JPH09105785A - 時計用コイルの製造方法 - Google Patents

時計用コイルの製造方法

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Publication number
JPH09105785A
JPH09105785A JP29046495A JP29046495A JPH09105785A JP H09105785 A JPH09105785 A JP H09105785A JP 29046495 A JP29046495 A JP 29046495A JP 29046495 A JP29046495 A JP 29046495A JP H09105785 A JPH09105785 A JP H09105785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
wire
core
main body
timepiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP29046495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Murano
由夫 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHICHIZUN DENSHI KK
Original Assignee
SHICHIZUN DENSHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHICHIZUN DENSHI KK filed Critical SHICHIZUN DENSHI KK
Priority to JP29046495A priority Critical patent/JPH09105785A/ja
Publication of JPH09105785A publication Critical patent/JPH09105785A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を削減し、更に部品点数の削減も可
能な時計用コイルの製造方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 断面が円形をなす線材10を用いてコイ
ル巻芯12を形成している。また、このコイル巻芯12
を形成する際に、コイル巻芯12の本体部12aは線材
10の形状のままプレス加工等が施されておらず、電極
取付部12b、12cのみがプレス成形されている。こ
のため、コイル線材14を巻回するコイル巻芯12の本
体部12aにバリ等は発生しない。また、コイル巻芯1
2に巻回されるコイル線材14が角部で断線したり破損
することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ表示式水
晶時計におけるモーターを駆動するためのコイルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の時計用コイルは、以下に
示すような工程を経て製造されていた。即ち、図8に示
すように、磁気特性の高いニッケルと鉄の合金であるパ
ーマロイ材からなる帯状の条材2に、図9に示すよう
に、プレス加工を施して抜き落としてコイル巻芯4を形
成する。このコイル巻芯4は、図10乃至図12に示す
ように、中央の本体部4aが細長い直方体をなすもの
で、その両端に電極取付部4b、4cが形成されてい
る。このコイル巻芯4には、プレス加工時にエッジやバ
リ等が発生していることが多いため、それらを除去する
バレル処理が施される。その後、磁気特性を最大限に向
上させるため、焼鈍等の熱処理を施し、更にメッキ処理
を施す。その後、図13に示すように、コイル巻芯4の
本体部4aに片面接着の絶縁テープ6を巻き付け、図1
4及び図15に示すように、この絶縁テープ6の上にコ
イル線材8を巻回してコイルを完成させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいては、コイル巻芯4全体をプレス抜きしていたた
め、本体部4aの周囲に発生するバリ等を除去するバレ
ル処理が必要であった。
【0004】また、このコイル巻芯4は、その本体4a
の断面が四角形をなすものであるため、4つの角部があ
り、コイル線材8を巻回する際に本体部4aの角部によ
りコイル線材8が切れたり、その表面が破損してショー
トすることがあった。このため、絶縁テープ6を巻き付
けてからコイル線材8を巻回することが必要であった。
【0005】従来の製造方法においては、上記のような
バレル処理や絶縁テープ6の巻き付け工程が必要であっ
たため、製造工程が多くなるだけでなく、バレル機やテ
ーピング機等の設備も必要となり、それらの操作やメン
テナンスにも手間がかかり、コストが高くなるという課
題があった。
【0006】本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、製造工程を削減し、更に部品点
数の削減も可能な時計用コイルの製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用コイルの
製造方法は、断面が円形をなす線材にプレス抜き加工を
施して平板状の電極取付部を形成すると共に個々のコイ
ル巻芯に切断する工程と、前記電極取付部間の前記線材
の形状そのままの形状からなる本体部にコイル線材を巻
回する工程と、からなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の時計用コイルの製造方法
においては、断面が円形をなす線材を用いてコイル巻芯
を形成している。また、このコイル巻芯を形成する際
に、コイル巻芯の本体部は線材の形状のままプレス加工
等が施されておらず、電極取付部のみがプレス成形され
ている。このため、コイル線材を巻回するコイル巻芯の
本体部にバリ等が発生することがなく、バレル処理を削
