JPH09104894A - クロマトグラフィーによる方法 - Google Patents

クロマトグラフィーによる方法

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JPH09104894A JP8213516A JP21351696A JPH09104894A JP H09104894 A JPH09104894 A JP H09104894A JP 8213516 A JP8213516 A JP 8213516A JP 21351696 A JP21351696 A JP 21351696A JP H09104894 A JPH09104894 A JP H09104894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルの混合物か
ら、有用な不飽和脂肪酸をそのまま、又はその誘導体の
形で回収する方法を提供すること。 【解決手段】 酸化アルミニウム、又は、アルカリで前
処理した酸化アルミニウムを固定相として使用し、超臨
界又は液体二酸化炭素を移動相とするカラムクロマトグ
ラフィーにより、脂肪酸及び/又は脂肪酸誘導体の混合
物から、分子中に少なくとも16個の炭素原子を有する
不飽和脂肪酸又はこのような脂肪酸の誘導体を回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和で場合によ
り誘導体の形である脂肪酸を、他の成分、例えば、飽和
で場合により誘導体の形の脂肪酸、とのこれらの混合物
からカラムクロマトグラフィーにより回収する方法に関
する。
【0002】栄養学及び医学的観点からの不飽和、特に
ポリ不飽和脂肪酸(「PUFA」と略す)には長期にわ
たり科学的関心がもたれているところである。ある種の
脂肪酸、特にPUFAは、重要な生物学的作用(とりわ
け、血小板凝集、炎症並びにアレルギー)を担う、プロ
スタノイド化合物、とりわけプロスタグランジン、トロ
ンボキサン及びロイコトリエンの前駆体であることは、
よく知られている。特に、2つの「ω−3」−PUFA
(最初の二重結合が、この酸の末端メチル基から3番目
の炭素原子に位置する)であるエイコサペンタエン酸
(「EPA」)とドコサヘキサエン酸(「DHA」)
は、「文明病」、特に心血管疾患、例えば、心筋梗塞と
コレステロールレベルの上昇、の治療と予防に有効な物
質として有用である。また、ω−6−PUFA(最初の
二重結合を6番目の炭素原子に有する)と同様ω−3−
は、幼児の全身の成長と共に網膜と脳の成長において必
須の役割を果たすという知見も知られている。したがっ
て、ω−3−及びω−6−PUFAは母乳中に検出する
ことができる;母乳で育てられる子供が、母乳で育てら
れない子供よりも有意に速く発育することは確かに真実
である。更には、特にエイコサペンタエン酸とドコサヘ
キサエン酸は、動脈硬化症の制御、コレステロールレベ
ルと血中脂肪レベルの低下、また血小板凝集、慢性炎症
(例えば、慢性関節リウマチや神経皮膚炎)、及びアレ
ルギーの防止における有用な活性に関して、最近集中的
に研究されている。
【0003】天然の油脂、特に魚油、海洋動物油及び植
物油は、ω−3−及びω−6−PUFAの重要な供給源
であり、これらは主にグリセリドやリン脂質の形で存在
し、多くの好ましくない二次産物や不純物を伴ってい
る。前述のω−3−PUFAであるエイコサペンタエン
酸とドコサヘキサエン酸は主に魚油中にあり、一方例え
ばω−6−PUFAであるアラキドン酸やリノール酸は
主に動物脂肪や植物油、例えばトウモロコシ油、中に存
在する。前述した、PUFAを摂取又は投与することに
よる利点と、食事でとる油脂中の目的の長鎖PUFAの
全含有量が約10〜21%の範囲である(例えば、魚油
中のω−3−及びω−6−PUFAは約12〜18%の
範囲にある)という事実からすると、適切な摂取量のω
−3−PUFAをとるためには日常の食事で大量の魚を
消費しなければならない。しかしこのことは、種々の理
