JPH0897651A - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JPH0897651A
JPH0897651A JP6184035A JP18403594A JPH0897651A JP H0897651 A JPH0897651 A JP H0897651A JP 6184035 A JP6184035 A JP 6184035A JP 18403594 A JP18403594 A JP 18403594A JP H0897651 A JPH0897651 A JP H0897651A
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signal
amplifier
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input
circuit
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JP6184035A
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Masaaki Arima
正明 有馬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動利得制御回路に関し、ページ
ャー等の無線受信機に利用される増幅回路の相互変調特
性を向上させるとともに、無線受信機内の消費電力を低
く抑える自動利得制御回路を提供することを目的とす
る。 【構成】 信号強度検出部29は、IFアンプ27から
入力される電流信号の信号レベルを検出した信号レベル
に応じて、検出信号をCPU30に出力する。CPU3
0は、信号強度検出部29から入力される検出信号に基
づいて、切替部31を制御する切替信号を切替部31に
出力する。切替部31は、CPU30から入力される切
替信号に基づいて、、接点31a又は接点31bに可動
切片31cを切り替えて接続させ、RFアンプ22又は
アッテネート部32の一方に直流電源Vccから電力を供
給させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動利得制御回路に関
し、特にページャー等の無線受信機の内部に配設される
自動利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のページャー等の無線受信機では、
基地局から発信される特定周波数の無線信号(希望波信
号)の信号レベルの変動に対して、RFアンプの利得を
自動的に調整してRFアンプの出力信号の信号レベルを
ほぼ一定に調整する自動利得制御回路を受信部に備えて
いる。
【0003】例えば、図4に示す構成のものがある。
【0004】図4において、アンテナ1により受信され
た無線信号は、電流信号に変換されてRFアンプ2に出
力される。この電流信号は、RFアンプ2によって増幅
され、バンドパスフィルタ3で希望波周波数以外のいわ
ゆる妨害波周波数の信号が除去された後、ミキサ4に出
力される。
【0005】ミキサ4に入力される電流信号は、ローカ
ルオシレータ5から入力されるローカル信号により周波
数ダウンされた後、バンドパスフィルタ6に出力され
る。バンドパスフィルタ6に入力される電流信号は、再
び妨害波周波数の信号が除去されてIFアンプ7に出力
される。
【0006】IFアンプ7に入力される電流信号は、増
幅されて検波回路8とAGC回路9に出力される。検波
回路8に入力された電流信号は、搬送波成分が除去さ
れ、復調された信号が抽出されて後段の信号処理部へ出
力される。
【0007】AGC回路9は、IFアンプ7から入力さ
れる電流信号の変動に対応して、RFアンプ2に出力す
るバイアス電圧を制御する。すなわち、AGC回路9
は、過大電流信号が入力されたとき、RFアンプ2に出
力するバイアス電圧を制御してRFアンプ2の利得をダ
ウンさせる。
【0008】また、図5に示すように、図4に示したA
GC回路9の代わりにAGCアンプ10とアッテネート
部11を設けて、アンテナ1からRFアンプ2に出力す
る電流信号を予め減衰させてRFアンプ2の利得を制御
する方法もある。すなわち、アッテネート部11におい
て、AGCアンプ10から入力される電流信号は、コン
デンサCにより交流成分が除去され、電流信号の振幅に
応じた直流成分のバイアス電圧が抵抗Rを介してダイオ
ードDに印加される。
【0009】したがって、AGCアンプ10に過大電流
信号が入力されたとき、バイアス電圧によってダイオー
ドDがオンされ、アンテナ1から入力される電流信号が
アッテネート部11のダイオードDを介して分流され、
RFアンプ2に入力される電流信号が減衰される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動利得制御回路にあっては、上記図4に示
