JPH0954395A - 包装袋 - Google Patents
包装袋Info
- Publication number
- JPH0954395A JPH0954395A JP20591795A JP20591795A JPH0954395A JP H0954395 A JPH0954395 A JP H0954395A JP 20591795 A JP20591795 A JP 20591795A JP 20591795 A JP20591795 A JP 20591795A JP H0954395 A JPH0954395 A JP H0954395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- low
- lens
- strength
- packaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装袋の開封を容易にしてレンズ付きフイル
ムユニットを取り出しやすくする。 【解決手段】 包装袋13を縦に貫く第1接合部14
に、切り込み26a,26bからなる開封部27を設
け、この開封部27の近傍で第1接合部14に隠される
位置に低強度部29を設ける。低強度部29は、レーザ
光線あるいはミシン刃等により防湿性を損なわないよう
に包装袋13の表面に傷が付けられたもので、開封部2
7が図中左方に引っ張られたときに包装袋13が破れや
すくなり、レンズ付きフイルムユニット2が取り出しや
すくする。
ムユニットを取り出しやすくする。 【解決手段】 包装袋13を縦に貫く第1接合部14
に、切り込み26a,26bからなる開封部27を設
け、この開封部27の近傍で第1接合部14に隠される
位置に低強度部29を設ける。低強度部29は、レーザ
光線あるいはミシン刃等により防湿性を損なわないよう
に包装袋13の表面に傷が付けられたもので、開封部2
7が図中左方に引っ張られたときに包装袋13が破れや
すくなり、レンズ付きフイルムユニット2が取り出しや
すくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットを密封包装する包装袋の開封性の改善に関す
るものである
ムユニットを密封包装する包装袋の開封性の改善に関す
るものである
【0002】
【従来の技術】低価格で手軽に写真撮影を楽しむことが
できるレンズ付きフイルムユニットが、本出願人からも
数種(「写ルンですSuper800」(登録商標)等)が販売
されている。これらのレンズ付きフイルムユニットは、
購入したその場ですぐに写真撮影ができ、また撮影後に
はそのまま現像取扱店に渡して同時プリントを依頼でき
るという簡便さから、一般に広く利用されている。この
ようなレンズ付きフイルムユニットは、その製造過程で
写真フイルムが装填されてしまうため、製造後から実際
にユーザーが使用するまでの期間の写真フイルムを曝光
や湿気,塵埃等から保護するために、防湿機能を備えた
包装袋に包装されて販売されている。
できるレンズ付きフイルムユニットが、本出願人からも
数種(「写ルンですSuper800」(登録商標)等)が販売
されている。これらのレンズ付きフイルムユニットは、
購入したその場ですぐに写真撮影ができ、また撮影後に
はそのまま現像取扱店に渡して同時プリントを依頼でき
るという簡便さから、一般に広く利用されている。この
ようなレンズ付きフイルムユニットは、その製造過程で
写真フイルムが装填されてしまうため、製造後から実際
にユーザーが使用するまでの期間の写真フイルムを曝光
や湿気,塵埃等から保護するために、防湿機能を備えた
包装袋に包装されて販売されている。
【0003】上記包装袋は、アルミニウム等の金属とポ
リエチレンフイルム等の熱可塑性樹脂とを積層したポリ
セロニュームフイルム等のシート状の包装材料を、相対
する端部を熱シールにより接合して筒状にし、この中に
レンズ付きフイルムユニットを収めた状態で筒状の包装
材料の両側開口部を熱シールにより接合して閉じたもの
となっている。このような包装袋からのレンズ付きフイ
ルムユニットの取り出しは、包装袋の一部を破いて行う
ようになっている。そのため包装袋には、包装袋を破り
やすくするために包装材料の製造時に延伸による異方性
を与えたり、包装袋の防湿性に影響のない部分に切り込
みを形成して、包装袋を破きやすくした開封部を設ける
等、種々の工夫が成されている。
リエチレンフイルム等の熱可塑性樹脂とを積層したポリ
