JPH09103620A - 浴槽湯の清浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の清浄化装置

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JPH09103620A
JPH09103620A JP7286773A JP28677395A JPH09103620A JP H09103620 A JPH09103620 A JP H09103620A JP 7286773 A JP7286773 A JP 7286773A JP 28677395 A JP28677395 A JP 28677395A JP H09103620 A JPH09103620 A JP H09103620A
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JP
Japan
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hot water
circulation pump
initial
water
pipeline
Prior art date
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Application number
JP7286773A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Yamaguchi
俊明 山口
Kazuji Yamamoto
和司 山本
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Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯の流量が減った目詰まりや、湯が全く流れな
い水不足の管路の異常を安価な装置で正確に検知する浴
槽湯の清浄化装置。 【解決手段】循環ポンプ6に回転検出器38を配備し、
キー入力装置40に初期運転キー39を配備し、制御装
置42に初期運転時のポンプ回転数を記憶するEEPR
OM44を配備し、装置の運転開始に先立って入浴、清
浄化、ジエツトの各運転モードの低速、中速、高速で運
転して回転数を初期回転数としてEEPROMに記憶
し、制御装置が各モードでの運転時の回転数が初期回転
数より所定回転数だけ増したなら目詰まり、或いは水不
足と判別し、表示装置51に表示したり装置の運転を停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂装置に係り、特
に浴槽内の湯を強制的に循環させつつ濾過、殺菌等の清
浄化処理すると同時に入浴温度に保温し、浴槽湯を絶え
ず清浄かつ適温に保ち24時間何時でも好みの時に入浴
できるようにしたいわゆる24時間風呂装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、浴槽内の湯を絶えず清浄かつ適温
に保ち、24時間いつでも快適に入浴でき、しかも水の
節約にもなる、浴槽湯の清浄化装置の利用が盛んになつ
てきた。
【0003】このような浴槽湯の清浄化装置の1例は図
15に示す通りであり、1が浴槽、2が湯、3が浴槽1
内の湯2を汲み上げるための吸湯管、4が吸湯管3で汲
み上げられた湯を清浄化処理するための機器類をまとめ
て配備した装置本体、9が装置本体4で処理された湯を
浴槽1内に再び噴出させるための噴湯管である。
【0004】装置本体4には、浴槽湯中の汚れを取り除
くため、活性炭、活性石、多孔質セラミツクボール等の
各種の粒状濾材や繊維状フイルタが単独或いは複合して
装填された濾過タンク5、湯を強制循環するための循環
ポンプ6、湯を適温に保つためのヒータ7、湯をオゾン
殺菌するための高圧放電型のオゾン発生装置としてのオ
ゾナイザ8等の清浄化処理機器が配備されている。
【0005】10は大きな汚れを装置本体4に汲み上げ
る前に予め取り除くため吸湯管3の先端に取り付けたプ
レフイルタであり、11は清浄化処理の終わった湯を流
速の早いジエツト流として浴槽1内に噴出する吸気管1
2がエジエクタ部に接続するジエツトノズルである。
【0006】ジエツトノズル11のエジエクタ部に接続
する吸気管12の先端には管路を開閉するための電磁弁
13が設けられ、途中にオゾナイザ8が配備されてい
て、電磁弁13を開くとジエツトノズル11の吸気力で
