JPH09106273A - 道案内用ビディオメモリ制御回路 - Google Patents

道案内用ビディオメモリ制御回路

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JPH09106273A
JPH09106273A JP7264140A JP26414095A JPH09106273A JP H09106273 A JPH09106273 A JP H09106273A JP 7264140 A JP7264140 A JP 7264140A JP 26414095 A JP26414095 A JP 26414095A JP H09106273 A JPH09106273 A JP H09106273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、車両の事故監視システムと交差点の
道路映像情報を再現する道路案内表示システムとを併用
する小型化とコストダウンを計ったカメラシステムを実
現するためのビディオメモリ制御回路を提供する。 【解決手段】本発明は、車両の事故監視システムと交差
点の背景の映像を撮影記録し、必要な時点で交差点の映
像を順次再生表示するための道路案内システムとを併用
するカメラシステムにおいて、一台の撮影用ディジタル
電子カメラで前方背景と後方背景を撮影するためにカメ
ラの前面に回転する反射鏡と反射鏡による画像の反転を
正像に補正するための画像メモリーのアドレスのアクセ
ス順番を変更する手段で正しい画像を再生するビディオ
メモリー制御回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル電子カ
メラを活用した道に迷いそうな交差点などの立体的背景
などの道路情報をカメラに記録し、帰り道の運転時にそ
の映像を再生する道路案内システムと、事故状態を撮影
する事故監視システムに於けるビディオメモリ制御回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル電子カメラを利用した道路案
内システムのカメラの構成は、2台のディジタル電子カ
メラが車の座席の天井部に設置されて、1台は、前方の
背景を他の1台は車の後方の背景を撮影するように配置
されている。現在CCDカメラが安価になつてきたが、
2台の構成は、システムの小型化やコストダウンの点で
不利になる問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシス
テムにおいて、事故監視システムでは前方の背景の撮影
を、また道案内システムでは後方の背景の撮影を主に実
行するために2台のカメラを用いていた。本発明は、シ
ステムの小型化とコスト低減を目的として、前方や後方
の背景を1台のカメラで撮影できるように構成した道案
内システム、事故監視システムを実現するためのメモリ
制御回路を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、交通事故を監
視する事故監視システムと交差点の画像情報を記録再生
して道案内画像情報を提供する道案内システムを併用で
きるカメラシステムにおいて、1台のカメラの前面に反
射鏡を配置し、事故監視の場合前方背景を撮影できる位
置に回転し、道案内の場合後方背景を撮影できる位置に
回転する反射鏡と、反射鏡による光学画像の反転を正し
い再生画像に復元するために、画像メモリーのアドレス
のアクセス順序を変更する手段を備えたビディオメモリ
制御回路である。さらに本発明は、帰路時の交差点の正
確な案内情報を提供するために、公差点での発信信号を
受信し、車の交差点に入る周囲状態と交差点から出る周
囲状態とを自動的に読み取り、交差点の進入、通過の位
置を自動検出して、反射鏡の姿勢を制御し、メモリー制
御回路に於けるメモリーアドレスの走査方向を自動的に
決定するビディオメモリ制御回路である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のシステムは1台の撮影用
カメラで構成し、事故監視システムに利用する場合は前
方背景を撮影できる位置に反射鏡を設定して撮影し、画
像メモリーに記録する。その撮影した画像を再生すると
きに、前方背景の再生画像を正しくモニターに表示する
ために、画像メモリーのアドレスを走査する(アクセス
する)順序を変更する手段を用いる。一方道案内システ
ムに利用する場合は後方背景を撮影できる位置に反射鏡
を設定して撮影し、画像メモリーに記憶し、その撮影画
像を再生するときに、画像メモリーのアドレスをアクセ
スする順序を変更し、その撮影した後方背景の画像から
帰り道において車の前方背景として正しい再生画像をモ
ニターに自動的に表示する。
【0006】以下、図面等を参照して本発明を詳しく説
明する。図1は本発明の撮影用カメラの構成図である。
このカメラは車の天井部に設置して道案内システムに利
用する。図2の(A)は車の前方方向の景色を、(B)
は車の後方方向の背景を撮影するときの鏡44の姿勢を
示す。また(C)は鏡が後方方向を向いた場合に車の後
部から反射鏡面の前面を見た図である。車の前方を撮影
する場合、図2(A)に示す通り反射鏡44を時計方向
に回転し、鏡位置固定ピン45に固定する。同様に図2
(B)に示す通り、レンズ43の光軸が反射鏡44で曲
がり、車の後方にある被写体に向く。モータ軸に取り付
けたギアー47の回転はギアー48に伝達され、モータ
軸に取り付けたギアー47の回転はギアー48に伝達さ
れる。この反射鏡44の回転は、モーター46の回転力
がモータ軸に取り付けたギアー47からギアー48に伝
達されて、敏速に行われる。このように反射鏡44の回
転する手段で、1台のカメラ2で前方後方の背景を撮影
できる。しかし、反射鏡44を用いたことにより、撮影
