JP2001231723A - 吸込口体およびこの吸込口体を用いた循環式電気掃除機 - Google Patents

吸込口体およびこの吸込口体を用いた循環式電気掃除機

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JP2001231723A
JP2001231723A JP2000044456A JP2000044456A JP2001231723A JP 2001231723 A JP2001231723 A JP 2001231723A JP 2000044456 A JP2000044456 A JP 2000044456A JP 2000044456 A JP2000044456 A JP 2000044456A JP 2001231723 A JP2001231723 A JP 2001231723A
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suction
pipe
connection pipe
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exhaust air
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JP2000044456A
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Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Kiyoshi Ishikawa
清 石川
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、接続管の外径を小さくした循環
式電気掃除機に用いられる吸込口体を提供することにあ
る。 【解決手段】 吸込室33および区画壁(仕切板50)
によって区画されるた吹出風路34が形成された本体ケ
ースK、吸込室34内に回転可能に配設された回転清掃
体60、本体ケースK内に設けられ回転清掃体60を回
転させる電動機70とからなる吸込口本体(床ブラシ本
体B)と、吸込風路(105、111a、121a)お
よび排気風路(104、116、124)を有するとと
もに接続ピン140を有し、前記吸込風路および排気風
路をそれぞれ前記吸込室33および吹出風路34に連通
させて前記本体ケースKに接続される接続管Cとから構
成するとともに、前記接続ピン140と電動機70とを
接続する給電線(リード線77d)を前記接続管Cの排
気風路内を通して配設した吸込口体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転清掃体とこ
の回転清掃体を回転させる電動機を備えた循環式電気掃
除機に用いられる吸込口体およびこの吸込口体を用いた
循環式電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、床ブラシなどの吸込口体の被
掃除面と対向して形成されている吸込開口から吸込気流
とともに吸引した塵埃を集塵装置によって除去した後、
排気風を前記吸込口体に還流させて吸込開口近傍に設け
た吹出口から吹出させて掃除をする循環式電気掃除機
(以下循環式掃除機という)は知られている。
【0003】そして、前記吸込口体の中には、回転部ブ
ラシと称されている回転清掃体を設けるとともに、この
回転清掃体を吸込口体内に設けた電動機によって回転さ
せるようにしたものがある。そして、この吸込口体は、
一般の掃除機と同様に掃除機本体に吸込ホースに接続さ
れた延長管に接続されて使用されるようになっている。
【0004】また、前記電動機への電力の供給は吸込ホ
ースおよび延長管に配線された給電線および吸込口体に
配線された給電線を介してなされるようになっている。
そして、吸込ホースに配線される給電線は、吸込ホース
のホース内に埋設され、また、延長管に配線された給電
線は、延長管の外周壁に沿わせて配設するとともに、外
部に露出させないためにカバーによって覆うようにして
いる。また、吸込口体における給電線の配設は、吸込口
体内に配設されその一端側を電動機に接続するとともに
他端側の一部つまり前記延長管側の一部は、吸込口体か
ら外部に引き出されて吸込口体の一部である接続管の外
周壁に沿わせて配設するようになっている。
【0005】そして、接続管の外周壁に沿わせて配設さ
れた給電線を外部に露出させた状態とすると、掃除中に
前記給電線が家具等に引っ掛かり掃除動作が阻害さた
り、あるいは場合によっては断線してしまうなどの問題
が生じることから、接続管にカバーを取付けて給電線を
覆うようにしたものがある(例えば特開平1−2685
27号公報)。
【0006】しかし、接続管の外周に給電線を覆うカバ
ーを設けるようにした場合は、カバーを含む接続管の外
周が太くなるとともに、部品点数が多くなり、また、吸
込口体全体の重量が大きくなりつまり重くなり操作性が
損なわれるという問題がある。
【0007】この問題は、循環式掃除機に用いる吸込口
体においては特に顕著となる。何故ならば、循環式掃除
機に用いる吸込口体においては、その接続管には吸込風
路および排気風路とを形成するため例えば二重管あるい
は2本の管を並設するなどの構成としなければならない
ことから、それ自体でも外径が太くなるものであり、さ
らに給電線を覆うカバーを外周に取り付けることはさら
にカバーを含む接続管の外径が太くなるとともに、部品
点数が多くなり、また、吸込口体全体が重くなってしま
うからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように回転清掃
体とこの回転清掃体を回転させる電動機を備えた循環式
掃除機に用いられる吸込口体は、電動機に電力を供給す
る給電線の特に接続管部分を外部に露出させないように
するために、従来の一般の吸込口体のように給電線を覆