吸気管12から空気が吸い込まれ、この空気がエジエク
タ部で湯に混入されジエツトノズル11から湯と共に空
気が浴槽1内に噴出して泡風呂となり、さらにオゾナイ
ザ8を作動させると吸い込まれた空気中の酸素がオゾン
化されて生成したオゾンが浴槽1内に噴出され湯2がオ
ゾン殺菌される。
【0007】またこの装置では、濾過タンク5の濾材の
汚れを落とすため、タンク内に湯を逆流させていわゆる
逆洗をしたり、ジエツト流を強くするため、湯を抵抗の
少ないバイパス管を流すように管路を切り換えられるよ
う、吸湯管3及び噴湯管9に各々切換弁14及び15が
配備されている。
【0008】16は抵抗の大きい濾過タンク5に湯を通
さないバイパス管路を形成するため吸湯管3と噴湯管9
とを切換弁14及び15を介して連結したバイパス管で
あり、17は逆洗用の湯を排出するため吸湯管3に切換
弁14を介して連結した排湯管である。
【0009】18は管路内の湯が水張りの際に抜けてし
まったり、循環ポンプの作動を停止した際に浴槽1に逆
流するのを防止するために吸湯管3に設けた逆止弁で
り、19は浴槽中の湯が抜けてしまったり、或は管路内
に装置の損傷その他の理由で空気が吸い込まれ循環ポン
プの吸湯能力が無くなり空運転し循環路中に湯が流れな
くなり、ポンプ自体が壊れてしまったり、さらにはヒー
タ7が空焚き状態になるのを防ぐための、安全装置とし
て作用する水不足センサとしての循環ポンプ6の吸込側
と吐出側との圧力差に基づく差圧センサであり、20は
ヒータ7への電源を制御し湯の温度を適温に保つため絶
えず湯の温度を検知し制御装置に送る湯温センサであ
る。
【0010】以上のように構成される装置では、利用者
が図16に示すような操作パネルを利用して必要に応じ
て様々な運転モードを設定して運転できるようになって
おり、運転/停止キー21により運転が設定されると通
常は清浄化のモードで運転され、浴槽1内の湯2は、プ
レフイルタ10で大きな汚れを取り除いた後濾過タンク
5で濾過をし、ヒータ7で加熱した後噴湯管9の先端の
ジエツトノズル11からオゾンが噴出しオゾン殺菌す
る。
【0011】このように、清浄化のモードで装置が運転
されている場合には浴槽1内には絶えずオゾンが噴出さ
れているので、入浴者は入浴の際にはオゾンを吸い込ま
ないために入浴時間に限ってオゾン殺菌を切断する入浴
モードが入浴キー23により設定できるようになってお
り、入浴モードが設定されると、電磁弁13を閉じると
同時にオゾナイザ8の作動も停止して、約1時間程度に
設定されている入浴モードの時間中は浴槽内へのオゾン
の噴出が止められるようにしている。
【0012】また湯中に空気を混入したジエツト流を浴
槽内に噴出させいわゆる泡風呂を入浴者が楽しめるよう
にするためジエツトキー22によりジエツトモードが設
定でるようになっており、入浴モードにおいてさらにジ
エツトモードが設定されると、電磁弁13のみが開いて
吸気管12から吸い込まれた空気がジエツトノズル11
から湯と共に浴槽1内に噴出し泡風呂となり、ジエツト
モードでも特に強が設定されている場合には、切換弁1
4及び15を切り換え、吸湯管3から汲み上げた浴槽1
内の湯2を濾過タンク5及びヒータ7は流さないでバイ
パス管16を介して噴湯管9に直接流すようにする。
【0013】すると湯の循環路の抵抗が減ってジエツト
ノズル11を流れる湯の流速が速くなり、同時にエジエ
クタ部で形成される負圧の度合いも高くなって吸気管1
2からの吸気量も多くなるので、ジエツト流の強さが強
くなる。
【0014】さらに清浄化処理を続け濾過タンク5の濾
材を洗浄したい場合には、図示されないが逆洗キーによ
る逆洗の設定により切換弁14及び15を切り換え、吸
湯管3から汲み上げた浴槽1内の湯2をバイパス管16
を介して濾過タンク5内を逆流させ、排湯管17から排
出するように流しいわゆる逆洗をする逆洗モードも設け
られている。
【0015】さらに図16に示す操作パネルには、設定
変更キー25で湯温又は時刻の設定を変更しながら表示
切替キー24により湯温又は時刻に表示を切り替えて表
示する表示パネル26や各種のモードの選択状態を示す
複数の表示ランプ27が配備されている。
【0016】前記したような清浄化装置は、運転を続け
るにしたがって濾過タンク5の濾材に汚れが沢山着いて
管路が目詰まりし湯の循環量が減って清浄化の能力が下
がってしまい最後には全く湯が流れなくなって循環ポン
プが空運転してしまう。
【0017】また管路に湯が抜けてしまったり装置の損
