JPH0897972A - 画像読み取り装置の走行体駆動装置 - Google Patents
画像読み取り装置の走行体駆動装置Info
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- JPH0897972A JPH0897972A JP6235568A JP23556894A JPH0897972A JP H0897972 A JPH0897972 A JP H0897972A JP 6235568 A JP6235568 A JP 6235568A JP 23556894 A JP23556894 A JP 23556894A JP H0897972 A JPH0897972 A JP H0897972A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、正確な副走査駆動を行うことがで
きるようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、透過原稿読み取り用原稿台を反
射原稿読み取り用の第1走行体11及び第2走行体30
2のどちらか一方に設置し、リニアエンコーダ210を
用いて第1走行体11及び第2走行体302の副走査制
御を行う装置において、リニアエンコーダ210を透過
原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原
稿台が設置されている走行体に設置し、リニアエンコー
ダ210の設置位置を透過原稿設置位置の高さに等しい
か略等しい位置としたものである。
きるようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、透過原稿読み取り用原稿台を反
射原稿読み取り用の第1走行体11及び第2走行体30
2のどちらか一方に設置し、リニアエンコーダ210を
用いて第1走行体11及び第2走行体302の副走査制
御を行う装置において、リニアエンコーダ210を透過
原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原
稿台が設置されている走行体に設置し、リニアエンコー
ダ210の設置位置を透過原稿設置位置の高さに等しい
か略等しい位置としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読み取り装置の走行
体駆動装置に関する。
体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5ー236218号公報には、反
射原稿読み取り系と透過原稿読み取り系における副走査
系を共通化することで画像読み取り装置の小型化及び低
コスト化を図ることを目的として、反射原稿を読み取る
モードと、フィルム等の透過原稿を読み取るモードとが
選択可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読
み取りに別々に用いられる光源及び原稿台を有する画像
読み取り装置において、フィルム等の透過原稿を読み取
るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及び
第2走行体のどちらか一方に設置するようにしたものが
記載されている。
射原稿読み取り系と透過原稿読み取り系における副走査
系を共通化することで画像読み取り装置の小型化及び低
コスト化を図ることを目的として、反射原稿を読み取る
モードと、フィルム等の透過原稿を読み取るモードとが
選択可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読
み取りに別々に用いられる光源及び原稿台を有する画像
読み取り装置において、フィルム等の透過原稿を読み取
るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及び
第2走行体のどちらか一方に設置するようにしたものが
記載されている。
【0003】また、2つの走行体を2対1の速度で駆動
して原稿を読み取る画像読み取り装置の走行体駆動装置
において、走行体駆動用ワイヤの代りにスチールベルト
を用い、さらに、2つの走行体のいずれか一方をリニア
モータもしくは超音波モータで駆動することにより、副
走査駆動の高精度化を図ったものが提案されている。ま
た、副走査制御で通常良く用いられる方式は、任意の1
箇所にリニアエンコーダを設置して副走査の速度や位置
を検知し、このリニアエンコーダからのフィードバック
信号を用いて走行体駆動用モータを制御する方式であ
る。
して原稿を読み取る画像読み取り装置の走行体駆動装置
において、走行体駆動用ワイヤの代りにスチールベルト
を用い、さらに、2つの走行体のいずれか一方をリニア
モータもしくは超音波モータで駆動することにより、副
走査駆動の高精度化を図ったものが提案されている。ま
た、副走査制御で通常良く用いられる方式は、任意の1
箇所にリニアエンコーダを設置して副走査の速度や位置
を検知し、このリニアエンコーダからのフィードバック
信号を用いて走行体駆動用モータを制御する方式であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像読み取り装置
は小型化及び低コスト化を計ることができ、上記画像読
み取り装置の走行体駆動装置では副走査駆動の高精度化
を図ることができるが、これらの装置では、副走査の速
度や位置を検知するエンコーダからのフィードバック信
号と、原稿読み取り位置での走行体の実際の速度や位置
との関係については、触れられていない。
は小型化及び低コスト化を計ることができ、上記画像読
み取り装置の走行体駆動装置では副走査駆動の高精度化
を図ることができるが、これらの装置では、副走査の速
度や位置を検知するエンコーダからのフィードバック信
号と、原稿読み取り位置での走行体の実際の速度や位置
との関係については、触れられていない。
【0005】また、上記方式では、リニアエンコーダの
位置と透過原稿もしくは反射原稿の読み取り位置とが上
下方向にずれていた場合、リニアエンコーダの出力信号
は正確なフィードバック信号ではないという欠点があ
る。そして、リニアエンコーダの位置と透過原稿もしく
は反射原稿の読み取り位置とを正確に合わせることは極
めて難しい。このため、正確な副走査駆動を行うことが
できない。
位置と透過原稿もしくは反射原稿の読み取り位置とが上
下方向にずれていた場合、リニアエンコーダの出力信号
は正確なフィードバック信号ではないという欠点があ
る。そして、リニアエンコーダの位置と透過原稿もしく
は反射原稿の読み取り位置とを正確に合わせることは極
めて難しい。このため、正確な副走査駆動を行うことが
できない。
【0006】本発明は、上記問題点を改善し、正確な副
走査駆動を行うことができる画像読み取り装置の走行体
駆動装置を提供することを目的とする。
走査駆動を行うことができる画像読み取り装置の走行体
駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、反射原稿を読み取るモード
と、透過原稿を読み取るモードとが選択可能であって、
反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別々に用い
られる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み取るため
の原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及び第2走
行体のどちらか一方に設置し、副走査フィードバック制
御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体及び前記
第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、前記副走査フィードバック制御用
リニアエンコーダを透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
設置し、かつ、前記副走査フィードバック制御用リニア
エンコーダの設置位置を透過原稿設置位置の高さに等し
いかほぼ等しい位置としたものである。
め、請求項1記載の発明は、反射原稿を読み取るモード
と、透過原稿を読み取るモードとが選択可能であって、
反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別々に用い
られる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み取るため
の原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及び第2走
行体のどちらか一方に設置し、副走査フィードバック制
御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体及び前記
第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、前記副走査フィードバック制御用
リニアエンコーダを透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
設置し、かつ、前記副走査フィードバック制御用リニア
エンコーダの設置位置を透過原稿設置位置の高さに等し
いかほぼ等しい位置としたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、反射原稿を読み取
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装
置の走行体駆動装置において、前記副走査フィードバッ
ク制御用リニアエンコーダを前記第1走行体に設置し、
かつ、前記副走査フィードバック制御用リニアエンコー
ダの設置位置を反射原稿設置位置の高さに等しいかほぼ
等しい位置としたものである。
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装
置の走行体駆動装置において、前記副走査フィードバッ
ク制御用リニアエンコーダを前記第1走行体に設置し、
かつ、前記副走査フィードバック制御用リニアエンコー
ダの設置位置を反射原稿設置位置の高さに等しいかほぼ
等しい位置としたものである。
【0009】請求項3記載の発明は、反射原稿を読み取
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装
置の走行体駆動装置において、前記副走査フィードバッ
ク制御用リニアエンコーダとして複数のリニアエンコー
ダを上下方向に離して設置し、この複数のリニアエンコ
ーダのうちの1つを透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
任意の高さに設置し、前記複数のリニアエンコーダのう
ちの他の1つを前記第1走行体に任意の高さに設置し、
反射原稿読み取り時には前記第1走行体に設置したリニ
アエンコーダを用い、透過原稿読み取り時には透過原稿
読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台
が設置されている走行体に設置したリニアエンコーダを
用いるものである。
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み取り装
置の走行体駆動装置において、前記副走査フィードバッ
ク制御用リニアエンコーダとして複数のリニアエンコー
ダを上下方向に離して設置し、この複数のリニアエンコ
ーダのうちの1つを透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
任意の高さに設置し、前記複数のリニアエンコーダのう
ちの他の1つを前記第1走行体に任意の高さに設置し、
反射原稿読み取り時には前記第1走行体に設置したリニ
アエンコーダを用い、透過原稿読み取り時には透過原稿
読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台
が設置されている走行体に設置したリニアエンコーダを
用いるものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、前記第1走
行体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置位置の
高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し、透過原稿読み
取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設
置されている走行体に設置するリニアエンコーダは透過
原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し
たものである。
像読み取り装置の走行体駆動装置において、前記第1走
行体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置位置の
高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し、透過原稿読み
取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設
置されている走行体に設置するリニアエンコーダは透過
原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し
たものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿読
み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過
原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に設置し
たリニアエンコーダの出力信号をフィードバック信号と
して用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信
号をフィードバック信号として用いるものである。
像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿読
み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過
原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に設置し
たリニアエンコーダの出力信号をフィードバック信号と
して用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信
号をフィードバック信号として用いるものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項2記載の画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読
み取り時には前記リニアエンコーダの出力信号をフィー
ドバック信号として用い、透過原稿読み取り時には前記
リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向
の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信
号を補正した信号をフィードバック信号として用いるも
のである。
像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読
み取り時には前記リニアエンコーダの出力信号をフィー
ドバック信号として用い、透過原稿読み取り時には前記
リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向
の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信
号を補正した信号をフィードバック信号として用いるも
のである。
【0013】請求項7記載の発明は、反射原稿を読み取
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り装置の
走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時には前記
リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方向
の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信
号を補正した信号をフィードバック信号として用い、透
過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透過原稿
読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて前記
リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフィード
バック信号として用いるものである。
るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能で
あって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに別
々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読み
取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体及
び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行体
及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り装置の
走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時には前記
リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方向
の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信
号を補正した信号をフィードバック信号として用い、透
過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透過原稿
読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて前記
リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフィード
バック信号として用いるものである。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1記載の画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿読
み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値のまま用
い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと反
射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記副走査制御の制御目標値を補正するものである。
像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿読
み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値のまま用
い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと反
射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記副走査制御の制御目標値を補正するものである。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項2記載の画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読
み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値のまま用
い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透
過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記副走査制御の制御目標値を補正するものである。
像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読
み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値のまま用
い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透
過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記副走査制御の制御目標値を補正するものである。
【0016】請求項10記載の発明は、反射原稿を読み
取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能
であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに
別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読
み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体
及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行
体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り装置
の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時には前
記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方
向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御目標値
を補正し、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するもので
ある。
取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択可能
であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取りに
別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿を読
み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走行体
及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1走行
体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り装置
の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時には前
記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方
向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御目標値
を補正し、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するもので
ある。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、副走査フィードバッ
ク制御用リニアエンコーダは、透過原稿読み取り用原稿
台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されてい
る走行体に透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等し
く設置され、副走査の速度や位置を検知する。
ク制御用リニアエンコーダは、透過原稿読み取り用原稿
台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されてい
