JPH0514794A - 電子スチルカメラ - Google Patents
電子スチルカメラInfo
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- JPH0514794A JPH0514794A JP3192706A JP19270691A JPH0514794A JP H0514794 A JPH0514794 A JP H0514794A JP 3192706 A JP3192706 A JP 3192706A JP 19270691 A JP19270691 A JP 19270691A JP H0514794 A JPH0514794 A JP H0514794A
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- signal
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オ−トフォ−カス機能を有する電子スチルカ
メラにおいて、オ−トフォ−カスに要する時間を短縮さ
せることを目的とする。 【構成】 撮影レンズを移動させながら、撮像手段が出
力する画像信号をデジタル変換すると共に、このデジタ
ル画像信号から被写体のコントラストを時系列的に順次
検出し、コントラストの検出毎にデ−タ画像信号を補助
メモリの各々の画面メモリに次々に記録し、最大のコン
トラスト検出時に記録されたデ−タ画像信号を記録媒体
に記録させる構成となっている。
メラにおいて、オ−トフォ−カスに要する時間を短縮さ
せることを目的とする。 【構成】 撮影レンズを移動させながら、撮像手段が出
力する画像信号をデジタル変換すると共に、このデジタ
ル画像信号から被写体のコントラストを時系列的に順次
検出し、コントラストの検出毎にデ−タ画像信号を補助
メモリの各々の画面メモリに次々に記録し、最大のコン
トラスト検出時に記録されたデ−タ画像信号を記録媒体
に記録させる構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CCDなどの撮像素
子が出力する画像信号を利用し、被写体のコントラスト
から合焦制御するオ−トフォ−カス機構を備えた電子ス
チルカメラに関する。
子が出力する画像信号を利用し、被写体のコントラスト
から合焦制御するオ−トフォ−カス機構を備えた電子ス
チルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラは、被写体を撮像する
CCDなどの撮像素子を備え、撮像素子が出力する画像
信号をデジタル信号に変換して、磁気フロッピ−ディス
クやICカ−ドなどの記録媒体に記録するようになって
いる。そして、この種のカメラは、被写体の明るさのコ
ントラストを判断して合焦制御するオ−トフォ−カス機
構を備えたものが広く知られている。
CCDなどの撮像素子を備え、撮像素子が出力する画像
信号をデジタル信号に変換して、磁気フロッピ−ディス
クやICカ−ドなどの記録媒体に記録するようになって
いる。そして、この種のカメラは、被写体の明るさのコ
ントラストを判断して合焦制御するオ−トフォ−カス機
構を備えたものが広く知られている。
【0003】このオ−トフォ−カス機構は、コントラス
ト検出回路を備え、この検出回路が撮影レンズの移動中
に入力するデジタル画像信号よりコントラストのピ−ク
値を検出する。このように検出されたピ−ク値によって
撮影レンズの繰り出し位置がカメラの制御回路によって
判断され合焦制御される。デジタル画像信号はこのよう
に合焦制御された後にデ−タ画像信号として記録媒体に
書き込まれる。
ト検出回路を備え、この検出回路が撮影レンズの移動中
に入力するデジタル画像信号よりコントラストのピ−ク
値を検出する。このように検出されたピ−ク値によって
撮影レンズの繰り出し位置がカメラの制御回路によって
判断され合焦制御される。デジタル画像信号はこのよう
に合焦制御された後にデ−タ画像信号として記録媒体に
書き込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した電子スチルカ
メラの場合、デジタル画像信号自体より被写体の明るさ
のコントラストを検出して合焦制御するオ−トフォ−カ
ス機構を備えるため、オ−トフォ−カス機構が電気回路
のみで構成することができ、カメラシステム全体の小形
化と軽量化とに有利となる他、マクロモ−ドなどにも対
応することができる。
メラの場合、デジタル画像信号自体より被写体の明るさ
のコントラストを検出して合焦制御するオ−トフォ−カ
ス機構を備えるため、オ−トフォ−カス機構が電気回路