由により実際的でない。したがって幾つかの製造業者
は、何十年も市販されていた天然濃度の油を含有する魚
油を販売することに加えて、エステル又は再置換したト
リグリセリドとして可能な限り純粋な形の濃縮PUFA
を含有するカプセルを販売している。可能な限り純粋な
個々のPUFAに対する需要は依然としてある。
【0004】
【従来の技術】PUFAを含有する混合物、例えば、魚
油、海洋動物油又は植物油自体、あるいはこれらの精製
したもの、のアルカリ加水分解、続いてアルコール、特
にエタノール、による再エステル化により、対応するア
ルキルエステルが生成する。続くアルキルエステル混合
物の分離技術については、とりわけ超臨界ガス、特に二
酸化炭素、による向流抽出により、存在する炭素原子の
数に応じて実質的な分離が行われることは知られてい
る。このように、同じか又は比較的近い炭素原子数を有
する比較的高純度のPUFA、例えばエイコサペンタエ
ン酸(C20)とドコサヘキサエン酸(C22)の60%純
度の混合物、の画分が得られる。経験上、このような飽
和度(二重結合の数)に応じて分離しようとすることは
可能ではない。しかし、個々のPUFAの生理学的活性
を研究するために、かなり高純度の画分が必要である。
従前の分離方法は不適切なため、とりわけ、例えば個々
のω−3−PUFAであるエイコサペンタエン酸とドコ
サヘキサエン酸が別々に作用するのか、あるいは相乗的
に作用するのかを解明することは未だできていない。こ
のことはドコサヘキサエン酸と常に一緒に投与されるこ
ととなるドコサペンタエン酸にも当てはまる。
【0005】PUFA、特に分子内に少なくとも16個
の炭素原子を有する栄養学的に及び医学的に興味がもた
れるPUFAを分離することにより、炭素原子数のみで
なく二重結合の数に応じてそれぞれのPUFAが利用で
きるようになり、こうしてPUFAは日常の栄養補給と
してだけでなく、特に医薬として投与することができる
こととなる。
【0006】幾つかの文献が分取用超臨界流体クロマト
グラフィー(「SFC」と略す)の分野で出されてお
り、これらの大部分はM. Perrut の率いるグループの業
績によるものである〔例えば、LC-GC (Magazine of Liq
uid and Gas Chromatography)6, 10 (1988), 914 を参
照〕。これらの文献によると、魚油から得られ、対応す
るエチルエステルに再エステル化されたドコサペンタエ
ン酸とドコサヘキサエン酸は、SFCを使用する充填カ
ラムで分離して分取することができる。シリカ充填カラ
ムを使用すると、エイコサペンタエン酸とドコサヘキサ
エン酸はそれぞれ96%と85%の純度を達成すること
ができた。ドコサペンタエン酸の分離に関する情報はな
いが、ドコサヘキサエン酸で達成された85%という相
対的に低い純度から考えて、この方法ではドコサペンタ
エン酸を分離することは不可能であることが示唆され
る。
【0007】不飽和脂肪酸又はその誘導体を、これらを
含有する植物又は動物混合物から回収するSFCカラム
クロマトグラフィー法はヨーロッパ特許(EP)第55
8,974号により公知となった。この方法では超臨界
又は液体二酸化炭素が移動相として使用され、特に規定
されたコーティング相が固定相として使用される。この
固定相は、通常シリカゲル又は酸化アルミニウムよりな
る基本構造を特徴とし、この基本構造が、それぞれ、例
えばアミノ基(例えばアミノプロピル中に)又はニトロ
基、あるいはフェニル基又はシアノ基(例えばシアノプ
ロピル中に)を含有する物質中に存在するような、遊離
電子対及び/又は多重結合を有するコーティング相と共
に提供されることが必要である。二酸化炭素を移動相と
するが、コーティングされていない基本構造(特に酸化
アルミニウム)を使用するSFCカラムクロマトグラフ
ィーによって個々のPUFAの分離が有効に行えること
は、ヨーロッパ特許(EP)第558,974号では何
