JPH09107532A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH09107532A
JPH09107532A JP7264139A JP26413995A JPH09107532A JP H09107532 A JPH09107532 A JP H09107532A JP 7264139 A JP7264139 A JP 7264139A JP 26413995 A JP26413995 A JP 26413995A JP H09107532 A JPH09107532 A JP H09107532A
Authority
JP
Japan
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image
address
communication
mail
setting means
Prior art date
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Application number
JP7264139A
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English (en)
Inventor
Takashi Endo
隆史 遠藤
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】未知の相手と通信する場合に、選択肢として利
用する画像を交換する機能を有する画像通信装置を提供
する。 【解決手段】本発明は、画像選択によるアドレス設定手
段と文字入力によるアドレス設定手段と画像通信手段と
からなり、画像を送受信する画像通信装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を送受信する
画像通信装置に関し、特に画像通信装置の利用にあたっ
て呼び出しを視覚的に行うことのできる画像通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信する相手を呼び出すには、電
話の場合、「市外局番−市内局番−個人番号」という電
話番号を指定していた。また電子メールの場合には、承
認を受けたドメイン名で作成されるインターネットアド
レスを指定していた。インターネットアドレスは、ユー
ザ名とドメイン名から構成され、ドメイン名の部分を詳
しく記すと、「ユーザ名@部署.機関.機関の種類.
国」のように各階層を表す名前をピリオドをはさんで連
結した階層的な構造になっている。従来このようなアド
レスは、アドレス帳や名刺に記録されたものを見なが
ら、キーボードで入力するか、アドレスを管理するデー
タベースに記録したものを参照して、当人に関する情報
を選択してアドレスを指定していた。
【0003】また従来アイコンなどの視覚的な操作方法
を備えた通信会議装置が提案されている。これはユーザ
の端末の使用形態を記憶しておき、これに関連させたア
イコンを表示し、アイコンを選択すると、その使用形態
に関して予め登録された操作を実行することにより、ユ
ーザが頻繁に行う操作を容易に実行できるようにしたも
のである。これにより一つの端末を用いて複数の通信手
段を駆使する場合に操作が容易になる。
【0004】また従来、画像を次々に表示してユーザに
選択させ、選択された画像に関連付けて記憶されていた
電話番号に電話をかける情報表示装置が提案されてい
る。これは表示部に表示された特定の映像情報の情報提
供者に自動的に電話を接続するようにした装置である。
これらの例においては、ユーザが複数の選択肢の中から
一つを選択する場合、キーボードからコマンドを入力す
る必要がないため、軽快かつ操作に慣れていない人にと
っても容易に選択と実行が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術におい
て、アドレス帳やアドレス管理データベースを用いる場
合、個人のアドレスを特定するまでの操作性が悪いとい
う問題がある。数字や文字からなるアドレスは、通信相
手が多人数にのぼる場合には、読みにくい上に、一覧表
を順に読みながら、ようやく目的のアドレスを探し出す
ために手間がかかる。またアドレスはそれ自体には意味
のない数字や文字列を使用していることが多く、これを
探すために読んだり、ましてや覚えることは困難であっ
た。
【0006】また、アイコンを表示し選択することによ