傷その他の理由で空気が吸い込まれたりする異常がある
と循環ポンプは吸湯能力が無くなり空運転してしまう。
【0018】このように装置の運転を続けてる時には、
濾材に汚れが沢山着いてしまって湯の流量が減って清浄
化の能力が落ちてしまう目詰まりと、循環ポンプが空運
転して湯が全く流れなくなってしまう水不足との2つの
管路の異常が発生してしまう。
【0019】このため従来は、管路に図13に示すよう
な水流の押圧力によってフロートスイツチ28が上下動
する水流センサを配備して目詰まりにより管路の流量が
減ったのを検知し、濾材の洗浄が必要な時期になったこ
とを表示装置に表示して利用者に知らせていた。
【0020】一方水不足に対しては、前記したように、
図14に示すような差圧により動作するダイアフラム2
9によりスイツチを作動する差圧センサ19を循環ポン
プ6に対して配備し、水不足が検知されたなら装置の運
転を自動的に止めると同時に表示装置に異常を表示して
いた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】しかしながら、水流センサにより目詰まり
を検知する場合には誤動作が多くなり、また差圧センサ
により水不足を検知する場合にはセンサのコストが高く
なると同時にやはり誤動作もある。
【0023】すなわち水流センサは、汚れた湯が流れる
管路の中に直接配備されるので汚れが沢山着いてフロー
トスイツチ28が上下に円滑に動けなくなり易く、水量
が減ってもこれを検知できなかったり、或いは逆に水量
が減っていないにもかかわらず減ったとして濾材の洗浄
を表示してしまったりする。
【0024】このように、水流センサで管路の目詰まり
を検知するのは誤りが多いので現在は濾材の洗浄時期を
自動的に検知し表示できなく、利用者は適宜の間隔で濾
材を洗浄しているので濾材が汚れたままで装置が運転さ
れている場合も多い。
【0025】また差圧センサは、循環ポンプ6の吸い込
み側と吐出側との僅かな圧力差に基づいてダイアフラム
29を動作させてスイツチを作動させなければならない
ので極めて精密に製作しなければならないのでコストが
高くなる。
【0026】さらに差圧センサは、管路内に直接配備さ
れていないので前記した水流センサの場合のように汚れ
が着いて誤動作することはないが、例えば吸い込み側の
管路が詰まって湯が流れなくなり循環ポンプがから運転
の状態になっても吐出側の管路が開いていると作動しな
い。
【0027】以上のように、循環ポンプが空運転するよ
うになるにはいろいろな管路の状態があるが、管路の状
態によっては循環ポンプが空運転していても差圧センサ
が検知できない場合もあり、循環ポンプは、空運転を続
けると壊れるだけでなく火災を発生させる場合もあるの
で非常に危険である。
【0028】本発明は前記したような従来技術の欠点を
解消して、浴槽湯の清浄化装置の管路の目詰まりや、水
不足といった異常を極めて安価にしかも確実に検知でき
るようにすることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
内の湯を循環ポンプで吸湯管から汲み上げ、入力手段か
ら入力された運転モードに応じた制御手段の制御の下に
濾過、殺菌等の清浄化処理をして噴湯管から浴槽内に再
び噴出する浴槽湯の清浄化装置において、前記循環ポン
プに対して回転数を検出するためのポンプ回転数検出手
段を配備し、入力手段に装置の運転開始時の循環ポンプ
の回転数を検知するための初期運転設定手段を配備し、
制御手段は、記憶手段に前記初期運転設定手段の設定に
基づく初期運転時に検知された循環ポンプの初期回転数
と濾過タンクの濾材に汚れが付いて管路の流量が少なく
なる目詰まり状態や管路から湯が抜けてしまったりして
循環ポンプが空運転し湯が全く循環しなくなる水不足状
態等の管路の異常を循環ポンプの回転数から判別するた
めの管路異常判別データとを記憶し、循環ポンプの初期
運転時に実測された初期回転数と運転時に計測される運
転時回転数とを管路異常判別データに基づいて絶えず比
較し、装置間の初期回転数のばらつきに基づく誤差の無
い状態にして目詰まりや水不足の管路の異常を正確に判
別するよう構成する発明である。
【0030】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面に基づいて説明する。
【0031】図1は本発明の基本的な構成を示す基本ブ
ロツク図であり、30が初期運転設定手段であり、装置
を浴槽に対して配備し運転を開始する際、或いは濾過タ