した画像の位置関係が逆転し、その再生画像はこの逆転
現象によつて実状と異なる背景を再現してしまう。
【0007】図7(A)ないし(C)は、通常のカメラ
で撮影するときの背景の位置関係を示し、(A)は撮影
する背景、(B)は撮像素子の撮像面上に結像した背景
像、(C)はモニター上に表示する背景の再生画像を表
わしている。特に図(B)の画面において、撮像素子内
部のセンサーを読み出す順序即ち走査方向は、画面右下
の黒丸の位置から開始し、右から左へ水平走査する。そ
して垂直走査方向は画面の下部から上部に向かって走査
することになる。図(C)では、その信号を順次受けな
がら、通常のCRTにおいて、画面左上の黒丸の点から
左から右へ水平走査し、上から下に向かい垂直走査す
る。その結果、図(C)の再生画像は(A)の背景と同
じ位置関係で表示できる。これが通常の撮影の場合であ
る。
【0008】図7(D)ないし(F)は、反射鏡44を
利用した電子カメラで撮影した場合の前方背景と撮像素
子上に結像した像と再生画像との表示の関係を示す。車
の前面の背景が図7(D)に示す背景とすれば、図2に
示す反射鏡44で曲げられカメラのレンズを通して撮像
素子の撮像面上に結像した背景像は図(E)に示す関係
になる。すなわち背景像は左右に反転する。撮像素子は
図(E)の黒点の位置から走査を開始し、水平走査と垂
直走査を行う。通常のままでCRTに表示すると、図
(F)に示す関係になり、画像が倒立してしまう。この
様に事故監視システムのモードの場合、本来の前方背景
が正しく再生できない問題が生ずる。
【0009】一方道案内システムのモードに於いて、同
じ交差点の位置で車の後方の背景を撮影し、この画像デ
ータをもとに帰り道にて同じ交差点を進入したときの案
内用前方画像を作る場合に次の問題が生ずる。まず、行
き道にて同じ交差点において車の後方の背景をほぼ同じ
時刻で撮影するために反射鏡44を素早く回転し、後方
の背景を撮影する。この時の背景像が図7の(I)に示
す像とすれば、撮像素子の撮像面上に結像した後方の背
景像は(J)に示す位置関係の像になる。この撮影記録
されたメモリのデーターを通常撮影時の順序までメモリ
ーアクセスし、そのまま再生すると、図(K)に示す再
生像が生じていまい、左右反転する問題が生ずる。
【0010】本発明の考え方は、これらの問題点を解決
するために、メモリーのアドレスをアクセスする順序を
変更する手段を用いる。すなわち各画素に対応したディ
ジタルのデーターが順次画像メモリーに記録されること
に着目して、事故監視システムの場合、この記録された
メモリーのデーダーを読み出す順序を図(G)の黒点の
位置に相当するメモリーアドレスから開始し、そしてメ
モリーの読み出す順序が、見かけ上丁度右から左へ水平
走査し、上から下へ垂直走査するような方向であれば、
このメモリーの読み出すデーターが順次表示CRTに入
力すると、その再生画像は図7Hに示す通りになる。正
しい前方の背景が再生される。結局車の前面背景が正し
く表示される。
【0011】また道案内システムの場合、メモリーのデ
ーターを読み出す順序を図(L)の黒点の位置に相当す
るアドレスから開始し、前述の方法と同じ手法でメモリ
ーのデーターの読み出す順序が、見かけ上左から右へ水
平走査し、下から上に垂直走査するように変えると、そ
の再生画像のCRT表示は図(M)に示す位置関係にな
る。この像は帰路時に同じ公差点に戻ったときの車の前
方背景と同じになる。このように、目的地に向かう時点
に帰路時の道案内用画像データーが作成できる訳であ
る。
【0012】前述した手段即ちメモリアドレスの順序方
向を可変する手段を実現する本発明のメモリー制御回路
を以下詳細に説明する。図9は1画面分のメモリーを二
次元的に示した図である。通常の画面を走査するときに
は、1ライン分水平走査して次の走査線の先頭に来ると
きに、ビディオメモリーのアドレスを二次元の座標で表
せばアドレス座標(ADHST 、ADVSTからアドレス座
標(ADHST 、ADVST +1)に変化する。さらに次の
1ラインではアドレス座標(ADHST 、ADVST +1)
からアドレス座標(ADHST 、ADVST +2)に変化す
る。そして走査線の最終ラインの先頭から終端ではアド
レス座標(ADHST 、ADVEND)からアドレス座標(A
DHEND、ADVEND)に変化する。
【0013】このような走査は通常の走査に対応してい
る。このことは、一度撮影した画像データーを前述のメ
モリーから読み出す順序を、逆向きに走査するように、
かえる。即ちアドレス座標(ADHST 、ADVST +1)
からアドレス座標(ADHST 、ADVST )にメモリアド
レスの読みだし順序を変えれば、通常の走査をするCR
Tディスプレイでは見かけ上、逆方向に水平走査をした
ときに相当する再生画像が得られる。即ち画像の左右が
反対になる。本発明の原理は、鏡で反転した画像を求め
る正しい表示画像をうるために、メモリアドレスのアク
セス順序を適切に変えることである。図10は水平走査
用並びに垂直走査用制御回路とビディオメモリ回路の関
係を示すブロック回路である。そしてビディオメモリー
に対して水平走査用制御回路161AからAN-1 、A4、
A3 、A2 、A1 、A0 のアドレスラインが出力してい
る。一方垂直制御回路162AからAN 、AM のアドレ
スラインが出力されている。各制御回路にはそれぞれ制
御信号が印加される。ビディオメモリー回路はアドレス
で割り当てられる領域で設定され、アドレス信号をデコ
ードして定まるチップセレクト信号により選択される。
【0014】図11はこの回路の一部を構成する水平走
査用制御回路を示し、シフトレジスタ161AGと16
1AHでは、入力部各1D端子にそれぞれDATINH
1とDATINH2の2進数で表わすシリーズなデータ
すなわち必要なアドレスに相当するシリーズデーターが
