JPH09106476A - 自動販売装置 - Google Patents

自動販売装置

Info

Publication number
JPH09106476A
JPH09106476A JP26289695A JP26289695A JPH09106476A JP H09106476 A JPH09106476 A JP H09106476A JP 26289695 A JP26289695 A JP 26289695A JP 26289695 A JP26289695 A JP 26289695A JP H09106476 A JPH09106476 A JP H09106476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
stopper
display shelf
merchandise
automatic vending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26289695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2777557B2 (ja
Inventor
Tsuneo Kanezuka
恒男 金塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SILK HOSEI KOJO KK
Original Assignee
SILK HOSEI KOJO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SILK HOSEI KOJO KK filed Critical SILK HOSEI KOJO KK
Priority to JP7262896A priority Critical patent/JP2777557B2/ja
Publication of JPH09106476A publication Critical patent/JPH09106476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777557B2 publication Critical patent/JP2777557B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の自動販売装置において、その背面部を
覆う背面板を不要とし、部品点数や材料費を減少させ、
安価な自動販売装置を提供する。 【解決手段】 上下に配列した複数段の商品陳列棚2を
室内の壁面1の前面部に設置し、これらの商品陳列棚2
に陳列された商品を指定する指定キーや金銭投入口を備
えた操作部と、指定された商品を商品陳列棚2から落下
させる商品落下機構15と、落下した商品を商品取出口
まで搬送するコンベア27と、壁面1に対して略平行に
対向して商品陳列棚2と商品落下機構15とコンベア2
7とを覆う透明板29とを設けることにより、自動販売
装置を形成する。この自動販売装置は、室内の壁面1を
自動販売装置の背面部を覆う背面板として利用するた
め、背面板を新たに設けることが不要となり、部品点数
や材料費が減少し、安価な自動販売装置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種類の商品を販
売できる大型の自動販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売装置としては、ジュース
やタバコ等の特定種類の商品のみを販売する小型のもの
が広く普及している。これに対し、特開昭50−793
98号公報や特開平4−184595号公報に開示され
ているように、多種類の商品を販売できる大型の自動販
売装置についても様々な提案がなされている。
【0003】このような大型の自動販売装置では、商品
を陳列する複数段の商品商品棚と、購入する商品を指定
する指定キーや金銭投入口等を備えた操作部と、指定さ
れた商品を商品陳列棚から落下させる商品落下機構と、
落下した商品を商品取出口に向けて搬送するコンベア等
が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した大型の自動販
売装置では、商品陳列棚や商品落下機構やコンベア等を
一面を開口させた箱型の本体ケース内に収納し、開口さ
せた一面にガラスやプラスチックスで形成した透明板を
取付けている。
【0005】従って、このような箱型の本体ケースを使
用する大型の自動販売装置では、この自動販売装置が大
型になるにつれて本体ケースを形成するための材料費が
アップし、自動販売装置の製造コストがアップする。
【0006】また、このような大型の自動販売装置で
は、商品棚に陳列する商品のサイズや重量が様々である
ため、それらの商品を落下させる商品落下機構として
は、どのような商品であってもその商品を確実に落下さ
せることができ、かつ、一度に二個以上の商品が落下す
ることを確実に防止できるものであることが要求され
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、上下に配列して室内の壁面の前面部に設置した複数
段の商品陳列棚と、これらの商品陳列棚に陳列された商
品を指定する指定キーや金銭投入口を備えた操作部と、
指定された商品を前記商品陳列棚から落下させる商品落
下機構と、落下した商品を商品取出口まで搬送するコン
