JPH0898150A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0898150A
JPH0898150A JP6229941A JP22994194A JPH0898150A JP H0898150 A JPH0898150 A JP H0898150A JP 6229941 A JP6229941 A JP 6229941A JP 22994194 A JP22994194 A JP 22994194A JP H0898150 A JPH0898150 A JP H0898150A
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Japan
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image
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signal
circuit
logic
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Application number
JP6229941A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Fukui
一彦 福井
Takaiwa Nakaya
崇厳 中家
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to CA002134277A priority patent/CA2134277C/en
Priority to US08/329,339 priority patent/US5585856A/en
Priority to KR1019940027396A priority patent/KR0162515B1/ko
Priority to EP94307909A priority patent/EP0651578B1/en
Priority to CNB941176592A priority patent/CN1134975C/zh
Priority to DE69426803T priority patent/DE69426803D1/de
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  • Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模を増大させず、任意の映像信号処理
およびイメージフォーマット変換処理を行なうことがで
きる画像処理装置を提供する。 【構成】 イメージフォーマット変換回路22は、FP
GAで構成され、イメージ変換制御回路24により任意
の論理にプログラムすることができる。画像検出回路2
3は、映像信号処理回路21により処理されたデジタル
映像信号を基に画像の特徴を検出し、検出結果をイメー
ジ変換制御回路24へ出力する。イメージ変換制御回路
24は、画像の特徴に応じた処理をイメージフォーマッ
ト変換回路22にプログラムし、イメージフォーマット
変換回路22は、プログラムされた論理により所定のイ
メージフォーマットに変換した画像データFDを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
特に、パソコンおよびワークステーション等のコンピュ
ータシステム、HA(ホームオートメーション)システ
ム等の家庭情報端末および携帯情報端末、および、テレ
ビ電話およびテレビ会議等のコミュニケーションシステ
ム等に好適な画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置は、コンピュータシ
ステム等に使用され、テレビ会議やテレビ電話等に使用
される画像を取込んだり、文字や図形の読取り等を行な
う。このような従来の画像処理装置は、たとえば、カメ
ラヘッド部またはスキャナ部とデジタル信号処理部とに
より構成されている。デジタル信号処理部では、映像信
号処理を行なった後、イメージフォーマット変換を行な
う。イメージフォーマット変換とは、映像信号のフォー
マット変換をするものであり、たとえば、CIF(Co
mmon Intermegiate Format)
やVGA(Video Graphics Arra
y)等の所定のイメージフォーマット形式で出力され
る。
【0003】以下、従来の画像処理装置に具備されるデ
ジタル信号処理部について図面を参照しながら説明す
る。図13は、従来の画像処理装置のデジタル信号処理
部の構成を示すブロック図である。
【0004】図13を参照して、デジタル信号処理部1
00は、VGA変換回路101、水平1/2変換回路1
02、垂直・水平1/2変換回路103、スイッチSW
1、SW2を含む。
【0005】VGA変換回路101には、カメラヘッド
部またはスキャナ部から入力されるデジタル画像信号D
Pが入力される。VGA変換回路101は、デジタル画
像信号DPをVGAフォーマットに変換し、スイッチS
W1へ出力する。スイッチSW1は、VGAフォーマッ
トに変換された画像データVGAをそのまま出力した
り、水平1/2変換回路102へ出力する。水平1/2
変換回路102は、VGAフォーマットに変換された画
像データVGAの水平方向のドット数を1/2に変換
し、QVGAをスイッチSW2へ出力する。スイッチS
W2は、入力した画像データQVGAをそのまま出力し
たり、または、垂直・水平1/2変換回路103へ出力
する。垂直・水平1/2変換回路103は、入力した画
像データの垂直方向のライン数を1/2にし、さらに、
水平方向のドット数を1/2に変換し、1/16VGA
フォーマットに対応した画像データ1/16VGAを出
力する。
【0006】図13に示すイメージ変換回路は、カメラ
ヘッド部に具備される撮像素子として41万画素のCC
D(Charge Coupled Device )を用い、動画イメージ用
として1/16VGA(160×120ドット)に対応
した画像データ、人物イメージ用としてQVGA(32
0×240ドット)フォーマットに対応した画像デー
タ、または、文書イメージ用としてVGA(640×4
80ドット)フォーマットに対応した画像データを出力
する。
【0007】以下、上記のように構成されたイメージ変
換回路の動作について説明する。映像信号処理されたデ
ジタル映像信号DPをVGAフォーマットに変換する場
合、VGA変換回路101のみを用いる。このとき、ス
イッチSW1は、VGA変換回路101の出力をそのま
ま出力するように接続する。VGA変換回路101は、
CCDの画素数に応じてデジタル映像信号DPから水平
方向のドット数や垂直方向のライン数を削除する。すな
わち、奇数および偶数の各フィールドの上4ラインと下
4ラインを削除するとともに、6ドットのデータを5ド
ットに変換することによりVGAフォーマットに変換す
る。