うカバーを設ける構成とすると、カバーを含む接続管の
外径が太くなるとともに、部品点数が多くなり、また、
吸込口体全体の重量が大きくなりり操作性が損なわれる
という問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1の発明は、吸込開口に
連通した吸込室、この吸込室と区画壁によって区画され
るとともに前記吸込開口の近傍に形成した吹出口に連通
する吹出風路が形成された本体ケース、前記吸込室内に
回転可能に配設された回転清掃体、前記本体ケース内に
設けられ前記回転清掃体を回転させる電動機とからなる
吸込口本体と、吸込風路および排気風路を有するととも
に接続ピンを有し、前記吸込風路および排気風路をそれ
ぞれ前記吸込室および吹出風路に連通させて前記本体ケ
ースに接続される接続管とから構成され、前記接続ピン
と電動機とを接続する給電線を前記接続管の排気流路内
を通して配設した吸込口体としたものである。このよう
に請求項1の発明は、吸込口本体内に配設された電動機
と接続管の接続ピンとを接続する給電線を、接続管の排
気風路内を通して配設つまり排気風路を利用して配設し
たことから、接続管の太さを太くすることなく、また、
カバーを不要として重量増加をさせることがなく、操作
性を損なうことがなく、また、排気風路内を流れる排気
風には塵埃が含まれていないことから給電線に付着する
塵埃に起因する通電不良などを確実に防止できるという
作用を有するものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、接続管を、本体ケースに固定的に接
続する固定接続管と、この固定接続管に対して周方向に
回動可能な回動接続管と前記固定接続管の軸心と直交す
る方向に傾動可能な傾動接続管との少なくとも一つとに
よって構成した吸込口体としたものである。このように
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
接続管を、本体ケースに固定的に接続する固定接続管
と、この固定接続管に対して周方向に回動可能な回動接
続管と前記固定接続管の軸心と直交する方向に傾動可能
な傾動接続管との少なくとも一つとによって構成した吸
込口体としたことから、請求項1記載の発明の作用に加
えて、接続管を吸込口本体に対して少なくとも回動また
は傾動させるため掃除の際の操作性を向上させることが
できるという作用を有するものである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、回動接続管を、吸込流路を形成する
吸込管と、この吸込管の外側に排気風路を形成する排気
管とで構成した吸込口体としたものである。このように
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
回動接続管を、吸込流路を形成する吸込管と、この吸込
管の外側に排気風路を形成する排気管とで構成した吸込
口体としたことから、請求項2記載の発明の作用に加え
て、回動接続管を周方向に回動させたとしても、給電線
は排気風路にあることから回動接続管の回動に伴って捻
じられることがないため給電線の断線などの損傷を防止
できるという作用を有するものである。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明において、傾動接続管の傾動を、排気管に形成
され、内部に貫通孔を形成して排気風路とした筒状軸に
よって行うとともに、この排気風路内に給電線を配設し
た吸込口体としたものである。このように請求項4記載
の発明は、請求項2記載の発明において、傾動接続管の
傾動を、排気管に形成され、内部に貫通孔を形成して排
気風路とした筒状軸によって行うとともに、この排気風
路内に給電線を配設した吸込口体としたことから、請求
項2記載の発明の作用に加えて、傾動接続管を傾動させ
るように回動させたとしても給電線に捻じれることがな
いため給電線の断線などの損傷を防止できるという作用
を有するものである。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明において、電動機を本体ケース
の吹出風路内に配置した吸込口体としたものである。こ
のように請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項
4記載の発明において、電動機を本体ケースの吹出風路
内に配置した吸込口体としたことから、請求項1ないし
請求項4記載の発明の作用に加えて、吹出風路内を流れ
る塵埃が含まれていない排気風つまりきれいな空気によ
って電動機を冷却することができるという作用を有する
ものである。
【0014】また、請求項6記載の発明は、掃除機本体
の吸込口と排出口とに、請求項1ないし請求項5記載の
吸込口体の接続管の吸込風路と排気風路を連通させて接
続した循環式電気掃除機としてものである。このように
請求項6記載の発明は、循環式電気掃除機に請求項1な
いし請求項5の吸込口体を用いたことから、掃除時にお
ける吸込口体の操作性が良いことから掃除操作を容易に
できるという作用を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図9に基いて説明する。
【0016】図1は循環式掃除機の全体を示す斜視図で
あり、図1において符号1は掃除機本体であり、この掃
除機本体1には前部に接続口体2が設けられており、ま
た掃除機本体1の内部には集塵室3aおよび送風機室4
aが設けられている。そして、前記集塵室3aには集塵
装置としての集塵袋3が配置されており、また、前記送
風機室4aには電動送風機4が設けられている。
【0017】また、前記接続口体2は図示しないが吸込
口と排出口がそれぞれ形成されており、前記吸込口は前
記集塵室3aに連通しており、また、前記排出口と前記
送風機室4aとは掃除機本体1に形成した図示しない還
流路によって連通している。
