JPH09107634A - 配電系統監視制御装置 - Google Patents

配電系統監視制御装置

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JPH09107634A
JPH09107634A JP28664395A JP28664395A JPH09107634A JP H09107634 A JPH09107634 A JP H09107634A JP 28664395 A JP28664395 A JP 28664395A JP 28664395 A JP28664395 A JP 28664395A JP H09107634 A JPH09107634 A JP H09107634A
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JP
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Application number
JP28664395A
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English (en)
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Akito Takahashi
昭人 高橋
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電系統の落雷を予測することにより停電を
最小に防ぎ、停電復旧時間を短縮するための配電系統監
視制御装置を提供する。 【解決手段】 配電系統監視制御装置1は、気象情報入
力手段2、雷雲発生情報保存手段3、落雷予測手段4の
機能実現手段と、雷雲発生情報ファイル5、配電系統図
ファイル6、配電系統設備ファイル7のデータファイル
により構成されている。気象情報入力手段2により読込
んだ雷雲発生場所、雷雲の進路方向、雷雲の速度の情報
を雷雲発生情報保存手段3により雷雲発生情報ファイル
5に保存する。配電系統図ファイル6と配電系統設備フ
ァイル7と前記雷雲発生情報ファイル5からのそれぞれ
のデータにより、落雷予測手段4は配電系統図上で落雷
範囲の予測をし表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電系統の落雷を
予測することにより停電を最小に防ぎ、停電復旧時間を
短縮するための配電系統監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配電系統監視に携わる操作員は、
雷雲の発生状況を把握するために気象情報装置の表示を
観察している。また、操作員は配電系統の監視制御によ
る運用において、雷雲の進路によって、配電系統図を追
っていき、落雷が発生したら、落雷による停電事故の範
囲を最小に防ぐため開閉器の入り切り操作による配電系
統の切り替え操作手順を作成し、系統切り替えをしてい
た。
【0003】かかる従来の配電系統監視制御装置におい
ては、その対応は事故発生後の復旧処置にすぎず、例え
ば、落雷事故発生後、事故区間を把握し開閉器の切り替
え操作手順を作成して事故復旧に努めていた。そのた
め、落雷による停電が頻繁に生じたり、停電復旧に長時
間を要していた。
【0004】
【発明が解決しようする課題】本発明は、従来の配電系
統監視制御の対応が事故発生後の復旧処置にあることに
よる不都合を解決するために、操作員がは配電系統上の
落雷範囲を予測することができ、雷発生により予め落雷
に対する事前の対応を可能にすることにより落雷に起因
する停電を最小に防ぎ、停電復旧時間を短縮するための
配電系統監視制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な配電系
統監視制御装置は、図1に示すように、気象情報入力手
段2、雷雲発生情報保存手段3、落雷予測手段4の機能
実現手段と、雷雲発生情報ファイル5、配電系統図ファ
イル6、配電系統設備ファイル7のデータファイルによ
り構成されている。
【0006】そして、配電系統監視制御装置は、前記落
雷予測手段4により前記配電系統図ファイル6と前記配
電系統設備ファイル7と前記雷雲発生情報ファイル5か
らのそれぞれのデータにより、配電系統図上で落雷範囲
の予測をする。
【0007】本発明の[請求項1]に係る配電系統監視
制御装置は、気象情報装置からの雷雲の発生、進路状況
等の気象データを入力処理するための気象情報入力手段
と、入力された気象データを保存するための雷雲発生情
報保存手段と、前記雷雲発生情報保存手段からの情報を
ファイルする雷雲発生情報ファイル、配電系統図ファイ
ル、配電系統設備ファイルのデータファイルと、落雷予
測手段から構成されている。
【0008】気象情報入力手段により読込んだ雷雲発生
場所、雷雲の進路方向の情報を雷雲発生情報保存手段に
より雷雲発生情報ファイルに保存する。そして、落雷予
測手段は、配電系統図ファイルと配電系統設備ファイル
と雷雲発生情報ファイルからのそれぞれのデータによ
り、配電系統図上で落雷範囲の予測をする。
【0009】本発明の[請求項2]に係る配電系統監視