ら示唆されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂肪
酸及び/又は脂肪酸エステルの混合物からカラムクロマ
トグラフィーにより、有用な不飽和脂肪酸をそのまま又
はその誘導体の形で、特に前もって調製したこれらの脂
肪酸の低級アルキルエステルとして、回収するための新
規な方法を提供することであり、即ち技術の現状の問題
点を大部分解決した方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、脂肪酸
及び/又は脂肪酸誘導体の混合物から、固定相として酸
化アルミニウム、場合によりアルカリで前処理したもの
を使用することを特徴とし、超臨界又は液体二酸化炭素
を移動相としたカラムクロマトグラフィーにより分子中
に少なくとも16個の炭素原子を有する不飽和脂肪酸又
はこのような脂肪酸の誘導体を、回収する方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】原則本発明の方法は、前もって減
圧下にしておくこともできる脂肪酸及び/又は脂肪酸誘
導体の混合物を、超臨界又は液体二酸化炭素の移動相と
一緒にして、全混合物を、場合により次に移動相を追加
して、前述の固定相を充填したクロマトグラフィーカラ
ムに適用し、次いで溶出し、この溶出は、固定相と混合
物の個々の成分との間の強力な相互作用を考慮して、温
度と圧力条件を選択して行われるのであり、これらの成
分の一時的な分離が達成され、検出手段により測定され
る受器中での連続的検出(測定)後にカラムから逐次溶
出される二酸化炭素に溶解されている成分(溶出液)を
集めて、集めた物質から減圧(揮発化)により二酸化炭
素を除去し、最終的に得られた分離された成分、即ち
「画分」(とりわけ目的の不飽和の脂肪酸又は脂肪酸誘
導体)は、個々の受器中においては、二酸化炭素を含ま
ない。必要であれば、カラムからの溶出脱離の後、溶出
液は、成分を更に十分に分離するために1つ以上の更な
るこのようなクロマトグラフィー法を行うことができ
る。これは、必要な純度に達していない任意の画分につ
いても適用される。
【0011】本発明の方法を実施すると、少なくとも1
6個の炭素原子を有する不飽和脂肪酸の混合物中に元々
存在する誘導体、例えば、低級アルキルエステル又は天
然トリグリセリドが用いた混合物から得られるが、脂肪
酸自体を目的とするならば、これは従来法、例えば、低
級アルキルエステル又はトリグリセリドを鹸化すること
により、その誘導体から得ることができる。また、この
ような化学処理後に得られた不飽和脂肪酸の濃縮が十分
でない場合には、各々の生成物について、得られる溶出
物で必要な純度が達成されるまで本発明の方法を行うこ
とができる。
【0012】少なくとも16個の炭素原子を分子中に有
する少なくとも1つの不飽和脂肪酸又はその誘導体を含
有する任意の混合物が、本発明の方法で使用される脂肪
酸及び/又は脂肪酸誘導体の混合物として適切である。
即ち、とりわけトリグリセリド、アミド、リン脂質、ラ
クトン及び塩の形の目的の脂肪酸、更には他の脂肪酸や
これらのトリグリセリドのような誘導体、ステロール、
例えばコレステロール、ビタミン、例えばトコフェロー
ル、及び不純物と通常考えられている物質、例えばポリ
クロロビフェニル(PCB)、ポリ芳香族炭化水素(P
AH)、除草剤、ダイオキシン、重金属、飽和脂肪酸又
はその誘導体の酸化生成物及び分解産物、前段階で使用
した濃縮又は精製工程などからの残留溶媒又は試薬を含
む植物又は動物(海洋動物を含む)由来の油脂を使用す
ることができる。あるいは、前もって精製及び/又は化
学処理、特にエステル化又は再エステル化した粗物質
(油脂)を使用することができる。好適には、トリグリ
セリドが存在するとき、対応する油脂、場合により前も
って精製されたもの、を酸又はアルカリ加水分解して、
ここに含まれるトリグリセリドを対応する酸に変換する
か、あるいは低級アルキルアルコール、特にC1-6 −ア
