JPH091009A - 泡生成ポンプ式流体分与容器および気液混合部材 - Google Patents

泡生成ポンプ式流体分与容器および気液混合部材

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JPH091009A
JPH091009A JP7147384A JP14738495A JPH091009A JP H091009 A JPH091009 A JP H091009A JP 7147384 A JP7147384 A JP 7147384A JP 14738495 A JP14738495 A JP 14738495A JP H091009 A JPH091009 A JP H091009A
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piston body
liquid mixing
volume
hole
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 泡生成ポンプ式流体分与容器は、ピストン体
の運動により容器内の流体を気液混合室に送出するピス
トン体収容部、及び気体収容部を有してなるシリンダー
体と、気体収容部の容積を増減させることにより外部に
連通する穴を開閉して気体収容部内に気体を吸引し、ま
た気液混合室内に送出し、気体と流体とを混合させる容
積可変部材とを備えてなる。 【効果】 高圧ガス不要、空気室用逆止弁不要、簡単構
造、故障なし、製造容易、量産可能であり、美容・衛生
用品、食品等の各種分野で好適使用可能な泡生成ポンプ
式流体分与容器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は泡生成ポンプ式流体分
与容器および気液混合部材に関し、さらに詳述すると、
高圧ガスを用いず、しかも空気室用逆止弁も不要であ
り、簡単な構造で故障が少なく、製造が容易で量産可能
であり、美容・衛生用品、食品等をはじめとする各種分
野で好適に用いることのできる泡生成ポンプ式流体分与
容器、および前記泡生成ポンプ式流体分与容器に好適に
用いることができ、簡単な構造で量産に適し、効率良く
気体と液体とを混合し得る気液混合部材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近時、環
境保全等の見地より、炭酸ガスやフロンガス等の高圧ガ
スを用いない泡生成ポンプ式流体分与容器の開発が盛ん
である。たとえば、特開平4−293568号公報、実
開平4−134456号公報、実開平6−70854号
公報、実開平3−7963号公報、実開平7−7759
号公報、国際公開番号WO92/08657号公報等に
おいて、高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式流体分与容
器が提案されている。
【0003】これらの泡生成ポンプ式流体分与容器は、
ボール弁、ピストン、シリンダー等を有してなり、流体
を収容する容器の開口頸部に装着され、前記流体を吸引
・吐出し、気液混合室に送出するポンプ式送出機構と、
空気用逆止弁を備える容積可変の空気室を有してなり、
前記ポンプ式送出機構と連動して前記空気室の容積を可
変し、外部から前記空気室内に空気を吸引し、この空気
を前記気液混合室に送出し、前記気液混合室内で前記ポ
ンプ式送出機構により前記気液混合室内に送出された流
体と前記空気とを混合させる泡生成機構と、を備えてな
る構造を有している。前記ポンプ式送出機構において、
シリンダーは、容器内の流体に臨んで開口する開口部を
有する。ボール弁は、前記シリンダー内であって、前記
開口部に臨む位置に、この開口部を開閉可能に、収容さ
れている。ピストンは、前記シリンダー内を摺動可能に
前記シリンダーに装着される。
【0004】前記泡生成ポンプ式流体分与容器は、以下
のように作用する。すなわち、前記ポンプ式送出機構に
おいて、前記ピストンを引動させると、前記ボール弁が
開放する。そうすると、前記容器内の流体が前記シリン
ダー内に吸引される。前記ピストンを押動させると、前
記ボール弁が閉鎖する。前記シリンダー内に吸引されて
いた流体が吐出され、前記気液混合室に送出される。一
方、前記泡生成機構において、前記ピストンの引動に連
動して前記空気室の容積が増加する。このとき前記空気
用逆止弁が開放するので、外部から前記空気室内に空気
が吸引される。前記ピストンの押動に連動して前記空気
室の容積が減少する。このとき、前記空気用逆止弁が閉
鎖するので、前記空気室内の空気が前記気液混合室に送
出される。その結果、前記気液混合室内で、前記ポンプ
式送出機構により送出された流体と前記泡生成機構によ
り送出された空気とが混合し、泡が生成する。前記泡生
成ポンプ式流体分与容器においては、こうして生成した
泡をシルクスクリーン等を通過させて微細な泡にして排
出していた。
【0005】しかしながら、このような従来の泡生成ポ
ンプ式流体分与容器の場合、泡生成機構における空気室
がボール弁を備えることを必須とする構造であるので、
容器の構造が複雑化し、故障し易いという問題がある。
また、製造が容易でなく、量産に適さないという問題が
ある。
【0006】一方、高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式
流体分与容器は、美容・衛生用品、食品等をはじめとす
る各種分野での用途が考えられ、前記問題のない泡生成
流体分与容器の開発が要望されている。
【0007】この発明は、前記要望に応え、前記従来に
おける問題を解決した、高圧ガスを用いない泡生成ポン
プ式流体分与容器を提供することを目的の一つとする。
また、この発明は、簡単な構造で故障の少ない泡生成ポ
ンプ式流体分与容器を提供することを目的の一つとす
る。この発明は、製造が容易で量産可能な泡生成ポンプ
式流体分与容器を提供することを目的の一つとする。こ
の発明は、美容・衛生用品、食品等をはじめとする各種
分野で好適に用いることのできる泡生成ポンプ式流体分
与容器を提供することを目的の一つとする。また、前記
泡生成ポンプ式流体分与容器に好適に用いることがで
き、簡単な構造で量産に適し、効率良く気体と液体とを
混合し得る気液混合部材を提供することを目的の一つと