る走行体に透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等し
く設置され、副走査の速度や位置を検知する。
【0018】請求項2記載の発明では、副走査フィード
バック制御用リニアエンコーダは、第1走行体に反射原
稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しく設置され、副走
査の速度や位置を検知する。
バック制御用リニアエンコーダは、第1走行体に反射原
稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しく設置され、副走
査の速度や位置を検知する。
【0019】請求項3記載の発明では、反射原稿読み取
り時には第1走行体に設置したリニアエンコーダが用い
られ、透過原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿
台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されてい
る走行体に設置したリニアエンコーダが用いられる。
り時には第1走行体に設置したリニアエンコーダが用い
られ、透過原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿
台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されてい
る走行体に設置したリニアエンコーダが用いられる。
【0020】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、第1走行
体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置位置の高
さに等しいかほぼ等しい位置で副走査の速度や位置を検
知し、透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読
み取り用原稿台が設置されている走行体に設置するリニ
アエンコーダは透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ
等しい位置で副走査の速度や位置を検知する。
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、第1走行
体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置位置の高
さに等しいかほぼ等しい位置で副走査の速度や位置を検
知し、透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読
み取り用原稿台が設置されている走行体に設置するリニ
アエンコーダは透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ
等しい位置で副走査の速度や位置を検知する。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿
読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透
過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に設置
したリニアエンコーダの出力信号がフィードバック信号
として用いられ、反射原稿読み取り時にはリニアエンコ
ーダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違い
に基づいてリニアエンコーダの出力信号を補正した信号
がフィードバック信号として用いられる。
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿
読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透
過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に設置
したリニアエンコーダの出力信号がフィードバック信号
として用いられ、反射原稿読み取り時にはリニアエンコ
ーダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違い
に基づいてリニアエンコーダの出力信号を補正した信号
がフィードバック信号として用いられる。
【0022】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時にはリニアエンコーダの出力信号がフィード
バック信号として用いられ、透過原稿読み取り時にはリ
ニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の
位置の違いに基づいてリニアエンコーダの出力信号を補
正した信号がフィードバック信号として用いられる。
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時にはリニアエンコーダの出力信号がフィード
バック信号として用いられ、透過原稿読み取り時にはリ
ニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の
位置の違いに基づいてリニアエンコーダの出力信号を補
正した信号がフィードバック信号として用いられる。
【0023】請求項7記載の発明では、反射原稿読み取
り時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいてリニアエンコーダの出
力信号を補正した信号がフィードバック信号として用い
られ、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダと透過
原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて
リニアエンコーダの出力信号を補正した信号がフィード
バック信号として用いられる。
り時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいてリニアエンコーダの出
力信号を補正した信号がフィードバック信号として用い
られ、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダと透過
原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて
リニアエンコーダの出力信号を補正した信号がフィード
バック信号として用いられる。
【0024】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿
読み取り時には副走査制御の制御目標値が設定値のまま
用いられ、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダと
反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づ
いて副走査制御の制御目標値が補正される。
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過原稿
読み取り時には副走査制御の制御目標値が設定値のまま
用いられ、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダと
反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づ
いて副走査制御の制御目標値が補正される。
【0025】請求項9記載の発明では、請求項2記載の
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時には副走査制御の制御目標値が設定値のまま
用いられ、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダと
透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づ
いて副走査制御の制御目標値が補正される。
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時には副走査制御の制御目標値が設定値のまま
用いられ、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダと
透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づ
いて副走査制御の制御目標値が補正される。
【0026】請求項10記載の発明では、反射原稿読み
取り時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置と
の上下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目
標値が補正され、透過原稿読み取り時にはリニアエンコ
ーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違い
に基づいて副走査制御の制御目標値が補正される。
取り時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置と
の上下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目
標値が補正され、透過原稿読み取り時にはリニアエンコ
ーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違い
に基づいて副走査制御の制御目標値が補正される。
【0027】
【実施例】図2は本発明を応用した透過原稿及び反射原
稿の読み取りが可能な画像読み取り装置の一例を示す。
図2において、1は反射原稿読み取り用のコンタクトガ
ラスからなる原稿台であり、この原稿台1には反射読み
取り用の原稿2が置かれる。3は原稿台1上の反射原稿
2を照明するための光源である。この光源3により照明
された反射原稿2からの反射光は、反射原稿読み取り光
学系を構成している反射ミラー4、5、6で反射された
後に、反射原稿読み取り用の結像レンズ7により読み取
り用の光電変換素子、例えばCCDラインセンサ8に結
像されて光電変換される。
稿の読み取りが可能な画像読み取り装置の一例を示す。
図2において、1は反射原稿読み取り用のコンタクトガ
ラスからなる原稿台であり、この原稿台1には反射読み
取り用の原稿2が置かれる。3は原稿台1上の反射原稿
2を照明するための光源である。この光源3により照明
された反射原稿2からの反射光は、反射原稿読み取り光
学系を構成している反射ミラー4、5、6で反射された
後に、反射原稿読み取り用の結像レンズ7により読み取
り用の光電変換素子、例えばCCDラインセンサ8に結
像されて光電変換される。
【0028】また、10は反射原稿読み取り光学系と透
過原稿読み取り光学系の切り替えを行うための反射ミラ
ーであり、一端部10aを中心に回転自在に設置されて
例えば回転モータ(図示せず)等により回動されて光路
切り替えを行う。ここで、反射ミラー10は、反射原稿
読み取り用の位置が図示の実線位置であり、透過原稿読
み取り用の位置が図示の破線位置10’である。詳細に
は、反射ミラー10は、反射原稿読み取り時には読み取
り用の光軸とほぼ平行になる位置に設置され、透過原稿
読み取り時には反射原稿読み取り用の光軸と45°の角
度をなす位置に設置される。
過原稿読み取り光学系の切り替えを行うための反射ミラ
ーであり、一端部10aを中心に回転自在に設置されて
例えば回転モータ(図示せず)等により回動されて光路
切り替えを行う。ここで、反射ミラー10は、反射原稿
読み取り用の位置が図示の実線位置であり、透過原稿読
み取り用の位置が図示の破線位置10’である。詳細に
は、反射ミラー10は、反射原稿読み取り時には読み取
り用の光軸とほぼ平行になる位置に設置され、透過原稿
読み取り時には反射原稿読み取り用の光軸と45°の角
度をなす位置に設置される。
【0029】このような構成において、反射原稿読み取
り時には、反射ミラー4及び光源3を乗せた通称第1走
行体11と、反射ミラー5、6を乗せた通称第2走行体
301が図中Aの方向に2対1の速度比で副走査駆動さ
れることにより、CCDラインセンサ8の自己走査によ
る主走査と合わせて反射原稿2の全面が読み取られるよ
うになっている。
り時には、反射ミラー4及び光源3を乗せた通称第1走
行体11と、反射ミラー5、6を乗せた通称第2走行体
301が図中Aの方向に2対1の速度比で副走査駆動さ
れることにより、CCDラインセンサ8の自己走査によ
る主走査と合わせて反射原稿2の全面が読み取られるよ
うになっている。
【0030】12は透過原稿読み取り用のコンタクトガ
ラスからなる原稿台であり、この原稿台12にはフィル
ム等の透過読み取り用の原稿13が乗せられる。14は
原稿台12上の透過原稿13を照明するための光源であ
る。この光源14からの直接光及び、反射板15からの
反射光は、反射板16で反射され、拡散板17により拡
散されて原稿台12上の透過原稿13に対する均一な照
明がなされる。この光源14、反射板15,16、拡散
板17からなる透過原稿読み取り用の光源装置は、例え
ば画像読み取り装置本体22に取り付けられている。
ラスからなる原稿台であり、この原稿台12にはフィル
ム等の透過読み取り用の原稿13が乗せられる。14は
原稿台12上の透過原稿13を照明するための光源であ
る。この光源14からの直接光及び、反射板15からの
反射光は、反射板16で反射され、拡散板17により拡
散されて原稿台12上の透過原稿13に対する均一な照
明がなされる。この光源14、反射板15,16、拡散
板17からなる透過原稿読み取り用の光源装置は、例え
ば画像読み取り装置本体22に取り付けられている。
【0031】さて、拡散板17を通して均一に照明され
た透過原稿13の透過光は、透過原稿読み取り用の光学
系である反射ミラー18、結像レンズ20、反射ミラー
19、光路切り替え用反射ミラー10’を介して、反射
原稿読み取りと共通に用いられる光電変換素子8に結像
されて光電変換される。このような構成において、透過
原稿読み取り時には、原稿台12及び透過原稿13が図
中Aの方向に副走査駆動され、CCDラインセンサ8の
自己走査による主走査と合わせて透過原稿13の全体が
読み取られる。
た透過原稿13の透過光は、透過原稿読み取り用の光学
系である反射ミラー18、結像レンズ20、反射ミラー
19、光路切り替え用反射ミラー10’を介して、反射
原稿読み取りと共通に用いられる光電変換素子8に結像
されて光電変換される。このような構成において、透過
原稿読み取り時には、原稿台12及び透過原稿13が図
中Aの方向に副走査駆動され、CCDラインセンサ8の
自己走査による主走査と合わせて透過原稿13の全体が
読み取られる。
【0032】ここに、透過原稿読み取り用の原稿台12
は反射原稿読み取り用の反射ミラー5,6と同様に反射
原稿読み取り用の第2走行体301に固設されており、
全体として反射原稿読み取り用の第2走行体302が構
成されている。これにより、反射原稿読み取り用の副走
査走行体と透過原稿読み取り用の副走査走行体との共通
化が図れ、透過原稿読み取り用の副走査走行体を省略で
きる。
は反射原稿読み取り用の反射ミラー5,6と同様に反射
原稿読み取り用の第2走行体301に固設されており、
全体として反射原稿読み取り用の第2走行体302が構
成されている。これにより、反射原稿読み取り用の副走
査走行体と透過原稿読み取り用の副走査走行体との共通
化が図れ、透過原稿読み取り用の副走査走行体を省略で
きる。
【0033】図1は本発明の第1実施例を示す。この第
1実施例は、図2に示す画像読み取り装置に応用したも
のであり、請求項1記載の発明の実施例のうち駆動源と
してダイレクトドライブ方式、特にリニア直流モータを
用いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例
である。また、図3は、第1実施例において、第2走行
体302とリニア直流モータ、反射原稿読み取り用の第
2走行体301、すなわち、原稿台1の透過原稿設置位
置とほぼ等しい高さ(もしくは透過原稿設置位置と等し
い高さ)に設置されているリニアエンコーダの相対位置
関係を示す図であって、図1を左側から見たところを示
す。
1実施例は、図2に示す画像読み取り装置に応用したも
のであり、請求項1記載の発明の実施例のうち駆動源と
してダイレクトドライブ方式、特にリニア直流モータを
用いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例
である。また、図3は、第1実施例において、第2走行
体302とリニア直流モータ、反射原稿読み取り用の第
2走行体301、すなわち、原稿台1の透過原稿設置位
置とほぼ等しい高さ(もしくは透過原稿設置位置と等し
い高さ)に設置されているリニアエンコーダの相対位置
関係を示す図であって、図1を左側から見たところを示
す。
【0034】反射原稿読み取り用の光源3および反射ミ
ラー4を保持した第1走行体11は、2箇所の軸受20
1A、201Bが第1ガイド軸202に嵌合されてお
り、他端の軸受201Cが第2ガイド軸203に接して
いる。第2走行体301は、第1ガイド軸202に2箇
所の軸受205A、205Bが嵌合しており、他端の2
箇所の軸受205C、205Dが第2ガイド軸203に
接している。
ラー4を保持した第1走行体11は、2箇所の軸受20
1A、201Bが第1ガイド軸202に嵌合されてお
り、他端の軸受201Cが第2ガイド軸203に接して
いる。第2走行体301は、第1ガイド軸202に2箇
所の軸受205A、205Bが嵌合しており、他端の2
箇所の軸受205C、205Dが第2ガイド軸203に
接している。
【0035】第2走行体301の下側には磁気回路形成
用の可動バックヨーク206および図示しないコイル基
板を介して駆動用のコイル207が取り付けられ、この
コイル207と対向する位置にはコイル207と一定の
エアーギャップを保ち、かつ、表面のS極、N極が副走
査方向に交互に配設されるように磁石208がやはり磁
気回路形成用の固定バックヨーク209を介して本体2
2に設置され、これらによりリニア直流モータが構成さ
れる。また、原稿台12が設置されている第2走行体3
01の透過原稿設置位置とほぼ同じ高さにはリニアエン
コーダ210が設置されている。
用の可動バックヨーク206および図示しないコイル基
板を介して駆動用のコイル207が取り付けられ、この
コイル207と対向する位置にはコイル207と一定の
エアーギャップを保ち、かつ、表面のS極、N極が副走
査方向に交互に配設されるように磁石208がやはり磁
気回路形成用の固定バックヨーク209を介して本体2
2に設置され、これらによりリニア直流モータが構成さ
れる。また、原稿台12が設置されている第2走行体3
01の透過原稿設置位置とほぼ同じ高さにはリニアエン
コーダ210が設置されている。
【0036】この第1実施例では、光源およびセンサー
を含んだリニアエンコーダ可動部分210Aが第2走行
体301に取り付けられており、この可動部分210A
は本体22に固定されているリニアスケールを含んだリ
ニアエンコーダ固定部分210Bと合わせて、いわゆる
光学式リニアインクリメンタルエンコーダ210を形成
している。この構成において、リニアエンコーダ210
の出力信号をもとに、図示しない制御系によりコイル2
07に電流を流すと、原稿台12を固設した第2走行体
301を図1中Aの方向へダイレクトドライブで副走査
駆動できる。
を含んだリニアエンコーダ可動部分210Aが第2走行
体301に取り付けられており、この可動部分210A
は本体22に固定されているリニアスケールを含んだリ
ニアエンコーダ固定部分210Bと合わせて、いわゆる
光学式リニアインクリメンタルエンコーダ210を形成
している。この構成において、リニアエンコーダ210
の出力信号をもとに、図示しない制御系によりコイル2
07に電流を流すと、原稿台12を固設した第2走行体
301を図1中Aの方向へダイレクトドライブで副走査
駆動できる。
【0037】第1走行体11、第2走行体302の第1
ガイド軸202、第2ガイド軸203の外側には、それ
ぞれ第1ベルト212、第2ベルト213が掛けられて
いる。第1ベルト212、第2ベルト213の掛け方、
動作等は全く同じであり、第1ベルト212の側面図を
図4(A)(B)に示す。第1ベルト212は、一端が
ベルトエンド300で本体22に固定され、第2走行体
301の2箇所の軸受205A、205Bに設けられた
図示しない軸に支持された動プーリ214A、214B
に各々半周づつ掛け回され、他端が再びベルトエンド3
00’で本体22に固定されている。同様に第2ベルト
213は、一端がベルトエンドで本体22に固定され、
第2走行体301の2箇所の軸受205C、205Dに
設けられた図示しない軸に支持された動プーリ214
C、214Dに各々半周づつ掛け回され、他端が再びベ
ルトエンドで本体22に固定されている。
ガイド軸202、第2ガイド軸203の外側には、それ
ぞれ第1ベルト212、第2ベルト213が掛けられて
いる。第1ベルト212、第2ベルト213の掛け方、
動作等は全く同じであり、第1ベルト212の側面図を
図4(A)(B)に示す。第1ベルト212は、一端が
ベルトエンド300で本体22に固定され、第2走行体
301の2箇所の軸受205A、205Bに設けられた
図示しない軸に支持された動プーリ214A、214B
に各々半周づつ掛け回され、他端が再びベルトエンド3
00’で本体22に固定されている。同様に第2ベルト
213は、一端がベルトエンドで本体22に固定され、
第2走行体301の2箇所の軸受205C、205Dに
設けられた図示しない軸に支持された動プーリ214
C、214Dに各々半周づつ掛け回され、他端が再びベ
ルトエンドで本体22に固定されている。
【0038】第1ベルト212の動プーリ214A、2
14B間の中間部分には所定の位置で第1走行体11が
第1走行体クランプ215Aによりクランプされ、第2
ベルト213の動プーリ214C、214D間の中間部
分には所定の位置で第1走行体11が第1走行体クラン
プ215Bによりクランプされている。
14B間の中間部分には所定の位置で第1走行体11が
第1走行体クランプ215Aによりクランプされ、第2
ベルト213の動プーリ214C、214D間の中間部
分には所定の位置で第1走行体11が第1走行体クラン
プ215Bによりクランプされている。
【0039】以上の構成により、第2走行体301をリ
ニアエンコーダ210により図1中Aの方向にダイレク
トドライブすると、第1ベルト212と2個の動プーリ
214A、214Bおよび、第2ベルト213と2個の
動プーリ214C、214Dの動作により、第1走行体
11が両側から第2走行体302の2倍の速度で駆動さ
れる。これにより、第1走行体11、第2走行体301
の2対1の速度比での副走査駆動が可能になる。ここ
で、図4(A)は副走査開始前の状態を示し、図4
(B)は副走査終了後の状態を示す。また、図4中Aの
方向は図1中Aの方向と同一である。
ニアエンコーダ210により図1中Aの方向にダイレク
トドライブすると、第1ベルト212と2個の動プーリ
214A、214Bおよび、第2ベルト213と2個の
動プーリ214C、214Dの動作により、第1走行体
11が両側から第2走行体302の2倍の速度で駆動さ
れる。これにより、第1走行体11、第2走行体301
の2対1の速度比での副走査駆動が可能になる。ここ
で、図4(A)は副走査開始前の状態を示し、図4
(B)は副走査終了後の状態を示す。また、図4中Aの
方向は図1中Aの方向と同一である。
【0040】ここで、第1ガイド軸202に嵌合する4
個の軸受201A、201B、205A、205Bとし
ては、例えば転がり軸受と加圧部材を組み合わせたもの
でも、また、丸棒と丸穴を組み合わせた摺動軸受でもよ
い。また、第1ベルト212、第2ベルト213として
は、金属性のものや、ゴム性のもの、その他のベルトで
あれば材質は特に問わないだけでなく、ワイヤ等を用い
てもかまわない。
個の軸受201A、201B、205A、205Bとし
ては、例えば転がり軸受と加圧部材を組み合わせたもの
でも、また、丸棒と丸穴を組み合わせた摺動軸受でもよ
い。また、第1ベルト212、第2ベルト213として
は、金属性のものや、ゴム性のもの、その他のベルトで
あれば材質は特に問わないだけでなく、ワイヤ等を用い
てもかまわない。
【0041】図5は第1実施例における制御装置を示
す。図5において、501は、マイクロコンピュータで
あり、マイクロプロセッサ502、リードオンリーメモ
リ(ROM)503、ランダムアクセスメモリ(RA
