JPH089772A - 植物栽培培地用圧縮成型体およびその製造方法 - Google Patents

植物栽培培地用圧縮成型体およびその製造方法

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JPH089772A
JPH089772A JP6146425A JP14642594A JPH089772A JP H089772 A JPH089772 A JP H089772A JP 6146425 A JP6146425 A JP 6146425A JP 14642594 A JP14642594 A JP 14642594A JP H089772 A JPH089772 A JP H089772A
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JP
Japan
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weight
compression
molding
culture medium
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP6146425A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Saito
吉民 斉藤
Kazuyoshi Nagai
和芳 永井
Shiro Higashijima
史朗 東島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Fuel Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Fuel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinagawa Fuel Co Ltd filed Critical Shinagawa Fuel Co Ltd
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Publication of JPH089772A publication Critical patent/JPH089772A/ja
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 長い繊維を有する植物性繊維材料45〜90
重量部、バーミキュライト5〜50重量部およびゼオラ
イト5〜10重量部を含み、上面中央部に凹部を有する
植物栽培培地用圧縮成型体。 【効果】 本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、従来
の袋入りの培土を使用する場合のような無駄がなくなり
取扱いが便利であり、ポットまたは鉢に装入した後に少
量の水を注ぐだけで培土として使用できるようになるた
めに、底に通気孔を有するポット、鉢に装入して使用す
る場合に都合がよい。また、本発明の植物栽培培地用圧
縮成型体は、上面中央部に凹部を有するために、植物の
苗を植えるのが容易であり、また粉じんも少ないので、
部屋の中での作業も可能になる。さらに、植物性繊維材
料としてピートモスを使用する場合でも予め乾燥する必
要がないので、製造工程で一番作業性が悪い乾燥工程を
省くことができ、生産コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭等でポット、
鉢を利用して、花、観葉植物、野菜等を育成栽培するの
に好適な植物栽培培地用圧縮成型体およびその製造方法
に関する。さらに詳細には、本発明は、少量の水を添加
すると速やかに水を吸収して復元する植物栽培培地用圧
縮成型体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭でポットまたは鉢用に使
用される培土は、普通の土に有機質や無機質の土壌改良
材を混入して、個々に作るのが一般的であった。近年
は、ポット、鉢用の培土として、土、ピートモス、バー
ク堆肥およびパーライト、バーミキュライト等を適宜配
合した専用の袋入りの培土が市販されている。一般家庭
で使用されるポット、鉢は製造業者によって多少の差異
はあるが、直径の大きさが約12cm〜約50cmぐらいま
でのサイズで10数種類の形状のものがある。現在市販
されている袋入りの培土は、容量が2リットル、5リッ
トルまたは10リットルと一定であるものが多く、使用
するポットまたは鉢の容量、形状によっては、量が余っ
たり不足したりすることが多く使い勝手が悪かった。ま