ンクの濾材を交換した際に実際に装置を運転し、入浴モ
ードの低速、清浄化モードの中速、ジエツトモードの高
速の循環ポンプの回転数を計測するために配備される。
【0032】循環ポンプの運転開始前の回転数である初
期回転数は、ポンプの特性、管路抵抗、装置の設置条件
等さまざまな条件によりばらつくので、初期回転数を基
準としたポンプ回転数に基づく装置の制御を正確にする
ためには、実際に装置を設置した際や濾過タンクの濾材
を交換して管路抵抗が変わった際には実測する必要があ
るので初期運転設定手段30が設けられる。
【0033】31は前記従来例で説明した装置の各種の
運転モードを設定するための運転モード設定手段であ
り、この運転モード設定手段31と前記初期運転設定手
段30とで運転入力手段が形成される。
【0034】32はポンプ駆動制御手段であり、前記初
期運転設定手段30及び運転モード設定手段31により
入力された運転条件に応じた速度で循環ポンプ6を運転
するよう制御する。
【0035】33は循環ポンプ6の回転数を検知するた
めのポンプ回転数検出手段であり、34は初期回転数記
憶手段で、初期運転設定手段30で設定されて初期運転
された際のポンプ回転数検出手段33で検出した循環ポ
ンプ6の初期回転数を記憶する。
【0036】35は管路異常判別データ記憶手段であ
り、濾過タンク5の濾材に汚れが付いて管路の流量が少
なくなる目詰まり状態や管路から湯が抜けてしまったり
して循環ポンプ6が空運転し湯が全く循環しなくなる水
不足状態等の管路の異常を循環ポンプ6の初期運転時と
運転時との回転数とを比較して判別するためのデータが
記憶されている。
【0037】36が目詰まりや水不足の管路の異常を判
別する管路異常判別手段であり、各運転モードに応じ
て、管路異常判別データ記憶手段35に記憶されたデー
タに基づいて循環ポンプ6の初期回転数記憶手段34に
記憶された回転数と運転時にポンプ回転数検出手段33
で検出された回転数とを比較し、管路の異常の有無を判
別する。
【0038】37は管路異常判別手段36が管路の異常
を判別した場合に表示する表示手段に設けた異常表示手
段であり、管路異常判別手段36が管路の異常を判別し
た際には、目詰まりの場合は異常表示手段37に異常を
表示するだけとし、水不足の場合にはさらにポンプ駆動
制御手段32を介して循環ポンプ6の作動を停止するよ
うに制御する。
【0039】次に具体的な構成について説明すると、図
2に示すように、循環ポンプ6に対してポンプ回転数検
出手段33としての回転検出器38が配備してあり、図
3に示すように、操作パネルには初期運転設定手段30
としての初期運転キー39が配備され、さらに複数の表
示ランプ27の中には水不足表示ランプと共に目詰まり
表示ランプも配備されている。
【0040】図4は装置を全体的に制御する構成を示す
制御ブロツク図であり、40が入力手段として操作パネ
ルに配備されたキー入力装置であり、このキー入力装置
40には、前記した初期運転キー39の他に、運転モー
ド設定手段31として運転/停止キー21等の運転モー
ドを設定するためのキーと、湯温や時刻を設定するため
のキーが従来と同様に複数配備されている。
【0041】41は初期運転時間を含めて各種の時間的
な制御をするためのタイマであり、この他に前記したよ
うに循環ポンプ6の回転数を検出する回転検出器38や
湯温を検知する湯温センサ21も配備されている。
【0042】42が制御手段としての制御装置であり、
この制御装置42は、ポンプ駆動制御手段32や管路異
常判別手段として機能する中央演算処理装置としてのC
PU43、初期回転数記憶手段34としての不揮発性R
OMであるEEPROM44、管路異常判別データ記憶
手段35として機能する装置の制御に必要なプログラム
やデータの記憶装置であるROM45、及びCPU43
による演算処理のための一時記憶装置としのRAM46
から成るマイクロコンピユータである。
【0043】47は循環ポンプ駆動回路であり、キー入
力装置40により入力された運転モードに応じ、入浴モ
ードは低速、入浴モードでない清浄化のモードは中速、
ジエツトモードは高速の3段階の速度で制御装置42の
制御の下に循環ポンプ6を駆動する。
【0044】48はヒータ7を湯温センサ20により検
知された湯温に基づいてON−OFFして駆動するヒー
タ駆動回路であり、49はオゾナイザ8を入浴モードで
は作動を停止し、入浴モードでない清浄化モードでは作
動させるオゾナイザ駆動回路であり、50は操作パネル
