JPH09104428A - 硬質厚紙製容器 - Google Patents
硬質厚紙製容器Info
- Publication number
- JPH09104428A JPH09104428A JP28808495A JP28808495A JPH09104428A JP H09104428 A JPH09104428 A JP H09104428A JP 28808495 A JP28808495 A JP 28808495A JP 28808495 A JP28808495 A JP 28808495A JP H09104428 A JPH09104428 A JP H09104428A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器の構成が簡単で、金属製缶の代用として
廃棄公害解消の硬質厚紙製で耐水耐油性の軽量容器を提
供する。 【解決手段】 圧縮パルプＫの表裏両面に耐水耐油膜と
なる熱溶着性のプラスチック層Ｓをコーティングした硬
質厚紙シートを設け、該シートを折曲してその両端を突
き合わせ、同材質の硬質厚紙シート片１０をその接合面
の外側に当接して超音波溶着した胴体１と、蓋本体２０
の周縁に連設した分断状の接合片２１を起立した蓋体２
と、底本体３０の周縁に連設した分断状の接合片３１を
垂下した底体３とから成り、胴体１の上下端内周に蓋体
２、底体３の接合片２１，３１を接合し、プレス圧接し
ながら超音波溶着する。胴体１の周縁上端には嵌着枠体
４を被着し、胴体１に取っ手片５を接着し、蓋体２の注
ぎ口２２には注ぎ蓋７を付着し、胴体１と底体３との接
合部に生じる溝部に耐水耐油性の樹脂硬化材６を充填す
る。
廃棄公害解消の硬質厚紙製で耐水耐油性の軽量容器を提
供する。 【解決手段】 圧縮パルプＫの表裏両面に耐水耐油膜と
なる熱溶着性のプラスチック層Ｓをコーティングした硬
質厚紙シートを設け、該シートを折曲してその両端を突
き合わせ、同材質の硬質厚紙シート片１０をその接合面
の外側に当接して超音波溶着した胴体１と、蓋本体２０
の周縁に連設した分断状の接合片２１を起立した蓋体２
と、底本体３０の周縁に連設した分断状の接合片３１を
垂下した底体３とから成り、胴体１の上下端内周に蓋体
２、底体３の接合片２１，３１を接合し、プレス圧接し
ながら超音波溶着する。胴体１の周縁上端には嵌着枠体
４を被着し、胴体１に取っ手片５を接着し、蓋体２の注
ぎ口２２には注ぎ蓋７を付着し、胴体１と底体３との接
合部に生じる溝部に耐水耐油性の樹脂硬化材６を充填す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚紙製の堅固で強
度のある容器に関するものである。
度のある容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、液体の収容容器としては一斗缶等
の金属製が使用されていたが、廃棄処分に問題点があっ
た。
の金属製が使用されていたが、廃棄処分に問題点があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、軽量
で且つ焼却できて廃棄物公害を解消できる容器を提供す
るものである。
で且つ焼却できて廃棄物公害を解消できる容器を提供す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、圧縮
した厚紙の表裏両面に耐水耐油膜となる熱溶着性のプラ
スチック層を被着した硬質厚紙シートを形成し、該厚紙
シートを巻いてその両端部のプラスチック層を直接熱溶
着し、或いは同材質の当て片を介して熱溶着して成る胴
体と、周縁に接合片を起立連設すると共に、注ぎ部を設
けた該厚紙シート製の蓋体と、周縁に接合片を垂下連設
した該厚紙シート製の底体とから成り、胴体の上端内周
に蓋体の接合片を接合すると共に、胴体の下端内周に底
体の接合片を接合させ、夫々の該接合部のプラスチック
層を熱溶着させた硬質厚紙製容器である。なお、接合す
るプラスチック層を、圧接の際に超音波によって溶着さ
せてもよく、胴体と底体における接合片の屈曲連設部と
の接合部に生じる溝部に耐水耐油性の硬化材を充填して
もよい。また、蓋体の接合片が接着している周縁上端
に、耐水耐油性の嵌着枠体を被着して該上端面を被覆し
てもよく、さらに上に突設する取っ手を胴体に取り付け
てもよい。
した厚紙の表裏両面に耐水耐油膜となる熱溶着性のプラ
スチック層を被着した硬質厚紙シートを形成し、該厚紙
シートを巻いてその両端部のプラスチック層を直接熱溶
着し、或いは同材質の当て片を介して熱溶着して成る胴
