JPH0898146A - スキップサーチ方法 - Google Patents
スキップサーチ方法Info
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- JPH0898146A JPH0898146A JP6229129A JP22912994A JPH0898146A JP H0898146 A JPH0898146 A JP H0898146A JP 6229129 A JP6229129 A JP 6229129A JP 22912994 A JP22912994 A JP 22912994A JP H0898146 A JPH0898146 A JP H0898146A
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- video
- gop
- audio
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速感がある映像と意味が分かる音声とを有
する再生が可能な早送りのためのスキップサーチ方法の
提供。 【構成】 映像と音声を含む連続画像のフレームｈ個か
らなるＧＯＰを一定数ｍ個を連続して群とし、複数の群
を映像・音声ファイルとしてフレーム単位に同期して格
納しておき、倍速度に応じて群毎に映像用のＧＯＰを一
定の位置にスキップして選択して読み出し、さらに、音
声用のＧＯＰは意味が分かる再生が可能なように映像用
のＧＯＰの一部を無音声化し、または、ノイズ化し、選
択された映像用のＧＯＰの映像ブロックと音声ブロック
が残されたＧＯＰの音声ブロック、あるいは、音声のみ
のブロックとを結合して再生する。
する再生が可能な早送りのためのスキップサーチ方法の
提供。 【構成】 映像と音声を含む連続画像のフレームｈ個か
らなるＧＯＰを一定数ｍ個を連続して群とし、複数の群
を映像・音声ファイルとしてフレーム単位に同期して格
納しておき、倍速度に応じて群毎に映像用のＧＯＰを一
定の位置にスキップして選択して読み出し、さらに、音
声用のＧＯＰは意味が分かる再生が可能なように映像用
のＧＯＰの一部を無音声化し、または、ノイズ化し、選
択された映像用のＧＯＰの映像ブロックと音声ブロック
が残されたＧＯＰの音声ブロック、あるいは、音声のみ
のブロックとを結合して再生する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リクエスト型映像・音
声情報提供システムセンタ等において、蓄積装置にＭＰ
ＥＧ符号化方式等でデイジタル圧縮した映像・音声を蓄
積し、その読み取りを行う映像・音声情報の蓄積読み取
り方法に関し、特に音声出力を可能とした早送り再生方
法に関する。
声情報提供システムセンタ等において、蓄積装置にＭＰ
ＥＧ符号化方式等でデイジタル圧縮した映像・音声を蓄
積し、その読み取りを行う映像・音声情報の蓄積読み取
り方法に関し、特に音声出力を可能とした早送り再生方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、リクエスト型映像・音声情報提供
システムでは、センタと多数の端末とを接続し、端末か
ら要求された映像・音声情報をセンタの蓄積装置から読
み取って当該端末に送信していた。また、従来、ビデオ
の符号化はフレームを基本として行われていたが、圧縮
率向上のためのフレーム間予測符号化では早送りや逆転
再送等の機能を実現できないため、フレーム内符号化画
面を挟み込んだ、複数のフレームを集めてグループオブ
ピクチャ（以下ＧＯＰと称す）を構成している。早送り
を実現するためには、（１）映像ＧＯＰを一定間隔でス
キップして再生するスキップサーチ方法、（２）フレー
ム内符号化圧縮されたフレームのみを選んで再生する早
送り方法等がある。
システムでは、センタと多数の端末とを接続し、端末か
ら要求された映像・音声情報をセンタの蓄積装置から読
み取って当該端末に送信していた。また、従来、ビデオ
の符号化はフレームを基本として行われていたが、圧縮
率向上のためのフレーム間予測符号化では早送りや逆転
再送等の機能を実現できないため、フレーム内符号化画
面を挟み込んだ、複数のフレームを集めてグループオブ
ピクチャ（以下ＧＯＰと称す）を構成している。早送り
を実現するためには、（１）映像ＧＯＰを一定間隔でス
キップして再生するスキップサーチ方法、（２）フレー
ム内符号化圧縮されたフレームのみを選んで再生する早
送り方法等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスキッ
プサーチ方法は、（１）の一定間隔でＧＯＰをスキップ
して再生する方法では通常再生となる映像再生部分が長
くなるので高速感がなくなり、逆に連続したＧＯＰが少
ないと、実質的な通常再生となる部分が短くなり、音声
の意味が不明瞭となる。また、（２）のフレーム内符号
化画面のみを選んで早送り再生する方法では、フレーム
を飛び飛びに再生するため、再生フレーム対応の短い音
声が飛び飛びに出力され、音声の意味が不明瞭になると
