JPH09103836A - 車両ホイールの製造方法及び製造装置 - Google Patents

車両ホイールの製造方法及び製造装置

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JPH09103836A
JPH09103836A JP8146661A JP14666196A JPH09103836A JP H09103836 A JPH09103836 A JP H09103836A JP 8146661 A JP8146661 A JP 8146661A JP 14666196 A JP14666196 A JP 14666196A JP H09103836 A JPH09103836 A JP H09103836A
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JP
Japan
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rim
central portion
mandrel
vehicle wheel
forming
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Application number
JP8146661A
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English (en)
Inventor
Helmut Korte
コルテ ヘルムート
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METAL FORMING MACH Inc
METAL FORMING MACHINES Inc
Original Assignee
METAL FORMING MACH Inc
METAL FORMING MACHINES Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by METAL FORMING MACH Inc, METAL FORMING MACHINES Inc filed Critical METAL FORMING MACH Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/26Making other particular articles wheels or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央部分を取り付けたままで厚みを減らした
リムを成形できる車両ホイールの製造方法及び製造装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 中央部分30をリムプリフォーム100
に取り付けて中間ユニット120を形成し、中央部分3
0の軸支持穴70を軸装着マンドレル210の突起ポス
ト215に取り付けて成形装置200に取り付け、軸装
着マンドレル210との間のずれを防ぐために、中央部
分30を所定の位置に保持し、成形工程によりリム20
の一部の厚みを減少させ、車両ホイール10を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央部分をリムプ
リフォームに取り付け、中央部分及びリムプリフォーム
からなる中間ユニットを、車両ホイールの装着をシミュ
レートする装置に装着し、次いでホイールリムの一部の
厚み減少させて車両ホイールを製造するための方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両ホイールは一般に3つの基本的構成
部品、即ち、リム、中央部分及びタイヤを有する。リム
は、タイヤを装着するほぼ円筒形の表面を有する。使用
する際に、タイヤは地面との境界面をなす接触面を提供
する。中央部分は、一般的に、タイヤ表面に対して垂直
で且つ円筒形リムの中央部分に配置されるように、リム
に溶接されるか、他の方法で取り付けられる。リムは典
型的には、3つの重要な寸法、即ちビードシーツ半径、
軸幅及び厚みを有している。リムの表面は典型的には、
例えば、車両メーカー又はタイヤ及びリム協会が定めた
標準的形状を有しており、工業標準タイヤに適合するた
めのビードシーツ位置を有している。厚みとはリムの内
表面と外表面との間の距離である。
【0003】タイヤがリムと接触するビードシーツのよ
うなラジアル荷重を支える点でリムの厚みがより厚く、
ビードシーツ間のような、一般的にラジアル荷重を支え
ないかあるいはより小さい荷重を支える領域でリムの厚
みがより薄くなるようにリムを構成することが望まし
い。荷重支持能力を減少させることのできる部分の厚み
を減少させることによって、リム重量を軽くし、材料コ
ストを低下させることができる。
【0004】このような厚みを薄くしたリムを製造する
公知の方法の一つは、鋳造法を用いて所望の部分の厚み
が薄くなるように金型で形成することである。厚みを減
らしたリムを製造する別の公知の方法では、リムを成形
し、次いで所望の位置でリムを機械加工して材料を除去
する。機械加工工程で材料が無駄になる。
【0005】厚みを減少したリムの別の公知の製造方法
が、米国特許第4,962,587号に示されている。
この方法では、米国特許第4,185,370号と同
様、最終軸幅よりも狭い軸幅を有するリムブランクを成
形する。次いで、厚みの減少した部分を製造するため
に、このリムブランクをスピニングによって延伸する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実際、上記方法は、中
央部分とリムとが合致せずに取り付け不良となり、最終
的に中央部分をリムに溶接して車両ホイールを製造する
場合、うまく溶接できない可能性が増大するという欠点
がある。中央部分とリムが合致しないと、この車両ホイ
ールを使用した車両は正しく走らないか、正しく操縦で
きない。中央部分をリムに溶接した後正しく調整するた
めには、取り付け不良を減少又は除去するための補足の