のみで構成することができ、カメラシステム全体の小形
化と軽量化とに有利となる他、マクロモ−ドなどにも対
応することができる。
【0005】しかしながら、上記した電子スチルカメラ
はオ−トフォ−カスに要する時間が長いという欠点を有
している。すなわち、コントラスト検出回路は、図6に
一例をもって示した如く、撮影レンズを至近位置から無
限遠位置まで一旦移動させ、その間にデジタル画像信号
を入力して、コントラスト曲線Aoがピ−ク値Coをも
つ撮影レンズ位置Loを検出する。そして、この位置L
oを合焦位置として検出した後で、モ−タ駆動回路によ
って撮影レンズが無限遠位置から合焦位置である位置L
oまで再度移動されオ−トフォ−カスが終了する。
はオ−トフォ−カスに要する時間が長いという欠点を有
している。すなわち、コントラスト検出回路は、図6に
一例をもって示した如く、撮影レンズを至近位置から無
限遠位置まで一旦移動させ、その間にデジタル画像信号
を入力して、コントラスト曲線Aoがピ−ク値Coをも
つ撮影レンズ位置Loを検出する。そして、この位置L
oを合焦位置として検出した後で、モ−タ駆動回路によ
って撮影レンズが無限遠位置から合焦位置である位置L
oまで再度移動されオ−トフォ−カスが終了する。
【0006】このように、撮影レンズを至近位置から無
限遠位置に移動させ、その後に合焦位置Loまで戻し移
動させる合焦制御動作を伴うために、オ−トフォ−カス
に要する時間が長くなり、現在市販されている電子スチ
ルカメラでは約1秒のオ−トフォ−カス時間が必要とな
っており、その高速化が要望されている。
限遠位置に移動させ、その後に合焦位置Loまで戻し移
動させる合焦制御動作を伴うために、オ−トフォ−カス
に要する時間が長くなり、現在市販されている電子スチ
ルカメラでは約1秒のオ−トフォ−カス時間が必要とな
っており、その高速化が要望されている。
【0007】本発明は上記した実情にかんがみ、オ−ト
フォ−カスに要する時間の短縮化を図った電子スチルカ
メラを開発することを目的とする。
フォ−カスに要する時間の短縮化を図った電子スチルカ
メラを開発することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第1の発明として、撮影レンズを介
して被写体を撮像する撮像手段が出力する画像信号をデ
ジタル信号に変換し、デジタル画像信号をデ−タ画像信
号として記録媒体に書き込む構成の電子スチルカメラに
おいて、撮影レンズが至近位置と無限遠位置との間で一
方向に移動されている間に、上記デジタル画像信号を入
力し、被写体のコントラストを時系列的に順次検出する
コントラスト検出手段と、この検出手段がコントラスト
を検出する毎にデ−タ画像信号を順次記録する複数の画
面メモリを有する記録手段と、最も高いコントラストの
検出時に記録されたデ−タ画像信号を記録手段の複数画
面メモリの中から選び出し記録媒体に書き込む制御手段
とより構成したことを特徴とする電子スチルカメラを提
案する。
ため、本発明では、第1の発明として、撮影レンズを介
して被写体を撮像する撮像手段が出力する画像信号をデ
ジタル信号に変換し、デジタル画像信号をデ−タ画像信
号として記録媒体に書き込む構成の電子スチルカメラに
おいて、撮影レンズが至近位置と無限遠位置との間で一
方向に移動されている間に、上記デジタル画像信号を入
力し、被写体のコントラストを時系列的に順次検出する
コントラスト検出手段と、この検出手段がコントラスト
を検出する毎にデ−タ画像信号を順次記録する複数の画
面メモリを有する記録手段と、最も高いコントラストの
検出時に記録されたデ−タ画像信号を記録手段の複数画
面メモリの中から選び出し記録媒体に書き込む制御手段
とより構成したことを特徴とする電子スチルカメラを提
案する。
【0009】第2の発明として、上記した電子スチルカ
メラにおいて、記録手段の複数画面メモリのうち、最も
高いコントラストの検出時に記録された画面メモリと、
少なくとも次に高いコントラストの検出時に記録された
画面メモリとを選択的に選び出す選択手段と、選択した
画面メモリのデ−タ画像信号を入力し画像表示する表示
手段とを備えたことを特徴とする電子スチルカメラを提
案する。
メラにおいて、記録手段の複数画面メモリのうち、最も
高いコントラストの検出時に記録された画面メモリと、
少なくとも次に高いコントラストの検出時に記録された
画面メモリとを選択的に選び出す選択手段と、選択した
画面メモリのデ−タ画像信号を入力し画像表示する表示
手段とを備えたことを特徴とする電子スチルカメラを提
案する。
【0010】
【作用】第1の発明の電子スチルカメラでは、例えば、
