JPH089787A - 植物栽培容器の通気孔補助具 - Google Patents
植物栽培容器の通気孔補助具Info
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- JPH089787A JPH089787A JP18423694A JP18423694A JPH089787A JP H089787 A JPH089787 A JP H089787A JP 18423694 A JP18423694 A JP 18423694A JP 18423694 A JP18423694 A JP 18423694A JP H089787 A JPH089787 A JP H089787A
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- Japan
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- air
- porous air
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 土壌槽の最深部まで空気を供給し、肥料の施
肥による土壌中のガスの発散を効率よく行う。 【構成】 容器9の土壌槽8に、空気導入通気孔2を穿
設した中空の多孔空気流通体1と、上層基体3から成
り、この底面に蛇腹の連通帯11で分割できる構成で、
この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁部5と、上層
基体接合緑部4を接合し、この中空の多孔空気流通体1
自体に根の拡散用として、翼板6を設け、更に、平面板
に突起部10を設け、又、底面部に外気との連通孔7を
設けた。
肥による土壌中のガスの発散を効率よく行う。 【構成】 容器9の土壌槽8に、空気導入通気孔2を穿
設した中空の多孔空気流通体1と、上層基体3から成
り、この底面に蛇腹の連通帯11で分割できる構成で、
この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁部5と、上層
基体接合緑部4を接合し、この中空の多孔空気流通体1
自体に根の拡散用として、翼板6を設け、更に、平面板
に突起部10を設け、又、底面部に外気との連通孔7を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物栽培容器に新鮮な
空気を導入するために、通気孔を多数穿設し合わせて植
物の細根の塊状防止の為に拡散用として、翼板、並びに
平面板に突起物を設けた中空の多孔空気流通体を容器内
部に挿入した、植物栽培容器の草花成長用促進補助具に
関するものである。
空気を導入するために、通気孔を多数穿設し合わせて植
物の細根の塊状防止の為に拡散用として、翼板、並びに
平面板に突起物を設けた中空の多孔空気流通体を容器内
部に挿入した、植物栽培容器の草花成長用促進補助具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より栽培容器には通気孔に関して、
底面が水の余剰排水用としての兼用の通気孔穴付と、周
壁に通気孔を設けた容器がある。
底面が水の余剰排水用としての兼用の通気孔穴付と、周
壁に通気孔を設けた容器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、容器全体
の周囲からの通気だけでは土壌槽中央部の、各、株の根
部中枢への空気導入が困難の為に植物の成長が遅れる欠
点があり、更に、従来からの植物栽培容器は経時と共に
土壌は上方より大きな垂直荷重を受けて、次第に固化す
る現象を起す欠点があり、これに共なって土壌中の酸素
や窒素の不足を来たし、又、容器の土壌固化の為に水は
けが悪いために細根は伸びきれないばかりか、遂には枯
死することもあり、更には、土壌中に水分や養分を貯蔵
しておく空間がないためにいくら水分や養分を与えて
も、植物の成長に必要なだけの水分や養分をも土壌中に
保持できず、すべてが流失して植物の成長はのぞめない
状態となり、又、前記、容器内での肥料中の生成、悪性
ガスや、微生物の生成ガス・・・・等の発散を効率よく
行い難い欠陥がある。