機械加工又は成形が必要である。
【0007】本発明は、予め中央部分とリムとが合致
し、厚みを減らしたリムを成形するための方法及び装置
を提供することによって、リムの厚みを減らした車両ホ
イールを製造するための公知の方法及び機械の欠点を大
きく軽減させる。特に、リムプリフォームが成形され
る。このリムプリフォームは、最終の軸幅よりも狭い軸
幅及び最終半径に近い半径を有する。次いで、リムプリ
フォームの車両ホイールの最終的使用において望まれる
位置に車両ホイールの中央部分を取り付ける。例えば溶
接のような、どのような取り付け方法を使用してもよ
い。同様に、例えば、鋳造又は成形工程によって、リム
プリフォームは中央部分を取り付けた状態で製造しても
良い。次いで、最終的使用において車両の車軸に装着さ
れるであろう位置に中央部分を機械に装着して中央部分
を取り付けたリムプリフォームをスピン成形機械にかけ
る。例えば、車軸と同様の半径を有するポストを中央部
分の支持穴に挿入する。中央部分をスピン成形機の中央
部分に位置合わせし、所定の位置にに締め付けることが
好ましい。次いで、リムの所望の部分を軸幅方向に延伸
し、それによって厚みを減した部分を有するリムを製造
するための成形工程を行う。これを行うために、剪断成
形、金属スピニング又はスピン成形のようなどのような
成形方法を使用してもよい。本明細書に於いて、「スピ
ン成形」の語は、剪断成形、フロー成形、金属スピニン
グ及びスピン成形を総称している。
【0008】したがって、中央部分を取り付けたままで
厚みを減らしたリムを成形できることが、本発明の利点
である。リムが最終使用の配置にあるままで、厚みを減
らした部分が成形される。このようにして、バランスが
よくとれた、厚みを減らしたリムを提供することが、本
発明の別の利点である。車両ホイールを正しく調整する
ためにリムを成形した後は、加工を行う必要はない。か
くして、本発明の装置及び方法を使用すると、一層経済
的で時間のかからない、リムの厚みを減らした車両ホイ
ールの製造が可能になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る車両
ホイールの製造方法は、上記課題を解決するため、中央
部分と、内表面、外表面及び成形後のリムの第一軸幅よ
りも狭い第二軸幅を有するリムプリフォームとを含み、
中央部分がリムプリフォームに取り付けられる中間ユニ
ットを提供する工程と、中央部分をホイール支持穴の中
心から垂直に延びるように形成された回転軸の中心に位
置するように第一マンドレルに取り付けることを含む、
中間ユニットを成形装置内に取り付ける工程と、第一マ
ンドレルとの間のずれを防ぐために、中央部分を第一マ
ンドレルの所定の位置に保持する工程と、リムの一部の
厚みを減少させる工程を含む、リムプリフォームからリ
ムを成形する工程とからなる、中心に軸支持穴が形成さ
れた中央部分と、一方の軸端と他方の軸端との間で測定
される第一軸幅を有し、内表面、外表面及び減少した厚
み、即ち、内表面と外表面との間の距離を有するリムを
含む車両ホイールを製造する。
【0010】上記車両ホイールの製造方法において、ほ
ぼ軸幅方向に延びる成形面を有する第二マンドレルを提
供する工程からなり、その第二マンドレルを提供する工
程は成形工程の前に行なわれるようにしてもよい。
【0011】上記車両ホイールの製造方法において、中
間ユニットを形成する工程は、中央部分を提供する工程
と、リムプリフォームを提供する工程と、中央部分をリ
ムプリフォームに固定して取り付ける工程とからなるよ
うにしてもよい。
【0012】上記車両ホイールの製造方法において、前
記固定して取り付ける工程は、中央部分をリムプリフォ
ームに溶接することからなるようにしてもよい。
【0013】上記車両ホイールの製造方法において、前
記中間ユニットを形成する工程は、中央部分とリムプリ
フォームとを一体に成形することからなるようにしても
よい。
【0014】上記車両ホイールの製造方法において、中
央部分を第一マンドレル上で略中心に位置合わせする工
程を含む取り付け工程と、リム成形工程の前に中央部分
がリムプリフォームに対して有していたのと同じ位置に
中央部分が成形後のリムに対して維持されるリム成形工
程からなるようにしてもよい。
【0015】上記車両ホイールの製造方法において、中
間ユニットを取り付ける工程は、第一マンドレルから延
びている取り付け突起部を中央部分の軸支持穴に貫通し
て挿入することにより、中央部分を第一マンドレルに装
着する工程からなるようにしてもよい。
【0016】上記車両ホイールの製造方法において、リ
ム成形工程は、リムを第二マンドレルの成形面の形状に
一致させることからなるようにしてもよい。
【0017】上記車両ホイールの製造方法において、第
二マンドレルの成形面はビードシーツ成形面を含み、リ
ム成形工程は、リムの一部がビードシーツ成形面とかみ
合うまでリムプリフォームを薄くすることを含むように
してもよい。
【0018】上記車両ホイールの製造方法において、一
方の軸端及び他方の軸端の少なくとも一方の近傍にビー
ドシーツを成形する工程を含み、中間ユニットを形成す
る工程の前に、一方の軸端及び他方の軸端を有するリム
プリフォームを成形する工程からなるようにしてもよ
い。
【0019】上記車両ホイールの製造方法において、一
方の軸端及び他方の軸端の少なくとも一方の近傍にビー
ドシーツを成形する工程を含み、中間ユニットを形成す
る工程の前に、一方の軸端及び他方の軸端を有するリム
プリフォームを成形する工程において、第二マンドレル
の成形面はビードシーツ停止面を含み、リム成形工程は
ビードシーツがビードシーツ停止表面とかみ合うまで、
リムを軸幅方向に延伸するためにリムプリフォームの一
部を薄くする工程を含むようにしてもよい。
【0020】上記車両ホイールの製造方法において、前
記保持工程は、中央部分を第一マンドレルと第二マンド
レルとの間で締め付けることからなるようにしてもよ
い。
【0021】上記車両ホイールの製造方法において、ほ
ぼ軸幅方向に延びた成形面を有する第二マンドレルを提
供する工程を有し、この第二マンドレルを提供する工程