いう欠陥があった。
プサーチ方法は、（１）の一定間隔でＧＯＰをスキップ
して再生する方法では通常再生となる映像再生部分が長
くなるので高速感がなくなり、逆に連続したＧＯＰが少
ないと、実質的な通常再生となる部分が短くなり、音声
の意味が不明瞭となる。また、（２）のフレーム内符号
化画面のみを選んで早送り再生する方法では、フレーム
を飛び飛びに再生するため、再生フレーム対応の短い音
声が飛び飛びに出力され、音声の意味が不明瞭になると
いう欠陥があった。
【０００４】本発明の目的は、高速感がある映像と意味
がある音声を併せて再生することを可能とする音声付映
像スキップサーチ方法を提供することである。
がある音声を併せて再生することを可能とする音声付映
像スキップサーチ方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のスキップサーチ
方法は、連続映像から同期をとって所定の単位毎に分割
された映像および音声のファイルを平均ｎ倍速で再生す
る際、前記単位長のｍ倍を一群とした群毎にｋ＝ｍ／ｎ
個の単位長の映像を選択し、前記群毎にｋ個以下の単位
長の音声を選択し結合して再生するスキップサーチ方法
において、音声フアイルについて群内で選択される単位
長の数がｋより少ない数値であるｐ個であり、ｋ−ｐ個
の無音またはノイズの単位長と音声ファイルのｐ個の単
位長を結合して音声を再生する処理を行う。
方法は、連続映像から同期をとって所定の単位毎に分割
された映像および音声のファイルを平均ｎ倍速で再生す
る際、前記単位長のｍ倍を一群とした群毎にｋ＝ｍ／ｎ
個の単位長の映像を選択し、前記群毎にｋ個以下の単位
長の音声を選択し結合して再生するスキップサーチ方法
において、音声フアイルについて群内で選択される単位
長の数がｋより少ない数値であるｐ個であり、ｋ−ｐ個
の無音またはノイズの単位長と音声ファイルのｐ個の単
位長を結合して音声を再生する処理を行う。
【０００６】また、各群内における映像ファイルを、選
択される単位長相互間の間隔が一定間隔にならないよう
に選択する処理、および、各群内で映像ファイルについ
て選択される単位長相互間の間隔が漸増した後に漸減す
るように選択する処理、さらに、前記無音またはノイズ
とした映像の単位長と音声ファイルの単位長の区間を交
互に結合する処理も本発明に含まれる。
択される単位長相互間の間隔が一定間隔にならないよう
に選択する処理、および、各群内で映像ファイルについ
て選択される単位長相互間の間隔が漸増した後に漸減す
るように選択する処理、さらに、前記無音またはノイズ
とした映像の単位長と音声ファイルの単位長の区間を交
互に結合する処理も本発明に含まれる。
【０００７】また、群毎にｍ個の単位長の中から連続し
た、ｋ個より小さいｐ個の音声の単位長を選出し、ｋ個
の映像の単位長と該ｐ個の音声の単位長とｋ−ｐ個の無
音声の単位長を結合して再生する処理も本発明の望まし
い実施態様である。
た、ｋ個より小さいｐ個の音声の単位長を選出し、ｋ個
の映像の単位長と該ｐ個の音声の単位長とｋ−ｐ個の無
音声の単位長を結合して再生する処理も本発明の望まし
い実施態様である。
【０００８】前記所定の単位長はグループオブピクチャ
単位であってもよい。
単位であってもよい。
【０００９】
【作用】デイジタルの映像・音声ファイルを複数のＧＯ
Ｐに分割し、かつ、ＧＯＰをさらにｈ個（ｈ≧２を満足
する整数）の複数のフレームで構成し、映像と音声をフ
レーム単位に同期させて蓄積しておき、ｍ個のＧＯＰを
１群とし、群毎にｋ個の映像再生用ＧＯＰを選出し、選
出したｋ個のＧＯＰの識別子が奇数となるＧＰＯの音声
ブロックを無音声データ、または、ノイズで置換し、あ
るいは、ｍ個のＧＯＰの中から連続したｐ個のＧＯＰを
音声再生用に選択してその音声ブロックを映像ブロック
と結合して再生するので、意味が分かる音声出力を含む
映像再生が可能となる。
Ｐに分割し、かつ、ＧＯＰをさらにｈ個（ｈ≧２を満足
する整数）の複数のフレームで構成し、映像と音声をフ
レーム単位に同期させて蓄積しておき、ｍ個のＧＯＰを
１群とし、群毎にｋ個の映像再生用ＧＯＰを選出し、選
出したｋ個のＧＯＰの識別子が奇数となるＧＰＯの音声
ブロックを無音声データ、または、ノイズで置換し、あ
るいは、ｍ個のＧＯＰの中から連続したｐ個のＧＯＰを
音声再生用に選択してその音声ブロックを映像ブロック
と結合して再生するので、意味が分かる音声出力を含む
映像再生が可能となる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１は本発明の連続映像のＧＯＰとフレー
ムとの構成関係を示す図、図２（ａ）は５倍速再生のＧ
ＯＰ読み取り選択順位を示す図、図２（ｂ）は図２
（ａ）によって選択したＧＯＰの映像と音声の結合を示
す図、図３は本発明のスキップサーチ方法の第１の実施
例のフローチャートである。
ムとの構成関係を示す図、図２（ａ）は５倍速再生のＧ
ＯＰ読み取り選択順位を示す図、図２（ｂ）は図２
（ａ）によって選択したＧＯＰの映像と音声の結合を示
