JPH09108541A - 焼却炉排ガスの処理方法 - Google Patents
焼却炉排ガスの処理方法Info
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- JPH09108541A JPH09108541A JP7268374A JP26837495A JPH09108541A JP H09108541 A JPH09108541 A JP H09108541A JP 7268374 A JP7268374 A JP 7268374A JP 26837495 A JP26837495 A JP 26837495A JP H09108541 A JPH09108541 A JP H09108541A
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- powder
- incinerator
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- harmful substance
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼却炉排ガス中に有害物質除去剤を添加した
後、バグフィルタを通して処理することにより、バグフ
ィルタの目詰りを防止して、有害物質を効率的に除去す
る。 【解決手段】 有害物質除去剤として、珪藻土、ゼオラ
イト、活性白土、酸性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウ
ム、発泡セラミックス粉砕物、タールミスト又はパーラ
イト粉砕物の第１の粉末１００重量部と、活性炭、活性
コークス、褐炭−平炉コークス、又は珪酸ゲルの第２の
粉末１０〜５０重量部とを混合した混合粉末をごみ１ｔ
に対し１〜２０ｋｇの割合で添加する。
後、バグフィルタを通して処理することにより、バグフ
ィルタの目詰りを防止して、有害物質を効率的に除去す
る。 【解決手段】 有害物質除去剤として、珪藻土、ゼオラ
イト、活性白土、酸性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウ
ム、発泡セラミックス粉砕物、タールミスト又はパーラ
イト粉砕物の第１の粉末１００重量部と、活性炭、活性
コークス、褐炭−平炉コークス、又は珪酸ゲルの第２の
粉末１０〜５０重量部とを混合した混合粉末をごみ１ｔ
に対し１〜２０ｋｇの割合で添加する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は焼却炉排ガスの処理
方法に係り、特に、ごみ焼却プラント等から発生する排
ガスに有害物質除去剤を添加した後、バグフィルタを通
して集塵することにより、清浄なガスを大気中に放出す
る焼却炉排ガスの処理方法において、排ガス中の有害物
質、特に、有機塩素化合物及び重金属類を効率的に除去
すると共に、バグフィルタの目詰りを防止して、長期に
亘り安定かつ効率的な処理を行う方法に関する。
方法に係り、特に、ごみ焼却プラント等から発生する排
ガスに有害物質除去剤を添加した後、バグフィルタを通
して集塵することにより、清浄なガスを大気中に放出す
る焼却炉排ガスの処理方法において、排ガス中の有害物
質、特に、有機塩素化合物及び重金属類を効率的に除去
すると共に、バグフィルタの目詰りを防止して、長期に
亘り安定かつ効率的な処理を行う方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ごみ焼却プラント等から発生する排ガス
中には、有害物質として、ダイオキシン、ヘキサクロロ
ベンゾール等の有機塩素化合物や水銀等の有害重金属が
含有されている。従来、このような有害物質を含有する
排ガスを処理して大気放出可能な清浄なガスにする方法
としては、次のような方法がある。
中には、有害物質として、ダイオキシン、ヘキサクロロ
ベンゾール等の有機塩素化合物や水銀等の有害重金属が
含有されている。従来、このような有害物質を含有する
排ガスを処理して大気放出可能な清浄なガスにする方法
としては、次のような方法がある。
【０００３】 粉末消石灰を燃焼排ガスラインの排ガ
スに直接噴霧し、排ガス中の有害物質と反応させ、下流
に設けたバグフィルタで捕集する。
スに直接噴霧し、排ガス中の有害物質と反応させ、下流
に設けたバグフィルタで捕集する。
【０００４】 粉末消石灰と粉末活性炭を燃焼排ガス
ラインの排ガスに直接噴霧し、排ガス中の有害物質を粉
末消石灰と反応させると共に、粉末活性炭に吸着させ、
