JPH089760Y2 - 音声メッセージ書込装置 - Google Patents

音声メッセージ書込装置

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JPH089760Y2
JPH089760Y2 JP1988006657U JP665788U JPH089760Y2 JP H089760 Y2 JPH089760 Y2 JP H089760Y2 JP 1988006657 U JP1988006657 U JP 1988006657U JP 665788 U JP665788 U JP 665788U JP H089760 Y2 JPH089760 Y2 JP H089760Y2
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voice
card
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message
voice synthesis
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は音声メッセージを音声合成カードに書込むた
めの音声メッセージ書込装置に関し、特に所定の条件を
満たさない音声合成カードに対しては音声メッセージの
書込みを行わないようにした音声メッセージ書込装置に
関する。
[従来の技術] 音声合成カードは、通信カード、クリスマスカード、
メッセージカード、グリーティングカード等として使用
されるカードであって、任意の音声メッセージをディジ
タルデータに変換して記憶する為の内部メモリと、光を
当てることにより、内部メモリに記憶さえている音声デ
ータ(音声メッセージ)を音声として発声する為のスピ
ーカを有する。
音声合成カードは、上述のように、その内部メモリの
音声メッセージを記憶する必要がある。その為の装置が
音声メッセージ書込装置である。
この種の音声メッセージ書込装置は、音声メッセージ
を一旦録音する為の記録部を有し、この記録部に録音さ
れた音声メッセージを音声合成カードの内部メモリに書
込む装置である。また、この音声メッセージ書込装置に
は、カセットテープに予め録音されている音声メッセー
ジを記録部に録音するためのカセットテープデッキを備
えているものも知られている。
以下に、音声合成カードの一例を第4図,第5図を参
照して説明する。
第4図は音声合成カード1の正面を示し、第5図はそ
の使用例を示している。
第4図において、音声合成カード1には音声メッセー
ジ用のデータを入力するためのインタフェース用端子51
を有した音声合成ボード50が設けられている。音声合成
ボード50上には、音声メッセージ記憶用のEP−ROM等の
メモリと、このメモリに記憶された音声メッセージ用の
データからアナログの音声信号を合成する音声合成用LS
Iと、合成された音声信号の増幅用ICとによる音声回路
が実装されている。音声合成カード1には更に、スピー
カ52と、電池53と、音声合成ボード50上の上記音声回路
への電源をオン・オフするための光スイッチ54及びプッ
シュスイッチ55が設けられている。
光スイッチ54は、第5図に示すように、音声通信カー
ド60の外表紙66を開いた時に音声回路を自動的に動作さ
せるために使用される。
プッシュスイッチ55は外表紙66を開いた時に光量が充
分でない場合(夜間等)に音声回路を手動で動作させる
ために使用される。なお、光スイッチ54とプッュスイッ
チ55の両方がオンのときに音声回路が動作するようにさ
れる場合もある。音声合成ボード50の裏面にはプラスチ
ック板等の支持体56が貼着されている。この支持体56の
下面には音声合成ボード50のメモリに記憶された音声メ
ッセージに関する情報(例えば使用者の住所,名前,記
憶される音声の内容)を文字等で書込んで記録する記載
欄(図示せず)が設けられている。音声合成ボード50及
び支持体56には音声合成ボード50のメモリに音声メッセ
ージが記憶されたことを示すための記録孔57が穿孔され
ている。通常、記録孔57には表面にテープ等が貼着され
ている。このテープは音声メッセージ書込装置により音
声メッセージが記録された後、オペレータによりはがさ
れる。このことにより、音声合成カード1の表面からで
も記録孔57が見えるようになり、音声合成カード1に音
声メッセージが記憶されたことを容易に確認できる。記
録孔57は、音声メッセージ書込装置の検知部で光学的に
検知される。音声メッセージ書込装置は、セットされた
音声合成カード1に記録孔57のあることを検知すると、
音声合成カード1のメモリへの書込みを禁止する。この
