JPH09107463A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09107463A
JPH09107463A JP7262996A JP26299695A JPH09107463A JP H09107463 A JPH09107463 A JP H09107463A JP 7262996 A JP7262996 A JP 7262996A JP 26299695 A JP26299695 A JP 26299695A JP H09107463 A JPH09107463 A JP H09107463A
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JP
Japan
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Application number
JP7262996A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Takamori
森 哲 弥 高
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09107463A publication Critical patent/JPH09107463A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/4007Interpolation-based scaling, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像の拡大・縮小あるいはトリミング等
のための画像データの変倍処理およびシャープネス強調
処理のための点線変換処理を縮小された回路規模で同時
に行うことができる画像処理装置を提供する。 【解決手段】カラー画像データを、色別に色識別記号を
つけて第1の記憶手段に記憶し、第1の記憶手段から読
み出すための初期アドレスと変倍処理に伴うアドレスの
増加値と、画像データを処理するための色別の補間係数
値を第2の記憶手段に記憶する。倍率変換装置(32)
は、読み出しアドレス発生手段(50)が発生する初期
アドレスにアドレスの増加値を累積した値を加算して得
たアドレスを用いて、第1の記憶手段から読み出した色
別のカラー画像データを、第2の記憶手段から読み出し
た色別の補間係数値を用いて補間演算(64)し、変倍
された線順次データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原稿上の
画像を読み取って、一定の画像処理を行った後、製版用
のフイルムを作成するカラースキャナシステムに適用し
て、読み取られた画像信号の色処理やシャープネス処理
の前処理などを行った後、画像信号を倍率・解像度およ
び色順次変換するための画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷、製版の分野において作業工
程の合理化、画像品質の向上を目的として原稿に担持さ
れた画像情報を電気的に処理し、フィルム原版を作成す
る画像走査読取再生システムが広範に用いられている。
【0003】このシステムは入力機である画像読取装置
と出力機である画像記録装置とから基本的に構成されて
おり、この画像読取装置では、例えば副走査搬送される
読取走査子(スキャナ)が用いられ、原稿に担持された
画像情報がCCDなどの固体撮像素子によって光電的に
走査読取され電気信号に変換される。この後、画像読取
装置で光電変換された画像情報は、その画像処理装置に
おいて、製版条件に応じて所定の画像処理が施された
後、例えば、連続階調画像では、その濃淡を再現するた
めに網掛処理が行われて網点画像に変換された後、画像
記録装置においてレーザ光等の光信号に変換されフィル
ム等の感光材料からなる画像記録媒体上に記録される。
ここで、前記画像記録媒体は所定の現像装置によって現
像処理され、フィルム原板として印刷等に供される。
【0004】このような従来の画像走査読取再生システ
ムにおいては、画像読取装置の画像処理装置において、
3原色の画像信号、例えば赤(R)、緑(G)、青
(B)の3色の画像信号を色処理してY,M,C,Kの
4色の画像信号に変換し、次いで、順に倍率・解像度変
換処理、輪郭(シャープネス)強調処理、階調変換処理
などを行って、Y,M,C,Kの4色の画像信号として
画像記録装置に出力している。
【0005】このように倍率変換(変倍)機能を備えた
画像処理装置は、種々提案されている。例えば、画像デ
ータを記憶するメモリへの書き込みクロックを可変に
し、一定の読み出しクロックにより読み出して画像の拡
大・縮小を行うものや画像メモリへの書き込みクロック
および読み出しクロックの両方を可変にして画像の変倍