M)504がそれぞれバス505を介して接続されてい
るものである。506は、リニア直流モータの状態を指
令する状態指令信号を出力するための指令発生装置であ
り、速度指令信号等を発生する。指令発生装置506の
出力側はバス505に接続されている。
す。図5において、501は、マイクロコンピュータで
あり、マイクロプロセッサ502、リードオンリーメモ
リ(ROM)503、ランダムアクセスメモリ(RA
M)504がそれぞれバス505を介して接続されてい
るものである。506は、リニア直流モータの状態を指
令する状態指令信号を出力するための指令発生装置であ
り、速度指令信号等を発生する。指令発生装置506の
出力側はバス505に接続されている。
【0042】508は、リニアエンコーダ210の出力
信号を処理してデジタル値に変換する状態検出用インタ
ーフェイス装置であり、リニアエンコーダ210の出力
パルスを計数するカウンタを備えている。509は、駆
動用のインターフェイス装置であり、マイクロコンピュ
ータ501の演算結果のデジタル値を駆動装置510を
構成するパワー半導体、例えばトランジスタを動作させ
るパルス状信号に変換する。駆動装置510は、インタ
ーフェイス装置509からのパルス状信号に基づいて動
作し、リニア直流モータ511に印加する電圧を制御す
る。この結果、リニア直流モータ511、すなわち、リ
ニア直流モータ511に取り付けられた第1走行体1
1、第2走行体302を含んだ副走査走行体512は所
望の速度で駆動される。
信号を処理してデジタル値に変換する状態検出用インタ
ーフェイス装置であり、リニアエンコーダ210の出力
パルスを計数するカウンタを備えている。509は、駆
動用のインターフェイス装置であり、マイクロコンピュ
ータ501の演算結果のデジタル値を駆動装置510を
構成するパワー半導体、例えばトランジスタを動作させ
るパルス状信号に変換する。駆動装置510は、インタ
ーフェイス装置509からのパルス状信号に基づいて動
作し、リニア直流モータ511に印加する電圧を制御す
る。この結果、リニア直流モータ511、すなわち、リ
ニア直流モータ511に取り付けられた第1走行体1
1、第2走行体302を含んだ副走査走行体512は所
望の速度で駆動される。
【0043】リニア直流モータ511(副走査走行体5
12)の速度はリニアエンコーダ210とインターフェ
イス装置508により検出され、マイクロコンピュータ
501に取り込まれる。なお、以上はディスクリートタ
イプのマイクロコンピュータを用いた場合であるが、指
令発生装置506、駆動用インターフェイス装置50
9、状態検出用インターフェイス装置508が1チップ
化されたマイクロコンピュータを用いても同様な機能が
得られることは明らかである。
12)の速度はリニアエンコーダ210とインターフェ
イス装置508により検出され、マイクロコンピュータ
501に取り込まれる。なお、以上はディスクリートタ
イプのマイクロコンピュータを用いた場合であるが、指
令発生装置506、駆動用インターフェイス装置50
9、状態検出用インターフェイス装置508が1チップ
化されたマイクロコンピュータを用いても同様な機能が
得られることは明らかである。
【0044】ここで、第1実施例において、リニア直流
モータ511(副走査走行体512)の速度を検出する
方式、つまり、リニアエンコーダ210の出力信号を処
理する状態検出用インターフェイス装置508の処理方
式について説明する。状態検出用インターフェイス装置
508は、リニアエンコーダ210の出力パルスをマイ
クロプロセッサ502の割込み端子に送り、また、基準
クロック(図6のCLK)をカウントするカウンタを備
えている。
モータ511(副走査走行体512)の速度を検出する
方式、つまり、リニアエンコーダ210の出力信号を処
理する状態検出用インターフェイス装置508の処理方
式について説明する。状態検出用インターフェイス装置
508は、リニアエンコーダ210の出力パルスをマイ
クロプロセッサ502の割込み端子に送り、また、基準
クロック(図6のCLK)をカウントするカウンタを備
えている。
【0045】図6において、リニアエンコーダ210の
出力パルスOBのエッジ601が到達する直前の状態か
ら説明する。状態検出用インターフェイス装置508の
カウンタはリニアエンコーダ210の出力パルスOB周
期を基準クロックCLKをもとに、与えられたカウント
値(例えば0FFFFH)からのデクリメントカウント
で検出する。リニアエンコーダ210の出力パルスOB
のエッジ601がマイクロプロセッサ502の割込み端
子に到達すると、マイクロプロセッサ502は図7に示
す割込みルーチンの実行を開始する。
出力パルスOBのエッジ601が到達する直前の状態か
ら説明する。状態検出用インターフェイス装置508の
カウンタはリニアエンコーダ210の出力パルスOB周
期を基準クロックCLKをもとに、与えられたカウント
値(例えば0FFFFH)からのデクリメントカウント
で検出する。リニアエンコーダ210の出力パルスOB
のエッジ601がマイクロプロセッサ502の割込み端
子に到達すると、マイクロプロセッサ502は図7に示
す割込みルーチンの実行を開始する。
【0046】マイクロプロセッサ502は、カウンタの
デクリメントカウント値を状態検出用インターフェイス
装置508の内臓レジスタにラッチさせ(P1)、その
内臓レジスタにラッチされたデクリメントカウント値を
RAM504に格納する(P2)。そして、マイクロプ
ロセッサ502は、リニアエンコーダ210の出力パル
スOBの周期Tnをカウントするためのカウント初期値
(0FFFFH)を状態検出用インターフェイス装置5
08のカウンタに与えて再度リニアエンコーダ210の
出力パルスOBのデクリメントカウントを開始させ(P
3)、割込み処理を終了する。
デクリメントカウント値を状態検出用インターフェイス
装置508の内臓レジスタにラッチさせ(P1)、その
内臓レジスタにラッチされたデクリメントカウント値を
RAM504に格納する(P2)。そして、マイクロプ
ロセッサ502は、リニアエンコーダ210の出力パル
スOBの周期Tnをカウントするためのカウント初期値
(0FFFFH)を状態検出用インターフェイス装置5
08のカウンタに与えて再度リニアエンコーダ210の
出力パルスOBのデクリメントカウントを開始させ(P
3)、割込み処理を終了する。
【0047】再度、リニアエンコーダ210の出力パル
スOBのエッジ601がマイクロプロセッサ502の割
込み端子に到達すると、マイクロプロセッサ502は図
7のP1〜P3の処理を繰り返して行う。この時、リニ
アエンコーダ210の出力パルスOBの周期Tnにおけ
るリニア直流モータ511(走行体301)の速度v2
10(i)は次のようにして求められる。
スOBのエッジ601がマイクロプロセッサ502の割
込み端子に到達すると、マイクロプロセッサ502は図
7のP1〜P3の処理を繰り返して行う。この時、リニ
アエンコーダ210の出力パルスOBの周期Tnにおけ
るリニア直流モータ511(走行体301)の速度v2
10(i)は次のようにして求められる。
【0048】 v210(i)=k/(Tclk×Ne×n)・・・・・(1) ここで、Tclk:基準クロックCLKの周期 Ne:単位長さ当たりのリニアインクリメンタルエンコ
ーダ分割数 n:基準クロックCLKのカウント数=0FFFFH−
デクリメントカウント値 k:速度への単位変換定数 図8は第1実施例の制御系のブロック構成を示す。図8
において、801は制御対象である副走査走行体512
を含んだリニア直流モータである。リニアエンコーダ2
10(図8には示さず)の出力信号をもとに検出された
速度v210(i−1)の情報はフィードバックループ
805を経て演算部806に与えられる。この演算部8
06では、指令発生装置506から出力された制御目標
値R(i)とフィードバックループ805からの速度v
210(i−1)の情報との差e(i)を算出する。
ーダ分割数 n:基準クロックCLKのカウント数=0FFFFH−
デクリメントカウント値 k:速度への単位変換定数 図8は第1実施例の制御系のブロック構成を示す。図8
において、801は制御対象である副走査走行体512
を含んだリニア直流モータである。リニアエンコーダ2
10(図8には示さず)の出力信号をもとに検出された
速度v210(i−1)の情報はフィードバックループ
805を経て演算部806に与えられる。この演算部8
06では、指令発生装置506から出力された制御目標
値R(i)とフィードバックループ805からの速度v
210(i−1)の情報との差e(i)を算出する。
【0049】この差e(i)は、ブロック807で積分
され、ブロック808で定数KIがかけられて演算部8
09に与えられる。また、同時に差e(i)はブロック
810で定数KPがかけられて演算部809に与えられ
る。演算部809では、ブロック808、810からの
2つの入力信号を加えてリニア直流モータ801への入
力電圧u(i)を求める。
され、ブロック808で定数KIがかけられて演算部8
09に与えられる。また、同時に差e(i)はブロック
810で定数KPがかけられて演算部809に与えられ
る。演算部809では、ブロック808、810からの
2つの入力信号を加えてリニア直流モータ801への入
力電圧u(i)を求める。
【0050】この制御電圧値u(i)がリニア直流モー
タ801に出力されて副走査走行体512が副走査駆動
され、以上のループが繰り返される。以上の(1)式に
よるリニアエンコーダによる速度検出の計算も含めて制
御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値
演算で行われ、簡単に実現することができる。なお、第
1実施例において、透過原稿13を読み取るための原稿
台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11に設置し
てもよく、また、リニアエンコーダ210は透過原稿読
み取り用原稿台13に設置してもよい。
タ801に出力されて副走査走行体512が副走査駆動
され、以上のループが繰り返される。以上の(1)式に
よるリニアエンコーダによる速度検出の計算も含めて制
御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値
演算で行われ、簡単に実現することができる。なお、第
1実施例において、透過原稿13を読み取るための原稿
台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11に設置し
てもよく、また、リニアエンコーダ210は透過原稿読
み取り用原稿台13に設置してもよい。
【0051】以上説明したように請求項1記載の発明の
実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原稿
13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿
2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用いら
れる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原稿
13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り用
の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか一方
(第1実施例では第2走行体302)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ210を用いて
第1走行体11及び第2走行体302の副走査制御を行
う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ210を透過原
稿読み取り用原稿台13、もしくは透過原稿読み取り用
原稿台13が設置されている走行体302(第1実施例
では後者)に設置し、かつ、副走査フィードバック制御
用リニアエンコーダ210の設置位置が透過原稿13設
置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置としたので、透
過原稿13の読み取り時に正確な副走査駆動を行うこと
ができる。
実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原稿
13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿
2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用いら
れる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原稿
13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り用
の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか一方
(第1実施例では第2走行体302)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ210を用いて
第1走行体11及び第2走行体302の副走査制御を行
う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ210を透過原
稿読み取り用原稿台13、もしくは透過原稿読み取り用
原稿台13が設置されている走行体302(第1実施例
では後者)に設置し、かつ、副走査フィードバック制御
用リニアエンコーダ210の設置位置が透過原稿13設
置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置としたので、透
過原稿13の読み取り時に正確な副走査駆動を行うこと
ができる。
【0052】図9は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は、請求項2記載の発明の実施例のうち駆動源
としてダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用
いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例で
ある。また、図10は第2実施例において、第2走行体
301とリニア直流モータ、第1走行体11と第1走行
体11に反射原稿読み取り用原稿台1とほぼ同じ高さ
(もしくは原稿台1と同じ高さ)に設置されたリニアエ
ンコーダ1001の相対位置関係を示す図であって、図
9を左側から見たところを示す。図9、図10中で図
1、図3と同じ記号で表わしたものは同じ機能を有する
ので、その説明を省略する。また、スチールベルト等の
ベルトやワイヤによる走行体の従動方式は図4のものと
同様であるので、その説明を省略する。
2実施例は、請求項2記載の発明の実施例のうち駆動源
としてダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用
いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例で
ある。また、図10は第2実施例において、第2走行体
301とリニア直流モータ、第1走行体11と第1走行
体11に反射原稿読み取り用原稿台1とほぼ同じ高さ
(もしくは原稿台1と同じ高さ)に設置されたリニアエ
ンコーダ1001の相対位置関係を示す図であって、図
9を左側から見たところを示す。図9、図10中で図
1、図3と同じ記号で表わしたものは同じ機能を有する
ので、その説明を省略する。また、スチールベルト等の
ベルトやワイヤによる走行体の従動方式は図4のものと
同様であるので、その説明を省略する。
【0053】第2実施例では、第1走行体11には反射
原稿読み取り用原稿台1とほぼ同じ高さにリニアエンコ
ーダ1001が設置されている。ここでは、光源及びセ
ンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分1001Aが
第1走行体11に取り付けられており、このリニアエン
コーダ可動部分1001Aは本体22に固定されている
リニアスケールを含んだリニアエンコーダ固定部分10
01Bと合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメン
タルエンコーダ1001を形成している。このような構
成において、リニアエンコーダ1001の出力信号をも
とに、図示しない制御系によりコイル207に電流を流
すと、原稿台12を固設した第2走行体301を図9中
Aの方向へダイレクトドライブで副走査駆動できる。
原稿読み取り用原稿台1とほぼ同じ高さにリニアエンコ
ーダ1001が設置されている。ここでは、光源及びセ
ンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分1001Aが
第1走行体11に取り付けられており、このリニアエン
コーダ可動部分1001Aは本体22に固定されている
リニアスケールを含んだリニアエンコーダ固定部分10
01Bと合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメン
タルエンコーダ1001を形成している。このような構
成において、リニアエンコーダ1001の出力信号をも
とに、図示しない制御系によりコイル207に電流を流
すと、原稿台12を固設した第2走行体301を図9中
Aの方向へダイレクトドライブで副走査駆動できる。
【0054】図11は第2実施例における制御装置のブ
ロック構成を示す。ここで、図5のと同じ記号は同じ機
能を有するものを表わすので、その説明を省略する。第
2実施例では、第1走行体11に固定されているリニア
エンコーダ1001の出力側が状態検出用のインターフ
ェイス装置1002に接続されている。状態検出用のイ
ンターフェイス装置1002は、リニアエンコーダ10
01の出力パルスを計数するカウンタを備えている。状
態検出用のインターフェイス装置1002の出力側はバ
ス505を介してマイクロコンピュータ501に接続さ
れ、後述の制御系により副走査のフィドバック制御が実
行される。なお、リニア直流モータ511(副走査走行
体512)の速度を検出する方式、つまり、リニアエン
コーダ1001の出力信号を処理する状態検出用インタ
ーフェイス装置1002の処理方式については第1実施
例と同様であるので、その説明を省略する。
ロック構成を示す。ここで、図5のと同じ記号は同じ機
能を有するものを表わすので、その説明を省略する。第
2実施例では、第1走行体11に固定されているリニア
エンコーダ1001の出力側が状態検出用のインターフ
ェイス装置1002に接続されている。状態検出用のイ
ンターフェイス装置1002は、リニアエンコーダ10
01の出力パルスを計数するカウンタを備えている。状
態検出用のインターフェイス装置1002の出力側はバ
ス505を介してマイクロコンピュータ501に接続さ
れ、後述の制御系により副走査のフィドバック制御が実
行される。なお、リニア直流モータ511(副走査走行
体512)の速度を検出する方式、つまり、リニアエン
コーダ1001の出力信号を処理する状態検出用インタ
ーフェイス装置1002の処理方式については第1実施
例と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】図12は第2実施例における制御系のブロ
ック構成を示す。図12において、図8と同じ記号は同
じ機能を有するものを示すので、その説明は省略する。
リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに状態検出
用インターフェイス装置1002により検出された第1
走行体11の速度v1001(i−1)の情報はブロッ
ク1201で定数(1/2)がかけられて第2走行体3
01の速度に換算され、フィードバックループ811を
経てブロック806に与えられる。この後は図8の第1
実施例と同様な制御演算が行われてリニア直流モータへ
の制御電圧u(i)が求められる。
ック構成を示す。図12において、図8と同じ記号は同
じ機能を有するものを示すので、その説明は省略する。
リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに状態検出
用インターフェイス装置1002により検出された第1
走行体11の速度v1001(i−1)の情報はブロッ
ク1201で定数(1/2)がかけられて第2走行体3
01の速度に換算され、フィードバックループ811を
経てブロック806に与えられる。この後は図8の第1
実施例と同様な制御演算が行われてリニア直流モータへ
の制御電圧u(i)が求められる。
【0056】この制御電圧u(i)がリニア直流モータ
に出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以
上のループが繰り返される。以上の第1走行体11の速
度から第2走行体301の速度への換算も含む制御演算
すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演算で
行われるので、簡単に実現できる。なお、上記第2実施
例において、透過原稿13を読み取るための原稿台12
は第2走行体301に設置してもよい。
に出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以
上のループが繰り返される。以上の第1走行体11の速
度から第2走行体301の速度への換算も含む制御演算
すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演算で
行われるので、簡単に実現できる。なお、上記第2実施
例において、透過原稿13を読み取るための原稿台12
は第2走行体301に設置してもよい。
【0057】以上説明したように、請求項2記載の発明
の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原
稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原
稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用い
られる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原
稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り
用の第1走行体11及び第2走行体301のどちらか一
方(第2実施例では第1走行体11)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ1001を用い
て第1走行体11及び第2走行体301の副走査制御を
行う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダ1001を第
1走行体11に設置し、かつ、副走査フィードバック制
御用リニアエンコーダ1001の設置位置を反射原稿1
の設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置としたの
で、反射原稿2の読み取り時に正確な副走査駆動を行う
ことができる。
の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原
稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原
稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用い
られる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原
稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り
用の第1走行体11及び第2走行体301のどちらか一
方(第2実施例では第1走行体11)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ1001を用い
て第1走行体11及び第2走行体301の副走査制御を
行う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダ1001を第
1走行体11に設置し、かつ、副走査フィードバック制
御用リニアエンコーダ1001の設置位置を反射原稿1
の設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置としたの