ことにより、音声メッージの記憶された音声合成カード
1を誤って音声メッセージ書込装置にセットしても既に
記憶されている音声メッセージが消去されるような問題
ははい。
第5図を参照して、この音声合成カード1は音声通信
カード60に収納される。この音声通信カード60の場合
は、厚紙等の台紙61の一端に音声合成カード1を収納す
る収納部62を有して、台紙61の周囲には両面テープ63が
貼着されている。両面テープ63に、内表紙64が粘着さ
れ、音声合成カード1を封止している。内表紙64には必
要事項(例えば、音声データと同じ意味の文字)を書込
むようになっている。内表紙64にはまた、切込み65が設
けられ、外表紙66の端部を止める。外表紙66の中央には
窓67が設けられ、内表紙64に書込まれた必要事項が確認
できる。
この音声合成カードは、メッセージを音声で伝える手
段として考えると、小形,軽量であり、しかも必要的安
価で提供できる利点を有する。したがって、前述した用
途の分野においては広汎に出回ることを予想される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この音声合成カードは、回路構成、構
造共に簡単であるため模造品が出回ることも十分に予想
される。すなわち、第4図に示したものとまったく同じ
音声合成カードを模造することはそれぼど困難ではない
と思われる。一方、これまでの音声メッセージ書込装置
は、メッセージ書込みを行う音声合成カードが正規のも
のであるかどうか判定するというような機能は有してい
ない。したがって、模造品が音声メッセージ書込装置に
適合するようにつくられていれば、品質的に劣っていて
も市場に出回るおそれがある。
このような問題点に鑑み、本考案の技術的課題は、指
定の音声合成カードに対してのみメッセージ書込みを行
う音声メッセージ書込装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、データ入出力用の複数の端子と音声メッセ
ージ記憶用のメモリと音声合成部とスピーカ及び電池と
を備えた音声合成カードであって、前記複数の端子にお
ける空端子のうちのあらかじめ定められた1つ以上の空
端子に前記電池からの電位を付与して成る音声合成カー
ドを対象とし、音声メッセージを一旦録音し、該録音さ
れた音声メッセージを前記音声合成カードに書込むため
の音声メッセージ書込装置であって、音声合成カードが
セットされると,前記あらかじめ定められた1つ以上の
空端子に電位が付与されているかどうか判別する判別手
段を有し、前記あらかじめ定められた1つ以上の空端子
に電位が付与されている時のみ前記音声合成カードの前
記メモリへの音声メッセージ書込みを行うようにしたこ
とを特徴とする。
[作用] 本考案による音声メッセージ書込装置は、音声合成カ
ードがセットされると,入出力端子のうちあらかじめ定
められた空端子を通して判別動作を行う。この判別動作
は,前記あらかじめ定められた空端子に対して特定の情
報が付与されているかどうかを判別する動作であり,特
定の情報が付与されていることを確認した時のみ正規の
音声合成カードであると判定して音声メッセージの書込
みを可能とする。このため、本考案による音声メッセー
ジ書込装置は、製造に際して音声合成カードの特定部位
に特定の情報が付与されている音声合成カードを対象と
する。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第2図を参照すると、本考案に係る音声メッセージ書
込装置10は、カセットテープ(図示せず)に予め録音さ
れた音声メッセージや、マイクロホン11より入力された
音声メッセージを音声メッセージ書込装置10の記録部
(図示せず)に一旦録音し、この記録部に録音された音
声メッセージを音声合成カード(図示せず)の内部メモ
リ(図示せず)に書込むためのものである。
なお、本考案による音声メッセージ書込装置は指定さ
れた音声合成カードを対象とする。指定された音声合成
カードとは、ここでは製造段階入出力端子,即ちインタ
フェース用端子のうちあらかじめ定められた空端子に内
蔵電池からのプラス電位が与えられているものを指す。
音声合成カードは,通常,32ピンのインタフェース用端
子を有しており,数本が空端子である。
音声メッセージ書込装置10は、マイクロホン11の接続
ピン11aが差込まれる差込み口12と、カセットテープに
録音された音声メッセージを再生するためのカセットテ
ープデッキ13を備えている。カセットテープデッキ13の
扉13aは、エジョクト釦14を押すことにより開成され