を行うものがある。これらは、画像メモリへの画像デー
タの書き込みが不完全となる場合があり、書き込み後の
変倍やトリミング処理等に制限を来たすなどの問題があ
った。
【0006】このため、画像データが記憶されたメモリ
から読み出しクロックに同期して読み出す画像データの
アドレスを、読み出しクロックに同期して連続して変化
するカウンタの出力値と変倍制御情報とに対応してメモ
リから読み出されたアドレス差値を現在のアドレスに加
算して生成することにより、任意の変倍処理、トリミン
グ処理を高速で行うことのできる画像処理装置が特公平
6−18435号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像処理装置はいずれも単色の画像しか対象としてい
ないため、カラー画像を対象とする画像処理装置におい
てカラー画像データ、例えばY,M,C,Kの4色の点
順次画像データを処理する場合には直接適用できないと
いう問題があった。また、上述した変倍機構をカラー画
像処理装置に適用する場合には、カラー画像データを点
順次信号から線順次信号に変換した後、変倍処理を行う
必要があるため、点線変換処理回路と変倍処理回路との
両方が別々に必要となるばかりか、各色毎に各々上述し
た変倍機構が必要となり、例えばY,M,C,Kの4色
の画像データには同じ変倍機構が4個必要となり、変倍
処理の回路規模が大となってしまうという問題もあっ
た。
【0008】また、カラー画像処理装置で処理するカラ
ー画像データの場合、シャープネス強調処理のための点
線変換やカラー入力機(カラースキャナ等のカラー画像
読取装置)の色収差や色ずれ補正を行う必要があるが、
このために特別の処理機構や色毎の変倍機能を持つと、
処理回路規模が大きくなり、コストもかさむという問題
もあった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、カラー画像の拡大・縮小あるいはトリミング等
のための画像データの変倍処理およびシャープネス強調
処理のための点線変換処理を縮小された回路規模で同時
に行うことができる画像処理装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カラー画像データを色別に色識別記号を
つけて、入力クロックに同期して色別の領域に記憶する
第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読み出すた
めの初期アドレスとアドレスの増加値、および画像デー
タを処理するための色別の補間係数値を記憶する第2の
記憶手段と、前記第2の記憶手段から読み出した前記初
期アドレスに前記アドレスの増加値を累積した値を加算
して、読み出しクロックに同期して読み出しアドレスを
発生する読み出しアドレス発生手段と、前記読み出しア
ドレスを用いて、前記第1の記憶手段から読み出した色
別の前記カラー画像データを、前記第2の記憶手段から
読み出した前記色別の補間係数値を用いて補間すること
により倍率変換と解像度変換を行う倍率変換回路とを有
することを特徴とする画像処理装置を提供するものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像処理装置を添付
の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明の画像処理装置の一実施例
のブロック図である。同図に示すように、画像処理装置
10は、入力側のSCSIインターフェース(以下、S
CSIIFという)12と、画像処理回路14と、出力
側の小容量の画像バッファである、例えば2MBのFI
FOメモリ16と、出力側のSCSIIF18とを有し
ている。またこの画像処理回路14は、SCSIIF1
2で受け取った画像信号を一時的に保持するアルタネー
トラインメモリ20と、フォーマッタ22と、バイパス
回路24と、色処理(カラーコレクション)回路26
と、プレシャープネス回路28と、副走査遅れの補正回
路30と、倍率変換回路32と、主走査遅れの補正回路
34と、シャープネス強調回路36、階調変換回路38
と、ラインワークバッファ(LWBuff)40と、ラ
インワーク(LW)付加回路42と、ルックアップテー
ブル(%−QLLUT)44と、アルタネートラインメ
モリ46とを有する。
【0013】ここで、入出力のアルタネートラインメモ
リ20および46は、トグルメモリであって、同部同期
信号で常に処理を行うように構成され、入力側のライン
メモリ20は、例えば32KB×4ラインのデュアルポ
ートRAM(DPRAM)で構成され、SCSIIF1
2からのR,G,Bの3色の画像信号の16ビットデー
タを8ビットデータに変換し、ラインの切り替えを倍率
変換の前後で別々に制御することにより、直線補間によ
