JPH09108918A - コレットチャック装置 - Google Patents

コレットチャック装置

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Publication number
JPH09108918A
JPH09108918A JP29171395A JP29171395A JPH09108918A JP H09108918 A JPH09108918 A JP H09108918A JP 29171395 A JP29171395 A JP 29171395A JP 29171395 A JP29171395 A JP 29171395A JP H09108918 A JPH09108918 A JP H09108918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collet
screw
chuck body
tightening nut
fastening nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29171395A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Yanase
貞幸 簗瀬
Satoru Kariya
悟 刈谷
Yasuo Kato
泰男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKURA KOGU SEISAKUSHO KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
TAKURA KOGU SEISAKUSHO KK
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKURA KOGU SEISAKUSHO KK, Toyota Motor Corp filed Critical TAKURA KOGU SEISAKUSHO KK
Priority to JP29171395A priority Critical patent/JPH09108918A/ja
Publication of JPH09108918A publication Critical patent/JPH09108918A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付ナットの少ない回転数でコレットを大き
く移動させ、チャッキングの作業性の改善を図る。 【解決手段】 コレット14のテーパ部13を嵌合させるテ
ーパ孔11を有するチャック本体12の外周にねじ部27を設
け、コレット14の基端側平行部22の外周に前記ねじ部27
とはねじ山の向きを逆にするねじ部28を設け、締付ナッ
ト15を前記ねじ部27および28にそれぞれ螺合させると共
に、コレット14を回り止め部材26によりチャック本体12
に対して回り止めする。チャック本体12に対して締付ナ
ット15をねじ締めまたはねじ緩めると、コレット14が締
付ナット15に対してその移動方向へ移動し、結果とし
て、チャック本体12に対する締付ナット15の移動量と締
付ナット15に対するコレット14の移動量とを加算した値
だけ、チャック本体12に対してコレット14が移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具またはワーク
をチャッキングするためのコレットチャック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コレットチャック装置としては、図3に
示すように、先端部にテーパ孔1を有するチャック本体
2と、このチャック本体2のテーパ孔1に嵌合されるテ
ーパ部3を有するコレット4と、コレット4をチャック
本体2のテーパ孔1に押込むための締付ナット5とを備
えたものがある。締付ナット5は、チャック本体2の外
周に形成したねじ部(雄ねじ)6に螺合可能な雌ねじ7
を内周に有すると共に、その一端側内周にコレット4の
外周に形成した環状突起8に当接可能な円環状の爪部9
を有している。このようなコレットチャック装置では、
チャック本体2に締付ナット5を締込むことによりコレ
ット4は、締付ナット5の爪部9に押されてチャック本
体2の奥側へ移動し、前記テーパ孔1内に押込まれてそ
の径を縮めて、この中に挿入された工具のシャンクまた
はワーク(図示略)の外径をチャッキングする。なお、
実開昭56−142901号公報には、これと類似のコ
レットチャック装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコレットチャック装置によれば、小さな回転力
で大きなチャッキング力が得られるように締付ナット5
の雌ねじ7を比較的小さなねじピッチに設定しており、
このため、工具やワークをチャッキング、アンチャッキ
ングする際、締付ナット5を多数回回転さなければなら
ず、作業性が悪くて生産性を高める上での大きな障害に
なっていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その課題とするところは、締付ナットの少
ない回転数でコレットを大きく移動させ、もってチャッ
キングの作業性の改善を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、先端部にテーパ孔を有するチャック本体
と、該チャック本体のテーパ孔に嵌合されるテーパ部を
有するコレットと、該コレットを前記チャック本体のテ
ーパ孔に押込むための締付ナットとを備え、前記締付ナ
ットは、前記チャック本体の外周に形成したねじ部に螺