【0008】次に、デジタル映像信号DPをQVGAフ
ォーマットに変換する場合、VGA変換回路101と水
平1/2変換回路102とを用いる。このとき、スイッ
チSW1は、水平1/2変換回路102側を接続し、ス
イッチSW2は、水平1/2変換回路102の出力をそ
のまま出力するように接続する。水平1/2変換回路1
02は、VGA変換回路101から入力された画像デー
タの水平方向のドット数を1/2に変換する。すなわ
ち、奇数フィールドまたは偶数フィールド、つまり片方
のフィールドのみを水平方向の640ドットを320ド
ットに変換し、垂直方向は、片フィールドのライン数2
40ラインのままにする。この結果、VGAフォーマッ
トに変換された画像データがQVGAフォーマットの画
像データに変換される。
【0009】次に、デジタル映像信号DPを1/16V
GAフォーマットに変換する場合、VGA変換回路10
1を水平1/2変換回路102、および垂直・水平1/
2変換回路103を用いる。このとき、スイッチSW1
は、水平1/2変換回路102側を接続し、スイッチS
W2は垂直・水平1/2変換回路103側を接続する。
垂直・水平1/2変換回路103は、水平1/2変換回
路102から出力される画像データの垂直方向のライン
数を1/2に変換し、水平方向のドット数を1/2に変
換する。すなわち、片フィールドのみを垂直240ライ
ンから120ラインへ変換し、さらに、水平320ドッ
トから160ドットへ変換する。この結果、QVGAフ
ォーマットの画像データが1/16VGAフォーマット
の画像データに変換されて出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の画
像処理装置では、映像信号を数種類のイメージフォーマ
ットに変換する場合、各フォーマットに対応した処理回
路を具備し、また、各回路の接続を制御するスイッチを
具備していた。したがって、変換すべきイメージフォー
マットの種類が増加すると、イメージ変換回路の素子数
が増大するという問題点があった。また、ハード的に固
定された処理回路を具備するため、任意のイメージフォ
ーマットの変換に対応することができないという問題点
もあった。
【0011】また、上記の問題は、デジタル信号処理回
路についても同様であり、カメラヘッド部の撮像素子の
解像度が異なる場合、異なる解像度ごとに信号処理回路
を具備する必要があり、やはり回路規模が増大するとい
う問題点があった。また、ハード的に固定されたデジタ
ル信号処理回路を具備するため、任意の解像度に対応し
た映像信号処理を行なうことができないという問題点も
あった。
【0012】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、回路規模を増大させず、任意の映像信号処理ま
たはイメージフォーマット変換処理を行なうことができ
る画像処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像処理
装置は、被写体から入射される撮像光をデジタル画像信
号に変換して出力する画像信号出力手段と、任意の論理
をプログラム可能な論理手段と、論理手段を所定の論理
にプログラムするプログラム手段とを含み、上記論理手
段は、プログラム手段によりプログラムされた所定の論
理により、デジタル画像信号を所定のイメージフォーマ
ットに対応した画像データに変換して出力する。
【0014】請求項2記載の画像処理装置は、請求項1
記載の画像処理装置の構成に加え、さらに、前記デジタ
ル画像信号を信号処理してデジタル映像信号を出力する
信号処理手段と、デジタル画像信号から画像の特徴を検
出する検出手段とを含み、上記プログラム手段は、画像
の特徴に応じたイメージフォーマットの変換処理を決定
し、決定したイメージフォーマット変換処理を実現する
所定の論理を論理手段にプログラムし、上記論理手段
は、プログラム手段によりプログラムされた所定の論理
により、信号処理手段から出力されるデジタル映像信号
にイメージフォーマットの変換処理を行ない、イメージ
フォーマットに対応した画像データ出力する。
【0015】請求項3記載の画像処理装置は、請求項1
記載の画像処理装置の構成に加え、上記論理手段は、デ
ジタル画像信号を信号処理し、デジタル映像信号を出力
する信号処理用論理手段と、デジタル映像信号を所定の
イメージフォーマットに対応した画像データに変換して
出力するイメージ変換用論理手段とを含み、上記プログ
ラム手段は、外部から入力された制御データに応じて、
信号処理用論理手段およびイメージフォーマット変換用
論理手段を所定の論理にプログラムする。
【0016】請求項4記載の画像処理装置は、請求項3
記載の画像処理装置の構成に加え、上記画像信号出力手
段は、所定の解像度を有する撮像手段を含み、上記制御
データは、撮像手段の解像度に関するデータを含み、上
記プログラム手段は、撮像手段の解像度に応じた所定の
論理を信号処理用論理手段およびイメージ変換用論理手
段にプログラムし、上記信号処理用論理手段は、撮像手
段の解像度に応じた信号処理を行ない、上記イメージフ
ォーマット変換用論理手段は、撮像手段の解像度に応じ
たイメージフォーマットの変換処理を行なう。
【0017】請求項5記載の画像処理装置は、請求項1
記載の画像処理装置の構成に加え、上記画像信号出力手
段は、動画のデジタル画像信号を出力する動画像出力手
段と、静止画のデジタル画像信号を出力する静止画像出
力手段とを含み、上記画像処理装置は、さらに、動画像
出力手段から出力された動画のデジタル画像信号および
静止画像出力手段から出力される静止画のデジタル画像
信号のうち一方を選択的に出力する選択手段を含み、上
記論理手段は、選択手段から出力されるデジタル画像信
号を信号処理し、デジタル映像信号を出力する信号処理
用論理手段と、デジタル映像信号を所定のイメージフォ
ーマットに対応した画像データに変換して出力するイメ
ージ変換用論理手段とを含み、上記画像処理装置は、さ
らに、動画像出力手段から出力される動画のデジタル画
像信号がブランキング期間にあるとき、静止画像出力手
段から出力される静止画のデジタル画像信号を出力する
ように選択手段を制御し、かつ、静止画像出力手段から
出力される静止画のデジタル画像信号に適した信号処理
およびイメージフォーマットの変換処理を信号処理用論
理手段およびイメージ信号用論理手段にプログラムする
ようにプログラム手段を制御し、動画像出力手段から出
力される動画のデジタル画像信号がブランキング期間以
外の期間にあるとき、動画像出力手段から出力される動
画のデジタル画像信号を出力するように選択手段を制御
し、かつ、動画像出力手段から出力される動画のデジタ
ル画像信号に適した信号処理およびイメージフォーマッ
トの変換処理を信号処理用論理手段およびイメージ変換
用論理手段にプログラムするようにプログラム手段を制
御する制御手段を含む。
【0018】
【作用】請求項1ないし請求項5記載の画像処理装置に
おいては、プログラム手段により論理手段を所定の論理