る副走査変倍にも対応する。一方、出力側のラインメモ
リ46は、例えば128KB×2ラインのRAMで構成
され、階調変換回路44からのY,M,C,Kの4色の
各々の画像信号の8ビットデータを16ビットデータに
変換し、かつ線点変換をも含み、FIFO16へ書き込
む。
【0014】フォーマッタ22は、R,G,Bの3色の
画像データもY,M,C,Kの4色の画像データも同じ
く内部フォーマットに変換するためのもので、ここで
は、例えば3色および4色と8ビット、16ビットおよ
び10ビットとの組み合わせ信号をすべて、10ビット
Y(B),M(G),C(R),Kの点順次信号に変換
する。16ビットかのモード(2ビット)で分け、並べ
換えを行っている。
【0015】次にバイパス回路24は、入力データの上
位8ビットをそのままの順序で倍率変換32の前に送る
ものである。色処理回路26は、上位5ビットで3Dル
ックアップテーブル(LUT)を使った3−4変換や階
調変換などを含む色処理(カラーコレクション)を行っ
て、R,G,Bの3色の画像データをY,M,C,Kの
4色の画像データに変換する。プレシャープネス回路2
8は、1Dルックアップテーブル(LUT)を使って階
調変換と3色→4色変換のためのマトリックス演算とを
行う回路である。
【0016】副走査遅れ補正回路30および主走査遅れ
補正回路34は、画像処理回路14内の各回路がパイプ
ライン処理を行うように構成されているので、遅れ段数
が発生するため、それぞれシャープネスによる副走査お
よび主走査遅れの補正を行う回路である。次に倍率変換
回路32は、本発明の最も特徴とする部分であって、色
処理を行った後の4色の画像データおよびプレシャープ
ネス処理を行った4色の画像データ、またはバイパスし
てきた4色の画像データに直線補間による主走査方向の
変倍(倍率変換)や解像度変換をかけるもので、同時に
主走査位置の移動および点順次信号を線順次信号に変換
する点線変換も行う。倍率変換回路32の詳細について
は後述する。
【0017】シャープネス処理回路36は、輪郭強調す
るために、プレシャープネス回路28からの4色の画像
信号と、色処理回路26またはバイパス回路24からの
4色の画像信号との2つの画像データを使って前述した
ように従来同様のシャープネス処理を行うものである。
なお、シャープネス処理回路36側では、入力画像デー
タ信号のタイプ(3色か4色か)によって、色処理回路
26の出力と色処理回路26を通らないバイパス回路2
4の出力を選択する機能を有している。従って、入力フ
ォーマット変換部であるフォーマッタ22は4色入力機
能を有しており、ここで色処理回路26の出力とバイパ
ス回路24の出力を選択する機能を有しているので、
R,G,Bの3色の画像データに加え、Y,M,C,K
の4色の画像データも画像処理回路14で所要の画像処
理、例えば倍率・解像度変換、輪郭強調、階調変換、ト
ンボ、コメント、ボーダーラインなどのラインワーク付
加などの処理を行うことができ、画像記録装置に出力し
て色版フィルムを作製することができる。
【0018】階調変換回路38は、8ビット入力8ビッ
ト出力のルックアップテーブル(%−%LUT)を用い
て、ネガポジの反転、ハイライト(HL)やシャドウ
(SD)側を強くしたり弱く(つぶ)したりする階調変
換を行うものである。ラインワークバッファ(LWBu
ff)40は、2MBのメモリで、トンボ、コメント、
ボーダーラインなどのラインワーク情報を記憶している
バッファメモリである。ラインワーク付加回路42は、
ラインワーク情報を画像データから再生される画像に上
から重ねるために画像信号と合成するものである。
【0019】階調変換回路44は、所定ビット長、例え
ば8ビットの画像信号、従って0−255階調の画像信
号を必要な階調、例えば0−100階調に変換する回路
である。このように得られた画像データをラインメモリ
46に入力し、ラインの切れ目のない連続したデータに
変換して、FIFO16に送り、バッファリングして、
必要なタイミングで、SCSIインターフェース73を
通して、網掛処理を施して画像記録装置に出力すめたの
出力インターフェースユニットに送ることができる。
【0020】ここで、倍率変換回路32は、倍率・解像
度変換部分において、色毎の識別番号を持つことによ
り、色別の切り出しと倍率変換機能および点線変換機能
を複合して持つ。図2に本発明に用いられる倍率変換回
路の一実施例のブロック図を示す。同図に示すように、
倍率変換回路32は、書込アドレス発生部48と、読出
アドレス発生部50と、トグルコントローラ52と、セ
レクタ54と、ラインメモリ(A)56およびラインメ
モリ(B)58と、セレクタ60と入力バッファ62a
および62bと、補間演算部64とを有する。
【0021】ラインメモリ56および58は、データラ
