JP2023518313A - エアロゾル容器用の分配ヘッド及びそのようなヘッドを備えるエアロゾル容器 - Google Patents

Abstract

本発明は、エアロゾル容器（３）のフランジ（４）に取り付けるための取付けアセンブリ（２）を備えるハウジングを備える計量された用量の製品を分配するための分配ヘッドに関し、バルブ本体（６）がハウジング（１）内に配置され、充填システム（８）が、エアロゾル容器（３）のバルブと接続するためにバルブ本体（６）の下端から延び、ステムブロック（１０）がバルブ本体（６）内に移動可能に取り付けられ、ヘッドステム（１３）がステムブロック（１０）の上端から延び、ハウジング（１）の上壁の開口部を通過し、少なくとも１つの充填開口部（９）がバルブ本体（６）の中央領域に配置され、分配容器（１８）がバルブ本体（６）の周囲に配置されかつバルブ本体（６）と気密に接続され、分配容器（１８）には、分配容器（１８）を圧縮する弾力性のある手段（１９）が設けられ、分配容器（１８）は制限容器（２０）内に配置されている。【選択図】図１Ｂ

Description

本発明は、エアロゾル容器用の分配ヘッド及びそのようなヘッドを含むエアロゾル容器に関する。本発明の目的は、とりわけ製薬、食品、化粧品、及び化学産業において、特に薬剤を所定の容量で貯蔵し、分配するために適用される。

近年、エアロゾル技術の活発な発展が観察されており、これによって様々な製品の貯蔵と投与が可能になっている。エアロゾル容器は、効率的で便利、かつ安全に使用できるため、非常に人気がある。一般に、エアロゾル容器は、金属、ガラス、プラスチックで作られた使い捨て又は再利用可能な容器であり、加圧ガス、液化ガス、又は溶解したガスを含有している。エアロゾル容器は、液体、ペースト、粉末を含有することもでき、通常は分配装置を備え、気体中に浮遊する固体又は液体粒子の形態、あるいは泡、ペースト、又は粉末の形態、あるいは液体又は気体の状態の製品を適用することを可能にする。古典的なエアロゾル容器は、噴霧される薬剤（例えば液体の形態）と、圧力下の流体又は気体である推進剤とを含有している。エアロゾルバルブを作動させると、バルブが開き、噴霧される薬剤が出口（通常はノズルで終端される）に向かう加圧された推進剤によって放出され、細かく分散された流れが作られる。

エアロゾルパッケージは、多数の利点を提供するため人気がある。通常、エアロゾルパッケージに貯蔵された製品は保存期間が長い。その主な理由は、貯蔵された製品と、環境、特に汚染物質や微生物との接触を防止する気密シールのためである。この利点は、純度を最大限に保つことが不可欠な医薬品の貯蔵の場合に特に評価される。地球規模の汚染がますます問題になる中で、ほとんどがリサイクルに適したパッケージを使用することは望ましく、エアロゾルパッケージは、通常アルミニウム及びプラスチックから製造され、ほぼ完全に再加工に適しているため、間違いなくそのようなパッケージであることにも留意されたい。

産業界のいくつかの分野において、エアロゾルシステムはなかなか評価されないために、分配部品の第１の候補になることはめったにない。特に要求の厳しい産業界の分野は製薬業界であり、そこでは医療物質を非常に厳しい条件下で分配する必要がある。特に、医療物質を正確に計量された用量で分配することが重要であり、これはこの医薬物質の容量に変わることが多い。これは、生体に送達される活性医療物質の特定の量を制御するために不可欠である。特に、分配容器内の容積が分配の行為ごとに減少する場合、分配された物質の用量の高い再現性のある計量を維持することも、同様に重要である。

ＵＳ２０１５２３９６４５Ａ１号は、特に泡の形態で、所定量の内容物を投与するためのバルブシステムを開示している。このバルブシステムは、バルブに取り付けられ、計量チャンバを収容するキャップを含む。投与量は、キャップを回転させることによって、したがって計量チャンバの容積を変化させることによって調節される。このシステムは、ステムを押す段階で計量チャンバを満たし、ステムを解放する段階で分配ノズルへの排出口を開き、計量チャンバの外に内容物を排出するバルブに基づくものである。

ＵＳ５０３１８０２Ａ号は、製品の計量された用量を分配するための容器を開示している。この容器は、ボトルネックの内部に装着されたバルブシステムを含んでいる。バルブシステムは、計量チャンバを含んでいる。計量チャンバは、ベローズの形態の弾性材料から作られている。製品の計量された用量を排出するためには、まずキャップを取り外す必要がある。キャップを外すと、計量チャンバの容積が大きくなり、負圧が発生する。この負圧により、プランジャチューブに接続された導管を塞いでいたボールが開放される。こうして導管が開放され、計量チャンバは製品で満たされる。キャップのねじを完全に緩めると、液密性が破壊され、ボールが落下する。こうして、ユーザは、製品の計量された用量を与えられる。

