JPH0910147A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JPH0910147A JPH0910147A JP16177295A JP16177295A JPH0910147A JP H0910147 A JPH0910147 A JP H0910147A JP 16177295 A JP16177295 A JP 16177295A JP 16177295 A JP16177295 A JP 16177295A JP H0910147 A JPH0910147 A JP H0910147A
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- suction port
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Abstract
(57)【要約】
【構成】吸口本体１の吸込口６室内の圧力を漏らさず、
あるレベルに維持するため、吸込口６の前後に可橈板１
０、特に前方の可橈板１０にある一定間隔で切欠き部、
或いは更に広い開口部１０ｅを設け、開口部１０ｅより
固形物を吸引しやすくする。また、可橈板１０の長手方
向断面を複数の山形形状を、連続的に形成し、山形の谷
部に開口部１０ｅを形成し、開口部１０ｅと開口部１０
ｅ間に固形物が有った場合でも、どちらかの開口部１０
ｅに滑りながら吸引されるようにする。 【効果】壁ぎわに存在する塵埃が瞬時に吸引され、掃除
効率が高く、掃除時、吸口本体の操作スピードが速くて
も、高い吸込力が得られる。
あるレベルに維持するため、吸込口６の前後に可橈板１
０、特に前方の可橈板１０にある一定間隔で切欠き部、
或いは更に広い開口部１０ｅを設け、開口部１０ｅより
固形物を吸引しやすくする。また、可橈板１０の長手方
向断面を複数の山形形状を、連続的に形成し、山形の谷
部に開口部１０ｅを形成し、開口部１０ｅと開口部１０
ｅ間に固形物が有った場合でも、どちらかの開口部１０
ｅに滑りながら吸引されるようにする。 【効果】壁ぎわに存在する塵埃が瞬時に吸引され、掃除
効率が高く、掃除時、吸口本体の操作スピードが速くて
も、高い吸込力が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機に係り、特
に、壁と床面等の被掃除面との境部分の隅掃除に好適な
吸口本体を有する電気掃除機に関する。
に、壁と床面等の被掃除面との境部分の隅掃除に好適な
吸口本体を有する電気掃除機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気掃除機は特願平5−38609号明
細書に記載の様に、可撓体を吸口本体の吸込口開口前縁
近くに設け、複数の開口部が任意の間隔で設けられてい
る。可撓体は吸口本体の底面より下方に突出し、かつ可
撓体は長手継面形状を直線形状としてある。
細書に記載の様に、可撓体を吸口本体の吸込口開口前縁
近くに設け、複数の開口部が任意の間隔で設けられてい
る。可撓体は吸口本体の底面より下方に突出し、かつ可
撓体は長手継面形状を直線形状としてある。
【０００３】更に、実開昭52−112159号公報に記載の様
に、吸口本体の外周に設けたバンパーと一体に形成され
たものが知られている。この可撓体は吸口本体を通して
吸口本体の底面下方に突出させるか、あるいはバンパー
から垂下させて吸口本体の前壁下方部分、即ち床面と吸
口本体との間の隙間の入口部分を覆うようにしている。
に、吸口本体の外周に設けたバンパーと一体に形成され
たものが知られている。この可撓体は吸口本体を通して
吸口本体の底面下方に突出させるか、あるいはバンパー
から垂下させて吸口本体の前壁下方部分、即ち床面と吸
口本体との間の隙間の入口部分を覆うようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】特願平5−38609号明細