撮影レンズが至近位置から無限遠位置に移動する間に、
デジタル画像信号を入力したコントラスト検出手段が、
被写体の明るさのコントラストを時系列的に順次検出す
る。また、コントラスト検出手段がコントラストを検出
するタイミングで、デジタル画像信号がデ−タ画像信号
として記録手段の複数画面メモリに順次記録される。
撮影レンズが至近位置から無限遠位置に移動する間に、
デジタル画像信号を入力したコントラスト検出手段が、
被写体の明るさのコントラストを時系列的に順次検出す
る。また、コントラスト検出手段がコントラストを検出
するタイミングで、デジタル画像信号がデ−タ画像信号
として記録手段の複数画面メモリに順次記録される。
【0011】最も高いコントラストが検出された時、複
数画面メモリの中から、このコントラスト検出時に記録
されたデ−タ画像信号が制御手段によって選び出され、
このデ−タ画像信号が記録媒体に記録される。つまり、
被写体より最も高いコントラストが検出されたときの撮
影レンズの位置で焦点が整合するから、この時に出力さ
れた撮像手段の画像信号がデジタル変換されて記録媒体
に書き込まれる。
数画面メモリの中から、このコントラスト検出時に記録
されたデ−タ画像信号が制御手段によって選び出され、
このデ−タ画像信号が記録媒体に記録される。つまり、
被写体より最も高いコントラストが検出されたときの撮
影レンズの位置で焦点が整合するから、この時に出力さ
れた撮像手段の画像信号がデジタル変換されて記録媒体
に書き込まれる。
【0012】第2の発明の電子スチルカメラでは、選択
手段によって、最も高いコントラストの検出時に記録さ
れた画面メモリと、少なくとも次に高い画面メモリとを
選択的に選び出し、画面メモリのデ−タ画像信号を表示
手段によって画像表示させることができる。撮影者は表
示された画像を確認して選択した画面メモリの画像信号
を記録媒体に書き込むことができる。
手段によって、最も高いコントラストの検出時に記録さ
れた画面メモリと、少なくとも次に高い画面メモリとを
選択的に選び出し、画面メモリのデ−タ画像信号を表示
手段によって画像表示させることができる。撮影者は表
示された画像を確認して選択した画面メモリの画像信号
を記録媒体に書き込むことができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図1は電子スチルカメラの電気回路構成を示
したブロック図で、11は撮影レンズ、12はアイリス
絞りを示し、13は撮影レンズを通って入射する被写体
光を受光する撮像素子としてのCCD、14は撮像素子
13が出力する画像信号をデジタル変換するA/D変換
器である。
説明する。図1は電子スチルカメラの電気回路構成を示
したブロック図で、11は撮影レンズ、12はアイリス
絞りを示し、13は撮影レンズを通って入射する被写体
光を受光する撮像素子としてのCCD、14は撮像素子
13が出力する画像信号をデジタル変換するA/D変換
器である。
【0014】15はデジタル画像信号を記録デ−タ信号
の形に処理する信号処理回路で、この信号処理回路15
から送られるデ−タ画像信号が補助メモリ16に一旦記
録される。補助メモリ16は一画面のデ−タ画像信号毎
に記録する複数の画面メモリ(記録領域)A、B・・・
・・・Nを備え、コントラスト検出回路17がコントラ
ストを検出するタイミングで一画面づつのデ−タ画像信
号が記録される。
の形に処理する信号処理回路で、この信号処理回路15
から送られるデ−タ画像信号が補助メモリ16に一旦記
録される。補助メモリ16は一画面のデ−タ画像信号毎
に記録する複数の画面メモリ(記録領域)A、B・・・
・・・Nを備え、コントラスト検出回路17がコントラ
ストを検出するタイミングで一画面づつのデ−タ画像信
号が記録される。
【0015】補助メモリ16の画面メモリA、B・・・
・Nはその中の一つのメモリが選び出され、そのデ−タ
画像信号が記録媒体18に書き込まれる。記録媒体18
は磁気フロッピ−ディスク、ICカ−ドなどで、カメラ
に差し込み収納するようになっている。
・Nはその中の一つのメモリが選び出され、そのデ−タ
画像信号が記録媒体18に書き込まれる。記録媒体18
は磁気フロッピ−ディスク、ICカ−ドなどで、カメラ
に差し込み収納するようになっている。
【0016】コントラスト検出回路17は、撮影レンズ
11がフォ−カス動作している間にデジタル画像信号を
入力して被写体のコントラストを検出する。このコント
ラスト検出回路17は撮影レンズ11が移動している間
に所定のタイミングで順次コントラストを検出し、検出
信号を制御回路19に送る。
11がフォ−カス動作している間にデジタル画像信号を
