JPH0910144A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH0910144A
JPH0910144A JP16260595A JP16260595A JPH0910144A JP H0910144 A JPH0910144 A JP H0910144A JP 16260595 A JP16260595 A JP 16260595A JP 16260595 A JP16260595 A JP 16260595A JP H0910144 A JPH0910144 A JP H0910144A
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fitting
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Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Ritsuo Takemoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、接続管に配設する給電線の組み込み
を容易にした電気掃除機の吸込口体の提供を目的とす
る。 【構成】被掃除面側を開放した吸込口を有するとともに
この吸込口の近傍に回転自在に設けた回転清掃体とこの
回転清掃体を駆動する電動機とを備えた本体ケースとこ
の本体ケースに回動可能に設けられた接続管とからなる
電気掃除機の吸込口体において、前記接続管60を、外
周側を開口した給電線を収納する収納凹部45を有する
回動管40と、この回動管40に回動可能に嵌合して取
り付けられるとともに給電線収納部58を有する継手管
50と、前記収納凹部45の開口を閉蓋する蓋体47と
から構成し、前記電動機に給電する給電線70を前記収
納凹部45の開口から収納しこの開口を前記蓋体47で
閉蓋することにより接続管60への給電線70の組み込
みを容易にした電気掃除機の吸込口体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転清掃体を駆動す
る電動機を有する電気掃除機の吸込口体に係り、特に電
動機に給電する給電線の組み込みの容易化を図るものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機に使用されている吸込
口体の中には、回転清掃体つまり回転ブラシとこの回転
ブラシを回転駆動する電動機を有した吸込口体があり、
この種の電動機を有する吸込口体においては、吸込口体
本体に対して上下方向に回動する回動管とこの回動管に
その周方向に回転可能に設けた接続管を設け、この接続
管に掃除機本体に接続された吸込ホースに接続された延
長管を接続し、前記掃除機本体から吸込ホース、延長管
の内部を挿通して配線された給電線に前記接続管および
回動管の内部を通した給電線を接続して電動機に給電す
るようになっている。
【0003】そして、前記回動管および接続管が掃除中
に吸込口体に対して回動する際、これら回動管および接
続管の内部に配設されている給電線が回動管および接続
管の上下および周方向への回動を阻害しないようにする
とともに給電線が切断等しないようにする必要があり、
この点に配慮した吸込口体としては、例えば特開平1−
268527号公報に記載されたものがある。この公報
記載の回転ブラシ吸口体つまり吸込口体は、発明の詳細
な説明および図面(特に図12)に記載されているよう
に、吸口継手部の動きを上下左右に回動可能にすると共
に、この部分での配線も外部に出すことなく構成し、前
記配線をケーシングに連結する曲り継手の外側に曲り継
手と動きを共にするカバーを設け、このカバー内で配線
にたるみを持たせて、継手の動きに対しても内部の電源
線が自由に動けるように構成したカバーで覆う構成とし
たものである。そして、具体的には、リード線48を保
護する保護カバー(A)49と保護カバー(B)50
を、曲り継手6を覆い包む形で、保護カバー(A)49
と曲り継手6間に空間を保ち、曲り継手6の動きに応じ
てリード線48も自由に動きがとれるよう構成したもの
である。
【0004】ところで、上記保護カバー(B)50には