ルキルアルコール、特にエタノールでエステル化して、
不飽和及び飽和脂肪酸のトリグリセリドをエステル交換
して対応する低級アルキルエステルにする。この加水分
解又はエステル化は従来法で行うことができる。好適な
原料、場合により前もって精製及び/又は化学処理され
たものは、魚油、例えばサーディン油及びマグロ油、こ
れらは最も需要のあるエイコサペンタエン酸及びドコサ
ヘキサエン酸の有用な供給源であるため、更には動物脂
肪及び植物油、例えばトウモロコシ油、こちらも多くの
需要のあるアラキドン酸及びリノール酸の有用な供給源
であるため、であり、魚油が特に好適な原料である。
【0013】脂肪酸及び/又は脂肪酸誘導体の混合物は
通常希釈せずに超臨界又は液体二酸化炭素と一緒に、本
発明で使用される固定相を充填したクロマトグラフィー
カラムに適用されるが、前もって適切な溶媒、例えば低
級アルカン、好適にはn−ヘキサンに溶解してもよい。
しかし好適にはこの混合物は希釈しないで使用される。
【0014】本発明の方法に使用される超臨界二酸化炭
素は、公知のように少なくとも約31℃の温度で少なく
とも約73バールの圧力で維持される二酸化炭素の形態
であり、純粋に液体でも純粋に気体でもないが、この2
つの物理的形態のハイブリッドである。本発明の方法で
それに代えて使用できる液体二酸化炭素は、約31℃未
満の温度と約73バールを超える圧力を有する。二酸化
炭素を使用する利点は、その非毒性、非引火性であるこ
とと、分離した不飽和脂肪酸又はその誘導体に有害な可
能性のある残留物を残さないで、集めた溶出液を減圧に
することにより容易に除去できることにある。更に二酸
化炭素は、高純度かつ安価に広く入手可能であり、そし
て必要であれば、移動相の一部として有機共溶媒(「モ
ディファイアー」)、例えば、上述のn−ヘキサン、更
には低級アルカノール、例えばメタノール又はエタノー
ル、及び低級脂肪族ケトン、例えばアセトンと共に使用
することができる。二酸化炭素の臨界温度は室温よりそ
れほど高くないという、また本発明により回収すべき不
飽和脂肪酸又は脂肪酸誘導体は温度感受性(熱不安定
性)であるという、これらの理由により、二酸化炭素
は、本発明の方法で用いる移動相として非常に適切であ
る。
【0015】本発明の方法で固定相として使用される酸
化アルミニウム、そして、これは本発明の特徴である
が、有利には非対称形又は好適にはビーズ様(球形)の
粒子として存在し、これは可能な限り均一に充填され、
粒径は約5〜25μm である。このようなビーズ様酸化
アルミニウムは市販品として容易に購入することができ
る。市販されている酸化アルミニウムの例としては、ア
ルスファー(Aluspher)(登録商標)Alとスフェリソ
ルブ(Spherisorb)アルミナを挙げることができ;前者
は、比表面積SBET 170m2/g、細孔容積Vp 0.5ml
/g、孔径D 100Å、及び粒径dp505μm を有し、
一方後者は、SBET 93m2/g、D 130Å、及びdp
50は同様に5μm を有する。種々の製造業者、例えばI
CNバイオメディカル社(ICN Biomedicals Inc.)から
破砕物質は入手可能である。これらの酸化アルミニウム
は、粒度分布3〜6μm 、7〜12μm 、10〜18μ
m 又は18〜32μm を特徴とする。これらの物質の比
表面積SBET は200m2/gであり;細孔容積と孔径は球
形物質と同等である。
【0016】固定相として(未処理の)酸化アルミニウ
ムを直接使用する代わりに、酸化アルミニウムを使用前
にアルカリ前処理することもできる。この前処理は原則
的に、約10〜約13のpH範囲で数時間以上、有利に
は約8〜約20時間以上、粒状酸化アルミニウムを、ア
ルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化カ
ルシウムの水溶液と接触させるものである。アルカリ金
属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物水溶液の濃度