制御装置は、気象情報装置からの雷雲の発生、進路状況
等の気象データを入力処理するための気象情報入力手段
と、入力された気象データを保存するための雷雲発生情
報保存手段と、前記雷雲発生情報保存手段からの情報を
ファイルする雷雲発生情報ファイル、配電系統図ファイ
ル、配電系統設備ファイルのデータファイルと、落雷予
測手段と、落雷予測範囲内配電線選定手段と、融通候補
配電線選定手段から構成されている。
【0010】気象情報入力手段により読込んだ雷雲発生
場所、雷雲の進路方向の情報を雷雲発生情報保存手段に
より雷雲発生情報ファイルに保存する。そして、落雷予
測手段は、配電系統図ファイルと配電系統設備ファイル
と雷雲発生情報ファイルからのそれぞれのデータによ
り、配電系統図上で落雷範囲の予測をし、この予測結果
により、落雷予測範囲内配電線選定手段が決定された落
雷予測範囲内にある配電線を選定すると共に、融通候補
配電線選定手段は、落雷予測範囲内配電線に連係し、か
つ落雷予測範囲外にある配電線を落雷による停電事故発
生時の融通候補配電線として選定する。
【0011】本発明の[請求項3]に係る配電系統監視
制御装置は、気象情報装置からの雷雲の発生、進路状況
等の気象データを入力処理するための気象情報入力手段
と、入力された気象データを保存するための雷雲発生情
報保存手段と、前記雷雲発生情報保存手段からの情報を
ファイルする雷雲発生情報ファイル、配電系統図ファイ
ル、配電系統設備ファイルのデータファイルと、落雷予
測手段と、落雷予測範囲内配電線選定手段と、融通候補
配電線選定手段と、融通系統切り替え手順を作成する系
統切り替え手段から構成されている。
【0012】気象情報入力手段により読込んだ雷雲発生
場所、雷雲の進路方向の情報を雷雲発生情報保存手段に
より雷雲発生情報ファイルに保存する。そして、落雷予
測手段は、配電系統図ファイルと配電系統設備ファイル
と雷雲発生情報ファイルからのそれぞれのデータによ
り、配電系統図上で落雷範囲の予測をし、この予測結果
により、落雷予測範囲内配電線選定手段が決定された落
雷予測範囲内にある配電線を選定すると共に、融通候補
配電線選定手段は、落雷予測範囲内配電線に連係し、か
つ落雷予測範囲外にある配電線を落雷による停電事故発
生時の融通候補配電線として選定する。選定した配電線
を用いて、系統切り替え手段が融通系統切り替え手順を
作成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図2以降の図面を参照して
本発明の実施例について説明する。まず、本発明の[請
求項1]に係る配電系統監視制御装置の実施例を図2を
用いて説明する。
【0014】図2において、図1と同一部分及び相当部
分については同一符号を付している。1は配電系統監視
制御装置である。配電系統監視制御装置は気象情報入力
手段2、雷雲発生情報保存手段3、雷雲予測手段4と雷
雲発生情報保存手段3からの情報をファイルする雷雲発
生情報ファイル5、配電系統図ファイル6、配電系統設
備ファイル7のデータファイルで全体が構成され、既に
運用されている気象情報装置8からの情報を気象情報入
力手段2で取り入れ、得られたデータを落雷発生情報フ
ァイル5に保存し、雷雲発生情報データと別途用意され
た配電系統図ファイル6の配電系統図データと、配電系
統設備ファイル7の配電系統設備データから落雷範囲を
落雷予測手段4で予測する構成となっている。
【0015】次に、動作について説明する。まず、気象
情報入力手段2で雷情報システムや気象庁より公共電波
で送られてくる気象情報装置8からの雷情報を音声やモ
ニターにより得て、雷雲発生情報保存手段3により落雷
発生情報ファイル5に雷雲の発生場所、雷雲の規模、雷
雲の速度、進路方向データを保存する。
【0016】雷雲発生情報ファイルの構成は図3のよう
になっていて、雷雲の番号を示す雷No. 、雷発生地域、
雷雲規模、速度、進路方向の項目から構成されている。
そして、落雷予測手段4により落雷が発生する可能性が
あると思われる配電系統上の範囲を予測する。
【0017】ここで、落雷予測手段による雷雲予測がど
のような方法で行われるのかを図4、図5、図6、図7
を用いて説明する。
【0018】図4は落雷予測手順の流れ図であり、図に
おいて、ステップS41で雷雲発生情報ファイルより雷
雲発生情報を取り込み、ステップS42で、計算機で定
義している配電系統図座標より雷発生地域を座標に変換
し、雷雲中心座標(x,y)を調べる。
【0019】ステップS43で配電系統監視制御装置1
の表示装置上に雷雲の発生場所を図5の5−1のように
表示する。は雷No. を示している。この場合規模も考
慮にいれ、系統図の縮尺に合わせて円の大きさによって
表示する。A〜Fの実線はそれぞれ配電線を表してい
て、配電線を囲うように描かれている細い実線は、街路
図を表している。
【0020】ステップS44では、雷雲の速度および進
行方向よりm分後の雷雲位置を計算し表示する。
【0021】次に、ステップS45で雷雲のH時間後の
雷雲位置と進行方向の誤差を考慮に入れて、雷の影響範
囲を配電系統図上に表示する。
【0022】図3の雷雲発生情報ファイルより、雷No.