体と、周縁に接合片を起立連設すると共に、注ぎ部を設
けた該厚紙シート製の蓋体と、周縁に接合片を垂下連設
した該厚紙シート製の底体とから成り、胴体の上端内周
に蓋体の接合片を接合すると共に、胴体の下端内周に底
体の接合片を接合させ、夫々の該接合部のプラスチック
層を熱溶着させた硬質厚紙製容器である。なお、接合す
るプラスチック層を、圧接の際に超音波によって溶着さ
せてもよく、胴体と底体における接合片の屈曲連設部と
の接合部に生じる溝部に耐水耐油性の硬化材を充填して
もよい。また、蓋体の接合片が接着している周縁上端
に、耐水耐油性の嵌着枠体を被着して該上端面を被覆し
てもよく、さらに上に突設する取っ手を胴体に取り付け
てもよい。
【０００５】胴体の上端内周に蓋体の接合片を接合する
と共に、胴体の下端内周に底体の接合片を接合させ、夫
々の該接合部のプラスチック層を熱溶着させるため構成
が簡単であり、胴体もその両端部のプラスチック層を直
接熱溶着し、或いは同材質の当て片を介して熱溶着する
ため簡単に形成でき、夫々の接着が熱溶着のため容易と
成り、軽量の硬質厚紙製容器となるのである。特に、圧
接の際に超音波を利用するものでは迅速にプラスチック
層が熱溶着するのである。胴体と底体における接合片の
屈曲連設部との接合部に生じる溝部に耐水耐油性の硬化
材を充填すれば、収容液体の漏れ防止の効果が一層確実
にでき、蓋体の接合片が接着している周縁上端を嵌着体
で被着したものでは、その端面からの水分の侵入を防止
できて蓋体の接着を安定でき、さらに取っ手を胴体に取
り付けることで蓋体に関係なく安定した持ち運びができ
るのである。
と共に、胴体の下端内周に底体の接合片を接合させ、夫
々の該接合部のプラスチック層を熱溶着させるため構成
が簡単であり、胴体もその両端部のプラスチック層を直
接熱溶着し、或いは同材質の当て片を介して熱溶着する
ため簡単に形成でき、夫々の接着が熱溶着のため容易と
成り、軽量の硬質厚紙製容器となるのである。特に、圧
接の際に超音波を利用するものでは迅速にプラスチック
層が熱溶着するのである。胴体と底体における接合片の
屈曲連設部との接合部に生じる溝部に耐水耐油性の硬化
材を充填すれば、収容液体の漏れ防止の効果が一層確実
にでき、蓋体の接合片が接着している周縁上端を嵌着体
で被着したものでは、その端面からの水分の侵入を防止
できて蓋体の接着を安定でき、さらに取っ手を胴体に取
り付けることで蓋体に関係なく安定した持ち運びができ
るのである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示形態例
について説明する。図１に示す本例は、いわゆる一斗缶
であって、１は胴体、２は蓋体、３は底体であり、厚み
約１mmの圧縮パルプＫの表裏両面に耐水耐油膜となる熱
溶着性のプラスチック層Ｓをコーティングした硬質厚紙
シートから成る。本例ではポリエチレンのプラスチック
層Ｓとしている。
について説明する。図１に示す本例は、いわゆる一斗缶
であって、１は胴体、２は蓋体、３は底体であり、厚み
約１mmの圧縮パルプＫの表裏両面に耐水耐油膜となる熱
溶着性のプラスチック層Ｓをコーティングした硬質厚紙
シートから成る。本例ではポリエチレンのプラスチック
層Ｓとしている。
【０００７】胴体１は、図２のように、角部を傾斜させ
た四角形状に硬質厚紙シートを折曲してその両端を突き
合わせ、同材質の硬質厚紙シート片１０をその接合面の
外側に当接した状態でプレスで圧接しながら超音波発生
装置によって超音波をかけることにより超音波の照射部
のプラスチック層Ｓが分子振動により発熱して溶解し、
相互に溶着して接着するのである。即ち、図３のよう
に、硬質厚紙シート片１０に突き合わせた両端部が接着
して胴体１が形成される。
た四角形状に硬質厚紙シートを折曲してその両端を突き
合わせ、同材質の硬質厚紙シート片１０をその接合面の
外側に当接した状態でプレスで圧接しながら超音波発生
装置によって超音波をかけることにより超音波の照射部
のプラスチック層Ｓが分子振動により発熱して溶解し、
相互に溶着して接着するのである。即ち、図３のよう
に、硬質厚紙シート片１０に突き合わせた両端部が接着
して胴体１が形成される。
【０００８】蓋体２は、硬質厚紙シートを用い、図２の
ように、角部を傾斜させた四角形状の蓋本体２０の周縁
に、接合片２１を蓋本体２０の周縁の直線辺毎に分断し
て突設し、該接合片２１を直角に起立折曲している。即
ち、胴体１に嵌合する大きさの蓋本体２０の外周に、胴
体１の内周に接合する接合片２１を折曲連設した蓋体２
を形成している。なお、蓋本体２０の一角部付近に注ぎ
