JP3112636B2 - 泡生成ポンプ式流体分与容器および気液混合部材 - Google Patents

泡生成ポンプ式流体分与容器および気液混合部材

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JP3112636B2
JP3112636B2 JP07147384A JP14738495A JP3112636B2 JP 3112636 B2 JP3112636 B2 JP 3112636B2 JP 07147384 A JP07147384 A JP 07147384A JP 14738495 A JP14738495 A JP 14738495A JP 3112636 B2 JP3112636 B2 JP 3112636B2
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は泡生成ポンプ式流体分
与容器および気液混合部材に関し、さらに詳述すると、
高圧ガスを用いず、しかも空気室用逆止弁も不要であ
り、簡単な構造で故障が少なく、製造が容易で量産可能
であり、美容・衛生用品、食品等をはじめとする各種分
野で好適に用いることのできる泡生成ポンプ式流体分与
容器、および前記泡生成ポンプ式流体分与容器に好適に
用いることができ、簡単な構造で量産に適し、効率良く
気体と液体とを混合し得る気液混合部材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近時、環
境保全等の見地より、炭酸ガスやフロンガス等の高圧ガ
スを用いない泡生成ポンプ式流体分与容器の開発が盛ん
である。たとえば、特開平4−293568号公報、実
開平4−134456号公報、実開平6−70854号
公報、実開平3−7963号公報、実開平7−7759
号公報、国際公開番号WO92/08657号公報等に
おいて、高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式流体分与容
器が提案されている。
【0003】これらの泡生成ポンプ式流体分与容器は、
ボール弁、ピストン、シリンダー等を有してなり、流体
を収容する容器の開口頸部に装着され、前記流体を吸引
・吐出し、気液混合室に送出するポンプ式送出機構と、
空気用逆止弁を備える容積可変の空気室を有してなり、
前記ポンプ式送出機構と連動して前記空気室の容積を可
変し、外部から前記空気室内に空気を吸引し、この空気
を前記気液混合室に送出し、前記気液混合室内で前記ポ
ンプ式送出機構により前記気液混合室内に送出された流
体と前記空気とを混合させる泡生成機構と、を備えてな
る構造を有している。前記ポンプ式送出機構において、
シリンダーは、容器内の流体に臨んで開口する開口部を
有する。ボール弁は、前記シリンダー内であって、前記
開口部に臨む位置に、この開口部を開閉可能に、収容さ
れている。ピストンは、前記シリンダー内を摺動可能に
前記シリンダーに装着される。
【0004】前記泡生成ポンプ式流体分与容器は、以下
のように作用する。すなわち、前記ポンプ式送出機構に
おいて、前記ピストンを引動させると、前記ボール弁が
開放する。そうすると、前記容器内の流体が前記シリン
ダー内に吸引される。前記ピストンを押動させると、前
記ボール弁が閉鎖する。前記シリンダー内に吸引されて
いた流体が吐出され、前記気液混合室に送出される。一
方、前記泡生成機構において、前記ピストンの引動に連
動して前記空気室の容積が増加する。このとき前記空気
用逆止弁が開放するので、外部から前記空気室内に空気
が吸引される。前記ピストンの押動に連動して前記空気
室の容積が減少する。このとき、前記空気用逆止弁が閉
鎖するので、前記空気室内の空気が前記気液混合室に送
出される。その結果、前記気液混合室内で、前記ポンプ
式送出機構により送出された流体と前記泡生成機構によ
り送出された空気とが混合し、泡が生成する。前記泡生
成ポンプ式流体分与容器においては、こうして生成した
泡をシルクスクリーン等を通過させて微細な泡にして排
出していた。
【0005】しかしながら、このような従来の泡生成ポ
ンプ式流体分与容器の場合、泡生成機構における空気室
がボール弁を備えることを必須とする構造であるので、
容器の構造が複雑化し、故障し易いという問題がある。
また、製造が容易でなく、量産に適さないという問題が
ある。
【0006】一方、高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式
流体分与容器は、美容・衛生用品、食品等をはじめとす
る各種分野での用途が考えられ、前記問題のない泡生成
流体分与容器の開発が要望されている。
【0007】この発明は、前記要望に応え、前記従来に
おける問題を解決した、高圧ガスを用いない泡生成ポン
プ式流体分与容器を提供することを目的の一つとする。
また、この発明は、簡単な構造で故障の少ない泡生成ポ
ンプ式流体分与容器を提供することを目的の一つとす
る。この発明は、製造が容易で量産可能な泡生成ポンプ
式流体分与容器を提供することを目的の一つとする。こ
の発明は、美容・衛生用品、食品等をはじめとする各種
分野で好適に用いることのできる泡生成ポンプ式流体分
与容器を提供することを目的の一つとする。また、前記