す図、図３は本発明のスキップサーチ方法の第１の実施
例のフローチャートである。
【００１２】本実施例における連続映像のデイジタル動
画情報（映像および音声情報）ファイルは、図１に示す
１５の映像フレーム構成のＧＯＰｍ個（本実施例ではｍ
＝２０）を一群として任意の数の群を蓄積装置の物理的
に連続する領域に蓄積する。図中ＧＯＰはＧ００１のよ
うにＧＯＰの識別子ＧとＧＯＰに付与した通し番号のＧ
ＯＰ番号（３桁）とで表示し、フレームは同様にｆ００
１、ｆ００２のようにフレームの識別子ｆと３桁の通し
番号で表示する。さらに本実施例では一群のＧＯＰの再
生表示のための選択数ｋをｋ＝４とし、群構成は連続し
たＧＯＰ番号のＧＯＰをｍ＝２０個づつ区切ったものと
する。また、選出順番が奇数番目のＧＯＰの音声部分を
無音声データまたはノイズで置き換えて、音声と無音声
データが交互に、あるいは、音声とノイズが交互に並ぶ
ようにする。以下、音声を付加させた平均５倍速（ｎ＝
ｍ／ｋ＝５）の変速型映像スキップサーチ方法を説明す
る。
画情報（映像および音声情報）ファイルは、図１に示す
１５の映像フレーム構成のＧＯＰｍ個（本実施例ではｍ
＝２０）を一群として任意の数の群を蓄積装置の物理的
に連続する領域に蓄積する。図中ＧＯＰはＧ００１のよ
うにＧＯＰの識別子ＧとＧＯＰに付与した通し番号のＧ
ＯＰ番号（３桁）とで表示し、フレームは同様にｆ００
１、ｆ００２のようにフレームの識別子ｆと３桁の通し
番号で表示する。さらに本実施例では一群のＧＯＰの再
生表示のための選択数ｋをｋ＝４とし、群構成は連続し
たＧＯＰ番号のＧＯＰをｍ＝２０個づつ区切ったものと
する。また、選出順番が奇数番目のＧＯＰの音声部分を
無音声データまたはノイズで置き換えて、音声と無音声
データが交互に、あるいは、音声とノイズが交互に並ぶ
ようにする。以下、音声を付加させた平均５倍速（ｎ＝
ｍ／ｋ＝５）の変速型映像スキップサーチ方法を説明す
る。
【００１３】第１の実施例はスキップ幅が漸増するモー
ドである。
ドである。
【００１４】また、本実施例の動画情報ファイルは、動
画情報が６ビット／秒のビットレートで符号化されたビ
ット列とし、３０フレーム／秒の動画情報を有するもと
する。ＧＯＰ１個には１５フレームを格納し、ＧＯＰ４
個単位に読み取るものとすると、１フレームの表示時間
は１／３０秒であるから、４ＧＯＰ分すなわち６０フレ
ームでは６０／３０秒＝２秒となる。したがって、４Ｇ
ＯＰの読み取り時間（Ｔｒ）は表示時間（２秒）より小
さくなければならない。蓄積装置として、アクセス時間
５０ｍ秒、読み取り速度２０Ｍビット／秒の磁気デイス
ク装置を例とすれば、ＧＯＰ４個分（２秒相当）を読み
取り処理する所要時間は、 Ｔｒ＝５０ｍ秒＋（６Ｍビット／２０Ｍビット／秒）×
２＝０．６５秒 となり、２秒以下という条件を十分満たしている。本実
施例の６Ｍビット／秒の動画情報（音声情報も含む）で
は３多重（２÷０．６５≒３）までの読み取り・再生表
示が可能となる。
画情報が６ビット／秒のビットレートで符号化されたビ
ット列とし、３０フレーム／秒の動画情報を有するもと
する。ＧＯＰ１個には１５フレームを格納し、ＧＯＰ４
個単位に読み取るものとすると、１フレームの表示時間
は１／３０秒であるから、４ＧＯＰ分すなわち６０フレ
ームでは６０／３０秒＝２秒となる。したがって、４Ｇ
ＯＰの読み取り時間（Ｔｒ）は表示時間（２秒）より小
さくなければならない。蓄積装置として、アクセス時間
５０ｍ秒、読み取り速度２０Ｍビット／秒の磁気デイス
ク装置を例とすれば、ＧＯＰ４個分（２秒相当）を読み
取り処理する所要時間は、 Ｔｒ＝５０ｍ秒＋（６Ｍビット／２０Ｍビット／秒）×
２＝０．６５秒 となり、２秒以下という条件を十分満たしている。本実
施例の６Ｍビット／秒の動画情報（音声情報も含む）で
は３多重（２÷０．６５≒３）までの読み取り・再生表
示が可能となる。
【００１５】本実施例の具体例を以下に示す。
【００１６】一つの群内のスキップモードとしてスキッ
プ幅ａjが漸増するモードの実施例である。スキップＧ
ＯＰ数の増加分（ｄj+1）を一定とし、ｃとすると、 ａj+1 ＝ａj＋ｄj+1＝ａj＋ｃ （１１）
プ幅ａjが漸増するモードの実施例である。スキップＧ
ＯＰ数の増加分（ｄj+1）を一定とし、ｃとすると、 ａj+1 ＝ａj＋ｄj+1＝ａj＋ｃ （１１）
【００１７】
【数１】 ａj≧１ （１３） 式１１、１２より
【００１８】
【数２】 ∴ ｍ＝（１＋ａ1＋ｃ×（ｋ−１）÷２）×ｋ （１４） ここで、ｍ＝２０、ｋ＝４とした平均５倍速では、式
（１４）は、 ２０＝４＋４ａ1＋６ｃ ∴ ２ａ1＋３ｃ＝８ （１５） となる。図２（ａ）は、ａ1＝１，ｃ＝２，ｍ＝２０，
ｋ＝４の場合の平均５倍速モードの場合のＧＯＰの読み
取り図である。また、図２（ｂ）は、平均５倍速モード
における映像・音声結合図である。図２（ａ）におい
て、ｉ番目に読み取る映像データ格納ＧＯＰの番号Ｖ
（ｉ）の値は、［ ］をガウス記号とすると、 Ｖ（ｉ）＝（ｍ−ｋ）［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＋（ｉ−