1の雷雲の進路方向は南東方向であることがわかる。
図6は、雷の進行方向角度θo(θo:雷雲の現在地か
らの進行方向。この場合は南東方向なのでθo=π/4
である)、その誤差角度θ1とそれぞれの点(XoY
o,XY,XaYa,XbYb,xaya,xbyb)
の関係を表した図である。雷雲の中心XoYoは、座標
(x,y)で表されている。
【0023】図7の計算式によりそれぞれの座標値、即
ち雷雲発生情報データによる進路方向(X,Y)、誤差
線aの進路方向(Xa,Ya)、誤差線bの進路方向
(Xb,Yb)、雷雲現在中心地点を対称にした雷雲の
直径端(xa,ya)、(xb,yb)が求まる。
【0024】例を挙げると、雷雲発生情報データによる
進路方向(X,Y)は、
【数1】X=Vcosθo+x Y=Vsinθo+y
【0025】また、雷雲の直径端(xa,ya)は、
【数2】xa=x+(D/2)cos(π/2−θo) ya=y+(D/2)sin(π/2−θo) から求めることができる。ここで、Vはt時間後に雷雲
が進むと考えられる距離(Km)。Dは雷雲の直径(K
m)。
【0026】他の座標も同様に図7の計算式により計算
できる。これにより配電系統上で落雷の可能性が考えら
れる範囲、つまり誤差線aと誤差線bで囲まれる範囲を
予測することができる。図5の5−2の破線で表示され
ている部分がその範囲を配電系統図上に表した例であ
る。
【0027】以上のように、上記実施例によれば、配電
系統監視制御装置において配電系統上の雷の発生地域、
進路方向、速度を落雷予測手段に入力することにより、
配電系統図上に雷雲の位置を確認することができる。そ
して、雷の進行方向に合わせて、落雷進行範囲を予測し
て配電系統図上に表示し、またその範囲の設備(例えば
変電装置、連係開閉器等)をも知ることができることに
より、操作員は配電系統上の落雷による停電範囲を予測
することができ、落雷による停電を最小に防ぎ、停電復
旧時間を短縮させることができる。
【0028】次に示す図8は本発明の第2の実施例を示
す構成図である。図1、図2と同じ部分には同じ符号を
つける。図において、1は配電系統監視制御装置であ
る。配電系統監視制御装置1は気象情報入力手段2、雷
雲発生情報保存手段3、雷雲予測手段4と落雷予測範囲
内配電線選定手段9と落雷予測範囲内配電線への融通対
象配電線選定手段10の各手段と、雷雲発生情報保存手
段3からの情報をファイルする雷雲発生情報ファイル
5、配電系統図ファイル6、配電系統設備ファイル7か
らなるデータファイルで全体が構成され、8は気象情報
装置である。
【0029】既に運用されている気象情報装置8からの
情報を取り入れる気象情報入力手段2、以下3、4の手
段で機能する作用および5〜7のファイル構成と用途は
実施例1と同様である。落雷予測手段4により落雷範囲
を予測した後、落雷予測範囲内配電線選定手段9により
落雷予測範囲内に所属する配電線を全て選定する。そし
て、落雷予測範囲内配電線への融通対象配電線選定手段
10により落雷が発生する可能性がある配電線と、落雷
予測範囲外で落雷予測範囲内配電線と連係開閉器でつな
がれている配電線を選定する。
【0030】図9に落雷予測手段後の配電系統詳細図の
一例を示す。A〜Fの実線はそれぞれ配電線を表してい
て、配電線を囲うように描かれている細い実線は、街路
図を表している。それぞれの配電線は、連係開閉器とい
うスイッチA−D、A−F、B−C、E−Fで結ばれて
いる。A−D連係開閉器はA配電線とD配電線、A−F
連係開閉器はA配電線とF配電線、B−C連係開閉器は
B配電線とC配電線、E−F連係開閉器はE配電線とF
配電線をそれぞれ接続している。破線部は、実施例1と
同様にして、気象情報入力手段2、以下3、4の手段と
5〜7のファイルから求められた落雷予測範囲である。
【0031】この図9から、配電線A,C,Fが落雷予
測範囲内にあることがわかる。よって、図8の落雷予測
範囲内配電線選定手段9により配電線A,C,Fを落雷
が発生する可能性のある配電線として選定し、配電系統
監視制御装置の表示装置に表示させる。
【0032】そして、落雷予測範囲内配電線への融通対
象配電線選定手段10により、他の配電線B,D,Eを
落雷予測範囲外でかつ連係開閉器により落雷予測範囲内
配電線と接続されている配電線として表示する。このと
き、操作員が容易に区別できるように他の配電線と色を
分け、例えば、A,C,F配電線は赤色表示させ、B,
D,E配電線は青色表示することができる。