曲り継手6の先端部が嵌入する筒状52が形成されてい
ることから、曲り継手6と保護カバー(A)49との間
にリード線48を配線して、曲り継手6を保護カバー
(A)49と保護カバー(B)50とで覆い包むように
して取り付ける際は、まずリード線48を前記保護カバ
ー50の筒状52内に挿入し、この挿入状態を維持しつ
つ保護カバー50を前記曲り継手6の端部に嵌合させな
ければならず組立上の作業性が悪いという問題があり、
さらにまた、組立の際手で保護カバー(B)50を持っ
た状態ではリード線48が前記筒状52から抜けてしま
うことがあり、また、手(指)でリード線48の先端部
を持っているとき誤ってリード線48を放してしまうと
保護カバー(B)50がリード線48から抜けて脱落
し、再度リード線48の挿通作業を要するという事態が
生じ組立上の作業性が悪いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の回
転ブラシ駆動用の電動機を有する電気掃除機の吸込口体
においては、吸込口体の本体に回動自在に設けた回動管
および接続管を取り付ける際に、この回動管および接続
管内に電動機への給電線の組み込みの作業性が悪いとい
う問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記従来の問題を解決するもので、被掃除面側を開放した
吸込口を有するとともにこの吸込口の近傍に回転自在に
設けた回転清掃体とこの回転清掃体を回転駆動させる電
動機とを備えた本体ケースとこの本体ケースに回動可能
に設けられた接続管とからなる電気掃除機の吸込口体に
おいて、前記接続管を、一端側に設けられ一部に切欠部
を有する環状壁からなり前記本体ケースに回動自在に軸
支される軸部と他端側に設けられ一部に切欠部を有する
とともに嵌合部を有するフランジ部とこのフランジ部と
前記軸部との間に位置する周壁に前記環状壁とフランジ
部との両切欠部に連通させるとともに外周側を開口し給
電線を収納する収納凹部とを有する回動管と、この回動
管のフランジ部の嵌合部に回動可能に嵌合して取り付け
られるとともに前記電動機に給電する給電線を収納する
給電線収納部を有する継手管と、前記収納凹部の開口を
閉蓋する蓋体とから構成した電気掃除機の吸込口体とし
たものであり、また、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、前記回動管のフランジ部の嵌合部
を雄状嵌合部に形成するとともに収納凹部の開口周縁部
に係合部を形成し、前記蓋体の一端側にこの係合部に係
合する被係合部を形成するとともに他端側に前記フラン
ジ部に形成した雄状嵌合部と連続する雄状嵌合部を形成
し、前記継手管に前記フランジ部の雄状嵌合部と蓋体の
雄状嵌合部に回動可能な雌状嵌合部を形成し、前記蓋体
の一端側の被係合部を前記係合部に係合するとともに他
端側の雄状嵌合部を継手管の雌状嵌合部に嵌合すること
によって蓋体を取り付けた電気掃除機の吸込口体とした
ものである。
【0007】
【作用】上記のように構成したので、請求項1記載の発
明は、電動機に給電する給電線を収納凹部にその開口か
ら収納しこの開口を蓋体で閉蓋することにより、給電線
を回動管に組み込むことができるため、組立時の作業性
の向上が図れる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の作用に加え別個の取付部品を要しないことから
前記収納凹部の開口への蓋体の取り付けが容易にでき
る。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図1および図6
に基づいて説明する。図1は吸込口体1の全体を示した
斜視図であり、この吸込口体1は、本体ケース10、こ
の本体ケース10内に配設された回転清掃体20および
前記回転清掃体を回転駆動する電動機30等から構成さ
れている。また、前記本体ケース10の後側には回動管
40およびこの回動管40に接続された継手管50とか
らなる接続管60が設けられている。
【0010】そして、前記本体ケース10は下部ケース
11と上部ケース12とから構成されており、この下部