１−［（ｉ−１）÷ｋ］×ｋ）2＝１６［（ｉ−１）÷
４］＋ｉ＋（ｉ−１−［（ｉ−１）÷４］×４）2 また、スキップサーチ時に再生出力される音声と映像と
の結合ブロックをＳ（ｉ）とすると、Ｓ（ｉ）は、ｉが
偶数のときは音声ブロックＡ（ｉ）を使用し、ｉが奇数
のときには無音データ（蓄積装置の専用エリアＢに予め
格納しておく）を使用する。したがって、 Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）＋Ｂ （ｉは奇数） Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）＋Ａ（ｉ） （ｉは偶数） となる。
（１４）は、 ２０＝４＋４ａ1＋６ｃ ∴ ２ａ1＋３ｃ＝８ （１５） となる。図２（ａ）は、ａ1＝１，ｃ＝２，ｍ＝２０，
ｋ＝４の場合の平均５倍速モードの場合のＧＯＰの読み
取り図である。また、図２（ｂ）は、平均５倍速モード
における映像・音声結合図である。図２（ａ）におい
て、ｉ番目に読み取る映像データ格納ＧＯＰの番号Ｖ
（ｉ）の値は、［ ］をガウス記号とすると、 Ｖ（ｉ）＝（ｍ−ｋ）［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＋（ｉ−
１−［（ｉ−１）÷ｋ］×ｋ）2＝１６［（ｉ−１）÷
４］＋ｉ＋（ｉ−１−［（ｉ−１）÷４］×４）2 また、スキップサーチ時に再生出力される音声と映像と
の結合ブロックをＳ（ｉ）とすると、Ｓ（ｉ）は、ｉが
偶数のときは音声ブロックＡ（ｉ）を使用し、ｉが奇数
のときには無音データ（蓄積装置の専用エリアＢに予め
格納しておく）を使用する。したがって、 Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）＋Ｂ （ｉは奇数） Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）＋Ａ（ｉ） （ｉは偶数） となる。
【００１９】図３は本発明の第１の実施例のＧＯＰ読み
取り・再生のフローチャートである。 図中Ｓｎはステ
ップ番号示す。
取り・再生のフローチャートである。 図中Ｓｎはステ
ップ番号示す。
【００２０】１） まず、ファイル内のＧＯＰポインタ
ｉおよび早送りＧＯＰ数カウンタｊを１に初期設定（ｉ
＝ｊ＝１）する（ステップ１）。
ｉおよび早送りＧＯＰ数カウンタｊを１に初期設定（ｉ
＝ｊ＝１）する（ステップ１）。
【００２１】２） 再生種別の指示が早送り再生か通常
再生かを判定する（ステップ２）。 ３） 通常再生のときは、ポインタｉのＧＯＰを読み取
る（ステップ３）。
再生かを判定する（ステップ２）。 ３） 通常再生のときは、ポインタｉのＧＯＰを読み取
る（ステップ３）。
【００２２】４） 読み取ったＧＯＰポインタのＧＯＰ
を再生する（ステップ４）。
を再生する（ステップ４）。
【００２３】５） 次に、ＧＯＰポインタをインクリメ
ントする（ｉ＝ｉ＋１）（ステップ５）。
ントする（ｉ＝ｉ＋１）（ステップ５）。
【００２４】６） 予め指定されているＧＯＰポインタ
まで再生処理が達したかどうかを確かめて未達の場合は
ステップ３へ処理を回し、終了を確認すると処理を停止
する（ステップ６）。
まで再生処理が達したかどうかを確かめて未達の場合は
ステップ３へ処理を回し、終了を確認すると処理を停止
する（ステップ６）。
【００２５】７） 一方、早送り再生（高速再生）をス
テップ２で判定すると早送り再生開始のＧＯＰポインタ
ｉの値（ｉ＝ｊ＝Ｉ０）を抽出する（ステップ７）。
テップ２で判定すると早送り再生開始のＧＯＰポインタ
ｉの値（ｉ＝ｊ＝Ｉ０）を抽出する（ステップ７）。
【００２６】８） 早送り再生の読み取りＧＯＰのアド
レスを算出する（ステップ８）。具体的には Ｖ（ｊ）
＝Ｖ（ｊ）＋Ｉ０ となる。
レスを算出する（ステップ８）。具体的には Ｖ（ｊ）
＝Ｖ（ｊ）＋Ｉ０ となる。
【００２７】９） Ｖ（ｊ）のＧＯＰを読み取る（ステ
ップ９）。 １０） ｊが奇数か偶数かを判定する（ステップ１
０）。 １１） ｊが奇数の場合は、バッファー上でＶ（ｊ）の
ＧＯＰの映像ブロックとＡ（ｊ）のＧＯＰの音声ブロッ
クを結合する（ステップ１１）。すなわち Ｓ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ａ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ｂ ここで、Ｂは無音データの格納ブロックである。 １２） ステップ１０でｊが偶数の場合は、バッファ上
で、映像ブロックと音声ブロックとを結合する（ステッ
プ１２）。すなわち Ｓ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ａ（ｊ）＝Ｖ（ｊ） １３） 早送り再生用データとして、Ｓ（ｊ）を再生表
示する（ステップ１３）。 １４） 早送り再生の出力ポインタｊをインクリメント
する（ｊ＝ｊ＋１）（ステップ１４）。 １５） 早送り再生が予め設定されている群に達したか