で、反射原稿2の読み取り時に正確な副走査駆動を行う
ことができる。
【0058】図13は本発明の第3実施例を示す。この
第3実施例は請求項3記載の発明の実施例うち駆動源と
してダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用い
て第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例であ
る。また、図14は第3実施例において、第2走行体3
02とリニア直流モータ、反射原稿読み取り用の第2走
行体302に任意の高さで設置されたリニアエンコーダ
5101、および第1走行体11に任意の高さに設置さ
れたリニアエンコーダ5111の相対位置関係を示す図
であって、図13を左側から見たところを示す。図1
3、図14中で図1、図3と同じ記号は同じ機能を有す
るものを示すので、その説明を省略する。また、スチー
ルベルト等のベルトやワイヤによる走行体の従動方式は
図4のものと同様であるので、その説明を省略する。
第3実施例は請求項3記載の発明の実施例うち駆動源と
してダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用い
て第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例であ
る。また、図14は第3実施例において、第2走行体3
02とリニア直流モータ、反射原稿読み取り用の第2走
行体302に任意の高さで設置されたリニアエンコーダ
5101、および第1走行体11に任意の高さに設置さ
れたリニアエンコーダ5111の相対位置関係を示す図
であって、図13を左側から見たところを示す。図1
3、図14中で図1、図3と同じ記号は同じ機能を有す
るものを示すので、その説明を省略する。また、スチー
ルベルト等のベルトやワイヤによる走行体の従動方式は
図4のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0059】第3実施例では、透過原稿読み取り用の原
稿台12が設置されている第2走行体302には任意の
高さにリニアエンコーダ5101が設置されている。こ
こでは、光源及びセンサーを含んだリニアエンコーダ可
動部分5101Aは第2走行体302に取り付けられて
おり、このリニアエンコーダ可動部分5101Aは本体
22に固定されているリニアスケールを含んだリニアエ
ンコーダ固定部分5101Bと合わせて、いわゆる光学
式リニアインクリメンタルエンコーダ5101を形成し
ている。
稿台12が設置されている第2走行体302には任意の
高さにリニアエンコーダ5101が設置されている。こ
こでは、光源及びセンサーを含んだリニアエンコーダ可
動部分5101Aは第2走行体302に取り付けられて
おり、このリニアエンコーダ可動部分5101Aは本体
22に固定されているリニアスケールを含んだリニアエ
ンコーダ固定部分5101Bと合わせて、いわゆる光学
式リニアインクリメンタルエンコーダ5101を形成し
ている。
【0060】また、第1走行体11には任意の高さにリ
ニアエンコーダ5111が設置されている。ここでは、
光源及びセンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分5
111Aは第1走行体11に取り付けられており、この
リニアエンコーダ可動部分5111Aは本体22に固定
されているリニアスケールを含んだリニアエンコーダ固
定部分5111Bと合わせて、いわゆる光学式リニアイ
ンクリメンタルエンコーダ5111を形成している。
ニアエンコーダ5111が設置されている。ここでは、
光源及びセンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分5
111Aは第1走行体11に取り付けられており、この
リニアエンコーダ可動部分5111Aは本体22に固定
されているリニアスケールを含んだリニアエンコーダ固
定部分5111Bと合わせて、いわゆる光学式リニアイ
ンクリメンタルエンコーダ5111を形成している。
【0061】このような構成において、これらのリニア
エンコーダ5101、5111の出力信号をもとに図示
しない制御系により、リニア直流モータのコイル207
に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原稿台12が設
置されている第2走行体302を図13中Aの方向へダ
イレクトドライブで副走査駆動できる。
エンコーダ5101、5111の出力信号をもとに図示
しない制御系により、リニア直流モータのコイル207
に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原稿台12が設
置されている第2走行体302を図13中Aの方向へダ
イレクトドライブで副走査駆動できる。
【0062】図15は第3実施例における制御装置のブ
ロック構成を示す。図15において、図5と同じ記号は
同じ機能を有するものを表わすので、その説明を省略す
る。第3実施例では、第2走行体301に設置されてい
るリニアエンコーダ5101の出力側、及び第1走行体
11に設置されているリニアエンコーダ5111の出力
側がセレクタ10701に接続されている。
ロック構成を示す。図15において、図5と同じ記号は
同じ機能を有するものを表わすので、その説明を省略す
る。第3実施例では、第2走行体301に設置されてい
るリニアエンコーダ5101の出力側、及び第1走行体
11に設置されているリニアエンコーダ5111の出力
側がセレクタ10701に接続されている。
【0063】セレクタ10701は、透過原稿読み取り
時にはリニアエンコーダ5101の出力信号を選択して
状態検出用のインターフェイス装置10702に送り、
反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ5111の出
力信号を選択して状態検出用のインターフェイス装置1
0702に送る。状態検出用のインターフェイス装置1
0702はリニアエンコーダの出力パルスを計数するカ
ウンタを備えている。インターフェイス装置10702
の出力側はバス505を介してマイクロコンピュータ5
01に接続され、後述の制御系に基づきフィードバック
制御が実行される。なお、リニア直流モータ511(副
走査走行体512)の速度を検出する方式、つまり、リ
ニアエンコーダ5101、5111の出力信号を処理す
る状態検出用インターフェイス装置10702の処理方
式については第1実施例と同様であるので、その説明を
省略する。
時にはリニアエンコーダ5101の出力信号を選択して
状態検出用のインターフェイス装置10702に送り、
反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ5111の出
力信号を選択して状態検出用のインターフェイス装置1
0702に送る。状態検出用のインターフェイス装置1
0702はリニアエンコーダの出力パルスを計数するカ
ウンタを備えている。インターフェイス装置10702
の出力側はバス505を介してマイクロコンピュータ5
01に接続され、後述の制御系に基づきフィードバック
制御が実行される。なお、リニア直流モータ511(副
走査走行体512)の速度を検出する方式、つまり、リ
ニアエンコーダ5101、5111の出力信号を処理す
る状態検出用インターフェイス装置10702の処理方
式については第1実施例と同様であるので、その説明を
省略する。
【0064】図16、図17は第3実施例における制御
系のブロック構成を示す。ここで、図16は透過原稿読
み取り時のものを示し、図17は反射原稿読み取り時の
ものを示す。第3実施例では、透過原稿読み取り時には
図16に示す制御系のブロック構成を選択して用い、反
射原稿読み取り時には図17に示す制御系のブロック構
成を選択して用いる。図16では図8と同じ記号は同じ
機能を有するものを示し、図17では図12に示したも
のと同じ記号は同じ機能を有するものを示すので、これ
らの説明は省略する。
系のブロック構成を示す。ここで、図16は透過原稿読
み取り時のものを示し、図17は反射原稿読み取り時の
ものを示す。第3実施例では、透過原稿読み取り時には
図16に示す制御系のブロック構成を選択して用い、反
射原稿読み取り時には図17に示す制御系のブロック構
成を選択して用いる。図16では図8と同じ記号は同じ
機能を有するものを示し、図17では図12に示したも
のと同じ記号は同じ機能を有するものを示すので、これ
らの説明は省略する。
【0065】図16に示す制御系のブロック構成では、
透過原稿読み取り時にリニアエンコーダ5101の出力
信号をもとに状態検出用のインターフェイス装置107
02で検出された第2走行体302の速度v5101
(i−1)の情報がフィードバックループ805を経て
演算部806に与えられる。この後は図8で示したもの
と同様な制御演算が行われてリニア直流モータへの制御
電圧u(i)が求められる。この制御電圧u(i)がリ
ニア直流モータに出力されて副走査走行体512が副走
査駆動され、以上のループが繰り返される。
透過原稿読み取り時にリニアエンコーダ5101の出力
信号をもとに状態検出用のインターフェイス装置107
02で検出された第2走行体302の速度v5101
(i−1)の情報がフィードバックループ805を経て
演算部806に与えられる。この後は図8で示したもの
と同様な制御演算が行われてリニア直流モータへの制御
電圧u(i)が求められる。この制御電圧u(i)がリ
ニア直流モータに出力されて副走査走行体512が副走
査駆動され、以上のループが繰り返される。
【0066】また、図17に示す制御系のブロック構成
では、反射原稿読み取り時にリニアエンコーダ5111
の出力信号をもとに状態検出用のインターフェイス装置
10702で検出された第1走行体11の速度v511
1(i−1)の情報は、ブロック1201で定数(1/
2)がかけられて第2走行体302の速度に換算され、
フィードバックループ811を経てブロック806に与
えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演算
が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求
められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに
出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上
のループが繰り返される。以上の第2走行体302の速
度演算および、第1走行体11の速度から第2走行体3
02の速度への換算も含む制御演算すべては、マイクロ
コンピュータ501内の数値演算で行われるので、簡単
に実現できる。なお、第3実施例において、透過原稿1
3を読み取るための原稿台12は反射原稿読み取り用の
第1走行体11に設置してもよく、また、リニアエンコ
ーダ5101を透過原稿読み取り用原稿台12に任意の
高さに設置してもよい。
では、反射原稿読み取り時にリニアエンコーダ5111
の出力信号をもとに状態検出用のインターフェイス装置
10702で検出された第1走行体11の速度v511
1(i−1)の情報は、ブロック1201で定数(1/
2)がかけられて第2走行体302の速度に換算され、
フィードバックループ811を経てブロック806に与
えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演算
が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求
められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに
出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上
のループが繰り返される。以上の第2走行体302の速
度演算および、第1走行体11の速度から第2走行体3
02の速度への換算も含む制御演算すべては、マイクロ
コンピュータ501内の数値演算で行われるので、簡単
に実現できる。なお、第3実施例において、透過原稿1
3を読み取るための原稿台12は反射原稿読み取り用の
第1走行体11に設置してもよく、また、リニアエンコ
ーダ5101を透過原稿読み取り用原稿台12に任意の
高さに設置してもよい。
【0067】以上説明したように、請求項3記載の発明
の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原
稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原
稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用い
られる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原
稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り
用の第1走行体11及び第2走行体301のどちらか一
方(第3実施例では第2走行体301)に設置し、副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダを用いて第1
走行体11及び第2走行体301の副走査制御を行う画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走査フィ
ードバック制御用リニアエンコーダとして複数のリニア
エンコーダ5101、5111を上下方向に離して設置
し、この複数のリニアエンコーダ5101、5111の
うちの1つ5101を、透過原稿読み取り用原稿台12
もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置されてい
る走行体(第3実施例では第2走行体302)に任意の
高さに設置し、前記複数のリニアエンコーダ5101、
5111のうちの他の1つ5111を第1走行体11に
任意の高さに設置し、反射原稿読み取り時には第1走行
体11に設置したリニアエンコーダ5111を用い、透
過原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台12、
もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置されてい
る走行体302に設置したリニアエンコーダ5101を
用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り
時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原
稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原
稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用い
られる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原
稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り
用の第1走行体11及び第2走行体301のどちらか一
方(第3実施例では第2走行体301)に設置し、副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダを用いて第1
走行体11及び第2走行体301の副走査制御を行う画
像読み取り装置の走行体駆動装置において、副走査フィ
ードバック制御用リニアエンコーダとして複数のリニア
エンコーダ5101、5111を上下方向に離して設置
し、この複数のリニアエンコーダ5101、5111の
うちの1つ5101を、透過原稿読み取り用原稿台12
もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置されてい
る走行体(第3実施例では第2走行体302)に任意の
高さに設置し、前記複数のリニアエンコーダ5101、
5111のうちの他の1つ5111を第1走行体11に
任意の高さに設置し、反射原稿読み取り時には第1走行
体11に設置したリニアエンコーダ5111を用い、透
過原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台12、
もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置されてい
る走行体302に設置したリニアエンコーダ5101を
用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り
時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0068】図18は本発明の第4実施例を示す。この
第4実施例は請求項4記載の発明の実施例うち駆動源と
してダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用い
て第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例であ
る。また、図19は第4実施例において、第2走行体3
02と、リニア直流モータと、反射原稿読み取り用の第
2走行体302、すなわち、透過原稿読み取り用の原稿
台12で、かつ、その高さが透過原稿読み取り位置とほ
ぼ等しい位置(もしくは透過原稿読み取り位置と等しい
位置)に設置されたリニアエンコーダ210と、第1走
行体11と、第1走行体11に反射原稿読み取り用の原
稿台1とほぼ同じ高さに設置されたリニアエンコーダ1
001の相対位置関係を示す図であって、図18を左側
から見たところを示す。図18、図19中で図1、図
3、図9、図10と同じ記号は同じ機能を有するものを
示すので、その説明を省略する。また、スチールベルト
等のベルトやワイヤによる走行体の従動方式は図4に示
す第1実施例の場合と同様であるので、その説明を省略
する。
第4実施例は請求項4記載の発明の実施例うち駆動源と
してダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用い
て第2走行体をダイレクト駆動する場合の一実施例であ
る。また、図19は第4実施例において、第2走行体3
02と、リニア直流モータと、反射原稿読み取り用の第
2走行体302、すなわち、透過原稿読み取り用の原稿
台12で、かつ、その高さが透過原稿読み取り位置とほ
ぼ等しい位置(もしくは透過原稿読み取り位置と等しい
位置)に設置されたリニアエンコーダ210と、第1走
行体11と、第1走行体11に反射原稿読み取り用の原
稿台1とほぼ同じ高さに設置されたリニアエンコーダ1
001の相対位置関係を示す図であって、図18を左側
から見たところを示す。図18、図19中で図1、図
3、図9、図10と同じ記号は同じ機能を有するものを
示すので、その説明を省略する。また、スチールベルト
等のベルトやワイヤによる走行体の従動方式は図4に示
す第1実施例の場合と同様であるので、その説明を省略
する。
【0069】第4実施例では、請求項3記載の発明の実
施例、例えば第3実施例において、透過原稿読み取り用
の原稿台12が設置されている第2走行体302には透
過原稿読み取り位置とほぼ同じ高さにリニアエンコーダ
210が設置されている。この実施例では、光源及びセ
ンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分210Aは第
2走行体302に取り付けられており、このリニアエン
コーダ可動部分210Aは本体22に固定されているリ
ニアスケールを含んだリニアエンコーダ固定部分210
Bと合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメンタル
エンコーダ210を形成している。
施例、例えば第3実施例において、透過原稿読み取り用
の原稿台12が設置されている第2走行体302には透
過原稿読み取り位置とほぼ同じ高さにリニアエンコーダ
210が設置されている。この実施例では、光源及びセ
ンサーを含んだリニアエンコーダ可動部分210Aは第
2走行体302に取り付けられており、このリニアエン
コーダ可動部分210Aは本体22に固定されているリ
ニアスケールを含んだリニアエンコーダ固定部分210
Bと合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメンタル
エンコーダ210を形成している。
【0070】また、第1走行体11には反射原稿読み取
り用の原稿台1とほぼ同じ高さにリニアエンコーダ10
01が設置されている。ここでは、光源及びセンサーを
含んだリニアエンコーダ可動部分1001Aは第1走行
体11に取り付けられており、このリニアエンコーダ可
動部分1001Aは本体22に固定されているリニアス
ケールを含んだリニアエンコーダ固定部分1001Bと
合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメンタルエン
コーダ1001を形成している。
り用の原稿台1とほぼ同じ高さにリニアエンコーダ10
01が設置されている。ここでは、光源及びセンサーを
含んだリニアエンコーダ可動部分1001Aは第1走行
体11に取り付けられており、このリニアエンコーダ可
動部分1001Aは本体22に固定されているリニアス
ケールを含んだリニアエンコーダ固定部分1001Bと
合わせて、いわゆる光学式リニアインクリメンタルエン
コーダ1001を形成している。
【0071】このような構成において、透過原稿読み取
り時にはリニアエンコーダ210の出力信号をもとに図
示しない制御系により、リニア直流モータのコイル20
7に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原稿台12が
設置されている第2走行体302を図18中Aの方向へ
ダイレクトドライブで副走査駆動できる。また、反射原
稿読み取り時にはリニアエンコーダ1001の出力信号
をもとに図示しない制御系により、リニア直流モータの
コイル207に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原
稿台12が設置されている第2走行体302を図18中
Aの方向へダイレクトドライブで副走査駆動できる。
り時にはリニアエンコーダ210の出力信号をもとに図
示しない制御系により、リニア直流モータのコイル20
7に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原稿台12が
設置されている第2走行体302を図18中Aの方向へ
ダイレクトドライブで副走査駆動できる。また、反射原
稿読み取り時にはリニアエンコーダ1001の出力信号
をもとに図示しない制御系により、リニア直流モータの
コイル207に電流を流すと、透過原稿読み取り用の原
稿台12が設置されている第2走行体302を図18中
Aの方向へダイレクトドライブで副走査駆動できる。
【0072】図20は第4実施例における制御装置のブ
ロック構成を示す。図20において、図5、図11と同
じ記号は同じ機能を有するものを表わすので、その説明
を省略する。第4実施例では、第2走行体302に設置
されているリニアエンコーダ210の出力側、及び第1
走行体11に設置されているリニアエンコーダ1001
の出力側がセレクタ1501に接続されている。
ロック構成を示す。図20において、図5、図11と同
じ記号は同じ機能を有するものを表わすので、その説明
を省略する。第4実施例では、第2走行体302に設置
されているリニアエンコーダ210の出力側、及び第1
走行体11に設置されているリニアエンコーダ1001
の出力側がセレクタ1501に接続されている。
【0073】セレクタ1501は、透過原稿読み取り時
にはリニアエンコーダ210の出力信号を選択して状態
検出用のインターフェイス装置1502に送り、反射原
稿読み取り時にはリニアエンコーダ1001の出力信号
を選択して状態検出用のインターフェイス装置1502
に送る。状態検出用のインターフェイス装置1502は
リニアエンコーダの出力パルスを計数するカウンタを備
えている。インターフェイス装置1502の出力側はバ
ス505を介してマイクロコンピュータ501に接続さ
れ、後述の制御系に基づきフィードバック制御が実行さ
れる。なお、リニア直流モータ511(副走査走行体5
12)の速度を検出する方式、つまり、リニアエンコー
ダ210、1001の出力信号を処理する状態検出用イ
ンターフェイス装置1502の処理方式については第1
実施例と同様であるので、その説明を省略する。第4実
施例における制御系のブロック構成は透過原稿読み取り