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明は以下の通りである。
【0009】請求項1に記載の発明は、ピストン体を摺
動可能に収容し、前記ピストン体の摺動に連動して弁を
開閉し、容器内の流体を吸引・吐出して気液混合室に送
出するピストン体収容部、および気体を収容する気体収
容部を有してなるシリンダー体と、外部に連通する穴を
有し、前記ピストン体の摺動と連動して前記気体収容部
の容積を可変させる部材であって、前記気体収容部の容
積を増加させる際に前記穴を開放して前記外部から前記
気体収容部内に気体を送出し、前記気体収容部の容積を
減少させる際に前記穴を閉鎖して前記気体収容部内の気
体を、前記気液混合室内に送出し、前記気液混合室内に
送出された流体と混合させる容積可変部材とを備えてな
ることを特徴とする泡生成ポンプ式流体分与容器であ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、シリンダー体内
を摺動するピストン体を引動させることにより、シリン
ダー体内に設けられた弁を開放して容器内の流体を吸引
し、シリンダー体内に送出し、ピストン体を押動させる
ことにより前記弁を閉鎖してシリンダー体内に吸引した
前記流体を吐出し、気液混合室に送出するポンプ式送出
機構と、前記気液混合室内に気体を送出し、前記気液混
合室内で前記ポンプ式送出機構により送出された流体と
混合して泡を生成させる泡生成機構とを備えた泡生成ポ
ンプ式流体分与容器において、前記泡生成機構が、気体
を収容する気体収容部と、外部に連通する穴を有し、前
記ピストン体の摺動と連動して前記気体収容部の容積を
可変させる部材であって、前記気体収容部の容積を増加
させる際に前記穴を開放して前記外部から前記気体収容
部内に気体を送出し、前記気体収容部の容積を減少させ
る際に前記穴を閉鎖して前記気体収容部内の気体を、前
記気液混合室内に送出し、前記気液混合室内に送出され
た流体と混合させる容積可変部材とを備えてなることを
特徴とする泡生成ポンプ式流体分与容器である。
【0011】請求項3に記載の発明は、貫通孔の形成さ
れたピストン体を摺動可能に収容し、前記ピストン体を
押動させることによりボール弁を開放して容器内の流体
を吸引し、前記ピストン体を引動させることによりボー
ル弁を閉鎖して前記吸引した流体を、前記ピストン体の
貫通孔を通じて吐出し、気液混合室に送出するピストン
体収容部、および前記ピストン体収容部よりも大きな内
径を有し、気体を収容する気体収容部を有してなるシリ
ンダー体と、外部に連通する穴を有し、前記ピストン体
の押動と連動して前記穴を閉鎖して前記気体収容部の容
積を減少させ、前記気体収容部内の気体を、前記気液混
合室内に送出し、前記気液混合室内に送出された流体と
混合させ、前記ピストン体の引動と連動して前記穴を開
放して前記外部から気体を吸引しつつ前記気体収容部の
容積を増加させる容積可変部材とを備えてなることを特
徴とする泡生成ポンプ式流体分与容器である。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記シリンダー
体が、一端側に前記ピストン体収容部を有し、他端側に
前記気体収容部を有してなり、前記容積可変部材が、前
記シリンダー体における気体収容部の内周面上を摺動す
る外周帯面、および前記ピストン体の外周面上を摺動す
る内周帯面を有してなる前記請求項3に記載の泡生成ポ
ンプ式流体分与容器である。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記ピストン体
が、軸方向に貫通孔が形成され、外周面に前記容積可変
部材における内周帯面の一端を収容するフランジ部が形
成されてなり、その一端が前記ピストン体収容部内に収
容される棒部材と、貫通孔内にボール弁を脱落不能に収
容してなり、前記棒部材の他端に接続される気液混合部
材と、互いに連通する内径の異なる貫通孔が軸方向に形
成され、外周面に前記容積可変部材における内周帯面の
他端を収容して前記容積可変部材における穴を閉鎖する
鍔部が形成されてなり、内径が大きい方の前記貫通孔に
前記棒部材および前記気液混合部材を収容する蓋部材と
を備え、前記気液混合部材における貫通孔に連通し、前
記容積可変部材における内周帯面の前記一端が前記棒部
材のフランジ部に収容される際、前記容積可変部材によ
り閉鎖され、前記容積可変部材における内周帯面の前記
他端が前記蓋部材における鍔部材に収容される際、前記
容積可変部材により開放され、前記シリンダー体におけ
る気体収容部に連通する気体流通路を有してなる前記請
求項3または4に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器で
ある。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記気液混合部
材が、その周側面に前記気体流通路と連通する切り欠き
部を有してなる前記請求項5に記載の泡生成ポンプ式流
体分与容器である。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記請求項3に
記載の泡生成ポンプ式流体分与容器における気液混合室
を形成する部材であって、貫通孔内にボール弁を脱落不
能に収容してなり、その周側面に外部と連通する切り欠
き部が形成されてなることを特徴とする気液混合部材で
ある。
【0016】
【作用】請求項1に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器
は以下のように作用する。すなわち、ピストン体がピス
トン体収容部内を摺動する。ピストン体の摺動に連動し
て弁が開閉する。容器内の流体が吸引・吐出され、気液
混合室に送出される。ピストン体の摺動と連動して、容
積可変部材が気体収容部の容積を可変させる。このと
き、容積可変部材は、気体収容部の容積を増加させる
際、外部に連通する穴を開放する。外部から気体が気体
収容部内に送出される。また、容積可変部材は、気体収
容部の容積を減少させる際、前記穴を閉鎖する。気体収
容部内の気体が気液混合室内に送出される。気液混合室
内で、流体と気体とが混合する。その結果、泡が生成す
る。
【0017】請求項2に記載の泡生成ポンプ式流体分与
容器は以下のように作用する。すなわち、シリンダー体