泡生成ポンプ式流体分与容器に好適に用いることがで
き、簡単な構造で量産に適し、効率良く気体と液体とを
混合し得る気液混合部材を提供することを目的の一つと
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
のこの発明は以下の通りである。
【0009】この発明は、流体を収容した容器と、筒部
材、気液混合部材及び蓋部材を有するピストン体と、
記筒部材を収容するピストン体収容部と気体を収容する
気体収容部とを有してなるシリンダー体と、ピストン体
の押動又は引動と連動して気体収容部内を摺動し、前記
気体収容部内の容積を可変する容積可変部材とを有し、
ピストン体を引動させることにより、シリンダー体内に
設けられた弁を開放して容器内の流体を吸引し、シリン
ダー体に送出し、ピストン体を押動させることにより前
記弁を閉鎖してシリンダー体内に吸引した前記流体を吐
出し、気液混合部材に送出し、ピストン体の引動に連動
して気体収容部の容積を増加させ、容積可変部材に設け
られた外部に連通する通気孔を開放して気体収容部に気
体を送出し、ピストン体を押動に連動して気体収容部の
容積を減少させ、前記通気孔を閉鎖して気体収容部の空
気を前記気液混合部材に送出し、前記気液混合部材内に
送出された流体と送出された気体とを混合して泡を生成
させる泡生成ポンプ式流体分与装置において、前記筒部
材は、ピストン体収容部内に摺動可能に収容されてな
り、内部に貫通孔が形成されてなり、かつ、外周面に、
容積可変部材における内周帯面の端を収容するところ
の、環状の溝である容積可変部材収容部を有するフラン
ジ部を有してなり、前記気液混合部材は、前記筒部材の
一端に接続されたところの、ボール弁収容部材及びボー
ル弁脱落防止部材で形成されてボール弁を脱落不能に収
容してなり、前記ボール弁脱落防止部材には切り欠き部
を備え、前記蓋部材は、気液混合部材を装着した筒部材
を内部に収容し、この蓋部材の内周面には、気液混合部
材における前記切り欠き部に連通する気体流通路が形成
されてなり、この蓋部材の外周面には、円筒状の鍔部が
形成され、この鍔部には内側凸部と外側凸部とを備えて
なり、 前記容積可変部材は、中心部に貫通孔を有する
円板状部材であって、その外周には気体収容部の内周面
と摺動可能な筒体の外周帯面が、その内周には前記蓋部
材の外周面と摺動可能な筒体の内周帯面が一体的に接続
され、容積可変部材の前記内周帯面側には、内周帯面と
等しい突出高さを有する円筒状凸部が設けられ、前記
周帯面と円筒状凸部との間に外部に連通する前記通気孔
を備え、前記ピストン体を押動するとその内周帯面の一
端が前記鍔部における内側凸部と接触し、かつ円筒状凸
部と外側凸部とが接触することにより前記通気孔が閉鎖
されると共に、フランジ部の容積可変部材収容部と内周
帯面の他端との間に気体流通路の間隔が生じ、前記ピス
トン体を引動すると、内周帯面の他端が前記容積可変部
材収容部に収容されると共に内周帯面の一端と前記鍔
部との間に間隔が生じ、前記通気孔が開放されるよう
に、形成されてなることを特徴とする泡生成ポンプ式流
体分与容器である。
【0010】この発明の泡生成ポンプ式流体式分与容器
は、その態様において、前記筒部材が、前記ピストン体
収容部内に立設されたピストンステムの先端部に形成さ
れた押さえ部材に当接する係止部を備え、前記ピストン
体収容部内に収容されたコイルスプリングの付勢力に抗
して、ピストン体収容部内に収容されてなる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1に記載の泡生成ポンプ式流体分与容器
は以下のように作用する。すなわち、ピストン体を押動
することによりピストン体における筒部材がピストン体
収容部内を摺動しつつ下降する。このとき、蓋部材にお
ける鍔部の内側凸部と容積可変部材における内周帯面の
一端とが、また鍔部の外側凸部と容積可変部材における
円筒状凸部とが接触して容積可変部材における通気孔が
閉鎖されるとともに、前記内周帯面の他端がフランジ部
から離れてこの内周帯面とフランジ部との間に間隙が生
じる。この通気孔の閉鎖により、気体収容部に外部から
空気が入らなくなり、気体収容部の容積の減少に伴い
体収容部内の空気は、この内周帯面とフランジ部との間
隙及び蓋部材の内周面に形成された気体流通路を通っ
て、気液混合部材に至る。筒部材下降により、筒部材
内に存在した流体前記気液混合部材に押し出され、押
し出された流体が前記気体流通路を通ってきた空気と混
合され泡が発生する。 ピストン体を引動することにより
ピストン体における筒部材がピストン体収容部内を摺動
しつつ上昇する。このとき、ピストン体収容部及び筒部
材により形成される空間内に流体が吸引される。一方
、筒部材が上昇すると、容積可変部材における内周帯
面の他端がフランジ部に収容され、気体流通路が遮断さ
れる。このため、気体収容部から気液混合室に空気が流
れ込まず泡が生成しない。同時に内周帯面の一端が鍔部
における内側凸部から離れ、また円筒状凸部が鍔部にお
ける外側凸部から離れて、通気孔が開放状態になり、気
体収容部の容積の増加に伴い外気が気体収容部内に流入
する。前記気液混合部材におけるボール弁は脱落不能に
装填されているので、逆止弁として機能する。したがっ