ケース11と上部ケース12とはバンパー13を介して
図示しないねじにより一体的に結合されている。そし
て、下部ケース11には図示しないが下面つまり被掃除
面である床面側を開口した吸込口が設けられており、こ
の吸込口の近傍つまり前側には前記回転清掃体20が図
示しない下部ケース11に設けられた軸受に軸支され回
転自在に設けられている。この回転清掃体20は円柱状
部材21とこの円柱状部材21の外周にブラシ毛あるい
は軟質の薄板状部材からなる図示しないブラシ体が設け
られており、また、その一端側にはプーリー22が設け
られている。
【0011】つぎに、前記電動機30の出力軸にはプー
リー31が設けられ、このプーリー31と前記回転清掃
体20のプーリー22には駆動ベルト33が掛けられて
おり、この駆動ベルト33を介して前記回転清掃体20
は電動機30によって回転駆動されるようになってい
る。また、前記本体10にはプリント基板35aとこの
プリント基板35aに搭載された各種回路素子35bか
らなる回路装置35が設けられており、この回路装置3
5と前記電動機30とは図示しないリード線を介して接
続されている。また、プリント基板35aには図示しな
いがコネクターが取り付けられている。
【0012】また、前記下部ケース11の前部両側端部
には一対の走行車輪14が設けられており、また、図示
しないが下部ケース11の後部には径大な一対の走行車
輪が設けられている。
【0013】つぎに、前記本体ケース10に取り付けら
れる接続管60について説明する。図2はこの接続管6
0を本体ケース10から取り外した状態を示したもので
あり、図2に示すように前記回動管40と継手管50と
は一体化されており、継手管50は回動管40に対して
周方向に回動可能に接続されている。なお、図3は前記
接続管60の一部を分解した斜視図であり、回動管40
に継手管50を取り付けた状態で継手管50のカバー5
3を取り外し、また、回動管40の側面に設けた後述す
る収納凹部45から蓋体47を取り外した状態を示して
いる。
【0014】そして、前記回動管40は図2ないし図4
に示すように偏平管部41と偏平管部41に連続した円
形管部42とからなり、前記偏平管部41の一端部つま
り本体ケース側の端部に前記吸込口に連通する開口43
が設けられ、また、前記偏平管部41の端部の両側には
軸部44、44が突出して形成されている。この軸部は
環状壁44aによって形成され、この環状壁44aの内
部には略く字状の補強リブ44bが形成され、この補強
リブ44bと環状壁44aで囲まれた凹部44cは側方
が開放され後述する給電線70が引き出される引出口と
なっている。また、前記環状壁44aには前記偏平管部
41側の一部を切り欠いて切欠部44dが設けられてい
る。また、前記偏平管部41の前記軸部44が形成され
ている側の側壁には給電線を収納する収納凹部45が形
成され、この収納凹部45は前記切欠部44dに連通す
るとともに側方は開口している。また、収納凹部45の
前記軸部44側の切欠部44dが設けられている開口の
周縁部には係合部としての嵌合穴45aが設けられてい
る。
【0015】また、前記偏平管部41と円形管部42と
の境界部には径大な環状のフランジ部46が形成され、
このフランジ部46の外周部にはこのフランジ部46が
突出して形成された嵌合部としての環状突出壁46aか
ら形成されている。なお、この環状突出壁46aは雄状
の嵌合部となっている。また、この環状突出壁46aお
よび前記フランジ部46の一部には両者を切り欠いて形
成した切欠部46bが設けられこの切欠部46bは前記
収納凹部45に連通している。また、前記円形管部42
には環状の嵌合溝42aが形成されるとともに規制凸部
42bが形成されている。この規制凸部42bは後述す
る継手管50と回動管40の周方向の回動を所定範囲と
なるように規制するものである。
【0016】つぎに、前記収納凹部45の開口は蓋体4
7によって閉蓋されるようになっており、この蓋体47
の一端部には前記環状の軸部44に形成した切欠部44
dに嵌合して軸部44の外周面に連続するとともにこの
外周面と同一面を形成する軸部47aが形成され、ま
た、他端部には前記フランジ部46に形成した切欠部4
6bに嵌合するとともに環状突出壁46aに連続する円