ＵＳ３３０１４４４Ａ号は、所定の計測された量の製品を分配するエアロゾルバルブを開示している。このバルブは、剛性の計測チャンバを含み、その容積は用量によって定められ、バルブが閉位置にあるときに製品で満たされる。アクチュエータステムを押すと、計量チャンバの入口開口部が閉じられ、排出出口が分配ヘッドを通して開かれる。このような場合、バルブは、剛性の計量チャンバ内に含有された製品の容量を排出する。

本発明の技術的課題は、容器が完全に空になるまで高度に再現可能な用量を維持しながら、正確に計量された容量の製品を分配することを可能にし得る、エアロゾル容器で使用されるそのような分配システムを提供することであり、これは、周囲温度又は分配される製品の粘度などの周囲の条件に関係なく達成される。また、分配システムが比較的単純な設計であり、標準的なエアロゾル容器での使用に適した普遍的な解決策であり、交換可能であり、エアロゾル容器への分配システムの導入は、専門工具を使用する必要がないことも望まれる。

本発明の第１の態様によれば、ハウジングを備える計量された用量の製品を分配するための分配ヘッドであって、ハウジングは、エアロゾル容器のフランジに取り付けるための取付けアセンブリを備え、バルブ本体がハウジング内に配置され、充填システムがエアロゾル容器のバルブと接続するためにバルブ本体の下端から延び、ステムブロックがバルブ本体内に移動可能に取り付けられ、ヘッドステムがステムブロックの上端から延び、ハウジングの上壁の開口部を通過し、少なくとも１つの充填開口部がバルブ本体の中央領域に配置され、分配容器がバルブ本体の周囲に配置されかつバルブ本体と気密に接続され、分配容器には、分配容器を圧縮する弾力性のある手段が設けられ、分配容器は制限容器内に配置されていることを特徴とする分配ヘッドが提供される。

好ましくは、ステムブロックとヘッドステムの接続領域において、ヘッドステムの出口チャネルと連通し、分配ヘッドの通常位置において内側シールによって閉じられる少なくとも１つの出口開口部が配置される。

本発明の好ましい実施形態において、取付けアセンブリは、エアロゾル容器のフランジとスナップフィット接続するための少なくとも１つの周方向に配置された取付けフックを備える。

本発明の別の好ましい実施形態において、バルブ本体は、その中に配置されたバルブバネを有し、このバルブバネは、ヘッドステムの方向においてステムブロックに圧力を及ぼす。

本発明のさらに別の好ましい実施形態において、充填システムは、充填ステムの形態又はエアロゾル容器のバルブのステムのためのシートの形態である。

好ましくは、ステムブロックの下部には、充填システムとバルブ本体の内部空間との間の流体連通を提供する充填チャネルが配置されている。

好ましくは、バルブ本体、ステムブロック、ヘッドステム、分配容器及び制限容器を含むアセンブリは、ハウジング内で垂直方向に移動可能である。

好ましくは、分配ヘッドはさらに、ハウジングから突出するトリガ要素と、バルブ本体、ステムブロック、ヘッドステム、分配容器及び制限容器を含むアセンブリをハウジング内で垂直に動かすためにそれに接続された当接部材とを備える。

本発明の好ましい実施形態において、分配ヘッドは、エアロゾル容器に接続した後、バルブ本体、ステムブロック、ヘッドステム、分配容器及び制限容器を含むアセンブリに対してエアロゾル容器から離れる方向に圧力を及ぼす付勢バネを含んでいる。

本発明のさらに別の好ましい実施形態において、制限容器は気密式であり、制限容器の内部空間はガスで満たされる。

別の好ましい実施形態において、制限容器は自己加硫（ｓｅｌｆ－ｖｕｌｃａｎｉｚｉｎｇ）バルブを有する。

好ましくは、弾力性のある手段は、弾力性のあるピストン又は弾力性のあるスポンジ材又はガススプリングである。

好ましくは、弾力性のある手段を備える分配容器は、弾力性のある分配容器である。

好ましくは、弾力性のある分配容器は、ゼロに等しい初期容積を有し、その弾性による予備内圧は正の値を有する。

本発明の第２の態様によれば、予め定められた用量の製品を貯蔵し分配するための容器であり、フランジに取り付けられた分配ヘッドを備える容器であって、分配ヘッドが本発明の第１の態様で定義された分配ヘッドであることを特徴とする容器が提供される。

