の上端面（複合材料の端面）を覆う合成樹脂製の開口縁
部材６が設けられていて、この開口縁部材６は容器本体
を予め金型内に配置し合成樹脂を注入してインジェクシ
ョン成型するインサート成型により一体化され、胴部４
の最外層、最内層の合成樹脂層に対して熱溶着されてい
る。このようにインサート成型により開口縁部材を形成
して胴部側の合成樹脂層との融着を図るため、開口縁部
材の成型素材と胴部材の合成樹脂層の素材とは同一樹
脂、同種の樹脂であることが好ましい。また、前記開口
縁部材は硬質であることが好ましく、ポリエチレン樹脂
を使用する場合で剛性を重視する場合には高密度ポリエ
チレンを、嵌合性を重視する場合には中〜低密度ポリエ
チレンを選択し、ポリプロピレン樹脂を使用する場合に
はエチレンコンテントの少ない（又は全く無い）ホモタ
イプを選択でき、また耐衝撃性を確保したり後述するヒ
ンジ１０の耐久性を向上させるためにはエチレンコンテ
ントの大きいブロックタイプ又はランダムタイプを選択
する。
【００１０】図において７は遮光性、ガスバリヤ性を有
するフィルムであり、上記開口縁部材６の上端面に亘っ
てヒートシールされていて、このフィルム７により容器
本体２の上面が覆われ、開封を行うまで内容物を保護す
ることになる。フィルム７としては、アルミ箔、アルミ
蒸着フィルム、酸化ケイ素などの無機物を蒸着したフィ
ルムなどのバリヤー性の優れたフィルムを用いることが
好ましい。そして、開口縁部材に対して剥離可能となる
ようにそのシール度合いを調整するようにしてもよい。
するフィルムであり、上記開口縁部材６の上端面に亘っ
てヒートシールされていて、このフィルム７により容器
本体２の上面が覆われ、開封を行うまで内容物を保護す
ることになる。フィルム７としては、アルミ箔、アルミ
蒸着フィルム、酸化ケイ素などの無機物を蒸着したフィ
ルムなどのバリヤー性の優れたフィルムを用いることが
好ましい。そして、開口縁部材に対して剥離可能となる
ようにそのシール度合いを調整するようにしてもよい。
【００１１】第一の例における上記蓋体３は合成樹脂製
のもので、開口縁部材６の周りに取付可能な環状部８と
この環状部８の中央に渡された長板状の支持部９とこの
支持部９にヒンジ１０を介して回動可能に連結された開
閉板状部１１とからなる。そして、前記環状部８と支持
部９とで囲まれた部分は半月状の開放部分１２とされて
いるとともに、この開放部分と対向位置している前記開
閉板状部１１は容器本体２の上面の略半面に対応して半
月状とされている。さらに開閉板状部１１の自由端側に
は係止部１３が一体にして設けられており、後述するよ
うに開閉板状部１１の閉状態を維持し易くするものであ
る。
のもので、開口縁部材６の周りに取付可能な環状部８と
この環状部８の中央に渡された長板状の支持部９とこの
支持部９にヒンジ１０を介して回動可能に連結された開
閉板状部１１とからなる。そして、前記環状部８と支持
部９とで囲まれた部分は半月状の開放部分１２とされて
いるとともに、この開放部分と対向位置している前記開
閉板状部１１は容器本体２の上面の略半面に対応して半
月状とされている。さらに開閉板状部１１の自由端側に
は係止部１３が一体にして設けられており、後述するよ
うに開閉板状部１１の閉状態を維持し易くするものであ
る。
【００１２】この第一の例にあっては、上記構造の蓋体
３が上記フィルム７を覆うようにして容器本体２の上面
側に被せ付けられている。そして、開口縁部材６に嵌め
付けた環状部８には上記係止部１３に対応した切り欠き
部１４があり、その切り欠き部１４から表出する開口縁
部材６に係止部１３が係止することで開閉板状部１１の
閉状態が維持される。また、開閉板状部１１を開くには
その係止部１３と開口縁部材６との係合を解除すればよ
い。なお、切り欠き部１４を設けることは必須の構造で
はなく、環状部８を全周に亘って形成し係止部１３が環
状部８の外周に係止するようにしてもよい。また、開閉
板状部１１に対応するフィルム７に対しては図１（イ）