下流に設けたバグフィルタで捕集する。
ラインの排ガスに直接噴霧し、排ガス中の有害物質を粉
末消石灰と反応させると共に、粉末活性炭に吸着させ、
下流に設けたバグフィルタで捕集する。
【０００５】 粉末消石灰を燃焼排ガスラインの排ガ
スに直接噴霧し、排ガス中の有害物質と反応させ、下流
に設けたバグフィルタで捕集した後、活性炭移動層や活
性炭充填層等を設けた活性炭吸着装置で有害物質を吸着
除去する。
スに直接噴霧し、排ガス中の有害物質と反応させ、下流
に設けたバグフィルタで捕集した後、活性炭移動層や活
性炭充填層等を設けた活性炭吸着装置で有害物質を吸着
除去する。
【０００６】なお、バグフィルタでダストを捕集する場
合、長時間運転するとフィルタの目詰りにより圧損が上
昇して運転不能となるため、上記いずれの方法において
も、フィルタの通気抵抗を低減させ、目詰りを防止し、
フィルタに付着したダストの払い落としを容易にするた
めに、燃焼排ガスラインには珪藻土、ゼオライト等の濾
過助剤（プレコート剤）が別途添加されている。
合、長時間運転するとフィルタの目詰りにより圧損が上
昇して運転不能となるため、上記いずれの方法において
も、フィルタの通気抵抗を低減させ、目詰りを防止し、
フィルタに付着したダストの払い落としを容易にするた
めに、燃焼排ガスラインには珪藻土、ゼオライト等の濾
過助剤（プレコート剤）が別途添加されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の焼却炉排ガ
スの処理方法では、濾過助剤の添加装置の他に、別途、
粉末活性炭等の噴霧装置又は活性炭吸着装置を必要とす
るという不具合がある。また、有害物質の除去効率及び
バグフィルタの目詰り防止効果は必ずしも十分ではな
く、より一層の改善が望まれている。
スの処理方法では、濾過助剤の添加装置の他に、別途、
粉末活性炭等の噴霧装置又は活性炭吸着装置を必要とす
るという不具合がある。また、有害物質の除去効率及び
バグフィルタの目詰り防止効果は必ずしも十分ではな
く、より一層の改善が望まれている。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解消し、排ガ
ス中の有機塩素化合物や重金属類等の有害物質を効率的
に除去すると共に、バグフィルタの目詰りを防止して、
長期に亘り安定かつ効率的な処理を行うことができる焼
却炉排ガスの処理方法を提供することを目的とする。
ス中の有機塩素化合物や重金属類等の有害物質を効率的
に除去すると共に、バグフィルタの目詰りを防止して、
長期に亘り安定かつ効率的な処理を行うことができる焼
却炉排ガスの処理方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の焼却炉排ガスの
処理方法は、ごみ焼却炉から排出される排ガス中に有害
物質除去剤を添加した後、バグフィルタを通して該排ガ
スを処理する焼却炉排ガスの処理方法において、該有害
物質除去剤として、珪藻土、ゼオライト、活性白土、酸
性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウム、発泡セラミック
ス粉砕物、タールミスト及びパーライト粉砕物よりなる
群から選ばれる１種又は２種以上の第１の粉末と、活性
炭、活性コークス、褐炭−平炉コークス、及び珪酸ゲル
よりなる群から選ばれる１種又は２種以上の第２の粉末
とを、第１の粉末１００重量部に対し第２の粉末１０〜
５０重量部の割合で混合したものを用い、この混合粉末
を焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対し１〜２０ｋｇの割
合で添加することを特徴とする。
処理方法は、ごみ焼却炉から排出される排ガス中に有害
物質除去剤を添加した後、バグフィルタを通して該排ガ
スを処理する焼却炉排ガスの処理方法において、該有害
物質除去剤として、珪藻土、ゼオライト、活性白土、酸
性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウム、発泡セラミック
ス粉砕物、タールミスト及びパーライト粉砕物よりなる
群から選ばれる１種又は２種以上の第１の粉末と、活性
炭、活性コークス、褐炭−平炉コークス、及び珪酸ゲル
よりなる群から選ばれる１種又は２種以上の第２の粉末
とを、第１の粉末１００重量部に対し第２の粉末１０〜
５０重量部の割合で混合したものを用い、この混合粉末
を焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対し１〜２０ｋｇの割