内を摺動するピストン体を引動させる。シリンダー体内
に設けられた弁が開放する。容器内の流体がシリンダー
体内に送出される。ピストン体を押動させる。前記弁が
閉鎖する。シリンダー体内に吸引した流体が吐出され、
気液混合室に送出される。ピストン体の摺動と連動して
容積可変部材が気体収容部の容積を可変させる。このと
き、容積可変部材は、気体収容部の容積を増加させる
際、外部に連通する穴を開放する。外部から気体が気体
収容部内に送出される。また、容積可変部材は、気体収
容部の容積を減少させる際、前記穴を閉鎖する。気体収
容部内の気体が気液混合室内に送出される。気液混合室
内で、流体と気体とが混合する。その結果、泡が生成す
る。
【0018】請求項3に記載の泡生成ポンプ式流体分与
容器は以下のように作用する。すなわち、ピストン体を
押動させる。ボール弁が開放する。容器内の流体がピス
トン体収容部内に吸引される。ピストン体を引動させ
る。ボール弁が閉鎖する。前記吸引した流体がピストン
体の貫通孔を通じて吐出され、気液混合室に送出され
る。ピストン体の引動と連動して、容積可変部材が、外
部に連通する穴を開放し、外部から気体を吸引しつつ気
体収容部の容積を増加させる。ピストン体の押動と連動
して、容積可変部材が、前記穴を閉鎖し、気体収容部の
容積が減少させる。気体収容部内の気体が気液混合室内
に送出される。気液混合室内で、流体と気体とが混合す
る。その結果、泡が生成する。
【0019】請求項4に記載の泡生成ポンプ式流体分与
容器は以下のように作用する。すなわち、前記請求項3
に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器において、シリン
ダー体が、一端側にピストン体収容部を、他端側に気体
収容部を有してなるので、ピストン体収容部が、容器内
の流体により近い位置に配置される。また、容積可変部
材が、シリンダー体における気体収容部の内周面上を摺
動する外周帯面、およびピストン体の外周面上を摺動す
る内周帯面を有してなるので、この容積可変部材は、気
体収容部内で円滑に摺動し、かつピストンとして機能す
る。
【0020】請求項5に記載の泡生成ポンプ式流体分与
容器は以下のように作用する。すなわち、前記請求項3
または4に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器におい
て、ピストン体が、棒部材と気液混合部材と蓋部材とを
有してなり、これらには互いに連通する貫通孔が形成さ
れているので、流体が前記貫通孔内を通過することがで
きる。気液混合部材は、ボール弁を脱落不能に収容して
おり、このボール弁が逆止弁として機能する。このた
め、棒部材における貫通孔内から気液混合部材における
貫通孔内に送出された流体は逆流することはない。
【0021】また、気液混合部材における貫通孔に連通
する気体流通路を有するので、気体がこの気体流通路を
通過して気体混合室内に送出される。このとき、この気
体流通路は、容積可変部材における内周帯面の一端が棒
部材のフランジ部に収容される際、容積可変部材により
閉鎖される。この気体流通路は、容積可変部材における
内周帯面の他端が蓋部材における鍔部材に収容される
際、容積可変部材により開放され、シリンダー体におけ
る気体収容部に連通する。その結果、気体流通路と気体
収容部とが連通する。
【0022】気液混合部材には、その周側面に気体流通
路と連通する切り欠き部が形成されているので、気体流
通路を通過する気体は、前記切り欠き部を経て前記気液
混合部材における貫通孔内に送出される。このとき、気
液混合部材におけるボール弁により、気液混合部材にお
ける貫通孔内に送出された気体が、ピストン体における
棒部材の貫通孔内に逆流することはない。
【0023】その結果、気液混合部材における貫通孔内
で流体と気体とが混合され、泡が生成する。この泡は、
気液混合部材における切り欠き部の内周面に沿って外部
に排出される。
【0024】請求項7に記載の気液混合部材は以下のよ
うに作用する。すなわち、貫通孔が形成されているの
で、流体が前記貫通孔内を通過可能である。前記貫通孔
内にはボール弁が脱落不能に収容されており、このボー
ル弁は逆止弁として機能するので、前記貫通孔内に送出
された流体および気体は逆流することがない。このた
め、この貫通孔内で流体と気体とが混合する。その結
果、泡が生成する。前記貫通孔の周側面には外部と連通
する切り欠き部が形成されているので、前記泡が前記切
り欠き部に沿って外部に排出される。
【0025】
【実施例】
(実施例)以下、この発明の泡生成ポンプ式流体分与容
器の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0026】図1に示されるように、この発明の一実施
例である泡生成ポンプ式流体分与容器1は、ピストン体
2と、シリンダー体3と、容積可変部材100と、上蓋
60と、容器80と、ノズルヘッド70とを有してな
る。
【0027】前記ピストン体2は、筒部材10と気液混
合部材20と蓋部材30とを有してなる。
【0028】筒部材10は、円筒形状の部材である。筒
部材10は、中心軸と同心に形成された貫通孔13を有
する。筒部材10の一端(図1中においてはこの「一
端」は「下端」となる。)は、わずかに外側に反った形
状になっている。貫通孔13の内周面には、貫通孔13
の中心軸と直交する方向に突出する係止部11が形成さ
れている。この係止部11の先端部は、筒部材10にお
ける一端とは反対側に、換言すると図1中において上方
に向かって、曲折している。筒部材10の外周面には、
環状に形成されたフランジ部12が突出する。フランジ
部12における、筒部材10における一端とは反対側に
位置する面すなわち上面には、環状の溝である容積可変
部材収容部14が形成されている。この実施例において
筒部材10はプラスチック製である。
【0029】前記気液混合部材20は、ボール弁収容部
材25とボール弁脱落防止部材24とを有してなる。気
液混合部材20の断面の状態は図1に、上端面の状態は
図5に、下端面の状態は図6にそれぞれ示されている。
【0030】ボール弁収容部材25は、円筒形状の部材
である。ボール弁収容部材25の外径は、筒部材10の
外径よりもわずかに小さくなっている。ボール弁収容部
材25の一端側には、筒部材10における前記一端とは