セロニュームフイルム等のシート状の包装材料を、相対
する端部を熱シールにより接合して筒状にし、この中に
レンズ付きフイルムユニットを収めた状態で筒状の包装
材料の両側開口部を熱シールにより接合して閉じたもの
となっている。このような包装袋からのレンズ付きフイ
ルムユニットの取り出しは、包装袋の一部を破いて行う
ようになっている。そのため包装袋には、包装袋を破り
やすくするために包装材料の製造時に延伸による異方性
を与えたり、包装袋の防湿性に影響のない部分に切り込
みを形成して、包装袋を破きやすくした開封部を設ける
等、種々の工夫が成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開封部
を引っ張って包装袋を開封する場合でも、開封方向を誤
ってしまうと開封に思わぬ力が必要となり、包装袋を引
き破くことができなかったり、包装袋が適正に破けずレ
ンズ付きフイルムユニットが取り出しにくくなる等の問
題があった。
を引っ張って包装袋を開封する場合でも、開封方向を誤
ってしまうと開封に思わぬ力が必要となり、包装袋を引
き破くことができなかったり、包装袋が適正に破けずレ
ンズ付きフイルムユニットが取り出しにくくなる等の問
題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、包装袋の開封を容易にしてレンズ付きフイルムユ
ニットを取り出しやすくすることを目的とする。
ので、包装袋の開封を容易にしてレンズ付きフイルムユ
ニットを取り出しやすくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の包装袋は、包装袋からレンズ付き
フイルムユニットを取り出す際に引き破かれる開封部
と、この開封部の近傍に形成され、開封部を引き破きや
すくする低強度部とを設けたものである。これによれ
ば、開封部を引っ張った時に僅かな力で包装袋を引き破
くことができ、更にその引き破かれる方向は必ず低強度
部に沿うので、レンズ付きフイルムユニットの取り出し
が容易になる。
めに、請求項1記載の包装袋は、包装袋からレンズ付き
フイルムユニットを取り出す際に引き破かれる開封部
と、この開封部の近傍に形成され、開封部を引き破きや
すくする低強度部とを設けたものである。これによれ
ば、開封部を引っ張った時に僅かな力で包装袋を引き破
くことができ、更にその引き破かれる方向は必ず低強度
部に沿うので、レンズ付きフイルムユニットの取り出し
が容易になる。
【0007】また、請求項2記載の包装袋は、低強度部
として、レーザ光の照射により包装袋の表面に筋状の傷
を形成したものである。これによれば、包装袋の表面に
製造番号やロット番号等をレーザマーキングする際に一
緒に形成することができる。
として、レーザ光の照射により包装袋の表面に筋状の傷
を形成したものである。これによれば、包装袋の表面に
製造番号やロット番号等をレーザマーキングする際に一
緒に形成することができる。
【0008】また、請求項3記載の包装袋は、低強度部
として、ミシン刃等により包装袋の表面に筋状の傷を形
成したものである。
として、ミシン刃等により包装袋の表面に筋状の傷を形
成したものである。
【0009】また、請求項4記載の包装袋は、包装袋の
接合部に開封部を形成し、包装袋に沿って折り畳まれた
接合部に隠れる位置に低強度部を形成するようにしたも
のである。これによれば、不用意に開封部から包装袋が
破けるようなことはなく、また接合部により低強度部を
保護することができる。
接合部に開封部を形成し、包装袋に沿って折り畳まれた
接合部に隠れる位置に低強度部を形成するようにしたも
のである。これによれば、不用意に開封部から包装袋が
破けるようなことはなく、また接合部により低強度部を
保護することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図2は、レンズ付きフイルム
ユニットの一例を示すものである。レンズ付きフイルム
ユニット2は、各種撮影機能を内蔵したユニット本体3
と、このユニット本体3を覆う外装ケース4とから構成
されている。ユニット本体3は、主にプラスチック部品
により構成されており、外装ケース4はユニット本体3
の表面を保護するとともに装飾用となっている。外装ケ
ース4としては、表面に印刷が施された紙箱等が用いら
れている。外装ケース4には、撮影レンズ5,ファイン
ダ6,ストロボ発光部7,ストロボ充電スイッチ8,シ
