JPH09107803A - 育苗箱の隅部床土押圧装置 - Google Patents

育苗箱の隅部床土押圧装置

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JPH09107803A
JPH09107803A JP7296092A JP29609295A JPH09107803A JP H09107803 A JPH09107803 A JP H09107803A JP 7296092 A JP7296092 A JP 7296092A JP 29609295 A JP29609295 A JP 29609295A JP H09107803 A JPH09107803 A JP H09107803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall corner
rear wall
arm
front wall
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7296092A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ishikawa
浩一 石川
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
Application filed by Suzutec Co Ltd filed Critical Suzutec Co Ltd
Priority to JP7296092A priority Critical patent/JPH09107803A/ja
Publication of JPH09107803A publication Critical patent/JPH09107803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 後壁隅用アーム17に後壁隅部押圧体2
1を設ける。前壁隅用アーム30に前壁隅部押圧体32
を設ける。後壁隅用アーム17と前壁隅用アーム30と
は位置規制体33およびバネ36で連結する。フレーム
9側に回動規制孔28を形成し、回動規制孔28には前
記回動規制軸27を挿入した育苗箱の隅部床土押圧装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱の隅部床土押圧
装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開平7−123868号公報
には、育苗箱を横送する移送台の上方位置に、左右方向
の取付軸により取付け下部は斜め後方に傾斜する後壁隅
用アームと、該後壁隅用アームの下部に設けた育苗箱の
後壁の隅部を押圧する後壁隅部押圧体とを有し、前記後
壁隅用アームは、その上方回動を前記後壁隅部押圧体が
前記育苗箱内の床土上面には接触しないが育苗箱の前壁
の前面には衝突する待機位置で停止させ、その下方回動
を前記後壁隅部押圧体が最大押圧位置のとき停止するよ
うに構成した後壁隅部押圧装置を設けた構成について記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、押圧深
さを調節可能であるが、ねじでアームの回動を規制する
構成のため、誤ってねじを回してしまうことがあるとい
う課題がある。また、前記公知例は、育苗箱高さに合わ
せて調節できるが、押圧深さも調節するがあり面倒であ
るという課題がある。また、後壁の隅部を押圧するのみ
であり、前壁の隅部を押圧する装置も設けると、一層調
節が面倒になるという課題がある。後壁隅部押圧装置に
加え、前壁隅部押圧装置を設けても調節を容易にしたも
のである。
【0004】
【発明の目的】種々の育苗箱への対応、調節の容易化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、育苗箱2を横
送する移送台1の上方位置に、左右方向の取付軸18に