減することができる。また、コイル巻芯の本体部が線材
と同様に断面が円形をなす丸棒状であるため、ここに巻
回されるコイル線材が断線したり破損することがなく、
絶縁テープも削減することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る時計用コイル
の製造方法に使用する線材を示す斜視図である。この線
材10はその断面が円形をなすものであり、パーマロイ
材からなるものである。本実施例においては、この線材
10を用いて連結的にコイル巻芯を形成している。即
ち、はじめに、この線材10を引き出してプレスの金型
内に順次連続的に挿入しながら成形及び切断を行う。図
2に示すように、金型内では、はじめにコイル巻芯12
の電極取付部12b、12cが形成され、次に電極取付
部12b、12cに電極(図示せず)を取り付けるとき
の位置決めやヨークとの導通を確保するネジ穴等に用い
る穴12d、12eを形成して切断している。このた
め、図3乃至図5に示すコイル巻芯12の本体部12a
は、プレス又はプレス抜き等の成形加工が施されておら
ず、線材10のままその形状が維持されている。従っ
て、プレス加工により電極取付部12b、12cが形成
されても、本体部12aは線材10のままであるため、
その外周にバリ等が発生することがない。このため、バ
リ等を除去する作業は全く必要がない。
【0010】次に、コイル巻芯12に焼鈍による熱処理
を施し、腐食防止のためメッキ処理を施す。その後、図
6及び図7に示すように、コイル線材14をコイル巻芯
12の本体部12aの外周に直接巻回し、コイルを完成
させる。前述したようにコイル巻芯12の本体部12a
の外周にはバリ等が発生せず、また本体部12aが線材
10と同じく断面が円形をなすものであるため、張力を
かけながらコイル線材14を巻回してもバリや角部で擦
れてコイル線材14が切れたり、その表面が破損してシ
ョートすることがない。従って、予め絶縁テープ等を本
体部12aに巻き付ける必要がないもので、直接コイル
線材14を巻き付けることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、断面が円形の線材を使
用し、更にコイル巻芯の本体部に線材をそのまま残すよ
うにしてコイル巻芯を形成しているので、コイル巻芯の
本体部にバリ等が発生せず、バリ等を除去するバレル処
理を削減することができる。
【0012】また、コイル巻芯の本体部はその断面が円
形をなすものであり、角部がない。このため、角部によ
るコイル線材の断線や破損が生じることがないので、断
線等を防ぐための絶縁テープを必要とせず、絶縁テープ
を廃止することができると共にそれを巻き付けるテーピ
ング作業及びテーピングマシンそのものを廃止すること
ができる。
【0013】更に、従来は絶縁テープを用いても、コイ
ル巻芯の本体部の形状を丸棒状にすることは困難であっ
たため、張力をかけてコイル線材を巻回したときに角部
付近で断線することもあったが、本発明においては本体
部が丸棒状であるため、角部付近のように張力が集中す
る部分がなく、断線等による不良をなくすことができ、
信頼性と歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る時計用コイルの製造方
法に使用する線材を示す斜視図である。
【図2】図1に示す線材にプレス加工を施してコイル巻
芯を形成する工程を示す平面図である。
【図3】図2に示す工程を経て成形されたコイル巻芯を
示す斜視図である。
【図4】図3に示すコイル巻芯の正面図である。
【図5】図3に示すコイル巻芯のB−B断面図である。
【図6】コイル線材を巻回した図3に示すコイル巻芯の
本体部の断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る時計用コイルの製造方
法にて完成されたコイルを示す斜視図である。
【図8】従来のコイルを製造する際に用いられる条材を
示す斜視図である。
【図9】図8に示す条材にプレス加工を施してコイル巻
芯を形成する工程を示す平面図である。
【図10】図9に示す工程を経て成形された従来のコイ
ル巻芯を示す斜視図である。
【図11】図10に示す従来のコイル巻芯の正面図であ
る。
【図12】図11に示す従来のコイル巻芯のA−A断面
図である。
【図13】図10に示す従来のコイル巻芯に絶縁テープ
を巻き付けた状態を示す斜視図である。
【図14】コイル線材を巻回した図13に示すコイル巻
芯の本体部の断面図である。
【図15】従来の時計用コイルの製造方法にて完成され
たコイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
4、12 コイル巻芯 4a、12a 本体部 4b、4c、12b、12c 電極取付部 8、14 コイル線材 10 線材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が円形をなす線材にプレス抜き加工
    を施して平板状の電極取付部を形成すると共に個々のコ
    イル巻芯に切断する工程と、 前記電極取付部間の前記線材の形状そのままの形状から
    なる本体部にコイル線材を巻回する工程と、 からなることを特徴とする時計用コイルの製造方法。
JP29046495A 1995-10-12 1995-10-12 時計用コイルの製造方法 Pending JPH09105785A (ja)

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JP29046495A JPH09105785A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 時計用コイルの製造方法

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JPH09105785A true JPH09105785A (ja) 1997-04-22

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