【0018】また、前記接続口体2には吸込ホース10
が接続されており、この吸込ホース10は、軸方向に沿
って内部に吸込路と排気路が形成されたホース部11、
このホース部11の一端側に接続された接続筒12、お
よび他端側に接続された握り管13とから構成されてい
る。そして、前記接続筒12の内部には図示しないが前
記ホース部11の吸込路および排気路と連通する二つの
吸込通路(吸込風路)および排気通路(排気風路)が形
成されており、接続筒12を接続口体2に接続したとき
は、前記吸込通路および排気通路は前記掃除機本体1に
設けた吸込口および排出口に連通するようになっている
ものである。
【0019】また、前記握り管13には、図1に示すよ
うに上部に把手14が形成されており、この把手14を
把持して後述する吸込口体である床ブラシAを走行操作
させて掃除をするものである。
【0020】また、握り管13の前端部には接続口(不
図示)が形成されており、この接続口には接続片(不図
示)が設けられており、この接続片は前記吸込ホース内
に配線された給電線に接続されており、この給電線は掃
除機本体1に設けられた電源回路(不図示)に接続され
ている。
【0021】また、前記把手14の前部には、電動送風
機4を制御する複数の制御スイッチ14aが設けられて
おり、これら制御スイッチ14aからの制御信号は、吸
込ホース10の内部に配線された信号線(不図示)を介
して掃除機本体1内部に設けられた図示しない制御手段
に送られるようになっている。また、吸込ホース10の
内部には、後に詳述する前記床ブラシA内に設けた電動
機70に電力を供給する図示しない給電線が配線されて
おり、この給電線の一端部は前記接続筒12に設けたプ
ラグピン(不図示)に接続されて、このプラグピンは接
続口体2に設けられた接点板(不図示)に圧接して電気
的に接続されるようになっている。また、前記給電線の
他端は前記握り管13に形成さて前記接続口内に設けら
れた接続片に接続されている。
【0022】そして、握り管13の先端部つまり前記接
続口には、2本の管21、22からなる延長管20の一
方側の管21が、その端部に形成された嵌合筒部(不図
示)を介して嵌合接続され、また、他方の管22の先端
部には、その先端部に設けられた接続口に後述する吸込
口体としての床ブラシAの接続管Cが接続されるように
なっている。なお、管21および22とは、管21の先
端部に形成した接続口と、管22の端部に形成した嵌合
筒部との嵌合によって接続されるようになっている。
【0023】また、両管21および22は、それぞれ内
管(不図示)と外管の二重管からなっており、内管の内
部は吸込風路となっておりまた外管の内部つまり外管の
内壁と内管の外周壁との間の空間は排気風路となってい
る。
【0024】また、両管21および22のそれぞれの接
続筒部には接続ピンが、また接続口には接続片が設けら
れており、これら接続ピンおよび接続片は内部に設けら
れた給電給に接続されている。
【0025】そして、管22の先端部の接続口に設けた
接続片は、後に詳述する床ブラシAの接続管Cが接続さ
れたとき、この接続管Cに設けられた接続ピン140と
接続されるようになっており、この接続ピン140と吸
込口本体としての床ブラシ本体B内に配置された電動機
70とは、接続管Cおよび吸込口本体B内に配設される
給電線としてのリード線77dによって接続されるよう
になっている。
【0026】つぎに、前記延長管20つまり管22に接
続される吸込口体としての床ブラシAについて説明す
る。この床ブラシAは、図1、図2に示すように、本体
ケースK、この本体ケースK内に形成される吸込室内に
回転可能に配設された回転清掃体60、この回転清掃体
を回転させる電動機70からなる吸込口本体Bと、この
吸込口本体Bに上下方向に回動可能に取り付けられた継
手管Cとから構成されている。そして、前記本体ケース
Kは、図3に示すようにした下部ケース30、上部ケー
ス40および下部ケース30と上部ケース40との間に
挟持される区画壁である仕切板50とから構成されてい
る。そして、前記下部ケース30は上方を開口した有底
箱状に形成され周囲部は結合縁30aが形成されてい
る。また、上部ケース40は同様に天井壁を底壁とした
有底箱状に形成され、その周囲部には前記結合縁30a
と結合する結合縁40aが形成されている。そして、下
部ケース30と上部ケース40とは両結合縁30aおよ
び40aの間にバンパー30bを挟持させて図示しない
ネジによって一体に結合されるようになっており、この
結合の際に前記隔壁50は一体に組み込まれるものであ
る。
【0027】また、下部ケース30の底壁には、下面に
開口した吸込開口31が長手方向(左右方向)に沿って
形成されており、また、図3に示すように前記吸込開口
31に設けられた後壁31aが形成され、また、吸込開
口31の長手方向両側端部にはそれぞれ支持壁31bが
形成されている。前記後壁31aの中央部には後述する
接続管Cの固定接続管100の開口103の嵌合縁10
3cと嵌合する略半方形状の嵌合縁31dが形成されて
いる。
【0028】また、下部ケース30の後側は、後方に向
けて延出して形成された方形状の延出部32となってお
り、この延出部32の略中央部には側壁32bと前壁3
2cとで囲まれたコ字状の凹部32aが形成されてお
り、前記前壁32cには略半方形状の嵌合縁32d(図
3参照)が形成されている。
【0029】また、前記下部ケース30の長手方向両側
には、図示しないが一方側の軸受取付部が形成されてお
り、この一方側の軸受取付部は後述する仕切板50の長
手方向両端側に形成された他方側の軸受取付部とによっ
て後述する回転清掃体60の両端部に取り付けられた軸
受63を支持するようになっている。
【0030】また、前記上部ケース40は、上述したよ
うに天井壁を底壁とした有底箱状に形成され、その周囲
部には前記結合縁30aと結合する結合縁40aが形成
されているととももに、上面には装飾用のカバー41が