（ロ）に図示されているように一つの透孔１５を開口
し、タブシール１６にて剥離可能に覆う構造とすること
ができ、図３に示すように複数個の透孔１５を開口して
これをタブシール１６にて剥離可能に覆うようにしても
よい。このように透孔１５に対応して開閉板状部１１が
配置されているため、タブシール１６を剥ぎ取った後に
は開閉板状部１１で透孔を覆い再封できるものとなる。
勿論、フィルム７の開閉板状部１１に対応する部分を切
除するなどして形成された開口も、前記開閉板状部１１
で閉鎖できる。なお、上記実施例において開放部分１２
に半月状の複合材料ａを配置することも可能である。こ
の場合には半月状の複合材料ａを予め金型内に挿入配置
して樹脂を射出するインサート成形法により蓋体３を形
成することができる。このように開放部分１２に半月状
の複合材料ａを配置することにより、開放部分１２に対
応するフィルム７をも保護することができる。
３が上記フィルム７を覆うようにして容器本体２の上面
側に被せ付けられている。そして、開口縁部材６に嵌め
付けた環状部８には上記係止部１３に対応した切り欠き
部１４があり、その切り欠き部１４から表出する開口縁
部材６に係止部１３が係止することで開閉板状部１１の
閉状態が維持される。また、開閉板状部１１を開くには
その係止部１３と開口縁部材６との係合を解除すればよ
い。なお、切り欠き部１４を設けることは必須の構造で
はなく、環状部８を全周に亘って形成し係止部１３が環
状部８の外周に係止するようにしてもよい。また、開閉
板状部１１に対応するフィルム７に対しては図１（イ）
（ロ）に図示されているように一つの透孔１５を開口
し、タブシール１６にて剥離可能に覆う構造とすること
ができ、図３に示すように複数個の透孔１５を開口して
これをタブシール１６にて剥離可能に覆うようにしても
よい。このように透孔１５に対応して開閉板状部１１が
配置されているため、タブシール１６を剥ぎ取った後に
は開閉板状部１１で透孔を覆い再封できるものとなる。
勿論、フィルム７の開閉板状部１１に対応する部分を切
除するなどして形成された開口も、前記開閉板状部１１
で閉鎖できる。なお、上記実施例において開放部分１２
に半月状の複合材料ａを配置することも可能である。こ
の場合には半月状の複合材料ａを予め金型内に挿入配置
して樹脂を射出するインサート成形法により蓋体３を形
成することができる。このように開放部分１２に半月状
の複合材料ａを配置することにより、開放部分１２に対
応するフィルム７をも保護することができる。
【００１３】図４から図６は第二の例を示している。こ
の第二の例にあっては上記フィルムが存在せず、代わり
に蓋板を予め備えた蓋体を容器本体に被せ付けることで
容器本体の上面が閉鎖されるようにしている。この第二
の例における蓋体３にあっては、容器本体２を構成する
素材と同様に紙を主材とした複合材料ａからなる蓋板１
７と、上記環状部８と、上記支持部９と、上記開閉板状
部１１とから構成されている。そして、蓋板１７は容器
本体の上面を覆うように円盤状とされていて、この蓋板
１７を成形金型に挿入配置して樹脂を射出するインサー
ト成形法によりその蓋板１７の周縁に環状部８が一体に
設けられている。このように第二の例における蓋体３は
上記第一の蓋体３と比べて蓋板１７を予め備えている点
で異なっており、開放部分１２は前記蓋板１７で閉じら
れている。なお、開閉板状部は、前記蓋板と接した状態
で成形されるわけではなく、蓋板に対して或る程度の開
きをもって成形される。
の第二の例にあっては上記フィルムが存在せず、代わり
に蓋板を予め備えた蓋体を容器本体に被せ付けることで
容器本体の上面が閉鎖されるようにしている。この第二
の例における蓋体３にあっては、容器本体２を構成する
素材と同様に紙を主材とした複合材料ａからなる蓋板１
７と、上記環状部８と、上記支持部９と、上記開閉板状
部１１とから構成されている。そして、蓋板１７は容器
本体の上面を覆うように円盤状とされていて、この蓋板
１７を成形金型に挿入配置して樹脂を射出するインサー
