JPH09104534A - コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構 - Google Patents

コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構

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JPH09104534A
JPH09104534A JP28442095A JP28442095A JPH09104534A JP H09104534 A JPH09104534 A JP H09104534A JP 28442095 A JP28442095 A JP 28442095A JP 28442095 A JP28442095 A JP 28442095A JP H09104534 A JPH09104534 A JP H09104534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
motor
pinion
slide bar
unloader
Prior art date
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Pending
Application number
JP28442095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinjiro Tokunaga
金次郎 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUDA ENG KK
Mitsubishi Corp
Original Assignee
FUKUDA ENG KK
Mitsubishi Corp
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Publication date
Application filed by FUKUDA ENG KK, Mitsubishi Corp filed Critical FUKUDA ENG KK
Priority to JP28442095A priority Critical patent/JPH09104534A/ja
Publication of JPH09104534A publication Critical patent/JPH09104534A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倉庫におけるコンテナの荷役作業に使用する
オーバハング型伸縮コンベヤのブームの揺れを止める機
構。 【解決手段】 ブームに杖状に直立させたスライドバー
をラックピニオン方式によりスライドさせ、このスライ
ドの接地圧によりピニオンに回転を与えるモータを停
止、あるいは動作させることでブームの上下動の揺れに
対処するとともに、ピニオンに設けたトルクリミッタに
よって細かい揺れを減衰させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、港湾倉庫、冷蔵倉
庫あるいは一般倉庫においてコンテナへの荷積み(ロー
ダ)および荷卸し(アンローダ)をするためのコンテナ
・ローダ/アンローダにおけるブームの縦揺れを止める
機構である。
【0002】
【従来の技術】伸縮ブームの先端が高く持ち上がるオー
バハング型伸縮コンベヤにおいては、ブームの先端にお
ける揺れを少なくするためにブームの伸長幅を短く抑え
ている。そのため奥行きのあるコンテナに対しては対応
できない。。またブームの材料として剛性の強いものを
使用して縦揺れを防止しようとするものは、材料費が高
くなり、そして重量も大きくなってしまう。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、弾性を
有する伸縮ブームオーバハング型コンベヤにおいて、伸
長ブーム先端に縦揺れ振動吸収型のバーを垂設させるよ
うにしたものである。
【0004】伸縮コンベヤおいては、ブームは伸長し、
ブーム巻き上げ装置の傾動により先端高さの調整をす
る。ブーム先端には、高い荷の荷取り作業を楽にするた
めに上下動できる作業台が固定されており、伸長してオ
ーバハング量が大きくなると先端部の縦揺れも大きくな
り荷取り作業に支障をきたす。これに対処するためにブ
ーム先端部に揺れ止め装置を配する。
【0005】このブーム揺れ止め機構は、杖をつくよう
に立設させたスライドバーの正面に上下に沿って付設し
たラックギヤに対し、駆動モータと連結したピニオンが
噛み合い、スライドバーの接地圧に応じ駆動モータが自
動的に動作してピニオンを回転し、これに噛み合うピニ
オンを介してスライドバーを接地させて縦揺れを停止す
る。このピニオンは同時に、これに設けたトルクリミッ
ターにより揺れの残動を吸収する。なお、この揺れ止め
機構は、揺れを止めるためのものであり、ブームの荷重
を支持するものではない。
【0006】
【発明の実施の形態】ブーム1の先端部の側面に取付け
たガイドローラ2にて、ブーム1に直交し上下にスライ