取り付けられている。また、この上部ケース40には、
図示しないが前記下部ケース30の延出部32の前壁3
2cに形成された半円形の嵌合縁32dとで円形の嵌合
部を形成する略半方形状の嵌合縁が形成されている。
【0031】また、前記仕切板50は、傾斜壁51とこ
の傾斜壁51の両側に形成された略三角形状の側壁52
(図3参照(図3では一方側のみ図示)とから形成され
るとともに、傾斜壁51の中央部には後述する接続管C
の固定接続管100の開口103の嵌合縁103cと嵌
合する略半方形状の嵌合縁53が形成されている。ま
た、前記両側壁52には、前記した他方側の軸受取付部
(不図示)が形成されている。
【0032】そして、図3に示すように下部ケース30
の前記吸込開口31の上部に前記後壁31aの上端縁に
傾斜壁51の上側縁当接させ、また、両支持壁31bに
傾斜壁51の下側縁を支持させて仕切板50を配置し、
ついで、前記上部ケース40を、その結合縁(不図示)
を前記下部ケース30の接合縁30aに当接させ、そし
て、図示しないねじによって上部ケース40と下部ケー
スを結合することによって本体ケースKは組み立てられ
る。そして、組み立てられた状態では本体ケースK内に
は、図3に示すように前記仕切板50によって区画され
て、仕切板50の下側には吸込室33が形成され、ま
た、仕切板50の上側には吹出風路34が形成されるも
のである。なお、前記吸込開口31は吸込室33の一部
を構成しているものである。
【0033】また、前記吸込室33の前側には前記吹出
風路34に連通する吹出口35が形成されるものであ
る。
【0034】つぎに、前記吸込室33に配設される回転
清掃体60について説明する。この回転清掃体60は、
図3、図4に示すように軸部61とこの軸部61に軸方
向に沿ってその基部を埋設された可撓性を有する薄板か
らなり互いに対向して設けられた4枚のブレード62か
ら構成されている。なお、前記ブレードのうち互いに対
向した2枚のブレードの先端部にはブラシ毛62aが設
けられている。
【0035】また、前記軸部61の両端には前記したよ
うに軸受63が取り付けられており、また、軸部61の
一方側端部には歯付プーリー64が取り付けられてお
り、この歯付プーリー64と後述する電動機70の回転
軸71に取り付けられた歯付プーリー72とにはベルト
65が掛けられている。
【0036】また、図4に示すように、前記下部ケース
30の一方側(図4において左側)には、前記電動機7
0が図示しないが適宜な手段によって固定して取り付け
られており、この電動機70の回転軸(不図示)には前
記した歯付プーリー72が取り付けられており、電動機
70の回転力は前記歯付プーリー72に掛けられた前記
ベルト65を介して前記歯付プーリー64に伝達されて
回転清掃体60は回転するようになっている。
【0037】また、下部ケース30の前記電動機70が
配置された部位の近傍には、制御回路75が取り付けら
れており、この制御回路75には所要の回路部品(不図
示)が取り付けられるとともに、3個のコネクター76
b、76cおよび76dが取り付けられている。そし
て、コネクター76bには電動機70に給電するリード
線77bが接続され、また、コネクター76cには、後
述する車輪78の動作を感知するスイッチ手段(不図
示)のオン・オフ信号を送る信号線78bが接続されて
おり、また、コネクター76dには、前記給電線である
リード線77dが接続されている。
【0038】また、下部ケース30の他方側には、前記
車輪78が常時は図示しない付勢ばねによって、下部ケ
ース30の下面から突出させて設けられており、掃除の
際に床ブラシAを床面上を走行させる場合に床面に置か
れたとき前記車輪79は前記付勢ばねに抗して上方に押
し上げられるようになっている。また、車輪78の近傍
には前記図示しないスイッチ手段が設けられており、こ
のスイッチ手段は床ブラシAが床面から持ち上げられ
る、つまり下部ケース30の下面が床面から離れて前記
車輪78が下部ケース30の下面から突出したときオフ
状態となり、逆に下部ケース30が床面に接触し床面に
よって車輪78が上方に押上げられたときオン状態とな
るようになっている。そして、前記スイッチ手段のオン
・オフ信号は前記信号線78bを介して前記制御回路7
5に送られ、そして、制御回路75は前記オン信号を受
けたときは電動機70を駆動するように制御し、オフ信
号を受けたときは電動機70を停止するように制御する
ようになっている。
【0039】そして、前記回転清掃体60の本体ケース
K内への組込みは、上述した本体ケースKを組み立てる
際に、前記下部ケース30および仕切板50にそれぞれ
設けた前記両軸受取付部に軸部61の両端側に取り付け
た軸受63を挟持した後、上部ケース40を下部ケース
30にねじによって結合することによって組込まれる、
床ブラシ本体Bは組み立てられるものである。なお、床
ブラシ本体Bの組み立ての際には、前記電動機70、制
御回路75および車輪78などは前記下部ケース30に
予め取り付けられて置くものである。
【0040】なお、前記電動機70および制御回路75
が配設せれている空間部は吹出風路34の一部となって
おり、このため電動機70は排気風によって冷却される
ようになっている。
【0041】つぎに、床ブラシ本体Bに取り付けられる
接続管Cについて説明する。この接続管Cは、図4、図
6、図7などに示すように吸込口本体Bつまり本体ケー
スKに固定的に接続する固定接続管100、この固定接
続管100に対して周方向に回動可能な回動接続管11
0およびこの回動接続管110の軸心と直交する方向に
傾動可能な傾動接続管120とから構成されてる。
【0042】そして、前記固定接続管100は、図3、
図7に示すように内管101とこの内管101と外側に
同心状に配置される外管102とから構成されており、
内管101と外管102とは、互いに離間して形成され
た複数(4個(図7には2個のみ図示)リブ101bに
よって一体化されている。そして、前記内管101の先