ト成形法によりその蓋板１７の周縁に環状部８が一体に
設けられている。このように第二の例における蓋体３は
上記第一の蓋体３と比べて蓋板１７を予め備えている点
で異なっており、開放部分１２は前記蓋板１７で閉じら
れている。なお、開閉板状部は、前記蓋板と接した状態
で成形されるわけではなく、蓋板に対して或る程度の開
きをもって成形される。
【００１４】上記構造の蓋体３を容器本体２の上面側に
被せ付けることで、容器本体２の上面が蓋板１７で覆わ
れ、内容物を保護できる容器となる。そして、必要に応
じて蓋板１７と上記開口縁部材６とを超音波溶着などの
手法を用いて一体化を図るようにしてもよい。また、前
記蓋板１７には図４（イ）（ロ）に図示するように一つ
の透孔１５が開口し、これをタブシール１６で剥離可能
に覆っており、開閉板状部１１を上げてタブシール１６
を剥ぎ取ることで開封ができ、開閉板状部１１を閉じる
ようにすることで透孔１５は閉鎖される。なお、図６に
示すように複数個の透孔１５を開口しておき、これをタ
ブシール１６で剥離可能に覆うようにしてもよい。
被せ付けることで、容器本体２の上面が蓋板１７で覆わ
れ、内容物を保護できる容器となる。そして、必要に応
じて蓋板１７と上記開口縁部材６とを超音波溶着などの
手法を用いて一体化を図るようにしてもよい。また、前
記蓋板１７には図４（イ）（ロ）に図示するように一つ
の透孔１５が開口し、これをタブシール１６で剥離可能
に覆っており、開閉板状部１１を上げてタブシール１６
を剥ぎ取ることで開封ができ、開閉板状部１１を閉じる
ようにすることで透孔１５は閉鎖される。なお、図６に
示すように複数個の透孔１５を開口しておき、これをタ
ブシール１６で剥離可能に覆うようにしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成によれは、常
時容器本体の上面側に被せ付けられている蓋体に開閉板
状部が設けられているので、一旦開封した容器本体の上
面開口を開閉板状部の倒し込みで容易に閉じることがで
き、再封性に優れた容器となる。また、容器本体にあっ
ては開口縁部材を有しているため、容器本体の開口縁の
形状が安定して容器全体に剛性が付与されるようにな
る。さらに、胴部及び底部が複合材料からなり、従来の
複合容器のように合成樹脂の骨材などで分割されていな
いため、複合材料が備える機能が断絶する部分が容器本
体に生じないようになる。そして、胴部にあっては合成
樹脂の骨材が存在しないため、広い表示面が容器の外面
に形成でき、紙板に印刷するなどによる装飾性の自由度
や情報記載の自由度が格段に向上するようになる。さら
に、紙使用の割合が高い複合容器となり、廃棄時の焼却
性が良好になるなど、実用性に優れた効果を奏するもの
である。
時容器本体の上面側に被せ付けられている蓋体に開閉板
状部が設けられているので、一旦開封した容器本体の上
面開口を開閉板状部の倒し込みで容易に閉じることがで
き、再封性に優れた容器となる。また、容器本体にあっ
ては開口縁部材を有しているため、容器本体の開口縁の
形状が安定して容器全体に剛性が付与されるようにな
る。さらに、胴部及び底部が複合材料からなり、従来の
複合容器のように合成樹脂の骨材などで分割されていな
いため、複合材料が備える機能が断絶する部分が容器本
体に生じないようになる。そして、胴部にあっては合成
樹脂の骨材が存在しないため、広い表示面が容器の外面
に形成でき、紙板に印刷するなどによる装飾性の自由度
や情報記載の自由度が格段に向上するようになる。さら
に、紙使用の割合が高い複合容器となり、廃棄時の焼却
性が良好になるなど、実用性に優れた効果を奏するもの
である。
【図１】本発明に係る複合ヒンジ式容器の第一の例を示
すもので、（イ）は蓋体の上方から見た状態を示す説明
図、（ロ）は開閉板状部を開いた状態での断面を示す説
明図、（ハ）は側面を示す説明図である。
すもので、（イ）は蓋体の上方から見た状態を示す説明
図、（ロ）は開閉板状部を開いた状態での断面を示す説
