JPH09100208A - 色調の安定した歯科用修復剤 - Google Patents

色調の安定した歯科用修復剤

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JPH09100208A
JPH09100208A JP8140981A JP14098196A JPH09100208A JP H09100208 A JPH09100208 A JP H09100208A JP 8140981 A JP8140981 A JP 8140981A JP 14098196 A JP14098196 A JP 14098196A JP H09100208 A JPH09100208 A JP H09100208A
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resin composition
dental restorative
polymerizable dental
filler
initiator
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JP8140981A
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Weitao Jia
ウエイタオ ジア
Arun Prasad
プラサド アラン
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Jeneric Pentron Inc
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Jeneric Pentron Inc
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/80Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
    • A61K6/884Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
    • A61K6/887Compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】色調が安定し、金属基材の有無に関係なく使用
可能で、重合可能な歯科修復レジン組成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも1種類のバインダー樹脂と、
希釈剤のモノマーと、選択自由な可視光線に露光した時
レジンの重合を開始させるための開始剤と促進剤と、少
なくとも1種類の充填剤と、加熱するに当たりレジンの
重合を開始させるためのビスアゾ化合物に改良した開始
剤からなり、前記ビスアゾ開始剤は次の一般式を持ち、 R−N=N−R′ ここでRおよびR′は同じかまたは異なり酸素を含まな
い脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、ヘテロサイクリック
部分を含むグループから選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば歯科用複合樹
脂とか義歯の構成材に有用と思われる改良された高分子
剤に関するものである。特にこの改良された高分子剤は
充填剤としての信頼性により、金属基質の有無にかかわ
らずクラウンおよびブリッジ材として、また再構成材、
生補綴材、充填材、インレー、オンレー、積層材、義歯
およびその構成材としての充填用レジンとして有効であ
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】歯科医術
の実務には、人工義歯の口腔内での調製および運用と、
例えば肉付け、インレー、オンレー、クラウン、および
ブリッジ等の歯の構造の修復がある。歴史的に歯科医は
美感上の修復目的のため数種の異なるタイプの材料を使
ってきた。美感上の修復および義歯とその基材の目的に
特に推奨できる歯科複合剤は有機または無機充填剤成分
と重合可能のモノマーの様な有機基質成分が含まれてい
る。この様な複合物は代表的には例えばアクリルまたは
メタアクリルベース系からなり、シリカまたはケイ酸塩
ガラスがレジン基質に結合され、または両者を結合する
