JPH09100171A - βアルミナ質電鋳耐火物 - Google Patents

βアルミナ質電鋳耐火物

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JPH09100171A
JPH09100171A JP7282412A JP28241295A JPH09100171A JP H09100171 A JPH09100171 A JP H09100171A JP 7282412 A JP7282412 A JP 7282412A JP 28241295 A JP28241295 A JP 28241295A JP H09100171 A JPH09100171 A JP H09100171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮強度が大きく、アルカリ蒸気に対して侵
食されないβアルミナ質電鋳耐火物、特に酸素燃焼によ
るガラス溶解炉の天井部分に使用するのに適したβアル
ミナ質電鋳耐火物を提供する。 【解決手段】 βアルミナ質電鋳耐火物が、重量割合
で、Al2 3 が91〜95%であり、Na2 OとK2
Oの合計が4.0〜7.0%であり、BaOとSrOと
CaOの合計が0.15〜2.0%であり、Fe2 3
とTiO2 の合計が0.1%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素燃焼によるガラス
溶解炉の天井部分に使用するのに適したβアルミナ質電
鋳耐火物に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス溶解炉に使用されている高βアル
ミナ質電鋳耐火物としては、コランダム質、コランダム
−βアルミナ質、βアルミナ質の各電鋳耐火物がある。
このうち、βアルミナ質電鋳耐火物は、大部分のAl2
3 とNa2 Oと僅かなSiO2 よりなり、発達したβ
アルミナの結晶で構成されている。このため、βアルミ
ナ質電鋳耐火物は、アルカリ蒸気に対して不活性であ
り、電鋳耐火物の中で最大の熱衝撃抵抗性を持ってい
る。βアルミナ質電鋳耐火物は、これらの特性から、主
にガラス素地と接触しないガラス溶解炉の上部構造に使
用されている。
【0003】ガラス溶解炉の上部構造は、天井部分、側
壁部分、その他の部分に大きく分けられる。天井部分
は、いくつかのブロックを組み合わせてアーチ状に形成
して使用されることが多い。天井部分において、アーチ
の幅が3〜4mと小さければ、ブロックに働く荷重は小
さい。しかし、アーチの幅が7〜8mの大きさになる
と、ブロックに働く荷重も非常に大きくなる。天井部分
に使用される耐火物は、この荷重に耐えられる圧縮強度
が必要である。
【0004】βアルミナ質電鋳耐火物は、荷重が小さい
側壁部分その他に主に使用されており、アーチの幅が広
い天井部分への使用は、強度に不安があるために困難で
あった。
【0005】最近では、ガラスの品質を向上させるため
に溶解温度を上げる傾向にある。そのため、上部構造用
耐火物も、より優れた耐熱性が必要となってきている。
【0006】また、ガラスを溶解する燃焼方法が空気燃
焼から酸素燃焼に変わりつつある。その理由は、ガラス
溶解炉から排出される排気ガス中のNOxを低減させる
ことにある。この他に、ガラスの品質向上や炉の設備の
一部である畜熱室が不要になるなどの大きな利点が得ら
れる。
【0007】酸素燃焼では、空気の代わりに、酸素のみ
を100%使用する方法と、空気と酸素を併用して使用
する方法がある。いずれにしても、燃焼に際して酸素を
使用するので、燃焼に必要な気体の量が非常に少なくな
る。その結果、炉内の気体圧力が低くなる。そして、炉
内の雰囲気、特に溶解室の雰囲気が、空気燃焼の場合と
全く異なる。
【0008】すなわち、酸素燃焼では空気燃焼に比べ
て、炉内を通過する気体が非常に少なく、炉内圧が低い
ために、炉内雰囲気は溶解ガラスから揮発するアルカリ