ャッタボタン9,巻上げノブ10,カウンタ窓11等を
外部に露呈させるための開口が設けられており、レンズ
付きフイルムユニット2は外装ケース4をユニット本体
3に被せた状態で使用される。
図面を参照して説明する。図2は、レンズ付きフイルム
ユニットの一例を示すものである。レンズ付きフイルム
ユニット2は、各種撮影機能を内蔵したユニット本体3
と、このユニット本体3を覆う外装ケース4とから構成
されている。ユニット本体3は、主にプラスチック部品
により構成されており、外装ケース4はユニット本体3
の表面を保護するとともに装飾用となっている。外装ケ
ース4としては、表面に印刷が施された紙箱等が用いら
れている。外装ケース4には、撮影レンズ5,ファイン
ダ6,ストロボ発光部7,ストロボ充電スイッチ8,シ
ャッタボタン9,巻上げノブ10,カウンタ窓11等を
外部に露呈させるための開口が設けられており、レンズ
付きフイルムユニット2は外装ケース4をユニット本体
3に被せた状態で使用される。
【0011】ユニット本体3の内部には、撮影レンズ5
を挟むようにして135サイズの未露光の写真フイルム
と、この写真フイルムの端部が係止されたパトローネと
が収納されている。写真フイルムはロール状に巻かれて
おり、1コマの撮影終了後に巻上げノブ10を回転操作
すると、撮影済みの写真フイルムがパトローネ内に巻き
込まれていく。そして、全ての撮影終了後には写真フイ
ルムが全てパトローネ内に巻き込まれ、現像所では特に
遮光に気を使うことなくユニット本体3からパトローネ
を取り出せるようになる。
を挟むようにして135サイズの未露光の写真フイルム
と、この写真フイルムの端部が係止されたパトローネと
が収納されている。写真フイルムはロール状に巻かれて
おり、1コマの撮影終了後に巻上げノブ10を回転操作
すると、撮影済みの写真フイルムがパトローネ内に巻き
込まれていく。そして、全ての撮影終了後には写真フイ
ルムが全てパトローネ内に巻き込まれ、現像所では特に
遮光に気を使うことなくユニット本体3からパトローネ
を取り出せるようになる。
【0012】上記レンズ付きフイルムユニット2は、図
1に示すような包装袋13に密封包装された状態で販売
される。包装袋13は、いわゆるピロー包装によってレ
ンズ付きフイルムユニット2を包み込んでおり、最初に
熱シールされる第1接合部14と、この第1接合部14
の熱シール後に熱シールされる第2接合部15,第3接
合部16とからなる。
1に示すような包装袋13に密封包装された状態で販売
される。包装袋13は、いわゆるピロー包装によってレ
ンズ付きフイルムユニット2を包み込んでおり、最初に
熱シールされる第1接合部14と、この第1接合部14
の熱シール後に熱シールされる第2接合部15,第3接
合部16とからなる。
【0013】包装袋13の材料となる包装材料17は、
図3に示すように、下側からベース層でもあり包装材料
を熱シールする際に用いられるヒートシール層であるエ
チレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)層18と、包
装袋13に防湿性を付与するアルミニウム(Al)層1
9と、包装袋13において外装となるポリエチレンテレ
フタレート(PET)層20とからなり、それぞれの層
の間には接着剤層としてポリエチレン(PE)層21が
用いられている。
図3に示すように、下側からベース層でもあり包装材料
を熱シールする際に用いられるヒートシール層であるエ
チレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)層18と、包
装袋13に防湿性を付与するアルミニウム(Al)層1
9と、包装袋13において外装となるポリエチレンテレ
フタレート(PET)層20とからなり、それぞれの層
の間には接着剤層としてポリエチレン(PE)層21が
用いられている。
【0014】上記層構成を有する包装材料17は、長尺
のウェブの状態で包装装置に供給され、最初にウェブ供
給方向に直交する方向の両側端部のEVA層18同士が
熱シールされる。この最初に熱シールされた部分が第1
接合部14となり、包装材料17は筒形状となる。この
筒形状の内部には、予めレンズ付きフイルムユニット2
が長手方向で収められており、続いてレンズ付きフイル
ムユニット2を収めた筒形状の両側開口部分である第2
接合部15と第3接合部16とが熱シールされ、レンズ
付きフイルムユニット2が包装袋13内に密封される。