は保持工程の前に実施されるようにしてもよい。
【0022】本願請求項14に係る車両ホイールの製造
方法は、上記課題を解決するため、中央部分と、内表
面、外表面及び成形後のリムの第一軸幅よりも狭い第二
軸幅を有するリムプリフォームとを有し、中央部分をリ
ムプリフォームに取り付けて中間ユニットを形成する工
程と、中央部分をホイール支持穴の中心から垂直に延び
るように形成された回転軸の中心に位置するように第一
マンドレルに取り付けることを含む、中間ユニットを成
形装置内に取り付ける工程とからなる、中心に軸支持穴
が形成された中央部分と、厚みが減少した部分を有し、
一方の軸端と他方の軸端との間で測定される第一軸幅を
有するリムを有する車両ホイールを製造する。
【0023】上記車両ホイールの製造方法において、リ
ムの一部の厚みを減少させる工程を含む、リムプリフォ
ームからリムを成形するようにしてもよい。
【0024】上記車両ホイールの製造方法において、ほ
ぼ軸幅方向に延びる成形面を有する第二マンドレルを提
供するようにしてもよい。
【0025】上記車両ホイールの製造方法において、中
央部分と第一マンドレルとの間の実質的なずれを防ぐた
めに、中央部分を第一マンドレルの所定の位置に保持す
るようにしてもよい。
【0026】本願請求項18に係る車両ホイールの製造
装置は、上記課題を解決するため、リムプリフォームに
取り付けられる中央部分と、内表面、外表面及び成形後
のリムの第一軸幅よりも狭い第二軸幅を有するリムプリ
フォームとを有する中間ユニットの中央部分をホイール
支持穴の中心から垂直に延びるように形成された回転軸
の中心位置に位置合わせするマンドレルを含む、中間ユ
ニットを成形装置に取り付ける手段と、中央部分とマン
ドレルとの間の実質的なずれを防ぐために、中央部分を
マンドレル上の所定の位置に保持するための手段と、リ
ムの一部の厚みを減少させるための手段を含む、リムプ
リフォームからリムを成形するための手段とからなる、
中心に軸支持穴を形成するほぼ円盤形状の中央部分と、
一方の軸端と他方の軸端との間で測定される第一軸幅を
有するリムとを含み、リムは内表面、外表面及び減少し
た厚みの領域を有し、厚みは内表面と外表面との間の距
離である車両ホイールを製造する。
【0027】上記車両ホイールの製造装置において、厚
みを減少させるための手段にはスピン成形装置が含まれ
るようにしてもよい。
【0028】上記車両ホイールの製造装置において、厚
みを減少させるための手段には剪断成形装置が含まれる
ようにしてもよい。
【0029】上記車両ホイールの製造装置において、成
形するための手段にはマンドレルをスピニングするため
の手段が含まれるようにしてもよい。
【0030】上記車両ホイールの製造装置において、取
り付け手段は、中央部分をマンドレル上で略中心に位置
合わせするための手段を含み、リムを成形するための手
段は、リム成形工程の前に中央部分がリムプリフォーム
に対して有していたのと同じ位置に中央部分が成形後の
リムに対して維持するための手段を含むようにしてもよ
い。
【0031】上記車両ホイールの製造装置において、マ
ンドレルは取り付け突起部を含むようにしてもよい。
【0032】上記車両ホイールの製造装置において、ほ
ぼ軸幅方向に延びた成形面を有する成形マンドレルを有
するようにしてもよい。
【0033】上記車両ホイールの製造装置において、リ
ムを成形するための手段は、リムを成形マンドレルの成
形面の形状に一致させるための手段を有するようにして
もよい。
【0034】上記車両ホイールの製造装置において、成
形マンドレルの成形面にはビードシーツ成形面が含まれ
るようにしてもよい。
【0035】上記車両ホイールの製造装置において、成
形マンドレルの成形面はビードシーツ停止面を含み、リ
ムを成形するための手段はビードシーツがビードシーツ
停止面とかみ合うまで、リムを軸幅方向に延伸するため
にリムプリフォームの一部を薄くする手段を含むように
してもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】本願請求項1乃至27の発明の実
施の形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。図1
は、本発明により成形することのできる車両ホイールの
リム及び中央部分の斜視図である。図2は、本発明によ
り成形することのできる車両ホイールのリム及び中央部
分の断面図である。図3は、本発明により使用するため
の車両ホイールの構成部分の斜視図である。図4は、本
発明の製造装置の断面図であり、車両ホイールのリムプ
リフォーム及びその中に装着された中央部分を示す断面
図である。図5は、図4の製造装置の一部の断面図であ
り、延伸したリム及びその中に装着された中央部分を示
す拡大断面図である。図6は、製造装置の一部の断面図
であり、車両ホイールのリムプリフォーム及びその中に
装着された中央部分を示す拡大断面図である。図7は、
図6の製造装置の一部の断面図であり、延伸したリム及
びその中に装着された中央部分を示す拡大断面図であ
る。
【0037】本願請求項1の車両ホイールの製造方法
は、中央部分30と、内表面22、外表面23及び成形
後のリム20の第一軸幅H1よりも狭い第二軸幅H2を
有するリムプリフォーム100とを含み、中央部分30
がリムプリフォーム100に取り付けられる中間ユニッ
ト120を提供する工程と、中央部分30をホイール支
持穴70の中心から垂直に延びるように形成された回転
軸215の中心に位置するように第一マンドレル210
に取り付けることを含む、中間ユニット120を成形装
置200内に取り付ける工程と、第一マンドレル210
との間のずれを防ぐために、中央部分30を第一マンド
レル210の所定の位置に保持する工程と、リム20の
一部の厚みを減少させる工程を含む、リムプリフォーム
100からリム20を成形する工程とからなる、中心に
軸支持穴70が形成された中央部分30と、一方の軸端
Aと他方の軸端Bとの間で測定される第一軸幅H1を有
し、内表面22、外表面23及び減少した厚み、即ち、