本発明の分配ヘッドは、剛性の制限容器内に配置された弾力性のある分配容器の使用により、エアロゾル容器が完全に空になるまで高い再現性の用量を維持しながら正確に計量された容量の製品を分配することを可能にし、これは、周囲温度又は分配される製品の粘度などの周囲の条件に関係なく達成される。トリガ要素と、バルブ本体、ステムブロック、ヘッドステム、分配容器及び制限容器を含む可動アセンブリとをハウジング内の垂直構成で使用することにより、オンデマンド操作で分配容器を充填する可能性が提供される。その結果、同時に製品を排出する必要なく、分配される用量を計量することが可能である。重要なことに、本発明による分配ヘッドは、分配ヘッドを任意の標準的なエアロゾル容器に取り付けることを可能にする取付け手段を備え、この操作は比較的容易であり、いかなる専門工具の使用も訓練を受けた人員も必要としない。さらに、分配ヘッドは、単純な構造を有し、このような分配ヘッドを含む容器の構造に影響を与えない。

本発明の主題は、添付の例に開示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、あらゆるタイプ及び構成のバルブに適用することができる。当業者に知られている全てのバルブ構造、それらの位置及びそれらの相対的配置（垂直、水平及び斜めの構成を含む）は、本発明における適用に適しており、与えられた実施形態は、本発明をバルブシステムの開示された構造及びタイプに限定することを意図していない。

本発明の第１の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示す。 図１ＢにおいてＣ－Ｃとして示される平面に沿った図１Ｂのヘッドの断面図である。 図１ＢにおいてＤとして示される詳細の拡大図である。 本発明の第２の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示す。 本発明の第３の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示す。 本発明の第４の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示す

本発明の実施形態が図面に示されている。図１Ａ～１Ｂは、本発明の第１の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示し、図１Ｃは図１ＢにおいてＣ－Ｃとして示される平面に沿った図１Ｂのヘッドの断面図であり、図１Ｄは図１ＢにおいてＤとして示される詳細の拡大図であり、図２Ａ～２Ｃは、本発明の第２の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示し、図３Ａ～３Ｂは、本発明の第３の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示し、図４Ａ～４Ｂは、本発明の第４の実施形態による分配ヘッドの部分縦断面図を示す。

例１
本発明による所定用量の製品を分配するためのエアロゾル容器用の分配ヘッドの第１の実施形態が、図１Ａ及び１Ｂにおいて部分縦断面図で示されている。図１Ｃは図１ＢにおいてＣ－Ｃとして示される平面に沿って作成された断面図を示し、図１Ｄは図１ＢにおいてＤとして示される詳細の拡大図を示している。

分配ヘッドは、エアロゾル容器３に取り付けられるように作られた別個の構造部材である。一般に、分配ヘッドは、上壁（エアロゾル容器３に対して遠位）及び実質的に垂直方向に延びる側壁を規定する外殻であるハウジング１を含む。本発明のこの実施形態において、ハウジング１はその縦断面において逆Ｕ字形の形状の構造を呈する。ハウジング１の側壁の下端の領域には、エアロゾル容器３と着脱可能（又は非着脱可能）に接合するための取付けアセンブリ２が配置されている。実際には、エアロゾル容器３の折り曲げられて押された上蓋によって規定されるエアロゾル容器３のフランジ４に分配ヘッドを取り付けることによって、分配ヘッドはエアロゾル容器３と接合される。この実施形態では、ハウジング１の側壁は円筒形に相当するが、この形状は本発明を限定するものではなく、代替の実施形態では、ハウジング１の側壁は円錐形、角柱形又は立方体などの異なる形状を取り得る。

図１Ｄに最もよく示されているように、ハウジング１の側壁の下端領域は、側壁の下縁部の円周に沿って延びる取付けアセンブリ２を備える。本発明のこの実施形態では、取付けアセンブリ２は、縁部側で取付けフック５に隣接する内側環状周方向凹部の形態をとる。取付けフック５は、ハウジング１の側壁の縁部の円周全体に沿って延びる連続的な構造であるが、代替実施形態では、連続する取付けフック５の間に空間が設けられた状態で周方向に延びる目立たない形態をとることができる。エアロゾル容器３に分配ヘッドを取り付ける操作の間、エアロゾル容器３に向かって垂直方向に加えられる力は、ハウジング１の側壁の下端領域の弾性の外向きの変形を引き起こし、したがって、エアロゾル容器３のフランジ４を、取付けフック５がエアロゾル容器３のフランジ４に対してロックされる方法で、縁部側で取付けフック５に隣接する内側環状周方向凹部に導入することを可能にする。その結果、分配ヘッドは、専門工具を使用することなく、迅速かつ比較的容易な方法でエアロゾル容器３に取り付けることができる。