弧状突出壁47bが形成されている。また、蓋体47の
図4において下方縁にはカバー片47cが形成され、ま
た、軸部47a側の上方縁には前記係合穴45aに係合
する被係合部としての突起47dが形成されている。
【0017】つぎに、前記継手管50について説明す
る。この継手管50は図6に示すように継手管体51と
この継手管体51にねじ52によって取り付けられるカ
バー53とから構成されている。そして、前記継手管体
51は一端側に設けた連結部54とこの連結部54に連
続して他端側に設けた接続管部55とから構成されてい
る。そして、前記連結部54には、先端側に上方を開口
した半円形状の円弧壁56が形成され、この円弧壁56
の縁部には前記回動管40のフランジ部46に形成した
環状突出壁46aの外周に嵌合する嵌合部としての環状
嵌合壁56aと前記嵌合溝42aに嵌合する環状リブ5
6bとが設けられている。なお、前記環状嵌合壁56a
は雌状嵌合部となっている。また、連結部54には前記
回動管40の円形管部42の先端部が嵌合する嵌合孔5
7が設けられ、この嵌合孔57の上部は前記円弧壁56
の上縁と連続した周囲壁58aで囲まれて形成された凹
状の給電線収納部58が形成されている。この給電線収
納部58には後述する給電線70およびこの給電線70
に接続された接続端子72を収納するものであり、この
給電線収納部58の接続管部55側の周囲壁58aの上
部に端子嵌合溝58bを設けた取付リブ58cと、この
取付リブ58cから所定間隔離間するとともに端子嵌合
溝58dを設けた取付リブ58eとがそれぞれ形成され
ている。また、前記端子嵌合溝58dの内周壁には鍔嵌
合溝58fが形成されている。また、給電線収納部58
には給電線を位置決めする一対の位置決め片58gが形
成されている。また、前記給電線収納部58にはねじ取
付ボス58hが設けられている。
【0018】また、前記カバー53の先端縁には前記円
弧壁56の縁部に形成した環状嵌合壁56aに連続する
嵌合部としての環状嵌合壁53aが形成され、また上面
部にはねじ孔53bが設けられている。なお、前記環状
嵌合壁56aは雌状嵌合部となっている。また、カバー
53には図示しないがその内面に前記環状リブ56bに
連続して前記嵌合溝42aに嵌合する環状リブ、前記取
付リブ58cの端子嵌合溝58bおよび取付リブ58e
の端子嵌合溝58dに嵌合した接続端子の抜け止めを防
止する押え片および前記位置決め片58g、58gに位
置決めされた給電線の抜け止めを防止する押え片が設け
られている。
【0019】つぎに、前記回動管40の収納凹部45お
よび継手管50の給電線収納部58に収納される給電線
70には図3に示すように一端部にコネクター71が接
続され、また、他端側には接続端子72が接続されてい
る。そして、前記接続端子72は棒状の端子73aとこ
の棒状端子73aの基部に設けられた環状の鍔部73b
とから構成されている。なお、前記コネクター71は前
記回路装置35に設けた図示しないコネクターと接続さ
れるものである。
【0020】つぎに、上記のように構成された接続管6
0の組み立てについて説明する。
【0021】まず、コネクター71が接続された側の給
電線70を軸部44の切欠部44dを介して軸部44の
開口から引き出し、また、接続端子72が接続された側
の給電線70を前記フランジ部46の切欠部46bから
引き出して前記回動管40の収納凹部45に給電線70
を収納する。ついで蓋体47の突起47dを前記収納凹
部45の開口縁部に設けた嵌合穴45aに嵌合させると
ともに軸部47aおよび円弧状突出壁47bをそれぞれ
前記切欠部44dおよび切欠部46bに嵌合させて収納
凹部45の開口に配設される。この嵌合した状態は図5
に示すようになっている。また、前記嵌合状態では突起
47dが嵌合穴45aに嵌合しているとともに前記切欠
部44dおよび切欠部46bにそれぞれ嵌合している軸
部47aと円弧状突出壁47bとによって蓋体47は仮
止め状態として前記収納凹部45の開口に取り付けられ
ているものである。上記のように収納凹部45の開口に
蓋体47を仮止め状態に取り付けた後、前記継手管50
の継手管体51の連結部54に形成した嵌合孔57に前