内表面22と外表面23との間の距離を有するリム20
を含む車両ホイール10を製造する。
【0038】本願請求項2の車両ホイールの製造方法
は、ほぼ軸幅方向に延びる成形面225を有する第二マ
ンドレル220を提供する工程からなり、その第二マン
ドレル220を提供する工程は成形工程の前に行なわれ
る。
【0039】本願請求項3の車両ホイールの製造方法
は、中間ユニット120を形成する工程が、中央部分3
0を提供する工程と、リムプリフォーム100を提供す
る工程と、中央部分30をリムプリフォーム100に固
定して取り付ける工程とからなる。
【0040】本願請求項4の車両ホイールの製造方法
は、前記固定して取り付ける工程が、中央部分30をリ
ムプリフォーム100に溶接することからなる。
【0041】本願請求項5の車両ホイールの製造方法
は、前記中間ユニット120を形成する工程が、中央部
分30とリムプリフォーム100とを一体に成形する。
【0042】本願請求項6の車両ホイールの製造方法
は、中央部分30を第一マンドレル210上で略中心に
位置合わせする工程を含む取り付け工程と、リム成形工
程の前に中央部分30がリムプリフォーム100に対し
て有していたのと同じ位置に中央部分30が成形後のリ
ム20に対して維持されるリム成形工程からなる。
【0043】本願請求項7の車両ホイールの製造方法
は、中間ユニット120を取り付ける工程が、第一マン
ドレル210から延びている取り付け突起部215を中
央部分30の軸支持穴70に貫通して挿入することによ
り、中央部分30を第一マンドレル210に装着する工
程からなる。
【0044】本願請求項8の車両ホイールの製造方法
は、リム成形工程が、リム20を第二マンドレル220
の成形面225の形状に一致させることからなる。
【0045】本願請求項9の車両ホイールの製造方法
は、第二マンドレル220の成形面225がビードシー
ツ50の成形面226を含み、リム成形工程は、リム2
0の一部がビードシーツ成形面226とかみ合うまでリ
ムプリフォーム100を薄くすることを含む。
【0046】本願請求項10の車両ホイールの製造方法
は、一方の軸端A及び他方の軸端Bの少なくとも一方の
近傍にビードシーツ50,60を成形する工程を含み、
中間ユニット120を形成する工程の前に、一方の軸端
A及び他方の軸端Bを有するリムプリフォーム100を
成形する工程からなる。
【0047】本願請求項11の車両ホイールの製造方法
は、一方の軸端A及び他方の軸端Bの少なくとも一方の
近傍にビードシーツ50,60を成形する工程を含み、
中間ユニット120を形成する工程の前に、一方の軸端
A及び他方の軸端Bを有するリムプリフォーム100を
成形する工程において、第二マンドレル220の成形面
225はビードシーツ停止面226を含み、リム成形工
程はビードシーツ50がビードシーツ停止表面226と
かみ合うまで、リム20を軸幅方向に延伸するためにリ
ムプリフォーム100の一部を薄くする工程を含む。
【0048】本願請求項12の車両ホイールの製造方法
は、前記保持工程は、中央部分30を第一マンドレル2
10と第二マンドレル220との間で締め付けることか
らなる。
【0049】本願請求項13の車両ホイールの製造方法
は、ほぼ軸幅方向に延びた成形面226を有する第二マ
ンドレル220を提供する工程を有し、この第二マンド
レル220を提供する工程は保持工程の前に実施され
る。
【0050】本願請求項14の車両ホイールの製造方法
は、中央部分30と、内表面22、外表面23及び成形
後のリム20の第一軸幅H1よりも狭い第二軸幅H2を
有するリムプリフォーム100とを有し、中央部分30
をリムプリフォーム100に取り付けて中間ユニット1
20を形成する工程と、中央部分30をホイール支持穴
70の中心から垂直に延びるように形成された回転軸2
15の中心に位置するように第一マンドレル210に取
り付けることを含む、中間ユニット120を成形装置2
00内に取り付ける工程とからなる、中心に軸支持穴7
0が形成された中央部分30と、厚みが減少した部分を
有し、一方の軸端Aと他方の軸端Bとの間で測定される
第一軸幅H1を有するリム20を有する車両ホイール1
0を製造する。
【0051】本願請求項15の車両ホイールの製造方法
は、リム20の一部の厚みを減少させる工程を含む、リ
ムプリフォーム100からリム20を成形することから
なる。
【0052】本願請求項16の車両ホイールの製造方法
は、ほぼ軸幅方向に延びる成形面225を有する第二マ
ンドレル220を提供する。
【0053】本願請求項17の車両ホイールの製造方法
は、中央部分30と第一マンドレル210との間の実質
的なずれを防ぐために、中央部分30を第一マンドレル
210の所定の位置に保持する。
【0054】本願請求項18の車両ホイールの製造装置
は、リムプリフォーム100に取り付けられる中央部分
30と、内表面22、外表面23及び成形後のリム20
の第一軸幅H1よりも狭い第二軸幅H2を有するリムプ
リフォーム100とを有する中間ユニット120の中央
部分30をホイール支持穴70の中心から垂直に延びる
ように形成された回転軸215の中心位置に位置合わせ
するマンドレル210を含む、中間ユニット120を成
形装置200に取り付ける手段と、中央部分30とマン
ドレル210との間の実質的なずれを防ぐために、中央
部分30をマンドレル210上の所定の位置に保持する
ための手段と、リム20の一部の厚みを減少させるため
の手段を含む、リムプリフォーム100からリム20を
成形するための手段とからなる、中心に軸支持穴70を
形成するほぼ円盤形状の中央部分30と、一方の軸端A
と他方の軸端Bとの間で測定される第一軸幅H1を有す
るリム20とを含み、リム20は内表面22、外表面2
3及び減少した厚みの領域を有し、厚みは内表面22と
外表面23との間の距離である車両ホイール10を製造
する。
【0055】本願請求項19の車両ホイールの製造装置
は、厚みを減少させるための手段にはスピン成形装置が
含まれる。
【0056】本願請求項20の車両ホイールの製造装置
は、厚みを減少させるための手段には剪断成形装置が含
まれる。