時には図8に示したものを選択して用い、反射原稿読み
取り時には図12に示したものを選択して用いる。
にはリニアエンコーダ210の出力信号を選択して状態
検出用のインターフェイス装置1502に送り、反射原
稿読み取り時にはリニアエンコーダ1001の出力信号
を選択して状態検出用のインターフェイス装置1502
に送る。状態検出用のインターフェイス装置1502は
リニアエンコーダの出力パルスを計数するカウンタを備
えている。インターフェイス装置1502の出力側はバ
ス505を介してマイクロコンピュータ501に接続さ
れ、後述の制御系に基づきフィードバック制御が実行さ
れる。なお、リニア直流モータ511(副走査走行体5
12)の速度を検出する方式、つまり、リニアエンコー
ダ210、1001の出力信号を処理する状態検出用イ
ンターフェイス装置1502の処理方式については第1
実施例と同様であるので、その説明を省略する。第4実
施例における制御系のブロック構成は透過原稿読み取り
時には図8に示したものを選択して用い、反射原稿読み
取り時には図12に示したものを選択して用いる。
【0074】以上説明したように、請求項4記載の発明
の実施例では、請求項3記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、第1走行体11に設置するリニア
エンコーダ1001は反射原稿設置位置の高さに等しい
かほぼ等しい位置に設置し、透過原稿読み取り用原稿台
12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置さ
れている走行体302に設置するリニアエンコーダ21
0は透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置
に設置したので、透過原稿読み取り時および反射原稿読
み取り時に共に請求項3記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置よりさらに正確な副走査駆動を行うことがで
きる。
の実施例では、請求項3記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、第1走行体11に設置するリニア
エンコーダ1001は反射原稿設置位置の高さに等しい
かほぼ等しい位置に設置し、透過原稿読み取り用原稿台
12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が設置さ
れている走行体302に設置するリニアエンコーダ21
0は透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置
に設置したので、透過原稿読み取り時および反射原稿読
み取り時に共に請求項3記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置よりさらに正確な副走査駆動を行うことがで
きる。
【0075】ところで、丸棒等のガイドレール202、
203をそのほぼ両端で支持する方式の上記実施例のよ
うな走行体駆動装置では、図21に示すように丸棒等の
ガイドレール(ガイド軸)202、203がその自重に
より曲率1/rを持ってしまうのが普通である。ガイド
レール202、203に曲率があると、第1走行体11
と第2走行体302の動きが異なる。図22はその様子
を示す。一般にガイドレール202、203に曲率が生
ずるといっても、それはかなり小さいので、走行体1
1、302の運動は図22に示すように回転運動ではあ
るが、走行体11、302上の各点は近似的に並進運動
をするものとみなせる。
203をそのほぼ両端で支持する方式の上記実施例のよ
うな走行体駆動装置では、図21に示すように丸棒等の
ガイドレール(ガイド軸)202、203がその自重に
より曲率1/rを持ってしまうのが普通である。ガイド
レール202、203に曲率があると、第1走行体11
と第2走行体302の動きが異なる。図22はその様子
を示す。一般にガイドレール202、203に曲率が生
ずるといっても、それはかなり小さいので、走行体1
1、302の運動は図22に示すように回転運動ではあ
るが、走行体11、302上の各点は近似的に並進運動
をするものとみなせる。
【0076】そこで、第2走行体302は、透過原稿読
み取り用原稿台12が設置されている第2走行体302
(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)に透過原稿
設置位置と等しいかほぼ等しい高さに設置したリニアエ
ンコーダ210のところでは、ガイドレール202、2
03の曲率半径rと、ガイドレール202、203とリ
ニアエンコーダ210との上下方向の距離fを加えた値
を曲率半径として、ガイドレール202、203の曲率
の中心点Oを中心に回転運動をしていると考えられる。
み取り用原稿台12が設置されている第2走行体302
(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)に透過原稿
設置位置と等しいかほぼ等しい高さに設置したリニアエ
ンコーダ210のところでは、ガイドレール202、2
03の曲率半径rと、ガイドレール202、203とリ
ニアエンコーダ210との上下方向の距離fを加えた値
を曲率半径として、ガイドレール202、203の曲率
の中心点Oを中心に回転運動をしていると考えられる。
【0077】図22において、eは透過原稿読み取り用
原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が
設置されている第2走行体302に透過原稿設置位置と
等しいかほぼ等しい高さに設置したリニアエンコーダ2
10と反射原稿読み取り位置との上下方向の間隔とす
る。v210はリニアエンコーダ210による第2走行
体302(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)の
速度計測結果であり、vrefは第2走行体302の速
度を反射原稿読み取り位置での第1走行体11の速度へ
換算した仮想速度を表わしている。この仮想速度は、図
22から vref=((r+f−e)/(r+f))×v210・・・・・(2) と表わすことができる。((r+f−e)/(r+
f))は走行体駆動装置の機械的な配置のみによって決
定される定数になる。
原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が
設置されている第2走行体302に透過原稿設置位置と
等しいかほぼ等しい高さに設置したリニアエンコーダ2
10と反射原稿読み取り位置との上下方向の間隔とす
る。v210はリニアエンコーダ210による第2走行
体302(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)の
速度計測結果であり、vrefは第2走行体302の速
度を反射原稿読み取り位置での第1走行体11の速度へ
換算した仮想速度を表わしている。この仮想速度は、図
22から vref=((r+f−e)/(r+f))×v210・・・・・(2) と表わすことができる。((r+f−e)/(r+
f))は走行体駆動装置の機械的な配置のみによって決
定される定数になる。
【0078】本発明の第5実施例は、請求項5記載の発
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。この第5実施例における制
御装置のブロック構成は、図5と同様であるので、その
説明を省略する。また、スチールベルト等のベルトやワ
イヤによる走行体の従動方式は図1、図3、図4に示す
ものと同様であるので、その説明を省略する。
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。この第5実施例における制
御装置のブロック構成は、図5と同様であるので、その
説明を省略する。また、スチールベルト等のベルトやワ
イヤによる走行体の従動方式は図1、図3、図4に示す
ものと同様であるので、その説明を省略する。
【0079】図23は第5実施例における制御系のブロ
ック構成のうち、反射原稿読み取り時のものを示す。図
23において、図8と同じ記号は同じ機能を有するもの
を示すので、その説明を省略する。第5実施例では、請
求項4記載の発明の実施例、例えば上記第1実施例にお
いて、リニアエンコーダ210の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置508により検出された速
度v210(i−1)の情報は、ブロック1801で上
記(2)式で与えられた定数((r+f−e)/(r+
f))がかけられ、第2走行体302の速度を反射原稿
読み取り位置での第1走行体11の速度へ換算した仮想
速度vref(i−1)の情報が求められる。
ック構成のうち、反射原稿読み取り時のものを示す。図
23において、図8と同じ記号は同じ機能を有するもの
を示すので、その説明を省略する。第5実施例では、請
求項4記載の発明の実施例、例えば上記第1実施例にお
いて、リニアエンコーダ210の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置508により検出された速
度v210(i−1)の情報は、ブロック1801で上
記(2)式で与えられた定数((r+f−e)/(r+
f))がかけられ、第2走行体302の速度を反射原稿
読み取り位置での第1走行体11の速度へ換算した仮想
速度vref(i−1)の情報が求められる。
【0080】この仮想速度vref(i−1)の情報は
フィードバックループ1802を経て演算部806に与
えられる。この後は図8のものと同様な制御演算が行わ
れてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められ
る。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力さ
れて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のルー
プが繰り返される。以上の(2)式による反射原稿読み
取り位置での仮想速度vref(i−1)の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
フィードバックループ1802を経て演算部806に与
えられる。この後は図8のものと同様な制御演算が行わ
れてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められ
る。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力さ
れて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のルー
プが繰り返される。以上の(2)式による反射原稿読み
取り位置での仮想速度vref(i−1)の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
【0081】また、第5実施例における制御系のブロッ
ク構成のうち、透過原稿読み取り時のものは図8と全く
同様であるので、その説明を省略する。第5実施例で
は、透過原稿読み取り時には図8のもの選択して用い、
反射原稿読み取り時には図23のもの選択して用いる。
なお、第5実施例において、透過原稿13を読み取るた
めの原稿台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11
に設置してもよい。
ク構成のうち、透過原稿読み取り時のものは図8と全く
同様であるので、その説明を省略する。第5実施例で
は、透過原稿読み取り時には図8のもの選択して用い、
反射原稿読み取り時には図23のもの選択して用いる。
なお、第5実施例において、透過原稿13を読み取るた
めの原稿台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11
に設置してもよい。
【0082】以上説明したように請求項5記載の発明の
実施例では、請求項1記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、透過原稿読み取り時には透過原稿読
み取り用原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿
台12が設置されている走行体302に設置したリニア
エンコーダ210の出力信号をフィードバック信号とし
て用い、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ21
0と反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて走行体302に設置したリニアエンコーダ21
0の出力信号を補正した信号をフィードバック信号とし
て用いるので、透過原稿読み取り時および反射原稿読み
取り時に共により正確な副走査駆動を行うことができ
る。
実施例では、請求項1記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、透過原稿読み取り時には透過原稿読
み取り用原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿
台12が設置されている走行体302に設置したリニア
エンコーダ210の出力信号をフィードバック信号とし
て用い、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ21
0と反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて走行体302に設置したリニアエンコーダ21
0の出力信号を補正した信号をフィードバック信号とし
て用いるので、透過原稿読み取り時および反射原稿読み
取り時に共により正確な副走査駆動を行うことができ
る。
【0083】上記第2実施例では、上記図21および図
22で説明した理由等により、ガイドレール202、2
03に曲率1/rがあると、第1走行体11と第2走行
体302の動きが異なる。図24はその様子を示す。一
般にガイドレール202、203に曲率が生ずるといっ
ても、それはかなり小さいので、走行体11、302の
運動は図24に示すように回転運動ではあるが、走行体
11、302上の各点は近似的に並進運動をするものと
みなせる。
22で説明した理由等により、ガイドレール202、2
03に曲率1/rがあると、第1走行体11と第2走行
体302の動きが異なる。図24はその様子を示す。一
般にガイドレール202、203に曲率が生ずるといっ
ても、それはかなり小さいので、走行体11、302の
運動は図24に示すように回転運動ではあるが、走行体
11、302上の各点は近似的に並進運動をするものと
みなせる。
【0084】そこで、第2走行体302は、透過原稿読
み取り用原稿台12が設置されている第2走行体302
(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)の透過原稿
設置位置では、ガイドレール202、203の曲率半径
rと、ガイドレール202、203とリニアエンコーダ
210との上下方向の距離fを加えた値を曲率半径とし
て、ガイドレール202、203の曲率の中心点Oを中
心に回転運動をしていると考えられる。
み取り用原稿台12が設置されている第2走行体302
(もしくは透過原稿読み取り用原稿台12)の透過原稿
設置位置では、ガイドレール202、203の曲率半径
rと、ガイドレール202、203とリニアエンコーダ
210との上下方向の距離fを加えた値を曲率半径とし
て、ガイドレール202、203の曲率の中心点Oを中
心に回転運動をしていると考えられる。
【0085】図24において、gは透過原稿読み取り用
原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が
設置されている第2走行体302の透過原稿設置位置
と、第1走行体11に反射原稿読み取り位置と等しいか
ほぼ等しい高さに設置したリニアエンコーダ1001と
の上下方向の間隔とする。v1001はリニアエンコー
ダ1001による速度計測結果であり、vtrnは第1
走行体11に反射原稿読み取り位置と等しいかほぼ等し
い高さに設置されているリニアエンコーダ1001の位
置での速度を第2走行体302の速度に換算した仮想速
度を表わす。この仮想速度vtrnは、v1001/2
を求めて図24から換算し、 vtrn=((r+f)/2(r+f−g))×v1001・・・・・(3) と表わすことができる。((r+f)/2(r+f−
g))は走行体駆動装置の機械的な配置のみによって決
定される定数になる。
原稿台12、もしくは透過原稿読み取り用原稿台12が
設置されている第2走行体302の透過原稿設置位置
と、第1走行体11に反射原稿読み取り位置と等しいか
ほぼ等しい高さに設置したリニアエンコーダ1001と
の上下方向の間隔とする。v1001はリニアエンコー
ダ1001による速度計測結果であり、vtrnは第1
走行体11に反射原稿読み取り位置と等しいかほぼ等し
い高さに設置されているリニアエンコーダ1001の位
置での速度を第2走行体302の速度に換算した仮想速
度を表わす。この仮想速度vtrnは、v1001/2
を求めて図24から換算し、 vtrn=((r+f)/2(r+f−g))×v1001・・・・・(3) と表わすことができる。((r+f)/2(r+f−
g))は走行体駆動装置の機械的な配置のみによって決
定される定数になる。
【0086】本発明の第6実施例は、請求項6記載の発
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。この第6実施例における制
御装置のブロック構成は、図11と同様であるので、そ
の説明を省略する。また、走行体等およびスチールベル
トによる走行体の従動方式は図9、図10および図4に
示したものと同様であるので、その説明を省略する。
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。この第6実施例における制
御装置のブロック構成は、図11と同様であるので、そ
の説明を省略する。また、走行体等およびスチールベル
トによる走行体の従動方式は図9、図10および図4に
示したものと同様であるので、その説明を省略する。
【0087】図25は第6実施例における制御系のブロ
ック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。図
25において、図8と同じ記号は同じ機能を有するもの
を示すので、その説明を省略する。第6実施例では、請
求項2記載の発明の実施例、例えば上記第2実施例にお
いて、リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに状
態検出用インターフェイス装置1002により検出され
た速度v1001(i−1)の情報は、ブロック200
1で上記(3)式で与えられた定数が((r+f)/2
(r+f−g))かけられ、透過原稿読み取り位置での
第2走行体302の仮想速度vtrn(i−1)の情報
が求められる。
ック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。図
25において、図8と同じ記号は同じ機能を有するもの
を示すので、その説明を省略する。第6実施例では、請
求項2記載の発明の実施例、例えば上記第2実施例にお
いて、リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに状
態検出用インターフェイス装置1002により検出され
た速度v1001(i−1)の情報は、ブロック200
1で上記(3)式で与えられた定数が((r+f)/2
(r+f−g))かけられ、透過原稿読み取り位置での
第2走行体302の仮想速度vtrn(i−1)の情報
が求められる。
【0088】この仮想速度vtrn(i−1)の情報は
フィードバックループ2002を経て演算部806に与
えられる。この後は図8のものと同様な制御演算が行わ
れてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められ
る。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力さ
れて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のルー
プが繰り返される。以上の(3)式による透過原稿読み
取り位置での仮想速度vtrn(i−1)の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
フィードバックループ2002を経て演算部806に与
えられる。この後は図8のものと同様な制御演算が行わ
れてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められ
る。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力さ
れて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のルー
プが繰り返される。以上の(3)式による透過原稿読み
取り位置での仮想速度vtrn(i−1)の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
【0089】また、第6実施例における制御系のブロッ
ク構成のうち、反射原稿読み取り時のものは図12と全
く同様であるので、その説明を省略する。第6実施例で
は、反射原稿読み取り時には図12のものを選択して用
い、透過原稿読み取り時には図25のものを選択して用
いる。
ク構成のうち、反射原稿読み取り時のものは図12と全
く同様であるので、その説明を省略する。第6実施例で
は、反射原稿読み取り時には図12のものを選択して用
い、透過原稿読み取り時には図25のものを選択して用
いる。
【0090】以上説明したように請求項6記載の発明の
実施例では、請求項2記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、反射原稿読み取り時にはリニアエン
コーダ1001の出力信号をフィードバック信号として
用い、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダ100
1と透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいてリニアエンコーダ1001の出力信号を補正し
た信号をフィードバック信号として用いるので、透過原
稿読み取り時および反射原稿読み取り時に共により正確
な副走査駆動を行うことができる。
実施例では、請求項2記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、反射原稿読み取り時にはリニアエン
コーダ1001の出力信号をフィードバック信号として
用い、透過原稿読み取り時にはリニアエンコーダ100
1と透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいてリニアエンコーダ1001の出力信号を補正し
た信号をフィードバック信号として用いるので、透過原
稿読み取り時および反射原稿読み取り時に共により正確
な副走査駆動を行うことができる。
【0091】図26は本発明の第7実施例を示す。この
第7実施例は、請求項4記載の発明の実施例うち駆動源
としてダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用
いて第2走行体をダイレクト駆動し、リニアエンコーダ
を第2走行体の任意の場所に設置した場合の一実施例で
ある。また、図27は第7実施例において、第2走行体
302と、リニア直流モータ2101、リニアエンコー
ダ2101の相対位置関係を示す図であって、図26を
左側から見たところを示す。図26、図27中で図1、
図3と同じ記号は同じ機能を有するものを示すので、そ
の説明を省略する。また、スチールベルト等のベルトや
ワイヤによる走行体の従動方式は図4のものと同様であ
るので、その説明を省略する。
第7実施例は、請求項4記載の発明の実施例うち駆動源
としてダイレクトドライブ方式のリニア直流モータを用
いて第2走行体をダイレクト駆動し、リニアエンコーダ
を第2走行体の任意の場所に設置した場合の一実施例で
ある。また、図27は第7実施例において、第2走行体
302と、リニア直流モータ2101、リニアエンコー
ダ2101の相対位置関係を示す図であって、図26を
左側から見たところを示す。図26、図27中で図1、