より取付け下部は斜め後方に傾斜する後壁隅用アーム1
7と、該後壁隅用アーム17の下部に設けた育苗箱2の
後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧体21とを有し、
前記後壁隅用アーム17は、その上方回動を前記後壁隅
部押圧体21が前記育苗箱2内の床土上面には接触しな
いが育苗箱2の前壁5の前面には衝突する待機位置で停
止させ、その下方回動を前記後壁隅部押圧体21が最大
押圧位置のとき停止するように構成した後壁隅部押圧装
置7を設け、前記後壁隅用アーム17の後部に、斜め後
方に傾斜し上部を軸31により取付けた前壁隅用アーム
30と、該前壁隅用アーム30の下部に設けられ育苗箱
2の前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧体32とを有
して構成した前壁隅部押圧装置8を設け、前記前壁隅用
アーム30に設けた係合軸35に位置規制体33の係合
長孔34を係合させ、該位置規制体33の端部を前記後
壁隅用アーム17に設けた下部軸22に軸止し、係合軸
35と下部軸22の間に間隔を狭くするバネ36を設
け、前記後壁隅用アーム17が育苗箱2の前進により回
動すると、前記前壁隅用アーム30も回動を開始するよ
うに構成し、前記後壁隅用アーム17には左右方向の回
動規制軸27を設け、該回動規制軸27は前記移送台1
に設けたフレーム9側に形成した回動規制孔28に挿通
し、該回動規制孔28は、その上側内周縁に前記回動規
制軸27が当接すると前記後壁隅部押圧体21を待機位
置とし、その下側内周縁に前記回動規制軸27が当接す
ると前記後壁隅部押圧体21の最大押圧位置となるよう
に、前記後壁隅用アーム17の回動を規制するように構
成した育苗箱の隅部床土押圧装置としたものである。本
発明は、前記移送台1の上方位置に固定したフレーム9
に該フレーム9に対して上下するようにリンク機構12
を介して左右一対の取付板11を設け、該取付板11に
前記後壁隅用アーム17および前記前壁隅用アーム30
を設け、高さ調節ダイヤル14によりフレーム9に対し
て後壁隅部押圧装置7および前壁隅部押圧装置8を上下
調節自在に構成し、前記回動規制孔28は前記取付板1
1に形成した育苗箱の隅部床土押圧装置としたものであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は移送台、2は育苗箱であり、移送台1は育苗箱2を
イ方向に移送する。3は育苗箱2を移送する移送ロール
である。前記移送台1には、育苗箱2の移送方向後側の
後壁4および前壁5の隅部の床土を押圧する隅部押圧装
置6を設ける。隅部押圧装置6は後壁4の隅部を押圧す
る後壁隅部押圧装置7と前壁5の隅部の床土を押圧する
前壁隅部押圧装置8とにより構成する。前記移送台1に
は、フレーム9の側板10の下端を固定し、前記側板1
0、10の前側上部の間にはフレーム9に対して上下す
る左右一対の取付板11をリンク機構12を介して夫々
取付け、フレーム9の天板13には高さ調節ダイヤル1
4を螺合させて設け、各高さ調節ダイヤル14の下端に
前記取付板11を夫々取付ける。15は指針であり、前
記側板10に設けた目盛り(図示省略)に合わせて高さ
調節する。前記後壁隅部押圧装置7は、左右一対の後壁
隅用アーム17の上部を左右方向の取付軸18に固定
し、取付軸18は前記取付板11に軸装する。後壁隅用
アーム17の下部には回転部材19の上部を下部取付軸
20により回転自在に軸着する。回転部材19の前面下
端には側面視L型形状の育苗箱2の後壁4の隅部を押圧
する後壁隅部押圧体21を取付位置上下変更自在に取付
ける。
【0007】前記回転部材19の下部には左右方向の下
部軸22を設け、該下部軸22にはバネ23の下端を係
止し、バネ23の上端は前記後壁隅用アーム17に設け
たピン24に係止し、バネ23は回転部材19を常時後
方に回動するように付勢させる。また、後壁隅用アーム
17の前記ピン24の下部にはストッパー25を設け、