り予め設定した操作を実行することができる通信会議装
置は、操作性が改善されているが、階層的なアドレスを
管理したり、各階層に対して表示するアイコンや画像を
未知の相手から入手する方法は無かった。アイコンや画
像はユーザが独自に作ることもできるが、通信をしてい
る相手の顔写真をアイコンに用いる場合、勝手に相手の
画像を記録して利用することは本人が不快に思う場合が
ある。
【0007】また、ある同一人物に対するメニューはど
の端末においても同一の画像であることが望ましい。こ
のことは別の端末へ移動して通信を行う場合には特に重
要であるが、各ユーザがそれぞれ別個に作成すると、ば
らばらな画像やアイコンを使用することになってしま
う。これは企業や上位階層のドメインについても同様で
ある。メニューとして表示する画像は、意匠や商標であ
ることが多いため、各ユーザがそれを模擬した画像を作
成すると、オリジナルの画像が持つ企業イメージが壊さ
れる可能性がある。また同一の企業に対する表示とし
て、端末間で別の画像を使うと、操作上、認識に負担が
かかるので好ましくない。
【0008】また従来の情報表示装置においては、操作
は視覚的になり、容易になっているが、あらかじめ画像
が登録されていない場合に、ユーザが画像を自由に取り
寄せて登録することができないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの問題点を解決することを目的とし、アドレスに関
連付けて記憶した画像を表示し、表示した画像を選択す
ることによりアドレスを設定する第一のアドレス設定手
段と、アドレスを文字列として表示し、文字を指定して
アドレスを設定する第二のアドレス設定手段と、設定さ
れたアドレスによって指定される装置と通信を行う画像
通信手段とを備え、第一または第二のアドレス設定手段
を用いてアドレスを設定して、画像通信手段を起動し、
相手のアドレスに関連付ける第一の画像が存在しない場
合に第一の画像を受信し、第一のアドレス設定手段が利
用可能な状態で記憶し、自分のアドレスに関連付ける第
二の画像の伝送要求に応じて第二の画像を送信する画像
通信装置を提供する。
【0010】さらに本発明は、アドレスに関連付けて記
憶した画像を表示し、表示した画像を選択することによ
りアドレスを設定する第一のアドレス設定手段と、アド
レスを文字列として表示し、文字を指定してアドレスを
設定する第二のアドレス設定手段と、設定されたアドレ
スによって指定される装置と通信を行う画像通信手段
と、画像を要求に応じて記憶し、また送出する画像管理
手段とを備え、第一または第二のアドレス設定手段を用
いて相手のアドレスを設定して、画像通信手段を起動
し、相手のアドレスに関連付ける第一の画像が存在しな
い場合に第一の画像を画像管理手段から受信し、第一の
アドレス設定手段が利用可能な状態で記憶し、自分のア
ドレスに関連付ける第二の画像の伝送要求に応じて、画
像管理手段から第二の画像を送信する画像通信装置を提
供する。
【0011】アドレスとは、通信相手を特定するための
宛先であり、その相手の所属する団体、部署、地域、ネ
ットワーク及びアクセス手段等に応じて階層的に定めら
れているもので、具体的には、電話番号、インターネッ
トアドレス、住所、勤務先、所属部署、ID番号、氏
名、別名、ペンネームなどがある。アドレスに関連付け
て記憶した画像とは、画像を選択することによりその画
像に関連付けてあるアドレスを選択するものであり、視
覚を用いることによりユーザの認識を助けるためのもの
である。画像としては描画されたイラスト、コンピュー
タグラフィックス、写真、データを視覚化したものな
ど、いずれでもよい。また画像の中に文字が含まれてい
てもよい。
【0012】画像を表示し、その画像を選択することに
よりアドレスを設定する第一のアドレス設定手段とは、
表示装置に表示された画像の中から一つの画像を選択す
ることによりその画像に関連付けてあるアドレスを選択
し、通信先のアドレスを設定するものであり、マウス、
トラックボール、ペン、タッチパネルなどのポインティ
ング手段が利用できる。また、キーボードの操作やボタ
ン操作、あるいは専用に設けられた指示手段の操作によ
って、選択・移動・確定の操作を行うものであってもよ
い。アドレスを文字列として表示し、文字を指定してア
ドレスを設定する第二のアドレス設定手段とは、文字列
を入力することによって相手アドレスを入力し、これを
表示装置に表示し、アドレス設定を行うものであり、入