加えられる。そのデータがシフトレジスターSHIFT
REG1 161AG、SHIFT REG2 16
1AHに保持される。このシリーズデータがシフトレジ
スタ161AGと161AHの出力端子にQ0、QN-1
として出力される。このDATINH1、DATINH
2のシフトデーターはCPUから出力され、任意の値に
設定できる。
【0015】LOADH1はラッチ161ABに於ける
入力データーDN-1 、D0 を一時記憶するときのロード
信号である。LOADH2も同じ働きをし、ラッチ16
1ADに於ける入力データーDN-1 、D0 を一時記憶す
るときのロード信号である。CPH信号はCCDの読み
だし信号またはA/D変換回路のクロックに同期した信
号である。アップダウンカウンター161AAに於い
て、UPH信号がHIGHアクティブになると、カウン
ター161AAは順次カウントアップするモードに設定
する。またDWNH信号がHIGHアクティブになる
と、カウンター161AAは順次カウントダウンするモ
ードに設定する。
【0016】PRESETH信号がHIGHアクティブ
になると、カウンター161AAの入力データすなわち
D0 からDN-1 がカウンター内部に取り込まれ、カウン
ターの初期データーとして利用される。カウンター16
1AAは前述の制御信号によつてこのプレセットしたデ
ータから順次カウントアップまたはカウントダウンする
動作モードに設定される。カウンター161AAの出力
Q0 からQN-1 は3ステート出力バッファー161AF
の入力部に接続され、バッファー161AFの出力はビ
ディオメモリーの各アドレスに接続している。
【0017】以下、事故監視システムで活用する前方背
景撮影モード時のメモリー制御回路の動作について説明
する。図2で前述したように撮影レンズの前に鏡を入
れ、撮像素子の感光面に入射するので、前方にある背景
の映像は撮像素子の感光面上では図7(E)または図7
(G)に示す関係になるので、水平走査が見かけ上、図
7(G)に示す黒点の位置から左から右へ走査し、垂直
走査が上から下へ走査するように、制御回路によりメモ
リアドレスのアクセス順序を変える。この走査に相当す
るビディオメモリーのアドレス変化は図15に示すよう
になる。水平走査に対応するアドレスはアドレスADHE
NDからADHST に変化する。一方垂直走査に対応するア
ドレスはADVST からADVENDに変化する。CRTの再
生画像は図7(H)に示す正常な前方背景が得られる。
【0018】図11で示す水平走査回路では、予め次の
設定を行う。シフトレジスタ161AGの入力D1にD
ATAN1の信号が入力し、アドレスADHST に相当す
る値のデーターがシフトレジスター161AGに記憶さ
れる。一方シフトレジスタ161AHに同様な手段でA
DHENDの値が記憶される。セレクターSEL0 (161
AI0 )は図11に示すように、セレクタSEL0 の上
側回路では接点Cと接点Bとが接続し、セレクタSEL
0 の下側回路では接点Cと接点Aとが接続し、セレクタ
SELN-1 の上側回路では接点Cと接点Bとが接続し、
セレクタSELN-1 の下側回路では接点Cと接点Aとが
接続している。ADHST はラッチ161ADに入力し、
LOADH2の信号でこのラッチ回路161ADに記憶
される。一方ADHENDはLOADH1の信号でラッチ回
路161ABに記憶される。またカウンター161AA
にDWNH信号を加えて、カウントダウンモードに設定
する。また同時にプリセット信号PRESETHをくわ
えて、ADHEND値をカウンターにプリセットする。
【0019】いま水平走査の開始時点でD型FF161
AEのリセット端子をアクティブにし、その出力QをL
OWにする。ゲート161AKは開き、CPHのパルス
が入力するので、カウンター161AAはADHENDから
ADHST に向けて、CPHに同期してカウントダウンを
行う。コンパレータ161ACのQ端子はADHST の値
に固定されている。一方P端子にはカウンター161A
Aの出力Q0 からQN-1 が加わる。カウンター161A
Aの出力がADHST に向かって下がり(図14の左側の
図参照)、コンパレータ161ACの入力端子(QN-1
からQ0 )がADHST に等しくなると、コンパレーター
161ACの出力P=Qの信号がHIGHになる。よつ
てDFF161AEのQはHIGHになり、ゲート16
1AKは閉じる。CPH信号はカウンターに入力されな
い。次にD型FF161AEのRESETH信号がHI
GHになるまで、ゲート161AKは閉じる。従ってカ
ウンター161AAの出力はある時間一定に保持され
る。図15(A)がその関係を示す。
【0020】カウンター161AAの出力は3ステート
のバッファー161AFに接続され、このバッファー1
61AFがアクティブの時にこの出力がSRAM50な
どのメモリーアドレスに印加される。よつてメモリーへ
のアドレスは図15(A)に示すように、右下がりのア
ドレス変化になる。その結果、見かけ上水平走査線が図
7Gに示す黒点から左から右方向に順次、走査するよう
になる。
【0021】一方垂直走査用制御回路は図12に示すよ
うに水平走査制御回路とほぼ同じ回路構成になる。垂直
走査はまず図7(G)に示すように上から下へ走査する
ようなメモリアドレスの読みだし順序が制御回路で実行
する。即ちこの垂直走査に相当するビディオメモリーの
アドレス変化は図15(B)に示すように、垂直走査に
対応するアドレスはアドレスADVST からADVENDに変
化する。
【0022】以下垂直走査制御回路は次の動作をする。
シフトレジスタ162AGと162AHは入力部各1D
端子にそれぞれDATINV1とDATINV2の2進
数で表わすシリーズなデータすなわち必要とするアドレ
スに相当するシリーズデーターが加えられる。そのデー
タがシフトレジスターSHIFT REG 162A