端側は前記外管102よりも前方に向かって突出してい
るとともに、その先端部は略方形状に形成されるととも
に略方形状の開口103が設けられている。また、前記
開口103の外周に係合溝103bが形成された係合縁
103cとなっている。また、前記外管102の外周に
は環状溝からなるガイド溝106が形成されている。
【0043】また、前記外管102の内周面と内管10
1の外周面との間に形成された空間は排気風路104と
なっており、前記複数のリブ101bはこの排気風路1
04内に設けられているものである。前記は排気風路1
04は固定接続管100が床ブラシ本体Bつまり本体ケ
ースKに取り付けられたときは本体ケースK内に形成さ
れた吹出風路34に連通するようになっている。
【0044】また、前記内管101の内部は吸込風路1
05となっており、この吸込風路105は、固定接続管
100が床ブラシ本体Bに取り付けられたときは床ブラ
シ本体B内に形成された吸込室33に連通するようにな
っている。
【0045】つぎに、この固定接続管100に回動可能
に取り付けられる回動接続管110は、図3、図7など
に示すように前記固定接続管100の内管101の外周
面に気密的に嵌合するとともに周方向に回動可能な内管
111とこの内管111の外周に同心状に形成された外
管112とから構成されている。また、この回動接続管
110は、前記内管111と外管112との後端側は、
略上半分部部は遮蔽壁113によって遮蔽されており、
また、下半分は開口している。
【0046】また、回動接続管110は図7などに示す
ように外管112の後端部に互いに離間するとともに対
向して後方に延出させて形成した、一対の延出部114
が設けられており、また、図9に示すように回動接続管
110の下側は、外管112の一部を含み前記延出部1
14の下半分は分割された蓋部材115によって形成さ
れているものである。また、蓋部材115の前記延出部
114の外周壁114bの縁部114aと接合する縁部
115aおよび図示しないが前記対向壁114c(図9
など参照)の縁部と接合する縁部が形成されている。
【0047】また、前記延出部114の縁部114cに
は半円形状の軸受部114dが形成されており、また、
前記縁部114aに接合する蓋部材115の図示しない
縁部には、前記軸受部114dと対向する半円形状の軸
受部が形成されており、これら両軸受部によって、後述
する傾動接続管120に形成した筒状軸125を回動可
能に軸支するようになっている。
【0048】そして、前記延出部114には、ねじ穴1
14fが形成され、また、蓋部材115には前記ねじ穴
114fに対応したねじ孔115bが形成されており、
このねじ孔15bをねじ穴114fに対向させて蓋部材
115を回動接続管120に配置して図示しないねじに
よって蓋部材115を固定する。蓋部材115を固定す
ることによって内部空間部が形成され、この空間部は排
気風路116を構成するものであり、この排気風路11
6は前記固定接続管100の排気風路104と連通して
いるものである。なお、前記内管111の内部は吸込風
路111aを構成しているものである。
【0049】また、前記外管112の前端部の上面おい
び下面には、それぞれスリット孔117が形成されてお
りこのスリット孔117には、前記固定接続管100の
外管102に形成したガイド溝106に摺動可能に嵌合
する係止部材107が抜止されて挿入されるようになっ
ており、このことによって、回動接続管110は固定接
続管100に対して軸方向への抜止がされるとともに周
方向に回動可能に接続されれるものである。
【0050】つぎに、前記回動接続管110に接続され
る傾動接続管120は、内管121、この内管121の
略上半分を覆う断面略コ字状とした樋状の上部カバー1
22および同様に断面略コ字状にとした樋状の下部カバ
ー123とから構成されている。そして、前記上部カバ
ー122はねじ122aによって内管121に固定され
て、また、下部カバー123は、図8に示すようにねじ
123aによって内管121に固定されて取り付けられ
るようになっている。
【0051】また、前記上部ケース122の内周面と内
管121の外周面との間には空間が形成されており、こ
の空間は排気風路124を構成しているものである。ま
た、上部ケース122の先端部には両側に突出させると
ともに、内管121の軸方向と直交する方向を軸心とし
た筒状軸125が形成されており、この筒状軸125の
内部は貫通孔が形成され、この貫通孔は排気風路125
aを構成しているものである。つまり、前記上部カバー
122と内管121との間に形成された排気風路124
と筒状軸125の排気風路125aとは連通しており、
また、前記排気風路124の後端は開口124a(図
6、図7参照)となっている。
【0052】なお、前記内管121の内部は吸込風路1
21aを構成しているものである。
【0053】また、前記内管121の下側の両側には接
続ピン140の鍔部141を嵌合する一対の凹部121
fが形成されており、また、前記下部カバー123には
前記凹部121fに対向して同様に一対の凹部(不図
示)が形成されているとともに、一対のピンカバー12
3bが突出して形成さている。
【0054】そして、前記接続ピン140は前記鍔部1
41を前記内管121の凹部121fにはめ込むととも
に、前記下部カバー123の図示しない凹部を前記鍔部
141を嵌め込んで前記ねじ123aによって内管12
1に取り付けることによって接続ピン140は、傾動接
続管120に取り付けられるものである。
【0055】また、下部カバー123を内管121に取
り付けた状態では、内管121の外周面と下部ケース1
23の内面との間には空間が形成されこの空間は前記内
管と上部カバー122との間に形成された排気風路12
4の一部を構成しているものである。なお、下部カバー
123と内管121との間に形成される空間は図3に示
すように前端部は遮蔽されており、したがって、内管1