回転部材19の後方回動を停止させる。前記下部軸22
は、前記下部取付軸20に対して所謂死点越えしないよ
うに配置する。後壁隅用アーム17の中間部には左右方
向の回動規制軸27を設け、回動規制軸27の両端はフ
レーム9の側板10に形成した回動規制孔28内に位置
させる。後壁隅用アーム17とフレーム9側との間には
バネ29を設け、後壁隅用アーム17を常時上方回動す
るように付勢する。したがって、後壁隅用アーム17
は、回動規制孔28の上側内周縁に回動規制軸27が係
合すると待機位置になり、回動規制孔28の下側内周縁
に回動規制軸27が係合すると最下方位置になる。
【0008】しかして、前記前壁隅部押圧装置8は、前
記左右の後壁隅用アーム17の外側に左右一対の前壁隅
用アーム30の上部を軸31により軸着し、前壁隅用ア
ーム30の下部には育苗箱2の前壁5の隅部を押圧する
前壁隅部押圧体32を取付ける。前記前壁隅部押圧体3
2は、左右方向の平板状に形成する。前記回転部材19
の左右両側の下部軸22には位置規制体33の下部をそ
れぞれ軸着し、位置規制体33の上部には位置規制体3
3の長さ方向に長い係合長孔34を形成し、係合長孔3
4は前記軸31近傍に設けた係合軸35を挿通して係合
させる。また、下部軸22と係合軸35の間にはバネ3
6を設ける。したがって、前壁隅用アーム30は、バネ
36により後壁隅用アーム17側に回動するように付勢
されるが、前記位置規制体33によりこの前壁隅用アー
ム30の回動を停止させて、前壁隅部押圧体32を、前
記後壁隅部押圧装置7の後壁隅部押圧体21の後側であ
って、育苗箱2の前壁5よりも上方に待機させる。ま
た、前壁隅用アーム30は、後壁隅用アーム17が回動
すると、バネ36に牽引されて回動し、後壁隅部押圧体
21と前壁隅部押圧体32の間の距離が育苗箱2の前壁
5および後壁4の厚みより大きくなると、係合軸35が
係合長孔34内を移動して、後壁隅部押圧体21と前壁
隅部押圧体32の間の間隔を広げる。
【0009】また、後壁隅部押圧体21は前壁5および
後壁4を乗越えるが、前壁隅部押圧体32はそのまま後
方回動する。しかして、隅部押圧装置6の前後側には、
前側案内ローラー40及び後側案内ローラー41を設け
る。前側案内ローラー40及び後側案内ローラー41は
左右方向の取付軸42、43に前記育苗箱2の側壁上面
に摺接して回転するように設ける。取付軸42は前側ア
ーム44の前端に軸装し、取付軸43は後側アーム45
の後端に軸装する。前側アーム44および後側アーム4
5はそれぞれ軸46、47によりフレーム9に軸着す
る。前側アーム44の後端および後側アーム45の前端
にはそれぞれ係合部48、49を設け、係合部48、4
9の上方には係合体50の横板係合部51を係合させ
る。係合体50は正面視L型形状に形成し、その屈曲部
分に前後方向の軸52を設け、軸52をフレーム9に回
転自在に軸装し、係合体50の縦板係合部53に調節ダ
イヤル54を当接させる。55はバネ、56はブラケッ
トである。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。本発明は以上の構成であ
り、移送台1に育苗箱2を供給すると、育苗箱2はイ方
向に移送され、移送中に上方の床土供給装置により床土
が供給される。この床土の供給は、多い目に供給して余
分のものを取り去るという方法のため、回転均平ブラシ
により床土の上面を均平し、回転均平ブラシにより均平
除去できない育苗箱2の後壁4および前壁5の隅部に溜
る余分な隅土を、隅部押圧装置6により押圧する。隅部
押圧装置6は後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧装置
7と前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧装置8とによ
り構成し、後壁隅部押圧装置7の後壁隅用アーム17は
回動規制軸27および回動規制孔28により上方回動が
