JPH0898047A - カラー印刷処理装置 - Google Patents

カラー印刷処理装置

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JPH0898047A
JPH0898047A JP6257629A JP25762994A JPH0898047A JP H0898047 A JPH0898047 A JP H0898047A JP 6257629 A JP6257629 A JP 6257629A JP 25762994 A JP25762994 A JP 25762994A JP H0898047 A JPH0898047 A JP H0898047A
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color
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JP6257629A
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Osamu Isaki
修 伊崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の用紙に高品質のカラー画像を印刷す
る。 【構成】 予め印刷用紙1の印刷面1Aをイメージライ
ンセンサ4等で読み取り、印刷用紙1の色に対応する用
紙色補正信号を記憶する。そして、原画像データの各画
素について、これが印刷される部分の色に対応する用紙
色補正信号を取り出し、信号レベルの補正を行う。こう
すれば、用紙にいろいろな着色が施してあっても、適切
な補正により原画像データがオリジナルに近い色で印刷
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め用意された原画像
データに基づいて印刷用紙上にカラー印刷を行うカラー
印刷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置等のディスプレイは、今
日、大部分がカラー画像表示を行うようになっている。
また、情報処理装置による処理結果を印刷出力するプリ
ンタも、プリントヘッド等のコストダウンに伴ってカラ
ー化が進められている。このようなカラー画面の表示や
カラー印刷を行う場合に、現実に表示されあるいは印刷
された色を自然の色に近付けるため各種の工夫が行われ
ている。
【0003】例えば、カラーディスプレイ等の場合に
は、発色機構や色発光点等を考慮して原画像データを補
正するようにしている。また、カラープリンタの場合に
は、標準化された照明条件の元で、標準的な白い用紙に
印刷された色を測定し、これがオリジナルの色に近付く
ように色特性を定めるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のカラー印刷処理装置には次のような解決すべき
課題があった。上記のように印刷色をオリジナルに近付
けるように調整された印刷装置では、用紙や印刷条件が
指定され、そのマニュアル通りに印刷を行えば良好な印
刷物が得られる。しかしながら、ユーザーの選択した任
意の用紙の上に印刷を行うと、その用紙が標準の白色で
ない場合に、実際の印刷画像が色バランスの悪いものに
なってしまう。経済性等を考慮すれば、この種の印刷用
紙は、可能な限り手持ちのものを自由に選択して使用で
きることが好ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。本発明のカラー印刷処理
装置は、印刷用紙の印刷面をカラー印刷前に読み取り、
印刷面の画素毎の色成分を検出して、印刷面全体の画素
毎の用紙色補正信号を得る印刷面読み取り部と、印刷用
の原画像データと用紙色補正信号とを対応する画素毎に
受け入れて、補正画像データを生成する用紙色補正部
と、印刷面上で対応する画素の位置を一致させるよう
に、用紙色補正部から補正画像データを受け入れて、印
刷用紙に印刷を実行する印刷部を備える。
【0006】また、別のカラー印刷処理装置は、印刷用
紙の印刷面をカラー印刷直前に1ラインずつ読み取り、
当該ライン上の画素毎の色成分を検出して、用紙色補正
信号を得る印刷面読み取り部と、印刷用の原画像データ
と用紙色補正信号とを対応する画素毎に受け入れて、1
ライン分の補正画像データを生成する用紙色補正部と、