分配ヘッドのハウジング１内には、分配バルブが配置されている。分配バルブは、分配ヘッドのハウジング１の内部で実質的に垂直に延びるバルブ本体６を含む。バルブ本体６は、エアロゾルバルブの技術分野で使用される一般的な構成要素である。本実施形態では、バルブ本体６は、管状の内側開口部を画定する円筒形の構造である。バルブ本体６の外径及び内径は、その長さに沿って変化し、バルブ本体６の上縁は、増大した外径を有する保持カラー７を備える。その長さの大部分に沿って、バルブ本体６は、一定の内径及び外径でエアロゾル容器３に向かって延びる。その端部領域（エアロゾル容器３に関して近位）において、バルブ本体６は、外径の緩やかな移行を有する移行領域を有する、より小さな外径を有するより狭いセグメントを含む。バルブ本体６の下端部には、本発明の分配ヘッドが取り付けられるエアロゾル容器３の内部空間との流体接続を確保する充填システム８が設けられている。この実施形態では、充填システム８は、その内部に延びるチャネルを有する充填ステム８の形態をとり、充填ステム８は、分配ヘッドが取り付けられたエアロゾル容器３内の受入れバルブシートに導入される。したがって、充填システム８がハウジング１からエアロゾル容器３に向かって延びる充填ステム８の形態をとるこの実施形態は、対応する受入れシートを含む雌型分配バルブを備えるエアロゾル容器に専用である。充填システム８の種類及びその設計は、この実施形態に限定されず、分配ヘッドの代替実施形態において、エアロゾル容器３内の雄型バルブ専用の充填システム８を使用することが可能である。

一方、バルブ本体６の内径は、バルブ本体６の上端から充填システム８に向かって延びる第１の直径から、第１の直径よりも小さい第２の直径への不連続的な変化を示し、内径の不連続的な変化は、充填システム８の近傍で起こる。バルブ本体６の内径の不連続的な変化の上方で、保持カラー７に向かって、バルブ本体６の壁には、バルブ本体６の管状の内部空間とバルブ本体６を外側で取り囲む空間との間の流体連通を可能にする複数の充填開口部９が配設されている。充填開口部９の数、形状、及び大きさは、本発明の範囲に限定されるものではない。

バルブ本体６の内部には、ステムブロック１０が配置されており、これは当技術分野で知られているエアロゾルバルブシステムの構成要素である。より詳細には、ステムブロック１０は、バルブ本体６内で正確に案内されるために、円周の一部に沿って、バルブ本体６の内径に対応する外径を有する領域を含み、円周の残りの部分に沿って、ステムブロック１０は、ヘッドステム１３に向かう、及び分配ヘッドの外側への製品の流れを確保するために平坦な領域（図１Ｃの断面Ｃ－Ｃを参照）を有する。ステムブロック１０はまた、バルブ本体６の内径の不連続的な変化に対応する外径の不連続的な変化とともに、その外径が充填システム８のチャネルの内径と一致する領域を有する。ステムブロック１０の外径の不連続的な変化は、充填開口部９の上方の領域に設けられる。ステムブロック１０の外径の不連続的な変化の領域に形成された表面とバルブ本体６の内径の不連続的な変化の領域に形成された表面との間には、エアロゾル容器３から離れる方向に一定の力がステムブロック１０に作用するように、この領域に特定の予負荷の状態で配置されたバルブバネ１１が配置されている。エアロゾル容器３に近接する端部の近傍に位置するステムブロック１０の下部領域には、図１Ａに示すように、分配ヘッドが閉位置にあるときにバルブ本体６の内径の不連続的な変化の領域より上にある充填チャネル１２が形成されている。一方、分配ヘッドが図１Ｂに示す開位置にあるとき、充填チャネル１２は、バルブ本体６の内径の不連続的な変化の領域より下に位置し、より小さなバルブ本体６の内径の領域内に延び、その結果、充填チャネル１２は閉鎖し、エアロゾル容器３からバルブ本体６の内部空間へ液体が流れることが阻止される。

エアロゾル容器３に対して遠位の側で、バルブのステムブロック１０を起点にして、その内側に延びる出口チャネル１４を有するヘッドステム１３が存在する。ヘッドステム１３は、ハウジング１の外壁の開口部を通過し、分配ヘッドの外側に延びている。ヘッドステム１３とステムブロック１０の接続領域には、（図１Ｂに示す開位置において）出口チャネル１４をバルブ本体６の内部空間と流体的に接続する出口開口部１５が配置されている。

バルブ本体６と分配ヘッドのハウジング１の外壁の内面との間には、バルブ本体６の保持カラー７を囲み、分配ヘッドバルブが閉位置にあるとき（図１Ａに示す）、内側シール１７が出口開口部１５を閉鎖し、流体が出口チャネル１４に流れるのを防ぐように出口開口部１５が位置する領域内に位置する内側シール用のシートを規定する、継手部材１６が配置されている。この実施形態では、内側シール１７は、標準的な平坦なガスケットの形態で実現される。

その中央領域（保持カラー７の近傍の領域からバルブ本体６の外径が緩やかに変化する領域まで）において、バルブ本体６は、弾力性のある手段を備えた分配容器１８によって囲まれており、分配容器１８の材料はある程度まで膨張可能である。本発明のこの実施形態では、弾力性のある手段と共に分配容器１８は、分配容器１８が連続的に圧縮されることを保証する弾力性のある材料として具現化された。分配容器１８に導入される製品の圧力からエネルギーを蓄積する目的で分配容器１８のバルク弾性率を提供し得る分配容器１８の構造に適した材料は、ラテックスゴム又はシリコーンゴム、特に食品又は医薬品との接触について認可されたゴムであり得る。加圧された薬剤が弾力性のある分配容器１８に送達されていない状況では、分配容器１８は完全に空である。