力手段としてキーボード、手書き文字入力装置、音声認
識文字入力装置などを用いることができる。画像通信手
段は、設定されたアドレスの装置との通信を実行するも
ので、画像の送受信を行う。例えばテレビ会議装置、テ
レビ電話、静止画像や動画像を添付してある電子メール
を利用する端末、双方向通信手段を持つケーブルテレビ
端末などがある。通信者に関する画像を要求に応じて登
録し、送出する画像管理手段とは、通信端末が情報伝送
速度の比較的低速な回線を利用してアクセスポイントに
接続しており、アクセスポイント同士は比較的高速な回
線を使用している場合に、通信端末から送出され登録さ
れた画像を、記憶しておく手段であり、要求に応じて、
通信端末に代わって画像を高速回線に直接送信し、また
その画像を受信するためのものである。これはアクセス
ポイントにおいて動作するサーバであってもよいし、通
信端末に応じて適当なサーバに移動するエージェントプ
ログラムであってもよい。
【0013】本発明の画像通信装置によれば、呼び出す
相手のアドレスに関連付けて記憶されている画像が表示
される。ユーザは表示された画像の一つを第一のアドレ
ス設定手段で選択する。選択された画像に関連付けて記
憶していたアドレス情報を用いて、呼び出す相手の階層
的なアドレスの全部あるいは一部が作成される。全部が
作成されるのは、呼び出す相手を特定できる画像が選ば
れた場合であり、一部が作成されるのは、階層的なアド
レスの途中までを特定する画像が選ばれた場合である。
アドレスが階層的に作られている場合には、画像の表示
と選択を複数回繰り返すことによりできるだけアドレス
を完成に近付ける。
【0014】作成されたアドレスが全部完成している場
合には、そのアドレスを用いて画像通信手段が起動さ
れ、通信を開始する。また相手のアドレスに関連付けた
第一の画像が無い場合は、画像を選択しただけではアド
レスが完成しない。このためアドレスを文字列として表
示し、文字を指定してアドレスを設定する第二のアドレ
ス設定手段によって入力を行い完成させる。そして完了
を指示すると、そのアドレスを用いて画像通信手段が起
動される。相手のアドレスに関連付ける第一の画像が存
在しない場合、相手装置に対してその画像を要求し、こ
れを受信する。受信した第一の画像は第一のアドレス設
定手段が利用可能な状態で記憶され、次回以降はこれを
選択することによりアドレスを設定して通信を開始でき
るようになる。また相手の装置が自分のアドレスに関連
付ける第二の画像の伝送要求を送ってきた場合、この要
求に応じて自分の画像通信装置は前記第二の画像を送信
する。
【0015】また画像管理手段を利用することができる
場合には、相手のアドレスに関連付ける第一の画像が存
在しない場合、画像管理手段に対してその第一の画像を
要求する。画像管理手段は相手装置と交渉して画像の送
出の許可を求める。これが許可されれば画像管理手段は
自分の画像通信装置へと前記第一の画像を返送する。受
信した第一の画像は第一のアドレス設定手段が利用可能
な状態で記憶され、次回以降はこれを選択することによ
りアドレスを設定して通信を開始できるようになる。ま
た相手の装置が自分のアドレスに関連付ける第二の画像
の伝送要求を送った場合、この要求に応じて画像管理手
段は自分のアドレスに関連付ける第二の画像を相手装置
へ送信する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施例
を説明する。図1ないし図9は本発明の第1の実施例を
示し、図1は構成を示すブロック図、図2は処理の手順
を示すフローチャート、図3ないし図9は表示装置にお
ける表示内容を表す図である。図1において、画像通信
装置1は表示装置2、マウス3、キーボード4、中央演
算処理装置5、記憶装置6、通信用処理装置7、モデム
8からなり、モデム8に接続された回線を通じて通信を
行う。
【0017】画像を表示し、その画像を選択することに
よりアドレスを設定する第一のアドレス設定手段は、表
示装置2、マウス3、中央演算処理装置5、記憶装置6
によって構成されている。すなわち画像およびアドレス
は記憶装置6に記憶されており、表示装置2に表示され
る画像をマウス3で選択することによりアドレスを設定
する。アドレスを文字列として表示し、文字を指定して
アドレスを設定する第二のアドレス設定手段は、表示装
置2、キーボード4、中央演算処理装置5によって構成
されている。すなわちキーボード4からのキー入力によ
り文字を指定してアドレスを設定する。画像通信手段