の周囲からの通気だけでは土壌槽中央部の、各、株の根
部中枢への空気導入が困難の為に植物の成長が遅れる欠
点があり、更に、従来からの植物栽培容器は経時と共に
土壌は上方より大きな垂直荷重を受けて、次第に固化す
る現象を起す欠点があり、これに共なって土壌中の酸素
や窒素の不足を来たし、又、容器の土壌固化の為に水は
けが悪いために細根は伸びきれないばかりか、遂には枯
死することもあり、更には、土壌中に水分や養分を貯蔵
しておく空間がないためにいくら水分や養分を与えて
も、植物の成長に必要なだけの水分や養分をも土壌中に
保持できず、すべてが流失して植物の成長はのぞめない
状態となり、又、前記、容器内での肥料中の生成、悪性
ガスや、微生物の生成ガス・・・・等の発散を効率よく
行い難い欠陥がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、地植に比較し、可
成り制約された環境下におかれる鉢栽培を、できるだけ
植物生育に適するように配慮しようとするもので、その
為に、前述の目的を達成するために、本発明は、植物栽
培容器(9)の内部土壌槽(8)に、新鮮な空気を導入
の為に、通気孔(2)を多数穿設した中空の多孔空気流
通体(1)と、この本体上段に着脱自在の上層基体
(3)から成り、又、この底面に蛇腹の連通帯(11)
で個別に分割できる機能を有する通気孔補助具であっ
て、前記、この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁部
(5)と、上段の略帽冠形状の上層基体接合縁部(4)
を積層自在に嵌着し、融通自在に接合可能とし、又、草
花、細根の塊状防止の為に拡散用として、翼板(6)を
設け、更に、平面板に突起部(10)を作成し、より細
根の拡散用に寄与するものである。そして、この中空の
多孔空気流通体の底面に外側、外気との連通孔(7)を
設けて、これを介して新鮮な空気を容器内に導入し、合
せて空気循環の換気作用の機能を有することを特徴とし
た植物栽培容器の通気孔補助具である。又、前記
成り制約された環境下におかれる鉢栽培を、できるだけ
植物生育に適するように配慮しようとするもので、その
為に、前述の目的を達成するために、本発明は、植物栽
培容器(9)の内部土壌槽(8)に、新鮮な空気を導入
の為に、通気孔(2)を多数穿設した中空の多孔空気流
通体(1)と、この本体上段に着脱自在の上層基体
(3)から成り、又、この底面に蛇腹の連通帯(11)
で個別に分割できる機能を有する通気孔補助具であっ
て、前記、この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁部
(5)と、上段の略帽冠形状の上層基体接合縁部(4)
を積層自在に嵌着し、融通自在に接合可能とし、又、草
花、細根の塊状防止の為に拡散用として、翼板(6)を
設け、更に、平面板に突起部(10)を作成し、より細
根の拡散用に寄与するものである。そして、この中空の
多孔空気流通体の底面に外側、外気との連通孔(7)を
設けて、これを介して新鮮な空気を容器内に導入し、合
せて空気循環の換気作用の機能を有することを特徴とし
た植物栽培容器の通気孔補助具である。又、前記
【請求項2】 による中空の多孔空気流通体が任意の位
置に伸縮自在の蛇腹付通気孔(13)を設置した蛇腹付
基体(12)をもった事を特徴とする通気孔付補助具で
もある。
置に伸縮自在の蛇腹付通気孔(13)を設置した蛇腹付
基体(12)をもった事を特徴とする通気孔付補助具で
もある。
【0005】
【作用】植物栽培容器の余剰水分の排水には、容器自体
の土壌槽の底部の排水兼、土砂穴と共に、中空の多孔空
気流通体からも流出する機能を有し、又、前記、この中
空の多孔空気流通体は連通孔を介して外気と直接連通し
ており、栽培容器本体へ十分で新鮮な空気を送り込み、
この時土壌槽の培養土は残留空気層を十分含み、植物に
とって、土壌水分の適切な含水率と停滞水層の防止によ
り根腐れの心配のない適度な湿り具合の状態が保持され
る構造で、前記、通気孔の存在意義を確保する作用を果
たしている。
の土壌槽の底部の排水兼、土砂穴と共に、中空の多孔空
気流通体からも流出する機能を有し、又、前記、この中