濃度が極めて高く、アルカリの飽和状態かまたは飽和状
態に近い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにアルカリ濃
度の非常に高い雰囲気では、これまでガラス溶解炉の上
部構造用として使用されてきた珪石質焼成煉瓦では短期
間に溶損してしまう。珪石質焼成煉瓦に代わる、アルカ
リ雰囲気に強い材質としては、AZS質や高アルミナ質
の電鋳耐火物が考えられる。
【0010】しかし、AZS質電鋳耐火物は、ガラス相
の滲出によって溶解ガラスを汚染する可能性が大きいの
で、使用箇所が限定される。
【0011】また、高アルミナ質電鋳耐火物は、アルカ
リ濃度が低い空気燃焼の場合には、βアルミナがコラン
ダムに変化し、これが保護層となって耐食性を発揮す
る。しかし、アルカリ濃度が高い酸素燃焼の場合は、こ
れと反対に、コランダムがβアルミナに変化する。この
変化が起こると、急激な体積収縮によって高温での塑性
変形、いわゆるクリープが起きる。従って、コランダム
を多く含む高アルミナ質電鋳耐火物はアルカリ濃度の高
い雰囲気には適さない。
【0012】本発明の目的は、圧縮強度が大きく、アル
カリ蒸気に対して侵食されにくいβアルミナ質電鋳耐火
物を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量割合で、
Al2 3 が91〜95%であり、Na2 OとK2 Oの
合計が4.0〜7.0%であり、BaOとSrOとCa
Oの合計が0.15〜2.0%であり、Fe2 3 とT
iO2 の合計が0.1%以下であることを特徴とするβ
アルミナ質電鋳耐火物を要旨としている。
【0014】
【作用】Na2 OとK2 Oの合計は4.0〜7.0%に
する。これらの組成は、Al23 と反応してβアルミ
ナ結晶を生成する。4.0%未満であると、βアルミナ
の他にコランダムが多量に存在し、前述のようなアルカ
リ蒸気が飽和している雰囲気で使用されるとき、コラン
ダムがβアルミナに変化して組織が崩壊してしまう。他
方、7.0%を越えると、余分なNa2 OやK2 Oが結
晶の間に存在して、湿気や水分の侵入によって容易に解
け出してしまう。このような現象が起きると、室温で
も、クラックなどが生じ、βアルミナ結晶が順次剥れ落
ちることもある。なお、K2 Oがゼロのこともありう
る。
【0015】K2 Oは2.0%以下にする。KはNaよ
りイオン半径が大きい。少量のK2Oからなるβアルミ
ナとNa2 Oからなるβアルミナとを共存させることに
よって結晶自身の強度を高くできる。これが多すぎる
と、結晶自身の機械的強度が落ちる。
【0016】BaOとSrOとCaOはβアルミナ結晶
を過度に成長させない効果がある。この効果を十分に発
揮させるために、これらの含有量は、0.15〜2.0
%にする。0.15未満では、この効果が不十分であ
り、2.0%を越えると、Al2 3 とのスピネルが多
く生成して、アルカリ蒸気による侵食が大きくなり、高
温でのクリープ特性にも悪影響を及ぼす。なお、BaO
とSrOとCaOのいずれかがゼロのこともありうる。
【0017】SiO2 はガラス相の形成成分である。こ
れが多すぎると、クリープが大きくなるので、SiO2
は0.5%以下にする。
【0018】Fe2 3 とTiO2 は合計で0.1%以
下にする。これらの両組成は低融点ガラスを形成するも
のである。低融点ガラスは耐熱性を損なうので、耐火物
にとっては好ましくない。これらの組成は、この他に、
製品を着色する作用がある。
【0019】前述の構成により、本発明のβアルミナ質
電鋳耐火物は、比重を大きく変化させることなく、ガラ
ス溶解炉の天井部分(クラウン)に安心して使用できる
十分な圧縮強度をもち、かつ酸素燃焼炉のように炉内が
アルカリの飽和状態である雰囲気に晒されてもクリープ
が小さく、かつ侵食に対しても十分耐える極めて優れた
性質を有する。なお、Fe2 3 とTiO2 のいずれか