した回路の場合は、例えば、アンテナ1から過大な無線
信号が入力された結果、AGC回路9がRFアンプ2の
バイアス電圧を低下させて、RFアンプ2の利得をダウ
ンさせたとき、図6に示すようなRFアンプ2(高周波
増幅回路)の相互変調特性に悪影響を及ぼすことが知ら
れている。
【0011】図6は、RFアンプ2において増幅される
希望波信号と妨害波信号の入出力特性を示す図である。
RFアンプ2の入力レベルei の下限は、希望波信号の
入出力特性曲線Ao とノイズレベルから必要S/Nだけ
上位にシフトさせた出力レベルen との交点ao に対応
する入力レベルeaoである。また、RFアンプ2の入力
レベルei の上限は、妨害波信号の影響を受けない妨害
波信号の入出力特性曲線Bo とノイズレベルとの交点b
o に対応する入力レベルeboである。
【0012】そして、RFアンプ2のダイナミックレン
ジRo は、入力レベルeaoから入力レベルeboまでの領
域で表される。
【0013】いま、アンテナ1から過大な無線信号が入
力され、AGC回路9によってRFアンプ2の利得がx
デシベルだけダウンされたとすると、希望波信号の入出
力特性曲線Ao 及び妨害波信号の入出力特性曲線Bo
は、図において波線で示される曲線Ad 及びBd とな
る。このとき、RFアンプ2のダイナミックレンジRd
は、同様にして入力レベルeadから入力レベルebdまで
の領域で表される。
【0014】この図から明らかなように、RFアンプ2
の利得がxデシベルだけダウンされた後のダイナミック
レンジRd は、利得ダウン前のダイナミックレンジRo
と比較して2/3デシベルだけ劣化している。したがっ
て、RFアンプ2の相互変調特性が悪化する。
【0015】また、図5に示した回路の場合は、AGC
アンプ10に対して常に電力を供給する必要があるた
め、消費電力が大きくなリ、ページャーの電池寿命を短
くするという問題点があった。
【0016】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、ページャー等の無線受信機に利用
されるRFアンプの相互変調特性に影響を与えず、且つ
無線受信機内の消費電力を低く抑えることができる自動
利得制御回路を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の自
動利得制御回路は、受信信号を増幅する増幅回路を備
え、該増幅回路により増幅された受信信号を後段に出力
する無線受信機の内部に配設される自動利得制御装置で
あって、前記受信信号の信号強度を検出する検出手段
と、前記検出手段により検出される信号強度が所定レベ
ル以上のとき、前記受信信号を前記増幅回路を介さずに
後段に出力する制御手段と、を具備したことにより、上
記目的を達成している。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記制御手段は、さらに前記検出手段により検出
される信号強度が所定レベル以上のとき、前記増幅回路
に電力を供給しないようにしてもよい。
【0019】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記増幅回路は、高周波増幅回路であってもよい。
【0020】
【作用】本発明の自動利得制御回路は、受信信号を増幅
する増幅回路を備える無線受信機の受信信号の信号強度
を検出し、この信号強度が所定レベル以上のとき、受信
信号を増幅回路を介さずに後段に出力するように制御す
る。
【0021】したがって、増幅回路の利得をダウンさせ
ずに済み、また利得制御のためのアンプを必要としない
ので、増幅回路の相互変調特性の悪化を防止することが
できるとともに、消費電力を低く抑えることができる。
【0022】また、受信信号の信号強度が所定レベル以
上のときは、増幅回路に電力を供給しないので、さらに
電力を低く抑えることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の自動利得制御回路を図面に基
づいて説明する。
【0024】図1〜図3は、本発明の自動利得制御回路
をページャーに適用した場合の一実施例を示す図であ
る。
【0025】まず、構成を説明する。
【0026】図1は、本実施例のページャーの受信部2
0の回路ブロック図である。
【0027】この図において、ページャーの受信部20
は、アンテナ21、RFアンプ22、バンドパスフィル
タ23、ミキサ24、ローカルオシレータ25、バンド
パスフィルタ26、IFアンプ27、検波回路28、信
号強度検出部29、CPU30、切替部31及びアッテ
ネート部32より構成される。
【0028】アンテナ21は、図外のページャーサービ
ス会社から無線で送信される無線信号を受信すると、電
流信号に変換してRFアンプ22に出力する。
【0029】RFアンプ22は、アンテナ21から入力
される電流信号を所定の増幅率で増幅してバンドパスフ