反対側の開口端面と筒部材10の貫通孔13の内周面と
に密接する外周面を有する円環状の凸部23が形成され
ている。ボール弁収容部材25には、中心軸と同心に貫
通孔21が形成されている。この貫通孔21は、ボール
弁収容部材25における、前記凸部23の形成された端
面側から他端面側にかけて、その内径が、はじめ一定
で、途中で一旦小さくなり、その後一定の比率で連続的
に大きくなり、最後に再び一定の大きさとなっている。
つまり、貫通孔21において、その内径が一定の比率で
連続的に大きくなっている部分の内周面は、テーパー面
22となっている。
【0031】ボール弁脱落防止部材24は、ボール弁収
容部材25における凸部23の形成されていない側の外
径および内径と同じ大きさの外径および内径を有する円
筒形状の部材である。ボール脱落防止部材24には、そ
の中心軸と平行な方向に帯状の切り欠き部26が等間隔
で4つ設けられている。つまり、図5および図6にも示
されるように、このボール弁脱落防止部材24は4つの
切片27からなる。ボール弁脱落防止部材24における
前記各切片27には、その内周面から突出した状態で、
ボール弁脱落防止部材24の中心軸と平行な方向に帯状
に延設されるボール止め片28が形成されている。ボー
ル止め片28は、一端側が肉厚に形成されている。この
ボール弁脱落防止部材24は、ボール止め片28が肉厚
に形成されている側とは反対側の端面と、ボール弁収容
部材25におけるテーパー面22が露出する側の端面と
が接するようにして、ボール弁収容部材25に一体的に
接合されている。なお、このとき、ボール止め片28
は、ボール弁収容部材25におけるテーパー面22まで
延設され、ボール止め片28における、前記肉厚に形成
された側の端面とは反対側の端面は、テーパー面22に
接している。この実施例において、気液混合部材20は
プラスチック製である。なお、気液混合部材20におけ
る、ボール弁脱落防止部材24とテーパー面22とによ
り囲まれる空間が気液混合室である。この気液混合室内
には第2ボール弁B2が収容されている。この実施例に
おいて第2ボール弁は金属球である。
【0032】この気液混合部材20は、前記凸部が筒部
材10における貫通孔13内に収容された状態で筒部材
10に装着される。
【0033】蓋部材30の断面の状態は図1に、下端面
の状態は図3にそれぞれ示されている。蓋部材30は、
気液混合部材20を装着した筒部材10の外周面と密接
する内周面を有する円筒形状の部材である。蓋部材30
の長さは、気液混合部材20を装着した筒部材10のフ
ランジ部12における気液混合部材20側の端面から、
気液混合部材20における露出する端面までの長さと等
しくなっている。蓋部材30は、一端に底面31が設け
られている。底面31には、中心角が90°で、互いに
合同である扇形状の貫通孔35が、底面31の中心軸を
中心として等間隔の位置に4つ形成されている。蓋部材
30の外周面には鍔部33が形成されている。鍔部33
は、前記蓋部材30の中心軸と直交する方向に突出して
いる。鍔部33の先端は、鍔部33における開口端側に
向けて直角に曲折している。鍔部33における開口端側
の端面には容積可変部材収容部34が設けれており、そ
の表面には凸部が2つ形成されており、これらの内、内
側に位置するのが内側凸部36aであり、外側に位置す
るのが外側凸部36bである。
【0034】蓋部材30は、筒部材10および気液混合
部材20を内部に収容した状態でこれらと一体的に装着
される。このとき、蓋部材30における開口端37と筒
部材10におけるフランジ部12とが接している。ま
た、蓋部材30における底面31と気液混合部材20と
が接している。
【0035】このとき、蓋部材30の開口端37には、
互いに直交する帯状の溝37aが形成されている。ま
た、気液混合部材20の周側面上であって、ボール弁収
容部材25の全周側面上、およびボール脱落防止部材2
4におけるボール弁収容部材25に隣接する一部の表面
上に位置する蓋部材30における内周面には、帯状の溝
39が環回して形成されている。さらに、筒部材10の
外周面上に位置する蓋部材30における内周面には、帯
状の溝37aと帯状の溝39とを連通する帯状の溝38
が、蓋部材30の中心軸と平行な方向に形成されてい
る。
【0036】ピストン体2において、互いに連通する帯
状の溝37aと帯状の溝38と帯状の溝39とにより形
成される空間が気体流通路を構成している。
【0037】シリンダー体3は、円筒状の部材である。
シリンダー体3は、ピストン体収容部40と気体収容部
50とを有してなる。
【0038】ピストン体収容部40は、一端開口部の内
径が小さくなっている円筒状の部材で形成される。ピス
トン体収容部40における前記一端開口部側には、環状
支持体41が装着固定される。この環状支持体41に
は、互いに直交する十字状の切り欠き部が形成されてい
る。この環状支持体41と前記一端開口部との間の空間
が弁室45である。この弁室45内には、球形の第1ボ
ール弁B1が収容されている。この実施例において第1
ボール弁は金属製である。弁室45を形成するピストン
体収容部40の内周面における、先端部はテーパー面4
3となっており、それ以外の部分には溝42が形成され
ている。
【0039】環状支持体41における、前記弁室45側
とは反対側の面には、ピストン体収容部40の長さより
も長いコイルスプリングSが装着されている。したがっ
て、コイルスプリングSはピストン体収容部40よりも
突出している。さらに、環状支持体41における、前記
弁室45側とは反対側の面には、コイルスプリングSよ
りも長さが長く、コイルスプリングSの直径よりも小さ
な外径を有するピストンステム44が一体的に接続され
ている。したがって、ピストンステム44はコイルスプ
リングSよりも突出している。なお、前記突出するピス
トンステム44における先端部には外径の大きな押さえ
部44aが形成されている。
【0040】ピストン体収容部40は、ピストン体2に
おける筒部材10の一端を内部に収容する。このとき、
筒部材10の内周面に形成された係止部11の先端と、
前記ピストンステムSにおける押さえ部44aとが当接
しており、前記係止部11における露出する面とコイル
スプリングSとが当接している。このため、ピストン体
2を押すと、ピストン体2がピストン体収容部40内を