口２２を欠設して開口させている。
ように、角部を傾斜させた四角形状の蓋本体２０の周縁
に、接合片２１を蓋本体２０の周縁の直線辺毎に分断し
て突設し、該接合片２１を直角に起立折曲している。即
ち、胴体１に嵌合する大きさの蓋本体２０の外周に、胴
体１の内周に接合する接合片２１を折曲連設した蓋体２
を形成している。なお、蓋本体２０の一角部付近に注ぎ
口２２を欠設して開口させている。
【０００９】底体３は、硬質厚紙シートを用い、図２の
ように、角部を傾斜させた四角形状の底本体３０の周縁
に、接合片３１を底本体３０の周縁の直線辺毎に分断し
て突設し、該接合片３１を直角に垂下させて折曲してい
る。即ち、胴体１に嵌合する大きさの底本体３０の外周
に、胴体１の内周に接合する接合片３１を折曲連設して
成り、蓋体２と同一形状としている。
ように、角部を傾斜させた四角形状の底本体３０の周縁
に、接合片３１を底本体３０の周縁の直線辺毎に分断し
て突設し、該接合片３１を直角に垂下させて折曲してい
る。即ち、胴体１に嵌合する大きさの底本体３０の外周
に、胴体１の内周に接合する接合片３１を折曲連設して
成り、蓋体２と同一形状としている。
【００１０】次に、胴体１の上端内周に蓋体２の接合片
２１を接合して嵌合すると共に、胴体１の下端内周に底
体３の接合片３１を接合して嵌合し、該接合部をプレス
圧接しながら超音波発生装置によって超音波をかけるの
である。これにより、胴体１の接着と同様に、超音波の
照射部のプラスチック層Ｓが分子振動により発熱して溶
解し、相互に溶着して接着するのである。即ち、胴体１
の上端内周部のプラスチック層と蓋体２の接合片２１の
外周のプラスチック層Ｓが相互に溶着して蓋体２が固着
し、胴体１の下端内周部のプラスチック層と底体３の接
合片３１の外周のプラスチック層Ｓが相互に溶着して底
体３が固着するのである。
２１を接合して嵌合すると共に、胴体１の下端内周に底
体３の接合片３１を接合して嵌合し、該接合部をプレス
圧接しながら超音波発生装置によって超音波をかけるの
である。これにより、胴体１の接着と同様に、超音波の
照射部のプラスチック層Ｓが分子振動により発熱して溶
解し、相互に溶着して接着するのである。即ち、胴体１
の上端内周部のプラスチック層と蓋体２の接合片２１の
外周のプラスチック層Ｓが相互に溶着して蓋体２が固着
し、胴体１の下端内周部のプラスチック層と底体３の接
合片３１の外周のプラスチック層Ｓが相互に溶着して底
体３が固着するのである。
【００１１】そして、図４のように、蓋体２の接合片２
１が接着している胴体１の周縁上端に、下に嵌着溝が開
口している嵌着枠体４を上から接着剤を介して被着す
る。該嵌着枠体４は、耐水耐油性を有する厚紙製であっ
て二つの分割体から成り、対向する角部には被着しない
で胴体１の角部に接着した長片の取っ手５を通過配置し
ている。なお、嵌着枠体４及び取っ手５にプラスチック
層を設けて超音波によって熱溶着させてもよい。
１が接着している胴体１の周縁上端に、下に嵌着溝が開
口している嵌着枠体４を上から接着剤を介して被着す
る。該嵌着枠体４は、耐水耐油性を有する厚紙製であっ
て二つの分割体から成り、対向する角部には被着しない
で胴体１の角部に接着した長片の取っ手５を通過配置し
ている。なお、嵌着枠体４及び取っ手５にプラスチック
層を設けて超音波によって熱溶着させてもよい。
【００１２】また、図４のように、蓋体２の注ぎ口２２
には、接着及び剥離の繰返しが可能な接着剤７０を裏面
に接着した注ぎ蓋７が付着してある。さらに、図４のよ
うに、胴体１と底体３における接合片３１の屈曲連設部
との接合部に生じる溝部に耐水耐油性の樹脂硬化材６を
充填している。
には、接着及び剥離の繰返しが可能な接着剤７０を裏面
に接着した注ぎ蓋７が付着してある。さらに、図４のよ
うに、胴体１と底体３における接合片３１の屈曲連設部
との接合部に生じる溝部に耐水耐油性の樹脂硬化材６を
充填している。
【００１３】この形態によると、胴体１と蓋体２及び底
体３の接着が容易で、超音波によって迅速に熱溶着でき
るのであり、硬質厚紙製によって耐水耐油性の軽量容器
となるのである。また、胴体１と底体３における接合片
３１の屈曲連設部との接合部に生じる溝部に耐水耐油性
の硬化材６を充填したため、収容した液体の漏れを確実
に防止でき、さらに、蓋体２の接合片２１が接着してい
る周縁上端を嵌着体４で被着したため、その端面からの
吸水を防止できて胴体１及び蓋体２の耐久性を向上でき
るのである。
体３の接着が容易で、超音波によって迅速に熱溶着でき
るのであり、硬質厚紙製によって耐水耐油性の軽量容器