書では吸込口の前方に設けた可撓体が、吸込案内壁に沿
って内方に湾曲させられるため、その可撓体と被掃除面
との隙間が大きくなると共に、可撓体に開口溝が設けら
れているので、米粒，菓子屑等の粗大塵が前方にかき寄
せられる事なく、吸込気流によって吸込口内に吸込まれ
る。しかし、隅部の粗大塵が散乱した場合には可撓体の
開口部からは吸込むが、開口部と開口部の間の粗大塵は
床面の可撓体下端に挟まれ、吸引することが不可能とな
る。また、吸引気流が弱くなった場合、即ち電気掃除機
の集塵室内が目詰りを生じた場合には隙間が生じず挟ま
れて吸込を阻害することはないが、平面部（開口部と開
口部間）に吸寄せられ、何々開口部に到達する迄ある時
間を要し、作業効率上の欠点があった。
書では吸込口の前方に設けた可撓体が、吸込案内壁に沿
って内方に湾曲させられるため、その可撓体と被掃除面
との隙間が大きくなると共に、可撓体に開口溝が設けら
れているので、米粒，菓子屑等の粗大塵が前方にかき寄
せられる事なく、吸込気流によって吸込口内に吸込まれ
る。しかし、隅部の粗大塵が散乱した場合には可撓体の
開口部からは吸込むが、開口部と開口部の間の粗大塵は
床面の可撓体下端に挟まれ、吸引することが不可能とな
る。また、吸引気流が弱くなった場合、即ち電気掃除機
の集塵室内が目詰りを生じた場合には隙間が生じず挟ま
れて吸込を阻害することはないが、平面部（開口部と開
口部間）に吸寄せられ、何々開口部に到達する迄ある時
間を要し、作業効率上の欠点があった。
【０００５】実開昭52−1121519 号公報で、吸口本体の
底面から下方にリップ状の可撓体を突出させ、かつ複数
の切欠き溝なる開口部の構成としたものであるが、米
粒，菓子屑等の粗大固形塵は一部開口部より導入される
が、例えは０.５ｍ／ｓ 位の一般的な作業速度で行う
と、吸残しが生じる。また、これを阻止するため、開口
部数から開口寸法を多くする手段もあるが、吸込室内の
圧力が低下し、絨毯上の砂塵等の吸込性能が低下してし
まい、難題を抱える事になる。
底面から下方にリップ状の可撓体を突出させ、かつ複数
の切欠き溝なる開口部の構成としたものであるが、米
粒，菓子屑等の粗大固形塵は一部開口部より導入される
が、例えは０.５ｍ／ｓ 位の一般的な作業速度で行う
と、吸残しが生じる。また、これを阻止するため、開口
部数から開口寸法を多くする手段もあるが、吸込室内の
圧力が低下し、絨毯上の砂塵等の吸込性能が低下してし
まい、難題を抱える事になる。
【０００６】本発明の目的は、吸込口長手方向の前縁側
に可撓体を配設し、特に、隅部における粗大固形塵の掃
除を十分に行うことの出来る吸口を有する電気掃除機を
提供する事にある。
に可撓体を配設し、特に、隅部における粗大固形塵の掃
除を十分に行うことの出来る吸口を有する電気掃除機を
提供する事にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は床面に向かって開口する横長の吸込開口前
縁に沿って可撓体を備え、可撓体を複数の略山形形状を
連続して形成し、夫々の谷部に、ある開口幅を持った開
口部を構成する事で達成される。
め、本発明は床面に向かって開口する横長の吸込開口前
縁に沿って可撓体を備え、可撓体を複数の略山形形状を
連続して形成し、夫々の谷部に、ある開口幅を持った開
口部を構成する事で達成される。
【０００８】
【作用】電気掃除機本体内より発生した吸込気流が、ホ
ース，延長管を経て吸込本体内の吸込口に波及する。
ース，延長管を経て吸込本体内の吸込口に波及する。
【０００９】吸込開口前縁に設けられた可撓体は複数の
連続的に形設された山形形状で、夫々山形の谷部に開口
部を形設しているので、米粒，菓子屑，豆類等の粗大固
形塵が、可撓体山部の頂部に位置した場合でも、その両
側の谷部のいずれかに滑りながら吸引されるため、掃除
