JPH09103347A - 合成樹脂製の額縁 - Google Patents

合成樹脂製の額縁

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JPH09103347A
JPH09103347A JP27427596A JP27427596A JPH09103347A JP H09103347 A JPH09103347 A JP H09103347A JP 27427596 A JP27427596 A JP 27427596A JP 27427596 A JP27427596 A JP 27427596A JP H09103347 A JPH09103347 A JP H09103347A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
synthetic resin
frame part
work
resin foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP27427596A
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English (en)
Inventor
Akinori Shimada
皓紀 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取り扱いに便利な額縁を安価に提供す
る。 【解決手段】 枠部を一定の剛性を備えた軽量の合成樹
脂製発泡材で形成し、該枠部内に挿脱自在に嵌合され作
品用紙2を背面側より伸展保持する背板を一定の剛性を
備えた軽量の合成樹脂発泡材製の板状部材により形成す
る。そして上記枠部表面に被覆材を付着させて表皮10
を形成する。また枠部の背面側内周縁には背板の外周嵌
合する段部8aを形成し、枠部の背面側に枠部を壁面1
3に沿って着脱自在に固定する固着部11a,11bを
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は書画等の主として
展示を行うための合成樹脂製の額縁に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
額縁は木製や金属製のものが知られているが、これらは
耐衝撃性に乏しく重量が大きく搬送や保管等の取り扱い
も不便で且つコスト高であるという欠点があった。この
発明はこれらの欠点を改善しようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の額縁は、第1に枠部を一定の剛性を備えた
軽量の合成樹脂製発泡材で形成し、該枠部内に挿脱自在
に嵌合され作品用紙2を背面側より伸展保持する背板を
一定の剛性を備えた軽量の合成樹脂発泡材製の板状部材
により形成し、上記枠部表面に被覆材を付着させて表皮
10を形成してなることを特徴としている。
【0004】第2に枠部の背面側内周縁に背板の外周嵌
合する段部8aを形成してなることを特徴としている。
【0005】第3に枠部の背面側に枠部を壁面13に沿
って着脱自在に固定する固着部11a,11bを取り付
けてなることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示する本発明の実施例につ
き詳述すると、図1(A)における裏打材5は、比較的
硬質で一定の剛性を備えた発泡スチロールその他の低発
泡の合成樹脂発泡材よりなる板状部材からなり、その表
面側には、塗布後乾燥した状態で水溶性(注:水に対し
て湿潤して接着機能する)を有する、例えばでんぷんの
り等からなるのりを、塗布又はスプレイ等により付着乾
燥させたのり付面5aが形成されている。裏打材5はこ
の状態迄は工場等において製造することが可能であり、
必要に応じ取り扱い中はのり付面5aに容易に剥離でき
る保護シート(図示しない)等を貼着しておくこともで
きる。
【0007】一方図2(B)に示すように作品1を表し
た和紙等からなる作品用紙2は、スプレイ6によって霧
吹きされ又は刷毛等によって水を僅かに付着させて加湿
され、これを2〜3分放置することにより、予め作品と
その周辺に形成されているしわ12が伸ばされ、あるい
は次工程でしわ伸ばしが行われ易い状態となる。この加
湿状態において、例えば前述した裏打台11上その他テ
ーブル面上等で伸展させ、できるだけ作品1及びその周
辺にできたしわ12を伸ばしておくことが望ましい。
【0008】次いで図1(C)に示すように、前記裏打
材5ののり付面5aに対して作品用紙2の裏面を載置し
て前後左右にずらして位置合わせをしながら重ね合わ
せ、その表面を図1(D)に示すような弾力性のあるス
ポンジローラ7で押圧し、作品用紙を中心より外周方向
に伸展させてしわ伸ばしをしながら押接摺動させる。こ
の時スポンジローラ7には少量の水が含まれており、用
紙2へ水分が浸出して添加される。この作業により、作
品用紙2に含まれた水分が用紙裏面に浸出して裏打材5
ののり付面5aが湿潤し、作品用紙2は裏打材5に接着
固定される。なお、上記作品用紙2の押接はローラ以外
の刷毛又はタオル等を使用してもよく、水分添加は別途
スプレイ等で行ってもよい。
【0009】なお上記接着作業の前において、作品用紙
2は、裏打材5のサイズに合わせて仮想線2aに沿って
カットされ、あるいは接着後において裏打材5に沿って
カットされる。図1(E)は裏打済の作品を示し、この
状態で乾燥させることにより、裏打(表装)は一応完了
し、そのままの状態で取り扱い保存し、又は展示可能で
ある。
【0010】上記のように裏打された作品は、乾燥後に