合で添加することを特徴とする。
【００１０】本発明では、バグフィルタの通気抵抗を低
減して目詰りを防止する濾過助剤としての第１の粉末
と、有害物質の吸着除去に有効な第２の粉末とを予め混
合して排ガスに添加するため、従来の如く、別途活性炭
の吸着装置や活性炭噴霧装置を設けることなく、処理す
ることができる。
減して目詰りを防止する濾過助剤としての第１の粉末
と、有害物質の吸着除去に有効な第２の粉末とを予め混
合して排ガスに添加するため、従来の如く、別途活性炭
の吸着装置や活性炭噴霧装置を設けることなく、処理す
ることができる。
【００１１】この第１の粉末と第２の粉末とを所定割合
で混合して得られる混合粉末は、両粉末の混合による相
乗効果で極めて良好な有害物質除去効果及びバグフィル
タの目詰り防止効果を得ることができ、結果として、有
害物質除去剤の添加量の低減を図ることも可能となる。
で混合して得られる混合粉末は、両粉末の混合による相
乗効果で極めて良好な有害物質除去効果及びバグフィル
タの目詰り防止効果を得ることができ、結果として、有
害物質除去剤の添加量の低減を図ることも可能となる。
【００１２】即ち、第１の粉末と第２の粉末とを混合し
てなる混合粉末は、排ガスをバグフィルタで集塵する
際、排ガスの流れでバグフィルタの濾布の表面に堆積層
を形成するが、この堆積層は、有害物質を吸着する第２
の粉末及び濾過助剤としての第１の粉末が排ガス中のダ
スト等と共に均一に分散した層となるため、第１の粉末
による目詰り防止効果と第２の粉末による有害物質除去
効果が有効に発揮される。
てなる混合粉末は、排ガスをバグフィルタで集塵する
際、排ガスの流れでバグフィルタの濾布の表面に堆積層
を形成するが、この堆積層は、有害物質を吸着する第２
の粉末及び濾過助剤としての第１の粉末が排ガス中のダ
スト等と共に均一に分散した層となるため、第１の粉末
による目詰り防止効果と第２の粉末による有害物質除去
効果が有効に発揮される。
【００１３】本発明においては、更に、消石灰粉末をご
み１ｔに対し１０〜５０ｋｇの割合で添加して有害物質
と反応させることにより、一層良好な効果を得ることが
できる。
み１ｔに対し１０〜５０ｋｇの割合で添加して有害物質
と反応させることにより、一層良好な効果を得ることが
できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【００１５】本発明においては、焼却炉排ガスに有害物
質除去剤を添加してバグフィルタで集塵処理するに当
り、有害物質除去剤とて、珪藻土、ゼオライト、活性白
土、酸性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウム、発泡セラ
ミックス粉砕物、タールミスト及びパーライト粉砕物
（黒曜石、真珠岩等の天然ガラスを発泡させて粉砕した
もの）よりなる群から選ばれる１種又は２種以上の第１
の粉末と、活性炭、活性コークス、褐炭−平炉コーク
ス、及び珪酸ゲルよりなる群から選ばれる１種又は２種
以上の第２の粉末とを、予め所定割合で混合したものを
用いる。
質除去剤を添加してバグフィルタで集塵処理するに当
り、有害物質除去剤とて、珪藻土、ゼオライト、活性白
土、酸性白土、焼成廃白土、珪酸カルシウム、発泡セラ
ミックス粉砕物、タールミスト及びパーライト粉砕物
（黒曜石、真珠岩等の天然ガラスを発泡させて粉砕した
もの）よりなる群から選ばれる１種又は２種以上の第１
の粉末と、活性炭、活性コークス、褐炭−平炉コーク
ス、及び珪酸ゲルよりなる群から選ばれる１種又は２種
以上の第２の粉末とを、予め所定割合で混合したものを
用いる。
【００１６】本発明において、上記第１の粉末に対する
第２の粉末の混合割合が少な過ぎると、第２の粉末によ
る有害物質除去効果が十分に得られず、逆に多過ぎると
相対的に第１の粉末の割合が減って、第１の粉末による
目詰り防止効果が十分に得られない。従って、本発明に
おいて、第１の粉末と第２の粉末との混合割合は、第１
の粉末１００重量部に対して第２の粉末１０〜５０重量
部とする。
第２の粉末の混合割合が少な過ぎると、第２の粉末によ
る有害物質除去効果が十分に得られず、逆に多過ぎると
相対的に第１の粉末の割合が減って、第１の粉末による
目詰り防止効果が十分に得られない。従って、本発明に
おいて、第１の粉末と第２の粉末との混合割合は、第１
の粉末１００重量部に対して第２の粉末１０〜５０重量
部とする。
【００１７】この混合粉末は、混合装置にて十分に均一
に混合して製造するのが好ましい。
に混合して製造するのが好ましい。
【００１８】本発明においては、このような混合粉末を
焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対して１〜２０ｋｇの割
合で添加する。この混合粉末の添加割合が１ｋｇ未満で
は十分な処理効果が得られず、２０ｋｇを超えると、コ
スト高であると共に、バグフィルタの負荷が過大にな
る。
焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対して１〜２０ｋｇの割
合で添加する。この混合粉末の添加割合が１ｋｇ未満で
は十分な処理効果が得られず、２０ｋｇを超えると、コ
スト高であると共に、バグフィルタの負荷が過大にな
る。
【００１９】本発明においては、更に消石灰粉末をごみ
１ｔに対して１０〜５０ｋｇの割合で添加することが好
ましく、このような割合で消石灰粉末を添加することに
より、有害物質をさらに十分に除去できる。
１ｔに対して１０〜５０ｋｇの割合で添加することが好
ましく、このような割合で消石灰粉末を添加することに
より、有害物質をさらに十分に除去できる。
【００２０】本発明の方法においては、従来の排ガス処
理系統において、濾過助剤の添加箇所に上記混合粉末を
添加すること以外は、従来法と同様に実施することがで
きる。
理系統において、濾過助剤の添加箇所に上記混合粉末を
添加すること以外は、従来法と同様に実施することがで
きる。
【００２１】なお、本発明において、第１の粉末と第２
の粉末との好適な組み合せは下記表の通りである。
の粉末との好適な組み合せは下記表の通りである。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【００２４】実施例１〜１１，比較例１〜７ 表２〜６に示す設備のごみ焼却炉から排出された排ガス
を、ボイラで熱交換して温度調整した後、消石灰粉末
と、表２〜６に示す混合粉末（ただし、比較例１，２で
は、第１の粉末又は第２の粉末のみ）とを、排ガスに対
して表２〜６に示す割合で添加し、バグフィルタで集塵
した。バグフィルタの入口ガス及び出口ガス中のダス
ト、塩化水素ガス、水銀及びダイオキシンの濃度をそれ
ぞれ測定し、除去率を求め、結果を表２〜６に示した。
を、ボイラで熱交換して温度調整した後、消石灰粉末
と、表２〜６に示す混合粉末（ただし、比較例１，２で
は、第１の粉末又は第２の粉末のみ）とを、排ガスに対
して表２〜６に示す割合で添加し、バグフィルタで集塵
した。バグフィルタの入口ガス及び出口ガス中のダス
ト、塩化水素ガス、水銀及びダイオキシンの濃度をそれ
ぞれ測定し、除去率を求め、結果を表２〜６に示した。
【００２５】また、バグフィルタは圧気により予めセッ
トされたプログラムタイマーで払い落としが行われる。
しかし、ダストの払い落としが悪いと、長時間運転によ
ってバグの圧損が次第に上昇し、連続運転ができなくな
る。そこで、バグフィルタの目詰り状況としてバグフィ
ルタの圧力損失を調べ、結果を表２〜６に示した。
トされたプログラムタイマーで払い落としが行われる。
しかし、ダストの払い落としが悪いと、長時間運転によ
ってバグの圧損が次第に上昇し、連続運転ができなくな
る。そこで、バグフィルタの目詰り状況としてバグフィ
ルタの圧力損失を調べ、結果を表２〜６に示した。
【００２６】なお、表２〜６において、設備Ｉ〜VII の
詳細は次の通りである。
詳細は次の通りである。
【００２７】設備Ｉ ストーカー式 ６ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝３２，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ バグフィルタ入口温度＝２１０℃ 設備II ストーカー式 ２．５ｔ／ｈｒ 排ガス風量＝３５，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ スプレードライヤー付・バグフィルタ入口温度＝１６０
℃ 設備III ストーカー式 １１ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝３０，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ スプレードライヤー、スクラバー付・バグフィルタ入口