次に、前後の包装袋13を連結する第2接合部15と第
3接合部16との間が切断されて、レンズ付きフイルム
ユニット2を包装した個々の包装袋13となる。なお第
1接合部14は、熱シール時に同じEVA層18同士が
接合されるため、包装袋13に対して突出した状態とな
るが、第2接合部15と第3接合部16とが熱シールさ
れる際に包装袋13に沿って折り畳まれる。
のウェブの状態で包装装置に供給され、最初にウェブ供
給方向に直交する方向の両側端部のEVA層18同士が
熱シールされる。この最初に熱シールされた部分が第1
接合部14となり、包装材料17は筒形状となる。この
筒形状の内部には、予めレンズ付きフイルムユニット2
が長手方向で収められており、続いてレンズ付きフイル
ムユニット2を収めた筒形状の両側開口部分である第2
接合部15と第3接合部16とが熱シールされ、レンズ
付きフイルムユニット2が包装袋13内に密封される。
次に、前後の包装袋13を連結する第2接合部15と第
3接合部16との間が切断されて、レンズ付きフイルム
ユニット2を包装した個々の包装袋13となる。なお第
1接合部14は、熱シール時に同じEVA層18同士が
接合されるため、包装袋13に対して突出した状態とな
るが、第2接合部15と第3接合部16とが熱シールさ
れる際に包装袋13に沿って折り畳まれる。
【0015】第2接合部15には、長方形の開口23
と、この開口23の上辺の中央部に円弧形状の切欠24
とが形成されており、各種の商品陳列用スタンドに安定
した姿勢で掛けられるようになっている。
と、この開口23の上辺の中央部に円弧形状の切欠24
とが形成されており、各種の商品陳列用スタンドに安定
した姿勢で掛けられるようになっている。
【0016】第1接合部14には、一対の切り込み26
a,26bが形成されており、これらの切り込み26
a,26bの間が包装袋13を開封する際の開封部27
となっている。包装袋13を開封する際には、この開封
部27を図中左方に向かって引っ張って包装袋13を引
き破き、この引き破かれた隙間からレンズ付きフイルム
ユニット2を取り出すようになる。なお、第1接合部1
4は、包装材料17が2枚重ねとなっているので包装袋
13の他の部位に比べて高い強度を有しており、搬送時
の振動や衝撃等で開封部27が破けてしまうようなこと
はない。
a,26bが形成されており、これらの切り込み26
a,26bの間が包装袋13を開封する際の開封部27
となっている。包装袋13を開封する際には、この開封
部27を図中左方に向かって引っ張って包装袋13を引
き破き、この引き破かれた隙間からレンズ付きフイルム
ユニット2を取り出すようになる。なお、第1接合部1
4は、包装材料17が2枚重ねとなっているので包装袋
13の他の部位に比べて高い強度を有しており、搬送時
の振動や衝撃等で開封部27が破けてしまうようなこと
はない。
【0017】この開封部27が設けられた第1接合部1
4を包装袋13に対して引き起こすと、開封部27の引
っ張り方向と反対側で包装袋13の表面には、開封部2
7の引っ張り方向に直交する筋状の低強度部29が設け
られている。この低強度部29は、図3に示すように、
包装袋13のAl層19の上部のPET層20とPE層
21とに設けられた傷であり、この傷により低強度部2
9は他の部分に比べて強度が弱くなるので、開封部27
を引っ張ったときに包装袋13が破けやすくなる。な
お、低強度部29はAl層19にまで達していないの
で、包装袋13の防湿性に悪影響を与えることはない。
また、低強度部29は、通常時には折り畳まれた第1接
合部14に隠されているので、僅かな衝撃等で破けるよ
うなことはない。
4を包装袋13に対して引き起こすと、開封部27の引
っ張り方向と反対側で包装袋13の表面には、開封部2
7の引っ張り方向に直交する筋状の低強度部29が設け
られている。この低強度部29は、図3に示すように、
包装袋13のAl層19の上部のPET層20とPE層
21とに設けられた傷であり、この傷により低強度部2
9は他の部分に比べて強度が弱くなるので、開封部27
を引っ張ったときに包装袋13が破けやすくなる。な
お、低強度部29はAl層19にまで達していないの
で、包装袋13の防湿性に悪影響を与えることはない。
また、低強度部29は、通常時には折り畳まれた第1接
合部14に隠されているので、僅かな衝撃等で破けるよ
うなことはない。
【0018】上記低強度部29は、レーザ光線あるいは