おいて再度作品表面側よりスプレイ等により加湿するこ
とにより、のり付面ののりが再度湿潤し、作品用紙2を
裏打材5より剥離することができるほか、のりの材質や
量等により、接着力が強力でない場合は、乾燥後も人手
により容易に剥離できる場合もある。
【0011】図2,図3は上記のように裏打された作品
を額入れする場合を示したもので、額縁8は上記裏打材
5を背板として嵌合できるような段部8aを背面側内周
に形成しており、裏打材5の表面を正面側に向けて背板
として額縁8に嵌合し、額縁8と裏打材5の周縁部背面
をセロファンテープ等の固定具9で接着することにより
額入れが完了し、展示可能な状態となる。必要に応じ、
額縁8と裏打材5との間に透明プラスチックフィルムや
ガラス板等のカバーを介挿することもできる。
【0012】しかし本実施例における額縁8は、裏打材
5と同様な比較的硬質な低発泡の合成樹脂材を一体形成
したもので、その外表面には金属箔等の被覆材を被覆接
着し、又は塗料を塗装してなる表皮10が形成され、外
観上は金属製又は木製等の在来の額縁と変わらない装飾
が施されている。
【0013】上記のような額縁を加えて表装することに
より、展示会等における展示や作品の搬送,保管等の取
り扱いも軽量にして便利であり且つ低コストであるほ
か、木製や金属製のものに比して衝撃に対し破損し難
く、仮に破損しても損害が小さい。
【0014】図4(A),(B)は前記裏打材5又は額
縁8の背面の適宜位置に固着具収容穴5b,8bを凹設
し、該収容穴5b,8bには、穴形状に対応した形状の
マグネットよりなる固着具11aが挿入固着される。
【0015】これに対し、上記固着具11aのマグネッ
トより反対極をもつ押ピン14付のマグネットよりなる
固着具11bを用意し、上記一方の固着具11bを作品
を展示すべき壁面13(図5参照)に押ピン14で差込
固定して配置し、上記固着具11a,11bを着脱自在
に吸着固定することにより、簡便に作品展示を行うもの
である。固着具11a,11bの一方にマグネットを用
いた時は他方は磁性材であれば足り、壁面13が磁性体
である場合は一方の固着具11bは不要である。
【0016】また上記額縁8に故人の遺影等を入れた場
合、ピン14を設けない固着具11bを例えば布製の幕
(図示しない)背面より、固着具11aに吸着させ、幕
に対して額縁8を簡単に固着することができる利点があ
る。勿論このような応用は遺影に限らず展示会場等にお
いても可能である。
【0017】図5(A)は上記マグネット製固着具11
(11a,11b)の双方を押ピン14付として壁面1
3と被固定物(裏打材5又は額縁8)の両方に差込固定
して、吸着展示した例を示し、同図(B)は固着具11
a,11bがベルベットファスナーであり、これを壁面
13と被固定物5,8側に取り付けて着脱展示する例
を、また同図(C)は同様に固着具11a,11bとし
て両面テープを設けた場合の例を示している。
【0018】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の額縁に
よれば、枠部及び背板共に軽量な合成樹脂発泡材よりな
るため、軽量且つ安価であり、従来の額縁を用いる場合
に比して、展示会等における展示や作品の搬送,保管等
の取り扱いも軽量にして便利であり且つ低コストである
ほか、木製や金属製のものに比して衝撃に対し破損し難
く、仮に破損しても損害が小さい。
【0019】さらに額縁の外表面には例えば金属箔等の
被覆材を被覆接着し、あるいは塗料の塗装等からなる表
皮が形成され、外観上は金属製又は木製等の在来の額縁
と変わらない装飾を施すことができる。
【0020】また枠部背面の固着具により、軽量な額縁
を壁面等に沿って額縁を容易に着脱できるので、簡便な
作品表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施方法を示す工程説明図である。
【図2】本発明を額縁付で実施する場合の斜視図であ
る。
【図3】額縁の拡大部分断面図である。
【図4】(A),(B)は裏打材又は額縁の壁面への固
着具を示す拡大斜視図である。
【図5】(A),(B),(C)は固着具の各種実施例
を示す拡大側面図である。
【図6】(A)は従来の表装方法の説明図、(B)は同
じくその工程を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 作品 2 作品用紙 5 裏打材 5a のり付面 8 額縁 8a 段部 10 表皮 11a,11b 固着部 13 壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠部を一定の剛性を備えた軽量の合成樹
    脂製発泡材で形成し、該枠部内に挿脱自在に嵌合され作
    品用紙(2)を背面側より伸展保持する背板を一定の剛
    性を備えた軽量の合成樹脂発泡材製の板状部材により形
    成し、上記枠部表面に被覆材を付着させて表皮(10)
    を形成してなる合成樹脂製の額縁。
  2. 【請求項2】 枠部の背面側内周縁に背板の外周嵌合す
    る段部(8a)を形成してなる請求項1の合成樹脂製の
    額縁。
  3. 【請求項3】 枠部の背面側に枠部を壁面(13)に沿
    って着脱自在に固定する固着部(11a),(11b)
    を取り付けてなる請求項1又は2の合成樹脂製の額縁。
JP27427596A 1996-09-25 1996-09-25 合成樹脂製の額縁 Pending JPH09103347A (ja)

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