結合剤となるのである。歯科修復は代表的には歯科修復
材から調製され、これは口腔内でうつしとった鋳型から
作製したラボでの作業用鋳型または合金基板に修復材に
よりレジンを充満させ、修復材を硬化させる。
【0003】義歯および(または)義歯基材は圧縮また
は射出成形法で作られ、代表的には約80℃で水中、加
圧、減圧のあるまたはなしまたはこれらの組み合わせの
もと約15分よりも少ない時間加熱し硬化させる。現在
使われている歯科修復剤は重合基質中にフリーラジカル
を形成させそのために重合を開始させるべく熱、化学
的、光化学的にモノマーおよび(または)オリゴマーの
転換により有用な最終製品を作るのである。歯科用複合
レジンおよび(または)義歯または義歯基材として特に
有用な改良された歯科修復材を提供することが本発明の
目的で、これは保管中にも安定性があり変色しにくく、
水、加圧、減圧の有無の組み合わせのもと熱重合され
る。加えて本発明の改良された歯科修復剤は米国特許N
o.5,348,475号に記述されている可視光線、
加熱、減圧硬化の3法で硬化させる。本発明の別の目的
は貯蔵中の安定性のある修復剤を提供できることで、こ
れは一般的に熱開始剤として使われている過酸化物をや
めて、その代わりに次の一般式を持つビスアゾ開始剤で
置き換えることで熟成中の変色の傾向がなくなったため
である。 R−N=N−R′ ここでRおよびR′は同じかまたは異なるもので酸素を
含まない脂肪族、シロク脂肪族、芳香族、ヘテロサイク
リック部分を含むグループから選定される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、すなわち少な
くとも1種類のバインダー樹脂と、希釈剤のモノマー
と、選択自由な可視光線に露光した時レジンの重合を開
始させるための開始剤と促進剤と、少なくとも1種類の
充填剤と、加熱するに当りレジンの重合を開始させるた
めのビスアゾ化合物に改良した開始剤からなる改良され
た重合可能な歯科修復レジン組成物を提供することが本
発明の目的である。前記ビスアゾ開始剤は次の一般式を
持ち、 R−N=N−R′ ここでRおよびR′は同じかまたは異なり酸素を含まな
い脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、ヘテロサイクリック
部分を含む部ループから選定される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のこの有用な重合可能の修
復レジン材は特に限定されたものではなく、接合レジ
ン、希釈モノマー、充填剤、および熱硬化システムから
なる広範なポリマー混合物からなるものである。この混
合物はまた抗酸化剤、自己安定剤、光増減システム、顔
料、乳白剤、取扱いを容易にする添加剤および既存技術
ですでに明らかにされているその他の改質剤を選択自由
な形で含んでいる。本発明のこの重合可能の歯科修復剤
は少なくとも一種類の接合レジンを含んでおり、口腔内
では使用する様に適した十分な強度と加水安定性を有し
ている。これを満足できる機能樹脂としては、関連する
部分を本説明で参照例としてあげてある米国特許No.
5,276,068で明らかにしてある様に既存技術で
周知のアクリル酸塩、メタアクリル酸塩、ウレタンアク
リル酸塩、ビスフェノールAジグリシヂルメタアクリル
酸塩等がある。
【0006】本発明で使われる重合可能のレジンとして
望ましいものは、ジメタアクリル酸ウレタン(しばしば
“UDMA”として表示されている)とジメタアクリル
酸ポリカーボネート(しばしば“PCDMA”と表示)
およびジメタアクリル酸トリエチレングリコール(“T
EGDMA”と表示されることが多い)である。
【0007】その他の適当する接合レンジとしてはビス
フェノールAのビス−グリシヂル−メタアクリレート付
加体(Bis−GMA)とこのアクリル酸塩相対物から
なる広義のエチレン化不飽和重合可能合成物がある。そ
の他ヒドロキシエチルメタアクリレート、ヒドロキシプ
ロピルメタアクリレートおよびその他のヒドロキシアル
キルアクリル酸塩と2,2,3−トリメチルヘキサン付
加体も推奨できる。技術に明るい人々ならその他のアク
リル酸ポリエステルも適当することが認められると思
う。この様なアクリル酸ポリエステルはイソシアネート
と反応させ結合レジンとして有用なウレタンを形成させ