合可能な第1のねじと前記コレットの外周に形成したね
じ部に螺合可能な第2のねじとを有し、前記第1のねじ
と第2のねじとは、ねじ山の巻き方向が相互に逆向きと
されている構成としたことを特徴とする。
【0006】このように構成したコレットチャック装置
においては、締付ナットを回してチャック本体に対して
ねじ締めまたはねじ緩めると、締付ナットの第2のねじ
の回転によりコレットが締付ナットに対してその移動方
向へ移動し、結果として、チャック本体に対するコレッ
トの移動量は、チャック本体に対する締付ナットの移動
量と締付ナットに対するコレットの移動量とを加算した
値となり、締付ナットの回転数の割にコレットが大きく
移動することになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0008】図1および2は、本発明にかゝるコレット
チャック装置を示したもので、先端部にテーパ孔11を
有する筒状のチャック本体12と、このチャック本体1
2のテーパ孔11に嵌合されるテーパ部13を有するコ
レット14と、コレット14をチャック本体12のテー
パ孔11に押込むための締付ナット15とから概略構成
されている。本コレットチャック装置は工具ホルダとし
て用いられるもので、チャック本体12は、その先端部
に摺動自在に外嵌した取付部材16を用いて工作機械の
スピンドル(図示略)に脱着自在に取付けられるように
なっている。
【0009】チャック本体12の後端側内部には、前記
コレット14を通して挿入された工具Tのシャンク部の
後端を受ける受け部材17とこの受け部材17の位置を
調整する調整部材18とが内装されている。調整部材1
8は、チャック本体12の内周に形成した雌ねじ部12
aに螺合されており、その後端に設けたソケット部18
aに係合させた回螺用治具(図示略)にて回転させられ
ることによりチャック本体12内を螺進退し、受け部材
17の後退位置を規制する。また、チャック本体12に
は軸方向に延ばして長孔19が形成されると共に、この
長孔19には受部材17に先端部を嵌入させたピン20
が挿入されており、受け部材17は、この長孔19内に
おけるピン20の移動範囲内で軸方向へ移動できるよう
になっている。
【0010】コレット14は、そのテーパ部13に続く
基端側が軸と平行に延びる内・外周面を有する平行部2
2とされている。コレット14のテーパ部13は、平行
部22との連接部分から軸方向へ延ばして先端に開通さ
せた複数のスリット23により周方向に複数分割されて
いる。コレット14のテーパ部13は、チャック本体1
2のテーパ孔11内に押し込まれることによりその径を
縮小させ、この中に挿入された工具Tのシャンク部をチ
ャッキングする。コレット14のテーパ部13には、軸
方向に延ばして長溝24が形成されており、この長溝2
4にはチャック本体12に形成した半径方向孔25に挿
入したピン26の先端部が嵌入されている。前記ピン2
6は、チャック本体12に対するコレット14の回転を
規制する回り止め手段として機能し、これによりコレッ
ト14は、長溝24内におけるピン26の移動範囲内で
チャック本体12に対する軸方向の移動のみが許容され
るようになる。なお、コレット14の平行部22の内径
はコレット14への工具Tの入口部として提供される
が、その内径は、従来のコレット4(図3)の内径より
もわずかの距離2δだけ大きく設定されている。
【0011】しかして、チャック本体12の先端部の外
周にはねじ部27が、コレット14の平行部22の外周
にはねじ部28がそれぞれ形成されている。チャック本
体12のねじ部27とコレット14のねじ部28とは、
ねじ山の巻き方向が相互に逆向きとされ、ここではねじ
部27は右ねじとして、ねじ部28は左ねじとして構成
されている。一方、締付ナット15は、その先端部内周
に前記チャック本体12のねじ部27と螺合可能な第1
のねじ29を、その基端部の内周に前記コレット14の
ねじ部28と螺合可能な第2のねじ30をそれぞれ設け
ている。なお、締付ナット15は、これとチャック本体
12との間に介装したボール31によりチャック本体1
2からの抜けが規制されているが、このボール31は締
付ナット15の内周面に軸方向に延ばして形成した長溝
32内に納められている。また、締付ナット15の前端
と前記取付部材16との間には、取付部材16を常時は
チャック本体12の奥側へ付勢するばね33が介装され
ている。
【0012】上記のように構成したコレットチャック装
置においては、コレット14を通してチャック本体12
内に工具Tを挿入し、そのシャンク部の後端を受け部材
17に当接させた状態とした後、締付ナット15を右方
向に回転させる。すると、締付ナット15は、その第1
のねじ29とチャック本体12のねじ部27との右ねじ
の螺合によりチャック本体12に次第に締込まれ、図の
左方向へ移動する。一方、締付ナット15の第2のねじ
30とコレット14のねじ部28とは左ねじの状態で螺
合され、かつコレット14はピン20により回り止めさ
れているので、前記したように締付ナット15が右回転
すると、コレット14が締付ナット15に対してその締
付方向(チャック本体12の奥側)へ移動する。
【0013】すなわち、チャック本体12に対するコレ
ット14の移動量Sは、チャック本体12に対する締付
ナット15の移動量S1 と締付ナット15に対するコレ
ット14の移動量S2 とを加算した値(S=S1 +S
2 )となり、この結果、締付ナット15の回転数の割に
コレット14が大きく移動することになる。そして、こ
のコレット14の移動により、コレット14のテーパ部
13がチャック本体12のテーパ孔11内に押し込まれ