にキー入力装置40と共に配備され、管路異常表示手段
37としても機能し、各種の表示をするた表示装置51
を駆動する表示装置駆動回路である。
【0045】次に循環ポンプ6の駆動と回転数の検出の
回路について説明する。
【0046】図5に3相DCブラシレスモータで循環ポ
ンプ6を駆動する循環ポンプ駆動回路47が示してあ
り、3相の位置を検出するセンサホールICであるH
a、Hb、Hcと、その信号を増幅する位置検出回路
と、この位置検出回路からの指示にしたがい6個のトラ
ンジスタQ1〜Q6を回転数に応じて順番にONする駆
動トランジスタ選択回路とから成り、この回路からは循
環ポンプ6の回転数を検出するためホールICの位置検
出信号aも出力する。
【0047】図6に循環ポンプ駆動回路47から出力さ
れたホールICの位置検出信号aから循環ポンプ6の回
転数Nを検出し、目詰まり及び水不足の管路の異常の有
無を検出する回路が示され、図7には回路から出力され
る信号の波形が示されている。
【0048】回転数検出回路は、駆動回路47から出力
され信号aをAMPで増幅されたホールICによる位置
検出信号Aと、発信器からの信号を分周器で分周した分
周信号BとをANDゲートG11を介して信号G1とし
てカウンタに入力し、カウンタで一定時間内の位置検出
信号の数を数えて回転数Nを求める通常の回転数検出回
路である。
【0049】またカウンタで数えた一定時間内の位置検
出信号のカウント値はラツチ回路でラツチされ回転数N
として目詰まりを判別する比較器(ア)と管路の水不足
を判別する比較器(イ)とに出力され、目詰まり判別回
転数と目詰まり判別回転数よりさらに速い水不足の判別
回転数とで比較される。
【0050】比較器(ア)で循環ポンプの回転数Nが目
詰まり判別回転数より速いと判別された場合には目詰ま
り信号アが出力され、比較器(イ)で水不足判別回転数
より速いと判別された場合には水不足信号アが出力され
る。
【0051】次に制御装置42のROM45に記憶され
た制御プログラムを図8〜図10に示すフローチヤート
により説明する。
【0052】電源が入れられるとS1で初期運転キー3
9が入力されたか否かを判別し、初期運転キー39が入
力されたと判別された場合には循環ポンプ6の初期回転
数を記憶するための初期運転モードが実行される。
【0053】初期運転モードS2では、入浴モードの低
速、清浄化モードの中速、ジエツトモードの高速の3つ
の速度で運転するための電圧を循環ポンプ駆動回路47
から次々に印加して所定時間循環ポンプ6を運転し、回
転検出器38で検出された各々の速度を初期回転数記憶
手段としてのEEPROM44に低速初期回転数Rl、
中速初期回転数Rm、高速初期回転数Rhとして記憶す
る。
【0054】初期運転キー39が入力されなかったり、
或いはS2の初期運転モードの運転が終わったなら運転
停止状態とし、S3で運転/停止キー21が操作され運
転が設定されたと判別されたならS4でポンプを中速と
し、S5で湯温をデイホルト値にセツトして清浄化モー
ドでの運転を開始する。
【0055】清浄化モードで運転されている際に入浴キ
ー23が操作されたか否かをS6で判別し、入浴キー2
3が操作されたと判別された場合にはS7でポンプを低
速にし、入浴タイマTaをスタートさせて入浴モード運
転を開始する。
【0056】S6で入浴モードと判別されての入浴モー
ドでの運転中、或いは入浴モードでないと判別されての
清浄化モードでの運転中にS8で湯温の設定が設定変更
キー25を操作して変更されたか否かを判別し、変更さ
れた場合にはS9で設定温度を変更する。
【0057】S10ではジエツトキー22が操作された
か否かを判別し、ジエツトキー22が操作されたと判別
された場合にはS11で入浴タイマTaが0であるか否
かを判別し、0でないと判別された場合にはS12でジ
エツトタイマTjをスタートしジエツトモード運転とし
S13でポンプを高速運転とする。
【0058】なおS11で入浴タイマが0、すなわち入
浴モードでないと判別された場合には譬えジエツトキー
22が操作されてもジエツトモードの運転はしない。
【0059】S10でジエツトキー22が操作されない
と判別された場合にもS14で入浴タイマTaが0か否
かを判別し、入浴タイマTaが0と判別された場合には
S15でポンプを中速にしての清浄化モードの運転にす
る。
【0060】S16では入浴モード運転中にジエツトキ
ー22が操作されてジエツトモード運転をしている際に