G、SHIFT REG2 162AHに保持される。
シリーズデータがシフトレジスタ162AGと162A
Hの出力端子にQ0 、、QM-N を出力する。当然CPU
は任意の値のDATINV1、DATINV2を出力し
て、そのデーターをシフトレジスター162AG、16
2AHに設定する。またLOADV1は、ラッチ162
ABに於ける入力データーD0、DM-N をそれに記憶す
るときの、ロード信号である。LOADV2も同じ働き
をし、ラッチ162BDに於ける入力データーDM-N 、
D0 を一時記憶するためのロード信号である。CPV信
号は垂直同期信号に同期した信号である。アップダウン
カウンター162AAにおいてUPH信号がHIGHア
クティブになると、カウンターが順次カウントアップす
るモードに設定する信号である。またDWNH信号がH
IGHアクティブになると、カウンターが順次カウント
ダウンするモードに設定する信号である。PRESET
H信号がHIGHアクティブになると、カウンター16
2AAのD0 からDM-N に入力するデータをカウンター
内部に取り込み、カウンターの初期データーとして利用
する。カウンター162AAは前述の制御信号によりこ
のプレセットしたデータから順次カウントアップするモ
ードに設定する。カウンター162AAの出力Q0 から
QM-N は3ステート出力バッファー162AFにの入力
部に接続され、バッファー162AFの出力はビディオ
メモリーのアドレスに接続している。
【0023】図12で示す垂直走査回路では、シフトレ
ジスタ162AGの入力D1にDATANV1の信号が
入力し、アドレスADVST に相当する値のデーターがシ
フトレジスター162AGに記憶される。一方シフトレ
ジスタ162AHに同様な手段でADVENDの値が記憶さ
れる。セレクターSEL0 (162AI0 )は図12に
示すように、セレクタSEL0 の上側回路では接点Cと
接点Aとが接続し、セレクタSEL0 の下側回路では接
点Cと接点Bとが接続し、セレクタSELM-Nの上側回
路では接点Cと接点Aとが接続し、セレクタSELM-N
の下側回路では接点Cと接点Bとが接続している。AD
VENDはラッチ162ADに入力し、LOADV2の信号
でこのラッチ回路162ADに記憶される。一方ADVS
T はLOADV1の信号でラッチ回路162Bに記憶さ
れる。またカウンター162AAにUPH信号を加え
て、カウントアップモードに設定するまた続いてにプリ
セット信号PRESETHを加えて、ADVST 値をカウ
ンター162AAにプリセットする。
【0024】いま垂直走査の開始時点でD型FF162
AEのリセット端子をアクティブにし、その出力QをL
OWにする。ゲート162AKは開きCPVのパルスが
入力するので、カウンター162AAは、ADVST から
ADVENDに向けてCPVに同期してカウントアップを始
める。一方コンパレータ162ACのQ端子にはADVE
NDの値が加わり、P端子にはカウンター162AAの出
力Q0 からQM-N が加わる。カウンター162AAの出
力がADVST に向かって上がり、ADVENDに等しくなる
と、コンパレーター162BCの出力P=Qの信号はH
IGHになる。DFF162AEのQはHIGHになる
ので、ゲート162AKは閉じる。CPV信号はカウン
ターに加わらない。従ってD型FF162AEのRES
ETH信号がHIGHになるまでゲート162BKは閉
じて、カウンター162AAの出力はある時間一定に保
持する。この関係を図15(B)に示す。カウンター1
62AAの出力は3ステートのバッファー162AFに
接続され、このバッファー162AFがアクティブの時
にこの出力がSRAM50などのメモリーアドレスに印
加される。よつて図15(B)に示すように、右上がり
のアドレス変化になる。
【0025】その結果、見かけ上、水平直走査線が図7
(G)に示す黒点から左方向に順次走査し、垂直走査線
が上から下に走査するようになり、その順次出力する画
像データをモニターで表示すれば、図7(H)に示す表
示になる。すなわちこの表示画像は図7(D)に示す車
の前方背景と同じ配置になる。ここで前述した水平走査
用シフトレジスター161AH、161AGにデーター
を設定するタイミングは、当然に図13に示す水平帰線
期間の時間内に設定をするように動作する。その他制御
信号の動作も水平帰線期間にタイミングを合わせる。
【0026】次に道案内システムの場合、前述のごと
く、往路にてこの公差点に進入し、前方背景を撮影し、
続いて鏡44を回して車の後方背景を撮影する。この映
像データから帰路時の同じ交差点の道案内用前方背景画
像に変換する。この時の背景像が図7(I)に示す像と
すれば、撮像素子の撮像面上に結像した後方の背景像は
図7(J)に示す位置関係の像になる。この撮影記録さ
れたメモリのデーターを通常撮影時の順序ままでメモリ
ーアクセスし、そのまま再生すると、図7(K)に示す
再生像が生じていまい、左右反転する。そこでメモリー
のデーダーを読み出す順序を図7(L)の黒点の位置に
相当するアドレスから開始し、前述の方法と同じ手法で
メモリーのデーターの読み出す順序が、見かけ上左から
右へ水平走査し、下から上に垂直走査するように変える
と、その再生画像のCRT表示は図7Mに示す位置関係
になる。
【0027】この像は帰路時に同じ交差点に戻ったとき
の車の前方背景と同じになる。この時のメモリー制御回
路の動作について以下説明する。水平走査用制御回路の
中のシフトレジスタ161AGの入力部各1D端子には
DATINH1の2進数で表わすシリーズなデータすな
わちADHST が加わり、シフトレジスタ1161AHの
入力部各1D端子にはDATINH2の2進数で表わす
シリーズなデータすなわちADHENDが加わる。シフトレ
ジスタ161AGと161AHの出力端子はそれぞれA