ベアと、前記壁面に対して略平行に対向して前記商品陳
列棚と前記商品落下機構と前記コンベアとを覆う透明板
とを有し、室内の壁面を自動販売装置の背面部を覆う背
面板として利用するため、この自動販売装置では背面板
を新たに設けることが不要となり、部品点数及び材料費
が減少し、製造コストが低下する。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、商品陳列棚の前端部表面より上方へ突出
した商品保持位置とこの商品陳列棚の表面より下側に入
り込んだ商品保持解除位置とへ移動自在な第一ストッパ
と、前記第一ストッパから所定寸法離間した上方位置に
設けられて前記商品陳列棚の表面より上方へ突出した商
品押上位置とこの商品陳列棚の表面より下側に入り込ん
だ商品押上解除位置とへ移動自在な第二ストッパと、前
記第一ストッパと前記第二ストッパとを備えた回動自在
な回動部材と、前記第一ストッパを商品保持位置へ移動
させたときに前記第二ストッパを商品押上解除位置へ移
動させるとともに前記第一ストッパを商品保持解除位置
へ移動させたときに前記第二ストッパを商品押上位置へ
移動させるように前記回動部材を回動させるソレノイド
とを有する商品落下機構を設けたので、商品陳列棚に陳
列された商品を落下させる場合には、ソレノイドの駆動
により回動部材が回動し、第一ストッパを商品保持解除
位置へ移動させるとともに第二ストッパを商品押上位置
へ移動させる。これにより、商品保持位置に位置してい
た第一ストッパにより保持されていた商品が商品陳列棚
から落下する状態となり、このとき、第二ストッパがそ
の商品の後部側を上方へ押し上げるため、その商品の落
下が確実に行なわれる。また、商品押上位置へ移動した
第二ストッパは、次の商品が落下することを阻止し、商
品落下機構の一回の動作時に二個以上の商品が落下する
ことが確実に防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。図1は自動販売装置の縦断
側面図、図2は自動販売装置の全体構造を示す正面図で
ある。この自動販売装置を設置する室内における三方の
壁面1の前面部には複数段の商品陳列棚2が上下に配列
されており、これらの商品陳列棚2は前方下がりとなる
ように傾斜させてある。前記壁面1に略接する前方位置
には複数本の後部フレーム3が立設され、隣合う後部フ
レーム3間には左右方向水平向き延出した複数本の支持
フレーム4が上下に配列して固定されている。前記壁面
1から所定寸法離間した前方位置には複数本の前部フレ
ーム5が立設され、これらの前部フレーム5には上下方
向にそって多数の角度調節孔6が形成されている。そし
て、前記商品陳列棚2の後端部に形成された引掛部7が
前記支持フレーム4に回動自在に引っ掛けられ、前記商
品陳列棚2の前部がいずれかの前記角度調節孔6に着脱
自在に係止した支持片8に支持されている。なお、自動
販売装置の背面部となる前記壁面1には、必要に応じて
カラーパネル等を貼付けて美観を向上させる。
【0010】前記自動販売装置には、前記商品陳列棚2
に陳列された商品の中から購入しようとする商品を指定
する指定キー9と、金銭投入口である紙幣投入口10及
び硬貨投入口11と、操作手順等を表示するガイダンス
表示部12と、指定した商品のリストや金額等を表示す
る指定商品表示部13等を備えた操作部14が設けられ
ている。
【0011】前記商品陳列棚2の前端部の裏面側には、
この商品陳列棚2に陳列されている商品を前記操作部1
4での指定操作に基づいて落下させる商品落下機構15
が取付けられている。なお、前記商品陳列棚2における
商品を陳列する領域は仕切板16によって複数に仕切ら
れており、各商品陳列棚2にはその仕切数と等しい数の
商品落下機構15が取付けられている。また、前記仕切
板16は、この仕切板16の下端縁に形成した突起部
(図示せず)を前記商品陳列棚2に形成したスリット1
7に係合させることにより着脱自在に取付けられてお
り、大きなサイズの商品を陳列する場合には仕切板16
を必要な枚数だけ取外し、広い陳列幅を確保するように
する。
【0012】前記商品落下機構15は図3及び図4に詳
細に示すように、第一ストッパ18と、第二ストッパ1
9と、支軸20を支点として回動自在な回動部材21
と、この回動部材21を回動させるソレノイド22とに
より形成されている。前記第一ストッパ18は2本の棒
状部材であり、商品陳列棚2の前端部に位置して、この
商品陳列棚2の表面より上方へ突出した商品保持位置と
この商品陳列棚2の表面より下側に入り込んだ商品保持
解除位置とへ移動自在に設けられている。前記第二スト
ッパ19も2本の棒状部材であり、前記商品陳列棚2の
傾斜に沿って前記第一ストッパ18から所定寸法離間し
た上方位置に配置され、前記商品陳列棚2の表面より上
方へ突出した商品押上位置とこの商品陳列棚2の表面よ
り下側に入り込んだ商品押上解除位置とへ移動自在に設
けられている。
【0013】前記回動部材21は、水平方向に配置され
た一対の第一リンク21aと水平方向に配置された一対
の第二リンク21b、及び、これらのリンク21a,2
1bを一体的に固定する固定部材(図示せず)からな
り、第一リンク21aの下端側先端部に前記第一ストッ
パ18が回動自在に連結され、第二リンク21bの上端
側先端部に前記第二ストッパ19が回動自在に連結され
ている。前記回動部材21には下方向きに延出した一個
のリンク23が固定されており、このリンク23には三
個の連結用孔23a,23b,23cが形成されてい