は、表示装置2、キーボード4、中央演算処理装置5、
記憶装置6、通信用処理装置7、モデム8によって構成
されている。記憶装置6には実行プログラムやデータが
記憶され、通信を行う相手のアドレスと画像が関連付け
られて記憶されている。中央演算処理装置5はプログラ
ムを実行し、装置全体の制御を行う。通信用処理装置7
は通信に関する制御と画像や音声の符号化と復号等の処
理を実行する。モデム8は通信装置と回線との間で情報
の交換を可能にする。
【0018】図2において、101は処理の開始であ
る。表示装置2には図3のように起動可能な選択肢が表
示されており、通信機能を表す画像20を選択して処理
を開始する。102は通信方法を選択する処理である。
このとき表示装置2では図4のようにメール、電話、ビ
デオ会議、ファクシミリを表す選択肢の画像21、2
2、23、24が表示される。これら画像の中から例え
ばメールを表す画像21をマウス3によって選択する。
次にアドレスを設定するための処理を実行する。103
はアドレスに関連付けて記憶した画像を表示する処理で
ある。ここでは図5に示すように、人物、機関、階層を
表す三つの画像25、26、27が表示される。104
はユーザの入力動作に応じたイベントが発生するまで待
機する処理である。イベントが発生すると判定処理10
5においてマウス3によるイベントかキーボード4によ
るイベントか、入力手段を判定する。表示された画像の
中から人物を表す画像25をマウス3によって選択する
と、判定処理105により入力手段はマウス3であると
判定され、処理106で選択された画像を特定し、処理
107で画像に関連付けたアドレスを読み出して設定す
る。
【0019】次に判定処理110が実行される。110
は設定されたアドレスが完成されているか否かを判定す
る処理である。アドレスが完成しているかいないかとい
う情報は、画像に関連付けて記憶した情報の中に含ませ
ておき、その情報を用いて判定する。人物を表す画像2
5には関連付けられたアドレスはなく、アドレスが完成
しないと判定されるために処理103に戻る。処理10
3に戻ると図6のように人物の表示領域28が表れ、過
去にメールで通信をしたことのある相手の顔写真が表示
され、処理104においてイベント待ちになる。再びマ
ウス3によって、表示領域28上の画像の中から通信を
希望する相手の顔写真29を選択するとイベントが発生
する。このイベントは判定処理105で判定され、処理
106で選択された画像が特定される。さらに処理10
7では写真に関連付けて記憶されていた相手のアドレス
を用いてアドレスが設定され、今度は判定処理110に
おいてアドレスが完成していることが判定される。
【0020】そこで次に実行される処理111は、通信
を開始するというユーザからの指示を待つ処理である。
ここでユーザは通信を開始することもできるし、設定さ
れたアドレスをキャンセルすることもできる。通信の開
始が指示されると、次に実行される処理112におい
て、メールプログラムが起動される。メールプログラム
では、メールを書くためのフォーマットを提示して、ユ
ーザにメールを入力させ、設定されたアドレスに宛てて
メールを発信することができる。このようによく通信を
交わす人に対しては相手のアドレスをほとんど意識せず
に通信が開始できる。
【0021】次に初めての相手にメールを送る場合につ
いて説明する。相手のアドレスは分かっていることが前
提であるから、処理102においてメールを表す画像2
1を選択した後に、処理103で図5のように画像が表
示され、処理104においてイベント待ちになる。表示
された画像の中から、機関を表す画像26または階層を
表す画像27を選択するとイベントが発生し、判定処理
105はマウス3による画像選択のイベントであること
を判定する。処理106において選択された画像は機関
を表す画像26であることが特定されると、処理107
において画像に関連付けられたアドレスが参照される。
画像26に関連付けられたアドレスは無いので、判定処
理110においてアドレスが完成しないと判定され処理
103に戻る。このとき図7のように機関の表示領域3
0が表れ、既に登録済みの機関を表す画像が表示され、
処理104でイベント待ちとなる。表示領域30には通
信を比較的最近行ったか、もしくは通信頻度が多い機関
の画像が表示される。機関を表す画像はその機関のシン
ボルマーク、機関の商標、機関のマスコット、写真、機
関名、機関の代表的な製品の写真などを用いることがで