分配容器１８は密閉された内部空間を形成し、この空間は、本発明の分配ヘッドが取り付けられるエアロゾル容器３から流体を受け入れる。分配容器１８は、剛性容器である制限容器２０によって囲まれている（ただし、本発明の範囲を限定する意図はなく、本発明のいくつかの実施形態では、制限容器２０は柔軟であってもよいが、伸張することはできない）。本実施形態では、制限容器２０は、バルブ本体６の保持カラー７を支持し、継手部材１６に隣接する上壁を有する円筒形状を有している。制限容器２０の上壁の開口部は、バルブ本体６を囲み、また、分配容器１８の上部を留めて、流体シールを提供する。制限容器２０の底壁は、実質的に分配ヘッドのハウジング１の内径に対応する外径と、バルブ本体６を収容し、分配容器１８の下部領域を留めて流体シールを提供するための中央開口部とを有する。制限容器２０の底壁、上壁及び側壁は、制限容器２０の内部容積（内部に位置する全ての構成要素によって占有される空間に対する許容を伴う）を規定し、これは、分配ヘッドから分配される用量の体積に対応する。この実施形態では、底壁には、自己加硫バルブ２４が配置されており、これは、制限容器２０に予ガスを供給するために用いられ、したがって、（分配容器１８が適切な弾性を有しない材料で形成されている場合に）分配容器１８に圧力を及ぼす弾力性のある手段１９を提供する。制限容器２０の予ガス圧は、分配容器１８に製品が満たされた後、制限容器２０内の圧力がエアロゾル容器３内の予ガス圧よりも低くなるように規定される。その結果、エアロゾル容器３を完全に空にすることができる。

本発明のこの実施形態による分配ヘッドの動作原理は次の通りである。最初のステップで、分配ヘッドはエアロゾル容器３に取り付けられる。この目的のために、分配ヘッドは、エアロゾル容器３に向かって押され、充填ステム８は、エアロゾル容器３の受入れシートに導入される。取付けフック５の形態の取付けアセンブリ２は外側に変形され、エアロゾル容器３のフランジ４が取付けアセンブリ２内に導入され、取付けフック５がその上にスナップフィットすることを可能にする。エアロゾル容器３への分配ヘッドの取り付けにより、充填ステム８がエアロゾル容器３内のバルブに圧力を及ぼし、その結果、バルブは恒久的に開かれる。分配ヘッドがエアロゾル容器３に取り付けられた後、制限容器２０の底壁は、エアロゾル容器３のフランジ４に載る。図１Ａに示すこの状態では、ヘッドステム１３は静止位置にあり、このとき、内側シール１７は出口開口部１５を閉じ、したがって、製品が分配ヘッドの外部に漏れるのを防止する。一方、充填チャネル１２は、バルブ本体６の内径の不連続的な変化の領域の上方に位置しているため、バルブ本体６の内部空間に対して開放されたままである。その結果、製品はエアロゾル容器３から充填ステム８を通り、さらに充填チャネル１２を通ってバルブ本体６の内部空間に流入し、充填開口部９を通って分配容器１８に流入し、分配容器１８が膨張して容積を増大することを引き起こす。分配容器１８は、制限容器２０によって制限された容積まで膨張すると同時に、製品の圧力からエネルギーを得て、その中に存在する（それを満たす）ガスを膨張させて平衡状態にする（図１Ａを参照）。制限容器２０の内部空間に弾力性のある手段１９を設けるために制限容器２０に予めガスが供給され、分配容器１８が弾力的性質を持たない材料で形成されている状況では、適切な圧力下でガスの形態の弾力性のある手段１９は、製品の圧力からエネルギーを取る。分配容器１８が完全に満たされた後、製品の計量された用量が分配ヘッド内に存在し、ヘッドステム１３を介して投与される準備が整う。

ヘッドステム１３をエアロゾル容器３の方へ押すことにより、内側シール１７が変形し、出口開口部１５が開き、その結果、分配容器１８内に存在する製品を、出口チャネル１４を通して分配ヘッドの外側に排出することができる。弾力性のある手段１９によって（又は分配容器１８の材料によってのみ）吸収されたエネルギーは、分配容器１８内の製品を、開いた流体経路を通して分配ヘッドの外側に押し出すようにする。同時に、ステムブロック１０の位置が下がることにより、充填チャネル１２が充填ステム８の内側に移動し、エアロゾル容器３から分配ヘッドへの製品の流れが停止する。その結果、ヘッドステム１３の押圧により、分配容器１８に収容された製品のみが排出され、この量は予め定められた１回分の量に相当する。