て、気液混合部内で形成された泡が筒部材中に逆流する
ことがない。請求項2に記載の泡生成ポンプ式流体分与
容器にあっては、蓋部材を下降させると、コイルスプリ
ングの付勢力に抗して筒部材が下降する。蓋部材を下降
させた後に、蓋部材を下降させる力を除くと、コイルス
プリングの付勢力に従って筒部材が上昇する。筒部材の
上昇は、ピストンステムの先端に設けられた押さえ部に
筒部材の内部に設けられた係止部が係止することによ
り、停止する。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【実施例】
(実施例)以下、この発明の泡生成ポンプ式流体分与容
器の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0026】図1に示されるように、この発明の一実施
例である泡生成ポンプ式流体分与容器1は、ピストン体
2と、シリンダー体3と、容積可変部材100と、上蓋
60と、容器80と、ノズルヘッド70とを有してな
る。
【0027】前記ピストン体2は、筒部材10と気液混
合部材20と蓋部材30とを有してなる。
【0028】筒部材10は、円筒形状の部材である。筒
部材10は、中心軸と同心に形成された貫通孔13を有
する。筒部材10の一端(図1中においてはこの「一
端」は「下端」となる。)は、わずかに外側に反った形
状になっている。貫通孔13の内周面には、貫通孔13
の中心軸と直交する方向に突出する係止部11が形成さ
れている。この係止部11の先端部は、筒部材10にお
ける一端とは反対側に、換言すると図1中において上方
に向かって、曲折している。筒部材10の外周面には、
環状に形成されたフランジ部12が突出する。フランジ
部12における、筒部材10における一端とは反対側に
位置する面すなわち上面には、環状の溝である容積可変
部材収容部14が形成されている。この実施例において
筒部材10はプラスチック製である。
【0029】前記気液混合部材20は、ボール弁収容部
材25とボール弁脱落防止部材24とを有してなる。気
液混合部材20の断面の状態は図1に、上端面の状態は
図5に、下端面の状態は図6にそれぞれ示されている。
【0030】ボール弁収容部材25は、円筒形状の部材
である。ボール弁収容部材25の外径は、筒部材10の
外径よりもわずかに小さくなっている。ボール弁収容部
材25の一端側には、筒部材10における前記一端とは
反対側の開口端面と筒部材10の貫通孔13の内周面と
に密接する外周面を有する円環状の凸部23が形成され
ている。ボール弁収容部材25には、中心軸と同心に貫
通孔21が形成されている。この貫通孔21は、ボール
弁収容部材25における、前記凸部23の形成された端
面側から他端面側にかけて、その内径が、はじめ一定
で、途中で一旦小さくなり、その後一定の比率で連続的
に大きくなり、最後に再び一定の大きさとなっている。
つまり、貫通孔21において、その内径が一定の比率で
連続的に大きくなっている部分の内周面は、テーパー面
22となっている。
【0031】ボール弁脱落防止部材24は、ボール弁収
容部材25における凸部23の形成されていない側の外
径および内径と同じ大きさの外径および内径を有する円
筒形状の部材である。ボール脱落防止部材24には、そ
の中心軸と平行な方向に帯状の切り欠き部26が等間隔
で4つ設けられている。つまり、図5および図6にも示
されるように、このボール弁脱落防止部材24は4つの
切片27からなる。ボール弁脱落防止部材24における
前記各切片27には、その内周面から突出した状態で、
ボール弁脱落防止部材24の中心軸と平行な方向に帯状
に延設されるボール止め片28が形成されている。ボー
ル止め片28は、一端側が肉厚に形成されている。この
ボール弁脱落防止部材24は、ボール止め片28が肉厚
に形成されている側とは反対側の端面と、ボール弁収容
部材25におけるテーパー面22が露出する側の端面と
が接するようにして、ボール弁収容部材25に一体的に
接合されている。なお、このとき、ボール止め片28
は、ボール弁収容部材25におけるテーパー面22まで
延設され、ボール止め片28における、前記肉厚に形成
された側の端面とは反対側の端面は、テーパー面22に
接している。この実施例において、気液混合部材20は
プラスチック製である。なお、気液混合部材20におけ
る、ボール弁脱落防止部材24とテーパー面22とによ
り囲まれる空間が気液混合室である。この気液混合室内
には第2ボール弁B2が収容されている。この実施例に
おいて第2ボール弁は金属球である。
【0032】この気液混合部材20は、前記凸部23
筒部材10における貫通孔13内に収容された状態で筒
部材10に装着される。
【0033】蓋部材30の断面の状態は図1に、下端面
の状態は図3にそれぞれ示されている。蓋部材30は、
気液混合部材20を装着した筒部材10の外周面と密接
する内周面を有する円筒形状の部材である。蓋部材30
の長さは、気液混合部材20を装着した筒部材10のフ
ランジ部12における気液混合部材20側の端面から、
気液混合部材20における露出する端面までの長さと等
しくなっている。蓋部材30は、一端に底面31が設け
られている。底面31には、中心角が90°で、互いに
合同である扇形状の貫通孔35が、底面31の中心軸を