記回動管40の円形管部42の先端部を嵌合させつつ環
状嵌合壁56aを前記回動管40のフランジ部46の環
状突出壁46aの外周に、また、回動管40の嵌合溝4
2aに環状リブ56bを嵌合させる。そして、棒状端子
73aおよび鍔部73bをそれぞれ前記端子嵌合溝58
b、58dおよび鍔嵌合溝58fに嵌合して接続端子7
2を取付リブ58c、58eに配設する。ついで、前記
カバー53の環状嵌合壁53aを前記フランジ部46の
環状突出壁46aの外周に嵌合させつつ前記連結部54
の開口および給電線収納部58を覆って配設した後ねじ
52によって取り付けることにより図2に示すように接
続管60は組み立てられる。
【0022】そして、この組立状態においては、前記蓋
体47は一端側は突起47dと前記嵌合穴45aとの係
合により、また、他端側は円弧状突出壁47bが前記連
結部54の円弧壁56に設けた環状嵌合壁56aとカバ
ー53に設けた環状嵌合壁53aに嵌合することによっ
て確実に位置決めされて取り付けられている。また、前
記円弧状突出壁47bは前記フランジ部46に形成され
た環状突出壁46aの外周面と同一となっていることか
ら、継手管50は回動管40に対して周方向に回動可能
となっている。また、蓋体47の軸部47aは前記回動
管40の軸部44の切欠部44dに嵌合した状態では、
その外周面は軸部44の外周面と同一となっていること
から、回動管40の軸部44を本体ケース10の図示し
ない軸受に嵌合して本体ケース10に取り付けたときは
図1において上下方向に回動可能となっている。
【0023】上記したように回動管40に給電線70を
配設する際は、外周側つまり側方に開口している収納凹
部45に給電線70をこの開口から入れて収納した後、
この開口を蓋体47で閉蓋する構成としたために、給電
線の回動管40つまり接続管60への配設がきわめて容
易かつ確実になすことができるものである。また、蓋体
47は突起47dの嵌合穴45aへの嵌合と円弧状突出
壁47bを環状嵌合壁56aおよび環状嵌合壁53aに
嵌合させることにより取り付ける構成としていることか
ら、ねじ等の特別な取付部品を必要とせずしたがってこ
の取付部品で取り付けるという作業を要しないものであ
る。
【0024】さらに、蓋体47を取り付ける際は前記突
起47dの嵌合穴45aへの嵌合と軸部47aおよび円
弧状突出壁47bの前記切欠部44dおよび46bへの
嵌合により仮止め状態に取り付けられることからその組
立作業を一層容易とすることができるものである。
【0025】そして、このようにして組み立てられた接
続管60は、本体ケース10に組み込まれるものである
が、この本体ケース10への組み込みは、下部ケース1
1に回転清掃体20、電動機30、回路装置35等を所
定状態に取り付けた後、前記回動管40の軸部44を図
示しない下部ケース11および上部ケース12に設けた
図示しない軸受によって挾持し、ついで、下部ケース1
1と上部ケース12をバンパー13を介して図示しない
ねじによって結合することによりなされる。そして、本
体ケース10に接続管60を組み込むことにより吸込口
体1が組み立てられるものである。
【0026】そして、この吸込口体1は前記継手管50
を図示しない電気掃除機の吸込ホースに接続された延長
管に接続して使用されるものである。
【0027】なお、上記実施例では蓋体47の取り付け
を、突起47dを嵌合穴45aに嵌合させるとともに円
弧状突出壁47bを環状嵌合壁56bおよび環状嵌合壁
53aに嵌合させることにより取り付ける構成として、
取付部品を不要とする構成としたが、これは給電線70
の取り付けを容易にするという観点からすればねじ等の
取付部品を用いて取り付けるようにしてもよいものであ
る。
【0028】また、上記実施例では給電線70を配設し
た収納凹部45の開口を蓋体47で閉蓋した後、回動管
40のフランジ部46を継手管50の継手管体51とカ
バー53とで挾持して組み立てるようにしたが、これは
フランジ部46の切欠部46bをカバー53が位置する
部位に形成するようにした場合は、継手管体51に回動
管40を配設した後蓋体47で収納凹部の開口を閉蓋
し、ついでカバー53を取り付けて組み立てるようにす
ることもできる。