にプログラムし、デジタル画像信号を所定のイメージフ
ォーマットに対応した画像データに変換して出力するこ
とができる。
【0019】請求項2記載の画像処理装置においては、
プログラム手段により論理手段を所定の論理にプログラ
ムし、画像の特徴に応じたイメージフォーマットの変換
処理を行なうことができる。
【0020】請求項3および請求項4記載の画像処理装
置においては、外部から出力された制御データに応じて
信号処理用論理手段およびイメージ変換用論理手段が所
定の論理にプログラムされ、制御データに応じた信号処
理およびイメージフォーマットの変換処理を行なうこと
ができる。
【0021】請求項4記載の画像処理装置においては、
プログラム手段により撮像手段の解像度に応じた所定の
論理を信号処理用論理手段およびイメージ変換用論理手
段にプログラムすることができ、撮像手段の解像度に応
じた信号処理およびイメージフォーマットの変換処理を
行なうことができる。
【0022】請求項5記載の画像処理装置においては、
動画のデジタル画像信号がブランキング期間にあると
き、静止画のデジタル画像信号に適した信号処理および
イメージフォーマットの変換処理を行ない、ブランキン
グ期間以外にあるとき、動画のデジタル画像信号に適し
た信号処理およびイメージフォーマットの変換処理を行
なうことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例の画像処理装置
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の第1の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【0024】図1を参照して、画像処理装置は、カメラ
ヘッド部1、デジタル信号処理部2を含む。カメラヘッ
ド部1は、撮像素子11、前処理回路12、A/D変換
回路13、駆動回路14、ヘッド部制御回路15を含
む。デジタル信号処理部2は、映像信号処理回路21、
イメージ変換回路22、画像検出回路23、イメージ変
換制御回路24を含む。
【0025】撮像素子11は、レンズが捉えた光像を電
気信号に変換する。前処理回路12は、撮像素子11の
出力信号をサンプルホールドし、自動利得制御(AG
C)等を行なう。A/D変換回路13は、前処理回路1
2の出力信号を画素単位でデジタルデータに変換し、デ
ジタル画像信号DIを出力する。駆動回路14は、撮像
素子11を制御するための駆動タイミングパルス、映像
信号用同期パルス、および映像信号処理パルス等を発生
する。ヘッド部制御回路15は、A/D変換回路13、
駆動回路16を制御し、カメラヘッド部1の動作を制御
する。
【0026】映像信号処理回路21は、A/D変換回路
13から出力されたデジタル画像信号DIを基に、輝度
信号Y、色信号R−Y、B−Yを生成し、ホワイトバラ
ンス処理およびガンマ補正処理等を行なった後、輝度信
号Yと色信号R−Y、B−Yをデジタル映像信号DPと
してイメージ変換回路20に出力する。このとき、色信
号は、R−Y/B−Yの点順次色差として出力される。
イメージ変換回路22は、映像信号処理回路21から出
力される輝度信号Y、色信号R−Y、B−Yを基にし
て、イメージ変換制御回路24により指定された画像サ
イズ、たとえば、CIF、VGA等の画像データFDに
変換して外部へ出力する。画像検出回路23は、映像信
号処理回路21から入力されるデジタル映像データを用
い画像の特徴を検出し、その画像の最適なイメージ変換
方法をイメージ変換制御回路24に指定する。イメージ
変換回路22は、FPGA(Field Progra
mmaple Gate Array)により構成さ
れ、プログラムデータに応じた任意の論理をプログラム
することができる。イメージ変換制御回路24は、指定
された最適なイメージ変換方法を実現する所定の論理を
イメージ変換回路22の内部のロジック回路にプログラ
ミングする。
【0027】次に、画像検出回路23について詳細に説
明する。画像検出回路23で行なわれるデジタル画像デ
ータにおける画像の特徴検出とは、たとえば、人物が主
要な画像であるか、文書が主要な画像であるか、静止画
であるか、または、動画であるか等を判断するものであ
る。具体的には以下の処理により画像の特徴を抽出する
ことができる。
【0028】画像検出回路23は、たとえば、2値化処
理部、フレーム差分検出部、画像面積検出部、およびフ
レームメモリにより構成される。入力されたデジタル映
像信号のNフレーム目の輝度データを2値化処理部によ
り2値のデータに変換する。2値化されたNフレーム目
の2値データをフレーム差分検出部を通してフレームメ
モリに格納する。フレーム差分検出部では、既に、フレ
ームメモリに格納されているNフレーム目の2値データ
と、次に入力されるN+1フレーム目の2値データの比
較を行ない、フレーム間に動きがあるか否かを検出す
る。次に、N+1フレーム目の2値データをフレームメ
モリに格納する。上記動作を順次実行する。この結果、
フレーム差分検出部では、入力される画像に動きがある
かどうかを判定することができ、動きがある場合は動画
と判定し、動きがない場合は静止画と判定することがで
きる。
【0029】また、画像面積検出部によりフレーム差分
検出部の2値データを基にして画像の占有する面積を計
算する。1フレームの画像データに対して画像部分が多
い場合は人物が主要な画像データであると判定し、逆に
少ない場合は文書データであると判定することができ
る。また、動画の場合は、面積の検出処理を行なわない
でそのまま動画データであると判定することもできる。
すなわち、画像面積検出部の判定方法は、白または黒に
2値化された1フレームの2値データにおいて、1フレ
ーム中に黒のデータと白のデータの占める比率を計算し
て、黒が多い場合人物を主要とする画像データとして処
理し、白が多い場合は文書を主とする画像データとして
処理する。上記の操作により、画像の特徴を検出するこ
とができる。
【0030】次に、図1に示すイメージ変換制御回路2
4の制御動作について説明する。図2は、図1に示すイ
メージ変換制御回路の制御動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0031】図2を参照して、まず、ステップS1にお
いて、画像検出回路23の判断結果がイメージ変換制御
回路24に入力される。次に、ステップS2において、
判断結果が動画を示しているか否かが確認される。動画
を示している場合ステップS7へ移行し、イメージ変換
回路のイメージ変換方法を動画用に設定するため、FP
GAの内部ロジック回路を所定の論理にプログラムす
る。動画でない場合、ステップS3において、静止画の
人物であるか否かが確認される。静止画の人物である場
合ステップS8へ移行し、イメージ変換回路のイメージ
変換方法を人物用に設定するため、FPGA内部のロジ
ック回路を所定の論理にプログラムする。
