JPH0899839A - 除光液 - Google Patents
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- JPH0899839A JPH0899839A JP7239859A JP23985995A JPH0899839A JP H0899839 A JPH0899839 A JP H0899839A JP 7239859 A JP7239859 A JP 7239859A JP 23985995 A JP23985995 A JP 23985995A JP H0899839 A JPH0899839 A JP H0899839A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q3/00—Manicure or pedicure preparations
- A61Q3/04—Nail coating removers
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09D9/00—Chemical paint or ink removers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 政府が定めた揮発性有機化学物質の排出基準
を満たす、あるいはそれよりはるかに優れた除光液を提
供することにある。 【解決手段】 水と揮発性有機溶剤を含む除光液組成物
であって、(i)揮発性有機溶剤が炭素原子2〜10個
を有しかつ20℃において0.1mm以上の蒸気圧を有
すること、(ii)上記組成物が、蒸気圧が20℃にお
いて0.1mm未満であるC4 −C30ジエステルを含有
すること、および(iii)水の量は、ジエステル対水
の重量比が約30:1〜1:30の範囲にありかつ揮発
性有機溶剤と水の総量対ジエステルの重量比が約10
0:1〜6:1であるような量であることを特徴とする
組成物。
を満たす、あるいはそれよりはるかに優れた除光液を提
供することにある。 【解決手段】 水と揮発性有機溶剤を含む除光液組成物
であって、(i)揮発性有機溶剤が炭素原子2〜10個
を有しかつ20℃において0.1mm以上の蒸気圧を有
すること、(ii)上記組成物が、蒸気圧が20℃にお
いて0.1mm未満であるC4 −C30ジエステルを含有
すること、および(iii)水の量は、ジエステル対水
の重量比が約30:1〜1:30の範囲にありかつ揮発
性有機溶剤と水の総量対ジエステルの重量比が約10
0:1〜6:1であるような量であることを特徴とする
組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境保護関連の諸
法規を満たしながらエナメル除去効果およびコンディシ
ョニング特性を高めた、揮発性有機化学物質含有量の低
い除光液に関する。
法規を満たしながらエナメル除去効果およびコンディシ
ョニング特性を高めた、揮発性有機化学物質含有量の低
い除光液に関する。
【0002】
【従来の技術】手足のネイルエナメルを落とすための製
品が市場に出回ってすでに久しい。これら製品は、本質
的に溶剤(エナメルを溶かす)のみを含む。典型的な溶
剤はアセトンや酢酸エチルのような比較的揮発性の物質
である。
品が市場に出回ってすでに久しい。これら製品は、本質
的に溶剤(エナメルを溶かす)のみを含む。典型的な溶
剤はアセトンや酢酸エチルのような比較的揮発性の物質
である。
【0003】大気汚染、オゾン層の破壊、地球の温暖化
といった環境への懸念から、政府はネイルエナメル除光
液を含めた多くの製品に対し揮発性有機成分(VOC)
の低減を求める法規を制定するようになった。揮発性の
高い溶剤を蒸気圧の低い流体で代替した製品では、エナ
メル除去効果および美容効果ともに劣ることが多い。例
えば、水は最も安価でかつ比較的沸点の高い溶剤である
が、疎水性の高分子フィルムを溶かすという点では全く
不十分である。
といった環境への懸念から、政府はネイルエナメル除光
液を含めた多くの製品に対し揮発性有機成分(VOC)
の低減を求める法規を制定するようになった。揮発性の
高い溶剤を蒸気圧の低い流体で代替した製品では、エナ
メル除去効果および美容効果ともに劣ることが多い。例
えば、水は最も安価でかつ比較的沸点の高い溶剤である
が、疎水性の高分子フィルムを溶かすという点では全く
不十分である。
【0004】純アセトンあるいは酢酸エチルの除光液の
代替品については、多くの文献がある。例えば、米国特
許2,268,642号(Carter)は、ニトロセルロー
スを主成分とするネイルエナメルを溶かすのにバニシン
グクリームを使うことを報告している。そのクリームの
組成は、大部分が水およびアセトンであり、酢酸ブチ
ル、ブチルアルコール、カルビトール、セチルアルコー