がゼロのこともありうる。
【0020】Na2 OとK2 Oの合計が4.0〜7.0
%の範囲に収まっていると、BaOやSrOやCrOが
βアルミナの結晶成長を抑制し、結晶を互いに交錯させ
る働きがあることから機械的強度が増す。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を説明する。
【0022】本発明者らは、種々の実験を行って、それ
らの結果と前述の点を考慮して、酸素燃焼によるガラス
溶解炉における天井用煉瓦にはβアルミナ質電鋳耐火物
がより適していることを見い出した。
【0023】しかし、従来のβアルミナ質電鋳耐火物
は、大部分が発達したβアルミナ結晶で構成されている
ため、アルカリに対しては強い耐食性を示すが、圧縮強
度が30MPa程度にすぎず、機械的強度が十分ではな
い。この耐火物を幅の広い天井部分に使用するには信頼
性が不足していた。
【0024】例えば、幅が6m程度の普通の大きさのガ
ラス溶解炉の天井部分にβアルミナ質電鋳耐火物を使用
する場合には、耐火物の機械的強度は、少なくとも50
MPa以上の圧縮強度が必要とされている。
【0025】この課題を解決するために、本発明者ら
は、βアルミナ質電鋳耐火物を構成するβアルミナ結晶
の成長を抑え、かつβアルミナの結晶同志を互いに交錯
させ、組織を強固にする研究を重ねた。
【0026】その結果、BaO、SrO、CaOなどを
βアルミナと混在させることによって、比重や気孔率を
大きく変えることなくアルカリ濃度の高い炉内雰囲気に
対して高い耐食性をもち、天井煉瓦として十分使用に耐
える強度を備えたβアルミナ質電鋳耐火物を得ることが
できた。
【0027】たとえば、表1に示す組成のβアルミナ質
電鋳耐火物を製造した。
【0028】
【表1】 表1に示す所定の組成割合に配合した原料をアーク炉を
用いて溶解し、溶解物を内寸法230×230×230
mmのカーボン製鋳型に流し込んで成形した。成形物は
アルミナ粉末の中で徐冷した。得られた製品に外観の欠
陥は無かった。これらの製品について、圧縮強度、アル
カリ蒸気による侵食特性、クリープ特性を試験し、コラ
ンダムの量を測定した。これらの結果を同じく表1に示
す。
【0029】次に試験方法および測定方法を説明する。
【0030】圧縮強度は、製品のコーナー部から一辺が
25mmの立方体を切り出して試料とし、加圧速度を毎
秒10〜15kg/cm2 として測定した。
【0031】コランダムの量は、製品のコーナー部から
試料を採取し、X線を使った内部標準法により定量し
た。標準物質にはβアルミナ試薬を使用した。
【0032】アルカリ蒸気による侵食試験は次のように
行った。
【0033】内径80mmのルツボに、重量割合で、S
iO2 が54%、BaOが11%、Na2 Oが15%、
2 Oが13%の組成となるようにアルカリおよびガラ
スを入れて、上部を径90mm、厚さ20mmの試料で
密封し、電気炉にて1580℃で96時間保持した。そ
の後、試料の中央部分の厚みを測定し、厚みの減量を2
4時間当りに換算してアルカリ侵食率として示す。
【0034】クリープ特性は、アルカリ蒸気による侵食
試験後の試料において、試料の中央部分が軟化変形して
膨らんだ膨らみを測定してクリープ変形として示す。
【0035】亀裂の数は、アルカリ蒸気による侵食試験
後の試料において、この試料を二等分に切断し、その切
断面に現れた亀裂数を数えた。
【0036】本発明の実施例はいずれも、圧縮強度が5
0MPa以上であり、アルカリ蒸気による侵食率も少な
く、クリープ変形も非常に少ない。試験後の亀裂数も少
ない。そして、コランダムの量は5%を越えることはな
かった。
【0037】比較例 化学成分が異なる他は前述の実施例と同様にして製品を
製造し、同様の試験および測定を行った。その化学成分
および結果を表2に示す。
【0038】
【表2】 比較例1は、Na2 Oが少ない例である。侵食率および