空の多孔空気流通体は連通孔を介して外気と直接連通し
ており、栽培容器本体へ十分で新鮮な空気を送り込み、
この時土壌槽の培養土は残留空気層を十分含み、植物に
とって、土壌水分の適切な含水率と停滞水層の防止によ
り根腐れの心配のない適度な湿り具合の状態が保持され
る構造で、前記、通気孔の存在意義を確保する作用を果
たしている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、各図面1〜
4を参照して説明する。図面に示すように、容器本体
(9)の土壌槽(8)の内部に新鮮な空気導入の為に通
気孔(2)を多数穿設した中空の多孔空気流通体(1)
が、着脱自在で底面面蛇腹の連通帯(11)を設置して
個別に分割できる構造を持ち、この中空の多孔空気流通
体と上段に上層基体(3)とから成る容器の通気孔補助
具であって、この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁
部(5)と上段の略帽冠形状の上層基体接合縁部(4)
を積層自在に嵌着し、融通自在に接合可能とした構造で
ある。前記、この中空の多孔空気流通体、自体に前述の
通気孔(2)並びに、草花細根の塊状防止に拡散用とし
て翼板(6)を設置し、尚、この翼板の形状は平面板が
山型、波型・・・・等いろいろの形状が選択されるもの
であり、更に、平面板に突起部(10)を形成し、この
突起部の形状も山型、波型・・・・等いろいろの形状が
選択できる構造である。而して、新鮮な空気導入にあた
り、栽培容器(9)の内部土壌槽(8)に中空の多孔空
気流通体から空気中の酸素や窒素が補給され、細根の発
達をうながす状態を保持さす為にも窓穴が略等間隔に開
口されて、本発明でなる実施例では、通気孔の直径が1
m/mφ〜数m/mφ程の穴で土砂が漏出できない程度
の穴が穿設されている。尚、この通気孔の穴の形状は円
形に限らず四角型、三角型、長方型、星型・・・・等任
意のものが選択される。そして、この中空の多孔空気流
通体は連通孔(7)を介して、あるいは、排水兼、土砂
穴(14)からも外気の新鮮な空気を導入できる設計
で、土砂槽(8)の 内部最深部にも行き渡すために何
層にも段重ねができる構造で、形状も中空筒状で多数の
通気孔を持ち、膨出部を上方に向けて穿設しより新鮮な
空気の導入を計る形状となっている。前記、特許請求の
範囲の請求項
4を参照して説明する。図面に示すように、容器本体
(9)の土壌槽(8)の内部に新鮮な空気導入の為に通
気孔(2)を多数穿設した中空の多孔空気流通体(1)
が、着脱自在で底面面蛇腹の連通帯(11)を設置して
個別に分割できる構造を持ち、この中空の多孔空気流通
体と上段に上層基体(3)とから成る容器の通気孔補助
具であって、この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁
部(5)と上段の略帽冠形状の上層基体接合縁部(4)
を積層自在に嵌着し、融通自在に接合可能とした構造で
ある。前記、この中空の多孔空気流通体、自体に前述の
通気孔(2)並びに、草花細根の塊状防止に拡散用とし
て翼板(6)を設置し、尚、この翼板の形状は平面板が
山型、波型・・・・等いろいろの形状が選択されるもの
であり、更に、平面板に突起部(10)を形成し、この
突起部の形状も山型、波型・・・・等いろいろの形状が
選択できる構造である。而して、新鮮な空気導入にあた
り、栽培容器(9)の内部土壌槽(8)に中空の多孔空
気流通体から空気中の酸素や窒素が補給され、細根の発
達をうながす状態を保持さす為にも窓穴が略等間隔に開
口されて、本発明でなる実施例では、通気孔の直径が1
m/mφ〜数m/mφ程の穴で土砂が漏出できない程度
の穴が穿設されている。尚、この通気孔の穴の形状は円
形に限らず四角型、三角型、長方型、星型・・・・等任
意のものが選択される。そして、この中空の多孔空気流
通体は連通孔(7)を介して、あるいは、排水兼、土砂
穴(14)からも外気の新鮮な空気を導入できる設計
で、土砂槽(8)の 内部最深部にも行き渡すために何
層にも段重ねができる構造で、形状も中空筒状で多数の
通気孔を持ち、膨出部を上方に向けて穿設しより新鮮な
空気の導入を計る形状となっている。前記、特許請求の