るのである。この様にビス−GMAをヘキサメチレン−
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネートまたは
その他の脂肪族および芳香族ジイソシアネートの様なジ
イソシアネート(またはその他のイソシアネート)と反
応させ有用な結合レジンを調製するのである。
【0008】特に推奨できる結合レジンはポリカーボネ
ートジメタアクリレートとビスGMAおよび(または)
ウレタンジメタアクリレートまたはそのオリゴマーの様
な二次レジンの混合物からなるもので、例えばトリエチ
レングリコールービス(クロロホルマート)と2−ヒド
ロキシエチル メタアクリレートの縮合生成物からなる
ポリカーボネート ジメタアクリレートである。代表的
な歯科修復剤は、また重合媒体の粘度を減少させること
で組織物の表面湿潤性を増し、またより処理し易い加工
粘度を保つため小粒の接触面を増やすための希釈モノマ
ーを含んでいる。さらにこの希釈剤は架橋剤としても使
われるものである。広範な歯科修復用に適した型どりが
可能な加工し易い材料を得るためには粘度のコントロー
ルが必要なことが周知である。
【0009】希釈モノマーは重合を開始させる光化学系
および熱を保持できる広範囲の重合可能モノマーの中の
いくつかのものである。推奨できる希釈剤として2−ヒ
ドロキシメタアクリレートおよび2−ヒドロキシプロピ
ルメタアクリレートの様なヒドロキシアルキル メタア
クリレートと、エチレングリコールメタアクリレート、
ジエチレングリコールメタアクリレート、トリエチレン
グリコールメタアクリレートおよびテトラエチレングリ
コールメタアクリレートを含むエチレンーグリコールメ
タアクリレートと、ジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネートと、1,6−ヘキサンジオールジメ
タアクリレートの様なエトオキシレート化モノマーがあ
げられる。2−ヒドロキシエチルメタアクリレート(2
−HEMA)および(または)トリエチレングリコール
ジメタアクリレート(TEGDMA)は特に推奨でき
る。
【0010】本発明の歯科修復剤に使われる充填剤は通
常歯科業界で使用されているものの中から、レジン基質
自体を共有結合しまたは両者を共有結合させるカップリ
ング剤としての能力のあるものを選定する。これらの充
填剤の中で本発明の実施に適したものは、硅酸リチウ
ム、硅酸バリウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の硅酸塩である。その他の適当する充填剤の例とし
ては、これらに限定される訳ではないが、シリカ、硅酸
ガラス、石英、硅酸ストロンチウム、ホウ硅酸、アモル
ファスシリカ、アルミナ、ジルコニア、および酸化スズ
等がある。本発明による歯科修復剤のための特に適当す
る充填剤は0.001乃至約0.07μm硅酸塩コロイ
ドから調製された粒径0.01乃至約10.0μmで、
これは水溶媒中での湿式粉砕、表面腐食粉砕、シラン溶
液中でのシラン処理粉砕によるのである。
【0011】前述の無機充填剤のいくつかは米国特許N
o.4,544,359および4,547,531で説
明されていることを参照としておく。ポリメチルメタア
クリレート、メチルメタアクリレート共重合体、ポリエ
チルメタアクリレート、エチルメタアクリレート共重合
体類の様な有機充填剤も同じく使われる。技術に精通し
ている者にとっては、指定されたレジン系に対する充填
剤量はレジンおよび充填剤の個性および充填剤の粒径等
を含むいくつかの因子により変化することは自明であろ
う。指定されたレジン系に対してはそれに適する充填剤
を選定しなければならないことは明らかであろう。例え
ば修復剤による可視光線または紫外線の透過が重合開始
に十分であらねばならぬということで選定されなければ
ならない。この要求にもとづき充填剤を選び粒径が決め
られることは明らかであろう。
【0012】本発明の歯科修復剤はレジンモノマーの重
合および(または)可視光線の作用によるオリゴマーを
誘導するための光増感システムを選択することができ
る。これに使われる光増感開始剤は一般的に周知の可視
光線硬化開始剤で、ベンジル、ジケトンおよびd,1−
カンホロキノンの様な感光性化合物が適しており、この
中で特にカンホロキノンが推奨できる。修復剤中には可