ド自在となったスライドバー3が挟持されている。
【0007】スライドバー3に付設したラックギヤ4
と、モータに連結したピニオン5とが噛み合っており、
モータ8の回転によりピニオンとラックギヤとの関係
で、スライドバーがスライドし、ブーム高さに応じて、
コンテナ床面6に向かって伸長する。スライドバー3の
下端に付けた走行車輪7が接地し、さらに駆動すると接
地圧が大きくなり、その負荷でモータが停止し、スライ
ドバーが固定される。
【0008】次にブーム1に縦の揺れが起こると、この
揺れが下向きの時は、スライドバーの接地圧が強まりモ
ーターには強い負荷が掛かったままなのでモーターは回
転せず、ピニオンは、ピニオンに設けたトルクリミッタ
ーの働きにより空回りするので、ブーム1はさらに下降
する。しかしトルクリミッターが、このブームの下降時
にピニオンとの関係では滑りながら空回りするのでその
摩擦により振動エネルギーを吸収する。逆に揺れが上向
きになった時には、走行輪が宙に浮き上がりモータへの
負荷が0になるのでモーターは再度回転を始め、スライ
ドバー3を下降させて走行輪7を接地する。
【0009】モータ8は、ピニオン5との中間で回転軸
が軸受9により保持され軸端で宙吊りに保持されている
だけなので、スライドバー3が床面6に伸び走行輪7が
接地した時には、その接地圧により軸回転方向とは逆の
矢印で示す方向に逆回転し、この回転を伝えるトルクア
ームとなるモーターの水平フランジ10とブーム1に一
端を固定したスプリング11との接続により、そのスプ
リング圧で逆回転力が制止され、モータ8とスライドバ
ー3の接地圧とがバランスする。この際、スプリングの
伸縮に連動するリミットスイッチ13がオフ状態とな
る。
【0010】しかしながらこのリミットスイッチ13の
オフと同時にはモータは停止せず、モータは予め設定し
たタイマー分だけ回り続け、ピニオンに設けてあるトル
クリミッタの設定トルクの接地圧を保持し、揺れの減衰
振動に対処したのちに停止するようにしてある。
【0011】揺れがさらに下向きに大きくなる時は、ス
ライドバー3は接地しモータは停止したままであるが、
ピニオン5がトルクリミッタの働きにより空転し、ブー
ム1の下降、すなわちスライドバーの上昇を可能とす
る。
【0012】同時にトルクリミッタは空転するが、摩擦
により振動エネルギーを吸収する。次にまた揺れ方向が
上向きに変わると、スライドバーの走行輪が宙に浮き上
がり、トルクが無くなるのでモータが空転し前記したと
同様の過程を繰り返し振動を止める。
【0013】このようにして本発明は、揺れをほぼ1振
幅で止めることができるので、大きくオーバハングして
いるブームが縦揺れし、荷取り作業に支障を来たし、場
合によっては船酔いを起こすといったことが無くなる。
【0014】またブームは常に高さを変えるが、本発明
はスライドバーの伸縮によりあらゆる高さに対応でき、
揺れ止め効果を発揮できる。
【0015】
【実施例】次に図示する実施例に従い本発明機構の具体
的構成を説明する。
【0016】ブーム1は、三段に伸縮する先端ブームの
先端部分の側面を示してあり、このブーム1の側面に
は、2個一組のガイドローラ2を上下に二組取付けてあ
り、この各組のガイドローラ間に、スライドバー3がブ
ーム1に直交して挟持されている。このスライドバー3
の下端には走行車輪7を取付けてある。スライドバー3
の正面に沿ってラックギヤ4が付設されており、このラ
ックギヤ4にピニオン5が噛み合っている。このピニオ
ン5の軸は、軸受け9で支持され、カップリング12で
駆動モータ8の回転軸と接続している。このモータ8に
は、回転軸と直交するフランジ10がブーム1方向に水
平に突設しており、圧縮スプリング11の巻装されたロ
ッドの下部にスライド自在にスプリングの座板として係
合されている。このモーターのトルクアームとなるフラ
ンジ10は、ロッドに対して上下方向にスライドできる
ように装着されている。ロッドの上端は、ブーム1から
水平に突設された支持板11aに固定され、ブーム1の
側面に平行に配置されている。したがってロッドに巻装
されたスプリング11は、フランジ10と支持板11a
間で伸縮する。このフランジ10の上下動により、O
N、OFFされるリミットスイッチ13がブームに固定
されている。
【0017】このリミットスイッチ13は、駆動モータ
8が回転しスライドバー3が床面に向かって伸びて行く
時は、フランジと接触してON状態であり、スライドバ
ー3が床面に接地し接地圧が一定値を超え、モータ8に
負荷が掛かり、モータ8が瞬時逆回転し、フランジ10
が回転(上昇)すると、このフランジとリミットスイッ
チ13の接触は解かれ、OFFとなる。スプリング11
はフランジにより圧縮され、モータの逆回転力すなわち
接地圧とスプリング圧とがバランスするようになってい
る。同時にピニオン5は、これに設けたトルクリミッタ
(図示せず)が働きスリップし、モータ8は設定タイマ
ー分だけ回り続け、トルクリミッタの設定トルクに基づ
いた接地圧を保持し、最後に力のバランス状態を保持し
たままモータが停止する。この時ピニオンは滑りながら
空回りし摩擦により振動エネルギーを吸収する。また、