中心として等間隔の位置に4つ形成されている。蓋部材
30の外周面には鍔部33が形成されている。鍔部33
は、前記蓋部材30の中心軸と直交する方向に突出して
いる。鍔部33の先端は、鍔部33における開口端側に
向けて直角に曲折している。鍔部33における開口端側
の端面には容積可変部材収容部34が設けれており、そ
の表面には凸部が2つ形成されており、これらの内、内
側に位置するのが内側凸部36aであり、外側に位置す
るのが外側凸部36bである。
【0034】蓋部材30は、筒部材10および気液混合
部材20を内部に収容した状態でこれらと一体的に装着
される。このとき、蓋部材30における開口端37と筒
部材10におけるフランジ部12とが接している。ま
た、蓋部材30における底面31と気液混合部材20と
が接している。
【0035】このとき、蓋部材30の開口端37には、
互いに直交する帯状の溝37aが形成されている。ま
た、気液混合部材20の周側面上であって、ボール弁収
容部材25の全周側面上、およびボール脱落防止部材2
4におけるボール弁収容部材25に隣接する一部の表面
上に位置する蓋部材30における内周面には、帯状の溝
39が環回して形成されている。さらに、筒部材10の
外周面上に位置する蓋部材30における内周面には、帯
状の溝37aと帯状の溝39とを連通する帯状の溝38
が、蓋部材30の中心軸と平行な方向に形成されてい
る。
【0036】ピストン体2において、互いに連通する帯
状の溝37aと帯状の溝38と帯状の溝39とにより形
成される空間が気体流通路を構成している。
【0037】シリンダー体3は、円筒状の部材である。
シリンダー体3は、ピストン体収容部40と気体収容部
50とを有してなる。
【0038】ピストン体収容部40は、一端開口部の内
径が小さくなっている円筒状の部材で形成される。ピス
トン体収容部40における前記一端開口部側には、環状
支持体41が装着固定される。この環状支持体41に
は、互いに直交する十字状の切り欠き部が形成されてい
る。この環状支持体41と前記一端開口部との間の空間
が弁室45である。この弁室45内には、球形の第1ボ
ール弁B1が収容されている。この実施例において第1
ボール弁は金属製である。弁室45を形成するピストン
体収容部40の内周面における、先端部はテーパー面4
3となっており、それ以外の部分には溝42が形成され
ている。
【0039】環状支持体41における、前記弁室45側
とは反対側の面には、ピストン体収容部40の長さより
も長いコイルスプリングSが装着されている。したがっ
て、コイルスプリングSはピストン体収容部40よりも
突出している。さらに、環状支持体41における、前記
弁室45側とは反対側の面には、コイルスプリングSよ
りも長さが長く、コイルスプリングSの直径よりも小さ
な外径を有するピストンステム44が一体的に接続され
ている。したがって、ピストンステム44はコイルスプ
リングSよりも突出している。なお、前記突出するピス
トンステム44における先端部には外径の大きな押さえ
部44aが形成されている。
【0040】ピストン体収容部40は、ピストン体2に
おける筒部材10の一端を内部に収容する。このとき、
筒部材10の内周面に形成された係止部11の先端と、
前記ピストンステム44における押さえ部44aとが当
接しており、前記係止部11における露出する面とコイ
ルスプリングSとが当接している。このため、ピストン
体2を押すと、筒部材10がピストン体収容部40内を
摺動する。このとき、コイルスプリングSは、縮んだ状
態になっている。ピストン体2を押すのを終了すると、
コイルスプリングSの付勢力によって、筒部材10がピ
ストン体収容部40を摺動しながら元の位置まで、すな
わち前記係止部11と前記押さえ部44aとが当接する
位置まで移動する。
【0041】気体収容部50は、ピストン体収容部40
の内径よりも大きな内径を有する円筒形状の部材で形成
される。前記円筒形状の部材一端には底部材が設けられ
ており、この底部材は、前記円筒形状の部材の内部側
に、かつ中心軸に向かって突出している。前記底部材の
中心部には、前記ピストン体収容部40における、弁室
45が形成されていない側の端面開口部と同じ大きさの
円形の開口部が形成されている。気体収容部50は、底
部材の開口部と前記ピストン体収容部40における前記
端面開口部とが一致するように、かつ気体収容部50の
開口部が前記端面開口部と同じ向きに開口するようにし
て、ピストン体収容部40に一体的に接合される。この
ため、シリンダー体3は、ピストン体収容部40を下方
に配置すると、気体収容部50が上方に位置し、上方に
向けて開口する。
【0042】なお、この実施例において、気体収容部5
0の周側面には円形の空気穴51が形成されており、シ
リンダー体3はプラスチック製である。
【0043】前記容積可変部材100は、円板状の部材
で形成される。前記円板状の部材の中心部には、その中
心軸と同心の位置に貫通孔が形成されている。前記円板
状の部材には、段差101が1段設けられている。前記
円板状の部材の外周は、シリンダー体3における気体収
容部50の内周面と摺動可能な外周面を有する筒体の内
周面に一体的に接続されている。この筒体は薄肉に形成
されており、この筒体における、気体収容部50の内周