摺動する。このとき、コイルスプリングSは、縮んだ状
態になっている。ピストン体2を押すのを終了すると、
コイルスプリングSの付勢力によって、ピストン体2が
ピストン体収容部40を摺動しながら元の位置まで、す
なわち前記係止部11と前記押さえ部44aとが当接す
る位置まで移動する。
【0041】気体収容部50は、ピストン体収容部40
の内径よりも大きな内径を有する円筒形状の部材で形成
される。前記円筒形状の部材一端には底部材が設けられ
ており、この底部材は、前記円筒形状の部材の内部側
に、かつ中心軸に向かって突出している。前記底部材の
中心部には、前記ピストン体収容部40における、弁室
45が形成されていない側の端面開口部と同じ大きさの
円形の開口部が形成されている。気体収容部50は、底
部材の開口部と前記ピストン体収容部40における前記
端面開口部とが一致するように、かつ気体収容部50の
開口部が前記端面開口部と同じ向きに開口するようにし
て、ピストン体収容部40に一体的に接合される。この
ため、シリンダー体3は、ピストン体収容部40を下方
に配置すると、気体収容部50が上方に位置し、上方に
向けて開口する。
【0042】なお、この実施例において、気体収容部5
0の周側面には円形の空気穴51が形成されており、シ
リンダー体3はプラスチック製である。
【0043】前記容積可変部材100は、円板状の部材
で形成される。前記円板状の部材の中心部には、その中
心軸と同心の位置に貫通孔が形成されている。前記円板
状の部材には、段差101が1段設けられている。前記
円板状の部材の外周は、シリンダー体3における気体収
容部50の内周面と摺動可能な外周面を有する筒体の内
周面に一体的に接続されている。この筒体は薄肉に形成
されており、この筒体における、気体収容部50の内周
面と摺動する外周面は凹面状に形成されている。この筒
体が、容積可変部材100における外周帯部材102で
あり、この外周帯部材の表面が外周帯面である。前記円
板状の部材の内周は、ピストン体2における蓋部材30
の外周面と摺動可能な内周面を有する筒体の外周面に一
体的に接続されている。この筒体が、内周帯部材103
であり、この内周帯部材の表面が内周帯面である。
【0044】容積可変部材100には段差101が形成
されているので、外周帯部材102が下方に位置するよ
うに容積可変部材100を配置すると、内周帯部材10
3が上方に位置する。このような配置において、前記円
板状の部材における、内周帯部材103側には、円筒状
の凸部104が上方に向けて突出して形成されている。
円筒状の凸部104の前記円板状の部材から上方に向け
て突出する高さは、前記内周帯部材103の前記円板状
の部材から上方に向けて突出する高さと等しくなってい
る。前記円板状の部材よりも上方に位置する、内周帯部
材103の先端部は、前記蓋部材30の鍔部33におけ
る内側凸部36aの表面と当接可能な表面形状を有す
る。また、前記円筒状の凸部104の先端部は、前記蓋
部材30の鍔部33における外側凸部36bの表面と当
接可能な表面形状を有する。
【0045】なお、前記円板形状の部材における、内周
帯部材103と円筒状の凸部104との間の位置には円
形の通気孔105が等間隔に8つ形成されている。この
8つの円形の通気孔105は、内周帯部材103の先端
部および前記円筒状の凸部104の先端部と前記内側凸
部36aおよび外側凸部36bとが、接している間は蓋
部材30における鍔部33により閉鎖され、接していな
い間は開放される。
【0046】容積可変部材100は、下方に位置する外
周帯部材102の外周帯面と気体収容部50の内周面と
が接するように、かつ、上方に位置する内周帯部材10
3の内周帯面と蓋部材30の外周面とが接するようにし
て、ピストン体2およびシリンダー体3に装着される。
このとき、内周帯部材103の一端が蓋部材30におけ
る鍔部33と当接すると、内周帯部材103の他端と筒
部材10におけるフランジ部12との間には僅かに間隙
が存在する。逆に、内周帯部材103の前記他端が筒部
材10におけるフランジ部12と当接すると、内周帯部
材103の前記一端と蓋部材30における鍔部33との
間には僅かに間隙が存在する。このため、内周帯部材1
03における前記他端が筒部材10におけるフランジ部
12に、当接している間においては前記気体流通路は閉
鎖され、当接していない間においては前記気体流通路は
開放される。
【0047】前記上蓋60は、内周面にネジ山63が形
成された容器装着部62と、ノズルヘッド70の下降時
にこれを受容するノズルヘッド収容部64とを有する。
上蓋60は、シリンダー体3における開口端を収容し
て、シリンダー体3と一体化される。このとき、ピスト
ン体2がノズルヘッド収容部64から突出し、ピストン
体2とノズルヘッド収容部64との間には極僅か間隙が
形成されている。このため、この間隙を通じて、泡生成
ポンプ式流体分与容器1の外部から内部へと、あるいは
その逆へと気体が流通する。この実施例において、上蓋
60はプラスチック製である。
【0048】前記ノズルヘッド70は、蓋部材30にお
ける鍔部33の外径と同じ大きさの外径を有する略円柱
形状の部材である。ノズルヘッド70の一端側には、蓋
部材30、および、蓋部材30の端面上に蓋部材30と
同軸に配置された気液混合部材20を収容する蓋部材収
容部71が形成されている。ノズルヘッド70には、前
記蓋部材収容部71と直交方向に連通し、ノズルヘッド
70の周側面から突出する排出管72が設けられてい
る。ノズルヘッド70は、蓋部材30、および、蓋部材
30の端面上に蓋部材30と同軸に配置された気液混合
部材20とを蓋部材収容部71内に収容した状態で、ピ
ストン体2に装着される。なお、この実施例おいては、
前記気液混合部材20の両端にシルクスクリーンが張設
されている。シルクスクリーンは、きめの細かい泡を生
成するための網状の部材である。
【0049】前記容器80は、一端有底の円筒体であ
り、その開口部側に内径が小さく設計された頸部81を
有する。頸部81の外周面には、上蓋60におけるネジ
山63と螺合可能なネジ山82が形成されている。この
実施例においては、容器80が上蓋60に螺合により装
着されたとき、容器80の開口端と上蓋との間に間隙が
生じないようにするために、容器80の開口端上にはガ
スケットGが配置されている。容器80は、上蓋60に
