JPH09104149A - カラー感熱記録紙用包装体 - Google Patents

カラー感熱記録紙用包装体

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JPH09104149A
JPH09104149A JP26178595A JP26178595A JPH09104149A JP H09104149 A JPH09104149 A JP H09104149A JP 26178595 A JP26178595 A JP 26178595A JP 26178595 A JP26178595 A JP 26178595A JP H09104149 A JPH09104149 A JP H09104149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
package
color
filter
thermosensitive recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26178595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Sasaki
英美 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP26178595A priority Critical patent/JPH09104149A/ja
Publication of JPH09104149A publication Critical patent/JPH09104149A/ja
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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納されたカラー感熱記録紙の残量や種類を
見れるようにする。 【解決手段】 包装体11には、ロール形態のカラー感
熱記録紙ロール14が収納されている。カラー感熱記録
紙は、イエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、シア
ン感熱発色層が層設されており、イエローとマゼンタの
感熱発色層は紫外線による定着性を備えている。包装体
11の側面部18に、フイルタ21を取り付けた覗き窓
20が形成されている。フイルタ21は、可視光を透過
し、紫外線をカットする。このフイルタ21を通して、
包装体11内のカラー感熱記録紙の状態を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
にそのままセットすることかできるカラー感熱記録紙用
包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱記録紙は、支持体上にイエロ
ー感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色層
が順次層設してあり、最上層の感熱発色層から順に熱記
録を行い、次の感熱発色層に熱記録する際に、その上に
ある熱記録済みの感熱発色層が再度熱記録されないよう
にするため、熱記録後に個々の感熱発色層に特有な波長
域の紫外線を照射して発色能力を失わせている。イエロ
ー感熱発色層は、熱記録後にほぼ420nmの波長域の
紫外線が照射されたときに、発色能力が消失して定着さ
れ、マゼンタ感熱発色層は、熱記録後にほぼ365nm
の波長域の紫外線で定着される。
【0003】蛍光灯等の照明光の中に、紫外線が含まれ
ているから、カラー感熱記録紙を室内に長時間放置して
おくと、発色特性が劣化し、所望の濃度に発色させるこ
とができなくなる。そこで、カラー感熱記録紙を包装す
る場合には、完全密閉構造の包装体が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完全密
閉構造の包装体の場合には、その内部が見えないため、
カラー感熱記録紙の残量や用紙の種類を確認することが
できなかった。勿論、暗室内でカラー感熱記録紙を引き
出して見ることは可能であるが、その作業は面倒である
ため実用的でない。
【0005】本発明は、カラー感熱記録紙の残量や種類
のチェックを可能にしたカラー感熱記録紙用包装体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、不透明な材料で作製した
包装体に、内部を観察するための覗き窓を形成し、この
覗き窓に紫外線をカットするフイルタを取り付けたもの
である。請求項2記載の発明では、不透明な材料で作製
した包装体に、内部を観察するための覗き窓を形成し、
この覗き窓を開閉するシャッタを設けたものである。請
求項3記載の発明では、覗き窓に、紫外線をカットする
フィルタを取り付けたものである。
【0007】
【作用】この覗き窓に、紫外線をカットするフィルタを
取り付けてあるので、包装体は、そのままサーマルプリ
ンタにセットされ、引き出し口からカラー感熱記録紙を
引き出してプリントする。サーマルプリンタにセット中
の包装体は、覗き窓を通して、カラー感熱記録紙の残量
や種類等を見ることができる。通常の光源下で長時間曝
した場合でもカラー感熱記録紙の発色特性が影響をうけ
ることがない。
【0008】また、請求項2の包装体では、シャッタを
開けば覗き窓を通して包装体の内部を見ることができ
る。そして、通常はシャッタが閉じられているから、包
装体内に紫外線が入り込むことがない。
【0009】請求項3の包装体では、覗き窓にフイルタ
とシャッタとを設けてあるから、包装体内部の観察中
や、シャッタの閉じ忘れがあっても、包装体内に紫外線
が入射することがない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、サーマルプリンタに装填
可能にしたカートリッジタイプの包装体を示すものであ
る。カラー感熱記録紙は支持体上に、イエロー感熱発色
層,マゼンタ感熱発色層,シアン感熱発色層が順次設け
られている。イエロー感熱発色層は、熱感度が最も高
く、最も小さな熱エネルギーによってイエローに発色す
る。このイエロー感熱発色層は、ほぼ420nmの紫外
線が照射されたときに、発色能力が消失して記録された
イエロー画像が定着される。マゼンタ感熱発色層は、熱
感度が中程度であり、加熱によってマゼンタに発色す
る。このマゼンタ感熱発色層は、ほぼ365nmの紫外
線が照射されたときに、発色能力が消失して記録された
マゼンタ画像が定着される。シアン感熱発色層は、熱感
度が最も低く、高い熱エネルギーを印加したときにシア
ンに発色する。このカラー感熱記録紙は、感熱発色層を
内側にして巻き芯12に巻き取られてカラー感熱記録紙
ロール14を形成している。
【0011】ほぼ三角柱形状をした包装体11は、厚手
の紙を折り曲げ、そして端部を接着剤で接着すること
で、上面部15,背面部16,下面部17,側面部1
8,19を形成している。上面部15の延長部分には、
カラー感熱記録紙を引き出すための送出口16が形成さ
れている。なお、包装体11をプラスチックで作っても