面と摺動する外周面は凹面状に形成されている。この筒
体が、容積可変部材100における外周帯部材102で
あり、この外周帯部材の表面が外周帯面である。前記円
板状の部材の内周は、ピストン体2における蓋部材30
の外周面と摺動可能な内周面を有する筒体の外周面に一
体的に接続されている。この筒体が、内周帯部材103
であり、この内周帯部材の表面が内周帯面である。
【0044】容積可変部材100には段差101が形成
されているので、外周帯部材102が下方に位置するよ
うに容積可変部材100を配置すると、内周帯部材10
3が上方に位置する。このような配置において、前記円
板状の部材における、内周帯部材103側には、円筒状
の凸部104が上方に向けて突出して形成されている。
円筒状の凸部104の前記円板状の部材から上方に向け
て突出する高さは、前記内周帯部材103の前記円板状
の部材から上方に向けて突出する高さと等しくなってい
る。前記円板状の部材よりも上方に位置する、内周帯部
材103の先端部は、前記蓋部材30の鍔部33におけ
る内側凸部36aの表面と当接可能な表面形状を有す
る。また、前記円筒状の凸部104の先端部は、前記蓋
部材30の鍔部33における外側凸部36bの表面と当
接可能な表面形状を有する。
【0045】なお、前記円板形状の部材における、内周
帯部材103と円筒状の凸部104との間の位置には円
形の通気孔105が等間隔に8つ形成されている。この
8つの円形の通気孔105は、内周帯部材103の先端
部および前記円筒状の凸部104の先端部と前記内側凸
部36aおよび外側凸部36bとが、接している間は蓋
部材30における鍔部33により閉鎖され、接していな
い間は開放される。
【0046】容積可変部材100は、下方に位置する外
周帯部材102の外周帯面と気体収容部50の内周面と
が接するように、かつ、上方に位置する内周帯部材10
3の内周帯面と蓋部材30の外周面とが接するようにし
て、ピストン体2およびシリンダー体3に装着される。
このとき、内周帯部材103の一端が蓋部材30におけ
る鍔部33と当接すると、内周帯部材103の他端と筒
部材10におけるフランジ部12との間には僅かに間隙
が存在する。逆に、内周帯部材103の前記他端が筒部
材10におけるフランジ部12と当接すると、内周帯部
材103の前記一端と蓋部材30における鍔部33との
間には僅かに間隙が存在する。このため、内周帯部材1
03における前記他端が筒部材10におけるフランジ部
12に、当接している間においては前記気体流通路は閉
鎖され、当接していない間においては前記気体流通路は
開放される。
【0047】前記上蓋60は、内周面にネジ山63が形
成された容器装着部62と、ノズルヘッド70の下降時
にこれを受容するノズルヘッド収容部64とを有する。
上蓋60は、シリンダー体3における開口端を収容し
て、シリンダー体3と一体化される。このとき、蓋部材
30がノズルヘッド収容部64から突出し、蓋部材30
とノズルヘッド収容部64との間には極僅か間隙が形成
されている。このため、この間隙を通じて、泡生成ポン
プ式流体分与容器1の外部から内部へと、あるいはその
逆へと気体が流通する。この実施例において、上蓋60
はプラスチック製である。
【0048】前記ノズルヘッド70は、蓋部材30にお
ける鍔部33の外径と同じ大きさの外径を有する略円柱
形状の部材である。ノズルヘッド70の一端側には、蓋
部材30、および、蓋部材30の端面上に蓋部材30と
同軸に配置された気液混合部材20を収容する蓋部材収
容部71が形成されている。ノズルヘッド70には、前
記蓋部材収容部71と直交方向に連通し、ノズルヘッド
70の周側面から突出する排出管72が設けられてい
る。ノズルヘッド70は、蓋部材30、および、蓋部材
30の端面上に蓋部材30と同軸に配置された気液混合
部材20蓋部材収容部71内に収容した状態で、ピス
トン体2に装着される。なお、この実施例おいては、
前記気液混合部材20の両端にシルクスクリーンが張設
されている。シルクスクリーンは、きめの細かい泡を生
成するための網状の部材である。
【0049】前記容器80は、一端有底の円筒体であ
り、その開口部側に内径が小さく設計された頸部81を
有する。頸部81の外周面には、上蓋60におけるネジ
山63と螺合可能なネジ山82が形成されている。この
実施例においては、容器80が上蓋60に螺合により装
着されたとき、容器80の開口端と上蓋との間に間隙が
生じないようにするために、容器80の開口端上にはガ
スケットGが配置されている。容器80は、上蓋60に
螺合により装着される。このとき、ガスケットGによ
り、上蓋容器80内は気密に上蓋に接続されるが、容器
80内と泡生成ポンプ式流体分与容器の外部とは、前記
空気穴51により通じているので、容器80内は大気圧
に維持される。なお、この実施例において、容器80は
プラスチック製である。
【0050】容器80内には、流体90が収容されてい
る。この実施例において前記流体90は、界面活性剤で
ある。なお、この実施例においては、シリンダー体3の
ピストン体収容部40の先端部にチューブTが接続され
ており、このチューブTは容器80の底まで達している
ので、流体90の全量が泡として排出される。