螺合により装着される。このとき、ガスケットGによ
り、上蓋容器80内は気密に上蓋に接続されるが、容器
80内と泡生成ポンプ式流体分与容器の外部とは、前記
空気穴51により通じているので、容器80内は大気圧
に維持される。なお、この実施例において、容器80は
プラスチック製である。
【0050】容器80内には、流体90が収容されてい
る。この実施例において前記流体90は、界面活性剤で
ある。なお、この実施例においては、シリンダー体3の
ピストン体収容部40の先端部にチューブTが接続され
ており、このチューブTは容器80の底まで達している
ので、流体90の全量が泡として排出される。
【0051】なお、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1においては、ピストン体2とシリンダー体3に
おけるピストン体収容部40とによりポンプ式排出機構
が構成され、シリンダー体3における気体収容部50
と、容積可変部材100と、前記気体流通路と、前記気
液混合室とにより、泡生成機構が構成されている。
【0052】以下、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1の作用について、図2を参照しながら説明す
る。この実施例の泡生成ポンプ式流体分与容器1は以下
のように作用する。すなわち、ノズルヘッド70を少し
だけ押すと、ピストン体2がシリンダー体3におけるピ
ストン体収容部40内を少しだけ押動する。容積可変部
材100における、内周帯部材103の先端部および円
筒状の凸部104の先端部と、蓋部材30における、内
側凸部36aおよび外側凸部36bとが接する。容積可
変部材100に形成された8つの円形の通気孔105が
閉鎖される。さらにノズルヘッド70を押すと、ピスト
ン体2がピストン体収容部40内をさらに押動する。ピ
ストン体2が押動している間、第1ボール弁B1は浮上
し続け、弁室45を開放する。容器80内の流体90
が、チューブTを通じてピストン体収容部40における
弁室45内に吸引される。この吸引された流体90は、
環状支持体41に形成された切り欠き部を通過して、ピ
ストンステム44に沿って上昇し、気液混合部材20に
おける貫通孔21を通過して気液混合室内に送出され
る。ピストン体2におけるフランジ部12とシリンダー
体3における気体収容部50の底面とが接する。ピスト
ン体2の押動は止まる。
【0053】次に、押していたノズルヘッド70から指
を離す。ピストン体2は、縮んだ状態にあったコイルス
プリングSの付勢力により、ピストン体収容部40内を
摺動しつつ元の位置まで引動する。このとき、第1ボー
ル弁B1はテーパー面43に当接し、第2ボール弁B2
はテーパー面22に当接し、それぞれ閉鎖状態にあるの
で、弁室45内の流体90は容器80側に逆流すること
はなく、気液混合室内の流体90は筒部材10側に逆流
することはない。ピストン体2における筒部材10の係
止部11の先端とピストンステムSにおける押さえ部4
4aとが当接する。ピストン体2の引動は止まる。
【0054】ピストン体2の押動と連動して、容積可変
部材100が気体収容部50内を摺動しつつ移動する。
このとき、容積可変部材100における、内周帯部材1
03の先端部および円筒状の凸部104の先端部と、蓋
部材30における、内側凸部36aおよび外側凸部36
bとが接した状態で、すなわち8つの円形の通気孔10
5を閉鎖した状態で、容積可変部材100の内周帯部材
103をピストン体2の鍔部33が、収容しつつ容積可
変部材100を押す。この状態においては、外部から流
入する気体が、前記通気孔105を通過して気体収容部
50内に送出されることはない。容積可変部材100
が、気体収容部50内を摺動しつつ移動する。気体収容
部50内の容積が減少する。気体収容部50内の気体が
気体流通路を通過して、気液混合室内に送出される。気
液混合室内で、流体90と気体とが混合する。その結
果、泡が生成する。この泡は一旦シルクスクリーンを通
過してきめの細かい泡になった後、気液混合部材20内
で流動し、さらにシルクスクリーンを通過して非常にき
めの細かい泡になって、ノズルヘッド70における排出
管72から外部に排出される。
【0055】ピストン体2の引動と連動して、容積可変
部材100が、気体収容部50内を摺動しつつ移動す
る。このとき、まず、ピストン体2が移動し、容積可変
部材100における通気孔105が開放される。この状
態においては、外部と気体収容部50内とが連通する。
容積可変部材100における内周帯部材103がピスト
ン体2におけるフランジ部12に当接した状態で、容積
可変部材収容部14内に収容される。このとき、気体流
通路は閉鎖される。容積可変部材100は、前記フラン
ジ部12に押された状態で気体収容部50内を移動す
る。容積可変部材100が移動する間、外部から気体が
前記通気孔105を通過して気体収容部50内に送出さ
れ続け、気体収容部50の容積は増加し続ける。
【0056】なお、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1における容器80内は、常に大気圧に維持され
ている。初期状態においては、気体収容部50の周側面
に形成された空気穴51は、容積可変部材100の内周
帯部材103の内周帯面により閉鎖されているが、流体
90が吸引される際には、空気穴51上に前記内周帯面
が存在せず、空気穴51は開放状態にあるからである。
また、この泡生成ポンプ式流体分与容器1は、流体90
の送出と気体の送出とが連動して行われるので、常に一
定の比率で流体90と気体とが混合されるので、常に均
質の泡を排出することができる。
【0057】(変形例)この発明は、前記実施例になん
ら限定されるものではなく、目的に応じてたとえば以下
のような変更を加えることができる。
【0058】ピストン体2は、筒部材10、気液混合部
材20および蓋部材30によって形成せずに、一または
二以上の部材で形成しても良いし、あるいは四以上の部
材で形成しても良い。
【0059】気液混合部材20における切り欠き部の大
きさ、形状、数等については特に制限はなく、目的に応
じて適宜決定することができる。気体流通路の形状、長
さ、数、位置等については、特に制限はなく、気液混合
室の大きさや形状、流体90の種類等に応じて適宜決定
すれば良い。