ィルタ23に出力する。
【0030】バンドパスフィルタ23は、受信した無線
信号の周波数帯域で、RFアンプ22から入力される増
幅された電流信号に混在する妨害波周波数の信号を除去
してミキサ24に出力する。
【0031】ローカルオシレータ25は、ミキサに入力
される電流信号の周波数をダウンさせるローカル信号を
ミキサ24に出力する。
【0032】ミキサ24は、ローカルオシレータ25か
ら入力されるローカル信号によって、バンドパスフィル
タ23から入力される電流信号の周波数をダウンさせて
バンドパスフィルタ26に出力する。
【0033】バンドパスフィルタ26は、ミキサ24に
より電流信号が周波数ダウンされた中間周波数帯域で、
ミキサ24から入力される電流信号に混在する妨害波周
波の信号を除去してIFアンプ27に出力する。
【0034】IFアンプ27は、バンドパスフィルタ2
6から入力される電流信号を所定の増幅率で増幅し、検
波回路28及び信号強度検出部29に出力する。
【0035】検波回路28は、IFアンプ27から入力
される増幅された電流信号から搬送波成分を除去し、復
調した信号を抽出して後段の信号処理部へ出力する。
【0036】信号強度検出部29は、その内部には2つ
の異なる第1信号レベルと第2信号レベル(第1信号レ
ベル<第2信号レベル)を設定する機能を備えており、
IFアンプ27から入力される電流信号の信号レベルを
検出する。信号強度検出部29は、この電流信号の信号
レベルが、第1信号レベル未満、第1信号レベル以上第
2信号レベル以下、又は第2信号レベル超過のいずれの
範囲に属するかを判別し、その判別した信号レベルに応
じて“低強度”信号、“中強度”信号又は“高強度”信
号として検出信号をCPU30に出力する。
【0037】なお、この検出信号は、例えば、2ビット
からなる信号であり、“低強度”信号は“01H”、
“中強度”信号は“10H”、“高強度”信号は“11
H”となっている。
【0038】CPU30は、ページャー内の各部を制御
して、ページャーとしての受信動作を行わせるととも
に、信号強度検出部29から入力される検出信号に基づ
いて、切替部31を制御する切替信号を切替部31に出
力して、直流電源Vccからの電力供給をRFアンプ22
とアッテネート部32とのいずれか一方に切り替えさせ
る。また、CPU30は、切替部31の切替状態を認識
する切替フラグを設定する。この切替フラグは、切替部
31内の可動切片31cが接点31aに接続されている
(RFアンプ22がオン状態)ときには“0”、可動切
片31cが接点31bに接続されている(アッテネート
部32がオン状態)ときには“1”が設定される。
【0039】そして、CPU30が切替部31に出力す
る切替信号は、切替フラグが“0”である(直流電源V
ccからRFアンプ22に電力が供給されている)場合、
信号強度検出部29から入力される検出信号が“高強
度”信号であるとき、アッテネート部32側の切替部3
1内の接点31bに可動切片31cを切り替えさせる
“ATT”信号となり、検出信号がそれ以外であると
き、RFアンプ22側の切替部31内の接点31aに可
動切片31cを切り替えさせる“AMP”信号となる。
【0040】また、切替信号は、切替フラグが“1”で
ある(直流電源Vccからアッテネート部32に電力が供
給されている)場合、信号強度検出部29から入力され
る検出信号が“低強度”信号であるとき、“AMP”信
号となり、検出信号がそれ以外であるとき、“ATT”
信号となる。
【0041】なお、初期状態において、切替信号は“A
MP”信号、切替フラグは“0”に設定されている。
【0042】切替部31は、CPU30から入力される
切替信号(“AMP”信号、“ATT”信号)に基づい
て、可動切片31cを切替えて、接点31a又は接点3
1bのいずれかに接続させる。この可動切片31cの終
端は直流電源Vccに接続されており、RFアンプ22又
はアッテネート部32のいずれか一方に、それぞれ接点
31a及び電源ラインLa、接点31b及び電源ライン
Lbを介して直流電源Vccから電力を供給させる。
【0043】アッテネート部32には、信号強度検出部
29で検出される電流信号の信号レベルが第2信号レベ
ルを超えるとき、直流電源Vccから電源ラインLbを介
してアッテネート部32に電力が供給され、内部の抵抗
R1に生じるバイアス電圧によって、ダイオードD1が
オンされる。これにより、アンテナ21から入力される
電流信号は、RFアンプ22を介さずにアッテネート部
32のダイオードD1を介してバンドパスフィルタ23
に入力されるようになる。なお、コンデンサC1はバイ
パスコンデンサ、抵抗R2は分流用抵抗である。
【0044】次に、本実施例の動作を説明する。
【0045】図1において、まず、アンテナ21により
無線信号(希望波信号)が受信されると、電流信号に変
換されてRFアンプ22に出力され、所定の増幅率で増
幅された後、バンドパスフィルタ23に出力される。