DHST とADHENDに相当するQ0 、QN-1 の信号が出力
する。セレクターSEL0 (161I0 )はセレクタS
EL0 の上側回路であり、その接点Cと接点Aとが接続
し、セレクタSEL0 の下側回路であり、接点Cと接点
Bとが接続する。セレクタSELN-1 の上側回路では接
点Cと接点Aとが接続し、セレクタSELN-1 の下側回
路では接点Cと接点Bとが接続する。よつてADHENDは
ラッチ161ADに入力し、一方ADHST はラッチ回路
161ABに入力する。
【0028】LOADH1のロード信号により、ラッチ
161ABに於ける入力データーDN-1 、D0 即ちAD
HST が一時記憶される。LOADH2も同じ働きをし、
ラッチ161ADに於ける入力データーDN-1 、D0 す
なわちADHENDが一時記憶する。アップダウンカウンタ
ー161AAはUPH信号のHIGHアクティブによ
り、カウンターが順次カウントアップするモードに設定
する。PRESETH信号がHIGHアクティブにな
り、D0 からDN-1 の入力信号はカウンター161AA
内部に取り込み、カウンターのプリセットデーターとな
る。カウンター161AAの出力Q0 からQN-1 は3ス
テート出力バッファー161AFの入力部に入力され、
バッファー161AFの出力はビディオメモリーのアド
レスに出力する。
【0029】いま水平走査の開始時点でD型FF161
Eのリセット端子をアクティブにし、その出力QをLO
Wにする。ゲート161AKは開きCPHのパルスが入
力するので、カウンター161AAはADHST からCP
Hに同期してカウントアップを始める。カウンター16
1AAの出力がADHENDに向かって増加し、ADHENDに
等しくなると、コンパレーター161ACの出力P=Q
の信号はHIGHになる。よつてDFF161AEのQ
はHIGHになるので、ゲート161AKは閉じる。C
PH信号はカウンターに加わず、カウンター161AA
の出力は一定に保持する。D型FF161AEのRES
ETH信号がHIGHになるまでゲート161AKは閉
じて、カウンター161AAの出力は一定に保持され
る。カウンター161AAの出力は3ステートのバッフ
ァー161AFに接続され、このバッファー161AF
がアクティブの時にこの出力がSRAM50などのメモ
リーアドレスに印加される。よつて図16(A)に示す
ように、右上がりりのアドレス変化になる。その結果、
見かけ上水平走査線が図7Lに示す黒点から左方向に順
次、走査するようになる。
【0030】一方図12に示す垂直走査用制御回路で
は、シフトレジスタ162BGの入力部の1D端子はD
ATINV1の2進数で表わすシリーズなデータすなわ
ちADVST が入力し、シフトレジスタ162BHの入力
部の1D端子はDATINV2の2進数で表わすシリー
ズなデータすなわちADVENDの値が入力する。これらの
値がシフトレジスターSHIFT REG1 162B
G、SHIFT REG2162BHに保持される。セ
レクターSEL0 (162AI0 )の上側回路では、接
点Cと接点Bとが接続し、セレクタSEL0 の下側回路
では接点Cと接点Aとが接続する。セレクタSELM-N
の上側回路では接点Cと接点Bが接続し、セレクタSE
LM-N の下側回路では接点Cと接点Aとが接続する。L
OADV1によりラッチ162ABは入力データーD0
、DM-N (ADHENDに相当する値)を記憶する。LO
ADV2も同じ働きをし、ラッチ162BDは入力デー
ターDM-N 、D0 (ADHST に相当する値)を一時記憶
する。DWNH信号のHIGHアクティブにより、アッ
プダウンカウンター162ABはカウントダウンモード
に設定する。PRESETH信号がHIGHアクティブ
になると、カウンター162AAのD0 からDM-N (A
DHENDに相当する値)がカウンター内部に取り込み、カ
ウンターのプリセットデーターになる。この垂直走査に
相当するビディオメモリーのアドレス変化は、図16
(B)に示すように垂直走査に対応するアドレスはアド
レスADVST からADVENDに変化すればよい。
【0031】図12で示す垂直走査回路では、予め次の
設定を行う。シフトレジスタ162AGの入力D1にD
ATANV1の信号が入力し、アドレスADVST に相当
する値のデーターがシフトレジスター162AGに記憶
される。一方シフトレジスタ162AHに同様な手段で
ADVENDの値が記憶される。ADVST はラッチ162A
Dに入力し、LOADV2の信号でこのラッチ回路16
2ADに記憶される。一方ADVENDはLOADV1の信
号でラッチ回路162ABに記憶される。またカウンタ
ー162AAにDWNH信号を加えて、カウントダウン
モードに設定する。また同時にプリセット信号PRES
ETHをくわえて、ADVEND値をカウンターにプリセッ
トする。
【0032】いま垂直走査の開始時点でD型FF162
AEのリセット端子をアクティブにし、その出力QをL
OWにする。ゲート162AKは開きCPVのパルスが
入力するので、カウンター162AAは垂直同期信号に
同期したCPV信号に同期してADVENDからカウントダ
ウンを始める。一方コンパレータ162ACのQ端子に
はADVST の値が加わり、P端子にはカウンター162
AAの出力Q0 からQM-N が加わる。カウンター162
AAの出力がADVST に向かって下がり、ADVST に等
しくなると、コンパレーター162BCの出力P=Qの
信号はHIGHになる。よつてDFF162AEのQは
HIGHになるので、ゲート162AKは閉じる。よつ
てCPV信号はカウンターに加わらない。よつてD型F
F162AEのRESETH信号がHIGHになるまで
ゲート162Kは閉じて、カウンター162AAの出力
は一定に保持される。カウンター162AAの出力は3