入力して被写体のコントラストを検出する。このコント
ラスト検出回路17は撮影レンズ11が移動している間
に所定のタイミングで順次コントラストを検出し、検出
信号を制御回路19に送る。
【0017】制御回路19はCPU、RAMなどからな
るマイクロコンピュ−タで、コントラスト検出回路17
がコントラストを検出する毎にメモリコントロ−ラ20
を制御し、このコントロ−ラ20によって信号処理回路
15からのデ−タ画像信号を補助メモリ16に記録す
る。
るマイクロコンピュ−タで、コントラスト検出回路17
がコントラストを検出する毎にメモリコントロ−ラ20
を制御し、このコントロ−ラ20によって信号処理回路
15からのデ−タ画像信号を補助メモリ16に記録す
る。
【0018】制御回路19は、レリ−ズ21の操作信号
を入力して、ドライバ22に駆動指示を与える。これよ
り、ドライバ22がレンズ駆動モ−タ23を制御し、撮
影レンズ11をフォ−カス動作させる。
を入力して、ドライバ22に駆動指示を与える。これよ
り、ドライバ22がレンズ駆動モ−タ23を制御し、撮
影レンズ11をフォ−カス動作させる。
【0019】さらに、上記制御回路19は、スイッチ2
4の操作信号を入力したとき、補助メモリ16の画面メ
モリの中から特定のものを選択するようにメモリコント
ロ−ラ20を制御する。このように選択された画面メモ
リのデ−タ画像信号はドライバ25を介して表示器26
に入力され、この表示器26が画像表示する。このよう
に画像表示されるデ−タ画像信号は、最大のコントラス
ト検出時に記録されたものに限らず、第2番目、第3番
目に大きいコントラスト検出時に記録された画面メモリ
を選択して画像表示させる。
4の操作信号を入力したとき、補助メモリ16の画面メ
モリの中から特定のものを選択するようにメモリコント
ロ−ラ20を制御する。このように選択された画面メモ
リのデ−タ画像信号はドライバ25を介して表示器26
に入力され、この表示器26が画像表示する。このよう
に画像表示されるデ−タ画像信号は、最大のコントラス
ト検出時に記録されたものに限らず、第2番目、第3番
目に大きいコントラスト検出時に記録された画面メモリ
を選択して画像表示させる。
【0020】次に、上記した電子スチルカメラの動作に
ついて説明する。レリ−ズ21を操作することにより、
レンズ駆動モ−タ23により駆動される撮影レンズ11
がホ−ムポジションから一方向に移動を開始する。例え
ば、撮影レンズ11が至近位置から無限遠位置に向かっ
て移動する。CCD13は撮影レンズ11とアイリス絞
り12を通った被写体光を受光し、撮像した画像信号を
出力する。この画像信号はA/D変換器によってデジタ
ル変換されて信号処理回路15と制御回路19に送られ
る。
ついて説明する。レリ−ズ21を操作することにより、
レンズ駆動モ−タ23により駆動される撮影レンズ11
がホ−ムポジションから一方向に移動を開始する。例え
ば、撮影レンズ11が至近位置から無限遠位置に向かっ
て移動する。CCD13は撮影レンズ11とアイリス絞
り12を通った被写体光を受光し、撮像した画像信号を
出力する。この画像信号はA/D変換器によってデジタ
ル変換されて信号処理回路15と制御回路19に送られ
る。
【0021】信号処理回路15に入力したデジタル画像
信号はさらにコントラスト検出回路17に送られる。コ
ントラスト検出回路17はデジタル画像信号を入力する
ことにより、図2に示すように、被写体のコントラスト
を順次検出する。すなわち、このコントラスト検出回路
17は、撮影レンズ11の移動時間内に設けたタイミン
グ時点T1、T2・・・・・Tnでコントラストを順次検
出するように制御回路19によって制御される。
信号はさらにコントラスト検出回路17に送られる。コ
ントラスト検出回路17はデジタル画像信号を入力する
ことにより、図2に示すように、被写体のコントラスト
を順次検出する。すなわち、このコントラスト検出回路
17は、撮影レンズ11の移動時間内に設けたタイミン
グ時点T1、T2・・・・・Tnでコントラストを順次検
出するように制御回路19によって制御される。
【0022】また、制御回路19はコントラスト検出回
路17より検出信号C1〜Cnを入力して記憶すると共
に、タイミング時点T1、T2・・・・・Tnの各々の時
点で信号処理回路15が出力するデ−タ画像信号を補助
メモリ16に記録させる。なお、補助メモリ16が取り
込むデ−タ画像信号の間隔は、図3に示したように、前
回取り込んだデ−タ画像信号の撮影レンズ位置での被写
体深度と、次に取り込むデ−タ画像信号の撮影レンズ位
置での被写体深度とが部分的に重なるように定める。例