【0032】一方、静止画でないと判断された場合、こ
の場合は静止画でかつ文書の場合であると判断すること
ができるので、ステップS4において、イメージ変換回
路22のイメージ変換方法を文書用に設定するため、F
PGAの内部のロジック回路を所定の論理にプログラム
する。ここで、イメージ変換回路22は、FPGA等の
プログラマブルな論理回路で構成されており、FPGA
に接続されたEEPROM(エレクトリックイレーザブ
ルプログラマブルリードオンリーメモリ)等のメモリの
内容を書替えることによって、または、メモリのアドレ
スを指定することによって簡単にFPGAの内部のロジ
ック回路を設定できる。
【0033】上記ステップS4、S7、およびS8の各
処理が終了した場合、ステップS5において、イメージ
変換回路22は、設定された論理に従い、所定のイメー
ジ変換方法により入力したデジタル映像信号を所定のイ
メージフォーマットに対応した画像データFDに変換し
て出力する。次に、ステップS6において、データが終
了したか否かを確認する。データが終了している場合は
処理を終了し、終了していない場合はステップS1に移
行し以後の処理を継続する。すなわち、次のデータがあ
る場合は、再度、画像検出回路23の判断結果に応じて
イメージ変換回路22の内部のロジック回路の設定を行
ない、設定された所定の論理により画像の特徴に応じた
イメージフォーマットの変換処理が実行され、所定のイ
メージフォーマットの画像データFDが出力される。
【0034】次に、上記の処理により設定されたイメー
ジ変換回路22の具体例について説明する。図3は、図
1に示すイメージ変換回路の第1の具体例の構成を示す
ブロック図である。第1の具体例は、イメージ変換制御
回路24がイメージ変換回路22を上記のフローチャー
トに従い文書用のイメージ変換を行なうイメージ変換回
路22aに設定した例である。
【0035】図3を参照して、イメージ変換回路22a
は、インタフェース(I/F)220、VGA変換回路
221を含む。VGA変換回路221は、入力したデジ
タル映像信号DPの水平方向のドット数や垂直方向のラ
イン数を削減する。すなわち、奇数および偶数の各フィ
ールドの上4ラインと下3ラインとを削除するととも
に、6ドットのデータを5ドットに変換し、VGAフォ
ーマットに対応した画像データVGAを出力する。イン
タフェース220を介して、イメージ変換制御回路24
から出力されたプログラムデータPDaによりFPGA
の内部のロジック回路がプログラムされ、VGA変換回
路221が構築される。
【0036】次に、図1に示すイメージ変換回路の第2
の具体例について説明する。図4は図1に示すイメージ
変換回路の第2の具体例の構成を示すブロック図であ
る。第2の具体例は、イメージ変換制御回路24が上記
のフローチャートによりイメージ変換回路22を人物用
のイメージ変換を行なうイメージ変換回路22bに設定
した例である。
【0037】図4を参照して、イメージ変換回路22b
は、インタフェース220、VGA変換回路221、水
平1/2変換回路222を含む。インタフェース220
を介してイメージ変換制御回路24から出力されたプロ
グラムデータPDbによりFPGA内部のロジック回路
が人物用イメージ変換を行なうように処理の論理にプロ
グラムされ、VGA変換回路221および水平1/2変
換回路222が構築される。VGA変換回路221は、
図3に示すVGA変換回路221と同様に、デジタル映
像信号DPをVGAフォーマットに対応した画像データ
に変換して水平1/2変換回路222へ出力する。水平
1/2変換回路222は、入力した画像データの水平方
向のドット数を1/2に変換してQVGAに対応した画
像データQVGAを出力する。
【0038】次に、図1に示すイメージ変換回路の第3
の具体例について説明する。図5は、図1に示すイメー
ジ変換回路の第3の具体例の構成を示すブロック図であ
る。第3の具体例は、イメージ変換制御回路24が上記
のフローチャートによりイメージ変換回路22を動画用
のイメージ変換を行なうイメージ変換回路22cに設定
した例である。
【0039】図5を参照して、イメージ変換回路22c
は、インタフェース220、VGA変換回路221、水
平1/2変換回路222、垂直・水平1/2変換回路2
23を含む。インタフェース220を介してイメージ変
換制御回路24から出力されたプログラムデータPDc
によりFPGAの内部のロジック回路が動画用のイメー
ジ変換を行なう所定の論理にプログラムされ、VGA変
換回路221、水平1/2変換回路222、および垂直
・水平1/2変換回路223が構築される。VGA変換
回路221および水平1/2変換回路222は、図4に
示すイメージ変換回路と同様に動作し、QVGAフォー
マットに対応した画像データを垂直・水平1/2変換回
路223へ出力する。垂直・水平1/2変換回路223
は、入力された画像データの水平方向のライン数を1/
2に削減し、水平方向のドット数を1/2に削減して1
/16VGAフォーマットに対応した画像データ1/1
6VGAを出力する。
【0040】上記のように第1の実施例では、1つのF
PGAから構成されるイメージ変換回路22を所定の論
理にプログラムすることにより、画像の特徴に応じたイ
メージフォーマットの変換方式に対応した画像データを
出力することができ、回路規模を増大させず、任意のイ
メージフォーマット変換処理を行なうことができる。つ
まり、図13に示す従来のイメージ変換回路と比較した
場合、スイッチSW1およびSW2を設ける必要がな
く、また、他のイメージフォーマット変換たとえば、C
IF変換、SIF変換等を行なう場合でも、各変換方式
に対応した回路を別個に設ける必要がなく、予め変換に
必要と思われる必要最小限の規模のFPGA回路を備え
ることにより、あらゆる変換に対応したイメージ変換回
路を構築することができ、回路規模の増大を抑えること
が可能となる。
【0041】次に、本発明の第2の実施例の画像処理装
置について図面を参照しながら説明する。図6は、本発
明の第2の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック
図である。図6に示す画像処理装置と図1に示す画像処
理装置とで異なる点はデジタル信号処理部が外部制御装
置3からの制御信号を受けて動作するデジタル信号処理
部2aに変更された点であり、その他の点は図1に示す
画像処理装置と同様であるので同一部分には同一符号を
付し以下の説明を省略する。
【0042】図6を参照して、デジタル信号処理部2a
は、イメージ変換回路22、デジタル信号処理回路2
5、信号処理部制御回路26を含む。デジタル信号処理
回路25およびイメージ変換回路22は、任意の論理に
プログラム可能なFPGAで構成されている。信号処理
部制御回路26には、外部制御装置3から撮像素子11
の解像度の指定およびイメージ変換回路22の変換方法
の指定に関する制御信号が入力される。信号処理部制御