ステートのバッファー162AFに接続され、このバッ
ファー162AFがアクティブの時にこの出力がSRA
M50などのメモリーアドレスに印加される。よつて図
16(B)に示すように、右下がりのアドレス変化にな
る。その結果、見かけ上、水平直走査線が図7(L)に
示す黒点から右方向に順次水平走査し、垂直走査線が下
から上に走査するようになり、その順次出力する画像デ
ータをモニターで表示するば、図7(M)に示す表示に
なる。ここで前述した垂直走査用シフトレジスター16
2AH、162AGにデーターを設定するタイミングは
当然に図13に示す垂直帰線期間の時間内に設定をする
ように動作する。以上事故監視システムに於ける前方背
景の撮影の問題点や道案内システムに於ける後方背景の
撮影の問題点をそれぞれメモリーアドレスのアクセス順
序を変える手段で解決できる。
【0033】
【実施例】本発明のシステムの利用例を以下に示す。 1)緊急状態を撮影するモードでは、車のキーをまわし
て、エンジンが回転すると、それに連動してDESC4
1の電源が自動的に入る。すなわち車を運転する状態で
は、DESC41は連続撮影モードになる。この状態で
は道路の背景はレンズ1、アイリス2および光学フィル
タ3を介してCCD4に結像される。CCD4の出力信
号のノイズ成分はCDS回路5において除去される。ノ
イズ除去したこの信号は、AGC、CLAMP回路を含
むガンマ補正回路6でガンマ補正された後、A/D変換
器7でディジタル信号に変換される。ディジタル信号は
信号処理回路8にて、ディジタルの輝度信号と色差信号
に変換される。そして、輝度信号と色差信号はメモリ制
御回路16中のビディオメモリーにそれぞれ記録され
る。
【0034】ビディオメモリーの記憶容量は2画面分の
記憶容量になる。そして一つのメモリー163Aが撮像
素子からの画像データーを記録しているときには、一方
のメモリー163Bはその一画面前に記録した画像デー
ターを外部に送出している。一つのメモリーにおいてメ
モリーへの書き込みと読みだしが交互に実行されてい
る。また一つのメモリーが書き込みモードのときには、
他方のメモリーは読みだしモードになり、互いに異なる
モードを繰り返す。画像データがセレクター16AのC
端からA端に転送する場合には、D/A16EでDA変
換し、ビディオアンプ16Fで増幅されて、モニター2
5上に表示される。またセレクター16AのC端からB
端に転送する場合には、セレクター16BのC端からB
端に接続すると、メモリーカード17に画像データが記
録される。 またアドレスカウンター16Iからのアド
レスとチップセレクト信号などの制御信号の組み合わせ
で、多数の画像データーをSRAM50に記録すること
ができる。SRAM50またはメモリーカード17に選
択的に記録する方法はCPUの命令で決定される。さら
にSRAM50の記憶容量は当然一定の大きさをもつの
で、ディジタル映像画面が順次記録されると、それに続
く新しい画像データがSRAM50にオーバーライトさ
れる。従って古いデータは順次新しいデータに書き換え
られる。
【0035】このようにこの撮影モードではアドレスカ
ウンターにより、SRAM50のアドレスは最初のアド
レスから順次増加し、記憶容量の最終アドレスに達する
と再び最初のアドレスに戻る。従って前述したように新
しい書き込みデーターがオーバライトされて、SRAM
メモリーには常に最新の映像データが記録される。そし
て急ブレーキを踏むよな非常事態が発生するまでは、画
像データは常にSRAMに書き込まれる。この方法によ
つて、不揮発性メモリーの書き込み回数の制限問題は回
避されるので、システムの高信頼性が得られる。
【0036】次に急ブレーキを踏む様な危険状態になっ
た場合、運転者は急ブレーキを踏むと、ブレーキぺダル
19に取り付けられた磁石20が急速に移動し、対向す
る急ブレーキ状態検出センサ20内部に配置したピック
アップコイルに誘導電圧が発生する。この信号は整形さ
れて緊急信号20Aとして、インターフェイス回路12
に入力する。システム制御CPU14はインタフェース
回路13を介して上記パルス信号を読み取り、メモリー
制御回路16の中の制御信号発生回路16Jに出力す
る。メモリ制御回路16内の制御信号発生回路16Jは
SRAMへの書き込みを停止する。すなわち制御信号発
生回路16Jは、急ブレーキ発生後、N駒の画像がビデ
ィオメモリーカード17の内の不揮発メモリーに書き込
むように働く。
【0037】つぎにメモリー制御回路16の働きによ
り、緊急信号発生時点(急ブレーキ発生時点)以前にS
RAMメモリー50に記録した画像データ(M駒分)が
SRAMメモリー50から不揮発メモリーのメモリーカ
ード17に書き込む。SRAMメモリー50の読みだし
が完了すると、同時に不揮発メモリーのメモリーカード
17の書き込みも完了する。記録して保存した映像を再
生するときには、LCDモニター25の事故状況用再生
ボタン27を押す。CPU14はインターフェイス回路
13から読みだし、メモリー制御回路16に制御信号を
供給する。メモリー制御回路16が動作し、セレクター
16BはC端がA端に接続,セクター16AはC端がB
端に接続する。そしてフラッシュメモリー17の画像デ
ーターはセレクター16BのC端からA端を通り、DA
16Eでアナログ信号に変換する。ビディオアンプ16
Fで増幅し、事故状況の画像がLCDモニター25に表
示される。この事故状況用再生ボタンを押す度に、その
画像は一画面ずつ変わる。記録された映像は急ブレーキ
を踏んだ時刻の前後の映像になる。よつて、急ブレーキ
を踏む前の状態も記録されているので、運転の状態が明
らかになるので、事故責任が明確になり、公明正大に裁
きを受けられる。
【0038】2)道案内システムのモードでは、特に交
差点での撮影方法について詳細に説明する。交差点を上
方から見た配置図を図3に示す。目的地に向かう運転す