る。前記ソレノイド22には駆動用リンク24の一端が
回動自在に連結され、駆動用リンク24の他端が前記連
結用孔23a,23b,23cのいずれか一つに回動自
在に連結されている。
【0014】前記商品陳列棚2の前端部には下向きに屈
曲させた目隠部25が形成されており、この目隠部25
によって前記回動部材21や前記ソレノイド22等が正
面側から見えないように目隠しされている。前記目隠部
25の裏面側には、その目隠部25の下方に位置する他
の商品陳列棚2に陳列されている商品を照明する蛍光ラ
ンプ26が取付けられている。
【0015】前記商品陳列棚2よりも前方位置であって
最下段の商品陳列棚2よりも下側には、前記商品落下機
構15により落下された商品を側方へ搬送するコンベア
27が設けられている。前記操作部14の下方位置に
は、前記コンベア27で搬送された商品を取り出すため
の商品取出口28が形成されている。
【0016】つぎに、前記壁面1に対して略平行に対向
して前記商品陳列棚2と前記商品落下機構15と前記コ
ンベア27とを覆うガラスやプラスチックス等で形成し
た透明板29が設けられている。この透明板29は、下
端縁を床面側に設置した下部レール部材30にスライド
自在に保持されるとともに上端縁を天井面側に設置した
上部レール部材31によりスライド自在に保持されてい
る。また、前記自動販売装置の両端部には、前記壁面1
と前記透明板29との間を閉止する側板(図示せず)が
設けられている。
【0017】このような構成において、商品を購入しよ
うとする顧客が操作部14において貨幣の投入や商品の
指定等の所定の操作を行なうと、指定された商品に対応
する商品落下機構15が作動し、指定された商品をコン
ベア27上へ落下させる。一方、商品が落下する直前の
タイミングでコンベア27が作動を開始し、落下した商
品がコンベア27により商品取出口28へ向けて搬送さ
れ、商品取出口28へ搬送された商品を顧客が取り出す
ことにより一回の取引が終了する。なお、二個以上の商
品を指定した場合には、それらの商品が次々にコンベア
27上に落下し、順次商品取出口28まで搬送される。
【0018】つぎに、商品落下機構15による商品落下
動作を詳細に説明する。図3(a)はソレノイド22へ
の通電が行なわれていない待機時の状態である。この待
機時においては、第一ストッパ18が商品保持位置に位
置しており、商品陳列棚2上に陳列された商品A1,A
2,A3,……が落下することを阻止している。一方、
第二ストッパ19は、商品押上解除位置に位置してお
り、陳列された商品A1,A2,A3,……に対しては
何ら影響を与えないようになっている。
【0019】ここで、第一ストッパ18と第二ストッパ
19とは2本の棒状部材であるため、材料費が安く、安
価な構造である。しかも、第一ストッパ18は陳列され
ている商品A1,A2,A3,……等を正面側から見る
ことに対する妨げとはならず、陳列されている商品が見
易いものとなる。
【0020】図3(b)は購入する商品の指定操作に基
づき、ソレノイド22への通電が行なわれた商品落下時
の状態である。この商品落下時においては、駆動用リン
ク24がソレノイド22側へ引っ張られ、回動部材21
が支軸20を支点として矢印a方向へ回動する。この回
動動作に伴い、第一ストッパ18が商品陳列棚2の表面
より下側に入り込んだ商品保持解除位置へ移動し、第二
ストッパ19が商品陳列棚2の表面より上方へ突出した
商品押上位置へ移動する。第一ストッパ18が商品保持
解除位置へ移動することにより商品A1が商品陳列棚2
から落下する状態となり、このとき、この商品A1の後
端側を第二ストッパ19が上方向きに押し上げることに
より、商品A1の落下が確実に行なわれる。そして、商
品A1が落下することにより他の商品A2,A3,……
が商品陳列棚2の傾斜に沿って下方へスライドするが、
それらの商品A2,A3,……は商品押上位置へ移動し
ている第二ストッパ19に当って止まり、二個目以下の
商品A2,A3,……が連続して落下することが防止さ
れる。
【0021】ソレノイド22への通電が遮断されて商品
落下機構15が待機時の状態に戻ったときには、第二ス
トッパ19が商品押上解除位置へ移動するとともに第一
ストッパ18が商品保持位置へ移動し、第二ストッパ1
9で止められていた商品A2,A3,……が商品陳列棚
2の傾斜に沿って僅かに下降した後に第一ストッパ18
で保持され、次回の商品販売に備えた待機状態となる。
【0022】つぎに、駆動用リンク24をリンク23に
連結する際に、連結する連結用孔23a,23b,23
cを変更することができ、この変更によって、待機時や
商品落下時における第一ストッパ18と第二ストッパ1
9との停止位置を変更することができる。例えば、駆動
用リンク24を連結用孔23cに連結すれば、商品保持
位置へ移動した第一ストッパ18の上方への突出寸法が
小さくなり、商品押上位置へ移動した第二ストッパ19
の上方への突出寸法が大きくなる。従って、商品陳列棚
2に陳列する商品の高さ寸法が大きい場合や商品陳列棚
2の傾斜角度を大きくした場合等には、待機時における
第一ストッパ18の上方への突出寸法を大きくして商品
の保持を確実に行なえるようにする。
【0023】ここで、本実施の形態の自動販売装置は、
この自動販売装置を設置する室内の壁面1を自動販売装
置の背面部を覆う背面板として利用するため、背面板を
新たに設けることが不要となり、部品点数及び材料費が