温度＝１６５℃ 設備IV ストーカー式 １２．５ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝６５，７００Ｎｍ3 ／ｈｒ バグフィルタ入口温度＝１９０〜２１０℃ 設備Ｖ ストーカー式 ９．５ｔ／ｈｒ×７基 排ガス風量＝５０，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ バグフィルタ入口温度＝１３５℃ 設備ＶＩ ストーカー式 ３．５ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝７５，０００Ｎｍ３ ／ｈｒ スプレードライヤー付・バグフィルタ入口温度＝１６０
℃ 設備VII ストーカー式 ２ｔ／ｈｒ 排ガス風量＝３８，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ スクラバー付・バグフィルタ入口温度＝１７０℃
℃ 設備III ストーカー式 １１ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝３０，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ スプレードライヤー、スクラバー付・バグフィルタ入口
温度＝１６５℃ 設備IV ストーカー式 １２．５ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝６５，７００Ｎｍ3 ／ｈｒ バグフィルタ入口温度＝１９０〜２１０℃ 設備Ｖ ストーカー式 ９．５ｔ／ｈｒ×７基 排ガス風量＝５０，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ バグフィルタ入口温度＝１３５℃ 設備ＶＩ ストーカー式 ３．５ｔ／ｈｒ×２基 排ガス風量＝７５，０００Ｎｍ３ ／ｈｒ スプレードライヤー付・バグフィルタ入口温度＝１６０
℃ 設備VII ストーカー式 ２ｔ／ｈｒ 排ガス風量＝３８，０００Ｎｍ3 ／ｈｒ スクラバー付・バグフィルタ入口温度＝１７０℃
【００２８】
【表２】
【００２９】
【表３】
【００３０】
【表４】
【００３１】
【表５】
【００３２】
【表６】
【００３３】比較例７ 実施例１において、第１の粉末と第２粉末とを予め混合
することなく、各々別々に異なる噴霧装置で添加したこ
と以外は同様に処理して、有害物質の除去効率及び圧力
損失を調べ、結果を表６に示した。
することなく、各々別々に異なる噴霧装置で添加したこ
と以外は同様に処理して、有害物質の除去効率及び圧力
損失を調べ、結果を表６に示した。
【００３４】表２〜６より、本発明に従って、第１の粉
末と第２の粉末とを予め混合してなる混合粉末を用いる
ことにより、有害物質を効率的に除去できると共に、長
期に亘り、バグフィルタの目詰りを起こすことなく連続
運転が可能であることがわかる。
末と第２の粉末とを予め混合してなる混合粉末を用いる
ことにより、有害物質を効率的に除去できると共に、長
期に亘り、バグフィルタの目詰りを起こすことなく連続
運転が可能であることがわかる。
【００３５】これに対して、第１の粉末のみを添加した
比較例１では、有害物質の除去効率が悪い。一方、第２
の粉末のみを添加した比較例２では、バグフィルタの目
詰りのために、バグフィルタの圧力損失が上昇し、連続
運転可能な期間が短い。また、第１の粉末と第２の粉末
とを混合した混合粉末を用いた場合でも、その割合が本
発明の範囲外の比較例３，４では、有害物質の除去効率
やバグフィルタの目詰り防止効果が十分ではない。更
に、混合粉末を用いた場合でもその添加量が過度に少な
い比較例５では十分な処理効果が得られず、添加量が過
度に多い比較例６ではバグフィルタの圧損が早期に上昇
した。また、第１の粉末と第２の粉末とを別々に添加し
た比較例７でも、同様にバグフィルタの圧損が早期に上
昇した。
比較例１では、有害物質の除去効率が悪い。一方、第２
の粉末のみを添加した比較例２では、バグフィルタの目
詰りのために、バグフィルタの圧力損失が上昇し、連続
運転可能な期間が短い。また、第１の粉末と第２の粉末
とを混合した混合粉末を用いた場合でも、その割合が本
発明の範囲外の比較例３，４では、有害物質の除去効率
やバグフィルタの目詰り防止効果が十分ではない。更
に、混合粉末を用いた場合でもその添加量が過度に少な
い比較例５では十分な処理効果が得られず、添加量が過
度に多い比較例６ではバグフィルタの圧損が早期に上昇
した。また、第１の粉末と第２の粉末とを別々に添加し
た比較例７でも、同様にバグフィルタの圧損が早期に上
昇した。
【００３６】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の焼却炉排ガ
スの処理方法によれば、排ガス中の有機塩素化合物や重
金属類等の有害物質を効率的に除去すると共に、バグフ