印刷面の読み取りライン上で、対応する画素の位置を一
致させるように、用紙色補正部から補正画像データを受
け入れて、印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備える。
【0007】更に、別のカラー印刷処理装置は、印刷用
紙をカラー印刷直前に読み取り、当該印刷用紙上の特定
の画素の色成分を検出して、用紙色補正信号を得る印刷
面読み取り部と、印刷用の原画像データの全ての画素に
ついて、用紙色補正信号を用いて補正画像データを生成
する用紙色補正部と、用紙色補正部から補正画像データ
を受け入れて、印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備え
る。
【0008】また、別のカラー印刷処理装置は、印刷用
紙の種類と、印刷用紙の種類毎の印刷面の全画素に対す
る色成分とを、それぞれ対応付けて記憶した用紙色補正
信号記憶部と、印刷用紙が選択されたとき、該当する印
刷用紙の用紙色補正信号を用紙色補正信号記憶部から読
み出して、印刷用の原画像データと用紙色補正信号とを
対応する画素毎に受け入れて、補正画像データを生成す
る用紙色補正部と、印刷面上で対応する画素の位置を一
致させるように、用紙色補正部から補正画像データを受
け入れて、印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備える。
【0009】
【作用】この装置は、予め印刷用紙の印刷面をイメージ
ラインセンサ等で読み取り、印刷用紙の色に対応する用
紙色補正信号を記憶する。そして、原画像データの各画
素について、これが印刷される部分の色に対応する用紙
色補正信号を取り出し、信号レベルの補正を行う。こう
すれば、用紙にいろいろな着色が施してあっても、適切
な補正により原画像データがオリジナルに近い色で印刷
される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のカラー印刷処理装置ブロック
図である。この装置は、印刷用紙1に対し印刷を行うた
めの印刷部2を備え、その際のカラー印刷品質を高める
ため、印刷面読み取り部3と原画像データメモリ6、用
紙色補正部7及び補正画像データバッファ8等を設けて
いる。印刷面読み取り部3には、イメージラインセンサ
4と用紙色補正信号記憶部5が設けられている。なお、
この用紙色補正信号記憶部5は、例えば赤、緑、青の各
色成分について画素毎に印刷面全体の色成分を格納する
構成のものである。
【0011】原画像データメモリ6は、これから印刷し
ようとする原画像データの各画素について、これを赤、
緑、青の色成分毎に記憶しておくメモリである。用紙色
補正部7は、用紙色補正信号記憶部5から1つの画素に
ついての信号を受け入れ、原画像データメモリ6から対
応する画素のデータを受け入れて、後で説明するような
信号補正を行う演算処理部である。これは、例えばプロ
セッサと、後で説明する演算処理を実行するためのプロ
グラムメモリ等から実行される。補正画像データバッフ
ァ8は、用紙色補正部7の出力を受け入れて印刷のため
の各色成分の画像データを格納するメモリである。な
お、この出力は、直接あるいはその他の各種の信号処理
回路を経て印刷部2に向け送り込まれるものとする。
【0012】なお、以下の説明において、印刷用紙1に
印刷される画像データの高さ方向の画素数をh、幅方向
の画素数をwとする。図の原画像データは、赤成分がr
(i,j)、緑成分がg(i,j)、青成分がb(i,
j)と表現されている。なお、iは上記の理由から1〜
hまでの値をとり、jは1〜wまでの値をとる。(i,
j)は各画素のアドレスを示している。用紙色補正信号
は、R(i,j)、G(i,j)、B(i,j)と表現
した。そして、補正後の画像データはr*(i,j)、
g*(i,j)、b*(i,j)というように表現して
いる。
【0013】図2には、原画像データ説明図を示す。こ
の図に示すように、原画像データは赤、緑、青の成分か
ら構成される。(a)に示す赤の画像データは、左上隅
がr(1,1)、右下隅がr(h,w)、(b)に示す
緑の画像データは、左上隅がg(1,1)、右下隅がg
(h,w)、(c)に示す青の画像データは、左上隅が
b(1,1)、右下隅がb(h,w)とされる。なお、
図1に示したイメージラインセンサ4は、印刷用紙1の