【0057】本願請求項21の車両ホイールの製造装置
は、成形するための手段にはマンドレル210をスピニ
ングするための手段が含まれる。
【0058】本願請求項22の車両ホイールの製造装置
は、取り付け手段が、中央部分30をマンドレル210
上で略中心に位置合わせするための手段を含み、リム2
0を成形するための手段は、リム成形工程の前に中央部
分30がリムプリフォーム100に対して有していたの
と同じ位置に中央部分30を成形後のリム20に対して
維持するための手段を含む。
【0059】本願請求項23の車両ホイールの製造装置
は、マンドレル210が取り付け突起部215を含む。
【0060】本願請求項24の車両ホイールの製造装置
は、ほぼ軸幅方向に延びた成形面225を有する成形マ
ンドレル220を有する。
【0061】本願請求項25の車両ホイールの製造装置
は、リム20を成形するための手段が、リム20を成形
マンドレル220の成形面225の形状に一致させるた
めの手段を有する。
【0062】本願請求項26の車両ホイールの製造装置
は、成形マンドレル220の成形面225にはビードシ
ーツ成形面226が含まれる。
【0063】本願請求項27の車両ホイールの製造装置
は、成形マンドレル220の成形面225はビードシー
ツ停止面226を含み、リム20を成形するための手段
はビードシーツ50がビードシーツ停止面226とかみ
合うまで、リム20を軸幅方向に延伸するためにリムプ
リフォーム100の一部を薄くする手段を含む。
【0064】
【実施例】図1は、本発明により製造される車両ホイー
ル10の斜視図である。車両ホイール10には、ほぼ円
筒形のリム20、中央部分30及び装飾キャップ40が
含まれている。リム20は所望するどのような表面形状
であってもよい。しかしながら、リムの形状は一般的に
購入者の要求により決定される。例えば、自動車産業界
は通常、膨らませることが可能な自動車タイヤを正確に
支持する特別の断面形状を有するリムを要求している。
このような自動車車両ホイールに於いては、図2に示さ
れるように、ビードシーツ50、60がリム20のそれ
ぞれの端部に設けられている。このような車両ホイール
10に於いては、車両重量は車軸を介して車両ホイール
10によって支えられる。
【0065】車軸は車両ホイール10の中央部分30の
軸支持穴70の中に装着される。更に、車両ホイール1
0は、支持穴80を貫通して挿入することができる装着
ボルトを使用して車両に固定することができる。その支
持穴80は好ましくは車両ホイール10の中央部分30
内にあって軸支持穴70から放射状に外側に形成されて
いる。中央部分30を装着ボルト及び車両に固定するた
めに、ラグナット(図示せず)を装着ボルトに螺合して
もよい。次いで車両重量は、ラジアル荷重を車軸から車
軸が装着されている中央部分30の部分の方に伝えるこ
とにより車両ホイール10によって支えられる。ラジア
ル荷重は、通常、中央部分30を介して、中央部分30
と接触しているリム20の領域に伝えられる。車両の荷
重がリム20に伝えられ、この荷重がタイヤ(図示せ
ず)とリム20との接触点からタイヤに伝えられる。こ
れらの接触点は典型的に、ビードシーツ50、60の領
域に位置している。
【0066】ビードシーツ50,60が曲がることな
く、装着されたタイヤからの荷重に対抗するために十分
に強いものである限り、ビードシーツ50、60の位置
をどのように配置しても良い。これは、内側表面22か
ら外側表面24まで測定したとき、リム20の材料の厚
さが必要な強度を与えるために十分であるようにリム2
0を構成することによって達成される。望ましい厚さは
選択された特定の材料に依存する。リム20は所望の荷
重を支えることができるどのような材料から形成されて
いてもよい。例えば、リム20はスチール、スチール複
合体、アルミニウム、シート材料又は鍛造若しくは鋳造
材料のような金属材料から成形することもできる。同様
に、中央部分30のためにどのような材料も選択するこ
とができる。
【0067】中央部分30は、所望の断面形状並びに所
望の構造強度が得られるならばどのような方法で成形し
てもよい。例えば、中央部分30を、金属ビレットを機
械加工することによって、又は、スピニング、鍛造もし
くは鋳造によって成形することができる。一つの実施態
様に於いて、中央部分30全体は、図7に示されるよう
にリム20の内側表面22の中に嵌合している。あるい
は、中央部分30がリム20の外側フランジを形成する
ようにしてもよい。この別の実施態様は図5に示されて
いる。
【0068】本発明は、より大きい荷重を受けるリム2
0の領域が(ビードシーツ50、60のように)必要な
厚さを得、他方、高強度領域によって支えられる荷重よ
りも小さい荷重を支える、リムの重要性の少ない他の領
域の厚みを薄くすることを確実にする方法及び装置を提
供する。これは、リムプリフォーム100を構成し、次
いで本発明によって追加の機械加工を行うことによって
達成される。
【0069】リムプリフォーム100は、ロールプレス
又はスピン成形などのどのような工程によって成形して
も良い。このリムプリフォーム100は全体が均一なラ
ジアル厚さ(即ち、内側表面22と外側表面24との間
の距離)を有しているのが好ましいが、所望により変動
があってもよい。リムプリフォーム100は、成形作業
後、最終的に所望の横断面形状を達成できる限りどのよ
うな断面輪郭を有していてもよい。
【0070】次の作業は、リムプリフォーム100につ
いて、最終的にリム20の重要性の少ない領域に相当す
る部分を薄くするか又は延伸するために行われる。例え
ば、厚みを減らした領域110をビードシーツ50、6
0の間に成形することができる。このような厚みを減ら
した領域110は図2、5及び7に示されている。
【0071】リムプリフォーム100を薄くするため
に、先ず中央部分30をリムプリフォーム100に取り
付ける。上記のように、中央部分30はリムプリフォー
ム100の所望の位置に取り付けることができる。中央
部分30をリムプリフォーム100に取り付けるために
どのような工程又は方法を使用してもよい。例えば、そ