中、固形塵が、前方に掃き寄せられることがなく、吸込
気流によって、円滑に吸込口内に吸込まれる。
連続的に形設された山形形状で、夫々山形の谷部に開口
部を形設しているので、米粒，菓子屑，豆類等の粗大固
形塵が、可撓体山部の頂部に位置した場合でも、その両
側の谷部のいずれかに滑りながら吸引されるため、掃除
中、固形塵が、前方に掃き寄せられることがなく、吸込
気流によって、円滑に吸込口内に吸込まれる。
【００１０】
【実施例】以下、図面、図１から図４を用い本発明の一
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【００１１】吸口本体１は上ケース２，下ケース４及び
吸口カバー１４により外郭を構成し、下ケース４と上ケ
ース２及び吸口カバー１４の間に家具等の傷つきを防止
するバンパ１７を設け、後端部に上下回動自在なケーシ
ング１８を備え、その先に回転自在な吸口継手１９を接
続している。下ケース４の前側下方に横長の吸込口６を
形成し、吸込口６の前後に可橈性を有し、吸込口６内の
吸込圧力を維持する可橈板１０，１１を横方向に配設し
ている。下ケース４は前後下方にローラ１２を、後方下
方に車輪１３を備え、ローラ１２と車輪１３により下ケ
ース４の下面と床面との間に一定の間隔を保っていて、
フローリング木床面に対して下ケース４が当接して傷付
かないようになっている。吸口カバー１４は両側に開閉
レバー１４ａを有し、これを操作することにより上ケー
ス２及び下ケース４から着脱自在可能となる。吸込口６
内部には回転清掃体２０を回動自在に軸支収納する吸込
口室７，吸込口６から入った塵埃をケーシング１８及び
吸口継手１９へ導くとともに、回転清掃体２０の動力源
となる羽根車３４を収納するタービン室５，吸込口６か
ら入った塵埃と羽根車３４を駆動させるための吸引気流
をタービン室５に吹き込むノズル４６，吸込通路である
タービン室５にバイパス通路となるバイパスノズル４
７，バイパスノズル４７を開閉するバイパスレバー４
８，バイパスレバー４８に回動自在に軸支されたアーム
４９，掃除する面に合わせ絨毯と、床・畳とをワンタッ
チで切り替え可能な切替えレバー５４がある。
吸口カバー１４により外郭を構成し、下ケース４と上ケ
ース２及び吸口カバー１４の間に家具等の傷つきを防止
するバンパ１７を設け、後端部に上下回動自在なケーシ
ング１８を備え、その先に回転自在な吸口継手１９を接
続している。下ケース４の前側下方に横長の吸込口６を
形成し、吸込口６の前後に可橈性を有し、吸込口６内の
吸込圧力を維持する可橈板１０，１１を横方向に配設し
ている。下ケース４は前後下方にローラ１２を、後方下
方に車輪１３を備え、ローラ１２と車輪１３により下ケ
ース４の下面と床面との間に一定の間隔を保っていて、
フローリング木床面に対して下ケース４が当接して傷付
かないようになっている。吸口カバー１４は両側に開閉
レバー１４ａを有し、これを操作することにより上ケー
ス２及び下ケース４から着脱自在可能となる。吸込口６
内部には回転清掃体２０を回動自在に軸支収納する吸込
口室７，吸込口６から入った塵埃をケーシング１８及び
吸口継手１９へ導くとともに、回転清掃体２０の動力源
となる羽根車３４を収納するタービン室５，吸込口６か
ら入った塵埃と羽根車３４を駆動させるための吸引気流
をタービン室５に吹き込むノズル４６，吸込通路である
タービン室５にバイパス通路となるバイパスノズル４
７，バイパスノズル４７を開閉するバイパスレバー４
８，バイパスレバー４８に回動自在に軸支されたアーム
４９，掃除する面に合わせ絨毯と、床・畳とをワンタッ
チで切り替え可能な切替えレバー５４がある。
【００１２】タービン室５に配置した羽根車３４は複数
の羽根３５を有し、対称形に分割形成したランナＬ３５
ａ，ランナＲ３５ｂを、タービンシャフト３８に形成し
たヒラメ３９とタービンシャフト３８に固着したリング