ルが少量含まれる。
代替品については、多くの文献がある。例えば、米国特
許2,268,642号(Carter)は、ニトロセルロー
スを主成分とするネイルエナメルを溶かすのにバニシン
グクリームを使うことを報告している。そのクリームの
組成は、大部分が水およびアセトンであり、酢酸ブチ
ル、ブチルアルコール、カルビトール、セチルアルコー
ルが少量含まれる。
【0005】ヨーロッパ特許EP0009691号(Mu
llin他)は、泡で包み込んだ除光液を記述している。活
性流体としては、グリセリン、水、エタノール、アセト
ン、および酢酸エチルを挙げている。
llin他)は、泡で包み込んだ除光液を記述している。活
性流体としては、グリセリン、水、エタノール、アセト
ン、および酢酸エチルを挙げている。
【0006】米国特許4,594,111号(Coonan)
は、水50〜90%、イソプロピルアルコール1〜15
%、プロピレンカーボネート5〜40%含有の液相清浄
剤−溶剤を開示している。
は、水50〜90%、イソプロピルアルコール1〜15
%、プロピレンカーボネート5〜40%含有の液相清浄
剤−溶剤を開示している。
【0007】米国特許4,735,798号(Bernstei
n )は、高アセトン系の除光液で爪を乾燥させる際の問
題を強調している。そして、アセトン30〜60%、酢
酸エチル10〜35%、エチルアルコール5〜20%、
水5〜20%、およびグリセリン3〜15%の混合液で
代替することを提案している。報告によれば、その混合
液は殺菌作用と爪の強化作用を持ち、同時に使用後には
ネイルエナメルの付きを良くするという。
n )は、高アセトン系の除光液で爪を乾燥させる際の問
題を強調している。そして、アセトン30〜60%、酢
酸エチル10〜35%、エチルアルコール5〜20%、
水5〜20%、およびグリセリン3〜15%の混合液で
代替することを提案している。報告によれば、その混合
液は殺菌作用と爪の強化作用を持ち、同時に使用後には
ネイルエナメルの付きを良くするという。
【0008】米国特許5,007,969号(Doscher
)は、毒性が低くかつ清浄力に優れた液体溶剤につい
て報告している。エチレンカーボネートもしくはプロピ
レンカーボネートとエチレンジアセテートなどアルキル
ジエーテルもしくはアルキルジエステルとの混合物によ
ってそれが達成される。
)は、毒性が低くかつ清浄力に優れた液体溶剤につい
て報告している。エチレンカーボネートもしくはプロピ
レンカーボネートとエチレンジアセテートなどアルキル
ジエーテルもしくはアルキルジエステルとの混合物によ
ってそれが達成される。
【0009】日本特許1160908号は、アセトン5
〜70%、水5〜50%、プロピレンカーボネート5〜
50%、液体油0.5〜30%、および炭化水素0.5
〜30%からなる除光液系について記述している。この
混合液は低揮発性であると同時に爪や皮膚に害がないと
されている。
〜70%、水5〜50%、プロピレンカーボネート5〜
50%、液体油0.5〜30%、および炭化水素0.5
〜30%からなる除光液系について記述している。この
混合液は低揮発性であると同時に爪や皮膚に害がないと
されている。
【0010】上述の文献から明らかなように、様々な溶
剤の組合せが効果を発揮してきた。しかし、さらに優れ
た除光液が必要とされている。
剤の組合せが効果を発揮してきた。しかし、さらに優れ
た除光液が必要とされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一つの目的は、政府が定めた揮発性有機化学物質の排出
基準を満たす、あるいはそれよりはるかに優れた除光液
を提供することにある。
一つの目的は、政府が定めた揮発性有機化学物質の排出
基準を満たす、あるいはそれよりはるかに優れた除光液
を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、除光効果を高めた除
光液を提供することにある。
光液を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、あま皮および爪のコ
ンディショニング効果を高めた除光液を提供することに
ある。
ンディショニング効果を高めた除光液を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上述およびその
他の目的は、以下の記載から一層明らかになろう。
他の目的は、以下の記載から一層明らかになろう。
【0015】従って、本発明は下記のような除光液組成
物を提供する。即ち、 (i)炭素原子2〜10個を有しかつ20℃における蒸
気圧が0.1mm以上の揮発性有機溶剤 (ii)20℃における蒸気圧が0.1mm未満のC4