となるのである。また、胴体１と底体３における接合片
３１の屈曲連設部との接合部に生じる溝部に耐水耐油性
の硬化材６を充填したため、収容した液体の漏れを確実
に防止でき、さらに、蓋体２の接合片２１が接着してい
る周縁上端を嵌着体４で被着したため、その端面からの
吸水を防止できて胴体１及び蓋体２の耐久性を向上でき
るのである。
【００１４】さらに取っ手５を胴体１に取り付けること
で蓋体１の強度に関係なく安定した持ち運びができるの
である。なお、容器内への液体や粉体の収容物の充填及
び取り出しは、注ぎ蓋７を剥離して注ぎ口２２から行え
ばよい。
で蓋体１の強度に関係なく安定した持ち運びができるの
である。なお、容器内への液体や粉体の収容物の充填及
び取り出しは、注ぎ蓋７を剥離して注ぎ口２２から行え
ばよい。
【００１５】形態例は上記のような構成としたが、本発
明はこれに限定されない。例えば、容器の形状及び大き
さは問わず、図５のように、円形としてもよく、この場
合、蓋体と底体は、夫々図６のように、周縁に接合片を
放射状に分断して連設してもよい。胴体はその両端を重
ねて熱溶着して形成してもよい。また、蓋体と底体に連
設する接合片は、本例のように分断した折曲片とする
他、しぼり加工によって一体に形成してもよい。
明はこれに限定されない。例えば、容器の形状及び大き
さは問わず、図５のように、円形としてもよく、この場
合、蓋体と底体は、夫々図６のように、周縁に接合片を
放射状に分断して連設してもよい。胴体はその両端を重
ねて熱溶着して形成してもよい。また、蓋体と底体に連
設する接合片は、本例のように分断した折曲片とする
他、しぼり加工によって一体に形成してもよい。
【００１６】これらを形成する硬質厚紙シートは、圧縮
した厚紙を芯材として表裏両面に耐水耐油膜となる熱溶
着性のプラスチック層を被着した構成であればよく、同
一素材のプラスチック層が容易に熱溶着するのであり、
プラスチックの材質も問わない。そのプラスチック層の
熱溶着の手段も限定されず、ヒータ加熱によるヒートシ
ール溶着でもよい。
した厚紙を芯材として表裏両面に耐水耐油膜となる熱溶
着性のプラスチック層を被着した構成であればよく、同
一素材のプラスチック層が容易に熱溶着するのであり、
プラスチックの材質も問わない。そのプラスチック層の
熱溶着の手段も限定されず、ヒータ加熱によるヒートシ
ール溶着でもよい。
【００１７】また、取っ手を設ける場合は、その取っ手
の形状や取り付け手段も適宜であり、図７のように、胴
体の側部に平板状の取っ手を固着して備えてもよく、こ
れによると、容器の積み重ねを補助する支持片となるの
である。さらに、胴体の周縁上端に被着する嵌着枠体の
形状や構成も任意であり、分解するプラスチック製とし
てもよい。
の形状や取り付け手段も適宜であり、図７のように、胴
体の側部に平板状の取っ手を固着して備えてもよく、こ
れによると、容器の積み重ねを補助する支持片となるの
である。さらに、胴体の周縁上端に被着する嵌着枠体の
形状や構成も任意であり、分解するプラスチック製とし
てもよい。
【００１８】なお、注ぎ部の構成も限定されず、図８の
ように、プラスチック製の注ぎ管を蓋体の欠設孔に固着
して蓋を螺着する構成でもよい。要するに、収容する内
容物の液体、粉体の区別、重量の区別等によって取っ手
や注ぎ部の構成を選択すればよい。
ように、プラスチック製の注ぎ管を蓋体の欠設孔に固着
して蓋を螺着する構成でもよい。要するに、収容する内
容物の液体、粉体の区別、重量の区別等によって取っ手
や注ぎ部の構成を選択すればよい。
【００１９】
【発明の効果】本発明の請求項１によると、胴体と蓋体
及び底体の保持が簡単で容易に熱溶着できるのであり、
硬質厚紙製によって耐水耐油性の軽量容器となるのであ
り、金属製缶の代用として廃棄公害を解消できるのであ
る。請求項２では、超音波によって迅速に熱溶着できる
のである。
及び底体の保持が簡単で容易に熱溶着できるのであり、
硬質厚紙製によって耐水耐油性の軽量容器となるのであ
り、金属製缶の代用として廃棄公害を解消できるのであ
る。請求項２では、超音波によって迅速に熱溶着できる
のである。
【００２０】請求項３のものでは、収容した液体の漏れ
を確実に防止でき、請求項４では周縁上端面からの吸水
を防止できて耐久性を向上でき、請求項５では蓋体の強
度に関係なく安定した持ち運びができるのである。
を確実に防止でき、請求項４では周縁上端面からの吸水
を防止できて耐久性を向上でき、請求項５では蓋体の強
度に関係なく安定した持ち運びができるのである。
【図１】本発明の一形態例を示す一部切欠した斜視図で
ある。
ある。