ィルタの目詰りを防止して、長期に亘り安定かつ効率的
な処理を行うことができる。
スの処理方法によれば、排ガス中の有機塩素化合物や重
金属類等の有害物質を効率的に除去すると共に、バグフ
ィルタの目詰りを防止して、長期に亘り安定かつ効率的
な処理を行うことができる。
【００３７】請求項２の方法によれば、より一層良好な
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 横田 誠一 東京都豊島区南大塚２丁目25番15号リクル ート新大塚ビル７階 菱光石灰工業株式会 社内 (72)発明者 田森 勝 東京都豊島区南大塚２丁目25番15号リクル ート新大塚ビル７階 菱光石灰工業株式会 社内 (72)発明者 松尾 隆憲 東京都豊島区南大塚２丁目25番15号リクル ート新大塚ビル７階 菱光石灰工業株式会 社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ごみ焼却炉から排出される排ガス中に有
害物質除去剤を添加した後、バグフィルタを通して該排
ガスを処理する焼却炉排ガスの処理方法において、 該有害物質除去剤として、 珪藻土、ゼオライト、活性白土、酸性白土、焼成廃白
土、珪酸カルシウム、発泡セラミックス粉砕物、タール
ミスト及びパーライト粉砕物よりなる群から選ばれる１
種又は２種以上の第１の粉末と、 活性炭、活性コークス、褐炭−平炉コークス、及び珪酸
ゲルよりなる群から選ばれる１種又は２種以上の第２の
粉末とを、 第１の粉末１００重量部に対し第２の粉末１０〜５０重
量部の割合で混合したものを用い、 この混合粉末を焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対し１〜
２０ｋｇの割合で添加することを特徴とする焼却炉排ガ
スの処理方法。 - 【請求項２】 請求項１において、更に、消石灰粉末を
焼却炉で焼却されるごみ１ｔに対し１０〜５０ｋｇの割
合で添加することを特徴とする焼却炉排ガスの処理方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268374A JPH09108541A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268374A JPH09108541A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09108541A true JPH09108541A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17457613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7268374A Pending JPH09108541A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09108541A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11347343A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-21 | Walhalla Kalk Entwicklungs & Vertriebs Gmbh | 排ガス浄化用薬剤 |
| KR100342696B1 (ko) * | 1999-08-14 | 2002-07-04 | 정종현 | 산성가스처리용 칼슘계 흡수제 및 이의 제조방법 |
| JP2011116573A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Kotegawa Sangyo Kk | 消石灰、その製造方法および酸性ガス除去剤 |
| US8196533B2 (en) | 2008-10-27 | 2012-06-12 | Kentucky-Tennessee Clay Co. | Methods for operating a fluidized-bed reactor |
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-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268374A patent/JPH09108541A/ja active Pending
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