規制され、後壁隅部押圧体21を育苗箱2内の床土上面
には接触しないが育苗箱2の後壁4と衝突する高さにて
待機する。この状態で、移送台1により育苗箱2を移送
すると、育苗箱2の前壁5が後壁隅部押圧体21の後面
に当接し、育苗箱2の前壁5の前進移動により後壁隅部
押圧体21を前進させる。
【0011】後壁隅部押圧体21と後壁隅用アーム17
との間にバネ23があるので、後壁隅部押圧体21の前
進により後壁隅用アーム17を取付軸18を中心に回動
させ、後壁隅用アーム17の下方回動により回動規制軸
27が回動規制孔28の下側内周縁に当接すると、後壁
隅用アーム17の下方回動は停止するが、後壁隅部押圧
体21は移動する育苗箱2により更に前進してバネ23
に抗して回転部材19を下部取付軸20を中心に上方回
動させ、後壁隅部押圧体21の下端が前壁5の上端まで
回動すると、前壁5が後壁隅部押圧体21の下方を通過
する。すると、後壁隅部押圧体21は回転部材19と共
にバネ23の弾力により下部取付軸20中心に回動し
て、回転部材19がストッパー25に当接して回動が停
止し、後壁隅用アーム17もバネ29の弾力により上方
回動し、回動規制軸27が回動規制孔28の上側内周縁
に当接して後壁隅用アーム17の回動が停止し、後壁隅
部押圧体21は床土上面の設定された高さに待機する。
【0012】次に、前記育苗箱2の前壁5が後壁隅部押
圧装置7の後壁隅部押圧体21の下方を通過して更に育
苗箱2が前進すると、実際は、このときに、前記前壁隅
部押圧装置8の前壁隅部押圧体32が前壁5の隅土を押
圧するが、説明上、先に後壁隅部押圧装置7の説明す
る。前壁5を乗り越えて床土上面の設定された高さに待
機中の後壁隅部押圧体21は後壁4の前面(内面)に当
接し、これにより前記したように後壁隅用アーム17を
下方回動させ、後壁隅用アーム17の下方回動により後
壁隅部押圧体21は前壁5の前面に摺接しながら床土に
対して下降することになって、後壁隅用アーム17が回
動規制軸27および回動規制孔28により停止するまで
回動すると、後壁隅部押圧体21は後壁4の隅土を最大
に押圧して平坦にし、次に前壁5を乗越えるのと同一の
作用によって後壁4を乗り越える。しかして、前壁隅部
押圧装置8の前壁隅用アーム30は、前壁隅用アーム3
0の係合軸35と回転部材19の下部軸22の間に係合
長孔34を有する位置規制体33を設け、係合軸35と
下部軸22の間にバネ36があるから、係合軸35が係
合長孔34の下側内周縁に当接して、前方回動を規制し
て、前壁隅用アーム30は位置規制体33により後壁隅
部押圧体21に対して所定間隔を置いて後側上方位置に
て待機する。
【0013】次に、後壁隅部押圧体21に育苗箱2が当
接して、後壁隅用アーム17を回動させると、下部軸2
2がバネ36を牽引し、バネ36は係合軸35を牽引
し、位置規制体33も回動しているので、前壁隅用アー
ム30は軸31中心に回動する。この場合、係合軸35
の回動半径は下部軸22の回動半径よりはるかに小さい
から、後壁隅部押圧体21が育苗箱2の前壁5により僅
かに前進するだけで、前壁隅部押圧体32は前壁5の内
側に密着するまで大きく回動する。即ち、後壁隅部押圧
体21は育苗箱2の移動速度と同じであるが、前壁隅部
押圧体32は育苗箱移動速度より早く回動して前壁隅部
押圧体32は前壁5の内側に密着する。次に、前壁隅用
アーム30の回動により前壁隅部押圧体32は下降して
前壁5の隅土を最大に押圧して平坦にし、後壁隅部押圧
体21が前壁5を乗越えて戻ると、前壁隅用アーム30
は位置規制体33により押されてもとの位置に復帰す
る。
【0014】しかして、最初の育苗箱2が通過すると、
後続の育苗箱2は隙間を開けずに移送されてくるので、
後壁隅部押圧体21が後壁4の隅土を押圧して平坦にし
ているときに、前壁隅部押圧体32は前壁5の隅土を押
圧して平坦にし、後壁隅部押圧体21は後壁4および前
壁5を一度に乗越える。この場合、最初の育苗箱2の前
壁5の隅土を前壁隅部押圧体32が押圧するとき、前壁