どうかにより再生処理を継続するかどうかを判定し、継
続の場合はステップ９へ処理を回し（ステップ１５）、 １６）終了の場合はステップ３に処理を移して通常再生
に戻す（ステップ１６）。
ップ９）。 １０） ｊが奇数か偶数かを判定する（ステップ１
０）。 １１） ｊが奇数の場合は、バッファー上でＶ（ｊ）の
ＧＯＰの映像ブロックとＡ（ｊ）のＧＯＰの音声ブロッ
クを結合する（ステップ１１）。すなわち Ｓ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ａ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ｂ ここで、Ｂは無音データの格納ブロックである。 １２） ステップ１０でｊが偶数の場合は、バッファ上
で、映像ブロックと音声ブロックとを結合する（ステッ
プ１２）。すなわち Ｓ（ｊ）＝Ｖ（ｊ）＋Ａ（ｊ）＝Ｖ（ｊ） １３） 早送り再生用データとして、Ｓ（ｊ）を再生表
示する（ステップ１３）。 １４） 早送り再生の出力ポインタｊをインクリメント
する（ｊ＝ｊ＋１）（ステップ１４）。 １５） 早送り再生が予め設定されている群に達したか
どうかにより再生処理を継続するかどうかを判定し、継
続の場合はステップ９へ処理を回し（ステップ１５）、 １６）終了の場合はステップ３に処理を移して通常再生
に戻す（ステップ１６）。
【００２８】図４はＧ１００のＧＯＰまで通常再生を行
い、Ｇ１０１から図３に示す早送り再生を行った場合の
平均５倍速の映像・音声出力図、図５は平均５倍速の倍
速変化図である。
い、Ｇ１０１から図３に示す早送り再生を行った場合の
平均５倍速の映像・音声出力図、図５は平均５倍速の倍
速変化図である。
【００２９】次に、第２の実施例について説明する。
【００３０】第２の実施例は、スキップ幅が漸増した後
に漸減する場合である。ここで、スキップＧＯＰ数の増
加分（ｄj+1）は、増加する場合はｄ（一定）とし、ピ
ークに達して漸減する場合にはーｄ（一定）とすると、 ａj+1＝ａj＋ｄj+1 （２１）
に漸減する場合である。ここで、スキップＧＯＰ数の増
加分（ｄj+1）は、増加する場合はｄ（一定）とし、ピ
ークに達して漸減する場合にはーｄ（一定）とすると、 ａj+1＝ａj＋ｄj+1 （２１）
【００３１】
【数３】 ａj≧１ （２３） 上記の式２１、２２より
【００３２】
【数４】 ∴ ｍ＝（１＋ａ1＋ｄ×（ｋ−１）÷２）×ｋ （２４） ここで、ｍ＝２０、ｋ＝４とした平均５倍速の場合の例
では、２４式は、 ２０＝４＋４ａ1＋６ｄ ∴２ａ1＋３ｄ＝８ （２５） となる。図６（ａ）はａ1＝１，ｄ＝２，ｍ＝２０，ｋ
＝４の場合の平均５倍速モードにおけるＧＯＰ読み取り
図、図６（ｂ）は平均５倍速モードの映像・音声結合図
である。図６（ａ）において、ｉ番目に読み取る映像ブ
ロックがあるＧＯＰの番号をＶ（ｉ）とし、｜｜を絶対
値記号、［］をガウス記号とすると、 Ｖ（ｉ）＝ｅ2＋（｜５−２ｅ｜−３）／２ 但，ｅ＝ｉ−４×［（ｉ−１）÷４］ となる。
では、２４式は、 ２０＝４＋４ａ1＋６ｄ ∴２ａ1＋３ｄ＝８ （２５） となる。図６（ａ）はａ1＝１，ｄ＝２，ｍ＝２０，ｋ
＝４の場合の平均５倍速モードにおけるＧＯＰ読み取り
図、図６（ｂ）は平均５倍速モードの映像・音声結合図
である。図６（ａ）において、ｉ番目に読み取る映像ブ
ロックがあるＧＯＰの番号をＶ（ｉ）とし、｜｜を絶対
値記号、［］をガウス記号とすると、 Ｖ（ｉ）＝ｅ2＋（｜５−２ｅ｜−３）／２ 但，ｅ＝ｉ−４×［（ｉ−１）÷４］ となる。
【００３３】早送り再生時の音声と映像との結合ブロッ
クをＳ（ｉ）とし、Ｓ（ｉ）には、ｉが偶数のときは音
声データＡ（ｉ）を使用し、ｉが奇数のときは蓄積装置
の専用エリアＢに格納した無音データを使用する。これ
により、Ｕを理論和の記号とすると、 Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ａ（ｉ） （ｉは偶数） Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ｂ （ｉは奇数） となる。図７はＧ１００のＧＯＰまでの通常再生を行
い、Ｇ１０１よりスキップ幅が漸増した後漸減するモー
ドで早送り再生を行ったばあいの平均５倍速の映像と音
声の出力図、図８は平均５倍速の倍速変化図である。
クをＳ（ｉ）とし、Ｓ（ｉ）には、ｉが偶数のときは音
声データＡ（ｉ）を使用し、ｉが奇数のときは蓄積装置
の専用エリアＢに格納した無音データを使用する。これ
により、Ｕを理論和の記号とすると、 Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ａ（ｉ） （ｉは偶数） Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ｂ （ｉは奇数） となる。図７はＧ１００のＧＯＰまでの通常再生を行
い、Ｇ１０１よりスキップ幅が漸増した後漸減するモー
ドで早送り再生を行ったばあいの平均５倍速の映像と音
声の出力図、図８は平均５倍速の倍速変化図である。