【図２】その分解した斜視図である。
【図３】その胴体の接合部の拡大横断面図である。
【図４】その要部の拡大縦断面図である。
【図５】別例の斜視図である。
【図６】その別例の蓋体又は底体の接合片を展開した斜
視図である。
視図である。
【図７】さらに別例の斜視図である。
【図８】注ぎ部の別例の縦断面図である。
Ｓ プラスチック層 １ 胴体 １０ 硬質厚紙シート片 ２ 蓋体 ２０ 蓋本体 ２１ 接合片 ２２ 注ぎ口 ３ 底体 ３０ 底本体 ３１ 接合片 ４ 嵌着枠体 ５ 取っ手 ６ 硬化材 ７ 注ぎ蓋
Claims (5)
- 【請求項１】 圧縮した厚紙の表裏両面に耐水耐油膜と
なる熱溶着性のプラスチック層を被着した硬質厚紙シー
トを形成し、該厚紙シートを巻いてその両端部のプラス
チック層を直接熱溶着し、或いは同材質の当て片を介し
て熱溶着して成る胴体と、周縁に接合片を起立連設する
と共に、注ぎ部を設けた該厚紙シート製の蓋体と、周縁
に接合片を垂下連設した該厚紙シート製の底体とから成
り、胴体の上端内周に蓋体の接合片を接合すると共に、
胴体の下端内周に底体の接合片を接合させ、夫々の該接
合部のプラスチック層を熱溶着させたことを特徴とする
硬質厚紙製容器。 - 【請求項２】 接合するプラスチック層を、圧接の際に
超音波によって溶着させる請求項１の容器。 - 【請求項３】 胴体と底体における接合片の屈曲連設部
との接合部に生じる溝部に耐水耐油性の硬化材を充填し
て成る請求項１又は請求項２の容器。 - 【請求項４】 蓋体の接合片が接着している周縁上端
に、耐水耐油性の嵌着枠体を被着して該上端面を被覆し
た請求項１又は請求項２又は請求項３の容器。 - 【請求項５】 上に突設する取っ手を胴体に取り付けた
請求項１又は請求項２又は請求項３又は請求項４の容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28808495A JPH09104428A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 硬質厚紙製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28808495A JPH09104428A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 硬質厚紙製容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104428A true JPH09104428A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17725590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28808495A Pending JPH09104428A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 硬質厚紙製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09104428A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011084284A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Tokan Kogyo Co Ltd | 容器および容器の製造方法 |
| CN104857801A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-26 | 王杨 | 一种电厂废气净化设备 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP28808495A patent/JPH09104428A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011084284A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Tokan Kogyo Co Ltd | 容器および容器の製造方法 |
| CN104857801A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-08-26 | 王杨 | 一种电厂废气净化设备 |
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