図3と同じ記号は同じ機能を有するものを示すので、そ
の説明を省略する。また、スチールベルト等のベルトや
ワイヤによる走行体の従動方式は図4のものと同様であ
るので、その説明を省略する。
【0092】透過原稿読み取り用原稿台12が設置され
ている第2走行体302の下部であってリニア直流モー
タのそばである位置には、リニアエンコーダ2101が
設置される。この例では、光源及びセンサーを含んだリ
ニアエンコーダ可動部分2101Aは第2走行体302
に取り付けられており、このリニアエンコーダ可動部分
2101Aは本体22に固定されているリニアスケール
を含んだリニアエンコーダ固定部分2101Bと合わせ
て、いわゆる光学式リニアインクリメンタルエンコーダ
210を形成している。
ている第2走行体302の下部であってリニア直流モー
タのそばである位置には、リニアエンコーダ2101が
設置される。この例では、光源及びセンサーを含んだリ
ニアエンコーダ可動部分2101Aは第2走行体302
に取り付けられており、このリニアエンコーダ可動部分
2101Aは本体22に固定されているリニアスケール
を含んだリニアエンコーダ固定部分2101Bと合わせ
て、いわゆる光学式リニアインクリメンタルエンコーダ
210を形成している。
【0093】このような構成において、リニアエンコー
ダ210の出力信号をもとに図示しない制御系により、
リニア直流モータのコイル207に電流を流すと、透過
原稿読み取り用の原稿台12が設置されている第2走行
体302を図21中Aの方向へダイレクトドライブで副
走査駆動できる。
ダ210の出力信号をもとに図示しない制御系により、
リニア直流モータのコイル207に電流を流すと、透過
原稿読み取り用の原稿台12が設置されている第2走行
体302を図21中Aの方向へダイレクトドライブで副
走査駆動できる。
【0094】図28は第7実施例における制御装置のブ
ロック構成を示す。図28において、図5と同じ記号は
同じ機能を有するものを表わすので、その説明を省略す
る。第7実施例では、第2走行体302に設置されてい
るリニアエンコーダ2101の出力側が状態検出用のイ
ンターフェイス装置2102に接続されている。状態検
出用のインターフェイス装置2102は、リニアエンコ
ーダ2101の出力パルスを計数するカウンタを備えて
いる。状態検出用のインターフェイス装置2102の出
力側はバス505を介してマイクロコンピュータ501
に接続され、後述の制御系により副走査のフィードバッ
ク制御が実行される。なお、リニア直流モータ511
(副走査走行体512)の速度を検出する方式、つま
り、リニアエンコーダ2101の出力信号を処理する状
態検出用インターフェイス装置2102の処理方式につ
いては図6、図7と同様であるので、その説明を省略す
る。
ロック構成を示す。図28において、図5と同じ記号は
同じ機能を有するものを表わすので、その説明を省略す
る。第7実施例では、第2走行体302に設置されてい
るリニアエンコーダ2101の出力側が状態検出用のイ
ンターフェイス装置2102に接続されている。状態検
出用のインターフェイス装置2102は、リニアエンコ
ーダ2101の出力パルスを計数するカウンタを備えて
いる。状態検出用のインターフェイス装置2102の出
力側はバス505を介してマイクロコンピュータ501
に接続され、後述の制御系により副走査のフィードバッ
ク制御が実行される。なお、リニア直流モータ511
(副走査走行体512)の速度を検出する方式、つま
り、リニアエンコーダ2101の出力信号を処理する状
態検出用インターフェイス装置2102の処理方式につ
いては図6、図7と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0095】第7実施例では、図21で説明した理由等
により、ガイドレール202、203に曲率1/rがあ
ると、第1走行体11と第2走行体302の動きが異な
る。図29はその様子を示す。一般にガイドレール20
2、203に曲率が生ずるといっても、それはかなり小
さいので、走行体11、302の運動は図29に示すよ
うに回転運動ではあるが、走行体11、302上の各点
は近似的に並進運動をするものとみなせる。
により、ガイドレール202、203に曲率1/rがあ
ると、第1走行体11と第2走行体302の動きが異な
る。図29はその様子を示す。一般にガイドレール20
2、203に曲率が生ずるといっても、それはかなり小
さいので、走行体11、302の運動は図29に示すよ
うに回転運動ではあるが、走行体11、302上の各点
は近似的に並進運動をするものとみなせる。
【0096】図29において、リニアエンコーダ210
1が設置されているところの速度v2101と透過原稿
設置位置における第2走行体302の速度について考え
てみる。第2走行体302は、透過原稿読み取り用原稿
台12が設置されている第2走行体302の下部で、か
つ、リニア直流モータのそばに設置されているリニアエ
ンコーダ2101のところでは、ガイドレール202、
203の曲率半径rと、ガイドレール202、203と
リニアエンコーダ2101との上下方向の距離jを加え
た値を曲率半径として、ガイドレール202、203の
曲率の中心点Oを中心に回転運動をしていると考えられ
る。
1が設置されているところの速度v2101と透過原稿
設置位置における第2走行体302の速度について考え
てみる。第2走行体302は、透過原稿読み取り用原稿
台12が設置されている第2走行体302の下部で、か
つ、リニア直流モータのそばに設置されているリニアエ
ンコーダ2101のところでは、ガイドレール202、
203の曲率半径rと、ガイドレール202、203と
リニアエンコーダ2101との上下方向の距離jを加え
た値を曲率半径として、ガイドレール202、203の
曲率の中心点Oを中心に回転運動をしていると考えられ
る。
【0097】図29において、ijはリニアエンコーダ
1001と透過原稿読み取り位置との上下方向の間隔で
あり、v2101はリニアエンコーダ2101による速
度計測結果であり、vtrn2は透過原稿読み取り位置
での第2走行体302の速度を表わしている。この透過
原稿読み取り位置での第2走行体302の速度vtrn
2は、図29から換算し、 vtrn2=((r+j−ij)/(r+j))×v2101・・・・・(4) と表わすことができる。((r+j−ij)/(r+
j))は、走行体駆動装置の機械的な配置のみによって
決定される定数になる。
1001と透過原稿読み取り位置との上下方向の間隔で
あり、v2101はリニアエンコーダ2101による速
度計測結果であり、vtrn2は透過原稿読み取り位置
での第2走行体302の速度を表わしている。この透過
原稿読み取り位置での第2走行体302の速度vtrn
2は、図29から換算し、 vtrn2=((r+j−ij)/(r+j))×v2101・・・・・(4) と表わすことができる。((r+j−ij)/(r+
j))は、走行体駆動装置の機械的な配置のみによって
決定される定数になる。
【0098】また、図29において、リニアエンコーダ
2101が設置されているところの速度v2101と反
射原稿設置位置における第2走行体302の仮想速度v
ref2について考えてみる。リニアエンコーダ210
1と反射原稿読み取り位置との上下方向の間隔をkと
し、反射原稿読み取り用原稿台12の位置での第2走行
体302の換算仮想速度vtrn2をリニアエンコーダ
2101が設置されているところの速度v2101で表
わすと、図29から vtrn2=((r+m−k)/(r+m))×v2101・・・・・(5) となる。((r+m−k)/(r+m))は、走行体駆
動装置の機械的な配置のみによって決定される定数にな
る。
2101が設置されているところの速度v2101と反
射原稿設置位置における第2走行体302の仮想速度v
ref2について考えてみる。リニアエンコーダ210
1と反射原稿読み取り位置との上下方向の間隔をkと
し、反射原稿読み取り用原稿台12の位置での第2走行
体302の換算仮想速度vtrn2をリニアエンコーダ
2101が設置されているところの速度v2101で表
わすと、図29から vtrn2=((r+m−k)/(r+m))×v2101・・・・・(5) となる。((r+m−k)/(r+m))は、走行体駆
動装置の機械的な配置のみによって決定される定数にな
る。
【0099】図30は第7実施例における制御系のブロ
ック構成のうちの透過原稿読み取り時のものを示し、図
31は第7実施例における制御系のブロック構成のうち
の反射原稿読み取り時のものを示す。第7実施例では、
透過原稿読み取り時には図30に示したものを選択して
用い、反射原稿読み取り時には図31に示したものを選
択して用いる。
ック構成のうちの透過原稿読み取り時のものを示し、図
31は第7実施例における制御系のブロック構成のうち
の反射原稿読み取り時のものを示す。第7実施例では、
透過原稿読み取り時には図30に示したものを選択して
用い、反射原稿読み取り時には図31に示したものを選
択して用いる。
【0100】図30において、図8のものと同じ記号は
同じ機能を有するものを示すので、その説明は省略す
る。リニアエンコーダ2101の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置により検出された速度v2
10(i−1)の情報は、ブロック2601で上記
(4)式で与えられた定数((r+j−ij)/(r+
j))がかけられ、透過原稿読み取り用原稿台12の速
度vtrn(i−1)の情報が求められる。
同じ機能を有するものを示すので、その説明は省略す
る。リニアエンコーダ2101の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置により検出された速度v2
10(i−1)の情報は、ブロック2601で上記
(4)式で与えられた定数((r+j−ij)/(r+
j))がかけられ、透過原稿読み取り用原稿台12の速
度vtrn(i−1)の情報が求められる。
【0101】この仮想速度vtrn(i−1)の情報は
フィードバックループ2602を経て演算部806に与
えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演算
が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求
められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに
出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上
のループが繰り返される。以上の(4)式の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
フィードバックループ2602を経て演算部806に与
えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演算
が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求
められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに
出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上
のループが繰り返される。以上の(4)式の計算を含む
制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数
値演算で行われるので、簡単に実現できる。
【0102】図31において、図8と同じ記号は同じ機
能を有するものを示すので、その説明は省略する。リニ
アエンコーダ2101の出力信号をもとに状態検出用イ
ンターフェイス装置により検出された速度v210(i
−1)の情報は、ブロック2701で上記(5)式で与
えられた定数((r+m−k)/(r+m))がかけら
れ、反射原稿読み取り用原稿台12の位置での第2走行
体302の換算仮想速度vtrn2の情報が求められ
る。
能を有するものを示すので、その説明は省略する。リニ
アエンコーダ2101の出力信号をもとに状態検出用イ
ンターフェイス装置により検出された速度v210(i
−1)の情報は、ブロック2701で上記(5)式で与
えられた定数((r+m−k)/(r+m))がかけら
れ、反射原稿読み取り用原稿台12の位置での第2走行
体302の換算仮想速度vtrn2の情報が求められ
る。
【0103】この仮想速度vtrn2(i−1)の情報
はフィードバックループ2702を経て演算部806に
与えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演
算が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が
求められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータ
に出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以
上のループが繰り返される。以上の(5)式の計算を含
む制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の
数値演算で行われるので、簡単に実現できる。なお、第
7実施例において、透過原稿13を読み取るための原稿
台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11に設置し
てもよい。
はフィードバックループ2702を経て演算部806に
与えられる。この後は図8の第1実施例と同様な制御演
算が行われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が
求められる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータ
に出力されて副走査走行体512が副走査駆動され、以
上のループが繰り返される。以上の(5)式の計算を含
む制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の
数値演算で行われるので、簡単に実現できる。なお、第
7実施例において、透過原稿13を読み取るための原稿
台12は反射原稿読み取り用の第1走行体11に設置し
てもよい。
【0104】以上説明したように請求項7記載の発明の
実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原稿
13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿
2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用いら
れる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原稿
13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り用
の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか一方
(第7実施例では第2走行体302)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ2101を用い
て第1走行体11及び第2走行体302の副走査を行う
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時にはリニアエンコーダ2101と反射原稿読
み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいてリニア
エンコーダ2101の出力信号を補正した信号をフィー
ドバック信号として用い、透過原稿読み取り時にはリニ
アエンコーダ2101と透過原稿読み取り位置との上下
方向の位置の違いに基づいてリニアエンコーダ2101
の出力信号を補正した信号をフィードバック信号として
用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り
時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過原稿
13を読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿
2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用いら
れる光源3、14及び原稿台1、12を有し、透過原稿
13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取り用
の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか一方
(第7実施例では第2走行体302)に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダ2101を用い
て第1走行体11及び第2走行体302の副走査を行う
画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射原稿
読み取り時にはリニアエンコーダ2101と反射原稿読
み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいてリニア
エンコーダ2101の出力信号を補正した信号をフィー
ドバック信号として用い、透過原稿読み取り時にはリニ
アエンコーダ2101と透過原稿読み取り位置との上下
方向の位置の違いに基づいてリニアエンコーダ2101
の出力信号を補正した信号をフィードバック信号として
用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り
時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0105】本発明の第8実施例は、請求項8記載の発
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。図32は第8実施例におけ
る制御系のブロック構成のうち、反射原稿読み取り時の
ものを示す。図32において、図8と同じ記号は同じ機
能を有するものを示すので、その説明を省略する。
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。図32は第8実施例におけ
る制御系のブロック構成のうち、反射原稿読み取り時の
ものを示す。図32において、図8と同じ記号は同じ機
能を有するものを示すので、その説明を省略する。
【0106】第8実施例では、請求項1記載の発明の実
施例、例えば上記第1実施例において、リニアエンコー
ダ210の出力信号をもとに状態検出用インターフェイ
ス装置508により検出された速度v210(i−1)
の情報は、フィードバックループ805を経て演算部8
06に与えられる。また、指令発生装置506により副
走査制御の制御目標値として与えられた目標速度R
(i)の情報は、ブロック2801で上記(2)式で与
えられる定数の逆数((r+f)/(r+f−e))が
かけられ、新たな目標速度R1(i)の情報として演算
部806に与えられる。
施例、例えば上記第1実施例において、リニアエンコー
ダ210の出力信号をもとに状態検出用インターフェイ
ス装置508により検出された速度v210(i−1)
の情報は、フィードバックループ805を経て演算部8
06に与えられる。また、指令発生装置506により副
走査制御の制御目標値として与えられた目標速度R
(i)の情報は、ブロック2801で上記(2)式で与
えられる定数の逆数((r+f)/(r+f−e))が
かけられ、新たな目標速度R1(i)の情報として演算
部806に与えられる。
【0107】この後は図8と同様な制御演算が行われて
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
【0108】第8実施例では、透過原稿読み取り時には
上述した図8のものを用いる。すなわち、第8実施例で
は、制御系のブロック構成としては、透過原稿読み取り
時には上述した図8のものを選択して用い、反射原稿読
み取り時には上述した図32のものを選択して用いる。
上述した図8のものを用いる。すなわち、第8実施例で
は、制御系のブロック構成としては、透過原稿読み取り
時には上述した図8のものを選択して用い、反射原稿読
み取り時には上述した図32のものを選択して用いる。
【0109】以上説明したように、請求項8記載の発明
の実施例では、請求項1記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、透過原稿読み取り時には副走査制
御の制御目標値を設定値のまま用い、反射原稿読み取り
時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目標値
を補正するので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み
取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
の実施例では、請求項1記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、透過原稿読み取り時には副走査制
御の制御目標値を設定値のまま用い、反射原稿読み取り
時にはリニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目標値
を補正するので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み
取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0110】本発明の第9実施例は、請求項9記載の発
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。第9実施例における制御装
置のブロック構成は図11と同様であるので、その説明
を省略する。また、走行体などや、スチールベルトによ
る走行体従動方式は図9、図10および図4に示したも
のと同様であるので、その説明を省略する。
明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方式の
リニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動
する場合の一実施例である。第9実施例における制御装
置のブロック構成は図11と同様であるので、その説明
を省略する。また、走行体などや、スチールベルトによ
る走行体従動方式は図9、図10および図4に示したも
のと同様であるので、その説明を省略する。
【0111】図33は第9実施例における制御系のブロ
ック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。図
33において、図12と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。第9実施例では、
請求項2記載の発明の実施例、例えば上記第2実施例に
おいて、リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに
状態検出用インターフェイス装置1002により検出さ
れた速度v1001(i−1)の情報は、フィードバッ
クループ2901を経て演算部806に与えられる。ま
た、指令発生装置506により副走査制御の制御目標値
として与えられた目標速度R(i)の情報は、ブロック
2901で上記(3)式で与えられる定数の逆数(2
(r+h−g)/(r+h))がかけられ、新たな目標
速度R2(i)の情報として演算部806に与えられ
る。
ック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。図
33において、図12と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。第9実施例では、
請求項2記載の発明の実施例、例えば上記第2実施例に
おいて、リニアエンコーダ1001の出力信号をもとに
状態検出用インターフェイス装置1002により検出さ
れた速度v1001(i−1)の情報は、フィードバッ
クループ2901を経て演算部806に与えられる。ま
た、指令発生装置506により副走査制御の制御目標値
として与えられた目標速度R(i)の情報は、ブロック
2901で上記(3)式で与えられる定数の逆数(2
(r+h−g)/(r+h))がかけられ、新たな目標