ミシン刃等によって形成することができる。レーザ光線
で低強度部29を形成する場合には、レンズ付きフイル
ムユニット2の包装後に包装袋13の規定の位置に使用
有効期限や製造番号等を印字するレーザマーキング装置
を用いることができる。レーザマーキング装置は、包装
袋13の表面のPET層20を溶解して下層の印刷層を
外側に露呈させることにより印字を行うもので、同様に
して開封部27の近傍にレーザ光線を照射してPET層
20とPE層21とを溶解し、低強度部29を形成すれ
ばよい。
ミシン刃等によって形成することができる。レーザ光線
で低強度部29を形成する場合には、レンズ付きフイル
ムユニット2の包装後に包装袋13の規定の位置に使用
有効期限や製造番号等を印字するレーザマーキング装置
を用いることができる。レーザマーキング装置は、包装
袋13の表面のPET層20を溶解して下層の印刷層を
外側に露呈させることにより印字を行うもので、同様に
して開封部27の近傍にレーザ光線を照射してPET層
20とPE層21とを溶解し、低強度部29を形成すれ
ばよい。
【0019】ミシン刃を使用して低強度部29を形成す
る場合には、レンズ付きフイルムユニット2を包装した
後に、別の工程で開封部27の近傍にミシン刃を接触さ
せてPET層20とPE層21とを切り欠く。この場合
にも、ミシン刃によってAl層19に傷を生じさせない
ことが必要である。
る場合には、レンズ付きフイルムユニット2を包装した
後に、別の工程で開封部27の近傍にミシン刃を接触さ
せてPET層20とPE層21とを切り欠く。この場合
にも、ミシン刃によってAl層19に傷を生じさせない
ことが必要である。
【0020】本実施形態では、低強度部29の有無及び
低強度部29の形状の違いによる開封力(開封部を引っ
張って包装袋を開封するのに必要な力)の違いについて
実験を行った。以下に、実験に使用した包装袋13の各
層の厚みを示す。
低強度部29の形状の違いによる開封力(開封部を引っ
張って包装袋を開封するのに必要な力)の違いについて
実験を行った。以下に、実験に使用した包装袋13の各
層の厚みを示す。
【0021】 PET層20・・・・・・12μm PE層21・・・・・・・20μm Al層19・・・・・・・7μm EVA層18・・・・・・40μm
【0022】図4(A)〜(F)に、実験で用いた低強
度部29の各種形状を示す。なお、同図(A)〜(E)
は、レーザマーキング装置(キーエンス社製,ML−9
000)で形成した低強度部29であり、同図(F)は
ミシン刃で形成した低強度部29となっている。以下の
表1に、低強度部29が無い場合の開封力と、各低強度
部を設けた場合の開封力とを示す。なお、各低強度部2
9の長さは、全て15mmで共通となっている。
度部29の各種形状を示す。なお、同図(A)〜(E)
は、レーザマーキング装置(キーエンス社製,ML−9
000)で形成した低強度部29であり、同図(F)は
ミシン刃で形成した低強度部29となっている。以下の
表1に、低強度部29が無い場合の開封力と、各低強度
部を設けた場合の開封力とを示す。なお、各低強度部2
9の長さは、全て15mmで共通となっている。
【0023】
【表1】
【0024】上記表1から分かるように、低強度部29
が設けられていない包装袋13の開封部27を引っ張っ
た場合の5Kgの開封力に比べ、低強度部29を設けた
場合では最小で1.2Kg、最大で2.9Kgの開封力
の低減が可能となる。このことから、低強度部29を設
けると包装袋13の開封が容易になることが分かる。ま
た、低強度部29を設けることにより、開封部27を引
っ張ったときに必ず低強度部29に沿って包装袋13が
破れるようになるので、安定した包装袋13の開封が可
能となり、開封後の包装袋13からのレンズ付きフイル
ムユニット2の取り出しも容易になる。
が設けられていない包装袋13の開封部27を引っ張っ
た場合の5Kgの開封力に比べ、低強度部29を設けた
場合では最小で1.2Kg、最大で2.9Kgの開封力
の低減が可能となる。このことから、低強度部29を設
けると包装袋13の開封が容易になることが分かる。ま
た、低強度部29を設けることにより、開封部27を引
っ張ったときに必ず低強度部29に沿って包装袋13が
破れるようになるので、安定した包装袋13の開封が可
能となり、開封後の包装袋13からのレンズ付きフイル
ムユニット2の取り出しも容易になる。
【0025】なお、上記実施形態では、アルミニウム層