た、分量が多い場合には袋の容量が大きくなり、取扱い
が不便であり、その上各々のポットおよび鉢に培土を充
填する作業時に粉末が飛散する等の問題点もあった。こ
のような問題点を解消するために、植物栽培培地用圧縮
成型体を開発する試みがなされており、その例の一つと
して、プランター等用の植物栽培培地用圧縮成形体が知
られている(特願平5−22998および特願平6−7
4680)。しかしながら、これらの圧縮成型体は、使
用する際の復元に多量の水を必要とするものであるため
に、プランターとは異なり底に通気孔を有するポットま
たは鉢に対して応用する場合には、水が大量に流出して
しまうという問題が生じていた。現在までの所、ポット
および鉢用に適した植物栽培培地用圧縮成型体は実用化
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
の形状のポット、鉢の容量に対して量が余ったり、不足
したりするおそれがなく、持ち運びに便利で、しかも復
元の際に多量の水を添加する必要がない植物栽培培地用
圧縮成型体およびその製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、長い繊維を有する植物性繊維材料45
〜90重量部、バーミキュライト5〜50重量部および
ゼオライト5〜10重量部を含み、上面中央部に凹部を
有する植物栽培培地用圧縮成型体を提供するものであ
る。さらに本発明は、長い繊維を有する植物性繊維材料
45〜90重量部、バーミキュライト5〜50重量部お
よびゼオライト5〜10重量部を配合した後、成型用型
に装入し、中央部に突起を有する押型により圧縮成型す
ることを特徴とする上面中央部に凹部を有する植物栽培
培地用圧縮成型体の製造方法を提供するものである。本
発明における植物性繊維材料としては、長い繊維を有す
る植物性繊維材料を使用するが、これは、圧縮した時に
柔らかく成型することができ、圧縮成型体の吸水・保水
性が高くなり、かつ水を添加した際の膨潤の度合いがそ
れほど大きくならないという利点を有しているからであ
る。そのような植物性繊維材料の例としては、ピートモ
スが挙げられ、一本の繊維が長いという観点から北海道
産のピートモスが好ましい。なお、一般にピートモスは
50〜60重量%の水分を含んでいるが、下記に述べる
ように乾燥したバーミキュライトおよびゼオライトを混
合することによって含有水分を適正に調節することがで
きるので、ピートモスを配合する前に乾燥する必要はな
い。植物性繊維材料は、一般的に圧縮成型体全量に対し
て45〜90重量部の配合量で使用される。
【0005】本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、さ
らに圧縮成型体全量に対して5〜50重量部のバーミキ
ュライトおよび5〜10重量部のゼオライトを含有す
る。これらの成分の配合量は各配合成分の含有水分量、
最終製品の含有水分量等に応じて適宜調節することがで
きる。また必要に応じて、上記の成分に加えて、パーク
堆肥、パーライト、鹿沼土その他生育に必要な肥料、培
地の腐敗を防止するための防腐剤または防カビ剤等を適
宜に配合してもよい。圧縮成型体の含有水分量は、植物
性繊維材料、バーミキュライトおよびゼオライトの配合
量を調節することによって、好ましくは、25〜45重
量%の範囲内になるように調節され、最も好ましくは約
30重量%前後になるように調節される。圧縮成型体の
形状は、ポット、鉢の寸法によって異なる。一般的に
は、圧縮成型体の直径はポット、鉢の円周との間隔が5
〜20mmになるようにし、高さはポット、鉢の深さの7
0〜90%になるようにする。
【0006】圧縮成型後の状態は、少なくとも作業時お
よび輸送時のような使用時に壊れない程度の強度が必要
であるが、添加された少量の水を速やかに吸水して培地
として使用できるようになるという観点から、できるか
ぎり柔らかく成型することが好ましい。上面中央部に設
けられた凹部は、ここに水が注がれた場合に水を一時的
にためて水の吸収を速やかにさせることによって水が溢
れるのを防ぎ、また中心付近の培土を柔らかくすること
によって苗を植えるのを容易にするという役目を果たし
ている。本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、使用に
際して、圧縮成型体全重量に対して50重量%〜150
量%の水を添加し、数分間静置すると、少し膨潤し、全
体に柔らかくなり、培地として使用することができる。
【0007】本発明による植物栽培培地用圧縮成型体を
製造するためには、長い繊維を有する植物性繊維材料4
5〜90重量部、バーミキュライト5〜50重量部およ