−C30ジエステル (iii)ジエステル対水の重量比が約30:1〜1:
30の範囲にありかつ溶剤と水の総量対ジエステルの重
量比が約100:1〜6:1の範囲にあるような量の
水。
物を提供する。即ち、 (i)炭素原子2〜10個を有しかつ20℃における蒸
気圧が0.1mm以上の揮発性有機溶剤 (ii)20℃における蒸気圧が0.1mm未満のC4
−C30ジエステル (iii)ジエステル対水の重量比が約30:1〜1:
30の範囲にありかつ溶剤と水の総量対ジエステルの重
量比が約100:1〜6:1の範囲にあるような量の
水。
【0016】
【発明の実施の形態】ある種のエステルは、水および従
来の揮発性有機溶剤と組み合わせると特性が高まること
が判明している。本発明の溶剤系は、VOCの軽減を達
成すると同時に除光効果および爪やあま皮部をコンディ
ショニングする効果をも高めている。
来の揮発性有機溶剤と組み合わせると特性が高まること
が判明している。本発明の溶剤系は、VOCの軽減を達
成すると同時に除光効果および爪やあま皮部をコンディ
ショニングする効果をも高めている。
【0017】従って、本発明の組成物における第一の必
須成分は、2〜10個の炭素原子を有しかつ20℃にお
ける蒸気圧が0.1mm以上、好ましくは0.5mm以
上の揮発性有機溶剤である。アセトンおよび酢酸エチル
は最適の揮発性溶剤である。ただし、これら溶剤をメチ
ルエチルケトンのような他の溶剤と組合せて使ってもよ
い。溶剤の量は組成物全量の約50〜85重量%の範囲
内とし、約60〜80重量%が好ましく、約70〜75
重量%が最適である。
須成分は、2〜10個の炭素原子を有しかつ20℃にお
ける蒸気圧が0.1mm以上、好ましくは0.5mm以
上の揮発性有機溶剤である。アセトンおよび酢酸エチル
は最適の揮発性溶剤である。ただし、これら溶剤をメチ
ルエチルケトンのような他の溶剤と組合せて使ってもよ
い。溶剤の量は組成物全量の約50〜85重量%の範囲
内とし、約60〜80重量%が好ましく、約70〜75
重量%が最適である。
【0018】本発明の組成物の第二の必須成分は、20
℃における蒸気圧が0.1mm未満のC4 −C30ジエス
テルである。最も好ましいジエステルは下記の構造を持
つ。
℃における蒸気圧が0.1mm未満のC4 −C30ジエス
テルである。最も好ましいジエステルは下記の構造を持
つ。
【0019】
【化2】
【0020】上記式中、RはC1 −C6 アルキル基およ
びフェニル基から選択される基であり、nは1〜10の
整数である。
びフェニル基から選択される基であり、nは1〜10の
整数である。
【0021】Rがメチル、エチルあるいはプロピル基で
あり、nの値が1〜4の範囲のジエステルが好ましい。
例として、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸のメチル
およびエチルエステルが挙げられる。コハク酸ジメチル
15〜20%、グルタル酸ジメチル55〜65%、アジ
ピン酸ジメチル12〜23%の混合物がEstasol
DBEとして米国ニューヨーク州Aceto Cor
poration社から市販されており、これが殊に好
ましく使用される。このジエステルの量は約1〜30重
量%の範囲内とし、約3〜20重量%が好ましく、約5
〜15重量%が最適である。
あり、nの値が1〜4の範囲のジエステルが好ましい。
例として、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸のメチル
およびエチルエステルが挙げられる。コハク酸ジメチル
15〜20%、グルタル酸ジメチル55〜65%、アジ
ピン酸ジメチル12〜23%の混合物がEstasol
DBEとして米国ニューヨーク州Aceto Cor
poration社から市販されており、これが殊に好
ましく使用される。このジエステルの量は約1〜30重
量%の範囲内とし、約3〜20重量%が好ましく、約5
〜15重量%が最適である。
【0022】本発明の第三の必須成分は水である。水の
量は、約1〜30重量%の範囲内とし、約5〜20重量
%が好ましく、約8〜15重量%が最適である。
量は、約1〜30重量%の範囲内とし、約5〜20重量
%が好ましく、約8〜15重量%が最適である。
【0023】ジエステル対水の割合は、重量比で、約3
0:1〜1:30の範囲内であり、約20:1〜1:2
0が好ましく、約10:1〜1:10がより好ましく、
約10:1〜1:5が最適である。揮発性溶剤と水の総
量対ジエステルとの重量比は、約100:1〜6:1の
範囲とし、約20:1〜10:1が好ましく、約16:
1〜12:1が最適である。
0:1〜1:30の範囲内であり、約20:1〜1:2
0が好ましく、約10:1〜1:10がより好ましく、
約10:1〜1:5が最適である。揮発性溶剤と水の総