によって防湿機能を備えた包装材料を用いて説明した
が、本発明は、例えばポリエチレンテレフタレートにS
iOx等を蒸着して防湿機能を備えた包装材料にも用い
ることができ、この場合にもSiOx層に傷をつけない
ことが必要である。また、低強度部を開封部の引っ張り
方向に対して直交させて配置したが、開封部の引っ張り
方向に沿って配置するようにしてもよい。更に上記実施
形態は、レンズ付きフイルムユニットを密封包装する包
装袋について説明したが、その他の様々な包装袋の開封
性の改善にも用いることができる。
によって防湿機能を備えた包装材料を用いて説明した
が、本発明は、例えばポリエチレンテレフタレートにS
iOx等を蒸着して防湿機能を備えた包装材料にも用い
ることができ、この場合にもSiOx層に傷をつけない
ことが必要である。また、低強度部を開封部の引っ張り
方向に対して直交させて配置したが、開封部の引っ張り
方向に沿って配置するようにしてもよい。更に上記実施
形態は、レンズ付きフイルムユニットを密封包装する包
装袋について説明したが、その他の様々な包装袋の開封
性の改善にも用いることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の包装袋は、
開封部の近傍に低強度部を設けたことにより、僅かな力
で包装袋を引き破いて包装袋を開封することができる。
また、包装袋は必ず低強度部に沿って引き破かれるので
安定した包装袋の開封が可能となり、レンズ付きフイル
ムユニットの取り出しも容易になる。
開封部の近傍に低強度部を設けたことにより、僅かな力
で包装袋を引き破いて包装袋を開封することができる。
また、包装袋は必ず低強度部に沿って引き破かれるので
安定した包装袋の開封が可能となり、レンズ付きフイル
ムユニットの取り出しも容易になる。
【0027】更に、低強度部をレーザ光の照射やミシン
刃等により設けるようにしたので、低コストに採用する
ことができ、特にレーザ光を用いる場合には、包装袋へ
のレーザマーキング時に同時に実施できるので、工程数
の増加によるコストアップも発生しない。
刃等により設けるようにしたので、低コストに採用する
ことができ、特にレーザ光を用いる場合には、包装袋へ
のレーザマーキング時に同時に実施できるので、工程数
の増加によるコストアップも発生しない。
【0028】また、低強度部を接合部により隠すように
したので低強度部を保護することができ、不用意に包装
袋が破けてしまうようなことはない。
したので低強度部を保護することができ、不用意に包装
袋が破けてしまうようなことはない。
【図1】本発明の包装袋の第1接合部を引き起こした状
態の外観を示す斜視図である。
態の外観を示す斜視図である。
【図2】包装袋に収納されるレンズ付きフイルムユニッ
トの外観を示す斜視図である。
トの外観を示す斜視図である。
【図3】包装袋の層構造を示す要部断面図である。
【図4】低強度部の各種形状を示す説明図である。
2 レンズ付きフイルムユニット 13 包装袋 14 第1接合部 17 包装材料 27 開封部 29 低強度部
Claims (4)
- 【請求項1】 簡単な撮影機構を備え予め未露光の写真
フイルムが装填されたレンズ付きフイルムユニットを少
なくとも一か所が接合されて密封包装する包装袋であっ
て、前記包装袋からレンズ付きフイルムユニットを取り
出す際に引き破かれる開封部と、この開封部の近傍に形
成され、開封部を引き破きやすくする低強度部とが設け
られていることを特徴とする包装袋。 - 【請求項2】 前記低強度部は、レーザ光の照射により
包装袋の表面に形成される筋状の傷であることを特徴と
する請求項1記載の包装袋。 - 【請求項3】 前記低強度部は、ミシン刃等により包装
袋の表面に形成される筋状の傷であることを特徴とする
請求項1記載の包装袋。 - 【請求項4】 前記開封部は包装袋の接合部に形成され
ており、前記低強度部は包装袋に沿って折り畳まれた接
合部に隠れる位置に形成されていることを特徴とする請