大幅に減少し、製造コストが低下する。特に、自動販売
装置を大型化させることに伴って製造コストの低下幅が
大きくなる。
【0024】また、この自動販売装置は、組立てた形の
自動販売装置を設置場所まで搬送して据え付けるという
ものではなく、自動販売装置を設置しようとする室内に
各部品を搬入し、その室内で組み立てるという方式をと
るため、輸送コストが大幅に低下する。さらに、この自
動販売装置は、板状の商品陳列棚2の横幅寸法を調節
し、それに応じて後部フレーム3や前部フレーム5等の
間隔を変更するというような簡単な設計変更により、室
内のサイズにぴったり合った自動販売装置を得ることが
できる。
【0025】なお、本実施の形態においては、室内の三
方の壁面1を利用した平面視コの字形の自動販売装置を
例に挙げて説明したが、自動販売装置の形状としては平
面視コの字形に限定されるものではなく、室内の一方の
壁面のみを利用した平面視I字形、又は、室内の二方の
壁面を利用した平面視L字形等であってもよい。
【0026】また、本実施の形態においては、室内の全
体を自動販売装置として利用する場合を例に挙げて説明
したが、このような自動販売装置を室内の一部のみを利
用して設置することも可能である。室内の一部を利用し
てこのような自動販売装置を設置することに適した場所
としては、例えば、ホテルのロビー、ガソリンスタンド
の待ち室、パチンコ店等が考えられる。
【0027】つぎに、商品落下機構32の変形例を図5
に基づいて説明する。なお、図1ないし図4において説
明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略す
る。この商品落下機構32は、一対の第一ストッパ33
と、第二ストッパ34と、支軸35を支点として回動自
在な長方形板状の回動部材36と、この回動部材36を
回動させるソレノイド22とにより形成されている。前
記第一ストッパ33は板状に形成され、前記回動部材3
6の下端側先端部に固定されている。前記回動部材36
の上端側先端部は、この回動部材36が支軸35を支点
として回動することにより、商品陳列棚2の表面より上
方へ突出した商品押上位置とこの商品陳列棚2の表面よ
り下側に入り込んだ商品押上解除位置とへ移動自在な前
記第二ストッパ34とされている。
【0028】前記回動部材36の裏面には下方向きに延
出したリンク37が固定されており、一端を前記ソレノ
イド22に回動自在に連結した駆動用リンク24の他端
が前記リンク37に形成した長穴38に連結されてい
る。前記商品陳列棚2には、前記回動部材36よりわず
かに大きいサイズの開口39が形成されており、この開
口39に臨んで前記回動部材36が配置されている。前
記回動部材36の裏面には、図5(a)に示すようにソ
レノイド22への通電が行なわれていない待機時におい
て、前記商品陳列棚2の裏面に当接して回動部材36の
回動角度を規制する回動規制ストッパ40が固定されて
いる。
【0029】このような構成において、図5(a)はソ
レノイド22への通電が行なわれていない待機時の状態
である。この待機時においては、第一ストッパ33が商
品保持位置に位置しており、商品陳列棚2上に陳列され
た商品A1,A2,A3,……が落下することを阻止し
ている。一方、第二ストッパ34は、商品押上解除位置
に位置しており、陳列された商品A1,A2,A3,…
…に対しては何ら影響を与えないようになっている。
【0030】図5(b)は購入する商品の指定操作に基
づき、ソレノイド22への通電が行なわれた商品落下時
の状態である。この商品落下時においては、駆動用リン
ク24がソレノイド22側へ引っ張られ、回動部材36
が支軸35を支点として矢印b方向へ回動する。この回
動動作に伴い、第一ストッパ33が商品陳列棚2の表面
より下側に入り込んだ商品保持解除位置へ移動し、第二
ストッパ34が商品陳列棚2の表面より上方へ突出した
商品押上位置へ移動する。第一ストッパ33が商品保持
解除位置へ移動することにより商品A1が商品陳列棚2
から落下する状態となり、このとき、この商品A1の後
端側を第二ストッパ34が上方向きに押し上げることに
より、商品A1の落下が確実に行なわれる。そして、商
品A1が落下することにより他の商品A2,A3,……
が商品陳列棚2の傾斜に沿って下方へスライドするが、
それらの商品A2,A3,……は商品押上位置へ移動し
ている第二ストッパ34に当って止まり、二個目以下の
商品A2,A3,……が連続して落下することが防止さ
れる。
【0031】ソレノイド22への通電が遮断されて商品
落下機構32が待機時の状態に戻ったときには、第二ス
トッパ34が商品押上解除位置へ移動するとともに第一
ストッパ33が商品保持位置へ移動し、第二ストッパ3
4で止められていた商品A2,A3,……が商品陳列棚
2の傾斜に沿って僅かに下降した後に第一ストッパ33
で保持され、次回の商品販売に備えた待機状態となる。
【0032】ここで、この商品落下機構32は、長方形
板状の回動部材36の下端側先端部に板状の第一ストッ
パ33を固定し、回動部材36の上端側先端部をそのま
ま第二ストッパ34として利用するため、部品点数が少
なくなるとともに構造が簡単になり、製造コストが大幅
に低減される。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自動販売
装置を設置する室内の壁面を自動販売装置の背面部を覆
う背面板として利用できるため、新たに背面板を設ける
ことが不要となり、部品点数及び材料費を減少させるこ