インにおいて、トグルコントローラ52によって制御さ
れるトグルメモリを構成する。すなわち、トグルコント
ローラ52は例えば3ステートバッファなどで構成され
る入力バッファ62aを通常の動作状態とし、1ライン
分の入力画像データのラインメモリ56への書き込みを
可能とするとともに、入力バッファ62bの出力をハイ
インピーダンス状態にして切り離し、入力画像データの
ラインメモリ58への伝送を不可とする。一方、この
間、出力側では、トグルコントローラ52は、セレクタ
60がラインメモリ58の出力を選択するように制御
し、ラインメモリ56からの画像データの出力(読み出
し)を不可とするとともに、ラインメモリ58からの画
像データの出力(読み出し)を可能とする。
【0022】こうして、ラインメモリ56に1ライン分
の入力画像データが書き込まれている間に、ラインメモ
リ58から記憶されている1ライン分の画像データが読
み出されるが、1ライン分の画像データのラインメモリ
56への書き込みおよびラインメモリ58からの読み出
しが終了すると、トグルコントローラ52は、入力バッ
ファ62aの出力をハイインピーダンスとするとともに
入力バッファ62bを通常の動作状態として入力画像デ
ータのラインメモリ58への書き込みを可能とし、ライ
ンメモリ56への書き込みを不可とする一方で、セレク
タ60によって画像データのラインメモリ56からの読
み出しを可能とするとともにラインメモリ58からの読
み出しができないように切り替える。このようにして、
ラインメモリ56および58を効率よく使うことができ
る。
【0023】次にラインメモリ56および58の書き込
みアドレスおよび読み出しアドレスを行うアドレスライ
ンについて説明する。トグルコントローラ52は、ライ
ンメモリ56が入力側に、ラインメモリ58が出力側に
接続されている時は、セレクタ54を書込アドレス発生
部48をラインメモリ56に、読出アドレス発生部50
をラインメモリ58に接続するように切り替え、ライン
メモリ56および58の入出力側が切り替えられた時に
はセレクタ54によって書込アドレス発生部48をライ
ンメモリ58側に、読出アドレス発生部50をラインメ
モリ56側に切り換える。
【0024】入力画像データは、Y,M,C,Kの点順
次データ、例えば8ビットの網%データであるが、図1
に示すように後段のシャープネス強調処理などを行うた
めには、Y,M,C,Kの線順次データが必要であるた
め、点線変換を行う必要がある。このため、本発明にお
いては、ラインメモリ56および58の内部の構成を図
3に示すように4つに分割して、Y,M,C,Kの4色
についてアドレスの上位2ビットに色信号を割り付け、
例えばY,M,C,Kをそれぞれ00,01,10,1
1として各色毎に同じ領域(アドレス領域)に書き込
む。
【0025】このため、書込アドレス発生部48は、図
2に示すように入力画像データの色信号および入力同期
信号を受けて、アドレスの発生を色信号を示す上位2ビ
ットを変化させて行う。図4はこのような機能を持つ書
込アドレス発生部48の一実施例のブロック図である。
書込アドレス発生部48には入力画像データの色信号が
入力同期信号に同期して入力され、書込アドレスの上位
2ビットを構成する。さらに、書込アドレス発生部48
は、入力同期信号によりトリガされ、その1/4の周波
数(4倍の周期)を持つ画素同期信号を出力する、例え
ば2ビットのカウンタ(図示せず)と、この画素同期信
号に同期して書込アドレスの下位ビット、例えば13ビ
ットを構成する出力値を連続して出力し、ライン同期信
号によってクリアされるカウンタ66とを有し、書込ア
ドレスの下位13ビットを発生する。
【0026】こうして、書込アドレス発生部48は、入
力された色信号とカウンタ66の出力とを合わせ、例え
ば上位2ビットを色信号、下位13ビットをカウンタ6
6の出力とする15ビットの書き込みアドレスを発生す
る。なお、カウンタ66は、ミラー選択信号によって、
アップカウント(正順)Uかダウンカウント(逆順)D
かを選択し、ノーマル/ミラーの設定を行うこともでき
る。書込アドレス発生部48で発生された書き込みアド
レスに従って、ラインメモリ56および58に書き込む
ことにより、1ライン分のY,M,C,Kの点順次入力
画像データを図3に示すように各色毎に上位2ビットが
各色信号を示す4つの領域に分割して書き込むことがで
きる。
【0027】このようにしてラインメモリ56および5
8に書き込まれた1ライン分の画像データを倍率変換し
て1ライン分のY,M,C,Kの線順次画像データとし
て読み出すための読出アドレス発生部50は以下のよう
に構成される。図5は読出アドレス発生部50の一実施
例のブロック図である。同図に示すように読出アドレス
発生部50は、出力同期信号に同期して、出力値が連続
して変化し、ライン同期信号でクリアされるカウンタ6