印刷面を読み取って、その色成分を検出する。この色成
分は印刷前に元々存在するものであるから、原画像デー
タを用紙の色に関わらずオリジナルの色に印刷するため
には、原画像データから用紙色補正信号をそれぞれ相殺
すればよい。用紙色補正部7は、このような演算処理を
行っている。即ち、例えば赤成分はr(i,j)からR
(i,j)を差し引いたr*(i,j)となる。他の色
についても同様である。
【0014】図3には、このような用紙色補正部の動作
フローチャート(その1)を示す。まず、ステップS1
において、iを1に、ステップS2において、jを1に
して1番左上隅の画素から処理を開始する。そして、ス
テップS3において、図1に示す用紙色補正部7は原画
像データメモリ6から最初の色データを入力する。ステ
ップS4において、用紙色補正信号記憶部5から用紙色
補正信号を受け入れる。更に、ステップS5において、
色データから用紙の色補正信号を差し引く計算を行う。
次に、ステップS6において、結果として得られた色デ
ータを出力する。
【0015】その後、ステップS7において、jがwか
どうかを判断する。これは、右下隅までの画素について
の処理が完了したかどうかを判断する部分である。jが
w以下の場合には、ステップS8に移り、jをインクリ
メントしてステップS3に戻る。また、こうしてライン
方向(主走査方向)に演算処理を行い、1ライン分の演
算処理が終ると、ステップS9に移り、iがhがどうか
が判断される。今度は、これにより副走査方向の演算処
理を繰り返す。全ライン分の処理が終了するまでは、ス
テップS10に移り、iがインクリメントされる。こう
して、全画面について補正処理を終ると、用紙色補正部
の動作が終了する。
【0016】その後、これらのデータが図1に示す印刷
部2へ送られ印刷される。なお、印刷は丁度印刷用紙1
の印刷面1A上で、用紙色補正信号を得た場所にその信
号によって補正した原画像データに対応する色を印刷す
る。このようにすれば、印刷をする用紙の場所毎の色の
違いによるカラー印刷の印刷結果のばらつきを最小にす
ることができる。
【0017】図4には、本発明の変形例による印刷面読
み取り部動作説明図(その1)を示す。これまでの実施
例では、用紙の印刷の全面について予め用紙色補正信号
を得るようにしていた。一方、この実施例では、1ライ
ン分の用紙色補正信号を読み取り、その信号によって画
像データを補正し、直ちに同一のライン9上に補正画像
データによる印刷を行うようにしている。このとき使用
するイメージラインセンサ4は、図1に示した実施例で
使用したものと同一でよい。なお、図1で説明した場合
と同様に、印刷面の1ラインについて用紙の色補正信号
を得た場合、全く同一のライン上にその信号により補正
した補正画像データを用いて印刷を行うことが必要であ
る。
【0018】図5には、本発明のカラー印刷処理装置ブ
ロック図(その2)を示す。図4で原理を説明した装置
は、具体的にはこの図に示すような構成となる。図の印
刷面読み取り部3−1は、印刷用紙1の印刷面1Aを印
刷直前に1ラインずつ読み取る。なお、この読み取りと
印刷は例えば交互に行い、読み取りを行ったラインと同
一のライン上に印刷できるようにイメージラインセンサ
と印字ヘッドとの位置関係をセットできればよい。しか
しながら、これらの部品の配置等でそのような制御が難
しい場合には、イメージラインセンサは数ライン前の印
刷面を読み取り、何ラインか遅れたタイミングで印字ヘ
ッドが追従するといった方法でもよい。イメージライン
センサ4の出力を1ラインずつ格納するために、図5の
実施例では1ライン分の用紙色補正信号記憶部5−1が
設けられている。ここには、赤、緑、青の信号成分につ
いて、それぞれ1ライン分の記憶容量を持つ記憶部が設
けられている。
【0019】この他にこの図に設けられた原画像データ
メモリ6や補正画像データバッファ8は、図1に示した
ものと同様の構成をしている。また、用紙色補正部7−
1も図1に示したものと同様、プロセッサや演算処理た
めのプログラムメモリ等から構成される。その演算処理
の方法は、やはり図1に示したものと同様、対応する画
素について原画像データから色補正信号を差し引くとい
った内容となっている。
【0020】この例では、用紙色補正信号記憶部を十分
に少容量にでき、装置のコストダウンを図ることができ
る。また、図1の実施例では、用紙の位置を固定し、印