視光線による重合促進剤として有機の第3級アミン還元
剤を含有させることもある。本発明で多くの第3級アミ
ンが還元剤の含有物として有用であるが、一般的にはジ
メチルアミノエチルメタアクリレートおよびジエチルア
ミノエチルメタアクリレートの様なアクリル酸誘導体で
ある。
【0013】本発明の合成レジンの保管中の安定性と褪
色を殆どなくすことの改善のために一般的な過酸化物開
始剤の代わりにビズアゾ開始剤が役立っている。本発明
のビスアゾ開始剤は次の一般構造を持っている。 R−N=N−R′ ここでRおよびR′は同じかまたは別種で、酸素を含ま
ない脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族およびヘテロサイク
リック部分を含むグループから選ばれる。
【0014】この様な適当するビスアゾ開始剤をあげて
みると、2,2′−アゾビス(2,4−2,4−ジメチ
ルペンタンニトリル),2,2′−アゾビス(2−メチ
ルプロパンニトリル),2,2′−アゾビス(2−メチ
ルブタンニトリル),1,1′−ビスアゾ(シアノシク
ロヘキサン),アゾビスイソブチロニトリル,アゾベン
ゼン,1,1′(アゾジメチレン)ジピペリジン等であ
る。前述のアゾビス開始剤でアゾビスニトリルが好まし
く、この中でアゾビス脂肪族ニトリルが推められ、特に
E.I.du Pont de Nemours,Wi
lmington,DelawareのVAZO(登録
商標)重合開始剤が適している。
【0015】例えばVAZO52−2,2′−アゾビス
(1,4−ジメチルペンタンニトリル);VAZO64
−2,2′−アゾビス(2−メチルプロパンニトリ
ル);VAZO67−2,2′アゾビス(2−メチルブ
タンニトリル);VAZO88−1,1′−アゾビス
(シアノシクロヘキサン)等が有効である。重合可能な
歯科修復剤中の本発明の加熱開始剤は合わせて自身の寿
命と色安定性を増加させる。重合開始剤の使用量は約4
5℃から約120℃(例えば沸騰水中で)の温度範囲に
約15分より少ない時間さらした時、すみやかな重合が
起こるのに十分な量とする。重合開始剤の量は修復レジ
ン混合物の約0.01乃至5重量%が望ましく、最も推
奨できるのは約0.01乃至2重量%である。顔料、紫
外線吸収剤、乳白剤、光沢剤および抗酸化剤、自己安定
剤すなわちBHTおよびその他の添加物は本発明の内容
と関係なく含有させることができる。
【0016】本発明の歯科修復剤および(または)義歯
またはその基材の調製法は周知技法により指定された重
合可能の修復レジンからの製造法も含まれる。硬化は水
中または水がない状態での加熱、圧力および(または)
減圧により影響を受ける。もし望むなら硬化は関係部分
を参考としてあげる米国特許No.5348,475の
記述の様に可視光で部分的に行い、つづいて加熱/減圧
硬化段階で完了することができる。修復は歯科医師によ
り口腔内で例えば簡単な盛り付け、インレーおよびオン
レーに対して実施されるかまたは、口腔外の歯科ラボで
口腔内で型どった鋳型から調製した陶製またはポリビニ
ールシロキサンの型または合金基質(箔または鋳造)上
に実施される。実施例において口腔内または型上の修復
に際しそれぞれ窩縁と重なっている歯自体または型上に
剥離剤を塗布しておく。選択できる手法として、修復部
を各層が盛り付けられ硬化された後、型から取りはずし
次の層を形成させる前に剥離剤を再度施し、複合層間の
剥離剤に捕らえれない様に注意する。適当な剥離剤とし
ては鉱油とメタノールの組み合わせ、親水性シリコン系
界面活性剤、各種の親水性潤滑油がある。
【0017】修復が終わると余分な部分を取り去り、周
知の手法で研磨し、更に硬化処理を行う。この硬化処理
は複合レジンが完全に硬化する様十分な時間、減圧下
(または酸素を抑制した雰囲気で)で加熱する。より特
別な方法として鋳型を接着しまたはなしで、減圧、加熱
チャンバーにおく。このチャンバーは適当な温度に予熱
し、約10分から約30分、望ましいのは約10分から
20分の間排気する。硬化は修復剤のガラス転移温度か
その近くで処理する。約225゜F(107℃)の温度
が望ましいが限定はしない。硬化処理中の減圧チャンバ
ーの圧力は約27から約29.5in(688−749
mm)Hg,望ましい値は約28.5−29.5in
(724−749mm)Hgである。Tg近くの嫌気性
雰囲気のチャンバーでより大きなDpを達成でき、ポリ