きる。
【0022】また階層を表す画像27を選択した場合
は、処理106において画像27が選択されたことが特
定されると、処理107において関連付けられたアドレ
スが参照される。しかし画像27に関係付けられたアド
レスはないため判定処理110でアドレスが完成しない
と判定され処理103に戻る。処理103では図9のよ
うに階層の表示領域33が表れ、アドレスを構成する階
層の先頭から、選択肢の画像をツリー状に表示し、処理
104でイベント待ちになる。ツリーに表示された画像
を選択することにより必要な階層を指定することができ
る。ツリーには、ルートの画像34の下に例えばjp、co
m 、de、fr、it等のドメインがあり国別に選択が可能で
ある。jpを表す画像35の下にはac、co、or、ad、goな
どのドメインがある。acを選択すると大学、coを選択す
ると企業、orではネットワークや組織が選択できる。た
だしどのようなドメインがあるかは、国によって異な
る。
【0023】相手のアドレスが以前に通信を交わしたこ
とのある機関である場合には、機関を表す表示領域30
の中に表示された画像を選択することができる。いま、
画像31を選択するとイベントが発生し、判定処理10
5において入力手段はマウス3であると判定される。さ
らに処理106において選択された画像が画像31であ
ることが特定され、処理107において画像に関連付け
てあるアドレスが設定される。次に実行される判定処理
110ではまだアドレスが完成していないと判定される
ため、処理103に戻る。この処理103では選択され
た機関に属している人物の顔写真が表示され処理104
でイベント待ちとなる。目的の人物は初めてメールを送
る人なのでその人の画像は登録されておらず表示されな
い。このためユーザはキーボード4から直接アドレスを
入力しなければならない。キーを押すときイベントが発
生し、このイベントを受けて判定処理105ではキーボ
ード入力であることを判定する。処理108では図8の
ように領域32を表示し、その中に現在までの操作によ
って設定されたアドレスを表示する。次に処理109に
おいてキーボード4から文字を入力し、アドレスを設定
する。入力される文字は、領域32に逐次表示されてい
く。こうしてキーボード入力によって相手のアドレスを
完成させる。一方、相手の機関との通信も初めてで、目
的の機関の画像が登録されていない場合は、最初からキ
ーボードで入力することになる。
【0024】処理109のキーボード入力を終えると、
判定処理110においてアドレスが完成しているか、ま
た形式に不備はないかを検査する。次にアドレスが正確
に入力されているか否かをユーザが確認できるようにす
るために、処理111において通信開始の指示を待つ。
ユーザはアドレスに誤りを発見した場合にはここでキャ
ンセルすることもできる。開始の指示を与えると、次の
処理112においてそのアドレスを用いてメールプログ
ラムが起動される。メールプログラムによってメールを
記述し、送信を指示するとメールが送信される。送信先
のアドレスに関連付けた画像が登録されていない場合に
は、メールプログラムは送信するメールに相手の画像の
返送要求を添付する。また相手に対して自分の画像を公
開する場合には、自分の画像を添付する。
【0025】次に図10を用いてメールを受信する側の
処理を説明する。メールの到着を知った受信者はメール
プログラムを起動する。処理の開始は121である。判
定処理122はメールの送信者が受信者の画像を要求し
ているかどうかをメールに添付された情報をもとに判定
する。要求がない場合には処理126を実行する。要求
がある場合には判定処理123において送信を許可する
かどうかを判定する。許可する場合には処理124にお
いて受信者の画像を返送する。許可しない場合には処理
125において画像返送の拒否通知を送信する。
【0026】次に処理126を実行する。これはメール
を表示する処理である。ここで受信者はメールを読むこ
とができる。読み終えると次に判定処理127を実行す
る。これは差出人のアドレスに関連付けた画像が受信者
側の画像通信装置に登録されているかを判定する。登録
されている場合には、130に示すように終了する。登
録されていない場合には、判定処理128を実行する。
これは差出人の画像の登録の許可を受信者に求める処理
である。受信者が許可を指示すると処理129において
画像を記憶装置に記憶しかつ、アドレスと画像を関連付
けて登録する。不許可を指示すると登録をせずに130