21の両側周面に沿って前記上部カバー122と内管1
21との間に形成されている空間に連通するようになっ
ているものである。また、下部カバー123と内管12
1との間の空間の後端は上記開口124aと連通した開
口124b(図6、図7参照)となっているものであ
る。
【0056】また、前記接続ピン140には、給電線で
ある前記リード線77dの一端側が接続されており、こ
のリード線77dは、前記下部カバー123と内管12
1との間の空間、上部カバー122と内管121との空
間および前記筒状軸125の間通孔を通して、つまり、
傾動接続管120に形成された排気風路124および排
気風路125aを経て、前記回動接続管110の排気風
路116および固定接続管100の排気風路104を通
って床ブラシ本体Bつまり本体ケースKの吹出風路34
に引き出され、その他端側は前記コネクター76dに接
続されるようになっている。
【0057】なお、前記リード線77dの長さは、固定
接続管100に対して回動接続管110が回動した際に
張力が加わることがない長さに設定されている。
【0058】そして、固定接続管100に回動接続管1
10を取り付け、また、回動接続管110に傾動接続管
120を取り付けることによって組み立てられた接続管
Cは、回動接続管110は固定接続管100に対して周
方向に回動可能となっており、また、傾動接続管120
は回動接続管110に対して回動接続管110の軸方向
に対して直交する方向に傾動可能となっているものであ
る。
【0059】そして、前記接続管Cの本体ケースKつま
り床ブラシ本体Bへの取付けは、固定接続管110の内
管101の開口103の係合縁103cを、下部ケース
30の後壁31aの略半方形状の嵌合縁31dと、仕切
板50の略半方形状の嵌合縁102bとに係合つまり気
密的に挟持させてるとともに、外管102の係合鍔10
7を前記下部ケース30の延出部32の前縁32cおよ
び上部ケース40に形成した後縁部によって気密的に挟
持させることによってなされるものである。
【0060】そして、本体ケースKつまり床部ブラシ本
体Bに接続管Cが取り付けられた状態では、上記したよ
うに傾動接続管120は回動接続管110に対して回動
接続管110の軸方向に対して直交する方向(図3に矢
印a方向)に傾動可能となっていることから、傾動接続
管120は吸込開口31を床面に対向させて床に置かれ
た状態の床ブラシ本体Bに対して上下向つまり床面に対
する角度を変えることができるように傾動でき、また、
前記回動接続管110は固定接続管100に対して周方
向に回動可能となっていることから、傾動接続管120
を床ブラシ本体Bの長手方向に沿わせる方向に回動させ
ることができるものである。
【0061】また、上記のようにして床ブラシ本体Bと
接続管Cとを接続して、床ブラシAを組み立てる際に
は、上記したように接続管Cの傾動接続管120に設け
た接続ピン140に一端側を接続したリード線77d
は、傾動接続管120の排気風路124および125
a、回動接続管110の排気風路104および固定接続
管100の排気風路116内を通して床ブラシ本体Bの
吹出風路34内に引き出され、他端側を前記制御回路7
5のコネクター76dに接続され、また、前記信号線7
8bは固定接続管100の内管101の先端部の下側を
通して制御回路75のコネクター76cに接続される。
【0062】このことによって、固定接続管100に対
して回動接続管110を周方向に回動させたとしても、
前記リード線77dは回動接続管110の排気風路11
6内に自由状態となっていることから、回動接続管11
0が回動してもリード線77dは回動接続管110とと
もに回動することはないためリード線77dが捻じられ
ることはなく、この捻じられることによってリード線7
7dが断線などすることはない。また、回動接続管11
0に対して傾動接続管120を傾動させると筒状軸12
5を回動軸として回動するが、リード線77dは筒状軸
125の貫通孔つまり排気風路125a内に自由状態と
なっていることから、前記傾動に伴って回動する筒状軸
125の回動によっては捻じられることがないため、リ
ード線77dは断線などすることはない。
【0063】また、リード線は接続管Cの排気風路12
4、125a、排気風路116および排気風路104内
に配線されている、つまり、前記各排気風路を利用して
配線されていることから、接続管Cの太さを太くするこ
となく、また、カバーを不要として重量増加をさせるこ
とがなく、操作性を損なうことがなく、また、排気風路
内を流れる排気風には塵埃が含まれていないことから給
電線に塵埃が付着することを確実に防止できるものであ
る。
【0064】また、接続管Cを、本体ケースKに固定的
に接続する固定接続管100と、この固定接続管100
に対して周方向に回動可能な回動接続管110と、この
回動接続管110に軸心と直交する方向に傾動可能な傾
動接続管管120を設けたことから、接続管Cを床ブラ
シ口本体Bに対して回動または傾動させることができる
ことから、掃除性能を向上させることができるものであ
る。
【0065】また、回動接続管110を、吸込流路を形
成する内管111の外側に排気風路116を形成する外
管112を配置する構成とし、前記排気風路116内に
給電線を配設したことから、上記したように回動接続管
110を固定接続管100に対して回動させてもリード
線77dは排気風路116内に自由状態になっているこ
とから回動接続管の回動に伴って捻じられることがない
ため給電線の断線などの損傷を防止できるものである。
【0066】また、傾動接続管120の傾動を、内部に
形成した貫通孔からなる排気風路125aとした筒状軸
125の回動によって行うとともに、この排気風路12
5a内に給電線を配設したことから、傾動接続管120
を傾動させるように回動させたとしてもリード線77d
は捻じれることがないため断線などの損傷を防止できる
ものである。
【0067】また、電動機70を本体ケースKの吹出風