４０及びプッシュナット４１で一体にタービンシャフト
３８に取り付ける。また、タービンシャフト３８は軸受
ホルダ４２に挿入されたボールベアリング４３で受け、
ボールベアリング４３とリング４０との間にはワッシャ
（図示せず）を、ボールベアリング４３とタービンシャ
フト３８の端部に駆動プーリ３７を備えている。羽根車
３４の回転力は駆動プーリ３７と回転清掃体２０のプー
リ３２とに掛けられたベルト５２により、回転清掃体２
０に伝えられる。羽根車３４の吸口本体１内への係止は
下ケース４及び上ケース２より突設した受台３ａ，３ｂ
に軸受ホルダ４２を組込固持する。
の羽根３５を有し、対称形に分割形成したランナＬ３５
ａ，ランナＲ３５ｂを、タービンシャフト３８に形成し
たヒラメ３９とタービンシャフト３８に固着したリング
４０及びプッシュナット４１で一体にタービンシャフト
３８に取り付ける。また、タービンシャフト３８は軸受
ホルダ４２に挿入されたボールベアリング４３で受け、
ボールベアリング４３とリング４０との間にはワッシャ
（図示せず）を、ボールベアリング４３とタービンシャ
フト３８の端部に駆動プーリ３７を備えている。羽根車
３４の回転力は駆動プーリ３７と回転清掃体２０のプー
リ３２とに掛けられたベルト５２により、回転清掃体２
０に伝えられる。羽根車３４の吸口本体１内への係止は
下ケース４及び上ケース２より突設した受台３ａ，３ｂ
に軸受ホルダ４２を組込固持する。
【００１３】吸込口６から吸込んだ塵埃と羽根車３４を
回転させるための吸引気流をタービン室５に吹き込むノ
ズル４６は吸込口室７の後側仕切壁８と同一面に設け、
羽根車３４のランナＬ３５ａとランナＲ３５ｂの合致部
を中心として、吸込気流を羽根車３４に吹き付けるノズ
ル口５０と、ノズル口５０と並列に羽根車３４に吹き付
けない別のノズル口５１を備えている。ノズル口５１の
開閉を切り替える切替えレバー５４がスライド自在に設
けられており、上ケース２より突出されている操作つま
み５６により切り替えが出来る。
回転させるための吸引気流をタービン室５に吹き込むノ
ズル４６は吸込口室７の後側仕切壁８と同一面に設け、
羽根車３４のランナＬ３５ａとランナＲ３５ｂの合致部
を中心として、吸込気流を羽根車３４に吹き付けるノズ
ル口５０と、ノズル口５０と並列に羽根車３４に吹き付
けない別のノズル口５１を備えている。ノズル口５１の
開閉を切り替える切替えレバー５４がスライド自在に設
けられており、上ケース２より突出されている操作つま
み５６により切り替えが出来る。
【００１４】ここで、本実施例の可撓板１０について、
図２，図４を用いて説明する。可撓板１０は吸口本体１
の下ケース４底面の吸込口６の近くに、その吸込口の全
幅に渡って配設され、凹部４ａに挿入し、一部爪部４ｂ
により抜け防止をし、着脱自在に取り付けられている。
図２，図４を用いて説明する。可撓板１０は吸口本体１
の下ケース４底面の吸込口６の近くに、その吸込口の全
幅に渡って配設され、凹部４ａに挿入し、一部爪部４ｂ
により抜け防止をし、着脱自在に取り付けられている。
【００１５】可撓体１０，１１は基台１０ａ，１１ａと
撓部１０ｂ，１１ｂより成り、基台１０ａ，１１ａは硬
質塩化ビニール製、撓部１０ｂ，１１ｂは軟質塩化ビニ
ール製により一体形成されている。
撓部１０ｂ，１１ｂより成り、基台１０ａ，１１ａは硬
質塩化ビニール製、撓部１０ｂ，１１ｂは軟質塩化ビニ
ール製により一体形成されている。
【００１６】可撓板１０の撓部の横長断面形状は複数の
山形１０ｃ形状で連続的に形成され、山形１０ｃ形状の
谷部１０ｄにはある任意の幅Ｗと高さＨを有した開口部
10ｅが設けられている。可撓板１０，１１の長さは吸口
本体１，底面４ａより下方に長く設定され、ローラ１２
と車輪１３の最下端の延長上迄突出するもので、床面に
接し吸込口室７内の圧力を維持する様になっている。可
撓板１０，１１の突出長さについては夫々の製品能力、