刷面をイメージラインセンサを動かしながら読み取ると
共に、その後印字ヘッドを用紙面に導き印刷するといっ
た構成の装置が適し、しかも原画像データメモリ6上で
複雑な画像データの演算処理を行うような装置に適す
る。一方、図5の装置はイメージラインセンサと印字ヘ
ッドとを並べて配置し、その前方で用紙を移動させた
り、逆にイメージラインセンサと印字ヘッドを用紙の印
刷面上で移動させるといった形式の簡便な装置に適す
る。
【0021】図6に、用紙色補正部の動作フローチャー
ト(その2)を示す。この図により、図5に示した実施
例の動作を説明する。まず、ステップS1において、i
を1にセットし、ステップS2において、jを1にセッ
トする。こうして、パラメータを印刷面の左上隅にセッ
トする。その後、ステップS3において、イメージライ
ンセンサの読み取り信号を入力する。この例では、この
信号がそのまま用紙色補正信号となっている。次に、ス
テップS4とステップS5において、ラインの左端から
右端まで読み取りを行うように、パラメータjを順にイ
ンクリメントする。1ラインの読み取りが終ると、ステ
ップS6に移り、jを1に戻す。そして、ステップS7
において、原画像データを入力し、ステップS8におい
て、用紙色補正の演算処理を行う。
【0022】次に、ステップS9において、ステップS
8で得られた補正画像データを補正画像データバッファ
に向けて出力する。その後、ステップS10において、
jがwになったかどうかを判断し、ステップS10から
ステップS11に移り、ステップS7に戻るループによ
って1ライン分の補正処理を行う。この処理が終了する
とステップS12に移り、用紙を1ライン進める。即
ち、この例ではイメージラインセンサと印字ヘッドは停
止しており、用紙が搬送される構成となっている。ステ
ップS13では、用紙全面について、このような補正と
印刷処理が終了したかを判断する。パラメータiがhで
なければステップS14に移り、再びステップS2に戻
って、用紙全面についての補正と印刷処理が実行され
る。
【0023】図7に、印刷面読み取り部動作説明図(そ
の2)を示す。この実施例は、これまでの実施例と異な
り、印刷用紙のごく一部についてその色を読み取り、こ
れを全体の色信号の補正に使用する。即ち、印刷用紙が
均一な色の場合には、このような処理が可能となる。こ
の場合、これまでの実施例よりも更にメモリ容量を少な
くし、演算処理を容易にすることができる。即ち、図7
に示すように、印刷用紙1の左上隅に近い部分に1ドッ
ト分のカラーセンサ4−1が配置されている。このカラ
ーセンサを配置する場所は、必ずしも印刷面1A上でな
くてよい。即ち、この印刷用紙1が全面的にほぼ同一の
色であるものとして、印刷用紙の隅やその他任意の位置
に配置することができる。もちろん、印刷面1Aの部分
とその他の部分の色が著しく相違するような場合には、
1ドット分のカラーセンサ4−1を印刷面1Aの上に配
置することが好ましい。
【0024】また、印刷用紙1の汚れ等をカラーセンサ
4−1が検出して補正信号にしてしまわないために、例
えば、このカラーセンサが印刷用紙1のある程度の面積
の複数のドットの色を検出し、その中で極大、極小値を
とるものを削除し、ほぼ平均化されたものを採用すると
いった構成も可能である。こうして得た1ドット分の用
紙色補正信号は図に示す用紙色補正信号記憶部5−2に
格納される。この実施例では、このようにして印刷面読
み取り部3−2が構成される。原画像データメモリ6と
補正画像データバッファ8の構成はこれまでの実施例と
全く同様である。また、用紙色補正部7−2は1ドット
分の用紙色補正信号が固定されているため、各色成分か
ら差し引く値R,G,Bが定数として設定される。従っ
て、これまでで最も簡単な演算処理が実行されることに
なる。
【0025】図8に、用紙色補正部動作フローチャート
(その3)を示す。この図に示すように、図7に示す実
施例の装置は動作する。まず、ステップS1とステップ
S2では、これまで同様、パラメータi,jを1にセッ
トする。そして、ステップS3において、原画像データ
メモリから原画像データを入力する。次に、ステップS
4において、先に説明した要領で色補正の計算を行い、
ステップS5において、補正画像データを出力する。ス
テップS6、ステップS7は、画像のライン方向即ち主
走査方向に処理を移動させるもので、ステップS8、ス