てコレット14は縮径し、工具Tはコレット14により
そのシャンク部が強固に把持される。工具Tを取外す時
は、締付ナット15を左回転させて緩めるが、この左回
転に応じてコレット14が締付ナット15に対してその
ねじ緩め方向へ移動し、前記したと同様に締付ナット1
5の回転数の割にコレット14が大きく移動して、工具
Tの取外しは簡単となる。
【0014】上記のように構成したコレットチャック装
置においては、コレット14の平行部22の外径を締付
ナット15(第2のねじ30)にて拘束しているので、
コレット14および締付ナット15の加工誤差等により
工具Tが心ずれを起こし、チャッキング精度が悪化する
虞があるが、本実施の形態では、コレット14の平行部
22の内径を、従来のコレット4(図3)の内径よりも
わずかの距離2δだけ大きく設定しているので、この内
径余裕で前記加工誤差を吸収することができ、チャッキ
ング精度の悪化は未然に防止される。
【0015】なお、コレットとしては、上記テーパ部1
3のスリット23に加えて、平行部22にその基端から
スリットを入れたものもあり、このようなコレットを用
いる場合は、平行部22もわずか拡縮径するので、上記
したように平行部22の内径を大きくする必要はなくな
る。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかゝるコ
レットチャック装置によれば、締付ナットをチャック本
体とコレットとの双方に逆ねじで螺合させるだけの簡単
な構成で、締付ナットの回転数の割にコレットを大きく
移動させることができ、工具やワークをチャッキング、
アンチャッキングする際の作業性が著しく向上し、生産
性の向上に大きく寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるコレットチャック装置の要部構
造を示す断面図である。
【図2】本コレットチャック装置の全体構造を示す断面
図である。
【図3】従来のコレットチャック装置の要部構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
11 テーパ孔 12 チャック本体 13 テーパ部 14 コレット 15 締付ナット 26 回り止め用ピン 27 チャック本体のねじ部 28 コレットのねじ部 29 第1のねじ 30 第2のねじ T 工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 泰男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にテーパ孔を有するチャック本体
    と、該チャック本体のテーパ孔に嵌合されるテーパ部を
    有するコレットと、該コレットを前記チャック本体のテ
    ーパ孔に押込むための締付ナットとを備え、前記締付ナ
    ットは、前記チャック本体の外周に形成したねじ部に螺
    合可能な第1のねじと前記コレットの外周に形成したね
    じ部に螺合可能な第2のねじとを有し、前記第1のねじ
    と第2のねじとは、ねじ山の巻き方向が相互に逆向きと
    されていることを特徴とするコレットチャック装置。
JP29171395A 1995-10-13 1995-10-13 コレットチャック装置 Pending JPH09108918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29171395A JPH09108918A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 コレットチャック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29171395A JPH09108918A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 コレットチャック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09108918A true JPH09108918A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17772441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29171395A Pending JPH09108918A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 コレットチャック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09108918A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500514A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー アクチュエータレバー、コレットおよびコレット取り出し部材
JP2019206055A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 トヨタ自動車株式会社 工具ホルダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500514A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー アクチュエータレバー、コレットおよびコレット取り出し部材
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