ヘッドステム１３に対する押圧を解除すると、ヘッドステム１３及びステムブロック１０は静止位置に戻り、この位置で、分配容器１８は制限容器２０によって制限された容量まで再び満たされる。ヘッドステム１３が静止位置（図１Ａに示される）に戻ることは、予め負荷をかけられたバルブバネ１１により可能である。分配容器１８が満たされた後、分配ヘッドは予め決められた量の別の用量を排出する準備が整う。

例２
本発明による、予め定められた用量の製品を分配するためのエアロゾル容器用分配ヘッドの第２の実施形態は、図２Ａ～２Ｃの部分縦断面図に示されている。

本発明の第２の実施形態による分配ヘッドは、第１の実施形態に示された分配ヘッドの構造と同様の構造を有するので、本発明のこの記載を明確にするために、同様の構成要素については再度記載しないことにする。

本発明の第１の実施形態と異なり、分配ヘッドの第２の実施形態は、分配ヘッドのハウジング１内を垂直移動可能な制限容器２０と継手部材１６とを含む。継手部材１６の上面とハウジング１の上壁の内面との間には、ハウジング１からハウジング１の上壁を通って突出し、ボタンの形態をとるトリガ要素２２の当接部材２１が配置されている。制限容器２０の底壁とエアロゾル容器３のバルブのヘッド部分を囲む表面との間には、エアロゾル容器３から離れる方向に制限容器２０の底壁に圧力を及ぼすような方法で初期圧縮状態で位置する付勢バネ２３が配置されている。静止位置において、トリガ要素２２は、分配ヘッドのハウジング１の上壁から最大に突出し、トリガ要素から分配ヘッドのハウジング１の上壁までの距離は、制限容器２０の底壁とエアロゾル容器３のフランジ４の上面との間の距離に実質的に一致する。本発明の第１の実施形態で記載した分配ヘッドとは異なり、本発明の第２の実施形態による分配ヘッドは、バルブ本体６の内部空間に向かって延び、充填ステム８を通って延びるチャネルに向かって延びないステムブロック１０を備える。その結果、充填チャネル１２は、バルブ本体６を通って（エアロゾル容器３に対して近位のその下部を通って）軸方向に延び、エアロゾル容器３からそれを通って流れる製品を止めることが可能であった場所でステムブロック１０の外側へ半径方向に向けられることはない。

本発明のこの実施形態による分配ヘッドの動作原理は次の通りである。最初のステップで、分配ヘッドはエアロゾル容器３に取り付けられる。この目的のために、分配ヘッドはエアロゾル容器３に向かって押され、充填ステム８はエアロゾル容器３の受入れシートに導入される。取付けフック５の形態の取付けアセンブリ２は外側に変形され、エアロゾル容器３のフランジ４が取付けアセンブリ２の中に導入され、取付けフック５がその上にスナップフィットすることを可能にする。分配ヘッドのエアロゾル容器３への取付けは、充填ステム８がエアロゾル容器３内のバルブに圧力を及ぼさないようにし、エアロゾル容器３内のバルブは閉じたままである。図２Ａに示すこの状態では、分配ヘッドステム１３は静止位置にあり、ここで内側シール１７は出口開口部１５を閉じ、したがって、製品が分配ヘッドの外部に漏れるのを防止している。充填ステム８は、エアロゾル容器３のバルブの受入れシートに導入されるが、バルブに圧力を及ぼさず、その結果、バルブは閉位置に保たれる。

図２Ｂに描かれているように、トリガ機構２２の押圧は、エアロゾル容器３に向かう当接部材２１の移動をもたらし、当接部材２１に対して支持されている継手部材１６、及び隣接する制限容器２０の両方の押圧をもたらす。制限容器２０は、制限容器２０の底壁がエアロゾル容器３のフランジ４に対して支持される位置に達するまで、付勢バネ２３によって及ぼされる力を打ち消して、分配ヘッドのハウジング１内を下方に移動する。同時に、充填ステム８は、エアロゾル容器３のバルブのシート内をより深く移動し、それを開かせ、エアロゾル容器３内に貯蔵された製品を放出させる。内側シール１７は出口開口部１５を閉じ続け、製品が分配ヘッドの外部に漏れるのを防止する。この状況において、製品はエアロゾル容器３から充填ステム８を通り、さらに充填チャネル１２を通ってバルブ本体６の内部空間に流れ、その後充填開口部９を通って分配容器１８に流れ、分配容器１８が膨張してその容積を増加することを引き起こす。分配容器１８は、制限容器２０によって制限された容積まで膨張すると同時に、製品の圧力からエネルギーを得て、その中に存在する（それを満たす）ガスを平衡状態まで膨張させる。

分配容器１８が完全に満たされた後、トリガ要素２２が解放され、付勢バネ２３によって及ぼされる力により、制限容器２０は、バルブ本体６、分配容器１８、継手部材１６及び他の構成要素と共に上方（エアロゾル容器３から離れる方向）に移動し、図２Ａに示す静止位置に戻される。