【0060】気液混合室は、流体90と気体とを混合す
ることができる空間であれば特に制限はなく、前記実施
例におけるように、ピストン体2における気液混合部材
20の内部に形成しても良く、あるいは、ピストン体2
の外部に形成しても良い。
【0061】シリンダー体3は、ピストン体2の摺動に
連動して容器80内の流体90を吸引・吐出して気液混
合室内に送出し、かつ外部の気体を気液混合室内に送出
することができる機能を有していれば特に制限はなく、
前記実施例におけるようにピストン体収容部40と気体
収容部50とが直列に接続している構造でも良く、ある
いは、ピストン体収容部40を内側に有し、その外側に
気体収容部50を形成してなる二重管構造であっても良
い。さらに、場合によっては、ピストン体収容部40と
気体収容部50とを並列に接続したり、別々の個所に設
けても良い。
【0062】容積可変部材100における通気孔10
5、すなわち外部に連通する穴の形状および数について
も同様である。なお、前記通気孔105を円形に形成す
る場合、通常、その数が1個以上、好ましくは2個以
上、特に2〜20個が好ましい。また、前記通気孔10
5は、円周状に形成されていても良い。
【0063】容積可変部材100における通気孔105
の開閉は、前記実施例におけるように、内周帯部材10
3の先端部および円筒状の凸部104の先端部と、鍔部
33に形成した内側凸部36aと外側凸部36bとの当
接により行っても良いが、鍔部33に形成した棒状の突
起によって前記通気孔105を直接、閉塞し、開放する
ようにしても良い。
【0064】この発明においては、少なくともボール弁
が1個設けられていれば、この発明の目的を達成するこ
とができるが、前記実施例におけるように2個のボール
弁を用いた方が流体90の逆流等を効果的に防ぐことが
できるので好ましい。なお、場合によってはボール弁を
3個以上設けても良い。
【0065】泡生成ポンプ式流体分与容器1における、
第1ボール弁B1、第2ボール弁B2およびコイルスプ
リングS以外の部材を形成するには、それ自体公知の各
種のプラスチック材料を使用することができるが、これ
らの中でもポリプロピレン、硬質のポリエチレン(中低
圧法ポリエチレン)、ABS樹脂(比較的ブタジエンの
多いもの)などが好ましい。
【0066】第1ボール弁B1および第2ボール弁B2
は、通常はステンレス鋼製であるが、耐食性があり、相
当の比重を有する材料であれば特に制限はなく、適宜選
択した材料で形成することができる。
【0067】容器80は、透明でも不透明でも、無色で
も、着色されていても良い。容器80の形状は円筒体で
あるが、流体90を収容することのできる限りその形状
に制限がなく、たとえば、容器80の中心線に直交する
と面(多くの場合、水平断面である。)が楕円形である
形状を有していても良い。
【0068】流体90としては、特に制限はないが、界
面活性剤たとえばシャンプー、洗剤、シェービングクリ
ームなどや、食品たとえば生クリームなどであって、泡
として排出する必要のある流体であれば特に制限はな
い。
【0069】泡生成ポンプ式流体分与容器1における各
部材の接続は、特に制限はなく、螺合、嵌合、接着剤を
用いた接続、熱融着などによって行うことができる。
【0070】
【発明の効果】この発明によると、前記従来における問
題を解決した高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式流体分
与容器を提供することができる。この発明によると、簡
単な構造で、故障の少ない泡生成ポンプ式流体分与容器
を提供することができる。また、この発明によると、製
造が容易で、大量生産可能な泡生成ポンプ式流体分与容
器を提供することができる。この発明によると、美容・
衛生用品、食品等をはじめとする各種分野で好適に用い
ることのできる泡生成ポンプ式流体分与容器を提供する
ことができる。また、この発明によると、前記泡生成ポ
ンプ式流体分与容器に好適に用いることができ、簡単な
構造を有し量産に適し、効率良く気体と液体とを混合し
得る気液混合部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の泡生成ポンプ式流体分与容
器の一実施例を示す一部切欠断面概略説明図である。
【図2】図2は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器の動作状態を説明するための一部切欠断面概略説明図
である。なお、図2における左半分は泡生成ポンプ式流
体分与容器の初期状態を示している。
【図3】図3は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における蓋部材の下端面図である。
【図4】図4は、図1において円で囲まれた部分におけ
る、容積可変部材の上端面図である。
【図5】図5は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における、気液混合部材の上端面図である。
【図6】図6は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における、気液混合部材の下端面図である。
【符号の説明】
1・・・泡生成ポンプ式流体分与容器、2・・・ピスト
ン体、3・・・シリンダー体、10・・・筒部材、11
・・・係止部、12・・・フランジ部、13・・・貫通
孔、14・・・内周帯部材収容部、20・・・気液混合
部材、21・・・貫通孔、22・・・テーパー面、23
・・・凸部、24・・・ボール弁脱落防止部材、25・
・・ボール弁収容部材、26・・・切り欠き部、27・
・・切片、28・・・ボール止め片、30・・・蓋部
材、31・・・底面、33・・・鍔部、34・・・容積
可変部材収容部、35・・・扇形状の貫通孔、36a・
・・内側凸部、36b・・・外側凸部、37・・・開口
端、37a・・・帯状の溝、38・・・帯状の溝、39
・・・帯状の溝、40・・・ピストン体収容部、41・
・・環状支持体、42・・・溝、43・・・テーパー
面、44・・・ピストンステム、44a・・・押さえ
部、45・・・弁室、50・・・気体収容部、51・・
・空気穴、60・・・上蓋、62・・・容器装着部、6
3・・・ネジ山、64・・・ノズルヘッド収容部、70
・・・ノズルヘッド、71・・・蓋部材収容部、72・