ジエツトタイマTjが0になってジエツトモード運転時
間が経過したか否かを判別し、ジエツトモード運転時間
が経過したと判別された場合にはS17でジエツトモー
ド運転を終了し、ポンプを低速にしての入浴モード運転
をする。
【0061】運転中の循環ポンプ6の特性は図11に示
す通りであり、管路が目詰まり等により負荷が増し流量
が減ると流量ー回転数特性曲線に示されるように循環ポ
ンプ6の回転数は増す。
【0062】したがって、運転中の循環ポンプ6の回転
数Rxを検出し、この回転数Rxと管路に目詰まりがな
く負荷が小であつた運転開始時の回転数である初期回転
数と比較すれば目詰まりや水不足の管路の異常を判別で
きる。
【0063】そこでS18以下には入浴モードの低速、
清浄化モードの中速、ジエツトモードの高速の各運転モ
ードにおいて運転中の回転数に基づいて目詰まり及び水
不足の管路の異常を判別するプログラムを示し、まずS
18で清浄化モードであるか否かを判別し、清浄化モー
ドであると判別された場合には、先ずS19で水不足の
判別をし、次いでS21で目詰まりを判別する。
【0064】循環ポンプ6は、、清浄化モードでの中速
運転場合は、図11に示すように、Rmを初期の回転数
として運転され、流量が全くない水不足の状態になると
RmEの回転数となるので、S19では運転中の回転数
RxがRmEより大であるか否かにより水不足を判別す
る。
【0065】S19で水不足と判別された場合にはS2
0で表示パネルの複数の表示ランプ27の内の水不足ラ
ンプを点灯し、同時に装置の運転を停止する。
【0066】S19で水不足でないと判別された場合に
は、S21で運転中の回転数Rxが目詰まりの回転数は
Rm+d1より大であるか否かにより目詰まりを判別
し、目詰まりと判別された場合にはS22で表示パネル
の複数の表示ランプ27の内の目詰まりランプを点灯す
る。
【0067】S18で清浄化モードでないと判別された
場合には、ジエツトモード及び入浴モードにおける管路
の異常の判別をする。
【0068】S23ではジエツトモードあるか否かを判
別し、ジエツトモードであると判別された場合にはS2
4でジエツトモードの初期回転数をRhとする高速運転
における水不足の検出をする。
【0069】ジエツトモードの高速運転においては流量
が全くない水不足の状態になるとRhEの回転数となる
ので、S24では運転中の回転数RxがRhEより大で
あるか否かにより水不足を判別し、水不足と判別された
場合にはS25で表示パネルの複数の表示ランプ27の
内の水不足ランプを点灯し、同時に装置の運転を停止す
る。
【0070】S24で水不足でないと判別された場合に
は、S26で運転中の回転数Rxが高速運転中の目詰ま
りの回転数であるRh+d2より大であるか否かにより
目詰まりを判別し、目詰まりと判別された場合にはS2
7で表示パネルの複数の表示ランプ27の内の目詰まり
ランプを点灯する。
【0071】S23でジエツトモードでないと判別され
た場合はS28で入浴モードの初期回転数をRlとする
低速運転における水不足の検出をする。
【0072】入浴モードの低速運転においては流量が全
くない水不足の状態になるとRlEの回転数となるの
で、S28では運転中の回転数RxがRlEより大であ
るか否かにより水不足を判別し、水不足と判別された場
合にはS29で表示パネルの複数の表示ランプ27の内
の水不足ランプを点灯し、同時に装置の運転を停止す
る。
【0073】S28で水不足でないと判別された場合に
は、S30で運転中の回転数Rxが低速運転中の目詰ま
りの回転数であるRl+d3より大であるか否かにより
目詰まりを判別し、目詰まりと判別された場合にはS3
1で表示パネルの複数の表示ランプ27の内の目詰まり
ランプを点灯する。
【0074】装置は、以上のように入浴、清浄化、ジエ
ツトの各運転モードの低速、中速、高速の初期回転数に
応じて水不足及び目詰まりの管路の異常を検出しなが
ら、S32で電源が切られた判別されるまで運転を続け
る。
【0075】また循環ポンプ6の初期回転数は、図12
に示すように、循環ポンプ自体の特性のばらつきと、装
置の設置条件による負荷のばらつきとによりばらつくの
で、初期運転により各運転モードにおける初期回転数、
Rl、Rm、Rhを実測し、この実測されEEPROM
44に記憶された初期回転数に基づいて前記した水不足
及び目詰まりの管路の異常を判別し誤差が出ないように
する。
【0076】また濾過タンク5の濾材を交換したりして