隅部押圧体32と後壁隅部押圧体21の間隔は、前壁5
の一枚の厚さと同じであるが、後続の育苗箱2が隙間を
開けずに移送されて来ると、前壁隅部押圧体32と後壁
隅部押圧体21の間隔は後壁4および前壁5の二枚の厚
さとなって広がるが、位置規制体33には係合長孔34
が形成されているから、後壁隅部押圧体21はバネ36
の弾力に抗して位置規制体33を前側に牽引する。した
がって、前壁隅部押圧体32と後壁隅部押圧体21の間
隔は、本来前壁5の一枚の厚さより狭く設定しておくの
で、最初の育苗箱2の前壁5のみの隅土の押圧および連
続移送されたときの押圧も可能であるばかりでなく、後
壁4および前壁5の厚さの相違する育苗箱2を使用して
も可能である。しかして、後壁隅部押圧装置7の後壁隅
用アーム17および前壁隅部押圧装置8の前壁隅用アー
ム30は、フレーム9にリンク機構12を介して取付け
た取付板11に軸装し、取付板11はフレーム9に対し
て高さ調節自在であるから、高さ調節ダイヤル14を回
転させると、取付板11が上下して後壁隅部押圧装置7
の前壁隅部押圧体32および前壁隅部押圧装置8の後壁
隅部押圧体21の高さを調節する。
【0015】この場合、後壁隅部押圧体21の下端が育
苗箱2の前壁5の上端と衝突するように、側面視、3mm
程度重合するように、取付板11を上下させる。する
と、後壁隅部押圧体21は確実に育苗箱2の前壁5の上
端に係合して前進し、これに伴って、前壁隅部押圧装置
8の前壁隅用アーム30も回動するから、後壁隅部押圧
装置7および前壁隅部押圧装置8の調節が一度ででき
る。そして、前記したように、後壁隅用アーム17の回
動は取付板11に設けた回動規制軸27と回動規制孔2
8により規制され、回動規制孔28は取付板11に形成
してあるから、高さ調節しても後壁隅部押圧体21の押
圧深さは変化せず、調節を簡素化する。また、後壁隅用
アーム17および前壁隅用アーム30の位置関係も変化
しないから、前壁隅部押圧装置8の調節も不要である。
しかして、後壁隅用アーム17の下方回動する範囲は回
動規制孔28により規制されるから、後壁隅部押圧体2
1の上下する幅は同じであるが、後壁隅部押圧体21の
下端と育苗箱2の前壁5の上端との重合幅を変化させる
と、後壁隅部押圧体21の下降量が変化することにな
り、押圧深さを変更することも可能になる。即ち、後壁
隅部押圧体21の下端と育苗箱2の前壁5の上端との重
合幅を変化させないように高さ調節すると、前記のよう
に押圧深さを変更しないが、後壁隅部押圧体21の下端
と育苗箱2の前壁5の上端との重合幅を変化させると、
押圧深さが変化し、例えば、同一深さの育苗箱2を使用
し、取付板11を5mm下げると、5mm深く押圧する。
【0016】したがって、後壁隅部押圧体21および前
壁隅部押圧体32の押圧深さは、後壁隅用アーム17の
上下の回動幅と一致し、これは回動規制孔28の直径と
一致するから、育苗箱2内に供給する床土の深さ(育苗
箱側壁19の上面からの掻き取り深さ)に合わせて、回
動規制孔28の直径を設定するが、少し大径に設定する
と、前記のように、押圧深さの変更も可能になる。この
場合、後壁隅用アーム17の下方回動および上方回動を
停止させるのは、後壁隅用アーム17に設けた回動規制
軸27と、フレーム9に設けた回動規制孔28であるの
で、構成が簡単で、確実に作用し、コストを低くする。
しかして、隅部押圧装置6の前後側には、前側案内ロー
ラー前側案内ローラー40及び後側案内ローラ後側案内
ローラー41を設けているから、調節ダイヤル54を正
転させると、縦板係合部53を押し、縦板係合部53は
軸52中心に回動し、係合体50の横板係合部51は下
動し、横板係合部51はバネ弾力に抗して前側アーム4
4および後側アーム45を押圧し、これにより前側アー
ム44および後側アーム45は回動して前側案内ローラ
ー40および後側案内ローラー41を上動させる。反対
に、調節ダイヤル54を逆転させると、調節ダイヤル5
4は縦板係合部53より離脱し、係合体50の横板係合
部51は上動して前側アーム44および後側アーム45