は、有利には約0.01M 〜約0.1M の範囲である。
必要であれば、使用上実用向きの値にその水溶液の粘性
を調整するために、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ
土類金属水酸化物水溶液に、水混和性又は水溶性有機溶
媒を補充することができる。これは、例えば、極性有機
溶媒であるアセトニトリル又はアセトンを用いて行え
る。約13のpH値を有する、アセトニトリルと0.1
M 水酸化ナトリウム水溶液の10:90(v/v)混合物が
特に適切であることが判った。
【0017】実用上の理由で酸化アルミニウムのアルカ
リ前処理は、有利には既にクロマトグラフィーカラムに
充填した酸化アルミニウムに、数時間以上、好適には約
12〜16時間でアルカリ性溶液を連続的に流して、次
にこうして前処理した酸化アルミニウムを、カラムから
出てくる洗液が中性になるまで蒸留水で洗うことにより
行われる。前処理した酸化アルミニウムから残留水を除
去するために、カラムを50℃と90℃の間で約4〜1
0時間加熱して、続いて低級アルカン、好適にはn−ヘ
プタンで数時間、好適には8〜20時間前処理した酸化
アルミニウムを洗うことが適切である。次いで、こうし
て前処理した酸化アルミニウムを本発明の方法の固定相
として使用することができる。アルカリで前処理した酸
化アルミニウムの使用は、本発明の方法の好適な一面で
ある。
【0018】本発明の方法における移動相として使用さ
れる二酸化炭素を超臨界又は液体範囲に維持するため
に、固定相を充填したクロマトグラフィーカラム中に二
酸化炭素を導入する間だけでなく続いての溶出の間も、
ある温度と圧力条件を維持する必要がある。本方法は有
利には約30℃〜約100℃の温度範囲で約140バー
ル〜約320バールの圧力で行われるが、未処理の酸化
アルミニウムの代わりにアルカリで前処理した酸化アル
ミニウムが使用される時には、他は同等の条件である
が、適切な圧力はもっと低い。好適には、温度範囲は約
45℃〜約75℃であり、対応する圧力範囲は約220
バール〜約260バールである。二酸化炭素の濃度は圧
力と温度を介して調整することができ、前記温度と圧力
範囲では最適な二酸化炭素濃度は、約720kg/m3 〜約
850kg/m3 である。
【0019】本発明の方法の実施において、固定相とし
て酸化アルミニウムを用いることにより、種々の不飽和
の脂肪酸又は脂肪酸誘導体、存在する場合には飽和の脂
肪酸又は脂肪酸誘導体を、一方では鎖の長さ(C原子の
数)により、そしてもう一方では飽和度(二重結合の
数:この数が大きいほど、飽和度が低い)によりクロマ
トグラフィーでの分離ができる。二重結合の一定の数か
らは、飽和度による選択性が支配的であると考えられ
る。分離すべき脂肪酸又は脂肪酸誘導体が、例えばエル
カ酸(22個のC原子、1個の二重結合:“22:
1”)のようにただ1個の二重結合を有するならば、鎖
の長さによる選択性は明らかに従属的であり、この脂肪
酸又は誘導体は、より短いが不飽和度の高い不飽和脂肪
酸又は誘導体、例えば20:5の脂肪酸であるエイコサ
ペンタエン酸、のレンジの前に溶出する。一方、20:
5、22:5及び22:6の脂肪酸(各々エイコサペン
タエン酸、ドコサペンタエン酸及びドコサヘキサエン
酸)の溶出において、同じ数の二重結合を有する短い鎖
の酸に対してより長い鎖の酸、そして、飽和度の高い酸
に対して飽和度の低い酸は各々の場合に固定相に長く残
留するため、最初に20:5の脂肪酸が溶出し、次いで
22:5の脂肪酸、そして最後に22:6の脂肪酸が溶
出する。特に後者のレンジ(C原子の数20〜22及び
/又は二重結合の数5〜6)に、栄養学及び医学の分野
で非常に重要な不飽和脂肪酸があり、ここでは過剰なテ
ーリングなしに明確なクロマトグラフィー分離が達成さ
れる必要がある。
【0020】本発明の方法を実施する時の温度と圧力条
件だけでなく、固定相として未処理酸化アルミニウムを