求項1ないし3いずれか記載の包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20591795A JPH0954395A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20591795A JPH0954395A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954395A true JPH0954395A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16514892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20591795A Pending JPH0954395A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189339A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 詰め替え用パウチ |
WO2009128367A1 (ja) * | 2008-04-16 | 2009-10-22 | 株式会社細川洋行 | チャイルドレジスタンス機能付きピロー包装袋 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20591795A patent/JPH0954395A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008189339A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 詰め替え用パウチ |
WO2009128367A1 (ja) * | 2008-04-16 | 2009-10-22 | 株式会社細川洋行 | チャイルドレジスタンス機能付きピロー包装袋 |
JP2009255947A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Hosokawa Yoko Co Ltd | チャイルドレジスタンス機能付きピロー包装袋 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2989028B2 (ja) | 現像剤容器 | |
JP3516539B2 (ja) | 包装袋 | |
JPH0882897A (ja) | フイルム製品の包装体 | |
JP2673361B2 (ja) | フイルムシートパッケージ、及びフイルムシートを包装する方法 | |
JPH0954395A (ja) | 包装袋 | |
JP3424845B2 (ja) | 感光材料シートを収納する包装 | |
JP4749568B2 (ja) | 易開封包装袋 | |
JPH08114889A (ja) | シート状感光材料用包装体 | |
JP2786026B2 (ja) | 写真フイルムパトローネ包装体 | |
JPH07234496A (ja) | Dp袋 | |
JP2000019689A (ja) | レンズ付きフイルムユニット用包装体 | |
JP3578422B2 (ja) | 包装袋 | |
US6574428B2 (en) | Packaging method of lens-fitted photo film unit and packaging cover therefore | |
JPH07175173A (ja) | 包装袋 | |
JP3568170B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット及び外装体の剥離方法 | |
JP2577601Y2 (ja) | レンズ付きフィルムユニットの包装体 | |
JP2002178677A (ja) | 写真プリントホルダー | |
JP3766522B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニットの包装方法 | |
JP2000019688A (ja) | レンズ付きフイルムユニット用包装体 | |
JP2001201824A (ja) | レンズ付きフイルムユニット用包装袋 | |
JP3619918B2 (ja) | レンズ付きフィルムユニットの包装体 | |
JP2005031261A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2003015262A (ja) | カメラパッケージ | |
JP3766521B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニットの包装方法 | |
JPH05323511A (ja) | レンズ付きフイルムユニット用包装袋 |