の押圧を解除し、これにより前側アーム44および後側
アーム45はバネ弾力により回動して前側案内ローラー
40および後側案内ローラー41は上動する。したがっ
て、前後の案内ローラー40、41を一度に調節可能で
ある。
【0017】
【効果】本発明は、育苗箱2を横送する移送台1の上方
位置に、左右方向の取付軸18により取付け下部は斜め
後方に傾斜する後壁隅用アーム17と、該後壁隅用アー
ム17の下部に設けた育苗箱2の後壁4の隅部を押圧す
る後壁隅部押圧体21とを有し、前記後壁隅用アーム1
7は、その上方回動を前記後壁隅部押圧体21が前記育
苗箱2内の床土上面には接触しないが育苗箱2の前壁5
の前面には衝突する待機位置で停止させ、その下方回動
を前記後壁隅部押圧体21が最大押圧位置のとき停止す
るように構成した後壁隅部押圧装置7を設け、前記後壁
隅用アーム17の後部に、斜め後方に傾斜し上部を軸3
1により取付けた前壁隅用アーム30と、該前壁隅用ア
ーム30の下部に設けられ育苗箱2の前壁5の隅部を押
圧する前壁隅部押圧体32とを有して構成した前壁隅部
押圧装置8を設け、前記前壁隅用アーム30に設けた係
合軸35に位置規制体33の係合長孔34を係合させ、
該位置規制体33の端部を前記後壁隅用アーム17に設
けた下部軸22に軸止し、係合軸35と下部軸22の間
に間隔を狭くするバネ36を設け、前記後壁隅用アーム
17が育苗箱2の前進により回動すると、前記前壁隅用
アーム30も回動を開始するように構成し、前記後壁隅
用アーム17には左右方向の回動規制軸27を設け、該
回動規制軸27は前記移送台1に設けたフレーム9側に
形成した回動規制孔28に挿通し、該回動規制孔28
は、その上側内周縁に前記回動規制軸27が当接すると
前記後壁隅部押圧体21を待機位置とし、その下側内周
縁に前記回動規制軸27が当接すると前記後壁隅部押圧
体21の最大押圧位置となるように、前記後壁隅用アー
ム17の回動を規制するように構成した育苗箱の隅部床
土押圧装置としたものであるから、後壁隅用アーム17
の回動を回動規制軸27と回動規制孔28により規制す
ることにより前壁隅用アーム30の回動も規制し、誤作
動を防止して確実に作動させ、後壁隅部押圧装置7およ
び前壁隅部押圧装置8の構成を簡素にして製造・組立を
容易にしてコストを削減する。また、フレーム9の外周
に種々のものを取付ける必要がないという効果を奏す
る。また、本発明は、前記移送台1の上方位置に固定し
たフレーム9に該フレーム9に対して上下するようにリ
ンク機構12を介して左右一対の取付板11を設け、該
取付板11に前記後壁隅用アーム17および前記前壁隅
用アーム30を設け、高さ調節ダイヤル14によりフレ
ーム9に対して後壁隅部押圧装置7および前壁隅部押圧
装置8を上下調節自在に構成し、前記回動規制孔28は
前記取付板11に形成した育苗箱の隅部床土押圧装置と
したものであるから、後壁隅部押圧装置7の後壁隅用ア
ーム17の回動により前壁隅部押圧装置8の前壁隅用ア
ーム30も回動するので、後壁隅部押圧装置7を調節す
ると、前壁隅部押圧装置8の調節もでき、調節が一度で
き、押圧深さを規制する回動規制孔28は取付板11に
形成してあるから、高さ調節しても後壁隅部押圧体21
の押圧深さは変化せず、調節を簡素化する。また、後壁
隅用アーム17および前壁隅用アーム30の位置関係も
変化しないから、前壁隅部押圧装置8の押圧深さも変化
せず、調節が頗る容易にできる効果を奏する。また、後
壁隅部押圧体21の下端と育苗箱2の前壁5の上端との
重合幅を変化させると、育苗箱2の深さに対する後壁隅
部押圧体21の下降量が変化することになり、押圧深さ
を変更することもできるという効果を奏する。したがっ
て、上下調節を容易にし、種々の育苗箱へ対応でき、ま
た、調節方法によっては、押圧深さも変更できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の縦断側面図。
【図2】 同正面図。