明図、（ハ）は側面を示す説明図である。
【図２】第一の例における蓋体を示す説明図である。
【図３】第一の例におけるフィルムに複数個の透孔を設
けた例を示す説明図である。
けた例を示す説明図である。
【図４】第二の例を示すもので、（イ）は蓋体の上方か
ら見た状態を示す説明図、（ロ）は開閉板状部を開いた
状態での断面を示す説明図、（ハ）は側面を示す説明図
である。
ら見た状態を示す説明図、（ロ）は開閉板状部を開いた
状態での断面を示す説明図、（ハ）は側面を示す説明図
である。
【図５】第二の例における蓋体を示す説明図である。
【図６】第二の例におけるフィルムに複数個の透孔を設
けた例を示す説明図である。
けた例を示す説明図である。
１…複合ヒンジ式容器 ２…容器本体 ３…蓋体 ６…開口縁部材 ７…フィルム ８…環状部 ９…支持部 １０…ヒンジ １１…開閉板状部 １５…透孔 １６…タブシール １７…蓋板
Claims (2)
- 【請求項１】紙を主材とした複合材料からなる上面開放
の容器本体の開口周縁に、該容器本体を成形金型に挿入
配置して樹脂を射出するインサート成形法よりなる合成
樹脂製の開口縁部材を一体に設けて、該開口縁部材に沿
ってヒートシールしたフィルムにより容器本体の上面側
が覆われ、 前記開口縁部材の周りに取付可能な環状部とこの環状部
の中央に渡された支持部とこの支持部にヒンジを介して
回動可能に連結され容器本体上面の略半面に対応する開
閉板状部とからなる合成樹脂製の蓋体を、前記フィルム
上から容器本体の上面側に被せ付けたことを特徴とする
複合ヒンジ式容器。 - 【請求項２】紙を主材とした複合材料からなる上面開放
の容器本体の開口周縁に、該容器本体を成形金型に挿入
配置して樹脂を射出するインサート成形法よりなる合成
樹脂製の開口縁部材を一体に設け、 紙を主材とした複合材料からなり容器本体の上面を覆う
ように円盤状とされた蓋板とこの蓋板を成形金型に挿入
配置して樹脂を射出するインサート成形法よりなる合成
樹脂製の環状部とこの環状部の中央に渡された支持部と
この支持部にヒンジを介して回動可能に連結され蓋板上
面の略半面に対応する開閉板状部とからなる蓋体を、容
器本体の上面側に被せ付けたことを特徴とする複合ヒン
ジ式容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7291637A JPH09110066A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 複合ヒンジ式容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7291637A JPH09110066A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 複合ヒンジ式容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09110066A true JPH09110066A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17771535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7291637A Pending JPH09110066A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 複合ヒンジ式容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09110066A (ja) |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7291637A patent/JPH09110066A/ja active Pending
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