範囲の請求項
【2】による、この中空の多孔空気流通体、自体に着脱
自在で任意の位置に蛇腹付基体(12)を設け、これに
蛇腹付基体通気孔(13)を設置し、この蛇腹が伸縮自
在で既製の植木鉢やプランターの各種のタイプの容量の
大きさや寸法の長さに於いても臨機応変に対処でき、現
在市販の植木鉢やプランターに、即、設置可能な構造で
ある。本発明は、以上のような構造で、この中空の多孔
空気流通体を使用するに際しては、先ず、最初に栽培容
器にこの中空の多孔空気流通体を底面に設置し、次に、
土壌槽に培養土を投入し適宜水や水肥を適当に施して、
通常の手法で所望の花木を植樹し鑑賞に供するものであ
る。
自在で任意の位置に蛇腹付基体(12)を設け、これに
蛇腹付基体通気孔(13)を設置し、この蛇腹が伸縮自
在で既製の植木鉢やプランターの各種のタイプの容量の
大きさや寸法の長さに於いても臨機応変に対処でき、現
在市販の植木鉢やプランターに、即、設置可能な構造で
ある。本発明は、以上のような構造で、この中空の多孔
空気流通体を使用するに際しては、先ず、最初に栽培容
器にこの中空の多孔空気流通体を底面に設置し、次に、
土壌槽に培養土を投入し適宜水や水肥を適当に施して、
通常の手法で所望の花木を植樹し鑑賞に供するものであ
る。
【0007】
【発明の効果】従来、プランターや、植木鉢の土壌は経
年と共に土壌内部の密度が圧密状態に増大して土壌固化
現象を起こし、定植された植物の根の張りが不十分で細
根の発育が遅れ、この状態を改良するためにも通気性が
是非共必要不可欠の条件であり、本発明の通気孔補助
具、即ち、中空の多孔空気流通体の通気孔から、又は、
容器底面の排水兼、土砂穴から新鮮な空気が供給され、
更に、翼板や平面板突起物の形成により、培養土の固化
現象や沈下現象の発生が回避できると共に、細隙の空間
体積が確保されて、定植された植木の根は多岐状態に伸
びて発根・・・・等を促進させ土壌中に広範囲に活着
し、細根の衰微を完全に防止し旺盛な生育を遂げる効果
がある。次に、この補助具により、余分な水は排出し必
要な水分、水肥の養分だけを保留し、同時に有害物質を
洗い流し、且つ、濃度障害を防止し土壌はいつも適度な
湿度を保つことができ、それ故に栽培容器内の停滞水層
の防止にもなり、又、一方では潅水が過剰になった場合
には、容器底面の排水穴と共にこの補助具の中空の多孔
空気流通体からも空気の出入口と兼用であり、底部の溜
りがちな水を効率よく放散する排水機能を備えており根
腐れの病気の防止にもなる効果がある。又、蘭科植物に
於ては、根は養分と水を要求すると共に同時に常時新鮮
な空気に晒されていることが必要不可欠の条件であり、
又、この蘭科植物の細根は細長い紐状であるから栽培に
は特に深鉢が用いられるのが普通であるがこのように厳
しい条件を満すためにも、本発明の通気孔補助具により
土壌は残留空気層を十分含み軟らかい状態を維持し、更
に、中空の膨出部と共に翼板や平面板突起物の形成によ
り細根の塊状が拡散され、根は下方に伸長されるために
毛根相互間の間隔を良好にたもたせることができ、水分
や空気の流通が良好となり、酸素や窒素の補給が充分な
され蘭の発育を促進させて順調に育成さすことができ、
細菌の繁殖や病気の発生が良好に防止される効果があ
る。而して、酸素に於ても細根は酸素を摂取し呼吸作用
を営んでいる。しかし、酸素が欠乏してくると土壌最深
部になる程その影響は強く作用し根が衰微してくるが、
この通気さえ良ければ問題は解決されるのであるが、し
かるに、従来の植木鉢やプランターは通気性に欠ける欠
点があり、本発明の通気孔補助具は中空で多孔空気流通
体であり空気の供給が多く、又、底面の排水兼、土砂穴
からの空気の流入により多量の酸素や窒素を補給し呼吸
作用を助勢し養分の吸収や水分、水肥の吸収で、土壌中
の肥料の好気的分解による有効化を促進し、植物の成
長、育成を著しく改良、良好ならしめる多大な効果があ
り、ひいては、土壌は病害虫に対する抵抗力を増す傾向
にある。尚、この通気孔補助具の設置により、肥料の施
肥によって根部土壌中に生成する有害ガス、並びに微生
物の発生するガスはこの中空の多孔空気流通体の構成作
用により、最深部の土壌のガスでも即やかに空気中に排
出される空気循環の換気作用が実施され、卓越した効果
