JPH09104896A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH09104896A
JPH09104896A JP7260208A JP26020895A JPH09104896A JP H09104896 A JPH09104896 A JP H09104896A JP 7260208 A JP7260208 A JP 7260208A JP 26020895 A JP26020895 A JP 26020895A JP H09104896 A JPH09104896 A JP H09104896A
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JP
Japan
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sodium
viscosity
acid
fatty acid
surfactant
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Pending
Application number
JP7260208A
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English (en)
Inventor
Kakufumi Michiki
角史 道喜
Eisei Totani
永生 戸谷
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Henkel Japan Ltd
Original Assignee
Henkel Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル塩等のアニオン界面活性剤および/又は脂肪酸アミ
ドプロピルベタイン等の両性界面活性剤に対してそれら
の量の1-20%に当たるイソステアロイル乳酸ナトリウム
を添加した毛髪用洗浄剤組成物。 【効果】本発明の洗浄剤組成物は、起泡力、洗浄後の感
触にすぐれ皮膚や粘膜に刺激性が少なく、かつ製品の粘
度を増加調節することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増粘剤としてイソステ
アロイル乳酸ナトリウムを添加した毛髪洗浄剤組成物に
関する。更に詳しくは、アニオン界面活性剤および/又
は両性界面活性剤に対しイソステアロイル乳酸ナトリウ
ムを添加して、粘度を適当に増加調節した毛髪洗浄剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料の増粘剤としては食塩や塩
化カリ等の無機塩類、デンプンやクインシーガムなどの
天然高分子化合物、およびCMCやポリアクリル酸ソー
ダやポリビニルピロリドン等、の合成高分子化合物が知
られている。しかし、無機塩類は皮膚や粘膜を刺激した
り、金属類を腐食するので好ましくない。又、天然高分
子化合物は菌やバクテリアなどにより変質することがあ
る。
【0003】合成樹脂系の増粘剤としては、ポリアクリ
ル酸をアリル庶糖で架橋し、のちにpHを調整したもの
(特公昭32−4141号公報)、ポリアクリル酸をア
ルケニルエーテルで架橋し、のちにpHを調整したもの
(特開昭51−46586号公報)などのポリアクリル
酸架橋型ポリマーが、代表的なものとして知られてい
る。
【0004】前記ポリアクリル酸架橋型ポリマーは、い
ずれも頭髪用化粧料に使用された場合には、乾燥後に硬
質のフィルムを形成するため、すぐれたセッティング性
を髪に付与するものであるが、櫛どおりが悪く、また頭
髪上に形成されたフィルムが剥離する現象、すなわちい
わゆるフレーキング現象を発生しやすいという問題があ
った。また水溶性高分子化合物は一般に温度依存性が強
く、常温では安定であっても寒冷時にはシャンプーが流
動性を失ってゲル化することもある。逆に高温になると
著しく粘度低下することもあるので、その関係を充分に
検討の上使用しなければならない。
【0005】更にまた毛髪洗浄用に使用する場合は当
然、洗浄の際の泡立ち性や洗浄力、乾燥した後の毛髪の
しっとり感、櫛さばき性に悪影響があってはいけない。
又、皮膚や粘膜に対する刺激性はできるだけ少ないもの
が要求される。一般に、従来毛髪や皮膚の洗浄に用いる
洗浄剤の基剤として、アニオン界面活性剤である脂肪酸
せっけん、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルグルタ
ミン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩等が、また両性界面活性剤であるイミダ
ゾリニウム型、カルボキシベタイン型、アミドカルボキ
シベタイン型、スルホベタイン型等が多く用いられてき
た。しかし脂肪酸せっけん、アルキル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩等
は洗浄力はあるが皮膚刺激が高く、又、N−アシルグル
タミン酸塩等は、皮膚刺激は少ないものの洗浄力及び起
泡力が劣るなど、アニオン界面活性剤単独で両方の効果
に優れたものは得られていなかった。そこで、これらの
問題点を解決するため、N−ポリオキシエチレン脂肪酸
アミドエーテル硫酸塩型アニオン界面活性剤とアミノ酸
型、カルボキシベタイン型、イミダゾリウムベタイン型
等の、両性界面活性剤とを組み合わせた技術が開示され
ている(特開平3−215410)。しかし、カルボキ
シベタイン型、イミダゾリニウムベタイン型、アミドカ
ルボキシベタイン型等はアニオン界面活性剤と組み合わ
せて用いると、洗浄力及び起泡力が良好で、毛髪や皮膚
に対する刺激が低くなる混合比内(アニオン界面活性剤
/両性界面活性剤≧1)において、粘度が極大値を示さ
ず適度な粘性を有しないため、基剤調整上不利な問題点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は洗浄力及び起
泡力が良好で、毛髪と皮膚に対する刺激が低く、さらに
は基剤を調製する上で、必要な適度な粘性を有する洗浄
剤組成物を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究の結果、特定の分岐鎖をもっ
たアシル乳酸エステルナトリウムを、アニオン界面活性
剤および/又は両性界面活性剤と組み合わせて用いると
洗浄性および起泡性に優れ、毛髪および皮膚に対する刺
激が少なく、系に適当な粘度を有する洗浄剤が得られ、
しかもその洗浄剤は使用乾燥後の毛髪にしっとり感を与
え、櫛さばき性が良好であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩、の如きアニオン界面活
性剤および/又はヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタインの如き両性界面活性剤に対し、1−2
0重量%のイソステアロイル乳酸ナトリウムを添加して粘
度を調節した洗浄剤組成物を提出することである。
【0009】本発明に用いる分岐鎖のアシル乳酸エステ
ルナトリウムは次式(1):