【0051】なお、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1においては、ピストン体2とシリンダー体3に
おけるピストン体収容部40とによりポンプ式排出機構
が構成され、シリンダー体3における気体収容部50
と、容積可変部材100と、前記気体流通路と、前記気
液混合室とにより、泡生成機構が構成されている。
【0052】以下、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1の作用について、図2を参照しながら説明す
る。この実施例の泡生成ポンプ式流体分与容器1は以下
のように作用する。すなわち、ノズルヘッド70を少し
だけ押すと、ピストン体2がシリンダー体3におけるピ
ストン体収容部40内を少しだけ押動する。容積可変部
材100における、内周帯部材103の先端部および円
筒状の凸部104の先端部と、蓋部材30における、内
側凸部36aおよび外側凸部36bとが接する。容積可
変部材100に形成された8つの円形の通気孔105が
閉鎖される。さらにノズルヘッド70を押すと、ピスト
ン体2がピストン体収容部40内をさらに押動する。ピ
ストン体2が押動している間、第2ボール弁B2は浮上
し続ける一方、第1ボール弁B1は弁室45を閉鎖す
る。ピストン体収容部40及び筒部材10に収容されて
いる流体が、気液混合部材20における貫通孔21を通
過して気液混合室内に送出される。ピストン体2におけ
るフランジ部12とシリンダー体3における気体収容部
50の底面とが接する。ピストン体2の押動は止まる。
【0053】次に、押していたノズルヘッド70から指
を離す。ピストン体2は、縮んだ状態にあったコイルス
プリングSの付勢力により、ピストン体収容部40内を
摺動しつつ元の位置まで引動する。このとき、第1ボー
ル弁B1はテーパー面43より浮上し、第2ボール弁B
2はテーパー面22に当接し閉鎖状態にあるので、
液混合室内の流体90は筒部材10側に逆流することは
なく、ピストン収容部40内の流体90は容器80側に
逆流することはない。ピストン体2における筒部材10
の係止部11の先端とピストンステムSにおける押さえ
部44aとが当接する。ピストン体2の引動は止まる。
【0054】ピストン体2の押動と連動して、容積可変
部材100が気体収容部50内を摺動しつつ移動する。
このとき、容積可変部材100における、内周帯部材1
03の先端部および円筒状の凸部104の先端部と、蓋
部材30における、内側凸部36aおよび外側凸部36
bとが接した状態で、すなわち8つの円形の通気孔10
5を閉鎖した状態で、容積可変部材100の内周帯部材
103をピストン体2の鍔部33が、収容しつつ容積可
変部材100を押す。この状態においては、外部から流
入する気体が、前記通気孔105を通過して気体収容部
50内に送出されることはない。容積可変部材100
が、気体収容部50内を摺動しつつ移動する。気体収容
部50内の容積が減少する。気体収容部50内の気体が
気体流通路を通過して、気液混合室内に送出される。気
液混合室内で、流体90と気体とが混合する。その結
果、泡が生成する。この泡は一旦シルクスクリーンを通
過してきめの細かい泡になった後、気液混合部材20内
で流動し、さらにシルクスクリーンを通過して非常にき
めの細かい泡になって、ノズルヘッド70における排出
管72から外部に排出される。
【0055】ピストン体2の引動と連動して、容積可変
部材100が、気体収容部50内を摺動しつつ移動す
る。このとき、まず、ピストン体2が移動し、容積可変
部材100における通気孔105が開放される。この状
態においては、外部と気体収容部50内とが連通する。
容積可変部材100における内周帯部材103がピスト
ン体2におけるフランジ部12に当接した状態で、容積
可変部材収容部14内に収容される。このとき、気体流
通路は閉鎖される。容積可変部材100は、前記フラン
ジ部12に押された状態で気体収容部50内を移動す
る。容積可変部材100が移動する間、外部から気体が
前記通気孔105を通過して気体収容部50内に送出さ
れ続け、気体収容部50の容積は増加し続ける。
【0056】なお、この実施例の泡生成ポンプ式流体分
与容器1における容器80内は、常に大気圧に維持され
ている。初期状態においては、気体収容部50の周側面
に形成された空気穴51は、容積可変部材100の内周
帯部材103の内周帯面により閉鎖されているが、流体
90が吸引される際には、空気穴51上に前記内周帯面
が存在せず、空気穴51は開放状態にあるからである。
また、この泡生成ポンプ式流体分与容器1は、流体90
の送出と気体の送出とが連動して行われるので、常に一
定の比率で流体90と気体とが混合されるので、常に均
質の泡を排出することができる。
【0057】(変形例)この発明は、前記実施例になん
ら限定されるものではなく、目的に応じてたとえば以下
のような変更を加えることができる。
【0058】ピストン体2は、筒部材10、気液混合部
材20および蓋部材30によって形成せずに、一または
二以上の部材で形成しても良いし、あるいは四以上の部
材で形成しても良い。
【0059】気液混合部材20における切り欠き部の大
きさ、形状、数等については特に制限はなく、目的に応