回路26は、入力した制御信号を基に、デジタル信号処
理回路25へプログラムデータPD1を出力するととも
に、イメージ変換回路22へプログラムデータPD2を
出力する。デジタル信号処理回路25は、プログラムデ
ータPD1に応じて内部の論理回路をプログラムし、所
定の映像信号処理を行なうデジタル信号処理回路を構築
する。また、イメージ変換回路22は、プログラムデー
タPD2に応じて内部の論理回路をプログラムし、所定
のイメージフォーマット変換処理を行なうイメージ変換
回路を構築する。デジタル信号処理回路25には、カメ
ラヘッド部1からデジタル画像信号DIが入力され、所
定の映像信号処理を行なった後、デジタル映像信号DP
を出力する。イメージ変換回路22は、入力したデジタ
ル映像信号DPに所定のイメージフォーマット変換処理
を行ない、所定のイメージフォーマットに対応した画像
データFDを出力する。
【0043】次に、図6に示す信号処理部制御回路の制
御動作について説明する。図7は、図6に示す信号処理
部制御回路の制御動作を説明するためのフローチャート
である。
【0044】図7を参照して、まずステップS11にお
いて、マイコン等の外部制御装置から撮像装置11の解
像度の指定およびイメージ変換回路22の変換方法を指
定する制御信号が入力される。次に、ステップS12に
おいて、入力した制御信号が撮像素子11の解像度の指
定であるか、変換方法の指定であるかを判断する。変換
方法の指定の場合はステップS13へ移行し、解像度の
指定の場合はステップS22へ移行する。
【0045】解像度の指定の場合、ステップS22にお
いて、デジタル信号処理回路25の制御を開始する。次
に、ステップS23において、撮像素子11の解像度が
19万画素であるか否かが判断される。19万画素であ
る場合はステップS20へ移行し、その他の場合はステ
ップS24へ移行する。19万画素の解像度の場合、ス
テップS20において、19万画素用の映像信号処理方
法に応じてデジタル信号処理回路25の内部のロジック
回路を設定する。一方、19万画素でない場合、ステッ
プS24において、27万画素であるか否かが判断され
る。27万画素である場合はステップS21へ移行し、
27万画素用の映像信号処理方法に応じてデジタル信号
処理回路25の内部のロジック回路が設定される。一
方、27万画素でない場合、解像度が41万画素である
と判断し、ステップS25において、41万画素用の映
像信号処理方法に応じてデジタル信号処理回路25の内
部のロジック回路を設定する。以上の処理により、撮像
素子11の解像度に応じた映像信号処理を実現するデジ
タル信号処理回路25が構築される。次に、ステップS
26において、設定された映像信号処理に応じて入力し
たデジタル画像信号DIを処理し、デジタル映像信号D
Pを出力する。次に、ステップS27において、データ
の入力が終了したか否かを判断する。終了している場合
は処理を終了し、終了していない場合はステップS11
へ移行し移行の処理を継続する。
【0046】一方、ステップS12で変換方法と判断さ
れた場合、ステップS13において、イメージ変換回路
への制御を開始する。まず、ステップS14において動
画用の変換方法であるか否かが判断される。動画用の変
換方法である場合ステップS18において、動画用イメ
ージ変換方法に応じたロジック回路をデジタル信号処理
回路25に設定する。一方、動画でない場合はステップ
S15において静止画の人物用の変換方法であるか否か
が判断される。人物用の変換方法の場合、ステップS1
9において、人物用イメージ変換方法に対応したロジッ
ク回路をイメージ変換回路22に設定する。一方、静止
画の人物用の変換方法でない場合、文書用の変換方法で
あるとステップS16において、文書用イメージ変換方
法に応じたロジック回路をイメージ変換回路22に設定
する。以上の処理により、指定された変換方法に応じた
論理回路がイメージ変換回路22に設定される。次に、
ステップS17において、設定されたイメージ変換回路
22を用いてイメージフォーマットの変換処理を行な
い、所定のイメージフォーマットに対応した画像データ
FDを出力する。次に、ステップS27において、デー
タが終了しているか否かを判断し、終了していない場合
はステップS11へ移行し、終了している場合は処理を
終了する。
【0047】次に、図7に示すフローチャートにより設
定されたデジタル信号処理回路の具体例について説明す
る。図8は、図6に示すデジタル信号処理回路の第1の
具体例の構成を示すブロック図である。以下の説明で
は、図6に示す撮像素子11として、19万画素、27
万画素、または41万画素のCCDを用いてデジタル信
号処理を行ない、イメージ変換回路に出力する場合を考
える。この場合、デジタル映像信号処理とは、いわゆる
映像信号処理回路と映像信号処理を行なうためのタイミ
ング発生回路との周辺回路を含むものとする。
【0048】第1の具体例は、信号処理部制御回路26
が上記のフローチャートによりデジタル信号処理回路2
5を19万画素用のデジタル映像信号処理を行なうデジ
タル信号処理回路25aに設定した例である。
【0049】図8を参照して、デジタル信号処理回路2
5aは、インタフェース250、RBYL 分離回路25
1、RBYL 色処理回路252、輝度信号処理回路25
3、19万画素タイミング発生回路254を含む。イン
タフェース250を介して信号処理部制御回路26から
出力されるプログラムデータPD1aによりFPGAの
内部のロジック回路が所定の論理にプログラムされ、R
BYL 分離回路251、RBYL 色処理回路252、輝
度信号処理回路253、19万画素タイミング発生回路
254が構築される。
【0050】A/D変換回路13から出力されるデジタ
ル画像データDIはRBYL 分離回路251へ入力さ
れ、色差信号R−Y、B−Yが分離され、RBYL 色処
理回路252へ出力される。RBYL 色処理回路252
は、入力した色差信号R−Y、B−Yのゲインや位相の
調整等を行なう。輝度信号処理回路253には、デジタ
ル画像信号DIが入力され、輝度信号処理回路253
は、輝度信号Yのゲインやクリップレベルの調整等の処
理を行なう。また、19万画素タイミング発生回路25
4は、19万画素用の映像信号処理方法に対応した所定
のタイミング信号をRBYL 分離回路251、RBYL
色処理回路252、および輝度信号処理回路253へ出
力し、RBYL 分離回路251、RBYL 色処理回路2
52、および輝度信号処理回路253は入力したタイミ
ング信号に応じて上記の動作を行なう。以上の処理によ
り、19万画素用の映像信号処理がおこなわれた輝度信
号Y、色差信号R−Y、B−Yがデジタル映像信号DP
として出力される。
【0051】次に、図6に示すデジタル信号処理回路の
第2の具体例について説明する。図9は図6に示すデジ
タル信号処理回路の第2の具体例の構成を示すブロック
図である。第2の具体例は、信号処理部制御回路26が
図7に示すフローチャートによりデジタル信号処理回路