テップS9は、高さ方向即ち副走査方向に処理を移動さ
せるものである。こうして印刷面全面に渡る補正処理が
実行される。
【0026】図9には、固定色補正部ブロック図を示
す。上記のような色補正を用紙の色に対応して行った
後、更に装置の特性に応じて、従来行われたような色補
正を行うことが好ましい。この場合の色補正には、予め
色補正パラメータA11〜A34が用意される。これ
は、色補正パラメータメモリ16に格納され記憶され
る。そして、固定色補正部17には、プロセッサと、こ
の図に示す演算処理を実行するプログラムメモリ等が設
けられる。この固定色補正部17は中間画像データ1
5、即ち図1に示した用紙色補正部7等から出力された
中間的なデータを受け入れて色補正を行い、補正画像デ
ータバッファ18に向け出力する部分である。補正画像
データバッファ18の出力は、その後印刷部2に送られ
印刷される。
【0027】上記固定色補正部17の動作は従来行われ
ていた動作であるが、印刷部で使われるカラーインクは
完全にR,G,Bのカラーとマッチしないため、この図
に示すように、各色成分について色補正パラメータをA
11〜A33を用いて補正した後、更に別のパラメータ
A14、A24、A34によってオフセット補正するよ
うにしている。固定色補正についてはこのように複雑な
演算処理を実行するため、本発明による用紙の色補正は
このような補正を行う前に実行しておくことが好まし
い。
【0028】なお、ディスプレイ等に表示するための画
像データは、赤、緑、青の3種類の色成分を基準に設定
されるが、印刷の場合にはシアン、マゼンタ、イエロー
といった色成分が採用される。従って、実際にはこのよ
うな演算処理の後、あるいはこのような演算処理の前
に、シアン、マゼンタ、イエローの色成分に換算変換し
て同様の処理を実行することになる。
【0029】図10に、固定色補正部の動作フローチャ
ートを示す。このステップS1、ステップS2は、これ
まで同様、パラメータi,jの初期化である。そして、
ステップS3において、中間画像データを受け入れ、ス
テップS4において、固定色補正の計算を行う。ステッ
プS5では、こうして得られた補正画像データを出力す
る。ステップS6、S7はライン方向(主走査方向)の
移動で、ステップS8、S9は副走査方向の移動であ
る。こうして、全画素についての固定色補正が終了す
る。
【0030】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では、予め印刷用紙の印刷面あるいはその他の
部分について読み取りを行い、用紙色補正信号を得るよ
うにしていた。しかしながら、印刷装置で使用する用紙
が何種類かに限定されているような場合は、予めその用
紙に対応する用紙色補正信号を用紙色補正信号記憶部に
格納しておけばよい。そして印刷用紙の種類に応じて予
め用意した対応する用紙色補正信号を読み出し、これを
使用して用紙色補正処理を実行することも可能である。
このような場合には、必ずしもイメージラインセンサ等
の印刷面読み取り部は必要としない。また、上記のよう
な用紙色補正のための演算処理は、単純に原画像データ
から用紙色補正信号を差し引くだけでなく、適当なパラ
メータを掛け合わせるといった処理も可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明のカラー印刷処理装
置によれば、印刷用紙の印刷面をカラー印刷前に読み取
り、あるいは予め印刷用紙の種類毎に用紙色補正信号を
用意し、印刷用の原画像データと用紙色補正信号とを対
応する画素毎に処理して印刷を行うようにしたので、用
紙の色に関わらずカラー印刷の印刷結果のばらつきを最
小にし、よりオリジナルに近い色の印刷を行うことが可
能になる。従って、例えば黄色がかった用紙ややや黒っ
ぽい色の用紙に印刷した場合でも、極力オリジナルの色
に近い色で印刷を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー印刷処理装置ブロック図(その
1)である。
【図2】原画像データの説明図である。
【図3】用紙色補正部の動作フローチャート(その1)
である。
【図4】印刷面読み取り部動作説明図(その1)であ
る。
【図5】本発明のカラー印刷処理装置ブロック図(その
2)である。
【図6】用紙色補正部の動作フローチャート(その2)
である。