【００３４】次に、第３の実施例について説明する。
【００３５】本実施例は連続するＧＯＰをｍ＝２０個づ
つの群構成とし、群毎の再生表示ＧＯＰ数をｋ＝４、群
毎の連続音声のＧＯＰ数をｐ＝３とすると、ｉ番目に読
み取るべき映像ブロックがあるＧＯＰの番号Ｖ（ｉ）は
以下のとうりとなる。ここに＃を〜番目示す記号とする
と、 Ｖ（ｉ）＝＃（ｍ−ｋ）［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＋
［（ｉ−１）÷ｋ］×ｋ）2 図９（ａ）は、ａ1＝１，ｍ＝２０，ｋ＝４，ｐ＝３の
場合における平均５倍速モードのＧＯＰ読み取り図で、
この数値を代入すると、Ｖ（ｉ）＝＃１６［（ｉ−１）
÷４］＋１（ｉ−１）÷４］×４）2 となる。また、
ｉ番目に読み取るべき音声ブロックがあるＧＯＰ番号を
Ａ（ｉ）とすると、ｉが４の倍数のときは、 Ａ（ｉ）
＝＃Ｂ （但 ｉ＝４ｎ） の位置に格納されている
無音データを読み取る。ｉが４の倍数でないときは、 Ａ（ｉ）＝＃ｍ×［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＝２０×
［（ｉ−１）÷４］＋ｉ （但 ｉ≠４ｎ）の位置に格納されている。Ｖ（１）、
およびＡ（ｉ）は、 Ｖ（１）＝＃０１， Ａ（１）＝＃０１ Ｖ（２）＝＃０３， Ａ（２）＝＃０２ Ｖ（３）＝＃０７， Ａ（３）＝＃０３ Ｖ（４）＝＃１３， Ａ（４）＝＃Ｂ となる。
つの群構成とし、群毎の再生表示ＧＯＰ数をｋ＝４、群
毎の連続音声のＧＯＰ数をｐ＝３とすると、ｉ番目に読
み取るべき映像ブロックがあるＧＯＰの番号Ｖ（ｉ）は
以下のとうりとなる。ここに＃を〜番目示す記号とする
と、 Ｖ（ｉ）＝＃（ｍ−ｋ）［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＋
［（ｉ−１）÷ｋ］×ｋ）2 図９（ａ）は、ａ1＝１，ｍ＝２０，ｋ＝４，ｐ＝３の
場合における平均５倍速モードのＧＯＰ読み取り図で、
この数値を代入すると、Ｖ（ｉ）＝＃１６［（ｉ−１）
÷４］＋１（ｉ−１）÷４］×４）2 となる。また、
ｉ番目に読み取るべき音声ブロックがあるＧＯＰ番号を
Ａ（ｉ）とすると、ｉが４の倍数のときは、 Ａ（ｉ）
＝＃Ｂ （但 ｉ＝４ｎ） の位置に格納されている
無音データを読み取る。ｉが４の倍数でないときは、 Ａ（ｉ）＝＃ｍ×［（ｉ−１）÷ｋ］＋ｉ＝２０×
［（ｉ−１）÷４］＋ｉ （但 ｉ≠４ｎ）の位置に格納されている。Ｖ（１）、
およびＡ（ｉ）は、 Ｖ（１）＝＃０１， Ａ（１）＝＃０１ Ｖ（２）＝＃０３， Ａ（２）＝＃０２ Ｖ（３）＝＃０７， Ａ（３）＝＃０３ Ｖ（４）＝＃１３， Ａ（４）＝＃Ｂ となる。
【００３６】ここで、Ｖ（１）＝Ａ（１）＝＃０１，Ｖ
（２）＝Ａ（３）＝＃０３ が重複するので、Ｖ
（１）、Ａ（２）、Ｖ（３），Ｖ（４），Ａ（４）の数
値に相当するＧＯＰ番号のＧＯＰを読み取る。
（２）＝Ａ（３）＝＃０３ が重複するので、Ｖ
（１）、Ａ（２）、Ｖ（３），Ｖ（４），Ａ（４）の数
値に相当するＧＯＰ番号のＧＯＰを読み取る。
【００３７】スキップサーチ用の映像と音声の結合ブロ
ックをＳ（ｉ）とし、∪を論理和の記号とすると、 ｐ≧ｊ≧１ Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ａ（ｉ） ｋ≧ｊ≧ｐ＋１ Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ｂ となる。第１周期を例にとると、 Ｓ（１）＝Ｖ（１）∪ Ａ（１）＝＃０１ ∪ ＃０１＝＃０１ Ｓ（２）＝Ｖ（２）∪ Ａ（２）＝＃０３ ∪ ＃０２ Ｓ（３）＝Ｖ（３）∪ Ａ（３）＝＃０７ ∪ ＃０３ Ｓ（４）＝Ｖ（４）∪ Ａ（４）＝＃１３ ∪ ＃Ｂ で表現される。図９（ｂ）は、平均５倍速における映像
・音声結合図で図中の＠記号は無音となる音声データＢ
を配置していることを示す。
ックをＳ（ｉ）とし、∪を論理和の記号とすると、 ｐ≧ｊ≧１ Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ａ（ｉ） ｋ≧ｊ≧ｐ＋１ Ｓ（ｉ）＝Ｖ（ｉ）∪ Ｂ となる。第１周期を例にとると、 Ｓ（１）＝Ｖ（１）∪ Ａ（１）＝＃０１ ∪ ＃０１＝＃０１ Ｓ（２）＝Ｖ（２）∪ Ａ（２）＝＃０３ ∪ ＃０２ Ｓ（３）＝Ｖ（３）∪ Ａ（３）＝＃０７ ∪ ＃０３ Ｓ（４）＝Ｖ（４）∪ Ａ（４）＝＃１３ ∪ ＃Ｂ で表現される。図９（ｂ）は、平均５倍速における映像
・音声結合図で図中の＠記号は無音となる音声データＢ
を配置していることを示す。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、群毎にｋ
個の映像早送り再生用のＧＯＰを選出し、かつ、選出Ｇ
ＯＰの識別子が奇数となるＧＯＰの音声ブロックを無音
またはノイズとし、あるいは、選出したＧＯＰの中の何
れかを連続したｐ個のＧＯＰの音声ブロックを映像ブロ
ックと結合して再生するので、以下の効果がある。
個の映像早送り再生用のＧＯＰを選出し、かつ、選出Ｇ