例えば吸込仕事率等を考慮し、任意に設定すれば良い。
山形１０ｃ形状で連続的に形成され、山形１０ｃ形状の
谷部１０ｄにはある任意の幅Ｗと高さＨを有した開口部
10ｅが設けられている。可撓板１０，１１の長さは吸口
本体１，底面４ａより下方に長く設定され、ローラ１２
と車輪１３の最下端の延長上迄突出するもので、床面に
接し吸込口室７内の圧力を維持する様になっている。可
撓板１０，１１の突出長さについては夫々の製品能力、
例えば吸込仕事率等を考慮し、任意に設定すれば良い。
【００１７】以上の構成において、吸口本体１で、床や
畳上を掃除する場合、吸込口６前後に配設した可撓板１
０，１１が、被掃除面と接する長さに保たれ、電気掃除
機の発生する吸引気流により、米粒，菓子屑等の粗大固
形塵６２が、可撓板１０の開口部１０ｅより吸引され、
吸込口６を経てノズル口５０，５１を通過し、ケーシン
グ１８，吸口継手１９を経由し、電気掃除機（図示せ
ず）の集塵室(図示せず)内に捕集される。
畳上を掃除する場合、吸込口６前後に配設した可撓板１
０，１１が、被掃除面と接する長さに保たれ、電気掃除
機の発生する吸引気流により、米粒，菓子屑等の粗大固
形塵６２が、可撓板１０の開口部１０ｅより吸引され、
吸込口６を経てノズル口５０，５１を通過し、ケーシン
グ１８，吸口継手１９を経由し、電気掃除機（図示せ
ず）の集塵室(図示せず)内に捕集される。
【００１８】ここで、図５に示す従来の様な一平面で構
成された可撓板６０に開口部６０ａを有したものでは粗
大固形塵６２が掃除速度、即ち、吸口本体１の操作速度
が、例えば一般的なＶ＝０.５ｍ／ｓ で一往復操作した
場合に、平面部６０ｂに停滞し、開口部６０ａに行きわ
たらずに、可撓板６０に吸引された状態で引き戻せら
れ、吸口本体１を持ち上げた場合に、粗大固形塵６２が
床面に残る状態が生じていた。本実施例ではこれを阻止
すべく可撓板１０，開口部１０ｅに粗大固形塵６２が抵
抗なく吸引される様、開口部１０ｅに向かって傾斜をつ
けて滑り易くした。即ち、複数の山形１０ｃ形状により
成る可撓板１０形状とし、前述した様に、夫々の谷部に
開口部１０ｅを設けた。開口部１０ｅの高さＨ，幅Ｗに
ついては吸込口室７内の圧力分布を見ながら適宜選択
し、最適値を設定すれば良い。
成された可撓板６０に開口部６０ａを有したものでは粗
大固形塵６２が掃除速度、即ち、吸口本体１の操作速度
が、例えば一般的なＶ＝０.５ｍ／ｓ で一往復操作した
場合に、平面部６０ｂに停滞し、開口部６０ａに行きわ
たらずに、可撓板６０に吸引された状態で引き戻せら
れ、吸口本体１を持ち上げた場合に、粗大固形塵６２が
床面に残る状態が生じていた。本実施例ではこれを阻止
すべく可撓板１０，開口部１０ｅに粗大固形塵６２が抵
抗なく吸引される様、開口部１０ｅに向かって傾斜をつ
けて滑り易くした。即ち、複数の山形１０ｃ形状により
成る可撓板１０形状とし、前述した様に、夫々の谷部に
開口部１０ｅを設けた。開口部１０ｅの高さＨ，幅Ｗに
ついては吸込口室７内の圧力分布を見ながら適宜選択
し、最適値を設定すれば良い。
【００１９】次に壁際等の隅部に存在する粗大固形塵６
２の吸引についても、前述同様、前壁により吸口本体前
方が塞がれるため、吸込口室７内の圧力が上昇する。こ
れにより、より吸引力が向上するため、操作速度が早く
とも吸残し等の問題が生じない。ここで、従来の可撓板
６０構成のものは図６，図７に示すように可撓板６０が
撓み、粗大固形塵６２が可撓板６０，先端部６１と床面
との隙間Ａに生じ、粗大固形塵６２が隙間Ａに吸いきら
ずに挟まれた状態となって、吸込口室７内に吸引されず
停滞したままの状態で吸残しが生じていた点とは異な
り、図８，図９のように本発明の可撓板１０の撓部１０
ｂは殆んど撓まず隙間が生せず、吸引の際の阻害要因が
なく山形１０ｃ部に存在した粗大固形塵６２が、山形１
０ｃ面を滑りながら開口部１０ｅに吸引されるため、問
題が生じる事がない。