【図3】 後壁隅部押圧装置の作用状態図。
【図4】 同作用状態図。
【図5】 後壁隅部押圧体および前壁隅部押圧体の作用
状態図。
【図6】 後壁隅部押圧装置および前壁隅部押圧装置を
除いた状態の縦断側面図。
【図7】 案内ローラーの分解斜視図。
【符号の説明】
1…移送台、2…育苗箱、3…移送ロール、4…後壁、
5…前壁、6…隅部押圧装置、7…後壁隅部押圧装置、
8…前壁隅部押圧装置、9…フレーム、10…側板、1
1…取付板、12…リンク機構、13…天板、14…高
さ調節ダイヤル、17…アーム部、18…取付軸、19
…回転部材、20…下部取付軸、21…後壁隅部押圧
体、22…下部軸、23…バネ、24…ピン、25…ス
トッパー、27…回動規制軸、28…回動規制孔、29
…バネ、30…アーム、31…軸、32…前壁隅部押圧
体、33…位置規制体、34…係合長孔、35…係合
軸、36…バネ、40…前側案内ローラー、41…後側
案内ローラー、42…取付軸、43…取付軸、44…前
側アーム、45…後側アーム、46…軸、47…軸、4
8…係合部、49…係合部、50…係合体、51…横板
係合部、52…軸、53…縦板係合部、54…調節ダイ
ヤル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱2を横送する移送台1の上方位置
    に、左右方向の取付軸18により取付け下部は斜め後方
    に傾斜する後壁隅用アーム17と、該後壁隅用アーム1
    7の下部に設けた育苗箱2の後壁4の隅部を押圧する後
    壁隅部押圧体21とを有し、前記後壁隅用アーム17
    は、その上方回動を前記後壁隅部押圧体21が前記育苗
    箱2内の床土上面には接触しないが育苗箱2の前壁5の
    前面には衝突する待機位置で停止させ、その下方回動を
    前記後壁隅部押圧体21が最大押圧位置のとき停止する
    ように構成した後壁隅部押圧装置7を設け、前記後壁隅
    用アーム17の後部に、斜め後方に傾斜し上部を軸31
    により取付けた前壁隅用アーム30と、該前壁隅用アー
    ム30の下部に設けられ育苗箱2の前壁5の隅部を押圧
    する前壁隅部押圧体32とを有して構成した前壁隅部押
    圧装置8を設け、前記前壁隅用アーム30に設けた係合
    軸35に位置規制体33の係合長孔34を係合させ、該
    位置規制体33の端部を前記後壁隅用アーム17に設け
    た下部軸22に軸止し、係合軸35と下部軸22の間に
    間隔を狭くするバネ36を設け、前記後壁隅用アーム1
    7が育苗箱2の前進により回動すると、前記前壁隅用ア
    ーム30も回動を開始するように構成し、前記後壁隅用
    アーム17には左右方向の回動規制軸27を設け、該回
    動規制軸27は前記移送台1に設けたフレーム9側に形
    成した回動規制孔28に挿通し、該回動規制孔28は、
    その上側内周縁に前記回動規制軸27が当接すると前記
    後壁隅部押圧体21を待機位置とし、その下側内周縁に
    前記回動規制軸27が当接すると前記後壁隅部押圧体2
    1の最大押圧位置となるように、前記後壁隅用アーム1
    7の回動を規制するように構成した育苗箱の隅部床土押
    圧装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移送台1の上方
    位置に固定したフレーム9に該フレーム9に対して上下
    するようにリンク機構12を介して左右一対の取付板1
    1を設け、該取付板11に前記後壁隅用アーム17およ
    び前記前壁隅用アーム30を設け、高さ調節ダイヤル1
    4によりフレーム9に対して後壁隅部押圧装置7および
    前壁隅部押圧装置8を上下調節自在に構成し、前記回動
    規制孔28は前記取付板11に形成した育苗箱の隅部床
    土押圧装置。
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