8と、カウンタ出力値を入力することにより、出力する
ことのできる読出アドレスデータが予め書き込まれたア
ドレスRAM70および読出アドレスの増加値に対応し
て予め設定されている補間係数値が予め書き込まれた係
数RAM71からなるポインタRAM72と、前の読出
アドレスの下位ビット、例えば下位13ビットと読出ア
ドレスの増加値とを加算する加算器74と、加算器74
から出される読出アドレスの下位13ビットを保持する
D型フリップフロップ(DFF)76とを有する。
【0028】ポインタRAM72はデータの副走査倍率
変換を行うためのポインタRAM0と、主走査倍率変換
と主走査位置の調整を行うためのポインタRAM1とか
らなり、ポインタRAM1およびポインタRAM0には
2種のコマンドからなるコマンドフォーマットとして、
所望の倍率に応じて下記表に示すようにデータが予め書
き込まれている。なお、本発明においてはポインタRA
M72は、変換倍率毎に予め書き変えられる。
【0029】
【表1】
【0030】ここで、コマンドは2種あり、LOADは
設定されたデータの16ビット目(b15)の値が1
で、記憶データのb14,b13の2ビットC1,C0
が色指定値であり、b12〜b0の13ビットA12〜
A0は、予め設定された主走査読み出し位置プリロード
値を示し、指定色C1,C0の読み出し開始位置をDF
F76にロードする。次に、コマンドINCはデータの
b15の値が0であり、次のb14,b13は同様に2
ビットの色指定値C1,C0,次のb11〜b8の4ビ
ットdA3〜dA0は読出アドレス増加値、最後のb7
〜b0の8ビットT7〜T0は補間係数値を示し、指定
色の読出アドレス値をアドレス増加値dA3〜dA0の
分だけインクリメントするとともに得られた読出アドレ
スの画像データとこの読出アドレスより1つ多い(+
1)アドレスの画像データとの間で補間係数値T7〜T
0を用いて直線補間計算を行って出力画像データとして
出力する。
【0031】このように、ポインタRAM72のアドレ
スRAM70には始めに倍率に応じて予め設定された主
走査読み出し位置プリロード値A12〜A0を含むLO
ADコマンドフォーマットの16ビットが、次いで読出
アドレス増加値dA3〜dA0を含むINCコマンドフ
ォーマットの上位8ビットが倍率に応じた1ライン分予
め書き込まれている。また、係数RAM71には、IN
Cコマンドフォーマットの下位8ビットの補間係数値T
7〜T0が倍率に応じた1ライン分予め書き込まれてい
る。
【0032】ポインタRAM72のアドレスRAM70
からは、カウンタ68の出力値、すなわちポインタRA
M72のアドレスに従って、倍率に応じて予め記憶され
たデータが読み出され、このデータの最上位ビットのコ
マンドはDFF76に出力され、次の2ビットの色指定
値は読出アドレスの上位2ビットとして出力され、コマ
ンドがLOAD(1)の場合には次の13ビットの主走
査読出プリロード値が、コマンドがINC(0)の場合
には次の5ビットのうちの下位4ビットの読出アドレス
の増加値が加算器74に出力される。同時にポインタR
AM72の係数RAM71からはコマンドがINC
(0)の場合にアドレスRAM70からの読出アドレス
の増加値の読み出し、に応じてその下位8ビットの補間
係数値が出力され、後段の補間演算回路64(図2参
照)において補間演算に用いられる。
【0033】加算器74ではまず始めにLOADコマン
ドフォーマットデータから読み出された13ビットの主
走査読出プリロード値A12〜A0が、ライン同期信号
でクリアされたDFF76にラッチされた値“0”と加
算されて出力され、DFF76にラッチされる。続い
て、次の出力同期信号のクロックに同期して、DFF7
6は読出アドレスの下位13ビットとしてプリロード値
A12〜A0を出力するとともに、加算器74へも出力
する。一方、加算器74ではINCコマンドフォーマッ
トデータから4ビットの読出アドレス増加値dA3〜d
A0とDFF76の出力値A12〜A0とが入力され、
加算され、加算値がDFF76に出力される。この後、
加算器74およびDFF76は、倍率に応じたアドレス
増加値が加算された読出アドレスの下位13ビットを順
次出力する。
【0034】なお、読出アドレス発生部50において、
カウンタ68は、出力同期信号に同期して、1つずつ増
加する出力値、すなわちポインタRAM72のアドレス
値を1つの指定色について倍率変換された1ライン分ポ
インタRAM72に出力するので、この1つの指定色、
例えばY色の1ライン分の画像データを読み出すための
読出アドレスの下位13ビットが、順次、ポインタRA
M72のアドレスRAM70、加算器74を介して生成
され、DFF76から出力され、1ライン分に達する
と、ライン同期信号によってクリアされる。この後、読
出アドレス発生部50は次の指定色、例えばM色につい