のそれぞれの表面の間の接触点で中央部分30をリムプ
リフォーム100に溶接してもよい。或いは、中央部分
30とリムプリフォーム100とを、鍛造又は鋳造工程
を使用することによって一体に成形することもでき、こ
の場合には、中央部分30とリムプリフォーム100と
が一体に成形されているので中央部分30をリムプリフ
ォーム100に取り付ける必要はない。また、中央部分
30とリムプリフォーム100とをフック、留め金、ボ
ルト又はその他の接続材料を使用して取り付けてもよ
い。
【0072】中央部分30とリムプリフォーム100と
を所望の方法で取り付けると、中央部分30とリムプリ
フォーム100とによって中間ユニット120が成形さ
れる。中央部分30をリムプリフォーム100に取り付
けるために上記のどの方法を用いたかに関係なく、成形
される車両ホイール10中で中央部分30がリム20と
共に有するのと同じ配置で、中央部分30がリムプリフ
ォーム100に取り付けられていることが容易に認識さ
れる。換言すると、中間ユニット120に於ける中央部
分30とリムプリフォーム100との位置関係は、それ
らが完全に成形された車両ホイール10内で有するのと
同じである。中央部分30は、リムプリフォーム100
と、最終的にリムプリフォーム100から成形されるリ
ム20との両方に対してほぼ垂直である。これは図4及
び5並びに図6及び7に示されている。図4及び6に於
いて、それぞれの中央部分30がそれぞれのリムプリフ
ォーム100に取り付けられている。図5及び7に於い
ては、それぞれの中央部分30がそれぞれの成形された
リム20に取り付けられている。
【0073】中間ユニット120は、次の成形作業の間
に中間ユニット120を保持するために十分な保持力を
有する装着装置を使用して成形機200に装着する。こ
の装着装置には、好ましくは、軸装着マンドレル210
及びリム装着マンドレル220が含まれる。軸装着マン
ドレル210には突起ポスト215が含まれている。突
起ポスト215は中央部分30の軸支持穴70に嵌合す
る。突起ポスト215は、中央部分30(及び取り付け
られた車両ホイール)が車両で使用されるのと同じ配置
で装着された中央部分30を保持するような形状を有し
ている。このことによって、中央部分30を容易に軸装
着マンドレル210の中央に位置させることができる。
中央部分30は、どのような手段で突起ポスト215及
び軸装着マンドレル210に取り付けても良い。中央部
分30は、成形時において、例えば締め付け具により突
起ポスト215に対してほぼ一定の方向で保持されてい
ることが望ましい。図に示す実施態様に於いて、中央部
分30は軸装着マンドレル210及びリム装着マンドレ
ル220によって所定の位置に保持されている。
【0074】リム装着マンドレル220は、成形される
リム20の所定の形状に一致する形状を有する外表面2
25を有していることが望ましい。同様に、図6及び7
に示される実施態様に於いて、軸装着マンドレル210
もまた、成形されるリム20の部分の形状に適合するよ
う成形された外表面217を有する。
【0075】成形作業は、リムプリフォーム100を完
全に成形されたリム20に形作るために行われる。好ま
しい実施態様に於いて、リムプリフォーム100は、リ
ムプリフォーム100を、リム装着マンドレル220の
外表面225及び/又は軸装着マンドレル210の外表
面217が有する形状に一致させるためにスピン成形さ
れる。この成形作業に於いて、リムプリフォーム100
の少なくとも一部の厚さは減少される。
【0076】例えば、図4に示されるリムプリフォーム
100は、最初はリム装着マンドレル220の表面22
5の形状に一致していない。成形作業の後、リム20は
図5に示されるように、表面225の形状にほぼ一致す
る。成形されたリム20は、ビードシーツ50、60の
間に厚みの薄い領域110を有する。
【0077】他の実施例として、図6に示されるリムプ
リフォーム100は、最初はそれぞれ軸装着マンドレル
210及びリム装着マンドレル220の表面217及び
225の形状に一致していない。成形作業の後、リム2
0は一般的に図7に示されるように、表面217及び2
25の形状にほぼ一致する。更に、成形されたリム20
は、ビードシーツ50、60の間で厚みの薄い領域11
0を有している。
【0078】図7には、成形ローラ240が示されてお
り、これはリム20をスピン成形、剪断成形又はフロー
成形するために本発明と関連させて使用することができ
る。作業に於いて、軸装着マンドレル210及びリム装
着マンドレル220は、中央部分30の中心を通る軸を
中心にして回転する、即ち軸支持穴70によって規制さ
れる平面に対して垂直である。これによって中間ユニッ
ト120のような装着されたホイール構成部分も回転を
起こす。成形ローラ240は装着されたリムプリフォー
ム100と係合し、リムプリフォーム100を所定の表
面217、225と一致させるために所定の方向に移動
する。リム直径の中心方向で(即ち、一般的にポスト2
15の中心を通る線の方向で)、変動するラジアル力が
ローラ240にかけられていてもよい。この力は、ロー
ラ240がリム20の厚みを薄くすることを望む領域を
移動するとき増大する。或いは、ローラ240の高さを
所望の厚みに応じて変化させるために、高さ制御を行っ
ても良い。例えば、厚みの薄い領域を成形するとき、ロ
ーラ240は、より厚い領域を成形するときよりもマン
ドレル表面225に近づいて移動する。必要ならば、リ
ム20の特定の部分(例えば、ビードシーツ50、60
の部分)に確実に所望の輪郭をもたせるために、さらに
作業を行ってもよい。
【0079】剪断成形方法に於いて、延伸領域で材料を
横向きに転置すると、厚みの薄い部分110が成形され
ることになる。厚みに関する予想比例変化は、一般的に
下記の式によって計算することができる。 sin(出口角)/sin(入射角)=厚みの予想変化
パーセント 入射角は、例えば、リムプリフォーム100の内側表面
22と、回転軸に平行に延びる線(即ち、中央部分30
の中心を通って延び、軸支持穴70によって規定される