２の吸引についても、前述同様、前壁により吸口本体前
方が塞がれるため、吸込口室７内の圧力が上昇する。こ
れにより、より吸引力が向上するため、操作速度が早く
とも吸残し等の問題が生じない。ここで、従来の可撓板
６０構成のものは図６，図７に示すように可撓板６０が
撓み、粗大固形塵６２が可撓板６０，先端部６１と床面
との隙間Ａに生じ、粗大固形塵６２が隙間Ａに吸いきら
ずに挟まれた状態となって、吸込口室７内に吸引されず
停滞したままの状態で吸残しが生じていた点とは異な
り、図８，図９のように本発明の可撓板１０の撓部１０
ｂは殆んど撓まず隙間が生せず、吸引の際の阻害要因が
なく山形１０ｃ部に存在した粗大固形塵６２が、山形１
０ｃ面を滑りながら開口部１０ｅに吸引されるため、問
題が生じる事がない。
【００２０】次に、絨毯上掃除について述べる。先ず吸
口本体１を絨毯面に置き、電気掃除機（図示せず）内よ
り発生した吸引気流が生じ、吸引気流が吸口本体１に波
及し、羽根車３４が回転し、ベルト５２によりその回転
が回転清掃体２０に伝達され回転し、絨毯上の掃除作業
に取りかかれる。掃除中、回転清掃体２０の刷毛等で構
成された掻き揚げ部材２６先端部が絨毯面に当接し、撓
み、絨毯面を離れる瞬間撓んだ掻き揚げ部材２６の反力
で、絨毯面に対して加振させ、絨毯内の砂塵を浮上さ
せ、吸口本体１の吸引気流により電気掃除機内の集塵部
に延長管ホース（図示せず）を経て捕集される。
口本体１を絨毯面に置き、電気掃除機（図示せず）内よ
り発生した吸引気流が生じ、吸引気流が吸口本体１に波
及し、羽根車３４が回転し、ベルト５２によりその回転
が回転清掃体２０に伝達され回転し、絨毯上の掃除作業
に取りかかれる。掃除中、回転清掃体２０の刷毛等で構
成された掻き揚げ部材２６先端部が絨毯面に当接し、撓
み、絨毯面を離れる瞬間撓んだ掻き揚げ部材２６の反力
で、絨毯面に対して加振させ、絨毯内の砂塵を浮上さ
せ、吸口本体１の吸引気流により電気掃除機内の集塵部
に延長管ホース（図示せず）を経て捕集される。
【００２１】ここで、可撓板１０の動作について付記す
ると、例えば、絨毯上に散乱する粗大固形塵６２は可撓
板１０の開口部１０ｅより吸引される様、絨毯面と開口
部１０ｅとは一定の隙間を有するよう設定しているた
め、吸込口室７に吸引される。また、可撓板１０の山形
１０ｃの山頂部に位置する粗大固形塵６２も、吸口本体
１を前進操作時に滑り落ちながら谷部１０ｄにある開口
部１０ｅに吸い寄せられ吸引されるため、吸残しが生じ
なく掃除効率が良い。しかし、可撓板１０の材質等から
来る剛性及び摩擦抵抗等によっては操作抵抗が増すた
め、図１０の様に、例えば、山形１０ｃの山頂部１０ｇ
に切欠き１０ｆを設けて極力抵抗を減らす工夫も出来る
ため、実用的価値が高い可撓板１０を提供出来る。ま
た、摩擦抵抗を低減する方法として、可撓板１０の撓部
１０ｂにハロゲン処理を施し、摩擦係数低減により吸口
本体１操作力を適宜な力に抑えることも可能である。
ると、例えば、絨毯上に散乱する粗大固形塵６２は可撓
板１０の開口部１０ｅより吸引される様、絨毯面と開口
部１０ｅとは一定の隙間を有するよう設定しているた
め、吸込口室７に吸引される。また、可撓板１０の山形
１０ｃの山頂部に位置する粗大固形塵６２も、吸口本体
１を前進操作時に滑り落ちながら谷部１０ｄにある開口
部１０ｅに吸い寄せられ吸引されるため、吸残しが生じ
なく掃除効率が良い。しかし、可撓板１０の材質等から
来る剛性及び摩擦抵抗等によっては操作抵抗が増すた
め、図１０の様に、例えば、山形１０ｃの山頂部１０ｇ
に切欠き１０ｆを設けて極力抵抗を減らす工夫も出来る
ため、実用的価値が高い可撓板１０を提供出来る。ま
た、摩擦抵抗を低減する方法として、可撓板１０の撓部
１０ｂにハロゲン処理を施し、摩擦係数低減により吸口
本体１操作力を適宜な力に抑えることも可能である。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、木床上，畳上，絨毯上