使用するかアルカリで前処理した酸化アルミニウムを使
用するかいずれを選択するかによって分離の結果が影響
される。一般に、温度を上げるか圧力をさげると異なっ
た脂肪酸の溶出液は、経時的に分れて溶出し、圧力を上
げるか温度を下げると一緒に溶出されるため、これらの
パラメーターを任意に変化させて本発明の方法の経時変
化を決定することができる。酸化アルミニウムのアルカ
リ前処理により、その表面上の活性中心(ルイス酸及び
塩基が支配的)をブロックすることができるため、この
酸化アルミニウムはその極性が弱められる。溶出の順序
はこの処理により改変されないが、極性多重不飽和脂肪
酸のテーリングは減少して溶出時間は大幅に短くなる。
例えば、未処理酸化アルミニウムで65℃で280バー
ルで本発明の方法が実施される時、最後に溶出される2
2:6の脂肪酸が、かなりのテーリングを伴って約30
分後には溶出されるとすると、アルカリ処理した酸化ア
ルミニウムで同じ温度と圧力下で行うと、テーリングは
非常に減少して、溶出がほぼ1/3時間後に達成され
る。このため、アルカリで前処理した酸化アルミニウム
を使用することは本発明の方法において未処理の中性酸
化アルミニウムを使用することよりも好適である。
【0021】クロマトグラフィーカラムから連続して溶
出する二酸化炭素に溶解された成分(溶出液)の検出
は、好適にはUV検出器と、次にフレームイオン化検出
器(FID)で連続して行われる。UV検出器は二重結
合の数による成分の評価ができるため、個々の成分につ
いて構造の評価を限定的に行うことができる。FIDを
使用することにより、受器中の異なる溶出液の区分が電
子的に行われる。このような技術は、各コレクションか
ら二酸化炭素を除去(減圧により)する方法同様、それ
自体公知である。
【0022】本発明の方法は、20:5の脂肪酸である
エイコサペンタエン酸、及び22:6の脂肪酸であるド
コサヘキサエン酸の回収、それぞれ直接に又はその誘導
体として、好適にはエチルエステル、としての回収に特
に適している。
【0023】
【実施例】本発明は以下の実施例に基づき説明される。
【0024】実施例1 本方法の実施 エタノールでエステル化した魚油からの成分、特に不飽
和脂肪酸エチルエステルのクロマトグラフィーによる回
収を研究するために、カルロエルバ・インスツルメンツ
(Carlo Erba Instruments)による装置(図1参照)を
使用した。この装置に二酸化炭素(CO2)シリンダーを
介して連続的に移動相を供給した。移動相は、超臨界範
囲(約31℃以上、約73バール以上のCO2)又は臨界
以下の範囲で圧力と温度条件を選択して操作することが
できる。
【0025】CO2 はシリンダーからポンプチャンバー
中に引き入れて、そこでサーモスタットを使用して最初
に−6℃に凝縮した。フラスコをステップモーターを介
して操作して、移動相を目的の圧力に圧縮した。スプレ
ーポンプの圧力とカラムオーブンの温度はコンピュータ
により調整することができた。移動相は目的の圧力で装
置内を流れて、最初に注入系を通過する。ここで流動し
て通過する移動相に、双方向バルブを介して試料を添加
した。この添加時間は場合により0から999msecの間
で変化させてもよい。添加する試料の容量は常に0.5
μl であった。次に試料は移動相と共にカラムへと進ん
だ。ここで、固定相と試料溶液の個々の成分との間の相
互作用の強度が異なることに基づいて、混合物の分離が
起こった。混合物の個々の成分は(理想的な場合)連続
してカラムから溶出した。カラムはオーブン内に置いて
あるため、温度によって溶出挙動を変化させることも可
能であった。カラムで分離した物質(とりわけ不飽和脂
肪酸エチルエステル)の検出(測定)は、UV検出器
と、次にフレームイオン化検出器(FID)で連続して
行った。
【0026】実施例2 酸化アルミニウム固定相のアルカリ前処理 酸化アルミニウムを充填したクロマトグラフィーカラム
を、数時間(12〜24時間)アセトニトリル中の0.