平面に対して垂直な線)との間に成形される角度であ
り、出口角は成形されたリム20の内側表面22と回転
軸に対し平行に延びる線との間に成形される角度であ
る。この実施例では、入射角が16.5゜で、出口角が
7.0゜の場合、厚みが43%の減少することが期待で
きる。
【0080】このようにして、厚みを減らした車両ホイ
ールを成形する方法及び装置が提供されることがわか
る。当業者には、好ましい実施態様は例示の目的のため
に示され、限定する目的ではなく、本発明はそれ以外の
ものによっても実行できること及び本発明が下記の特許
請求の範囲によってのみ限定されることが分かるであろ
う。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願請求項1
乃至27記載の車両ホイールの製造方法及び製造装置
は、中央部分を取り付けたままで厚みを減らしたリムを
成形できる。リムが最終使用の配置にあるままで、厚み
を減らした部分が成形される。このようにして、バラン
スがよくとれた、厚みを減らしたリムを提供することが
できる。車両ホイールを正しく調整するためにリムを成
形した後は、加工を行う必要はない。このように、本願
請求項1乃至27記載の車両ホイールの製造方法及び製
造装置を使用すると、一層経済的で時間のかからない、
リムの厚みを減らした車両ホイールの製造が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により成形することのできる車両ホイー
ルのリム及び中央部分の斜視図である。
【図2】本発明により成形することのできる車両ホイー
ルのリム及び中央部分の断面図である。
【図3】本発明により使用するための車両ホイールの構
成部分の斜視図である。
【図4】本発明の製造装置の断面図であり、車両ホイー
ルのリムプリフォーム及びその中に装着された中央部分
を示す断面図である。
【図5】図4の製造装置の一部の断面図であり、延伸し
たリム及びその中に装着された中央部分を示す拡大断面
図である。
【図6】製造装置の一部の断面図であり、車両ホイール
のリムプリフォーム及びその中に装着された中央部分を
示す拡大断面図である。
【図7】図6の製造装置の一部の断面図であり、延伸し
たリム及びその中に装着された中央部分を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
10 車両ホイール 20 リム 22 内側表面 23 外側表面 30 中央部分 40 装飾キャップ 50 ビードシーツ 60 ビードシーツ 70 軸支持穴 80 支持穴 100 リムプリフォーム 110 領域 120 中間ユニット 200 成形機(成形装置) 210 軸装着マンドレル(第一マンドレル) 215 突起ポスト(取り付け突起部) 217 外表面(成形面) 218 成形面 220 リム装着マンドレル(第二マンドレル) 225 外表面(成形面) 226 成形面 240 成形ローラ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部分と、内表面、外表面及び成形後
    のリムの第一軸幅よりも狭い第二軸幅を有するリムプリ
    フォームとを含み、中央部分がリムプリフォームに取り
    付けられる中間ユニットを提供する工程と、中央部分を
    ホイール支持穴の中心から垂直に延びるように形成され
    た回転軸の中心に位置するように第一マンドレルに取り
    付けることを含む、中間ユニットを成形装置内に取り付
    ける工程と、第一マンドレルとの間のずれを防ぐため
    に、中央部分を第一マンドレルの所定の位置に保持する
    工程と、リムの一部の厚みを減少させる工程を含む、リ
    ムプリフォームからリムを成形する工程とからなる、中
    心に軸支持穴が形成された中央部分と、一方の軸端と他
    方の軸端との間で測定される第一軸幅を有し、内表面、
    外表面及び減少した厚み、即ち、内表面と外表面との間
    の距離を有するリムを含む車両ホイールを製造する車両
    ホイールの製造方法。
  2. 【請求項2】 ほぼ軸幅方向に延びる成形面を有する第
    二マンドレルを提供する工程からなり、その第二マンド
    レルを提供する工程は成形工程の前に行なわれる、請求
    項1記載の車両ホイールの製造方法。
  3. 【請求項3】 中間ユニットを形成する工程は、中央部
    分を提供する工程と、リムプリフォームを提供する工程
    と、中央部分をリムプリフォームに固定して取り付ける
    工程とからなる請求項1記載の車両ホイールの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記固定して取り付ける工程は、中央部
    分をリムプリフォームに溶接することからなる請求項3
    記載の車両ホイールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記中間ユニットを形成する工程は、中
    央部分とリムプリフォームとを一体に成形することから
    なる請求項1記載の車両ホイールの製造方法。
  6. 【請求項6】 中央部分を第一マンドレル上で略中心に
    位置合わせする工程を含む取り付け工程と、リム成形工
    程の前に中央部分がリムプリフォームに対して有してい
    たのと同じ位置に中央部分を成形後のリムに対して維持
    する工程を含むリム成形工程からなる請求項1記載の車
    両ホイールの製造方法。
  7. 【請求項7】 中間ユニットを取り付ける工程は、第一
    マンドレルから延びている取り付け突起部を中央部分の
    軸支持穴に貫通して挿入することにより、中央部分を第
    一マンドレルに装着する工程からなる請求項1記載の車
    両ホイールの製造方法。
  8. 【請求項8】 リム成形工程は、リムを第二マンドレル
    の成形面の形状に一致させることからなる請求項2記載
    の車両ホイールの製造方法。
  9. 【請求項9】 第二マンドレルの成形面はビードシーツ