負荷が変わると当然のことながら初期回転数も変わるの
で、このような場合には、再び初期回転数を実測してE
EPROM44に記憶する初期回転数のデータを更新し
誤差が出ないようにする。
【0077】
【発明の効果】浴槽湯の清浄化装置は汚れた湯を処理す
る関係で目詰まりや水不足のような管路の異常が起こり
易く、しかもこの管路の異常を放置しておくと清浄化の
能力が落ちてしまうだけでなくポンプの過熱により火災
が発生する危険すらあった。
【0078】このため従来は管路に水流センサや差圧セ
ンサを配備して管路の異常を検知するようにしていた
が、これ等のセンサには誤動作が多いのでどうしても安
全側で管理するようになるのでメンテイナンスが大変で
あった。
【0079】これに対して本発明は以上のように構成さ
れ、ポンプの特性や設置箇所に伴う誤差を補正しつつ回
転速度の異なる各運転モードに応じて循環ポンプの回転
数に基づき管路の異常を検知し、安価で正確に水不足及
び目詰まりの管路の異常を検知できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 基本ブロツク、
【図 2】 実施例配管図、
【図 3】 実施例操作パネル、
【図 4】 制御ブロツク図、
【図 5】 ポンプ駆動回路、
【図 6】 回転検出回路、
【図 7】 回転検出回路信号、
【図 8】 制御フローチヤート、
【図 9】 制御フローチヤート、
【図10】 制御フローチヤート、
【図11】 ポンプ特性、
【図12】 ポンプ回転数のばらつ
き、
【図13】 水流センサ、
【図14】 差圧センサ
【図15】 従来例配管図、
【図16】 従来例操作パネル。
【符号の説明】
1 浴槽 2 湯 3 吸湯管 4 装置本体 5 濾過タンク 6 循環ポンプ 9 噴湯管 38 回転検出器 39 初期運転キー 42 制御装置 44 EEPROM 47 循環ポンプ駆動回路 51 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 C02F 1/50 531R 550 550H 550L 560 560B 560Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯を循環ポンプで吸湯管から汲み
    上げ、入力手段から入力された運転モードに応じた制御
    手段の制御の下に濾過、殺菌等の清浄化処理をして噴湯
    管から浴槽内に再び噴出する浴槽湯の清浄化装置におい
    て、前記循環ポンプに対して回転数を検出するためのポ
    ンプ回転数検出手段を配備し、入力手段に装置の運転開
    始時の循環ポンプの回転数を検知するための初期運転設
    定手段を配備し、制御手段は、記憶手段に前記初期運転
    設定手段の設定に基づく初期運転時に検知された循環ポ
    ンプの初期回転数と濾過タンクの濾材に汚れが付いて管
    路の流量が少なくなる目詰まり状態や管路から湯が抜け
    てしまったりして循環ポンプが空運転し湯が全く循環し
    なくなる水不足状態等の管路の異常を循環ポンプの回転
    数から判別するための管路異常判別データとを記憶し、
    初期運転時に検知された循環ポンプの初期回転数と運転
    時に検出された循環ポンプの運転時回転数とを管路異常
    判別データに基づいて比較し、目詰まりや水不足の管路
    の異常を判別することを特徴とする浴槽湯の清浄化装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013114851A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2013155888A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Carrier Corp 給湯装置
JP2013223571A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Aisin Seiki Co Ltd 泡生成装置の製造方法及び泡生成装置
JP2019138546A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ドレンポンプ用詰り抑制制御装置、空気調和機、及びドレンポンプ用詰り抑制制御方法

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