速度R2(i)の情報として演算部806に与えられ
る。
【0112】この後は図8のものと同様な制御演算が行
われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求めら
れる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力
されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のル
ープが繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含
む制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の
数値演算で行われるので、簡単に実現できる。
われてリニア直流モータへの制御電圧u(i)が求めら
れる。この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力
されて副走査走行体512が副走査駆動され、以上のル
ープが繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含
む制御演算すべては、マイクロコンピュータ501内の
数値演算で行われるので、簡単に実現できる。
【0113】第9実施例では、反射原稿読み取り時には
上述した図12のものを用いる。すなわち、第9実施例
では、制御系のブロック構成としては、反射原稿読み取
り時には上述した図12のものを選択して用い、透過原
稿読み取り時には上述した図33のものを選択して用い
る。
上述した図12のものを用いる。すなわち、第9実施例
では、制御系のブロック構成としては、反射原稿読み取
り時には上述した図12のものを選択して用い、透過原
稿読み取り時には上述した図33のものを選択して用い
る。
【0114】以上説明したように、請求項9記載の発明
の実施例では、請求項2記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、反射原稿読み取り時には副走査制
御の制御目標値を設定値のまま用い、透過原稿読み取り
時にはリニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目標値
を補正するので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み
取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
の実施例では、請求項2記載の画像読み取り装置の走行
体駆動装置において、反射原稿読み取り時には副走査制
御の制御目標値を設定値のまま用い、透過原稿読み取り
時にはリニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて副走査制御の制御目標値
を補正するので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み
取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0115】本発明の第10実施例は、請求項10記載
の発明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方
式のリニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト
駆動する場合の一実施例である。第10実施例における
制御装置のブロック構成は図28のものと同様であるの
で、その説明を省略する。また、走行体などや、スチー
ルベルトによる走行体従動方式は図21、図22および
図4に示すものと同様であるので、その説明を省略す
る。
の発明の実施例うち駆動源としてダイレクトドライブ方
式のリニア直流モータを用いて第2走行体をダイレクト
駆動する場合の一実施例である。第10実施例における
制御装置のブロック構成は図28のものと同様であるの
で、その説明を省略する。また、走行体などや、スチー
ルベルトによる走行体従動方式は図21、図22および
図4に示すものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0116】図34は第10実施例における制御系のブ
ロック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。
図34において、図8と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。第10実施例で
は、リニアエンコーダ2101の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置2102により検出された
速度v2101(i−1)の情報は、フィードバックル
ープ3001を経て演算部806に与えられる。また、
指令発生装置506により副走査制御の制御目標値とし
て与えられた目標速度R(i)の情報は、ブロック30
02で上記(4)式で与えられる定数の逆数((r+
j)/(r+j−ij))がかけられ、新たな目標速度
R3(i)の情報として演算部806に与えられる。
ロック構成のうち、透過原稿読み取り時のものを示す。
図34において、図8と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。第10実施例で
は、リニアエンコーダ2101の出力信号をもとに状態
検出用インターフェイス装置2102により検出された
速度v2101(i−1)の情報は、フィードバックル
ープ3001を経て演算部806に与えられる。また、
指令発生装置506により副走査制御の制御目標値とし
て与えられた目標速度R(i)の情報は、ブロック30
02で上記(4)式で与えられる定数の逆数((r+
j)/(r+j−ij))がかけられ、新たな目標速度
R3(i)の情報として演算部806に与えられる。
【0117】この後は図8と同様な制御演算が行われて
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
【0118】図35は第10実施例における制御系のブ
ロック構成のうち、反射原稿読み取り時のものを示す。
図35において、図8と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。リニアエンコーダ
2101の出力信号をもとに状態検出用インターフェイ
ス装置2102により検出された速度v2101(i−
1)の情報は、フィードバックループ3001を経て演
算部806に与えられる。また、指令発生装置506に
より副走査制御の制御目標値として与えられた目標速度
R(i)の情報は、ブロック3102で上記(5)式で
与えられる定数の逆数((r+m)/(r+m−k))
がかけられ、新たな目標速度R4(i)の情報として演
算部806に与えられる。
ロック構成のうち、反射原稿読み取り時のものを示す。
図35において、図8と同じ記号は同じ機能を有するも
のを示すので、その説明を省略する。リニアエンコーダ
2101の出力信号をもとに状態検出用インターフェイ
ス装置2102により検出された速度v2101(i−
1)の情報は、フィードバックループ3001を経て演
算部806に与えられる。また、指令発生装置506に
より副走査制御の制御目標値として与えられた目標速度
R(i)の情報は、ブロック3102で上記(5)式で
与えられる定数の逆数((r+m)/(r+m−k))
がかけられ、新たな目標速度R4(i)の情報として演
算部806に与えられる。
【0119】この後は図8と同様な制御演算が行われて
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
リニア直流モータへの制御電圧u(i)が求められる。
この制御電圧u(i)がリニア直流モータに出力されて
副走査走行体512が副走査駆動され、以上のループが
繰り返される。以上の新たな目標速度の計算を含む制御
演算すべては、マイクロコンピュータ501内の数値演
算で行われるので、簡単に実現できる。
【0120】すなわち、第10実施例では、制御系のブ
ロック構成としては、透過原稿読み取り時には上述した
図34のものを選択して用い、反射原稿読み取り時には
上述した図35のものを選択して用いる。
ロック構成としては、透過原稿読み取り時には上述した
図34のものを選択して用い、反射原稿読み取り時には
上述した図35のものを選択して用いる。
【0121】以上説明したように、請求項10記載の発
明の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過
原稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射
原稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用
いられる光源3、14及び原稿台1、14を有し、透過
原稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取
り用の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダ2101を用いて第1走行体11及び第2走行体
302の副走査を行う画像読み取り装置の走行体駆動装
置において、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ
2101と反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて副走査制御の制御目標値を補正し、透過
原稿読み取り時にはリニアエンコーダ2101と透過原
稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて副
走査制御の制御目標値を補正するので、透過原稿読み取
り時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副走査駆動を
行うことができる。
明の実施例では、反射原稿2を読み取るモードと、透過
原稿13を読み取るモードとが選択可能であって、反射
原稿2の読み取りと透過原稿13の読み取りに別々に用
いられる光源3、14及び原稿台1、14を有し、透過
原稿13を読み取るための原稿台12を反射原稿読み取
り用の第1走行体11及び第2走行体302のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダ2101を用いて第1走行体11及び第2走行体
302の副走査を行う画像読み取り装置の走行体駆動装
置において、反射原稿読み取り時にはリニアエンコーダ
2101と反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて副走査制御の制御目標値を補正し、透過
原稿読み取り時にはリニアエンコーダ2101と透過原
稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づいて副
走査制御の制御目標値を補正するので、透過原稿読み取
り時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副走査駆動を
行うことができる。
【0122】以上、請求項1〜10記載の発明の実施例
は、駆動源としてダイレクトドライブ方式のリニア直流
モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の
一実施例について説明したが、請求項1〜10記載の発
明はリニアパルスモータ等の他のリニアモータ、リニア
超音波モータ等を用いて第2走行体をダイレクト駆動す
る場合や、直流、パルス等で回転させるモータ等を用い
て第2走行体を駆動する場合などに適用することができ
る。
は、駆動源としてダイレクトドライブ方式のリニア直流
モータを用いて第2走行体をダイレクト駆動する場合の
一実施例について説明したが、請求項1〜10記載の発
明はリニアパルスモータ等の他のリニアモータ、リニア
超音波モータ等を用いて第2走行体をダイレクト駆動す
る場合や、直流、パルス等で回転させるモータ等を用い
て第2走行体を駆動する場合などに適用することができ
る。
【0123】また、透過原稿を読み取るための原稿台1
2を第2走行体302に設置した実施例について説明し
たが、透過原稿を読み取るための原稿台12は第1走行
体11に設置してもよい。この他、リニアエンコーダと
しては、特に光学式に限定されるものではなく、他の磁
気式等いかなるものであってもよい。また、上記実施例
では駆動源の制御をデジタルのPI制御としたが、駆動
源の制御はアナログ制御でも、PID制御でも、さらに
は現代制御でもかまわない。さらに、(2)〜(5)式
の計算はマイクロコンピュータ内のデジタル処理として
説明したが、それぞれの係数は上述のような機械的な配
置によって決定する定数となるので、(2)〜(5)式
の計算はデジタル処理のみでなくアナログ処理によって
も簡単に実現できる。
2を第2走行体302に設置した実施例について説明し
たが、透過原稿を読み取るための原稿台12は第1走行
体11に設置してもよい。この他、リニアエンコーダと
しては、特に光学式に限定されるものではなく、他の磁
気式等いかなるものであってもよい。また、上記実施例
では駆動源の制御をデジタルのPI制御としたが、駆動
源の制御はアナログ制御でも、PID制御でも、さらに
は現代制御でもかまわない。さらに、(2)〜(5)式
の計算はマイクロコンピュータ内のデジタル処理として
説明したが、それぞれの係数は上述のような機械的な配
置によって決定する定数となるので、(2)〜(5)式
の計算はデジタル処理のみでなくアナログ処理によって
も簡単に実現できる。
【0124】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を読み取る
モードとが選択可能であって、反射原稿の読み取りと透
過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び原稿台を
有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射原稿読み
取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか一方に設
置し、副走査フィードバック制御用リニアエンコーダを
用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副走査制御
を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、前
記副走査フィードバック制御用リニアエンコーダを透過
原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原
稿台が設置されている走行体に設置し、かつ、前記副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダの設置位置を
透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置とし
たので、透過原稿読み取り時に正確な副走査駆動を行う
ことができる。
ば、反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を読み取る
モードとが選択可能であって、反射原稿の読み取りと透
過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び原稿台を
有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射原稿読み
取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか一方に設
置し、副走査フィードバック制御用リニアエンコーダを
用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副走査制御
を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置において、前
記副走査フィードバック制御用リニアエンコーダを透過
原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原
稿台が設置されている走行体に設置し、かつ、前記副走
査フィードバック制御用リニアエンコーダの設置位置を
透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置とし
たので、透過原稿読み取り時に正確な副走査駆動を行う
ことができる。
【0125】請求項2記載の発明によれば、反射原稿を
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み
取り装置の走行体駆動装置において、前記副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダを前記第1走行体に設
置し、かつ、前記副走査フィードバック制御用リニアエ
ンコーダの設置位置を反射原稿設置位置の高さに等しい
かほぼ等しい位置としたので、反射原稿読み取り時に正
確な副走査駆動を行うことができる。
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み
取り装置の走行体駆動装置において、前記副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダを前記第1走行体に設
置し、かつ、前記副走査フィードバック制御用リニアエ
ンコーダの設置位置を反射原稿設置位置の高さに等しい
かほぼ等しい位置としたので、反射原稿読み取り時に正
確な副走査駆動を行うことができる。
【0126】請求項3記載の発明によれば、反射原稿を
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み
取り装置の走行体駆動装置において、前記副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダとして複数のリニアエ
ンコーダを上下方向に離して設置し、この複数のリニア
エンコーダのうちの1つを透過原稿読み取り用原稿台、
もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走
行体に任意の高さに設置し、前記複数のリニアエンコー
ダのうちの他の1つを前記第1走行体に任意の高さに設
置し、反射原稿読み取り時には前記第1走行体に設置し
たリニアエンコーダを用い、透過原稿読み取り時には透
過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用
原稿台が設置されている走行体に設置したリニアエンコ
ーダを用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読
み取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査制御を行う画像読み
取り装置の走行体駆動装置において、前記副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダとして複数のリニアエ
ンコーダを上下方向に離して設置し、この複数のリニア
エンコーダのうちの1つを透過原稿読み取り用原稿台、
もしくは透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走
行体に任意の高さに設置し、前記複数のリニアエンコー
ダのうちの他の1つを前記第1走行体に任意の高さに設
置し、反射原稿読み取り時には前記第1走行体に設置し
たリニアエンコーダを用い、透過原稿読み取り時には透
過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用
原稿台が設置されている走行体に設置したリニアエンコ
ーダを用いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読
み取り時に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0127】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、前記
第1走行体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置
位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し、透過原
稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿
台が設置されている走行体に設置するリニアエンコーダ
は透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に
設置したので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取
り時に共にさらに正確な副走査駆動を行うことができ
る。
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、前記
第1走行体に設置するリニアエンコーダは反射原稿設置
位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に設置し、透過原
稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿
台が設置されている走行体に設置するリニアエンコーダ
は透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置に
設置したので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取
り時に共にさらに正確な副走査駆動を行うことができ
る。
【0128】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過
原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
設置したリニアエンコーダの出力信号をフィードバック
信号として用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエ
ンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信号を補正
した信号をフィードバック信号として用いるので、透過
原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副
走査駆動を行うことができる。
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過
原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もしく
は透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に
設置したリニアエンコーダの出力信号をフィードバック
信号として用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエ
ンコーダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて前記リニアエンコーダの出力信号を補正
した信号をフィードバック信号として用いるので、透過
原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副
走査駆動を行うことができる。
【0129】請求項6記載の発明によれば、請求項2記
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射
原稿読み取り時には前記リニアエンコーダの出力信号を
フィードバック信号として用い、透過原稿読み取り時に
は前記リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの
出力信号を補正した信号をフィードバック信号として用
いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時
に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射
原稿読み取り時には前記リニアエンコーダの出力信号を
フィードバック信号として用い、透過原稿読み取り時に