て、同様に1ライン分の読出アドレスを発生し、続いて
C色、K色について1ライン分の読出アドレスの発生を
続ける。こうして、読出アドレス発生部50は1ライン
の画素分のラインメモリ56(または58)からの倍率
に応じた読出アドレスの発生を終了する。
【0035】ところで、本発明の倍率変換回路32にお
いては、このようにして読出アドレス発生部50におい
て変換倍率に応じて発生される読出アドレスに対応して
読み出される画像データと、当該読出アドレスより1つ
大きいアドレス(読出アドレス+1)の画像データとの
間で、アドレスRAM70からの読出アドレス増加値の
読み出しと同時に係数RAM71から読み出される係数
を用いて補間演算回路64で補間演算をしている。この
ため、本発明の読出アドレス発生部50においては、図
6に示すように出力同期信号の2倍の周波数(1/2の
周期)の補間演算のための同期信号(補間同期信号)に
同期して動作するカウンタ78によって出力同期信号に
同期してロード(LOAD)されるDFF76から出力
された読出アドレスの下位13ビットと、これに1加え
た読出アドレスの下位13ビットとを発生し、上位2ビ
ットを加え、15ビットの読出アドレスとこれに1加え
た15ビットの読出アドレスを発生している。そして、
倍率変換回路32ではこれらの2種の読出アドレスに対
する画像データをラインメモリ56または58から読み
出している。
【0036】このようにして、読み出された2つの画像
データは、補間演算回路64において補間演算された
後、出力画像データとされる。図7に補間演算回路64
の一実施例を示す。同図に示すように補間演算回路64
は、読出アドレス発生部50において係数RAM71か
ら読み出された係数T7〜T0の8ビットデータから補
間演算のための2つの係数を発生する論理回路80と、
これらの係数とラインメモリ56または58から読み出
された画像データとの積をとる乗算器82と、加算器8
4とD型フリップフロップ86とを有する。
【0037】ここで補間演算回路64は、出力画像デー
タをyn とすると、ラインメモリ56または58から読
み出された所定読出アドレスの画像データxn とこのア
ドレスに1加えたアドレスの画像データxn+1 との間で
2点直線補間を行うもので、以下の式を演算する。 yn =(1−t)・xn +t・xn+1
【0038】まず、論理回路80には、出力同期信号に
応じて係数t(T7〜T0の8ビットデータ)から出力
同期信号の2倍の周波数の補間同期信号に同期して係数
1−tを、続いて係数tを乗算器82に出力する。乗算
器82にはセレクタ60によって選択されたラインメモ
リ56または58からはじめに画像データxn 、続いて
n+1 が同様に補間同期信号に同期して入力される。ま
ず、乗算器82では係数1−tと画像データxn との乗
算を行い、乗算値(1−t)・xn を加算器84に出力
する。この時、加算器84には出力同期信号によってク
リアされたDFF86の出力“0”が入力されているの
で、加算器84は入力された(1−t)・xn を加算値
としてDFF86に出力する。ここでDFF86は補間
同期信号に同期して加算値(1−t)・xn をラッチ
し、次のクロックで加算器84に出力する。
【0039】一方、乗算器82では、係数(1−t)と
画像データxn との乗算数、続いて、係数tと画像デー
タxn+1 との乗算が行われ、乗算値t・xn+1 が加算器
84に出力される。この時、加算器84にはDFF86
から先にラッチされていた乗算値(1−t)・xn が入
力されてくるので、加算器84は2つの乗算値を加算
し、加算値(1−t)・xn +t・xn+1 をDFF86
に出力し、DFF86はこの加算値をラッチする。この
後、次のクロックでDFF86は、この加算値(1−
t)・xn +t・xn+1 を倍率変換処理出力画像データ
n として出力し、DFF86は出力同期信号によって
クリアされる。
【0040】こうして、倍率変換回路32では読出アド
レス発生部50において、発生された各色の1ライン分
の読出アドレスの画像データがラインメモリ56または
58から読み出され、補間演算回路64によって補間演
算されて出力画像データとして出力されるが、これらの
1ライン分の出力画像データは設定倍率に応じて設定さ
れたアドレスRAM70の読出アドレス増加値によって
決定される所定間引率で間引かれ、あるいは所定補間率
で補完されているので、入力画像データに対して設定倍
率で倍率変換された画像データとなる。また、これらの
1ライン分の出力画像データは、同時に、8ビット点順
次画像データ(網%データ)から点線変換され、Y,
M,C,Kの各色順に1ライン分ずつ出力される8ビッ
ト線順次画像データ(網%データ)である。
【0041】こうして、倍率変換回路32は、Y,M,