に示す終了に達する。このようにメールに添付された画
像要求によって受信者の画像を送信者が入手することが
でき、メールに添付された画像によって送信者の画像を
受信者が入手することができる。なお本実施例では装置
として電子メール、電話、ビデオ会議、ファクシミリな
どの項目を最初に選択したが、相手のアドレスを完成さ
せてから、装置を選択することも可能である。これは、
電子メールアドレスとその他の装置用のアドレスとの両
方が登録されている場合に可能である。公衆回線網を利
用する電話番号またはファクシミリ番号簿での階層と、
インターネットアドレスを用いる電子メールの階層とは
別系統になる。このためこれら両方を使いわけることは
ユーザにとっての負担が大きく、また電話番号を階層的
に分類したとしても、その分類はユーザにとって分かり
にくいものになる。このため電子メールの階層を使って
相手を特定した後に、通信装置の種類を選択することに
より、その通信装置で使用する電話番号等のアドレスを
読み出すことにより、容易に相手との通信を開始するこ
とができる。
【0027】図11ないし図16は、本発明の第2の実
施例であり、通信端末とアクセスポイントは情報伝送速
度が比較的低速な回線で結ばれており、アクセスポイン
ト同士は情報伝送速度が比較的高速な回線で結ばれてい
る場合に、低速回線における画像伝送をなるべく避ける
ための実施例である。図11はメール伝送、図12は画
像送信、図13は画像受信に関わる構成を示す。この場
合、高速回線を使って画像および情報を伝送できる画像
管理手段を設けてある。画像管理手段は個人が公開した
自分自身に関する画像を記録して保持しておき、これを
その個人に替わって伝送するものであり、便宜的に、画
像の発信を管理する画像送信管理手段73と、画像の受
信を管理する画像受信管理手段75に分けて説明する。
画像送信管理手段73は情報の送信者の画像を記憶して
おり、送信側の指示を受けて、画像を受信側に送出す
る。画像受信管理手段75は、伝送されてきた画像を一
時的に記憶装置に記憶するスプール76を備え、通信端
末65から指示が送られるまで画像を保持している。ス
プール76にある画像を取り寄せる指示が送られると、
画像受信管理手段75から通信端末65へ画像が伝送さ
れる。指示がない場合は、一定期間を経過した後、スプ
ールされている画像は削除される。
【0028】図14は、メール送信処理のフローチャー
トである。処理の開始は141である。処理142はメ
ールの送信処理であり、メールプログラムは宛先のアド
レスが正しく記述されているか、および、どのように送
信するべきかを検査し、必要な処理を施す。こうして通
信端末61からメール送信管理手段63へメールが伝送
される。メール送信管理手段63は通信端末61と比較
的低速な回線によって接続しており、メールを受け取
り、これを受信側へ伝送するという働きをするサーバー
である。次に処理143が実行される。これはメール送
信管理手段63の記憶装置にメールが一時的に記憶され
る処理である。次に処理144が実行される。これはメ
ール送信管理手段63からメール受信管理手段64へと
メールを配信する処理である。メール受信管理手段64
はメール受信者へのメールを受け取り、メール受信者の
通信端末65に対してメールを配信するサーバーであ
る。処理145に示すように、メール受信管理手段64
は受け取ったメールを記憶装置に一時的に記憶する。
【0029】次に処理146においてメール受信管理手
段64は通信端末65に対してメール到着の通知を行
う。通知を受け取った通信端末65は処理147におい
てその表示装置にメールの到着を表示する。ユーザは入
力処理148においてメールを読むかどうかの指示を入
力する。判定処理149は指示の内容を判定するもの
で、メールを読む場合には、処理150を実行し、読ま
ない場合は処理148へ戻る。処理150は通信端末6
5からメール受信管理手段64へメールの要求を指示
し、通信端末65へメールを受け渡す処理である。メー
ルを受け取ったならば、処理151においてメールを表
示する。
【0030】一方、メールの発信と同時に、画像伝送に
関する要求も発生している。メールの送信側から、送信
者の画像を伝送する処理の流れは図15であり、その構
成は図12に示してある。ただし送信者は自分に関する
画像を通信端末61から伝送して画像送信管理手段73
に登録してあり記憶装置74に記憶されている。画像送
信管理手段73は登録された画像を記憶しておき、指示