えば、撮影レンズ11がL1位置にあるときの被写体深
度R1と、次のデ−タ画像信号の取り込みとなる撮影レ
ンズ11の位置L2の被写体深度R2が部分的に重なるよ
うにする。以後のデ−タ画像信号の取り込み時も同様と
なる。このように制御するには、撮影位置に連動してコ
ントラストの検出タイミング間隔を変化させるようにし
ても、また、コントラストの検出タイミングを一定にし
て撮影レンズ11の繰り出し速度を変化させるようにし
てもよい。
路17より検出信号C1〜Cnを入力して記憶すると共
に、タイミング時点T1、T2・・・・・Tnの各々の時
点で信号処理回路15が出力するデ−タ画像信号を補助
メモリ16に記録させる。なお、補助メモリ16が取り
込むデ−タ画像信号の間隔は、図3に示したように、前
回取り込んだデ−タ画像信号の撮影レンズ位置での被写
体深度と、次に取り込むデ−タ画像信号の撮影レンズ位
置での被写体深度とが部分的に重なるように定める。例
えば、撮影レンズ11がL1位置にあるときの被写体深
度R1と、次のデ−タ画像信号の取り込みとなる撮影レ
ンズ11の位置L2の被写体深度R2が部分的に重なるよ
うにする。以後のデ−タ画像信号の取り込み時も同様と
なる。このように制御するには、撮影位置に連動してコ
ントラストの検出タイミング間隔を変化させるようにし
ても、また、コントラストの検出タイミングを一定にし
て撮影レンズ11の繰り出し速度を変化させるようにし
てもよい。
【0023】補助メモリ16は、タイミング時点T1、
T2・・・・・Tn毎に送られる各々のデ−タ画像信号
を画面メモリA、B・・・・に次々に記録する。図4は
5個の画面メモリA、B、C、D、Eを備えて信号記録
する一例を示している。例えば、各時点T1、T2・・・
・Tnで記録されるデ−タ画像信号をV1、V2・・・・
・・Vnとすれば、画面メモリA、B、C、D、Eの各
々に対してV1、V2、V3、V4、V5のデ−タ画像信号
が記録される。そして、続いて記録されるデ−タ画像信
号V6〜V10が既に記録されている古い画像デ−タ信号
V1〜V5をオ−バ−ライトして各々の画像メモリA〜E
に順次記録される。以後同様にしてV11〜Vnのデ−タ
画像信号が記録されることになる。
T2・・・・・Tn毎に送られる各々のデ−タ画像信号
を画面メモリA、B・・・・に次々に記録する。図4は
5個の画面メモリA、B、C、D、Eを備えて信号記録
する一例を示している。例えば、各時点T1、T2・・・
・Tnで記録されるデ−タ画像信号をV1、V2・・・・
・・Vnとすれば、画面メモリA、B、C、D、Eの各
々に対してV1、V2、V3、V4、V5のデ−タ画像信号
が記録される。そして、続いて記録されるデ−タ画像信
号V6〜V10が既に記録されている古い画像デ−タ信号
V1〜V5をオ−バ−ライトして各々の画像メモリA〜E
に順次記録される。以後同様にしてV11〜Vnのデ−タ
画像信号が記録されることになる。
【0024】制御回路19が、コントラスト検出信号C
1〜Cnにもとづいて、補助メモリ16の中から最大の
コントラスト検出時点T6で記録された画面メモリ(図
4の例ではA)を選び出し、この画像メモリに記録され
たデ−タ画像信号(図4の例ではV6)を記録媒体18
に書き込むようにメモリコントロ−ラ20を制御する。
1〜Cnにもとづいて、補助メモリ16の中から最大の
コントラスト検出時点T6で記録された画面メモリ(図
4の例ではA)を選び出し、この画像メモリに記録され
たデ−タ画像信号(図4の例ではV6)を記録媒体18
に書き込むようにメモリコントロ−ラ20を制御する。
【0025】上記のように撮影される電子スチルカメラ
は、撮影レンズ11を、例えば、至近位置から無限遠位
置までのフォ−カス動作させることになるが、撮影レン
ズ11が至近位置から最大コントラストとなるL1の位
置に移動した時のデ−タ画像信号により撮影されるた
め、オ−トフォ−カスに要する時間が極めて短縮され
る。つまり、撮影レンズ11がホ−ムポジションから最
大ピ−クのコントラスト検出時点までが実質的なオ−ト
フォ−カス時間となる。
は、撮影レンズ11を、例えば、至近位置から無限遠位
置までのフォ−カス動作させることになるが、撮影レン
ズ11が至近位置から最大コントラストとなるL1の位
置に移動した時のデ−タ画像信号により撮影されるた
め、オ−トフォ−カスに要する時間が極めて短縮され
る。つまり、撮影レンズ11がホ−ムポジションから最
大ピ−クのコントラスト検出時点までが実質的なオ−ト
フォ−カス時間となる。
【0026】被写体のコントラストのピ−ク値は一般的
に複数となることが多い。例えば、図5に示したように