25を27万画素用のデジタル映像信号処理を行なうデ
ジタル信号処理回路25bに設定した例である。
【0052】図9に示すデジタル信号処理回路25bと
図8に示すデジタル信号処理回路25aとで異なる点は
19万画素タイミング発生回路254の代わりに27万
画素タイミング発生回路255が構築されている点であ
る。その他の点は同様であるので同一部分には同一符号
を付し以下その説明を省略する。インタフェース250
を介して信号処理部制御回路26から入力されるプログ
ラムデータPD1bによりFPGAの内部のロジック回
路が所定の論理にプログラムされ、RBYL 分離回路2
51、RBYL 色処理回路252、輝度信号処理回路2
53、および27万画素タイミング発生回路255が構
築される。27万画素タイミング発生回路255は、2
7万画素用の映像信号処理に適したタイミング信号をR
BYL 分離回路251、RBYL 色処理回路252、お
よび輝度信号処理回路253へ出力する。RBYL 分離
回路251、RBYL 色処理回路252、輝度信号処理
回路253は、入力したタイミング信号に応じて図8に
示すデジタル信号処理回路と同様に動作する。この結
果、デジタル信号処理回路25bは、27万画素用の映
像信号処理を行なったデジタル映像信号DPを出力する
ことができる。
【0053】次に、図6に示すデジタル信号処理回路の
第3の具体例について説明する。図10は、図6に示す
デジタル信号処理回路の第3の具体例の構成を示すブロ
ック図である。第3の具体例は、信号処理部制御回路2
6が図7に示すフローチャートによりデジタル信号処理
回路25を47万画素用のデジタル信号処理を行なうデ
ジタル信号処理回路25cに設定した例である。
【0054】図10に示すデジタル信号処理回路25c
と図8に示すデジタル信号処理回路25aとで異なる点
は、19万画素タイミング発生回路254の代わりに4
1万画素タイミング発生回路256が構築されている点
である。その他の点は同様であるので同一部分は同一符
号を付し以下その説明を省略する。
【0055】インタフェース250を介して信号処理部
制御回路26から出力されるプログラムデータPD1c
によりFPGAの内部のロジック回路が所定の論理にプ
ログラムされ、RBYL 分離回路251、RBYL 色処
理回路252、輝度信号処理回路253、および41万
画素タイミング発生回路256が構築される。41万画
素タイミング発生回路256は、41万画素用の映像信
号処理に適したタイミング信号をRBYL 分離回25
1、RBYL 色処理回路252、および輝度信号処理回
路253へ出力する。RBYL 分離回路251、RBY
L 色処理回路252、および輝度信号処理回路253
は、入力したタイミング信号に応じて図8に示すデジタ
ル信号処理回路と同様に動作する。この結果、デジタル
信号処理回路25cは、41万画素用の映像信号処理を
行なったデジタル映像信号DPを出力することができ
る。
【0056】上記のように、デジタル信号処理回路25
は、FPGAで構成されているので、所定のプログラム
データにより所定の論理をプログラムすることにより、
任意の映像信号処理を実現することができる。したがっ
て、1つのFPGAで任意の映像信号処理に適応するこ
とができ、回路規模を増大させず、任意の映像信号処理
を行なうことが可能となる。また、図6に示すイメージ
変換回路22は、図1に示すイメージ変換回路と同様に
FPGAで構成されており、信号処理部制御回路26か
ら出力されるプログラムデータに応じて任意のイメージ
フォーマット変換処理を実現することができる。したが
って、デジタル信号処理回路25およびイメージ変換回
路22ともに撮像素子11の解像度または指定された変
換方法に応じて任意の映像信号処理およびイメージフォ
ーマット変換処理を実現することができる。また、たと
えば、撮像素子11としてスキャナに用いられるライン
センサを用いた場合でも、新たな回路を設ける必要がな
く、ラインセンサの解像度に応じた映像信号処理および
イメージフォーマット変換処理を行なうことができる。
【0057】次に、本発明の第3の実施例の画像処理装
置について説明する。図11は、本発明の第3の実施例
の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0058】図11を参照して、画像処理装置は、静止
画用カメラヘッド部1a、動画用カメラヘッド部1b、
デジタル信号処理部2bを含む。静止画用カメラヘッド
部1aは、撮像素子11a、前処理回路12a、A/D
変換回路13a、駆動回路14a、ヘッド部制御回路1
5aを含む。動画用カメラヘッド部1bは、撮像素子1
1b、前処理回路12b、A/D変換回路13b、駆動
回路14b、ヘッド部制御回路15bを含む。デジタル
信号処理部2bは、信号切換回路27、デジタル信号処
理回路25、イメージ変換回路22、信号処理部制御回
路26、制御回路28、画像メモリ29を含む。
【0059】撮像素子11aとしては19万画素のCC
Dが用いられ、撮像素子11bとしては41万画素のC
CDが用いられる。また、撮像素子11aとしてスキャ
ナに用いられるラインセンサ等を用いてもよい。静止画
用カメラヘッド部1aおよび動画用カメラヘッド部1b
は、図1に示すカメラヘッド部1とほぼ同様に動作し、
静止画のデジタル画像信号SDIおよび動画のデジタル
画像信号MDIをそれぞれ出力する。
【0060】信号切換回路27は、制御回路28の制御
により、入力した静止画のデジタル画像信号SDIまた
は動画のデジタル画像信号MDIのうち一方を選択し、
デジタル信号処理回路25へ出力する。デジタル信号処
理回路25およびイメージ変換回路22は、第2の実施
例と同様にFPGAで構成され、信号処理部制御回路2
6から出力されるプログラムデータPD1およびPD2
により任意の論理にプログラムすることができる。デジ
タル信号処理回路25は、プログラムされた論理によ
り、輝度信号Y、色信号R−Y、B−Yのデジタル映像
信号DPを生成するとともに、ホワイトバランス処理、
ガンマ補正処理等を行なう。イメージ変換回路22は、
入力した輝度信号Y、色信号R−Y、B−Yを基にして
信号処理部制御回路26により指定された画像サイズ、
たとえば、CIF、VGA等の画像データに変換して出
力する。画像メモリ29は、制御回路28により制御さ
れ、イメージ変換回路22によりイメージ変換処理され
た静止画のデジタルデータを記憶する。信号処理部制御
回路26は、制御回路28により指定された解像度およ
びイメージフォーマットの変換方法に基づいて、デジタ
ル信号処理回路25およびイメージ変換回路22を所定
の論理にプログラムする。制御回路28は、マイクロコ
ンピュータ等で構成され、信号処理部制御回路26、信
号切換回路27、および画像メモリ29を以下のように
制御する。まず、動画のデジタル画像信号MDIがブラ
ンキング期間にある場合、信号切換回路27は、静止画