路34内に配置したことから、電動機70は塵埃が含ま
れていない排気風、つまりきれいなな空気によって冷却
することができるため、塵埃に起因する電動機70が動
作不良などを防止できるものである。
【0068】そして、上記床ブラシAを前記延長管20
に接続する場合は、接続管Cの傾動接続管120を前記
延長管20に嵌合することのよってなされるものであ
る。そして、傾動接続管120を延長管20つまり管2
2に嵌合すると、傾動接続管120の内管121は管2
2の嵌合口に気密的に嵌合し、排気風路124の開口1
24aおよび124bは管22に形成された排気風路
(不図示)に気密的に連通する。また、前記接続ピン1
40は管22に設けた接続片(不図示)に電気的に接続
される。
【0069】また、床ブラシAを延長管20に接続した
状態では、床ブラシ本体Aの吸込室33は接続管Cに形
成した各吸込風路を介して延長管20の吸込風路に連通
し、また、床ブラシ本体Aの吹出風路34は接続管Cに
形成した各排気風路を介して延長管の排気風路に連通す
るものである。
【0070】つぎに、上記床ブラシAを用いて掃除をす
る場合の循環式掃除機1の動作について説明する。ま
ず、掃除をする場合は、掃除機本体1に吸込ホース1
0、接続管20を図1に示すように接続し、延長管20
に床ブラシAを接続し、吸込ホース10の把手14に設
けた制御スイッチ14aのうちのいずれかを閉成操作す
る。この閉成操作がされることにより電動送風機4が駆
動し、また、前記床ブラシAの電動機70が駆動して回
転清掃体60が回転する。
【0071】そして、前記電動送風機4の吸込作用によ
って床ブラシAの吸込開口31から塵埃が吸込気流とと
もに吸込まれ、延長管20、吸込ホース10のそれぞれ
の吸込風路を経て(図1に白抜き一点鎖線の矢印で示す
経路)集塵装置3内に吸込まれ、塵埃は集塵装置3によ
って除去され吸込気流は排気風として電動送風機4から
排気され、この排気風は掃除機本体1の還流路、吸込ホ
ース10、延長管20の各排気風路を経て(図1に太い
実線の矢印で示す経路)床ブラシAの各排気流路、吹出
風路を経て吹出口35から床面つまり被掃除面に吹き付
けられ、この吹出された排気風によって床面被掃除面の
塵埃が吹出され、この吹出された塵埃は吸込み空気とと
もに上記経路を経て集塵装置3内に吸込まれ、そして塵
埃が除去された吸込空気は再び上記経路を経て床ブラシ
Aに戻されて吹出口35から吹出されて掃除がなされる
ものである。
【0072】そして、掃除の際に把手14を持って床ブ
ラシAを前後方向に走行させるように操作するものであ
るが、この際傾動接続管120が回動接続管110に対
してつまり床ブラシ本体Bにに対して上下方向に回動す
ることから、床ブラシ本体Bの下面を常に被掃除面に接
触させつつ走行させることができることから、効率よく
掃除ができるとともに床ブラシAの操作性はよいもので
ある。
【0073】また、掃除中に狭い場所などを掃除する必
要が生じたときは、床ブラシAを前後方向ではなく、左
右方向つまり長手方向に走行させることが必要となる
が、この時は、延長管20を傾動接続管120とともに
左右方向に倒すように操作すると、傾動接続管120に
よって回動接続管110は固定接続管100に対して周
方に回動し、このことによって延長管20は床ブラシA
の長手方向に沿って位置することになるため、延長管2
0を軸方向に移動操作させることによって長手方向に走
行させて掃除をすることができるものである。
【0074】また、掃除中は前記車輪78は上方に押上
げられており、スイッチ手段からはオン信号が制御回路
75に送られることから電動機70は駆動され回転清掃
体60は回転し、また、掃除中に床ブラシAが持ち上げ
られると車輪78は押し下げられ、スイッチ手段からは
オフ信号が制御回路75に送られることから電動機70
は停止し回転清掃体60も停止するものである。
【0075】上述したように上記床ブラシAは、床ブラ
シ本体B内に設けられ回転清掃体60を回転させる電動
機70に給電するリード線77dを、接続管Cの形成し
た排気風路を利用して配線するようにしたことから、接
続管Cの外周に沿ってリード線を配線するとともに、こ
のリード線をカバーで覆う必要がないため接続管Cの外
径が太くなることはなく、また、部品点数を少なくでき
るとともに床ブラシAの重量を軽くすることができるも
のである。
【0076】なお、上記実施の形態においては、床ブラ
シ本体Bに対して接続管Cを回動および傾動可能とする
構成としたが、これは、床ブラシが使用される態様によ
っては、回動または傾動のいずれか一方のみを設ける構
成としてもよいものであり、また、回動または傾動のい
ずれもさせない構成としてもよいものである。
【0077】また、上記実施の形態においては、排気風
路を内管と外管の二重管構成とすることによって、内管
の外周面と外管の内周面との間に開成される空間を排気
風路としたが、これは二重管構成とすることなく2本の
管を並設する構成として、一方の管に吸込風路を、他方
の管に排気風路を形成する構成とし、前記他方の管の排
気風路内にリード線つまり給電線を配線するようにして
もよいものである。
【0078】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、吸
込口本体内に配設された電動機と接続管の接続ピンとを
接続する給電線を、接続管の排気風路内を通して配設つ
まり排気風路を利用して配設したことから、接続管の太
さを太くすることなく、また、カバーを不要として重量
増加をさせることがなく、操作性を損なうことがなく、
また、排気風路内を流れる排気風には塵埃が含まれてい
ないことから給電線に付着する塵埃に起因する通電不良
などを確実に防止できるという効果を有するものであ
る。
【0079】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、接続管を、本体ケースに固定的に接