を問わず平面部は勿論、壁際の粗大固形塵の吸込性能能
力が高く、しかも操作速度が早くても高い吸込能力を維
持でき作業効率が高い。
を問わず平面部は勿論、壁際の粗大固形塵の吸込性能能
力が高く、しかも操作速度が早くても高い吸込能力を維
持でき作業効率が高い。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図２】本発明の一実施例を示す裏面の平面図。
【図３】本発明の一実施例を示す断面図。
【図４】本発明の一実施例の可橈板の一部の斜視図。
【図５】従来例を示す斜視図。
【図６】従来例の要部の断面図。
【図７】壁ぎわ操作時を示す従来例の要部の斜視図。
【図８】本発明の一実施例の要部の断面図。
【図９】壁ぎわ操作時を示す本発明の要部の斜視図。
【図１０】本発明の第二の実施例の可橈板の斜視図。
１…吸口本体、６…吸込口、１０…可橈板、１０ｅ…開
口部。
口部。
フロントページの続き (72)発明者 砂川 正郎 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 田島 泰治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小松 茂三郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 岩瀬 幸司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (3)
- 【請求項１】床面に向かって開口する横長の吸込口が形
成された吸口本体と、前記吸口本体内に設けられ、前記
吸込口に臨んで回転する回転清掃体と、前記吸込口の開
口前縁近くに沿って配設された薄板状の可撓体で構成さ
れた吸口本体を有する電気掃除機において、前記可撓体
の長手方向，横断面形状を、複数の略山形形状で連続的
に構成すると共に、夫々山形の谷部に開口部を設けたこ
とを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項２】請求項１において、前記可撓体の複数の略
山形山頂部或いは、近くに切欠部を設けた電気掃除機。 - 【請求項３】請求項１または２において、前記吸口本体
を前壁下面に着脱自在に設けた電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16177295A JPH0910147A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16177295A JPH0910147A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 電気掃除機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910147A true JPH0910147A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15741616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16177295A Pending JPH0910147A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0910147A (ja) |
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1995
- 1995-06-28 JP JP16177295A patent/JPH0910147A/ja active Pending
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