撮影レンズ11がLa、Lbの移動位置でコントラスト
が大きくなるような場合は、位置Laで画面メモリに記
録されたデ−タ画像信号が一旦記録媒体18に書き込ま
れる。そして、撮影レンズ11が位置Lbに移動したと
き、位置Laでの検出信号Caと位置Lbでの検出信号
Cbとを制御回路19が比較し、この例ではCa<Cb
となるから、撮影レンズ11が位置Laのときに記録さ
れたデ−タ画像信号を記録媒体18からオ−バ−ライト
し、撮影レンズ11がLb位置に移動したときに発生し
たデ−タ画像信号を書き込む。その他は既に述べたよう
にコントラストを順次検出する。
に複数となることが多い。例えば、図5に示したように
撮影レンズ11がLa、Lbの移動位置でコントラスト
が大きくなるような場合は、位置Laで画面メモリに記
録されたデ−タ画像信号が一旦記録媒体18に書き込ま
れる。そして、撮影レンズ11が位置Lbに移動したと
き、位置Laでの検出信号Caと位置Lbでの検出信号
Cbとを制御回路19が比較し、この例ではCa<Cb
となるから、撮影レンズ11が位置Laのときに記録さ
れたデ−タ画像信号を記録媒体18からオ−バ−ライト
し、撮影レンズ11がLb位置に移動したときに発生し
たデ−タ画像信号を書き込む。その他は既に述べたよう
にコントラストを順次検出する。
【0027】また、図5に示したように、コントラスト
のピ−ク部分が複数となるときは、各々のピ−ク部分の
検出時に発生したデ−タ画像信号を各々の画面メモリに
記録しておき、スイッチ24の操作で、これらデ−タ画
像信号を選択的に選び出して表示器26で画像表示させ
ることができる。この場合、表示器26の画像表示から
撮影者が適度な画像を確認した後、デ−タ画像信号を記
録媒体18に書き込んで撮影を終了させる。
のピ−ク部分が複数となるときは、各々のピ−ク部分の
検出時に発生したデ−タ画像信号を各々の画面メモリに
記録しておき、スイッチ24の操作で、これらデ−タ画
像信号を選択的に選び出して表示器26で画像表示させ
ることができる。この場合、表示器26の画像表示から
撮影者が適度な画像を確認した後、デ−タ画像信号を記
録媒体18に書き込んで撮影を終了させる。
【0028】なお、補助メモリ16に多くの画面メモリ
(記憶領域)を設ければ、画面メモリをオ−バ−ライト
せずにコントラストの検出毎に各々の画面メモリにデ−
タ画像信号を記録し、コントラスト検出が終った後に最
も大きいコントラスト検出時に記録した画面メモリを選
択し、これに記録されたデ−タ画像信号を記録媒体に書
き込む構成とすることができる。
(記憶領域)を設ければ、画面メモリをオ−バ−ライト
せずにコントラストの検出毎に各々の画面メモリにデ−
タ画像信号を記録し、コントラスト検出が終った後に最
も大きいコントラスト検出時に記録した画面メモリを選
択し、これに記録されたデ−タ画像信号を記録媒体に書
き込む構成とすることができる。
【0029】
【発明の効果】上記した通り、本発明によれば、撮影レ
ンズが一方向に移動し、この移動中に合焦時点となった
ときのデ−タ画像信号が記録媒体に書き込まれるので、
オ−トフォ−カスに要する実質的な時間が、ホ−ムポジ
ションから合焦検出位置までの撮影レンズの移動時間と
なる。したがって、オ−トフォ−カスに要する時間を極
力短縮させた電子スチルカメラとなる。
ンズが一方向に移動し、この移動中に合焦時点となった
ときのデ−タ画像信号が記録媒体に書き込まれるので、
オ−トフォ−カスに要する実質的な時間が、ホ−ムポジ
ションから合焦検出位置までの撮影レンズの移動時間と
なる。したがって、オ−トフォ−カスに要する時間を極
力短縮させた電子スチルカメラとなる。
【図1】本発明を実施した電子スチルカメラの電気回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】オ−トフォ−カスの動作を説明するための説明
図である。
図である。
【図3】デ−タ画像信号の取り込みと撮影レンズの被写
体深度との関係を説明するための説明図である。
体深度との関係を説明するための説明図である。
【図4】補助メモリの記録状態を説明するための説明図
である。
である。
【図5】被写体のコントラストに複数のピ−ク部分があ
るときのオ−トフォ−カスの動作を説明するための説明
図である。
るときのオ−トフォ−カスの動作を説明するための説明
図である。
【図6】従来の電子スチルカメラのオ−トフォ−カス動
作を説明するための説明図である。
作を説明するための説明図である。
11 撮影レンズ
13 CCD
14 A/D変換器
15 信号処理回路
16 補助メモリ
17 コントラスト検出回路
18 記録媒体
19 制御回路