エアロゾル容器３の方へヘッドステム１３を押すことにより、内側シール１７が変形し、出口開口部１５が開き、その結果、分配容器１８内に存在する製品を出口チャネル１４を通して分配ヘッドの外部に排出することができる（図２Ｃ参照）。弾力性のある手段１９によって（又は分配容器１８の材料によってのみ）吸収されたエネルギーは、分配容器１８内の製品を、開いた流体経路を通して分配ヘッドの外側に押し出すようにする。この位置では、充填ステム８はエアロゾル容器３のバルブに圧力を及ぼさない（閉じたままである）ので、ヘッドステム１３の押圧により、分配容器１８に含まれる製品のみを排出でき、この量は予め定められた１回の投与量に相当する。

ヘッドステム１３の押圧を解除すると、ヘッドステム１３及びステムブロック１０が静止位置に戻り、この位置で分配ヘッドは分配容器１８を再び満たす準備が整う。

例３
本発明による所定用量の製品を分配するためのエアロゾル容器用の分配ヘッドの第３の実施形態が、図３Ａ及び３Ｂの部分縦断面図に示される。

本発明の第３の実施形態による分配ヘッドは、第２の実施形態で記載した分配ヘッドの構造と同様の構造を有するので、本発明のこの記載を明確にするために、同様の構成要素については再度記載しないことにする。

本発明の第２の実施形態とは異なり、第３の実施形態の分配ヘッドは、分配容器１８に圧力を及ぼす弾力性のある手段１９を含み、これは、例１の場合のような弾力性のある分配容器１８の一体構造でも、例２の場合のような空気（又は他のガス）でもなく、代わりに弾力性のあるスポンジ材の形態で作られる。本実施形態において弾力性のある手段１９を形成するスポンジ材は、弾性のある医療用シリコーンであり得る。

圧縮空気の代わりに弾力性のあるスポンジ材が使用される分配ヘッドの動作原理は類似しており、したがって、本開示の明確化のために、この記載は繰り返さないものとする。

例４
本発明による所定用量の製品を分配するためのエアロゾル容器用の分配ヘッドの第４の実施形態が、図４Ａ及び４Ｂの部分縦断面図に示されている。

本発明の第４の実施形態による分配ヘッドは、第２の実施形態及び第３の実施形態で記載した分配ヘッドの構造と同様の構造を有するので、本発明のこの記載を明確にするために、同様の構成要素については再び記載しない。

本発明の第２の実施形態及び第３の実施形態と異なり、第４の実施形態の分配ヘッドは、エアロゾル容器３のバルブのステムを受け入れる（これまでの実施形態における充填ステムと異なる）シート８の形態である充填システム８を備える。したがって、充填システム８がエアロゾル容器のバルブのステムを受け入れるシート８の形態をとるこの実施形態は、対応する放出ステムを備える雄型分配バルブを備えるエアロゾル容器に専用である。

さらに、弾性（非弾力性）材料から作られた分配容器１８は、例１～３の場合のように、バルブ本体６の外面を通り、制限容器２０の上壁の開口部を介して上部に取り付けられず、代わりにバルブ本体６に設けられた充填開口部９と気密に接続される。より正確に空にできるようにするため、分配容器１８は、ハーモニー又はベローズの形態で作られる。

本実施形態では、弾力性のある手段１９は、弾力性のあるピストンの形態で作られる。弾力性のあるピストンは制限容器２０内に配置され、ピストン部分と、制限容器２０の上壁の内面に対して支持されるばねとを有する。図４Ａは分配ヘッドを示し、その中で分配容器１８は空であり、弾力性のあるピストンの形態の弾力性のある手段１９は、完全に拡張した位置にあり、分配容器１８を完全に圧縮している。この実施形態では、分配容器１８は、バッグオンバルブシステムのバッグ用の材料などの弾性材料で作られてもよい。

分配容器１８を満たす手順が開始された後、加圧下に送達された製品は、弾力性のある手段１９に力を及ぼし、その圧縮力に打ち勝って、加圧された製品のエネルギーを「蓄積」する。それによって、分配容器１８は、圧縮された弾力性のある手段１９によって占められる空間を考慮して、制限容器２０の容積によって制限される容積まで拡張する（図４Ｂを参照）。

弾力性のあるピストンを有する分配ヘッドの動作原理は類似しており、したがって、本開示の明確性のために、この記載は繰り返さないことにする。

１ 分配ヘッドのハウジング
２ 取付けアセンブリ
３ エアロゾル容器
４ エアロゾル容器のフランジ
５ 取付けフック
６ バルブ本体
７ 保持カラー
８ 充填システム
９ 充填開口部
１０ ステムブロック
１１ バルブバネ
１２ 充填チャネル
１３ ヘッドステム
１４ 出口チャネル
１５ 出口開口部
１６ 継手部材
１７ 内側シール
１８ 分配容器
１９ 弾力性のある手段
２０ 制限容器
２１ 当接部材
２２ トリガ要素
２３ 付勢バネ
２４ 自己加硫バルブ