は前記リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの
出力信号を補正した信号をフィードバック信号として用
いるので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時
に共に正確な副走査駆動を行うことができる。
【0130】請求項7記載の発明によれば、反射原稿を
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り
装置の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時に
は前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの
出力信号を補正した信号をフィードバック信号として用
い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透
過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフ
ィードバック信号として用いるので、透過原稿読み取り
時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副走査駆動を行
うことができる。
読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選択
可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み取
りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原稿
を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1走
行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査フ
ィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第1
走行体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取り
装置の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時に
は前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との上
下方向の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの
出力信号を補正した信号をフィードバック信号として用
い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透
過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフ
ィードバック信号として用いるので、透過原稿読み取り
時及び反射原稿読み取り時に共に正確な副走査駆動を行
うことができる。
【0131】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過
原稿読み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値の
まま用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するので、
透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確
な副走査駆動を行うことができる。
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、透過
原稿読み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値の
まま用い、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと反射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するので、
透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確
な副走査駆動を行うことができる。
【0132】請求項9記載の発明によれば、請求項2記
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射
原稿読み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値の
まま用い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するので、
透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確
な副走査駆動を行うことができる。
載の画像読み取り装置の走行体駆動装置において、反射
原稿読み取り時には副走査制御の制御目標値を設定値の
まま用い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコー
ダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに
基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正するので、
透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共に正確
な副走査駆動を行うことができる。
【0133】請求項10記載の発明によれば、反射原稿
を読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選
択可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み
取りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原
稿を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1
走行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第
1走行体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取
り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時
には前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御
目標値を補正し、透過原稿読み取り時には前記リニアエ
ンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正する
ので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共
に正確な副走査駆動を行うことができる。
を読み取るモードと、透過原稿を読み取るモードとが選
択可能であって、反射原稿の読み取りと透過原稿の読み
取りに別々に用いられる光源及び原稿台を有し、透過原
稿を読み取るための原稿台を反射原稿読み取り用の第1
走行体及び第2走行体のどちらか一方に設置し、副走査
フィードバック制御用リニアエンコーダを用いて前記第
1走行体及び前記第2走行体の副走査を行う画像読み取
り装置の走行体駆動装置において、反射原稿読み取り時
には前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御
目標値を補正し、透過原稿読み取り時には前記リニアエ
ンコーダと透過原稿読み取り位置との上下方向の位置の
違いに基づいて前記副走査制御の制御目標値を補正する
ので、透過原稿読み取り時及び反射原稿読み取り時に共
に正確な副走査駆動を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】本発明を応用した画像読み取り装置の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】上記第1実施例を示す側面図である。
【図4】上記第1実施例の一部の副走査開始前と副走査
終了後を示す正面図である。
終了後を示す正面図である。
【図5】上記第1実施例における制御装置のブロック構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図6】上記第1実施例の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図7】上記第1実施例におけるマイクロコンピュータ
の割込み処理フローを示すフローチャートである。
の割込み処理フローを示すフローチャートである。
【図8】上記第1実施例における制御系のブロック構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図10】同第2実施例を示す側面図である。
【図11】同第2実施例における制御装置のブロック構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図12】同第2実施例における制御系のブロック構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図14】同第3実施例を示す側面図である。
【図15】同第3実施例における制御装置のブロック構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図16】同第3実施例における制御系の透過原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図17】同第3実施例における制御系の反射原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第4実施例を示す平面図である。
【図19】同第4実施例を示す側面図である。
【図20】同第4実施例における制御装置のブロック構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図21】本発明の第5実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図22】同第5実施例を説明するための図である。
【図23】同第5実施例における制御系の反射原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図24】本発明の第6実施例を説明するための図であ
る。
る。
【図25】同第6実施例における制御系の透過原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図26】本発明の第7実施例を示す平面図である。
【図27】同第7実施例を示す側面図である。
【図28】同第7実施例における制御装置のブロック構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図29】同第7実施例を説明するための図である。
【図30】同第7実施例における制御系の透過原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図31】同第7実施例における制御系の反射原稿読み
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図32】本発明の第8実施例における制御系の反射原
稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図33】本発明の第9実施例における制御系の透過原
稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
【図34】本発明の第10実施例における制御系の透過
原稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図であ
る。
原稿読み取り時のブロック構成を示すブロック図であ
る。
【図35】同第10実施例における制御系の反射原稿読
み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
み取り時のブロック構成を示すブロック図である。
1 反射原稿読み取り用原稿台 2 反射原稿 3 反射原稿読み取り用光源 11 第1走行体 12 透過原稿読み取り用原稿台 13 透過原稿 14 透過原稿読み取り用光源 210、1001、5101、2101 リニアエ
ンコーダ 301、302 第2走行体 501 マイクロコンピュータ 508、1002、10702、1502、2102
状態検出用インターフェイス装置 509 駆動用インターフェイス装置 510 駆動装置 511 リニア直流モータ 512 副走査走行体 10701、1501 セレクタ
ンコーダ 301、302 第2走行体 501 マイクロコンピュータ 508、1002、10702、1502、2102
状態検出用インターフェイス装置 509 駆動用インターフェイス装置 510 駆動装置 511 リニア直流モータ 512 副走査走行体 10701、1501 セレクタ
Claims (10)
- 【請求項1】反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を
読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿の読み
取りと透過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び
原稿台を有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射
原稿読み取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダを用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副
走査制御を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置にお
いて、前記副走査フィードバック制御用リニアエンコー
ダを透過原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み
取り用原稿台が設置されている走行体に設置し、かつ、
前記副走査フィードバック制御用リニアエンコーダの設
置位置を透過原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等しい
位置としたことを特徴とする画像読み取り装置の走行体
駆動装置。 - 【請求項2】反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を
読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿の読み
取りと透過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び
原稿台を有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射
原稿読み取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダを用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副
走査制御を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置にお
いて、前記副走査フィードバック制御用リニアエンコー
ダを前記第1走行体に設置し、かつ、前記副走査フィー
ドバック制御用リニアエンコーダの設置位置を反射原稿
設置位置の高さに等しいかほぼ等しい位置としたことを
特徴とする画像読み取り装置の走行体駆動装置。 - 【請求項3】反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を
読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿の読み
取りと透過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び
原稿台を有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射
原稿読み取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダを用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副
走査制御を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置にお
いて、前記副走査フィードバック制御用リニアエンコー
ダとして複数のリニアエンコーダを上下方向に離して設
置し、この複数のリニアエンコーダのうちの1つを透過
原稿読み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原
稿台が設置されている走行体に任意の高さに設置し、前
記複数のリニアエンコーダのうちの他の1つを前記第1
走行体に任意の高さに設置し、反射原稿読み取り時には
前記第1走行体に設置したリニアエンコーダを用い、透
過原稿読み取り時には透過原稿読み取り用原稿台、もし
くは透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体
に設置したリニアエンコーダを用いることを特徴とする
画像読み取り装置の走行体駆動装置。 - 【請求項4】請求項3記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、前記第1走行体に設置するリニアエ
ンコーダは反射原稿設置位置の高さに等しいかほぼ等し
い位置に設置し、透過原稿読み取り用原稿台、もしくは
透過原稿読み取り用原稿台が設置されている走行体に設
置するリニアエンコーダは透過原稿設置位置の高さに等
しいかほぼ等しい位置に設置したことを特徴とする画像
読み取り装置の走行体駆動装置。 - 【請求項5】請求項1記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、透過原稿読み取り時には透過原稿読
み取り用原稿台、もしくは透過原稿読み取り用原稿台が
設置されている走行体に設置したリニアエンコーダの出
力信号をフィードバック信号として用い、反射原稿読み
取り時には前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位
置との上下方向の位置の違いに基づいて前記リニアエン
コーダの出力信号を補正した信号をフィードバック信号
として用いることを特徴とする画像読み取り装置の走行
体駆動装置。 - 【請求項6】請求項2記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、反射原稿読み取り時には前記リニア
エンコーダの出力信号をフィードバック信号として用
い、透過原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと透
過原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフ
ィードバック信号として用いることを特徴とする画像読
み取り装置の走行体駆動装置。 - 【請求項7】反射原稿を読み取るモードと、透過原稿を
読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿の読み
取りと透過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及び
原稿台を有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反射
原稿読み取り用の第1走行体及び第2走行体のどちらか
一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエン
コーダを用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の副
走査を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置におい
て、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと反
射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記リニアエンコーダの出力信号を補正した信号をフ
ィードバック信号として用い、透過原稿読み取り時には
前記リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との上下
方向の位置の違いに基づいて前記リニアエンコーダの出
力信号を補正した信号をフィードバック信号として用い
ることを特徴とする画像読み取り装置の走行体駆動装
置。 - 【請求項8】請求項1記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、透過原稿読み取り時には副走査制御
の制御目標値を設定値のまま用い、反射原稿読み取り時
には前記リニアエンコーダと反射原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御
目標値を補正することを特徴とする画像読み取り装置の
走行体駆動装置。 - 【請求項9】請求項2記載の画像読み取り装置の走行体
駆動装置において、反射原稿読み取り時には副走査制御
の制御目標値を設定値のまま用い、透過原稿読み取り時
には前記リニアエンコーダと透過原稿読み取り位置との
上下方向の位置の違いに基づいて前記副走査制御の制御
目標値を補正することを特徴とする画像読み取り装置の
走行体駆動装置。 - 【請求項10】反射原稿を読み取るモードと、透過原稿
を読み取るモードとが選択可能であって、反射原稿の読
み取りと透過原稿の読み取りに別々に用いられる光源及
び原稿台を有し、透過原稿を読み取るための原稿台を反
射原稿読み取り用の第1走行体及び第2走行体のどちら
か一方に設置し、副走査フィードバック制御用リニアエ
ンコーダを用いて前記第1走行体及び前記第2走行体の
副走査を行う画像読み取り装置の走行体駆動装置におい
て、反射原稿読み取り時には前記リニアエンコーダと反
射原稿読み取り位置との上下方向の位置の違いに基づい
て前記副走査制御の制御目標値を補正し、透過原稿読み
取り時には前記リニアエンコーダと透過原稿読み取り位
置との上下方向の位置の違いに基づいて前記副走査制御
の制御目標値を補正することを特徴とする画像読み取り
装置の走行体駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235568A JPH0897972A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 画像読み取り装置の走行体駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235568A JPH0897972A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 画像読み取り装置の走行体駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0897972A true JPH0897972A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16987925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235568A Pending JPH0897972A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 画像読み取り装置の走行体駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0897972A (ja) |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6235568A patent/JPH0897972A/ja active Pending
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