る車100がある交差点のAの位置にくるまでに,光学
的発信信号を発生する信号機101の下を図4に示すよ
うな配置の関係にある交差点を通過する。ここで交差点
側の発信機101と受信機102は、交差点に配置する
支柱110に取り付けられいる。前述の発信機101と
受信機102の電力を供給するために支柱の上部には太
陽電池111が設置されている。車に取り付けられた受
光センサー28はこの信号を受信する。この信号は最初
に発信信号の開始点を示すマーク信号部と交差点の名前
に対応する番号部と交差点のどの位置を通過しているか
を示す位置番号部と信号の終わりを示すマーク信号部で
構成する。
【0039】受信信号の最初の部分にあるマーク信号を
検出すると、増幅回路30に内在する回路は割り込み信
号INTを発生する。この割り込み信号INTはCPU
215に入力する。CPU2 15は割り込み処理に入
り、増幅回路30の出力から受信信号のデータDATA
を読み込み、この信号を直ちに解読する。交差点の送信
データーから、車がどの交差点で、交差点のどの位置、
どの車線から進入して、どの位置、どの車線から退出し
たかをCPU2が解読する。また必要な位置で撮影する
命令を発する。同時にCPU2は電力増幅回路31に信
号発信するための制御信号CNTを出力する。電力増幅
回路31はこの制御信号CNTにより発信を開始し、予
め回路31の内部に記録した車の登録ナンバーのデータ
ーを発光素子29に出力する。このデータは交差点の受
信機によつて受信する。よつて車はどの何日の時刻にど
の交差点を通過したか記録データーが交差点側に記録さ
れる。当然交差点の名称は,この通過交差点の番号から
メモリーに記録されたデーターベースから直ちに読み取
れる。この信号は常時交差点で発信している。前述の構
成で繰り返し発信している。
【0040】今車100は発信信号機101を通過し,
A点まで進行するときに,図8に示すCPU2は交差点
の位置を判別して,DESCの撮影を開始する。このと
きのDESC41は,車100の後方の背景を撮影す
る。即ち図6に示す背景が交差点番号や交差点位置番号
と共にメモリーに記録される。そして車100は交差点
A点を通過する。そして発信機205の下を通り、目的
地に向かう。車100は交差点の発信機101と205
を受信して、どの位置(車線)から進入し、どの位置か
ら退出したか、受信データから解読できる。
【0041】目的地から帰るとき,車100は図6に示
すBの如く、この交差点を通過する場合、まず光学的送
信機203から交差点番号と交差点の番号を受信する。
この交差点の番号から、CPU1は先に撮影した映像
(図5に示す映像)をメモリーから読みだす。発信機2
03を通過した時点から車100がB点の位置に達する
まえに,A点から後方を見た映像と同じ映像を図6に示
すようにLCDモニター25に表示する。運転者はLC
Dモニター25の映像を見れば,どの方向に進めば良い
か直ちにわかる。また交差点を左折する場合の状況は図
7に示す。車100は交差点の発信機101してから左
折して、交差点の発信機205の下を通過すると、CP
Uはどの車線を通過したかメモリーに記録する。交差点
のA点の左折する直前の位置で車の背景を撮影する。そ
の映像は目的地から帰るときにBのコースを通る場合、
まず交差点の発信機203から受信するとLCDモニタ
ーに表示する。運転手はこの映像を見れば、安心して右
折の操作をすれば良い。
【0042】道案内システムの機能として、ある交差点
の通過する時の後方背景から、帰路時のその交差点の前
方背景が自動的に表示される。そして交差点の後方背景
の画像を順次メモリーに取り込んであるので、帰路のと
きにこの画像を必要な交差点にて順次再生して、各交差
点に於ける道案内用画像情報を簡単に活用できる。当然
道案内の表示は自動的に再現し、運転者は煩わしい操作
を行わないので、安全で迷うことのないドライブができ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明は、コンシューマーレベルのディ
ジタル電子カメラを利用して、事故監視システムと道案
内システムとを併用できるシステムの中のメモリー制御
回路に関し、車の前方と後方のそれぞれの背景を撮影
し、撮影画像を道案内情報として利用する場合に、1台
のカメラと反射鏡の回転によつて撮影する方式で、反射
鏡による撮影画像の反転現象問題を補正するために、メ
モリー制御回路のアドレス順序を変更する手段でその反
転現象を解決し、カメラシステムの小型化とコストダウ
ンができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル電子カメラを利用した
道案内システムを車に装着した状態を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の反射鏡の回転による撮影方向可変方式
において、図(A)は車の前方方向、図(B)は車の後
方方向を撮影する時の姿勢図である。図(C)はカメラ
を後方方向からみた図である。
【図3】交差点の上部から見た光学的送受信の配置図と
交差点で車がカーブしたときの車の往復の軌道を示す配
置図である。特に目的地に向かうときAの方向で、帰り
はBの方向を示している。
【図4】車が図3のAの位置でカーブするときの側面図
である。
【図5】車が図3のAの位置でカーブするときの交差点
での車の後部から見た背景図である。
【図6】車が図3のBの位置でカーブしたときの帰路時
の前方背景図である。
【図7】通常のビディオカメラなどで撮影する場合の
(A)は背景、(B)は撮像素子上の結像、(C)はフ
ァインダーまたはモニター上の背景の再生画像を表す。
本発明の反射鏡を用いて前方背景を撮影する場合の
(D)は前方背景、(E)は撮像素子上の結像、(F)
はその結像をそのまま再生したときのファインダーまた