【図7】印刷面読み取り部動作説明図(その2)であ
る。
【図8】用紙色補正部の動作フローチャート(その3)
である。
【図9】固定色補正部ブロック図である。
【図10】固定色補正部の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷用紙 1A 印刷面 2 印刷部 3 印刷面読み取り部 4 イメージラインセンサ 5 用紙色補正信号記憶部 6 原画像データメモリ 7 用紙色補正部 8 補正画像データバッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙の印刷面をカラー印刷前に読み
    取り、印刷面の画素毎の色成分を検出して、印刷面全体
    の画素毎の用紙色補正信号を得る印刷面読み取り部と、 印刷用の原画像データと前記用紙色補正信号とを対応す
    る画素毎に受け入れて、補正画像データを生成する用紙
    色補正部と、 前記印刷面上で前記対応する画素の位置を一致させるよ
    うに、前記用紙色補正部から前記補正画像データを受け
    入れて、前記印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備えた
    ことを特徴とするカラー印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 印刷用紙の印刷面をカラー印刷直前に1
    ラインずつ読み取り、当該ライン上の画素毎の色成分を
    検出して、用紙色補正信号を得る印刷面読み取り部と、 印刷用の原画像データと前記用紙色補正信号とを対応す
    る画素毎に受け入れて、1ライン分の補正画像データを
    生成する用紙色補正部と、 前記印刷面の前記読み取りライン上で、前記対応する画
    素の位置を一致させるように、前記用紙色補正部から前
    記補正画像データを受け入れて、前記印刷用紙に印刷を
    実行する印刷部を備えたことを特徴とするカラー印刷処
    理装置。
  3. 【請求項3】 印刷用紙をカラー印刷直前に読み取り、
    当該印刷用紙上の特定の画素の色成分を検出して、用紙
    色補正信号を得る印刷面読み取り部と、 印刷用の原画像データの全ての画素について、前記用紙
    色補正信号を用いて補正画像データを生成する用紙色補
    正部と、 前記用紙色補正部から前記補正画像データを受け入れ
    て、前記印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備えたこと
    を特徴とするカラー印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 印刷用紙の種類と、印刷用紙の種類毎の
    印刷面の全画素に対する色成分とを、それぞれ対応付け
    て記憶した用紙色補正信号記憶部と、 印刷用紙が選択されたとき、該当する印刷用紙の用紙色
    補正信号を前記用紙色補正信号記憶部から読み出して、 印刷用の原画像データと前記用紙色補正信号とを対応す
    る画素毎に受け入れて、補正画像データを生成する用紙
    色補正部と、 前記印刷面上で前記対応する画素の位置を一致させるよ
    うに、前記用紙色補正部から前記補正画像データを受け
    入れて、前記印刷用紙に印刷を実行する印刷部を備えた
    ことを特徴とするカラー印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 印刷用の原画像データと前記用紙色補正
    信号とを受け入れて、中間画像データを生成する用紙色
    補正部と、 この中間画像データを受け入れて装置固有の色補正を実
    行する固有色補正部と、 前記補正画像データを受け入れて、前記印刷用紙に印刷
    を実行する印刷部を備えたことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載のカラー印刷処理装置。
JP6257629A 1994-09-27 1994-09-27 カラー印刷処理装置 Pending JPH0898047A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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