    成形面を含み、リム成形工程は、リムの一部がビードシ
    ーツ成形面とかみ合うまでリムプリフォームを薄くする
    ことを含む、請求項2記載の車両ホイールの製造方法。
  10. 【請求項10】 一方の軸端及び他方の軸端の少なくと
    も一方の近傍にビードシーツを成形する工程を含み、中
    間ユニットを形成する工程の前に、一方の軸端及び他方
    の軸端を有するリムプリフォームを成形する工程からな
    る、請求項1記載の車両ホイールの製造方法。
  11. 【請求項11】 一方の軸端及び他方の軸端の少なくと
    も一方の近傍にビードシーツを成形する工程を含み、中
    間ユニットを形成する工程の前に、一方の軸端及び他方
    の軸端を有するリムプリフォームを成形する工程におい
    て、第二マンドレルの成形面はビードシーツ停止面を含
    み、リム成形工程はビードシーツがビードシーツ停止表
    面とかみ合うまで、リムを軸幅方向に延伸するためにリ
    ムプリフォームの一部を薄くする工程を含む、請求項2
    記載の車両ホイールの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記保持工程は、中央部分を第一マン
    ドレルと第二マンドレルとの間で締め付けることからな
    る請求項2記載の車両ホイールの製造方法。
  13. 【請求項13】 ほぼ軸幅方向に延びた成形面を有する
    第二マンドレルを提供する工程を有し、この第二マンド
    レルを提供する工程は保持工程の前に実施される、請求
    項1記載の車両ホイールの製造方法。
  14. 【請求項14】 中央部分と、内表面、外表面及び成形
    後のリムの第一軸幅よりも狭い第二軸幅を有するリムプ
    リフォームとを有し、中央部分をリムプリフォームに取
    り付けて中間ユニットを形成する工程と、中央部分をホ
    イール支持穴の中心から垂直に延びるように形成された
    回転軸の中心に位置するように第一マンドレルに取り付
    けることを含む、中間ユニットを成形装置内に取り付け
    る工程とからなる、中心に軸支持穴が形成された中央部
    分と、厚みが減少した部分を有し、一方の軸端と他方の
    軸端との間で測定される第一軸幅を有するリムを有する
    車両ホイールを製造する車両ホイールの製造方法。
  15. 【請求項15】 リムの一部の厚みを減少させる工程を
    含む、リムプリフォームからリムを成形することからな
    る請求項14記載の車両ホイールの製造方法。
  16. 【請求項16】 ほぼ軸幅方向に延びる成形面を有する
    第二マンドレルを提供する請求項14記載の車両ホイー
    ルの製造方法。
  17. 【請求項17】 中央部分と第一マンドレルとの間の実
    質的なずれを防ぐために、中央部分を第一マンドレルの
    所定の位置に保持する請求項14記載の車両ホイールの
    製造方法。
  18. 【請求項18】 リムプリフォームに取り付けられる中
    央部分と、内表面、外表面及び成形後のリムの第一軸幅
    よりも狭い第二軸幅を有するリムプリフォームとを有す
    る中間ユニットの中央部分をホイール支持穴の中心から
    垂直に延びるように形成された回転軸の中心位置に位置
    合わせするマンドレルを含む、中間ユニットを成形装置
    に取り付ける手段と、中央部分とマンドレルとの間の実
    質的なずれを防ぐために、中央部分をマンドレル上の所
    定の位置に保持するための手段と、リムの一部の厚みを
    減少させるための手段を含む、リムプリフォームからリ
    ムを成形するための手段とからなる、中心に軸支持穴を
    形成するほぼ円盤形状の中央部分と、一方の軸端と他方
    の軸端との間で測定される第一軸幅を有するリムとを含
    み、リムは内表面、外表面及び減少した厚みの領域を有
    し、厚みは内表面と外表面との間の距離である車両ホイ
    ールを製造する車両ホイールの製造装置。
  19. 【請求項19】 厚みを減少させるための手段にはスピ
    ン成形装置が含まれる請求項18記載の車両ホイールの
    製造装置。
  20. 【請求項20】 厚みを減少させるための手段には剪断
    成形装置が含まれる請求項18記載の車両ホイールの製
    造装置。
  21. 【請求項21】 成形するための手段にはマンドレルを
    スピニングするための手段が含まれる請求項18記載の
    車両ホイールの製造装置。
  22. 【請求項22】 取り付け手段は、中央部分をマンドレ
    ル上で略中心に位置合わせするための手段を含み、リム
    を成形するための手段は、リム成形工程の前に中央部分
    がリムプリフォームに対して有していたのと同じ位置に
    中央部分を成形後のリムに対して維持するための手段を
    含む請求項18記載の車両ホイールの製造装置。
  23. 【請求項23】 マンドレルは取り付け突起部を含む請
    求項18記載の車両ホイールの製造装置。
  24. 【請求項24】 ほぼ軸幅方向に延びた成形面を有する
    成形マンドレルを有する請求項18記載の車両ホイール
    の製造装置。
  25. 【請求項25】 リムを成形するための手段は、リムを
    成形マンドレルの成形面の形状に一致させるための手段
    を有する請求項24記載の車両ホイールの製造装置。
  26. 【請求項26】 成形マンドレルの成形面にはビードシ
    ーツ成形面が含まれる請求項24記載の車両ホイールの
    製造装置。
  27. 【請求項27】 成形マンドレルの成形面はビードシー
    ツ停止面を含み、リムを成形するための手段はビードシ
    ーツがビードシーツ停止面とかみ合うまで、リムを軸幅
    方向に延伸するためにリムプリフォームの一部を薄くす
    る手段を含む請求項24記載の車両ホイールの製造装
    置。
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