マーの連鎖配向はより半結晶性となり、強さがより大に
なり表面の単量体層も消失する。Jeneric/Pe
ntoron, Inc.,Wallingford,
CTから提供されているCONQUEST硬化炉が特に
加熱/減圧硬化に適しているが他のチャンバーもまた使
用できる。
【0018】加熱/減圧炉から取り出した修復材は次の
処理に先立ち少なくとも数分間放置して硬化させる。修
復材を口腔の環境に置く準備としては通常の手法、例え
ばエナメル質上塗りを保護するためワックスまたはゴム
をセットしたタイプの製品を使って酸化アルミニウムで
内表面をサンドブラスト法する方法があげられる。この
様にして準備された修復材は通常の適応する接着剤、セ
メント封じ方等で口腔内に結合される。
【0019】義歯基材および義歯は歯肉組織の色に似た
適当する顔料を使って修復剤から作ることができる。こ
れはスキナー(Skinner)の“歯科材料科学”9
版に記述してある様な手法で作業用型に圧縮成形または
射出成形で作られる。その後、例えば水中または水なし
で80℃、加圧および(または)減圧下で約15分より
少なく加熱することで型中で硬化させる。本発明は以下
の実施例からよりはっきり理解できるであろう。
【実施例】
【0020】以下の実施例で材質の色は色彩計によりカ
ラーパラメータすなわち座標LとDIElab(CIE
l978)により指定されたaおよびbを検知して決め
られる。L、aおよびbから計算できる5つの最も一般
的でかつ認知されている指標がある。これらの中で全色
度の差異は、L(+△L=より明るい),a(+△a=
より赤色)およびb(+△b=より黄色)の3要素の差
異で生じるベクトルの大きさである。二色間の色の差異
の大きさEは次式で計算できる。 E=√((△L)+(△a)+(△b)) 黄ばみ指標、YIは殆ど無色透明なプラスチック、ほぼ
白色半透明または乳白色のプラスチックに対する黄色味
の度合を決めるもので、ASTMのDl925法により
次式で決められる。 YI=(71.53a+178.82b)/L 色座標L、aおよびbから計算された色指標を使って、
材料の色変化が決められる。
【0021】実施例1 単量体複合物100gは次の化合物を混合調製した。 40g トリエチレングリコールジメタアクリレート 35g ウレタン ジメタアクリレート 25g ポリカーボネート ジメタアクリレート[2−
ヒドロキシエチルメタアクリレートとトリエチレングリ
コール ビス(クロロホルメート)の重縮合反応生成
物] 2.0g VAZO88−1,1′−アゾビス(シアノ
シクロヘキサン)E.I.DuPont de Nem
ours,Wilmington,Delawareよ
り調達可能。 0.75g UV−5411[2−(2−ヒドロキシ−
5−tert.−オクチルフェニル)]ベンゾトリアゾ
ール American Cyanamid.,Sta
mford,CT.より入手可能。 0.05g ベンゾイルヒドロキシトルイジン(BH
T) 0.01g 2,2′−(2,5 チオフエネデイル)
ビス(5−tert.−ブチルベンゾキシアゾール).
【0022】充填剤調製:バリウムボロシリケート半溶
ガラス(SP1650)は米国特許No.5,276,
068記載の方法で調製処理した。得られた充填剤は平
均粒径0.6ミクロンでシラン含有量は約6.5%であ
った。義歯基材、義歯およびインレー/オンレー、肉付
けおよびその他の歯科ラボでの用途に特に適した本発明
のこの複合剤は、前述の単量体を重量で25%、上述の
方法で調製した無機充填剤を重量で70%、平均粒径約
0.04ミクロンのコロイド状蒸散シリカを重量で5%
を混合して作られる。得られた複合物は単量体複合物と
無機充填剤と均一に分散させた蒸散シリカからなる均質
なペーストである。つづいて37℃の対流炉で2週間お
よび一か月間熟成させる。また材料の小部分をCure
−Lite光硬化ユニット(Jeneric/Pent
oron,Inc.,Wallingford,CT)
で1分間露光させてみる。各テストの段階で材料は肉眼
で観察された後厚さ1mm、直径20mmのサンプルを
調製、Conquest C&B硬化ユニット(Jen
eric/Pentron,Ine.)で熱だけで15
分硬化させる。
【0023】そしてサンプルの色座標L,aおよびbを
Colorgard05(Pacific Scien