が発揮されるものである。更に、この補助具の通気孔や
底面の排水兼、土砂穴より入った空気が多量に培養土に
流入し、空気の一成分である窒素が植物に吸収され窒素
肥料を施肥した効果がある。次に、積層体の高さを植木
鉢の深さや植物の種類に合わせて、自由、且つ、簡単に
選択ができあらゆる植物に対処できる優れた効果があ
る。又、この通気孔補助具自体が着脱自在で、任意の位
置に伸縮自在の蛇腹付であるからいかなる栽培容器にも
臨機応変に対処でき、既製の植木鉢やプランターにも、
即、設置可能な設計してあるのも特筆すべき効果を期待
できるものである。
年と共に土壌内部の密度が圧密状態に増大して土壌固化
現象を起こし、定植された植物の根の張りが不十分で細
根の発育が遅れ、この状態を改良するためにも通気性が
是非共必要不可欠の条件であり、本発明の通気孔補助
具、即ち、中空の多孔空気流通体の通気孔から、又は、
容器底面の排水兼、土砂穴から新鮮な空気が供給され、
更に、翼板や平面板突起物の形成により、培養土の固化
現象や沈下現象の発生が回避できると共に、細隙の空間
体積が確保されて、定植された植木の根は多岐状態に伸
びて発根・・・・等を促進させ土壌中に広範囲に活着
し、細根の衰微を完全に防止し旺盛な生育を遂げる効果
がある。次に、この補助具により、余分な水は排出し必
要な水分、水肥の養分だけを保留し、同時に有害物質を
洗い流し、且つ、濃度障害を防止し土壌はいつも適度な
湿度を保つことができ、それ故に栽培容器内の停滞水層
の防止にもなり、又、一方では潅水が過剰になった場合
には、容器底面の排水穴と共にこの補助具の中空の多孔
空気流通体からも空気の出入口と兼用であり、底部の溜
りがちな水を効率よく放散する排水機能を備えており根
腐れの病気の防止にもなる効果がある。又、蘭科植物に
於ては、根は養分と水を要求すると共に同時に常時新鮮
な空気に晒されていることが必要不可欠の条件であり、
又、この蘭科植物の細根は細長い紐状であるから栽培に
は特に深鉢が用いられるのが普通であるがこのように厳
しい条件を満すためにも、本発明の通気孔補助具により
土壌は残留空気層を十分含み軟らかい状態を維持し、更
に、中空の膨出部と共に翼板や平面板突起物の形成によ
り細根の塊状が拡散され、根は下方に伸長されるために
毛根相互間の間隔を良好にたもたせることができ、水分
や空気の流通が良好となり、酸素や窒素の補給が充分な
され蘭の発育を促進させて順調に育成さすことができ、
細菌の繁殖や病気の発生が良好に防止される効果があ
る。而して、酸素に於ても細根は酸素を摂取し呼吸作用
を営んでいる。しかし、酸素が欠乏してくると土壌最深
部になる程その影響は強く作用し根が衰微してくるが、
この通気さえ良ければ問題は解決されるのであるが、し
かるに、従来の植木鉢やプランターは通気性に欠ける欠
点があり、本発明の通気孔補助具は中空で多孔空気流通
体であり空気の供給が多く、又、底面の排水兼、土砂穴
からの空気の流入により多量の酸素や窒素を補給し呼吸
作用を助勢し養分の吸収や水分、水肥の吸収で、土壌中
の肥料の好気的分解による有効化を促進し、植物の成
長、育成を著しく改良、良好ならしめる多大な効果があ
り、ひいては、土壌は病害虫に対する抵抗力を増す傾向
にある。尚、この通気孔補助具の設置により、肥料の施
肥によって根部土壌中に生成する有害ガス、並びに微生
物の発生するガスはこの中空の多孔空気流通体の構成作
用により、最深部の土壌のガスでも即やかに空気中に排
出される空気循環の換気作用が実施され、卓越した効果
が発揮されるものである。更に、この補助具の通気孔や
底面の排水兼、土砂穴より入った空気が多量に培養土に
流入し、空気の一成分である窒素が植物に吸収され窒素
肥料を施肥した効果がある。次に、積層体の高さを植木
鉢の深さや植物の種類に合わせて、自由、且つ、簡単に
選択ができあらゆる植物に対処できる優れた効果があ
る。又、この通気孔補助具自体が着脱自在で、任意の位
置に伸縮自在の蛇腹付であるからいかなる栽培容器にも
臨機応変に対処でき、既製の植木鉢やプランターにも、
即、設置可能な設計してあるのも特筆すべき効果を期待
できるものである。