る。カセットテープの巻回数は、カウンタ15に表示され
る。カセットテープデッキ13の操作(再生、早送り、巻
戻し、停止)は、操作釦16(再生釦161、早送り釦162、
巻戻し釦163、停止釦164)により行われる。
又、音声メッセージ書込装置10は、音声合成カードを
収納して、音声合成カードの内部メモリに、音声メッセ
ージ書込装置10の記録部に録音された音声メッセージを
書込むためのカードアタッチメント17を有する。カード
アタッチメント17はアタッチメントエジャクト釦18を押
すことによって開成される。音声合成カードの内部メモ
リへの音声メッセージの書込みは、メッセージ釦19(録
音釦191、再生釦192、書込み釦193、リセット釦194、BG
M(バック・グラウンド・ミュージック)釦195)によっ
て操作される。音声メッセージ書込装置10の記録部への
音声メッセージの録音時間は、録音時間選択釦20(第1
の録音時間選択釦201、第2の録音時間選択釦202)によ
って選択される。即ち、8秒の録音時間を選択したい場
合は、第1の録音時間選択釦201が押され、16秒の書込
み時間を選択したい場合は、第2の録音時間選択釦202
が押される。実際に、音声メッセージを音声メッセージ
書込装置10の記録部へ録音しているときの録音経過時間
は、表示板21の第1のバーグラフ211に表示され、音圧
レベルは、表示板21のバーグラフ212に表示される。
カセットテープデッキ13で再生された音声メッセージ
や音声メッセージ書込装置10の記録部に録音された音声
メッセージの再生音は、スピーカ22により送出される。
スピーカ22の音量は、ボリューム23によって調整され
る。
更に、音声メッセージ書込装置10は、カセットテープ
デッキ13やマイクロホン11以外の、例えば、オープンリ
ールデッキ、ラジオ、プレーヤ等の外部音源から音声メ
ッセージを入力するための外部差込み口24と、負数の音
声合成カードに同時に音声メッセージを書込む際に使用
される書込みアダプタ(図示せず)を接続するための書
込みアダプタ用コネクタ25を有する。
尚、電源アダプタ26は、商用交流電圧を所望の直流電
圧を変換して、音声メッセージ書込装置10へ電力を供給
する。27は電源スイッチであり、テンキー28は必要事項
を数値入力するためのものである。
第3図を参照すると、音声メッセージ書込装置10は、
装置全体のシステム制御を行うためのマイクロプロセッ
サ(CPU)30と、制御プログラムが格納された読出し専
用メモリ(ROM)31と、必要に応じて随時制御内容等の
データが書込まれたり、そのデータが読出されるランダ
ム・アクセス・メモリ(RMA)32とを有し、これらは、
各々データバスで接続されている。又、CPU30は、入出
力(I/O)インタフェース33及びデータバスを介して、
他の回路(後述する)と接続され、CPU30と他の回路と
の間でデータの授受が行われる。
I/Oインタフェース33に接続される他の回路の一つと
して、操作釦16(再生釦161、早送り釦162、巻戻し釦16
3、停止釦164)、メッセージ釦19(録音釦191、再生釦1
92、書込み釦193、リセット釦194、BGM釦195)、録音時
間選択釦20(第1及び第2の録音時間選択釦201及び20
2)、及びテンキー28から成る操作釦部34がある。操作
釦部34より入力された操作指令は、データバス及びI/O
インタフェース33を介してCPU30に送られ、CPU30は、こ
の操作指令を、ROM31に格納された制御プログラムに従
って処理する。
I/Oインタフェース33には、カセットテープデッキ13
を駆動するためのドライバ回路41が接続されている。カ
セットテープデッキ13で再生された音声メッセージは、
増幅器42に供給される。増幅器42の出力は、スイッチSW
1の常開接点に接続されている。スイッチSW1の固定接点
は自動利得制御(AGC)回路43の入力に接続され、AGC回
路42の出力はスイッチSW2の常開接点に接続されてい
る。スイッチSW2の固定接点はボリューム23を介して増
幅器44の入力に接続され、増幅器44の出力はスピーカ22
に接続されている。
また、スイッチSW1の常閉接点はスイッチSW3の固定接
点に接続され、スイッチSW3の常開接点は、外部差込み
口24に接続され、その常閉接点は増幅器45の出力に接続
されている。増幅器45の入力は差込み口12に接続されて
いる。
AGC回路43の出力は、出力信号の音圧レベルを検出す
るためのレベル検出回路46に接続され、レベル検出回路
の出力、即ち、レベル検出信号は、I/Oインタフェース3
3に接続されている。更に、AGC回路43の出力は、音声を