20 メモリコントロ−ラ
23 レンズ駆動モ−タ
26 表示器
Claims (2)
- 【請求項1】 撮影レンズを介して被写体を撮像する撮
像手段が出力する画像信号をデジタル信号に変換し、デ
ジタル画像信号をデ−タ画像信号として記録媒体に書き
込む構成の電子スチルカメラにおいて、撮影レンズが至
近位置と無限遠位置との間で一方向に移動されている間
に、上記デジタル画像信号を入力し、被写体のコントラ
ストを時系列的に順次検出するコントラスト検出手段
と、この検出手段がコントラストを検出する毎にデ−タ
画像信号を順次記録する複数の画面メモリを有する記録
手段と、最も高いコントラストの検出時に記録されたデ
−タ画像信号を記録手段の複数画面メモリの中から選び
出し記録媒体に書き込む制御手段とより構成したことを
特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項2】 上記した記録手段の複数画面メモリのう
ち、最も高いコントラストの検出時に記録された画面メ
モリと、少なくとも次に高いコントラストの検出時に記
録された画面メモリとを選択的に選び出す選択手段と、
選択した画面メモリのデ−タ画像信号を入力し画像表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項(1)
記載の電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192706A JPH0514794A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192706A JPH0514794A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 電子スチルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514794A true JPH0514794A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16295703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3192706A Pending JPH0514794A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 電子スチルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514794A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003015020A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像方法 |
WO2005033764A1 (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | 撮影レンズ位置制御装置 |
JP2007025381A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Alps Electric Co Ltd | 光学装置 |
JP2012255920A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nikon Corp | 撮像装置 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3192706A patent/JPH0514794A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003015020A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像方法 |
WO2005033764A1 (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | 撮影レンズ位置制御装置 |
JP2007025381A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Alps Electric Co Ltd | 光学装置 |
JP2012255920A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nikon Corp | 撮像装置 |
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