【図1】本発明の一部切欠正面図、並びに断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の正面拡大図である。
【図3】本発明の平面図である。
【図4】本発明の請求項
【2】の蛇腹付正面図である。
1.中空の多孔空気流通体。 2.通気孔。 3.上層基体。 4.上層基体接合縁部。 5.中空の多孔空気流通体下層基体接合縁部。 6.翼板。 7.外側、外気との連通孔。 8.土壌槽。 9.栽培容器。 10.平面板突起部。 11.蛇腹の連通帯。 12.請求項
【2】による中空の多孔空気流通体の蛇腹付基体。 13.蛇腹付基体通気孔。 14.排水兼、土砂穴。 15.脚。
Claims (2)
- 【請求項1】 植物栽培容器の内部に新鮮な空気導入の
為に、互に通気孔を多数穿設した。着脱自在の中空の多
孔空気流通体を設置し、この本体、上段に着脱自在の上
層基体を設置した構造から成り、又、この基体の底面に
蛇腹の連通帯で個別に分割できる機能を有する通気孔補
助具に於て、この中空の多孔空気流通体下層基体接合縁
部と上段の略帽冠形状の上層基体接合縁部を着脱自在に
嵌着し、融通自在に接合可能せしめ、前記、植物、草花
細根の拡散用にこの中空の多孔空気流通体、自体に翼板
を設置し、更に、平面板に突起物を形成し、なお且つ、
この空気流通体が中空の筒状であり、底面より、外側、
外気と連通させて成ることを特徴とする植物栽培容器の
通気孔補助具。 - 【請求項2】 前記、中空の多孔空気流通体が、それ自
体が着脱自在で任意の位置に伸縮自在の蛇腹付とする特
許請求の範囲第1項記載の植物栽培容器の通気孔補助
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18423694A JPH089787A (ja) | 1994-07-02 | 1994-07-02 | 植物栽培容器の通気孔補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18423694A JPH089787A (ja) | 1994-07-02 | 1994-07-02 | 植物栽培容器の通気孔補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089787A true JPH089787A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=16149767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18423694A Pending JPH089787A (ja) | 1994-07-02 | 1994-07-02 | 植物栽培容器の通気孔補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089787A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111727869A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-10-02 | 袁磊 | 一种自增氧的水培装置 |
CN111762877A (zh) * | 2020-07-13 | 2020-10-13 | 陈雯 | 一种水污染治理实验实用的高效曝气装置 |
-
1994
- 1994-07-02 JP JP18423694A patent/JPH089787A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111727869A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-10-02 | 袁磊 | 一种自增氧的水培装置 |
CN111727869B (zh) * | 2020-06-11 | 2023-08-22 | 袁磊 | 一种自增氧的水培装置 |
CN111762877A (zh) * | 2020-07-13 | 2020-10-13 | 陈雯 | 一种水污染治理实验实用的高效曝气装置 |
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