【0046】このとき、切替部31は、初期状態におい
て、直流電源Vccから電源ラインLaを介して、RFア
ンプ22に電力を供給し、アッテネート部32に電力を
供給しないように設定されている。このため、アッテネ
ート部32内のダイオードDは、抵抗R1を介してバイ
アス電圧が印加されないのでオフ状態となっている。つ
まり、アンテナ21から入力される電流信号は、アッテ
ネート部32に分流しない。
【0047】バンドパスフィルタ23では、RFアンプ
22から入力される増幅された電流信号は、受信した周
波数帯域幅で、妨害波周波数の信号が除去されてミキサ
24に出力される。バンドパスフィルタ23から入力さ
れる電流信号は、ミキサ24で、ローカルオシレータ2
5から入力されるローカル信号により所定の中間周波数
に周波数ダウンされ、バンドパスフィルタ26に出力さ
れる。バンドパスフィルタ26に入力される電流信号
は、中間周波数帯域幅で妨害波周波数の信号が除去され
てIFアンプ27に出力される。
【0048】IFアンプ27に入力される電流信号は、
所定の増幅率で増幅されて検波回路28及び信号強度検
出部29に出力される。検波回路28に入力される電流
信号は、搬送波成分が除去され、復調された信号が抽出
されて後段の信号処理部へ出力される。
【0049】信号強度検出部29では、IFアンプ27
から入力される電流信号の信号レベルを検出して、予め
設定されている第1信号レベル及び第2信号レベルとの
比較に基づいて、“低強度”信号、“中強度”信号又は
“高強度”信号のいずれかの検出信号が生成されてCP
U30に出力される。
【0050】ここで、CPU30により実行される切替
処理について、図2に示すフローチャートに基づいて説
明する。
【0051】CPU30は、まず、切替フラグが“0”
であるか否かを判別する(ステップS1)。
【0052】次いで、CPU30によって、切替フラグ
が“0”である(RFアンプ22がオン状態である)と
判別されたとき、信号強度検出部29から入力される検
出信号が“高強度”信号であるか否かが判別される(ス
テップS2)。ここで、この検出信号が“高強度”信号
であると判別されたとき、切替フラグに“1”を設定し
(ステップS3)、切替信号として“ATT”信号を生
成して(ステップS4)、切替部31に出力して(ステ
ップS10)、ステップS1に戻る。また、ステップS
2で“高強度”信号でないと判別されたとき、切替信号
として“AMP”信号を生成して(ステップS5)、切
替部31に出力して(ステップS10)、ステップS1
に戻る。
【0053】また、CPU30によって、切替フラグが
“0”でない(アッテネート部32がオン状態である)
と判別されたとき、信号強度検出部29から入力される
検出信号が“低強度”信号であるか否かが判別される
(ステップS6)。ここで、この検出信号が“低強度”
信号であると判別されたとき、切替フラグに“0”を設
定し(ステップS7)、切替信号として“AMP”信号
を生成して(ステップS8)、切替部31に出力して
(ステップS10)、ステップS1に戻る。また、ステ
ップS6で“低強度”信号でないと判別されたとき、切
替信号として“ATT”信号を生成して(ステップS
9)、切替部31に出力して(ステップS10)、ステ
ップS1に戻る。
【0054】CPU30から切替信号として“AMP”
信号が入力されると、切替部31では、切替部31内の
可動切片31cは接点31aに接続され、直流電源Vcc
から電源ラインLaを介してRFアンプ22に電力が供
給され、RFアンプ22はオン状態、アッテネート部3
2はオフ状態となる。
【0055】また、CPU30から切替信号として“A
TT”信号が入力されると、切替部31では、切替部3
1内の可動切片31cは接点31bに接続され、直流電
源Vccから電源ラインLbを介してアッテネート部32
に電力が供給され、アッテネート部32はオン状態、R
Fアンプ22はオフ状態となる。
【0056】アッテネート部32では、直流電源Vccか
ら電源ラインLbを介して電力が供給されると、その内
部の抵抗R1にバイアス電圧が生じ、ダイオードD1が
オンされる。RFアンプ22がオフ状態であるので、電
流信号は、すべてアンテナ21からアッテネート部32
のダイオードD1を介してバンドパスフィルタ23に入
力される。
【0057】したがって、以上のように、本実施例の自
動利得制御回路では、RFアンプ22により増幅された
電流信号の出力レベルが信号強度検出部29によって第
2信号レベルを超えていることが検出されたとき、切替
部31により直流電源Vccを供給する電源ラインが、R
Fアンプ22の電源ラインLaからアッテネート部32
の電源ラインLbに切り替えられて接続されることによ
り、電流信号の出力レベルが一定に制御される。
【0058】したがって、RFアンプ22により増幅さ
れた電流信号の出力レベルが第2信号レベルを超えると