とができ、製造コストを低減させることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、商品陳列棚
から商品を落下させる際に、第一ストッパを商品保持解
除位置へ移動させるとともに第二ストッパを商品押上位
置へ移動させて落下させる商品を上方へ押し上げるた
め、商品陳列棚からの商品の落下を確実に行なわせるこ
とができ、また、商品押上位置へ移動した第二ストッパ
によって次の商品が落下することを阻止するために商品
落下機構の一回の動作時に二個以上の商品が落下すると
ことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】全体構造を示す正面図である。
【図3】商品落下機構を示す縦断側面図で、(a)は待
機時の状態、(b)は商品落下時の状態である。
【図4】商品陳列棚を拡大して示す正面図である。
【図5】商品落下機構の変形例を示す縦断側面図で、
(a)は待機時の状態、(b)は商品落下時の状態であ
る。
【符号の説明】
1 壁面 2 商品陳列棚 8 指定キー 10,11 金銭投入口 14 操作部 15,32 商品落下機構 18,33 第一ストッパ 19,34 第二ストッパ 21,36 回動部材 22 ソレノイド 27 コンベア 28 商品取出口 29 透明板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配列して室内の壁面の前面部に設
    置した複数段の商品陳列棚と、これらの商品陳列棚に陳
    列された商品を指定する指定キーや金銭投入口を備えた
    操作部と、指定された商品を前記商品陳列棚から落下さ
    せる商品落下機構と、落下した商品を商品取出口まで搬
    送するコンベアと、前記壁面に対して略平行に対向して
    前記商品陳列棚と前記商品落下機構と前記コンベアとを
    覆う透明板とを有することを特徴とする自動販売装置。
  2. 【請求項2】 商品陳列棚の前端部表面より上方へ突出
    した商品保持位置とこの商品陳列棚の表面より下側に入
    り込んだ商品保持解除位置とへ移動自在な第一ストッパ
    と、前記第一ストッパから所定寸法離間した上方位置に
    設けられて前記商品陳列棚の表面より上方へ突出した商
    品押上位置とこの商品陳列棚の表面より下側に入り込ん
    だ商品押上解除位置とへ移動自在な第二ストッパと、前
    記第一ストッパと前記第二ストッパとを備えた回動自在
    な回動部材と、前記第一ストッパを商品保持位置へ移動
    させたときに前記第二ストッパを商品押上解除位置へ移
    動させるとともに前記第一ストッパを商品保持解除位置
    へ移動させたときに前記第二ストッパを商品押上位置へ
    移動させるように前記回動部材を回動させるソレノイド
    とを有する商品落下機構を設けたことを特長とする請求
    項1記載の自動販売装置。
JP7262896A 1995-10-11 1995-10-11 商品自動販売室 Expired - Fee Related JP2777557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262896A JP2777557B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 商品自動販売室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262896A JP2777557B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 商品自動販売室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09106476A true JPH09106476A (ja) 1997-04-22
JP2777557B2 JP2777557B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=17382128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7262896A Expired - Fee Related JP2777557B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 商品自動販売室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777557B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004995A1 (en) 1998-11-24 2000-05-31 Sanden Corporation Commodity storage apparatus with easy refilling

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839996U (ja) * 1971-09-14 1973-05-19
JPS49106400A (ja) * 1973-02-08 1974-10-08
JPS5523525A (en) * 1978-08-04 1980-02-20 Shibaura Eng Works Ltd Automatic dispenser