びゼオライト5〜10重量部を配合した後、成型用型に
装入し、0.1kg/cm2程度の圧力で予備圧縮し、中央部分
に突起を有する押型により60〜100kg/cm2程度の圧
力で本圧縮すればよい。この方法を連続的に行うには、
回転盤上に成型用の型を載置し、配合原料を成型用の型
に装入する手段、装入された配合物を予備圧縮する手
段、予備圧縮された配合物を本圧縮して成型体を形成す
る手段、および成型体を成型用の型から取り出す手段を
順次備えた連続式な製造装置を使用することが便利であ
る。この植物栽培培地用圧縮成型体は、ポット、鉢の形
状に合わせて適宜の形状とすることができるが、その厚
さは一般的には5〜15cm程度が適当である。本発明の
植物栽培培地用圧縮成型体の上面の凹部は、深さ25mm
〜70mm、直径は25mm〜60mmで先端が円錐形になっ
ているものが適当である。
【0008】
【実施例】実施例1 含水量55重量%の北海道産のピートモス130g(4
6.5重量%)、バーミキュライト130g(46.5重量
%)およびゼオライト20g(7重量%)を混合し、6
0kg/cm2の圧力を5秒間かけて、直径80mm、高さ50
mmの圧縮成型体を製造した。圧縮成型の際、直径25m
m、高さ25mmで先端が円錐形になっている突起を有す
る押し型を用いて、圧縮成型体表面の中央部分に直径2
5mm、高さ30mmの凹部を設けた。この成型体を輪鉢4
号(直径122mm、高さ82mm、容量0.3リットル)
に直接入れ、下に受皿を敷いて、200mlの水を注ぐと
5分程度で少し膨潤し、全体に柔らかくなり、鉢との隙
間が埋まり、培地として使用することができた。
【0009】実施例2 含水量55重量%の北海道産のピートモス177g(6
3.2重量%)、バーミキュライト75g(26.8重量
%)およびゼオライト28g(10重量%)を混合し、
実施例1と同様に圧縮成型体を製造した。この成型体を
実施例1と同じ輪鉢4号に直接入れ、下に受皿を敷い
て、150mlの水を注ぐと5分程度で少し膨潤し、全体
に柔らかくなり、鉢との隙間が埋まり、培地として使用
することができた。
【0010】
【発明の効果】本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、
サイズの異なる各種のポット、鉢の形状に合わせてコン
パクトに成型してあるので、従来の袋入りの培土を使用
する場合のような無駄がなくなり、また取扱いが便利で
ある。また、本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、ポ
ットまたは鉢に装入した後に、少量の水を注ぐだけで培
土として使用できるようになるために、底に通気孔を有
するポット、鉢に装入して使用する場合に都合がよい。
また、本発明の植物栽培培地用圧縮成型体は、上面中央
部に凹部を有するために、植物の苗を植えるのが容易で
あり、また粉じんも少ないので、部屋の中での作業も可
能となる。さらに、ピートモスを使用する場合でも予め
乾燥する必要がないので、製造工程で一番作業性が悪い
乾燥工程を省くことができ、生産コストを低減すること
ができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長い繊維を有する植物性繊維材料45〜
    90重量部、バーミキュライト5〜50重量部およびゼ
    オライト5〜10重量部を含み、上面中央部に凹部を有
    する植物栽培培地用圧縮成型体。
  2. 【請求項2】 含有水分が25〜45重量%であること
    を特徴とする請求項1に記載の植物栽培培地用圧縮成型
    体。
  3. 【請求項3】 植物性繊維材料がピートモスである請求
    項1または2に記載の植物栽培培地用圧縮成型体。
  4. 【請求項4】 バーク堆肥、パーライト、鹿沼土または
    肥料を含む請求項1から3の何れか一項に記載の植物栽
    培培地用圧縮成型体。
  5. 【請求項5】 長い繊維を有する植物性繊維材料45〜
    90重量部、バーミキュライト5〜50重量部およびゼ
    オライト5〜10重量部を配合した後、成型用型に装入
    し、中央部に突起を有する押型により圧縮成型すること
    を特徴とする上面中央部に凹部を有する植物栽培培地用
    圧縮成型体の製造方法。
JP6146425A 1994-06-28 1994-06-28 植物栽培培地用圧縮成型体およびその製造方法 Pending JPH089772A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031222