じて適宜決定することができる。気体流通路の形状、長
さ、数、位置等については、特に制限はなく、気液混合
室の大きさや形状、流体90の種類等に応じて適宜決定
すれば良い。
【0060】気液混合室は、流体90と気体とを混合す
ることができる空間であれば特に制限はなく、前記実施
例におけるように、ピストン体2における気液混合部材
20の内部に形成しても良く、あるいは、ピストン体2
の外部に形成しても良い。
【0061】シリンダー体3は、ピストン体2の摺動に
連動して容器80内の流体90を吸引・吐出して気液混
合室内に送出し、かつ外部の気体を気液混合室内に送出
することができる機能を有していれば特に制限はなく、
前記実施例におけるようにピストン体収容部40と気体
収容部50とが直列に接続している構造でも良く、ある
いは、ピストン体収容部40を内側に有し、その外側に
気体収容部50を形成してなる二重管構造であっても良
い。さらに、場合によっては、ピストン体収容部40と
気体収容部50とを並列に接続したり、別々の個所に設
けても良い。
【0062】容積可変部材100における通気孔10
5、すなわち外部に連通する穴の形状および数について
も同様である。なお、前記通気孔105を円形に形成す
る場合、通常、その数が1個以上、好ましくは2個以
上、特に2〜20個が好ましい。また、前記通気孔10
5は、円周状に形成されていても良い。
【0063】容積可変部材100における通気孔105
の開閉は、前記実施例におけるように、内周帯部材10
3の先端部および円筒状の凸部104の先端部と、鍔部
33に形成した内側凸部36aと外側凸部36bとの当
接により行っても良いが、鍔部33に形成した棒状の突
起によって前記通気孔105を直接、閉塞し、開放する
ようにしても良い。
【0064】この発明においては、少なくともボール弁
が1個設けられていれば、この発明の目的を達成するこ
とができるが、前記実施例におけるように2個のボール
弁を用いた方が流体90の逆流等を効果的に防ぐことが
できるので好ましい。なお、場合によってはボール弁を
3個以上設けても良い。
【0065】泡生成ポンプ式流体分与容器1における、
第1ボール弁B1、第2ボール弁B2およびコイルスプ
リングS以外の部材を形成するには、それ自体公知の各
種のプラスチック材料を使用することができるが、これ
らの中でもポリプロピレン、硬質のポリエチレン(中低
圧法ポリエチレン)、ABS樹脂(比較的ブタジエンの
多いもの)などが好ましい。
【0066】第1ボール弁B1および第2ボール弁B2
は、通常はステンレス鋼製であるが、耐食性があり、相
当の比重を有する材料であれば特に制限はなく、適宜選
択した材料で形成することができる。
【0067】容器80は、透明でも不透明でも、無色で
も、着色されていても良い。容器80の形状は円筒体で
あるが、流体90を収容することのできる限りその形状
に制限がなく、たとえば、容器80の中心線に直交する
と面(多くの場合、水平断面である。)が楕円形である
形状を有していても良い。
【0068】流体90としては、特に制限はないが、界
面活性剤たとえばシャンプー、洗剤、シェービングクリ
ームなどや、食品たとえば生クリームなどであって、泡
として排出する必要のある流体であれば特に制限はな
い。
【0069】泡生成ポンプ式流体分与容器1における各
部材の接続は、特に制限はなく、螺合、嵌合、接着剤を
用いた接続、熱融着などによって行うことができる。
【0070】
【発明の効果】この発明によると、前記従来における問
題を解決した高圧ガスを用いない泡生成ポンプ式流体分
与容器を提供することができる。この発明によると、簡
単な構造で、故障の少ない泡生成ポンプ式流体分与容器
を提供することができる。また、この発明によると、製
造が容易で、大量生産可能な泡生成ポンプ式流体分与容
器を提供することができる。この発明によると、美容・
衛生用品、食品等をはじめとする各種分野で好適に用い
ることのできる泡生成ポンプ式流体分与容器を提供する
ことができる。また、この発明によると、前記泡生成ポ
ンプ式流体分与容器に好適に用いることができ、簡単な
構造を有し量産に適し、効率良く気体と液体とを混合し
得る気液混合部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の泡生成ポンプ式流体分与容
器の一実施例を示す一部切欠断面概略説明図である。
【図2】図2は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器の動作状態を説明するための一部切欠断面概略説明図
である。なお、図2における左半分は泡生成ポンプ式流
体分与容器の初期状態を示している。
【図3】図3は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における蓋部材の下端面図である。
【図4】図4は、図1において円で囲まれた部分におけ
る、容積可変部材の上端面図である。
【図5】図5は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における、気液混合部材の上端面図である。
【図6】図6は、図1に示す泡生成ポンプ式流体分与容
器における、気液混合部材の下端面図である。
【符号の説明】