【0029】また、前記蓋体47に設けた突起47dの
突出方向は上記実施例に限定されるものではなく具体的
設計において適宜設定できるものであり、また、開口周
縁部に突起を形成して係合部とし蓋体47にこの突起に
係合する穴をもうけて被係合部としてもよいものであ
る。また、蓋体47には軸部47a側に設けた突起47
aとは別に円弧状突出壁47b側にも別の突起を設ける
ようにしてもよく、このようにした場合蓋体の仮止めが
より確実にできるものである。
【0030】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、電動機に給電する給電線を収納凹部にその開口か
ら収納しこの開口を蓋体で閉蓋することにより、給電線
を回動管に組み込むことができるため、組立時の作業性
の向上が図れるという効果を奏することができ、また、
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の効果に加え
て前記収納凹部の開口への蓋体が仮止め状態とすること
ができるとともに別個の取付部品を必要としないことか
ら取り付けを容易とし作業性の向上が図れるという効果
を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気掃除機の吸込口体の全体
を示す斜視図。
【図2】上記実施例の吸込口体の接続管の斜視図。
【図3】上記実施例の接続管の一部を分解した分解斜視
図。
【図4】上記実施例の接続管の回動管の分解斜視図。
【図5】上記実施例の接続管の回動管に給電線の組み込
みを示す斜視図。
【図6】上記実施例の接続管の継手管の分解斜視図。
【符号の説明】
1 吸込口体 10 本体ケース 20 回転清掃体 30 電動機 40 回動管 44 (軸部) 44d 切欠部 45 収納凹部 45a 係合穴(係合部) 46 フランジ部 46a 環状突出壁部(嵌合部) 46b 切欠部 47 蓋体 47d 突起(被係合部) 50 継手管 58 給電線収納部 60 接続管 70 給電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被掃除面側を開放した吸込口を有するとと
    もにこの吸込口の近傍に回転自在に設けた回転清掃体と
    この回転清掃体を回転駆動させる電動機とを備えた本体
    ケースとこの本体ケースに回動可能に設けられた接続管
    とからなる電気掃除機の吸込口体において、前記接続管
    を、一端側に設けられ一部に切欠部を有する環状壁から
    なり前記本体ケースに回動自在に軸支される軸部と他端
    側に設けられ一部に切欠部を有するとともに嵌合部を有
    するフランジ部とこのフランジ部と前記軸部との間に位
    置する周壁に前記環状壁とフランジ部との両切欠部に連
    通させるとともに外周側を開口し給電線を収納する収納
    凹部とを有する回動管と、この回動管のフランジ部の嵌
    合部に回動可能に嵌合して取り付けられるとともに前記
    電動機に給電する給電線を収納する給電線収納部を有す
    る継手管と、前記収納凹部の開口を閉蓋する蓋体とから
    構成したことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】前記回動管のフランジ部の嵌合部を雄状嵌
    合部に形成するとともに収納凹部の軸部近傍の開口周縁
    部に係合部を形成し、前記蓋体の一端部にこの係合部に
    係合する被係合部を形成するとともに他端側に前記フラ
    ンジ部に形成した雄状嵌合部と連続する雄状嵌合部を形
    成し、前記継手管の一端部に前記フランジ部の雄状嵌合
    部と蓋体の雄状嵌合部に回動可能な雌状嵌合部を形成
    し、前記蓋体の一端側の被係合部を前記係合部に係合す
    るとともに他端側の雄状嵌合部を継手管の雌状嵌合部に
    嵌合することによって蓋体を取り付けることを特徴とす
    る請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。
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