tific Co.,California)で測定し
た。比較のためVAZA88を除いてその代わりに、
(1)1.0g過酸化ベンゾイルおよび(2)2.0g
過酸化ベンゾイルを開始剤として置き替えた2つの同質
サンプルを上記のとおりに作製した。対照材料は本発明
サンプルと同じ様にテストした。
【0024】下記の第1表はテスト結果である。
【0025】熟成処理について示した上記データでは、
過酸化ベンゾイルを含んだ材料は色変化があり、黄ばみ
指標も増加して不安定な特性を現している。1分間の強
光線露光でBPOを含む材料は重合の兆候を示している
が、一方VAZO88の熱活性フリーラジカル材は見る
べき色変化はなく安定であることを表している。
【0026】実施例2 レジン複合剤に付加的に混合された0.1g d,1−
カンホロキノンと0.2gジエチルアミノエチルメタア
クリレート(DEAEMA)を除いて、実施例1で述べ
た様に調製した修復剤ペーストを米国特許No.5,3
48,475の3様式の硬化法で硬化を試みた。3様式
の硬化手法には複合レジンの初期硬化に可視光線露光に
よるのと、完全硬化のため熱と減圧を組み合わせる手法
が含まれている。得られた複合物は37℃で2週間熟成
される。調製直後と熟成時の時点で材料を1mm厚み、
20mm径のディスクを作製、最初に可視光線硬化つづ
いてConquest Heat/Vacumユニット
で15分間処理した。コンピュータ化された彩色計Co
lorgard05でサンプルを調べ色座標L,aおよ
びbが測定された。比較のため2つの付加的な組成の複
合物が本発明と同じ方法で(1)VAZO88開始剤を
除きBPOで置き換えたものと、(2)加熱開始剤を全
然いれないものとを調製した。この材料は前述の様に同
じ熟成処理を行った。第2表は元の材料と熟成したそれ
との間の全色度差Eと、黄ばみ指標(YI)のテスト結
果を示したものである。
【0027】
【0028】上記データは開示剤VAZO88がある
と、開始剤がない複合物と色度の安定性が同じであるこ
とを教えている。一方通常の開始剤BPOを含む組成は
変色が大きいことを示している。(一般的に2色間の色
度差Eが1より小さい時は、観る人の50%以上の人が
2色は同等であると判定するであろう。)熟成時、BP
Oを含む組成のYIが異常に増えているのは過酸化ベン
ゾイル添加が色度の不安定なことを示している。
【0029】実施例3−5 実施例2のVAZO88開始剤の代わりにVAZO52
(実施例3)、VAZO64(実施例4)およびVAZ
O67(実施例5)で置き換えた。各例において、得ら
れた修復材を開示剤として過酸化ベンゾイルを同じ組成
で含んだものおよび開始剤を何も含まないものと比較し
た。各例で実施例2で得られたものと同じ結果であっ
た。
【0030】実施例6 熱硬化が可能な義歯基材ペーストを実施例1と同じ方法
で、ただし実際の歯肉組織の色に似せるため0.024
gの赤色#40と0.008gの赤色#5595顔料を
加えて、調製した。得られた義歯基材を鋳込型中に圧縮
成型し、鋳型中で80℃、約15分間硬化させ開始剤と
してBPOを含む同じ組成材と比較した。各々の結果は
実施例1で得られた結果と同じであった。本発明を実施
例をあげて詳述してきたが、ここに示した模範的な実施
例に限定されるものではないことを理解すべきである。
本発明の背景および精神から離脱することなく各種の改
善および変更をはかれることは明らかであろう。
【0031】
【発明の効果】 以上説明したように、歯科用複合レジ
ンおよび(または)義歯または義歯基材として特に有用
な改良された本願発明に係る歯科修復材は、保管中にも
安定性があり変色しにくく、水、加圧、減圧の有無の組
み合わせの下、熱重合される。加えて本発明の改良され
た歯科修復剤は米国特許No.5,348,475号に
記述されている可視光線、加熱、減圧硬化の3法で硬化
させるという効果を有する。また、本願発明は貯蔵中の
安定性のある修復剤を提供できることで、これは一般的
に熱開始剤として使われている過酸化物をやめて、その
代わりに前述の一般式を持つビスアゾ開始剤で置き換え