1・・・泡生成ポンプ式流体分与容器、2・・・ピスト
ン体、3・・・シリンダー体、10・・・筒部材、11
・・・係止部、12・・・フランジ部、13・・・貫通
孔、14・・・内周帯部材収容部、20・・・気液混合
部材、21・・・貫通孔、22・・・テーパー面、23
・・・凸部、24・・・ボール弁脱落防止部材、25・
・・ボール弁収容部材、26・・・切り欠き部、27・
・・切片、28・・・ボール止め片、30・・・蓋部
材、31・・・底面、33・・・鍔部、34・・・容積
可変部材収容部、35・・・扇形状の貫通孔、36a・
・・内側凸部、36b・・・外側凸部、37・・・開口
端、37a・・・帯状の溝、38・・・帯状の溝、39
・・・帯状の溝、40・・・ピストン体収容部、41・
・・環状支持体、42・・・溝、43・・・テーパー
面、44・・・ピストンステム、44a・・・押さえ
部、45・・・弁室、50・・・気体収容部、51・・
・空気穴、60・・・上蓋、62・・・容器装着部、6
3・・・ネジ山、64・・・ノズルヘッド収容部、70
・・・ノズルヘッド、71・・・蓋部材収容部、72・
・・排出管、80・・・容器、81・・・頸部、82・
・・ネジ山、90・・・流体、100・・・容積可変部
材、101・・・段差、102・・・外周帯部材、10
3・・・内周帯部材、104・・・円筒状の凸部、10
5・・・通気孔、B1・・・第1ボール弁、B2・・・
第2ボール弁、S・・・コイルスプリング、G・・・ガ
スケット、T・・・チューブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を収容した容器と、筒部材、気液混
    合部材及び蓋部材を有するピストン体と、前記筒部材を
    収容するピストン体収容部と気体を収容する気体収容部
    とを有してなるシリンダー体と、ピストン体の押動又は
    引動と連動して気体収容部内を摺動し、前記気体収容部
    内の容積を可変する容積可変部材とを有し、ピストン体
    を引動させることにより、シリンダー体内に設けられた
    弁を開放して容器内の流体を吸引し、シリンダー体に送
    出し、ピストン体を押動させることにより前記弁を閉鎖
    してシリンダー体内に吸引した前記流体を吐出し、気液
    混合部材に送出し、ピストン体の引動に連動して気体収
    容部の容積を増加させ、容積可変部材に設けられた外部
    に連通する通気孔を開放して気体収容部に気体を送出
    し、ピストン体を押動に連動して気体収容部の容積を減
    少させ、前記通気孔を閉鎖して気体収容部の空気を前記
    気液混合部材に送出し、前記気液混合部材内に送出され
    た流体と送出された気体とを混合して泡を生成させる泡
    生成ポンプ式流体分与装置において、 前記筒部材は、ピストン体収容部内に摺動可能に収容さ
    れてなり、内部に貫通孔が形成されてなり、かつ、外周
    面に、容積可変部材における内周帯面の端を収容する
    ところの、環状の溝である容積可変部材収容部を有する
    フランジ部を有してなり、 前記気液混合部材は、前記筒部材の一端に接続されたと
    ころの、ボール弁収容部材及びボール弁脱落防止部材で
    形成されてボール弁を脱落不能に収容してなり、前記ボ
    ール弁脱落防止部材には切り欠き部を備え、 前記蓋部材は、気液混合部材を装着した筒部材を内部に
    収容し、この蓋部材の内周面には、気液混合部材におけ
    る前記切り欠き部に連通する気体流通路が形成されてな
    り、この蓋部材の外周面には、円筒状の鍔部が形成さ
    れ、この鍔部には内側凸部と外側凸部とを備えてなり、 前記容積可変部材は、中心部に貫通孔を有する円板状部
    材であって、その外周には気体収容部の内周面と摺動可
    能な筒体の外周帯面が、その内周には前記蓋部材の外周
    面と摺動可能な筒体の内周帯面が一体的に接続され、容
    積可変部材の前記内周帯面側には、内周帯面と等しい突
    出高さを有する円筒状凸部が設けられ、 前記内周帯面と
    円筒状凸部との間に外部に連通する前記通気孔を備え、前記ピストン体を 押動するとその内周帯面の一端が前記
    鍔部における内側凸部と接触し、かつ円筒状凸部と外側
    凸部とが接触することにより前記通気孔が閉鎖されると
    共に、フランジ部の容積可変部材収容部と内周帯面の他
    端との間に気体流通路の間隔が生じ、前記ピストン体
    引動すると、内周帯面の他端が前記容積可変部材収容部
    に収容されると共に内周帯面の一端と前記鍔部との間
    に間隔が生じ、前記通気孔が開放されるように、形成さ
    れてなることを特徴とする泡生成ポンプ式流体分与容
    器。
  2. 【請求項2】前記筒部材は、前記ピストン体収容部内に
    立設されたピストンステムの先端部に形成された押さえ
    部材に当接する係止部を備え、前記ピストン体収容部内
    に収容されたコイルスプリングの付勢力に抗して、ピス
    トン体収容部内に収容されてなる前記請求項1に記載の
    泡生成ポンプ式流体分与容器。
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