量対ジエステルとの重量比は、約100:1〜6:1の
範囲とし、約20:1〜10:1が好ましく、約16:
1〜12:1が最適である。
【0024】本発明の組成物は有利には、エチレンカー
ボネートやプロピレンカーボネートのようなC2 −C4
アルキレンカーボネートも含む。アルキレンカーボネー
トの量は、約1〜30重量%の範囲であり、約3〜20
重量%が好ましく、約5〜10重量%が最適である。ア
ルキレンカーボネート対ジエステルの重量比は約5:1
〜1:5の範囲とし、約2:1〜1:2が好ましく、約
1:1が最適である。
ボネートやプロピレンカーボネートのようなC2 −C4
アルキレンカーボネートも含む。アルキレンカーボネー
トの量は、約1〜30重量%の範囲であり、約3〜20
重量%が好ましく、約5〜10重量%が最適である。ア
ルキレンカーボネート対ジエステルの重量比は約5:1
〜1:5の範囲とし、約2:1〜1:2が好ましく、約
1:1が最適である。
【0025】本発明の組成物には、任意成分として更に
湿潤剤、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ソ
ルビトールおよびジメチルイソソルビド(isosorbide)
などを含むことができる。その量は、組成物全量の約
0.1〜20重量%である。
湿潤剤、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ソ
ルビトールおよびジメチルイソソルビド(isosorbide)
などを含むことができる。その量は、組成物全量の約
0.1〜20重量%である。
【0026】脂肪酸エステル、鉱油、シリコーン油、ラ
ノリンおよびラノリン誘導体などの皮膚軟化剤も、組成
物全量の約0.01〜10重量%含むことができる。ま
た、タンパク質加水分解物のようなコンディショニング
剤も組成物に含めることができる。
ノリンおよびラノリン誘導体などの皮膚軟化剤も、組成
物全量の約0.01〜10重量%含むことができる。ま
た、タンパク質加水分解物のようなコンディショニング
剤も組成物に含めることができる。
【0027】
【実施例】以下の実施例において、本発明の特定の実施
態様について詳細に説明する。本実施例を含めた本明細
書中で使用する部、百分率および比率はすべて、特に断
わりのない限り、全て組成物全量に対する重量で表す。
態様について詳細に説明する。本実施例を含めた本明細
書中で使用する部、百分率および比率はすべて、特に断
わりのない限り、全て組成物全量に対する重量で表す。
【0028】実施例 1 インビトロ技術を使って除光液の効果を評価した。ここ
ではSchwan-Stabilo Payoff Machine を使用し、除光液
を含ませた脱脂綿で乾燥したネイルエナメルの膜をこす
りとった。除光前およびその後の膜の不透明度を濃度計
を使って測定した。
ではSchwan-Stabilo Payoff Machine を使用し、除光液
を含ませた脱脂綿で乾燥したネイルエナメルの膜をこす
りとった。除光前およびその後の膜の不透明度を濃度計
を使って測定した。
【0029】具体的には、顕微鏡のスライドグラスに乾
いていないネイルエナメルを6ミル(0.006イン
チ)厚さに塗り付け、3日間放置して乾燥させた。各々
の製品について10枚のスライドを用意した。
いていないネイルエナメルを6ミル(0.006イン
チ)厚さに塗り付け、3日間放置して乾燥させた。各々
の製品について10枚のスライドを用意した。
【0030】直径1cmの円形の脱脂綿に100μlの
除光液を染み込ませ、payoffマシンのホルダーに置い
た。その脱脂綿でネイルエナメルを前後にこする。除光
前およびその後のネイルエナメルの不透明度を濃度計で
測定した。
除光液を染み込ませ、payoffマシンのホルダーに置い
た。その脱脂綿でネイルエナメルを前後にこする。除光
前およびその後のネイルエナメルの不透明度を濃度計で
測定した。
【0031】除光前およびその後のスライド上のネイル
エナメルの不透明度の比を計算し、それから除去された
ネイルエナメルの量を求めた。その結果を以下の表Iに
表す。
エナメルの不透明度の比を計算し、それから除去された
ネイルエナメルの量を求めた。その結果を以下の表Iに
表す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表Iに記載の結果から分かるとおり、アセ
トン、プロピレンカーボネート、水およびEstasol DB
Eの混合液が最も優れた効果を示した。テスト6を参照
のこと。アセトン、プロピレンカーボネート、Estasol
DBEの組成物中に水が存在するとネイルエナメル除去
効果は28.0%から38.5%まで上昇し、一方、揮
発性溶剤の量も100%から88.5%に減少する。テ