のデジタル画像信号SDIをデジタル信号処理回路25
へ出力する。デジタル信号処理回路25およびイメージ
変換回路22は、撮像素子11aの解像度および静止画
の処理に適した映像信号処理およびイメージフォーマッ
ト変換処理の一部を実行し、逐次、生成した画像データ
を画像メモリ29へ記憶させる。画像メモリ29は、入
力した画像データを蓄積してすべての処理が終わった
後、静止画データSFDを出力する。また、動画のデジ
タル画像信号MDIがブランキング期間でない場合は、
信号切換回路27は、動画のデジタル画像信号MDIを
デジタル信号処理回路25へ出力する。デジタル信号処
理回路25およびイメージ変換回路22は、撮像素子1
1bの解像度および動画に適した映像信号処理およびイ
メージフォーマット変換処理を実行し、動画データMF
Dが出力される。
【0061】次に、図11に示す制御回路の制御動作に
ついて説明する。図12は、図11に示す制御回路の制
御動作を説明するためのフローチャートである。
【0062】図11を参照して、まず、ステップS31
において動画カメラである動画用ヘッドカメラ部1bか
ら出力される動画のデジタル画像信号MDIがブランキ
ング期間であるか否かが確認される。ブランキング期間
である場合はステップS37へ移行し、その他の場合は
ステップS32へ移行する。ブランキング期間以外の場
合、ステップS32において、信号処理部制御回路26
に動画用の変換方法を指定する。次に、ステップS33
において、信号処理部制御回路26に解像度は19万画
素であることを指定する。次に、ステップS35におい
て、信号処理部制御回路26は、デジタル信号処理回路
25およびイメージ変換回路22を動画用の映像信号処
理およびイメージフォーマット変換処理を行なうように
設定する。次に、ステップS36において設定されたデ
ジタル信号処理回路25およびイメージ変換回路22を
用いて動画用の処理が行なわれ動画の画像データMFD
が出力される。出力後ステップS31へ戻り以降の処理
を継続する。
【0063】一方、動画のデジタル画像信号MDIがブ
ランキング期間の場合、ステップS37において、静止
画のデジタル画像信号SDIが出力されているか否かを
確認する。出力されていない場合はステップS32へ移
行し以降の処理を継続し、出力されている場合はステッ
プS38へ移行する。静止画のデジタル画像信号SDI
が入力されている場合、ステップS38において、信号
処理部制御回路26に静止画用の変換方法を指定する。
次に、ステップS39において、信号処理部制御回路2
6に解像度が41万画素であることを指定する。次に、
ステップS40において、信号処理部制御回路26は、
静止画用の映像信号処理およびイメージフォーマット変
換処理に対応した論理となるようにデジタル信号処理回
路25およびイメージ変換回路22をプログラムする。
デジタル信号処理回路25およびイメージ変換回路22
は、設定された論理に従い静止画用の映像信号処理およ
びイメージフォーマット変換処理の一部を実行し、変換
された画像データを画像メモリ29へ出力する。
【0064】次にステップS41において、画像メモリ
29は、変換された結果を蓄積する。次に、ステップS
42において、画像メモリ29に蓄積された静止画の映
像が1枚構成されたか否かを確認する。1枚の静止画が
構成されていない場合はステップS31へ移行し以降の
処理を継続し、1枚の静止画が構成されている場合はス
テップS43へ移行する。次に、ステップS43におい
て、画像メモリに蓄積された1枚の静止画を画像データ
SFDとして外部へ出力する。
【0065】以上の動作により、ブランキング期間、す
なわち動画のデジタル画像信号MDIをデジタル信号処
理回路25およびイメージ変換回路22で処理する必要
がない間に、静止画のデジタル画像信号SDIの処理を
行なっているので、動画および静止画の処理を効率よく
行なうことができる。また、上記の処理は、FPGAで
構成されたデジタル信号処理回路25およびイメージ変
換回路22により行なわれるため、回路規模が増大する
ことがない。また、第3の実施例では、撮像素子の解像
度や画像の特徴に応じた映像信号処理およびイメージフ
ォーマット変換処理を行なうことができ、最適な映像信
号処理およびイメージフォーマット変換処理を回路規模
を増大させることなく実現することが可能となる。
【0066】また、上記実施例では、2つのカメラヘッ
ド部すなわち2種類の映像について扱っているが、デジ
タル信号処理部2bの処理が高速であれば、3種類の以
上の映像を処理することもできる。さらに、テレビ会議
等のコマ送り的な数種類の動画に対しては、画像メモリ
により静止画の処理を高速に行ない、全体の処理の効率
をよくすることも可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1ないし請求項5記載の画像処理
装置においては、論理手段を所定の論理にプログラム
し、デジタル画像信号を所定のイメージフォーマットに
対応した画像データに変換して出力することができるの
で、回路規模を増大させず、任意の映像信号処理および
イメージフォーマット変換処理を行なうことが可能とな
る。
【0068】請求項2記載の画像処理装置においては、
上記効果に加えて、画像の特徴に応じたイメージフォー
マットの変換処理を行なうことが可能となる。
【0069】請求項3および請求項4記載の画像処理装
置においては、請求項1記載の画像処理装置の効果に加
え、外部から入力された制御データに応じて映像信号処
理およびイメージフォーマット変換処理を行なうことが
できる。
【0070】請求項4記載の画像処理装置においては、
請求項3記載の画像処理装置の効果に加え、撮像手段の
解像度に応じた映像信号処理およびイメージフォーマッ
ト変換処理を行なうことができる。
【0071】請求項5記載の画像処理装置においては、
請求項1記載の画像処理装置の効果に加え、動画のデジ
タル画像信号のブランキング期間に静止画のデジタル画
像信号を処理することができるので、動画および静止画
の処理を効率的に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すイメージ変換制御回路の制御動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示すイメージ変換制御回路の第1の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示すイメージ変換制御回路の第2の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示すイメージ変換制御回路の第3の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例の画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】図6に示す信号処理部制御回路の制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】図6に示すデジタル信号処理回路の第1の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図9】図6に示すデジタル信号処理回路の第2の具体