【化1】 (式中RCOはC1618の分岐アシル基を示し、nは1
〜3を表す)で表される。ここでRCOは2−ブチルテ
トラデカノイル、2−オクチルデカノイル、2−ヘプチ
ルウンデカノイル、2−ヘキシルドデカノイルなどが挙
げられるが、特にモノメチル分岐したイソステアロイル
(C1618)が好ましい。このアシル基は重合脂肪酸を
製造する際に、副生するモノマー酸由来のイソステアリ
ン酸のアシル基を形成するものである。このイソステア
ロイル乳酸ナトリウムは上記のイソステアリン酸と乳酸
とを苛性ソーダや、炭酸ソーダ等のアルカリの存在下で
140°−210°Cに3−10時間反応して、生成水を除去して
製造する。このようなイソステアロイル乳酸ナトリウム
は米国RITA社から、PATIONIC ISL の商
品名で市販されている。イソステアロイル乳酸ナトリウ
ムと共に、直鎖のアシル基もった乳酸エステル、即ちラ
ウロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸ナトリウ
ム、パルミトイル乳酸ナトリウム等を併用しても良い。
これらの直鎖アシル乳酸エステルはイソステアロイル乳
酸エステルよりは劣るが、若干の増粘効果を示す
【0010】本発明に用いられるアニオン界面活性剤と
しては、脂肪酸せっけん、アルキルサルフェート塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、モ
ノアルキルスルホサクシネート塩、モノアルキルホスフ
ェート塩等が挙げられるが、特にポリオキシエチレンア
ルキル(C1218)エーテル硫酸ナトリウムが好まし
い。このポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナト
リウムとしては、例えばヘンケル白水(株)からテキサ
ポンN25 や N70の商品名で市販されている。
【0011】本発明に用いられる両性界面活性剤として
は、カルボキシベタイン型、アミドカルボキシベタイン
型、イミダゾリニウムベタイン型、N−アルキル−ベー
ターアラニン型等のものが使用可能であるが、特にヤシ
油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインが
好ましい。この化合物は例えば、ヘンケル白水(株)か
ら商品名 デヒトンK として市販されている。
【0012】本発明により、洗浄剤組成物に添加される
イロステアロイル乳酸ナトリウムの量は、アニオンおよ
び/又は両性界面活性剤の合計量に対し1−20%、特に 5
−15%が好ましい。1%より少ない時は増粘効果が充分で
はない。又、イソステアロイル乳酸と共にヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミドを、アニオンおよび/又は両性界面
活性剤の合計量の10ー20%加えると、一層粘度および起泡
効果が増強される。
【0013】本発明の洗浄剤組成物には、上記の必須成
分の外に一般の洗浄剤に使用される非イオン界面活性剤
や、グリセリン、アルコール等の溶剤、pH調整剤、防
腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、香料、色素等を適当量配
合することが出来る。
【0014】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。なお、配合量はすべて重量%である。 [実施例1]以下に示す表1の配合例に従って、各成分
(純分100%換算)を混合溶解してシャンプー組成物を調
製し、その20°Cにおける粘度を測定した。pHは苛性
ソーダやクエン酸水溶液で7に調整した。
【表1】
【0015】[実施例2]表1に示したシャンプー組成
物について、それぞれの洗浄時の泡立ち性、クリーミー
性、洗浄後の髪のしっとり感、櫛さばき性について、パ
ネラーによる官能評価を行った。その結果を表2に示
す。官能評価の基準は次の通りである。 ◎:非常に良い 、 ○:やや良い 、 △:あまり良くな
い 、 ×:良くない
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性、起泡
性と泡のクリーミー性に優れ、粘膜及び皮膚に対する刺
激が少なく、使用後の毛髪にしっとり感と優れた櫛さば
き性を与え、その上適度な粘性を有する洗浄剤組成物で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】すなはち本発明は,ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩,の如きアニオン界面活
性剤および/又はヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタインの如き両性界面活性剤に対し,1−
20重量%のイソステアロイル乳酸ナトリウムを添加し
て粘度を調節した洗浄剤組成物を提供することである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明により,洗浄剤組成物に添加される
イソステアロイル乳酸ナトリウムの量は,アニオンおよ
び/又は両性界面活性剤の合計量に対し1−20%,特
に5−15%が好ましい。1%より少ない時は増粘効果
が十分ではない。又,イソステアロイル乳酸ナトリウム
と共にヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドを,アニオンお
よび/又は両性界面活性剤の合計量の10−20%加え
ると,一層粘度および起泡効果が増強される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:29 1:90)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン界面活性剤および/又は両
    性界面活性剤に対して、それらの合計重量の1〜20%のイ
    ソステアロイル乳酸ナトリウムを添加して、粘度を増加
    調節した毛髪用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 アニオン界面活性剤がポリオキシエ
    チレンアルキル(C1218)エーテル硫酸ナトリウム
    で、両性界面活性剤がヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメ
    チルアミノ酢酸ベタインである請求項1の洗浄剤組成
    物。
JP7260208A 1995-10-06 1995-10-06 洗浄剤組成物 Pending JPH09104896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270024A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Milbon Co Ltd 毛髪用化粧料組成物
JP2021113179A (ja) * 2020-01-21 2021-08-05 日本精化株式会社 毛髪改善方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040120