1M 水酸化ナトリウム水溶液の混合物(90:10%v/
v)で濯ぎ処理した。結果としてこの溶液のpH値は13
になった。カラムを蒸留水で洗浄して中性にし、約4〜
10時間50℃と90℃の間に加熱して、続いてn−ヘ
プタンで12〜18時間コンディショニングさせた。
【0027】実施例3 本方法の実施(別の実施態様) 内径を大きくしたカラム操作のため、結果として流量を
増加させるために、ニューウェイズオブアナリティクス
(New Ways of Analytics)装置(図4参照)を使用し
た。この装置にCO2 導管を介して連続的に移動相を供
給した。この移動相は、超臨界範囲(約31℃以上、約
73バール以上のCO2)又は臨界以下の範囲で、圧力と
温度条件を選択したものに従って操作することができ
た。この目的のため、CO2 容器から圧力モジュールP
M−101のサーモスタット中に流入するCO2 を、サ
ーモスタットを使用して−6℃に凝縮した。空気フラス
コポンプで移動相を300バール〜400バールの圧力
に圧縮した。圧縮した移動相を、ここに連結した圧力低
下モジュールPR−102で目的の圧力に低下させて、
圧力モジュールPM−101の操作により起こる更なる
圧力変動を抑制した。移動相は、圧力低下モジュールP
R−102で選択した圧力で装置内を流れて、最初に注
入バルブを通過する。ここで6方向バルブ(レオダイン
(Rheodyne)7125)を介して、流動する移動相に試
料を注入した。注入する試料の容量は、5μl から数ミ
リリットルまでの適切な試料サイズを種々選択すること
ができる。次に試料は移動相と共にカラムへと進んだ。
ここで、固定相と試料溶液の個々の成分との間の相互作
用の強度が異なることに基づいて、混合物の分離が起こ
った。理想的な場合、混合物の個々の成分は連続してカ
ラムから溶出した。カラムは加熱キャビネット内に置い
てあるため、温度によって溶出挙動に影響を及ぼすこと
も可能であった。カラムで分離した物質は、UV検出器
を介して記録して、そこからクロマトグラフィーソフト
ウェアに伝達した。このソフトウェアによって、分離さ
れた成分の流出を可能にするバルブのスイッチ切り替え
ができた。続いて圧力放出ユニットPE−103を介し
て超臨界相の圧力放出を行った。
【0028】本発明の実施態様として以下のものが挙げ
られる。
【0029】1.酸化アルミニウム又はアルカリで前処
理した酸化アルミニウムが、ビーズ様粒子として可能な
限り均一に充填されており、その粒径が約5〜25μm
である、請求項1に記載の方法。 2.アルカリで前処理した酸化アルミニウムが、固定相
として使用され、この前処理は、粒子状酸化アルミニウ
ムをpH範囲約10〜約13のアルカリ金属水酸化物又
はアルカリ土類金属水酸化物の水溶液と約8〜約20時
間接触させることにより行われる、請求項1又は上記1
に記載の方法。 3.水溶液の粘性を、使用上実用的な値に調整するため
に、その溶液が、水混和性又は水溶性有機溶媒、特にア
セトニトリル又はアセトン、で補充される、上記2に記
載の方法。 4.アセトニトリルと0.1M 水酸化ナトリウム水溶液
の10:90(v/v)混合物が、酸化アルミニウムの前処
理のために使用される、上記3に記載の方法。
【0030】5.場合により前もって精製した、及び/
又は化学処理した魚油が、脂肪酸及び/又は脂肪酸誘導
体の混合物として使用される、請求項1又は、上記1〜
4に記載の方法。 6.前もってエステル化した魚油、特にエタノールでエ
ステル化した魚油が、脂肪酸及び/又は脂肪酸誘導体の
混合物として使用される、上記5に記載の方法。 7.カラムクロマトグラフィ工程が、約30℃〜約10
0℃の温度範囲、好ましくは約45℃〜約75℃で、か
つ約140バール〜約320バールの圧力、好ましくは
約220バール〜約260バールで行われる、請求項1
又は、上記1〜6に記載の方法。 8.エイコサペンタエン酸又はドコサヘキサエン酸を、
そのまま又はそのエチルエステルとして回収するのに使
用される、請求項1又は、上記1〜7に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】成分のクロマトグラフィーからの回収を調べる
のに用いたカルロエルバ・インスツルメンツによる装
置。
【図2】得られたクロマトグラム。
【図3】得られたクロマトグラム。
【図4】内径の大きなカラムの操作に用いたニューウェ
イズオブアナリティクス(NWA)装置。
【図5】NWA装置を用いて得られた、固定相として粉
砕酸化アルミニウムを用いた後のUVクロマトグラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 57/12 2115−4H C07C 57/12 C11B 3/10 C11B 3/10 7/00 7/00 (72)発明者 フランク・ライヒマン ドイツ連邦共和国、デー−31303 ブルク ドルフ、シラースラーガー・シュトラーセ 34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニウム又はアルカリで前処理
    した酸化アルミニウムを固定相として使用し、超臨界又
    は液体二酸化炭素を移動相とするカラムクロマトグラフ
    ィーにより、脂肪酸及び/又は脂肪酸誘導体の混合物か
    ら、分子中に少なくとも16個の炭素原子を有する不飽
    和脂肪酸又はこの脂肪酸の誘導体を回収する方法。
JP21351696A 1995-08-17 1996-08-13 クロマトグラフィーによる方法 Expired - Fee Related JP3739494B2 (ja)

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