スト6とテスト17を比較のこと。水の効果、即ち典型
的な親水性物質が疎水性エナメルの可溶化を増すのに期
せずして働いたのである。
トン、プロピレンカーボネート、水およびEstasol DB
Eの混合液が最も優れた効果を示した。テスト6を参照
のこと。アセトン、プロピレンカーボネート、Estasol
DBEの組成物中に水が存在するとネイルエナメル除去
効果は28.0%から38.5%まで上昇し、一方、揮
発性溶剤の量も100%から88.5%に減少する。テ
スト6とテスト17を比較のこと。水の効果、即ち典型
的な親水性物質が疎水性エナメルの可溶化を増すのに期
せずして働いたのである。
【0035】実施例 2 アセトン、水、ジエステルの量が除去効果にどのように
影響するかを評価するため一連の実験をした。テストの
手順は実施例1の場合と同様である。実験結果の概要を
表IIにまとめて示す。
影響するかを評価するため一連の実験をした。テストの
手順は実施例1の場合と同様である。実験結果の概要を
表IIにまとめて示す。
【0036】
【表3】
【0037】表IIのデータから、水の量を増していって
も必ずしもこの組成物のネイルエナメル除去能力が低下
するわけではないことが分かる。そうではなくて、アセ
トン、ジエステル、水には最適の量があり、水とジエス
テル混合物がほぼ同重量となる場合に最適となる。興味
深いのは、アセトンの量はジエステル混合物の量ほど重
要ではなさそうだということである。すなわち、アセト
ンを85%含有する組成物は、ジエステル混合物の含有
率の高いアセトン75%含有の組成物ほど効果を上げな
い。
も必ずしもこの組成物のネイルエナメル除去能力が低下
するわけではないことが分かる。そうではなくて、アセ
トン、ジエステル、水には最適の量があり、水とジエス
テル混合物がほぼ同重量となる場合に最適となる。興味
深いのは、アセトンの量はジエステル混合物の量ほど重
要ではなさそうだということである。すなわち、アセト
ンを85%含有する組成物は、ジエステル混合物の含有
率の高いアセトン75%含有の組成物ほど効果を上げな
い。
【0038】上記の説明および実施例は、本発明の選択
した実施例を例示するものであり、これに照らして当業
者は本発明の趣旨および目的の範囲内で様々な修正例を
示唆されることになろう。
した実施例を例示するものであり、これに照らして当業
者は本発明の趣旨および目的の範囲内で様々な修正例を
示唆されることになろう。
Claims (6)
- 【請求項1】 水と揮発性有機溶剤を含む除光液組成物
であって、(i)揮発性有機溶剤が炭素原子2〜10個
を有しかつ20℃において0.1mm以上の蒸気圧を有
すること、(ii)上記組成物が、蒸気圧が20℃にお
いて0.1mm未満であるC4 −C30ジエステルを含有
すること、および(iii)水の量は、ジエステル対水
の重量比が約30:1〜1:30の範囲にありかつ揮発
性有機溶剤と水の総量対ジエステルの重量比が約10
0:1〜6:1であるような量であることを特徴とする
組成物。 - 【請求項2】 揮発性有機溶剤がアセトン、酢酸エチル
およびそれらの混合物からなる群から選択されることを
特徴とする、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 ジエステルが下記の式: 【化1】 (式中、RはC1 −C6 アルキル基およびフェニル基か
らなる群から選択される基であり、nは1〜10の整数
である)を有することを特徴とする、請求項1または2
に記載の組成物。 - 【請求項4】 ジエステルが、コハク酸ジメチル、グル
タル酸ジメチル、アジピン酸ジメチルおよびその混合物
からなる群から選択されることを特徴とする、請求項3
に記載の組成物。 - 【請求項5】 C2 −C4 アルキレンカーボネートを含
み、かつジエステル対アルキレンカーボネートの重量比
が約5:1〜1:5であることを特徴とする、請求項1
から4のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項6】 アルキレンカーボネートがプロピレンカ
ーボネートであることを特徴とする、請求項5に記載の
組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US308233 | 1994-09-19 | ||
US08/308,233 US5486305A (en) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | Nail polish remover |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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