ることで熟成中の変色の傾向がなくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596079149 53 North Plains Indu strial Road Walling ford,Connecticut 06492 United States o f America (72)発明者 アラン プラサド アメリカ合衆国 コネチカット州 06410 チェシャイア−,レッドウッド レ−ン 249

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合可能な歯科用修復レジンの組成で、
    少なくとも1種類のバインダー樹脂と、希釈剤のモノマ
    ーと、少なくとも1種類の充填剤と、可視光線に露光り
    した際複合レジンの重合を開始し促進剤となる開始剤を
    含む選択自由な光重合系と、加熱した時に重合を開始さ
    せ自己安定性を改善し変色を大きく減らし下記の一般式
    を持つ加熱重合剤開始を含み、 R−N=N−R′ ここでRおよびR′は同じかまたは異なり、酵素を含ま
    ない脂肪、ミクロ脂肪族、芳香族、ヘテロサイクリック
    部分を含むグループから選択することを特徴とする歯科
    修復レジン組成材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、バインダー樹脂はヒ
    ドロキシアルキルメタアクリレートとビス(クロロホル
    メート)の縮合反応で得られるポリカーボネートジメタ
    アクリレート縮合体からなることを特徴とする重合可能
    な歯科修復レジン組成材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、バインダー樹脂にビ
    ス−GMAを追加できることを特徴とする重合可能な歯
    科修復レジン組成材。
  4. 【請求項4】 請求項2において、バインダー樹脂にウ
    レタンジメタアクリレートを追加できることを特徴とす
    る重合可能な歯科修復レジン組成材。
  5. 【請求項5】 請求項3において、バインダー樹脂にウ
    レタンジメタアクリレートを追加できることを特徴とす
    る重合可能な歯科修復レジン組成材。
  6. 【請求項6】 請求項1において、希釈モノマーは1−
    ヒドロキシエチルメタアクリレートであることを特徴と
    する重合可能な歯科修復レジン組成材。
  7. 【請求項7】 請求項4において、希釈モノマーはトリ
    エチレングリコールジメタアクリレートであることを特
    徴とする重合可能な歯科修復レジン組成材。
  8. 【請求項8】 請求項1において、充填剤は約0.01
    から10.0μmの平均粒径範囲にあることを特徴とす
    る重合可能な歯科修復レジン組成材。
  9. 【請求項9】 請求項1において、充填剤は無機充填剤
    であることを特徴とする重合可能な歯科修復レジン組成
    材。
  10. 【請求項10】 請求項1において、充填剤は有機充填
    剤であることを特徴とする重合可能な歯科修復レジン組
    成材。
  11. 【請求項11】 請求項1において、加熱するに際し重
    合を開始させるための開始剤は、約45℃から約120
    ℃の温度範囲に約15分より少ない時間さらす間、重合
    を進行させるのに十分な量が存在していることを特徴と
    する重合可能な歯科修復レジン組成材。
  12. 【請求項12】 請求項11において、開始剤はレジン
    組成の重量ベースで約0.01乃至5%の範囲にあるこ
    とを特徴とする重合可能な歯科修復レジン組成材。
  13. 【請求項13】 請求項12において、開始剤はレンジ
    組成の重量ベースで約0.01乃至2%の範囲にあるこ
    とを特徴とする重合可能な歯科修復レジン組成材。
  14. 【請求項14】 歯科用複合レジン組成材が請求項1で
    定義づけた重合可能歯科修復レジン組成材からなること
    を特徴とする組成材。
  15. 【請求項15】 義歯基質組成材が請求項1で定義づけ
    た重合可能歯科修復レジン組成材からなることを特徴と
    する組成材。
  16. 【請求項16】 義歯組成材が請求項1で定義づけた重
    合可能歯科修復レジン組成材からなることを特徴とする
    組成剤。
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