ＯＰの識別子が奇数となるＧＯＰの音声ブロックを無音
またはノイズとし、あるいは、選出したＧＯＰの中の何
れかを連続したｐ個のＧＯＰの音声ブロックを映像ブロ
ックと結合して再生するので、以下の効果がある。
【００３９】１．連続音声を付加した映像のスキップサ
ーチなので、映像シーンの意味が分かり易くなる。
ーチなので、映像シーンの意味が分かり易くなる。
【００４０】２．ＧＯＰ単位のサーチに対してＧＯＰの
スキップ幅、あるいは倍速度をダイナミックに変化させ
ているので、早送りの速度感を出すことができる。
スキップ幅、あるいは倍速度をダイナミックに変化させ
ているので、早送りの速度感を出すことができる。
【００４１】３．ＧＯＰ単位の音声と音声のつなぎ部分
に無音データ、または、ノイズを挟み込んでいるので、
音声が滑らかに聞こえる。
に無音データ、または、ノイズを挟み込んでいるので、
音声が滑らかに聞こえる。
【００４２】以上の効果により、ＭＰＥＧ方式等のフレ
ーム間符合化方式によるＧＯＰ構成の映像番組のピクチ
ャサーチに効果的である。
ーム間符合化方式によるＧＯＰ構成の映像番組のピクチ
ャサーチに効果的である。
【図１】本発明に使用されているＧＯＰの構成を示す図
である。
である。
【図２】（ａ）は本発明のスキップサーチ方法の第１の
実施例のＧＯＰ読み取りを示す図、（ｂ）は読み取った
ＧＯＰの映像・音声結合図である。
実施例のＧＯＰ読み取りを示す図、（ｂ）は読み取った
ＧＯＰの映像・音声結合図である。
【図３】本発明のスキップサーチ方法の第１の実施例の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図４】第１の実施例の平均５倍速とする映像・音声出
力図である。
力図である。
【図５】第１の実施例における映像の平均５倍速の倍速
変化によるＧＯＰ読み取り状態を示す図である。
変化によるＧＯＰ読み取り状態を示す図である。
【図６】（ａ）は第３の実施例の平均５倍速によるＧＯ
Ｐ読み取り図、（ｂ）はその映像・音声結合図である。
Ｐ読み取り図、（ｂ）はその映像・音声結合図である。
【図７】第３の実施例の平均５倍速による映像・音声出
力図である。
力図である。
【図８】第３の実施例の平均５倍速のためのＧＯＰ読み
出し状態を示す図である。
出し状態を示す図である。
【図９】（ａ）は第３の実施例の平均５倍速のためのＧ
ＯＰ読み取り図、（ｂ）はその映像・音声結合図であ
る。
ＯＰ読み取り図、（ｂ）はその映像・音声結合図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項１】 連続映像から同期をとって所定の単位長
毎に分割された映像および音声のファイルを平均ｎ倍速
で再生する際、前記単位長のｍ倍を一群とした群毎にｋ
＝ｍ／ｎ個の単位長の映像を選択し、群毎にｋ個以下の
単位長の音声を選択し結合して再生するスキップサーチ
方法において、 音声フアイルについて群内で選択される単位長の数がｋ
より少ない数値であるｐ個であり、ｋ−ｐ個の無音また
はノイズの単位長と音声ファイルのｐ個の単位長を結合
して音声を再生することを特徴とするスキップサーチ方
法。 - 【請求項２】 各群内における映像ファイルを、選択さ
れる単位長相互間の間隔が一定間隔にならないように選
択する請求項１記載のスキップサーチ方法。 - 【請求項３】 各群内で映像ファイルについて選択され
る単位長相互間の間隔が漸増した後に漸減するように選
択する請求項１記載のスキップサーチ方法。 - 【請求項４】 前記無音またはノイズとした映像の単位
長と音声ファイルの単位長の区間を交互に結合する請求
項１記載のスキップサーチ方法。 - 【請求項５】 前記群毎にｍ個の単位長の中から連続し
た、ｋ個より小さいｐ個の音声の単位長を選出し、ｋ個
の映像の単位長と該ｐ個の音声の単位長とｋ−ｐ個の無
音声またはノイズの単位長を結合して再生する請求項１
記載のスキップサーチ方法。 - 【請求項６】 前記所定の単位長がグループオブピクチ
ャ単位である請求項１乃至５のいずれか１項に記載のス
キップサーチ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06229129A JP3102541B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | スキップサーチ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06229129A JP3102541B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | スキップサーチ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898146A true JPH0898146A (ja) | 1996-04-12 |