続する固定接続管と、この固定接続管に対して周方向に
回動可能な回動接続管と前記固定接続管の軸心と直交す
る方向に傾動可能な傾動接続管との少なくとも一つとに
よって構成した吸込口体としたことから、請求項1記載
の発明の効果に加えて、接続管を吸込口本体に対して少
なくとも回動または傾動させるため掃除の際の操作性を
向上させることができるという効果を有するものであ
る。
【0080】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、回動接続管を、吸込流路を形成する
吸込管と、この吸込管の外側に排気風路を形成する排気
管とで構成した吸込口体としたことから、請求項2記載
の発明の効果に加えて、回動接続管を周方向に回動させ
たとしても、給電線は排気風路にあることから回動接続
管の回動に伴って捻じられることがないため給電線の断
線などの損傷を防止できるという効果を有するものであ
る。
【0081】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明において、傾動接続管の傾動を、排気管に形成
され、内部に貫通孔を形成して排気風路とした筒状軸に
よって行うとともに、この排気風路内に給電線を配設し
た吸込口体としたことから、請求項2記載の発明の効果
に加えて、傾動接続管を傾動させるように回動させたと
しても給電線に捻じれることがないため給電線の断線な
どの損傷を防止できるという効果を有するものである。
【0082】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明において、電動機を本体ケース
の吹出風路内に配置した吸込口体としたことから、請求
項1ないし請求項4記載の発明の効果に加えて、吹出風
路内を流れる塵埃が含まれていない排気風つまりきれい
な空気によって電動機を冷却することができるという効
果を有するものである。
【0083】また、請求項6記載の発明は、循環式電気
掃除機に請求項1ないし請求項5の吸込口体を用いたこ
とから、掃除時における吸込口体の操作性が良いことか
ら掃除操作が容易となるという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の吸込口体(床ブラシ)を
循環式電気掃除機に接続した状態を示す斜視図。
【図2】上記吸込口体の斜視図。
【図3】上記吸込口体の断面図(接続管の軸心を通る線
での断面図)。
【図4】上記吸込口体の上部ケースおよび仕切板を取外
した状態の斜視図。
【図5】上記吸込口体の固定接続管の排気風路から給電
線を引き出した状態を示す部分拡大図。
【図6】上記吸込口体の接続管の斜視図。
【図7】上記吸込口体の固定接続管と回動接続管と分離
し給電線の配線状態を示す斜視図。
【図8】上記接続管の回動接続管に傾動接続管と取り付
けた状態の下側からみた図。
【図9】上記接続管の回動接続管に傾動接続管と取り付
けた状態における蓋部材および下部カバーを取外した状
態の図。
【符号の説明】
1 循環式電気掃除機の掃除機本体 31 吸込開口 33 吸込室 34 吹出風路 35 吹出口 60 回転清掃体 70 電動機 77d リード線(給電線) 104 排気風路 105 吸込風路 111a 吸込風路 116 排気風路 121a 吸込風路 124 排気風路 125a 排気風路 140 接続ピン A 床ブラシ(吸込口体) B 床ブラシ本体(吸込口本体) C 接続管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込開口に連通した吸込室、この吸込室
    と区画壁によって区画されるとともに前記吸込開口の近
    傍に形成した吹出口に連通する吹出風路が形成された本
    体ケース、前記吸込室内に回転可能に配設された回転清
    掃体、前記本体ケース内に設けられ前記回転清掃体を回
    転させる電動機とからなる吸込口本体と、吸込風路およ
    び排気風路を有するとともに接続ピンを有し、前記吸込
    風路および排気風路をそれぞれ前記吸込室および吹出風
    路に連通させて前記本体ケースに接続される接続管とか
    ら構成され、前記接続ピンと電動機とを接続する給電線
    を前記接続管の排気風路内を通して配設したことを特徴
    とする吸込口体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、接続管
    を、本体ケースに固定的に接続する固定接続管と、この
    固定接続管に対して周方向に回動可能な回動接続管と前
    記固定接続管の軸心と直交する方向に傾動可能な傾動接
    続管との少なくとも一つとによって構成したことを特徴
    とする吸込口体。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、回動接続
    管を、吸込流路を形成する吸込管と、この吸込管の外側
    に排気風路を形成する排気管とで構成したことを特徴と
    する吸込口体。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の発明において、傾動接続
    管の傾動を、排気管に形成され、内部に貫通孔を形成し
    て排気風路とした筒状軸によって行うとともに、この排
    気風路内に給電線を配設したことを特徴とする吸込口
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の発明にお
    いて、電動機を本体ケースの吹出風路内に配置したこと
    を特徴とする吸込口体。
  6. 【請求項6】 掃除機本体の吸込口と排出口とに、請求
    項1ないし請求項5記載の吸込口体の接続管の吸込風路
    と排気風路を連通させて接続したことを特徴とする循環
    式電気掃除機。
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