き、アッテネート部32を介して受信した電流信号をバ
ンドパスフィルタ23に入力させるので、RFアンプ2
2の利得をダウンさせずに済み、RFアンプ22の相互
変調特性の悪化を解消させることができるとともに、R
Fアンプ22への電力の供給を停止させ、アッテネート
部32に電力を供給させるようにしているので、消費電
力を低く抑えることができる。
【0059】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0060】なお、以上の説明では主として発明者によ
ってなされた発明を、その背景となった利用分野である
ページャーに適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではない。
【0061】また、上記実施例では、アッテネート部3
2は、ダイオードD1と抵抗R1、R2、コンデンサC
1とにより構成するようにしたが、これに限定されるも
のでなく、例えば、図3に示すアッテネート部320の
ような回路構成にしてもよく、アンテナ21から入力さ
れる電流信号を通過させたり、止めたりすることが可能
であれば、適宜変更可能である。
【0062】この図2において、アッテネート部320
は、図1と同様のダイオードD1及びコンデンサC1を
備えるとともに、バイアス抵抗としての抵抗R3、電流
信号成分の分流防止のコイルL1及び分流用のコイルL
2とから構成される。このコイルL1によって、アンテ
ナ21から入力される電流信号が、コンデンサC1を介
して分流されることがなくなるので、電流信号をダイオ
ードD1に有効に流入させることが可能となり、ダイオ
ードの非直線性による相互変調特性の悪化を防止するこ
とができる。また、その結果、直流電源Vccの供給電力
を低く抑えることも可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば受信
信号の信号強度が所定レベル以上のとき、増幅回路を介
さずに受信信号を後段に出力するので、増幅回路の相互
変調特性の悪化の防止及び消費電力の低減を同時に実現
することができる。
【0064】また、受信信号の信号強度が所定レベル以
上のときは、増幅回路に電力を供給しないので、さらに
消費電力を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得制御回路を適用したページャ
ーの受信部20の回路ブロック図である。
【図2】図1の受信部20のCPU30により実行され
る切替処理のフローチャートである。
【図3】図1の受信部20の切替部31の変更例を示す
回路図である。
【図4】従来の自動利得制御回路を適用したページャー
の受信部の回路ブロック図である。
【図5】従来の他の自動利得制御回路を適用したページ
ャーの受信部の回路ブロック図である。
【図6】図4のRFアンプ2において増幅される希望波
信号と妨害波信号の入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1、21 アンテナ 2、22 RFアンプ(高周波増幅回路) 3、6、23、26 バンドパスフィルタ 4、24 ミキサ 5、25 ローカルオシレータ 7、27 IFアンプ(増幅回路) 8、28 検波回路 9 AGC回路 10 AGCアンプ 11、32、320 アッテネート部 29 信号強度検出部(検出手段) 30 CPU 31 切替部 31a、31b 接点 31c 可動切片 La、Lb 電源ライン D、D1、D2 ダイオード R、R1、R2、R3 抵抗 C、C1 コンデンサ L1、L2 コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を増幅する増幅回路を備え、該増
    幅回路により増幅された受信信号を後段に出力する無線
    受信機の内部に配設される自動利得制御装置であって、 前記受信信号の信号強度を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出される信号強度が所定レベル以
    上のとき、前記受信信号を前記増幅回路を介さずに後段
    に出力する制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、さらに前記検出手段によ
    り検出される信号強度が所定レベル以上のとき、前記増
    幅回路に電力を供給しないことを特徴とする請求項1記
    載の自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】前記増幅回路は、高周波増幅回路であるこ
    とを特徴とする請求項1、2記載の自動利得制御回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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