に応じて画像を送信する働きをするサーバである。処理
162において通信端末61から画像送信管理手段73
に対して自分の画像の送信を指示する。次に処理163
において画像送信管理手段73は記憶装置74から指示
された登録画像を読み出して画像受信管理手段75へ送
信する。画像受信管理手段75は受信した画像を一時的
に記憶しておき、指示に応じて画像を伝送する働きをす
るサーバである。処理164において画像受信管理手段
75は伝送された画像をスプール76に一時的に記憶す
る。さらに処理165において通信端末65に対して画
像到着の通知を行う。
【0031】入力処理166においてメール受信者は通
信端末65において画像を登録するかどうかの指示を入
力する。通信端末65は入力された指示が画像登録を許
可するものであるかどうかを判定処理167において判
定し、許可する場合には処理168を実行する。また許
可しない指示である場合には処理166に戻り許可が指
示されるのを待つ。処理168は通信端末65から画像
受信管理手段75へ画像伝送の要求を行い、通信端末6
5へ画像を送信する処理である。通信端末65は処理1
69において、入手した画像をメール送信者のアドレス
に関連付けて記憶装置66に記憶する。これより以降は
この画像を選択することにより、相手のアドレスを指定
できるようになる。
【0032】さらに、メール送信者は受信者の画像の取
得を要求している場合には、図16の181から始まる
処理が実行される。この場合の装置構成は図13に示し
てある。まず処理182において通信端末61から画像
受信管理手段83へ画像の要求が通知される。これをう
けた画像受信管理手段83は判定処理183を行う。こ
の判定処理183はスプール84の中に要求された画像
があるかどうかを検索する処理であり、この検索におけ
る一致の判定は、要求されているアドレスとスプール8
4に記憶されている画像のアドレスとが一致するかどう
かにより判定する。以前画像を受け取ったことがあり、
画像がまだ記憶されている場合には処理187を実行す
る。スプール84の中に要求された画像が見つからない
場合には処理184を実行する。この処理184におい
て画像受信管理手段83はメール受信者の画像を管理し
ている画像送信管理手段85に対して画像送信の要求を
伝送する。メール受信者は記憶装置66に記憶してある
公開すべき画像を事前に通信端末65から画像送信管理
手段85へ伝送して登録してあり、その画像は記憶装置
86に記憶させている。このため要求を受け取った画像
送信管理手段85は処理185において登録されている
画像を画像受信管理手段83へ返送する。伝送された画
像は処理186においてスプール84の中に一時的に記
憶され、処理187が実行される。処理187は要求さ
れた画像を画像受信管理手段83から通信端末61へ送
信する処理である。画像は処理188において通信端末
61の記憶装置62にアドレスに関連付けて記憶され
る。これ以降はこの画像を選択することによりアドレス
を設定することができるようになる。
【0033】以上の説明は、送信者と受信者の個人の画
像を交換するものであったが、個人のアドレスを構成し
ている階層的なドメイン名は、その個人の所属を表して
おり、これに関する画像についても自動的な交換が可能
である。ただしこの場合、その個人が所属している企業
や団体を表す画像をその企業や団体が公開して、サーバ
ーに登録しておくことが必要である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成ならび
に方法によれば、画像通信の呼び出し時においてアドレ
スの設定の操作を手軽にかつ迅速に行うことができる。
また相手の画像を持っていない場合でも、伝送要求を送
り、画像を取り寄せることにより、画像の選択肢を増や
して操作性を改善することが自動的に可能になる。さら
に要求に応じて自分に関する画像を送信する機能によ
り、全ての通信相手に対して同一の画像を配布し、呼び
出しに利用させることができる。これにより本人の希望
どおりの画像を通信相手に使用させることができ、肖像
権または商標または意匠が守られるようになる。さらに
どの装置でも同一の通信対象に対しては同一の画像が表
示されるようになるため、使用における自由度が高くな
り、操作性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】アドレスを設定する処理の手順を表すフローチ
ャート。