軟化変形が大きく、試験後の試料には5カ所に亀裂があ
った。この理由は、圧縮強度が大きく、コランダムの量
が多いことから、コランダムがβアルミナへ転移したた
めである。
【0039】比較例2、3は、BaOとSrOとCaO
の合計が少ない例である。βアルミナ結晶自身の強度が
小さく、圧縮強度が小さい。クリープも大きく、アルカ
リ蒸気が結晶間に入り込み、侵食率も大きかった。亀裂
の発生もみられた。
【0040】比較例3は、Fe2 3 とTiO2 が多い
例である。クリープ変形が比較例2より大きい。
【0041】比較例4は、K2 OおよびSiO2 が多い
例である。K2 Oが多いために圧縮強度が小さい。ま
た、SiO2 が多いためにクリープが大きい。
【0042】比較例5は、CaOが多い例である。侵食
が大きく、クリープが大きい。 比較例6は、Na2
が多い例である。
【0043】比較例7は、BaOとSrOとCaOの合
計が多い例である。侵食が大きくなり、クリープが大き
い。
【0044】
【発明の効果】本発明のβアルミナ質電鋳耐火物は、圧
縮強度を50MPa以上にするのが容易であり、アルカ
リ濃度が高い雰囲気に晒されてもクリープ変形が小さ
く、かつアルカリ蒸気による侵食も少ない。従って、本
発明のβアルミナ質電鋳耐火物は、アルカリ濃度が高い
雰囲気にさらされる、大きな荷重が掛かる部分、例えば
酸素燃焼によるガラス溶解炉の天井部分にも使用可能で
ある。
【0045】また、本発明のβアルミナ質電鋳耐火物で
は、マトリックガラスを数%以下と少なくでき、180
0℃以下の温度であれば、高温においても圧縮強度が過
度に低下することはない。常温での圧縮強度が50MP
a以上であれば、耐火物は安全に天井部分に使用でき
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】ガラス溶解炉に使用されている高アルミ
ナ質電鋳耐火物としては、コランダム質、コランダム−
βアルミナ質、βアルミナ質の各電鋳耐火物がある。こ
のうち、βアルミナ質電鋳耐火物は、大部分のAl
とNaOと僅かなSiOよりなり、発達したβア
ルミナの結晶で構成されている。このため、βアルミナ
質電鋳耐火物は、アルカリ蒸気に対して不活性であり、
電鋳耐火物の中で最大の熱衝撃抵抗性を持っている。β
アルミナ質電鋳耐火物は、これらの特性から、主にガラ
ス素地と接触しないガラス溶解炉の上部構造に使用され
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、高アルミナ質電鋳耐火物は、アルカ
リ濃度が低い空気燃焼の場合には、βアルミナがコラン
ダムに変化し、これが保護層となって耐食性を発揮す
る。しかし、アルカリ濃度が高い酸素燃焼の場合は、こ
れと反対に、コランダムがβアルミナに変化する。この
変化が起こると、急激な体積膨脹によって高温での塑性
変形、いわゆるクリープが起きる。従って、コランダム
を多く含む高アルミナ質電鋳耐火物はアルカリ濃度の高
い雰囲気には適さない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量割合で、Al2 3 が91〜95%で
    あり、K2 Oが2.0%以下であり、Na2 OとK2
    の合計が4.0〜7.0%であり、BaOとSrOとC
    aOの合計が0.15〜2.0%であり、Fe2 3
    TiO2 の合計が0.1%以下であることを特徴とする
    βアルミナ質電鋳耐火物。
  2. 【請求項2】圧縮強度が50MPa以上であることを特
    徴とする請求項1に記載のβアルミナ質電鋳耐火物。
  3. 【請求項3】コランダム結晶が5重量%以下であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のβアルミナ
    質電鋳耐火物。
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