【0033】以上のように、上記実施例によれば、配電
系統監視制御装置において配電系統上の雷の発生地域、
進路方向、速度を落雷予測手段に入力することにより、
配電系統図上に雷雲の位置を確認することできる。そし
て、雷の進行方向に合わせて、落雷進行範囲を予測し、
配電系統図上に表示しておくことで、落雷による停電範
囲を予測することができ、落雷が発生する可能性がある
配電線と、落雷予測範囲外で落雷予測範囲内配電線と連
係開閉器でつながれている配電線を選定しておくことに
より、操作員の系統操作を助け、落雷による停電を最小
に防ぎ、停電復旧時間を短縮させることができる。
【0034】図10は本発明の第3の実施例を示す構成
図である。図1、図2、図9と同じ部分には同じ符号を
つける。図において、1は配電系統監視制御装置であ
る。配電系統監視制御装置1は気象情報入力手段2、雷
雲発生情報保存手段3、雷雲予測手段4と落雷予測範囲
内配電線選定手段9と落雷予測範囲内配電線への融通対
象配電線選定手段10と配電線限定系統切り替え操作手
順作成実行手段11の各手段と、雷雲発生情報保存手段
3からの情報をファイルする雷雲発生情報ファイル5、
配電系統図ファイル6、配電系統設備ファイル7からな
るデータファイルで全体が構成される。
【0035】既に運用されている気象情報装置8からの
情報を取り入れる気象情報入力手段2、以下3、4およ
び9〜10の手段で機能する作用と5〜7のファイル構
成と用途は実施例2と同様である。落雷予測範囲内配電
線選定手段9と落雷予測範囲内配電線への融通対象配電
線選定手段10で、落雷予測範囲内にある配電線と、落
雷予測範囲外にあり落雷予測範囲内配電線と連係開閉器
でつながれている落雷範囲内配電線への融通対象配電線
を選定したあと、落雷予測範囲内で落雷が発生したと
き、配電系統の停電復旧のため系統の切り替え操作を行
なう。
【0036】そのとき、落雷予測範囲内配電線を融通対
象配電線とすると第2、第3の落雷が予測範囲内で発生
した場合に停電が波状的に広がる可能性がある。よっ
て、配電線限定系統切り替え操作手順作成実行手段11
により、落雷予測範囲内配電線への融通対象配電線選定
手段10で選定した配電線だけを用いて系統操作手順を
作成実行する。
【0037】以上のように、上記実施例によれば、配電
系統監視制御装置において配電系統上の雷の発生地域、
進路方向、速度を落雷予測手段に入力することにより、
配電系統図上に雷雲の位置を確認することができ、雷の
進行方向に合わせて、落雷進行範囲を予測し、系統図上
に表示しておくことで、落雷による停電範囲を予測する
ことができ、落雷が発生する可能性がある配電線と、落
雷予測範囲外で落雷予測範囲内配電線と連係開閉器でつ
ながれている配電線を選定しておき、実際に落雷予測範
囲内で落雷が発生したとき、その停電復旧のための系統
操作手順から落雷予測範囲内配電線を除くことで落雷予
測範囲内での第2、第3の落雷発生による波状的な停電
を防ぎ、落雷による停電を最小にし、停電復旧時間を短
縮させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
電系統上の運用上避けられない落雷に対して気象情報を
用いて配電系統図上に雷雲の発生場所、進行状況を表示
し、落雷予測範囲を表示することにより操作員の落雷事
故に対する系統操作を助けることができ、落雷による停
電区間の最小化、停電復旧時間の短縮を行うことができ
る。
【0039】また、落雷が発生する可能性がある配電線
と、落雷予測範囲外で落雷予測範囲内配電線と連係開閉
器でつながれている配電線を選定しておくことにより、
操作員の系統操作を助け、落雷による停電を最小に防
ぎ、停電復旧時間を短縮させることができる。
【0040】さらに、実際に落雷予測範囲内で落雷が発
生したとき、その停電復旧のための系統操作手順から落
雷予測範囲内配電線を除くことで落雷予測範囲内での第
2、第3の落雷発生による波状的な停電を防ぎ、落雷に
よる停電を最小にし、停電復旧時間を短縮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図。
【図2】実施例1の構成を示す図。
【図3】雷雲発生情報ファイルの構成を示す図。
【図4】落雷予測手順の流れ図。
【図5】系統図上の雷雲・雷予測範囲表示例を示す図。
【図6】雷雲の進行方向と誤差の関係を示す図。
【図7】予測範囲の各座標点算出方法を示す図。
【図8】実施例2の構成を示す図。
【図9】落雷予測範囲内配電線と融通候補配電線の区別
を示す図。