モーターは、設定タイマー分だけ回転をしトルクリミッ
タが熱を持つのを防止する。
【0018】ついでブーム先端の荷役作業にともない、
ブーム1に下向きの揺れが生じると、接地しているスラ
イドバー3は揺れを防止しようとするが、揺れの力が大
きい時は、ピニオン5がトルクリミッタにより空転し、
ブームがさらに下降するようになっている。この時トル
クリミッタはディスクブレーキ型であるため滑りながら
空転し、摩擦により振動エネルギーを吸収する。次に揺
れが上向きに変わるとスライドバーの走行車輪7は接地
面6より浮き上がり、接地圧が0となるので、モータ8
とスプリング11とのバランスが失われて、スプリング
11により、まずモータ8が戻り回転させられ、リミッ
トスイッチ13をONするのでモータは回転を再開し、
スライドバー3が伸びて走行車輪7が再び接地する。し
たがって前述したと同様にピニオンは空転し、モータも
設定タイマー分まわり続けて揺れを止める。
【0019】ブームは、伸縮中および巻き上げ装置によ
る傾動により、ブーム高さが変わるが、ブームが設定範
囲のどの位置にあっても以上述べたメカニズムにより対
処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブーム先端部の側面図
【図2】ブームの先端方向より見た正面図
【符号の説明】
1 ブーム先端部 2 ガイドローラ 3 スライドバー 4 ラックギヤ 5 ピニオン 6 接地面(コンテナ床面) 7 走行車輪 8 モータ 9 軸受け 10 フランジ 11 スプリング 12 カップリング 13 リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮する先端ブームに、直交してスライ
    ド自在に上下するスライドバーを、挟持するところのガ
    イドローラが取付けられており、このスライドバーに沿
    ってラックギヤーが形成されており、このラックギヤー
    にはモーターにて回転するピニオンがかみ合っており、
    ピニオンとモーターとはカップリングにより接続されて
    いて、かつモーターがこのカップリングにて宙に支持さ
    れ、モーターには回転軸と直交する水平フランジが突設
    されており、ブーム側面に沿ってコイルスプリングが巻
    装されたロッドが、上下方向にコイルスプリングが配置
    されており、このロッド上端受板がブームに固定されて
    おり、前記水平フランジがスプリングの座板としてして
    ロッドの下部に遊嵌されており、さらにこのフランジの
    上下動によりON、OFFされるリミットスイッチがブ
    ームに固定されている構成からなるコンテナ・ローダ/
    アンローダの揺れ止め機構。
  2. 【請求項2】 リミットスイチのOFF後に、モーター
    が一定時間回転するようにタイマーが設けられており、
    そしてピニオンには、スライドバーの一定の接地圧によ
    り動作するトルクリミッターが設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のコンテナ・ローダ/アンロー
    ダの揺れ止め機構。
JP28442095A 1995-10-06 1995-10-06 コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構 Pending JPH09104534A (ja)

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JP28442095A JPH09104534A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構

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JP28442095A JPH09104534A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構

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JPH09104534A true JPH09104534A (ja) 1997-04-22

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ID=17678332

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28442095A Pending JPH09104534A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 コンテナ・ローダ/アンローダのブーム揺れ止め機構

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100353963B1 (ko) * 2000-09-28 2002-09-27 주식회사 코리아코프 물품이송장치
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