例の構成を示すブロック図である。
【図10】図6に示すデジタル信号処理回路の第3の具
体例の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例の画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図12】図11に示す制御回路の制御動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】従来の画像処理装置のデジタル信号処理部の
イメージ変換回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラヘッド部 2 デジタル信号処理部 11 撮像素子 12 前処理回路 13 A/D変換回路 14 駆動回路 15 ヘッド部制御回路 21 映像信号処理回路 22 イメージ変換回路 23 画像検出回路 24 イメージ変換制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体から入射される撮像光をデジタル
    画像信号に変換して出力する画像信号出力手段と、 任意の論理をプログラム可能な論理手段と、 前記論理手段を所定の論理にプログラムするプログラム
    手段とを含み、 前記論理手段は、 前記プログラム手段によりプログラムされた所定の論理
    により、前記デジタル画像信号を所定のイメージフォー
    マットに対応した画像データに変換して出力する画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置は、さらに、 前記デジタル画像信号を信号処理してデジタル映像信号
    を出力する信号処理手段と、 前記デジタル画像信号から画像の特徴を検出する検出手
    段とを含み、 前記プログラム手段は、 前記画像の特徴に応じたイメージフォーマットの変換処
    理を決定し、前記イメージフォーマットの変換処理を実
    現する所定の論理を前記論理手段にプログラムし、 前記論理手段は、 前記プログラム手段によりプログラムされた所定の論理
    により、前記信号処理手段から出力されるデジタル映像
    信号にイメージフォーマットの変換処理を行ない、前記
    イメージフォーマットに対応した画像データ出力する請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記論理手段は、 前記デジタル画像信号を信号処理し、デジタル映像信号
    を出力する信号処理用論理手段と、 前記デジタル映像信号を所定のイメージフォーマットに
    対応した画像データに変換して出力するイメージ変換用
    論理手段とを含み、 前記プログラム手段は、 外部から入力された制御データに応じて、前記信号処理
    用論理手段および前記イメージ変換用論理手段を所定の
    論理にプログラムする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像信号出力手段は、 所定の解像度を有する撮像手段を含み、 前記制御データは、 前記撮像手段の解像度に関するデータを含み、 前記プログラム手段は、 前記撮像手段の解像度に応じた所定の論理を前記信号処
    理用論理手段および前記イメージ変換用論理手段にプロ
    グラムし、 前記信号処理用論理手段は、 前記撮像手段の解像度に応じた信号処理を行ない、 前記イメージフォーマット変換用論理手段は、 前記撮像手段の解像度に応じたイメージフォーマットの
    変換処理を行なう請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号出力手段は、 動画のデジタル画像信号を出力する動画像出力手段と、 静止画のデジタル画像信号を出力する静止画像出力手段
    とを含み、 前記画像処理装置は、さらに、 前記動画像出力手段から出力された動画のデジタル画像
    信号および前記静止画像出力手段から出力される静止画
    のデジタル画像信号のうち一方を選択的に出力する選択
    手段を含み、 前記論理手段は、 前記選択手段から出力されるデジタル画像信号を信号処
    理し、デジタル映像信号を出力する信号処理用論理手段
    と、 前記デジタル映像信号を所定のイメージフォーマットに
    対応した画像データに変換して出力するイメージ変換用
    論理手段とを含み、 前記画像処理装置は、さらに、 前記動画像出力手段から出力される動画のデジタル画像
    信号がブランキング期間にあるとき、前記静止画像出力
    手段から出力される静止画のデジタル画像信号を出力す
    るように前記選択手段を制御し、かつ、前記静止画像出
    力手段から出力される静止画のデジタル画像信号に適し
    た信号処理およびイメージフォーマットの変換処理を前
    記信号処理用論理手段および前記イメージ変換用論理手
    段にプログラムするように前記プログラム手段を制御
    し、前記動画像出力手段から出力される動画のデジタル
    画像信号がブランキング期間以外の期間にあるとき、前
    記動画像出力手段から出力される動画のデジタル画像信
    号を出力するように前記選択手段を制御し、かつ、前記
    動画像出力手段から出力される動画のデジタル画像信号
    に適した信号処理およびイメージフォーマットの変換処
    理を前記信号処理用論理手段および前記イメージ変換用
    論理手段にプログラムするように前記プログラム手段を
    制御する制御手段を含む請求項1記載の画像処理装置。
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JP6229941A Pending JPH0898150A (ja) 1993-03-27 1994-09-26 画像処理装置

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JP (1) JPH0898150A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018478A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2006304280A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 National Univ Corp Shizuoka Univ 情報システム

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