はモニター上の前方背景の再生画像、(G)は改善のた
めに見かけ上走査方向を変えた場合、(H)はその方法
で再生したモニター上の再生画像を示す図である。本発
明の反射鏡を用いて後方背景を撮影する場合の(I)は
後方背景、(J)は撮像素子上の結像、(K)はその結
像をそのまま再生したときのファインダーまたはモニタ
ー上の後方背景の再生画像、(L)は改善のために見か
け上走査方向を変えた場合、(M)はその方法で再生し
たモニター上の再生画像を示す図である。
【図8】ディジタル電子カメラの回路の実施例を示すブ
ロック図である。
【図9】表示画面とメモリーアドレスの関係を示す図で
ある。
【図10】本発明のビディオメモリーの制御回路の構成
図である。
【図11】本発明の水平走査用制御回路の実施例を示
す。
【図12】本発明の垂直走査用制御回路の実施例を示
す。
【図13】NTSC方式の各信号に対して、特に水平帰
線期間および垂直帰線期間の位相関係を示す図である。
【図14】通常の撮影の一画面の再生の場合のメモリー
のアドレスの変化を示す図である。
【図15】カメラの前に反射鏡をセットした状態で前方
背景を正しく再生するために、メモリーのアドレスのア
クセスする順序を変えた方法を示す図である。
【図16】カメラの前に反射鏡をセットした状態で後方
背景を正しく再生するために、メモリーのアドレスのア
クセスする順序を変えた方法を示す図である。
【符号の説明】
1…レンズ 2…アイリス 3…赤外カットフィルタ
4…CCD 5…CDS回路 6…γ補正回
路、AGC回路、クランプ回路 7…AD変換回路
8…信号処理回路 9…アイリス制御回路 10
…CCD駆動回路 11…同期信号タイミング信号発生回路 12…ブレ
ーキ信号検出回路 13…インターフェイス回路 14…システム制御C
PU1 15…インターフェース用CPU2 16
…メモリ制御回路 16A、16B…セレクター
16E…DA回路 16F…ビディオアンプ 16
I…アドレスカウンター 16J…制御信号発生回路
17…メモリーカード 18…撮影用レリーズボ
タン 18A…撮影用レリーズ信号 19…ブレーキ
20…急ブレーキ状態検出センサー 20A…急ブレ
ーキ信号 24…車 25…LCDモニタ 26…
道案案内用再生ボタン 27…事故状況再生ボタン
28…受光センサー 29…受光素子 30…セン
サー増幅回路 31…発光素子電力増幅回路 41
…ディジタル電子カメラ装置 42…ディジタル電子
カメラ 43…レンズ 44…反射鏡 46…モ
ータ 47…ギアー1 48…キアー2 49…
ソレノイド 50…SRAMビディオメモリー回路
100…車両 101…交差点に於ける光学的信号発信機 102…交差点に於ける光学的信号受信機 103…交差点に於ける光学的信号発信機 104…交差点に於ける光学的信号受信機 105…交差点に於ける光学的信号発信機 106…交差点に於ける光学的信号受信機 107…交差点に於ける光学的信号発信機 108…交差点に於ける光学的信号受信機 110…光学的信号発信受信機を取り付ける柱 111…交差点の送受信機の電源供給用ソラーセルユニ
ット 161…メモリー制御回路 161A…水平走査用制
御回路 161B…水平走査用制御回路 161A
A…アップダウンカウンター 161AB…ラッチ回
路 161AC…コンパレーター 161AD…ラ
ッチ回路 161AE…FF回路 161AF…3
ステート出力バツファー 161AG…シフトレジス
タ 161AH…シフトレジスタ 161AI…セ
レクター(0、1、、、N−1回路) 162A…垂
直走査用制御回路 162B…垂直走査用制御回路
162AA…アップダウンカウンター 162AB
…ラッチ回路 162AC…コンパレーター 16
2AD…ラッチ回路 162AE…FF回路 1
62AF…3ステート出力バツファー 162AG…
シフトレジスタ 162AH…シフトレジスタ 1
62AI…セレクター(0、1、、、M−N回路)
163A…ビディオメモリー回路 163B…ビディ
オメモリー回路 201…交差点に於ける光学的信号発信機 202…交差点に於ける光学的信号受信機 203…交差点に於ける光学的信号発信機 204…交差点に於ける光学的信号受信機 205…交差点に於ける光学的信号発信機 206…交差点に於ける光学的信号受信機 207…交差点に於ける光学的信号発信機 208…交差点に於ける光学的信号受信機 209…交差点に於ける光学的信号発信機 401…交差点に於ける光学的信号発信機 402…交差点に於ける光学的信号受信機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交通事故を監視する事故監視システムと交
    差点の画像情報を記録再生して道案内画像情報を提供す
    る道案内システムを併用できるカメラシステムにおい
    て、1台のカメラの前面に反射鏡を配置し、事故監視の
    場合前方背景を撮影できる位置に回転し、道案内の場合
    後方背景を撮影できる位置に回転する反射鏡と、反射鏡
    による光学画像の反転を正しい再生画像に復元するため
    に、画像メモリーのアドレスのアクセス順序を変更する
    手段を備えたことを特徴とするビディオメモリ制御回
    路。
  2. 【請求項2】帰路時の交差点の正確な案内情報を提供す
    るために、公差点での発信信号を受信し、車の交差点に
    入る周囲状態と交差点から出る周囲状態とを自動的に読
    み取り、交差点の進入、通過の位置を自動検出して、反
    射鏡の姿勢を制御し、メモリー制御回路に於けるメモリ
    ーアドレスの走査方向を自動的に決定することを特徴と
    する請求項1記載のビディオメモリ制御回路。
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