C,Kの点順次入力画像データに対し、点線変換と主走
査方向の倍率変換と主走査方向の位置の調整(主走査方
向の切り出し位置やトリミング位置)とを同時に行うこ
とができる。また、倍率変換回路32は、ポインタRA
M72のポインタRAM0に設定されたINCコマンド
フォーマットデータを用いることにより、同様にして読
み出しアドレスを制御し、ラインメモリ56または58
から読み出される画像データの副走査方向の倍率変換を
行うこともできる。
【0042】本発明に係る画像処理装置は基本的に以上
のように構成されるが、本発明はこれに限定されるわけ
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、改
良および設計の変更が可能なことはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
倍率変換処理に用いるラインメモリを分割して画像デー
タの読み出しおよび書き込みを行うことができ、上位ビ
ットを色毎の識別信号として用い、ラインメモリへの書
き込み時には上位ビットを変化させて、画像データの点
順次−線順次変換を行い、倍率に応じたアドレスの差異
情報の他に領域情報を持たせるので、倍率・解像度変
換、点線変換および画像の切り出しやトリミングを同一
回路で行うことができ、これらを行う回路規模を縮小す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】 図1に示される画像処理装置に用いられる倍
率変換回路の一実施例のブロック図である。
【図3】 図2に示される倍率変換回路に用いられるラ
インメモリの内部構成の一例を説明するための構成図で
ある。
【図4】 図2に示される倍率変換回路に用いられる書
込アドレス発生部の一実施例のブロック図である。
【図5】 図2に示される倍率変換回路に用いられる読
出アドレス発生部の一実施例のブロック図である。
【図6】 図5に示される読出アドレス発生部の他の一
部の一実施例のブロック図である。
【図7】 図1に示される画像処理回路に用いられる補
間演算回路の一実施例のブロック図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置 14 画像処理回路 22 フォーマッタ 24 バイパス回路 26 色処理回路 28 プレシャープネス回路 32 倍率変換回路 36 シャープネス強調回路 38 階調変換回路 48 書込アドレス発生部 50 読出アドレス発生部 52 トグルコントローラ 54,60 セレクタ(sel) 56,58 ラインメモリ 62a,62b バッファ 64 補間演算回路 66,68,78 カウンタ 70 アドレスRAM 71 係数RAM 72 ポインタRAM 74,84 加算器 76,86 D型フリップフロップ(DFF) 80 論理回路 82 乗算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像データを色別に色識別記号をつ
    けて、入力クロックに同期して色別の領域に記憶する第
    1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から読み出すための初期アドレスと
    アドレスの増加値、および画像データを処理するための
    色別の補間係数値を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段から読み出した前記初期アドレスに
    前記アドレスの増加値を累積した値を加算して、読み出
    しクロックに同期して読み出しアドレスを発生する読み
    出しアドレス発生手段と、 前記読み出しアドレスを用いて、前記第1の記憶手段か
    ら読み出した色別の前記カラー画像データを、前記第2
    の記憶手段から読み出した前記色別の補間係数値を用い
    て補間することにより倍率変換と解像度変換を行う倍率
    変換回路とを有することを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217385A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sharp Corp テレビ画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217385A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sharp Corp テレビ画像処理装置
JP4526405B2 (ja) * 2005-02-04 2010-08-18 シャープ株式会社 テレビ画像処理装置

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