よい。
【0012】この包装体11の内部には、カラー感熱記
録紙ロール14が、その先端部14aを送出口16から
出した状態で回転自在に収納されている。カラー感熱記
録紙は、専用のカートリッジへ詰め替えられることな
く、包装体11内に収納されたままでサーマルプリンタ
にセットされる。プリント中には、サーマルプリンタ内
の引出しローラ(図示せず)によって、先端部14aが
引っ張られて、カラー感熱記録紙ロール14が回転する
から、カラー感熱記録紙が送出口16から引き出されて
プリント部へ送られる。
【0013】側面部18には、覗き窓20が形成されて
おり、これに紫外線をカットするフイルタ21が貼って
ある。サーマルプリンタにセットした状態で、フイルタ
21を通して包装体11の内部を覗くことで、カラー感
熱記録紙ロール14の巻厚から残量を知ることができ
る。
【0014】このフィルタ21は、図4に示すように、
ほぼ500nm以下の可視光や紫外線をカットするの
で、カラー感熱記録紙の各感熱発色層の発色能力が影響
をうけることはなく、通常の光源下で長時間曝した場合
にも何ら問題はない。また、可視光の一部(緑色光や赤
色光)はフイルタ21を透過するので、フイルタ21を
通して内部を覗くことができる。
【0015】また、フィルタ21としては、例えば図5
に示すほぼ500〜600nmの波長域の緑色光を透過
し、420nm以下の紫外線をカットする緑色フイルタ
でもよい。
【0016】図2は、箱形をした包装体を示すものであ
る。包装体43の側面部44に、フィルタ45付きの覗
き窓46を形成し、この覗き窓46にスライド式のシャ
ッタ47が設けてある。通常は、シャッタ47で覗き窓
46が閉じられているから、包装体43の内部が完全遮
光・密閉される。この実施形態では、包装体43の内部
を見るときにのみシャッタ47が開かれ、通常はシャッ
タ47が閉じられているから、紫外線カットの性能が多
少悪いフイルタも使用することができる。
【0017】図3に示す実施形態では、包装体53の側
面部54に、覗き窓55が設けられている。この覗き窓
55を開閉するために、シャッタ56が軸57に取り付
けられている。このシャッタ56の穴56aを覗き窓5
5と合致する位置まで回転すると、包装体53の内部を
覗くことができる。また、上面部52にもフイルタ58
付きの覗き窓59が設けられている。この覗き窓59に
よってカラー感熱記録紙ロール51の表面が覗き窓59
から露呈して、カラー感熱記録紙ロール51の表面の印
刷内容を見ることができるから、カラー感熱記録紙ロー
ル51の種類例えば、ポストカード専用紙であるかどう
か等を知ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、カラー
感熱記録紙を密閉収納する包装体に、紫外線をカットす
るフイルタ付き覗き窓やシャッタ付き覗き窓を設けたの
で、カラー感熱記録紙の発色性に影響を与えることな
く、カラー感熱記録紙の残量や種類等を確認することが
できる。
【0019】更に、フイルタ付き覗き窓に、開閉自在な
シャッタを設け、通常はシャッタで遮蔽されるようにし
たから、紫外線カットの性能が良くないフイルタも使用
可能であるから、安価なフイルタを使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】三角柱形状をした本発明の包装体を示す斜視図
である。
【図2】箱形をした本発明の包装体を示す斜視図であ
る。
【図3】側面と上面とに覗き窓を設けた包装体を示す斜
視図である。
【図4】フイルタの透過特性を示すグラフである。
【図5】緑色フイルタの透過特性を示すグラフである。
【符号の説明】
11,43,53 包装体 14,41,51 カラー感熱記録紙ロール 20,46,55,59 覗き窓 21,45,58 フィルタ 47,56 シャッタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線定着性を有するカラー感熱記録紙
    をロール形態で収納し、プリント時に引出し口から引き
    出されるカラー感熱記録紙用包装体において、 不透明な材料で作製した包装体に、内部を観察するため
    の覗き窓を形成し、この覗き窓に紫外線をカットするフ
    イルタを取り付けたことを特徴とするカラー感熱記録紙
    用包装体。
  2. 【請求項2】 紫外線定着性を有するカラー感熱記録紙
    をロール形態で収納し、プリント時に引出し口から引き
    出されるカラー感熱記録紙用包装体において、 不透明な材料で作製した包装体に、内部を観察するため
    の覗き窓を形成し、この覗き窓を開閉するシャッタを設
    けたことを特徴とするカラー感熱記録紙用包装体。
  3. 【請求項3】 前記覗き窓に、紫外線をカットするフィ
    ルタを取り付けたことを特徴とする請求項2記載のカラ
    ー感熱記録紙用包装体。
JP26178595A 1995-10-09 1995-10-09 カラー感熱記録紙用包装体 Pending JPH09104149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26178595A JPH09104149A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 カラー感熱記録紙用包装体

Applications Claiming Priority (1)

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JP26178595A JPH09104149A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 カラー感熱記録紙用包装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09104149A true JPH09104149A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17366678

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26178595A Pending JPH09104149A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 カラー感熱記録紙用包装体

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JP (1) JPH09104149A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013187264A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013187264A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器

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