| JP3102541B2 JP3102541B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=16887212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06229129A Expired - Fee Related JP3102541B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | スキップサーチ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3102541B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1497984A1 (en) * | 2002-03-01 | 2005-01-19 | Thomson Licensing S.A. | Audio data deletion and silencing during trick mode replay |
| CN100341311C (zh) * | 2004-04-30 | 2007-10-03 | 奥林巴斯株式会社 | 图像显示装置 |
| US7356245B2 (en) | 2001-06-29 | 2008-04-08 | International Business Machines Corporation | Methods to facilitate efficient transmission and playback of digital information |
| US8515250B2 (en) | 2008-07-17 | 2013-08-20 | Panasonic Corporation | Video recording device, video reproduction device, and method thereof |
| WO2016125362A1 (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP06229129A patent/JP3102541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7356245B2 (en) | 2001-06-29 | 2008-04-08 | International Business Machines Corporation | Methods to facilitate efficient transmission and playback of digital information |
| US7720352B2 (en) | 2001-06-29 | 2010-05-18 | International Business Machines Corporation | Systems and computer program products to facilitate efficient transmission and playback of digital information |
| EP1497984A1 (en) * | 2002-03-01 | 2005-01-19 | Thomson Licensing S.A. | Audio data deletion and silencing during trick mode replay |
| EP1497984A4 (en) * | 2002-03-01 | 2005-10-12 | Thomson Licensing | ERASING AND SILENCING AUDIO DATA DURING TRACKING MODE READING |
| CN100341311C (zh) * | 2004-04-30 | 2007-10-03 | 奥林巴斯株式会社 | 图像显示装置 |
| US8515250B2 (en) | 2008-07-17 | 2013-08-20 | Panasonic Corporation | Video recording device, video reproduction device, and method thereof |
| WO2016125362A1 (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-11 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
| US10504554B2 (en) | 2015-02-03 | 2019-12-10 | Sony Corporation | Information processing device, information processing system, and information processing method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3102541B2 (ja) | 2000-10-23 |
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