Claims (15)

1. ハウジングを備える計量された用量の製品を分配するための分配ヘッドであって、前記ハウジング（１）は、エアロゾル容器（３）のフランジ（４）に取り付けるための取付けアセンブリ（２）を備え、バルブ本体（６）が前記ハウジング（１）内に配置され、充填システム（８）が、前記エアロゾル容器（３）のバルブと接続するために前記バルブ本体（６）の下端から延び、ステムブロック（１０）が前記バルブ本体（６）内に移動可能に取り付けられ、ヘッドステム（１３）が前記ステムブロック（１０）の上端から延び、前記ハウジング（１）の上壁の開口部を通過し、少なくとも１つの充填開口部（９）が前記バルブ本体（６）の中央領域に配置され、分配容器（１８）が前記バルブ本体（６）の周囲に配置されかつ前記バルブ本体（６）と気密に接続され、前記分配容器（１８）には、前記分配容器（１８）を圧縮する弾力性のある手段（１９）が設けられ、前記分配容器（１８）は制限容器（２０）内に配置されていることを特徴とする分配ヘッド。
2. 前記ステムブロック（１０）と前記ヘッドステム（１３）の接続領域において、前記ヘッドステム（１３）の出口チャネル（１４）と連通し、前記分配ヘッドの通常位置において内側シール（１７）によって閉じられる少なくとも１つの出口開口部（１５）が配置されることを特徴とする、請求項１に記載の分配ヘッド。
3. 前記取付けアセンブリ（２）が、前記エアロゾル容器（３）の前記フランジ（４）とスナップフィット接続するための少なくとも１つの周方向に配置された取付けフック（５）を備えることを特徴とする、請求項１又は２に記載の分配ヘッド。
4. 前記バルブ本体（６）が、その中に配置されたバルブバネ（１１）を有し、前記バルブバネ（１１）は、前記ヘッドステム（１３）の方向において前記ステムブロック（１０）に圧力を及ぼすことを特徴とする、請求項１～３のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
5. 前記充填システム（８）が、充填ステムの形態又は前記エアロゾル容器（３）のバルブのステムのためのシートの形態であることを特徴とする、請求項１～４のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
6. 前記ステムブロック（１０）の下部に、前記充填システム（８）と前記バルブ本体（６）の内部空間との間の流体連通を提供する充填チャネル（１２）が配置されていることを特徴とする、請求項１～５のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
7. 前記バルブ本体（６）、前記ステムブロック（１０）、前記ヘッドステム（１３）、前記分配容器（１８）及び前記制限容器（２０）を含むアセンブリが、前記ハウジング（１）内で垂直方向に移動可能であることを特徴とする、請求項１～６のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
8. 前記ハウジング（１）から突出するトリガ要素（２２）と、前記バルブ本体（６）、前記ステムブロック（１０）、前記ヘッドステム（１３）、前記分配容器（１８）及び前記制限容器（２０）を含む前記アセンブリを前記ハウジング（１）内で垂直方向に動かすために前記トリガ要素（２２）に接続された当接部材（２１）とをさらに備えることを特徴とする、請求項７に記載の分配ヘッド。
9. 前記エアロゾル容器（３）に接続した後、前記バルブ本体（６）、前記ステムブロック（１０）、前記ヘッドステム（１３）、前記分配容器（１８）及び前記制限容器（２０）を含む前記アセンブリに対して前記エアロゾル容器（３）から離れる方向に圧力を及ぼす付勢バネ（２３）を含むことを特徴とする、請求項８に記載の分配ヘッド。
10. 前記制限容器（２０）が気密式であり、前記制限容器（２０）の内部空間がガスで満たされることを特徴とする、請求項１～９のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
11. 前記制限容器（２０）が自己加硫バルブ（２４）を有することを特徴とする、請求項１０に記載の分配ヘッド。
12. 前記弾力性のある手段（１９）が、弾力性のあるピストン又は弾力性のあるスポンジ材又はガススプリングであることを特徴とする、請求項１～１１のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
13. 前記弾力性のある手段（１９）を備える前記分配容器（１８）が、弾力性のある分配容器であることを特徴とする、請求項１～１１のいずれか一項に記載の分配ヘッド。
14. 前記弾力性のある分配容器（１８）が、ゼロに等しい初期容積を有し、その弾性による予備内圧は正の値を有することを特徴とする、請求項１３に記載の分配ヘッド。
15. 予め定められた用量の製品を貯蔵し分配するためのエアロゾル容器（３）であり、フランジ（４）に取り付けられた分配ヘッドを備えるエアロゾル容器（３）であって、前記分配ヘッドが請求項１～１４のいずれか一項に記載の分配ヘッドであることを特徴とするエアロゾル容器（３）。

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