JPS56172174U (ja) * 1980-05-20 1981-12-19
JPS6083192A (ja) * 1983-10-07 1985-05-11 ヴアートツクス・コーポレーシヨン 離れた構入着手ステ−シヨンと引渡ステ−シヨンを有する物品の自動販売装置及び方法
JPS62502221A (ja) * 1985-03-06 1987-08-27 タ−ム−トロニクス インコ−ポレイテツド 自動販売方法及び装置
JPH022786U (ja) * 1988-06-10 1990-01-10

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839996U (ja) * 1971-09-14 1973-05-19
JPS49106400A (ja) * 1973-02-08 1974-10-08
JPS5523525A (en) * 1978-08-04 1980-02-20 Shibaura Eng Works Ltd Automatic dispenser
JPS56172174U (ja) * 1980-05-20 1981-12-19
JPS6083192A (ja) * 1983-10-07 1985-05-11 ヴアートツクス・コーポレーシヨン 離れた構入着手ステ−シヨンと引渡ステ−シヨンを有する物品の自動販売装置及び方法
JPS62502221A (ja) * 1985-03-06 1987-08-27 タ−ム−トロニクス インコ−ポレイテツド 自動販売方法及び装置
JPH022786U (ja) * 1988-06-10 1990-01-10

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004995A1 (en) 1998-11-24 2000-05-31 Sanden Corporation Commodity storage apparatus with easy refilling
US6199965B1 (en) 1998-11-24 2001-03-13 Sanden Corporation Commodity storage apparatus permitting ready supplement of commodities

Also Published As

Publication number Publication date
JP2777557B2 (ja) 1998-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7114650B2 (en) Retail products storage and dispensing apparatus and method
JPH09223269A (ja) 自動販売装置
US8317273B2 (en) Modular display and dispensing system and module device for building a display and dispensing system
JP3920574B2 (ja) 商品の動揺を最小にする自動販売機
JP2003533804A (ja) 前面が透明な販売機
US5215213A (en) Item storage and dispensing apparatus
JP2012221245A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
KR102293283B1 (ko) 키오스크 일체형 스마트 자판기
CN111971716B (zh) 可食用产品和/或耐用品的自动分配器
JP2777557B2 (ja) 商品自動販売室
JP2012221242A (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP2774699B2 (ja) 販売機
KR200257879Y1 (ko) 게임자판기
KR100240772B1 (ko) 자동판매장치
WO2020100795A1 (ja) 物品販売機の物品検知装置
JP2002150414A (ja) 自動販売機の商品収納払出し装置
JP2004240896A (ja) 自動販売機の商品収納払出装置
JP2002150409A (ja) 自動販売機の商品収納払出し装置
JP2594283B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
AU687739B2 (en) Item storage and dispensing apparatus
JPH10247269A (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
JPH11219476A (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP2002008121A (ja) 自動販売機用商品送出装置
JP2002074488A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
TW201216212A (en) Commodity carrying-out structure for automatic vending machine

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370