【図10】実施例3の構成を示す図。
【符号の説明】
1 配電系統監視制御装置 2 気象情報入力手段 3 雷雲発生情報保存手段 4 落雷予測手段 5 雷雲発生情報ファイル 6 配電系統図ファイル 7 配電系統図ファイル 8 気象情報装置 9 落雷予測範囲内配電線選定手段 10 落雷予測範囲内配電線への融通対象配電線選定手
段 11 配電線限定系統切り替え操作手順作成実行手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雷雲の発生、進路状況等の気象データを
    入力処理するための気象情報入力手段と、入力された気
    象データを保存するための雷雲発生情報保存手段と、前
    記雷雲発生情報保存手段からの情報をファイルする雷雲
    発生情報ファイル、配電系統図ファイル、配電系統設備
    ファイルのデータファイルとを有し、前記配電系統図フ
    ァイルと前記配電系統設備ファイルと前記雷雲発生情報
    ファイルからのそれぞれのデータにより、配電系統図上
    で落雷範囲の予測をするための落雷予測手段から構成さ
    れたことを特徴とする配電系統監視制御装置。
  2. 【請求項2】 雷雲の発生、進路状況等の気象データを
    入力処理するための気象情報入力手段と、入力された気
    象データを保存するための雷雲発生情報保存手段と、前
    記雷雲発生情報保存手段からの情報をファイルする雷雲
    発生情報ファイル、配電系統図ファイル、配電系統設備
    ファイルのデータファイルとを有し、前記配電系統図フ
    ァイルと前記配電系統設備ファイルと前記雷雲発生情報
    ファイルからのそれぞれのデータにより、配電系統図上
    で落雷範囲の予測をするための落雷予測手段と、前記落
    雷予測手段の予測結果により、決定された落雷予測範囲
    内にある配電線を選定する落雷予測範囲内配電線選定手
    段と、落雷予測範囲内配電線に連係し、かつ落雷予測範
    囲外にある配電線を落雷による停電事故発生時の融通候
    補配電線として選定する融通候補配電線選定手段から構
    成されたことを特徴とする配電系統監視制御装置。
  3. 【請求項3】 雷雲の発生、進路状況等の気象データを
    入力処理するための気象情報入力手段と、入力された気
    象データを保存するための雷雲発生情報保存手段と、前
    記雷雲発生情報保存手段からの情報をファイルする雷雲
    発生情報ファイル、配電系統図ファイル、配電系統設備
    ファイルのデータファイルとを有し、前記配電系統図フ
    ァイルと前記配電系統設備ファイルと前記雷雲発生情報
    ファイルからのそれぞれのデータにより、配電系統図上
    で落雷範囲の予測をするための落雷予測手段と、前記落
    雷予測手段の予測結果により、決定された落雷予測範囲
    内にある配電線を選定する落雷予測範囲内配電線選定手
    段と、落雷予測範囲内配電線に連係し、かつ落雷予測範
    囲外にある配電線を落雷による停電事故発生時の融通候
    補配電線として選定する融通候補配電線選定手段からな
    り、前記決定された落雷予測範囲配電線に停電事故が発
    生した場合、前記融通候補配電線選定手段にて選定した
    融通候補配電線に基づいて融通系統切り替え手順を作成
    する系統切り替え手段から構成されたことを特徴とする
    配電系統監視制御装置。
JP28664395A 1995-10-06 1995-10-06 配電系統監視制御装置 Pending JPH09107634A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047173A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Fujitsu Ltd 落雷情報提供方法、落雷情報提供システム及び中央装置
JP2009044917A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 雷事故による停電を防止する送配電システム
JP2017034752A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 東京電力ホールディングス株式会社 監視制御システム

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