・・排出管、80・・・容器、81・・・頸部、82・
・・ネジ山、90・・・流体、100・・・容積可変部
材、101・・・段差、102・・・外周帯部材、10
3・・・内周帯部材、104・・・円筒状の凸部、10
5・・・通気孔、B1・・・第1ボール弁、B2・・・
第2ボール弁、S・・・コイルスプリング、G・・・ガ
スケット、T・・・チューブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図6】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン体を摺動可能に収容し、前記ピ
    ストン体の摺動に連動して弁を開閉し、容器内の流体を
    吸引・吐出して気液混合室に送出するピストン体収容
    部、および気体を収容する気体収容部を有してなるシリ
    ンダー体と、 外部に連通する穴を有し、前記ピストン体の摺動と連動
    して前記気体収容部の容積を可変させる部材であって、
    前記気体収容部の容積を増加させる際に前記穴を開放し
    て前記外部から前記気体収容部内に気体を送出し、前記
    気体収容部の容積を減少させる際に前記穴を閉鎖して前
    記気体収容部内の気体を、前記気液混合室内に送出し、
    前記気液混合室内に送出された流体と混合させる容積可
    変部材とを備えてなることを特徴とする泡生成ポンプ式
    流体分与容器。
  2. 【請求項2】 シリンダー体内を摺動するピストン体を
    引動させることにより、シリンダー体内に設けられた弁
    を開放して容器内の流体を吸引し、シリンダー体内に送
    出し、ピストン体を押動させることにより前記弁を閉鎖
    してシリンダー体内に吸引した前記流体を吐出し、気液
    混合室に送出するポンプ式送出機構と、前記気液混合室
    内に気体を送出し、前記気液混合室内で前記ポンプ式送
    出機構により送出された流体と混合して泡を生成させる
    泡生成機構とを備えた泡生成ポンプ式流体分与容器にお
    いて、 前記泡生成機構が、気体を収容する気体収容部と、外部
    に連通する穴を有し、前記ピストン体の摺動と連動して
    前記気体収容部の容積を可変させる部材であって、前記
    気体収容部の容積を増加させる際に前記穴を開放して前
    記外部から前記気体収容部内に気体を送出し、前記気体
    収容部の容積を減少させる際に前記穴を閉鎖して前記気
    体収容部内の気体を、前記気液混合室内に送出し、前記
    気液混合室内に送出された流体と混合させる容積可変部
    材とを備えてなることを特徴とする泡生成ポンプ式流体
    分与容器。
  3. 【請求項3】 貫通孔の形成されたピストン体を摺動可
    能に収容し、前記ピストン体を押動させることによりボ
    ール弁を開放して容器内の流体を吸引し、前記ピストン
    体を引動させることによりボール弁を閉鎖して前記吸引
    した流体を、前記ピストン体の貫通孔を通じて吐出し、
    気液混合室に送出するピストン体収容部、および前記ピ
    ストン体収容部よりも大きな内径を有し、気体を収容す
    る気体収容部を有してなるシリンダー体と、 外部に連通する穴を有し、前記ピストン体の押動と連動
    して前記穴を閉鎖して前記気体収容部の容積を減少さ
    せ、前記気体収容部内の気体を、前記気液混合室内に送
    出し、前記気液混合室内に送出された流体と混合させ、
    前記ピストン体の引動と連動して前記穴を開放して前記
    外部から気体を吸引しつつ前記気体収容部の容積を増加
    させる容積可変部材とを備えてなることを特徴とする泡
    生成ポンプ式流体分与容器。
  4. 【請求項4】 前記シリンダー体が、一端側に前記ピス
    トン体収容部を有し、他端側に前記気体収容部を有して
    なり、 前記容積可変部材が、前記シリンダー体における気体収
    容部の内周面上を摺動する外周帯面、および前記ピスト
    ン体の外周面上を摺動する内周帯面を有してなる前記請
    求項3に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器。
  5. 【請求項5】 前記ピストン体が、軸方向に貫通孔が形
    成され、外周面に前記容積可変部材における内周帯面の
    一端を収容するフランジ部が形成されてなり、その一端
    が前記ピストン体収容部内に摺動可能に収容される棒部
    材と、 貫通孔内にボール弁を脱落不能に収容してなり、前記棒
    部材の他端に接続される気液混合部材と、 互いに連通する内径の異なる貫通孔が軸方向に形成さ
    れ、外周面に前記容積可変部材における内周帯面の他端
    を収容して前記容積可変部材における穴を閉鎖する鍔部
    が形成されてなり、内径が大きい方の前記貫通孔に前記
    棒部材および前記気液混合部材を収容する蓋部材とを備
    え、 前記気液混合部材における貫通孔に連通し、前記容積可
    変部材における内周帯面の前記一端が前記棒部材のフラ
    ンジ部に収容される際、前記容積可変部材により閉鎖さ
    れ、前記容積可変部材における内周帯面の前記他端が前
    記蓋部材における鍔部材に収容される際、前記容積可変
    部材により開放され、前記シリンダー体における気体収
    容部に連通する気体流通路を有してなる前記請求項3ま
    たは4に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器。
  6. 【請求項6】 前記気液混合部材が、その周側面に前記
    気体流通路と連通する切り欠き部を有してなる前記請求
    項5に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器。
  7. 【請求項7】 前記請求項3に記載の泡生成ポンプ式流
    体分与容器における気液混合室を形成する部材であっ
    て、貫通孔内にボール弁を脱落不能に収容してなり、そ
    の周側面に外部と連通する切り欠き部が形成されている
    ことを特徴とする気液混合部材。
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