【図3】表示装置における表示動作を示す略図。
【図4】表示装置における表示動作を示す略図。
【図5】表示装置における表示動作を示す略図。
【図6】表示装置における表示動作を示す略図。
【図7】表示装置における表示動作を示す略図。
【図8】表示装置における表示動作を示す略図。
【図9】表示装置における表示動作を示す略図。
【図10】受信時の処理の手順を表すフローチャート。
【図11】本発明の第2の実施例においてメール伝送に
関わる構成を示す図。
【図12】本発明の第2の実施例において画像送信に関
わる構成を示す図。
【図13】本発明の第2の実施例において画像受信に関
わる構成を示す図。
【図14】メール伝送処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図15】画像送信処理の手順を示すフローチャート。
【図16】画像受信処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像通信装置 2 表示装置 3 マウス 4 キーボード 5 中央演算処理装置 6 記憶装置 7 通信用処理装置 8 モデム 20 通信機能を表す画像 21 通信方法のうちメールの選択を表す画像 22、23、24 通信方法の選択を表す画像 25 人物の選択を表す画像 26 機関の選択を表す画像 27 階層の選択を表す画像 28 人物の表示領域 29 人物を特定する顔写真 30 機関の表示領域 31 機関を特定する画像 32 アドレスを文字として表示し、入力する領域 33 階層の表示領域 34 ルートを表す画像 35 jpドメインを表す画像 61、65 通信端末 62、66 画像通信装置の記憶装置 63 メール送信管理手段 64 メール受信管理手段 73、85 画像送信管理手段 74、86 画像送信管理手段の記憶装置 75、83 画像受信管理手段 76、84 画像受信管理手段のスプール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレスに関連付けて記憶した画像を表示
    し、表示した画像を選択することによりアドレスを設定
    する第一のアドレス設定手段と、アドレスを文字列とし
    て表示し、文字を指定してアドレスを設定する第二のア
    ドレス設定手段と、設定されたアドレスによって指定さ
    れる装置と通信を行う画像通信手段とを備え、前記第一
    または第二のアドレス設定手段を用いてアドレスを設定
    して、前記画像通信手段を起動し、相手のアドレスに関
    連付ける第一の画像が存在しない場合に前記第一の画像
    を受信し、前記第一のアドレス設定手段が利用可能な状
    態で記憶し、自分のアドレスに関連付ける第二の画像の
    伝送要求に応じて前記第二の画像を送信することを特徴
    とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】アドレスに関連付けて記憶した画像を表示
    し、表示した画像を選択することによりアドレスを設定
    する第一のアドレス設定手段と、アドレスを文字列とし
    て表示し、文字を指定してアドレスを設定する第二のア
    ドレス設定手段と、設定されたアドレスによって指定さ
    れる装置と通信を行う画像通信手段と、画像を要求に応
    じて記憶し、また送出する画像管理手段とを備え、前記
    第一または第二のアドレス設定手段を用いて相手のアド
    レスを設定して、前記画像通信手段を起動し、相手のア
    ドレスに関連付ける第一の画像が存在しない場合に前記
    第一の画像を前記画像管理手段から受信し、前記第一の
    アドレス設定手段が利用可能な状態で記憶し、自分のア
    ドレスに関連付ける第二の画像の伝送要求に応じて、前
    記画像管理手段から前記第二の画像を送信することを特
    徴とする画像通信装置。
JP7264139A 1995-10-12 1995-10-12 画像通信装置 Pending JPH09107532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195592A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末、通信端末の表示方法、及び、コンピュータプログラム

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