合成あるいは分析するための音声合成分析回路47に接続
されている。音声合成分析回路47において、音声を合成
するか、あるいは分析するかは、CPU30からI/Oインタフ
ェース33及びデータバスを介して供給される制御指令に
よって指示される。この制御指令が音声分析指令のと
き、音声合成分析回路47は、AGC回路43の出力を音声分
析し、その音声分析結果をデータバスを介して音声メッ
セージ書込み装置10の記録部であるスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(SRAM)48,49の音声分析デー
タとして記憶(録音)する。一方、制御指令が音声合成
指令のとき、音声合成回路47は、SRAM48,49に記憶され
た音声分析データを音声合成し、この音声合成結果を低
域通過波器(LPF)35に音声合成信号として送出す
る。LPF35の出力はスイッチSW2の常閉接点に接続されて
いる。
I/Oインタフェース33には、また、BGM信号を発生する
BGM発生器36が接続され、BGM発生器36の出力はスイッチ
SW4の固定接点に接続されている。スイッチSW4の常開接
点はAGC回路43の入力(スイッチSW1の固定接点)に接続
されている。
I/Oインタフェース33は、更に、データバスを介し
て、SRAM48,49及び入出力制御回路37,38に接続されてい
る。入出力制御回路37,38は、それぞれカードアタッチ
メント17(第2図)の入出力端子17a、書込みアダプタ
用コネクタ25に接続されている。従って、CPU30がSRAM4
8,49に音声合成カードの内部メモリへの書込み指令を発
生すると、SRAM48,49に記憶された音声分析データは、
入出力制御回37を介してカードアタッチメント17の入出
力端子17a、または入出力制御回路38を介して書込みア
ダプタ用コネクタ25に送出され、音声合成カードの内部
メモリに書込まれる。
また、レベル検出回路46から送出されるレベル検出信
号は、I/Oインタフェース33を介してCPU30に供給され
る。このレベル検出信号を受けたCPU30は、I/Oインタフ
ェース33を介して音圧レベルを示す表示信号LSを第2の
バーグラフ212に送出する。第2のバーグラフ212は表示
信号LSに応じた音圧レベルを表示する。
次に、スイッチAW1乃至SW4の動作について説明する。
スイッチSW3は、外部差込み口24に外部音源のジャッ
クが差込まれると、図示しない機構により駆動され、常
開接点(外部差込み口24)側に切替わる。また、操作釦
16の再生釦161が押されたことをCPU30が検出すると、CP
U30は、スイッチSW1及びSW2を常開接点側に切替える。
メッセージ釦19のBGM釦195が押されたことをCPU30が検
出すると、CPU30は、スイッチSW2及びSW4を常開接点側
に切替える。
尚、本実施例の音声メッセージ書込装置10では、CPU3
0が有音起動機能を有しているので、後述するような録
音操作を行なっただけでは、録音を開始せず、予め定め
られたレベル以上の音圧レベルを有する音声信号がレベ
ル検出回路46で検出されたときに、録音を開始する。
次に、音声メッセージを音声メッセージ書込装置10の
SRAM48,49に録音する操作方法について説明する。
先ず、オペレータは、音声メッセージの録音時間を8
秒にするか16秒にするかを選択するため、第1及び第2
の録音時間選択釦201及び202のどちらか一方を押す。オ
ペレータから直接音声メッセージを録音したい場合に
は、オペレータは、マイクロホン11の接続ピン11aを差
込み口12に差込む。カセットテープに予め録音されてい
る音声メッセージを録音したい場合には、オペレータ
は、そのカセットテープをカセットテープデッキ13にセ
ットする。
このように、録音の準備がなされた後、オペレータ
は、マイクロホン11から直接音声メッセージを録音する
場合は、録音釦191を押す。一方、カセットテープに予
め録音されている音声メッセージを録音する場合、オペ
レータは、記録釦191を押した後、操作釦16の再生釦161
を押す。
CPU30は録音釦191が押されたことを検出すると、録音
処理を開始する。
このような録音操作後、CPU30は、以下に述べるよう
に、SRAM48,49への録音処理を行う。
マイクロホン11から入力された音声メッセージを録音
する場合、その入力された音声メッセージは、差込み口
12より本音声メッセージ書込み装置10に入力し、増幅器
45及びスイッチSW1を介してAGC回路43に入力する。
一方、カセットテープに予め録音されている音声メッ
セージを録音する場合、CPU30は操作釦16の再生釦161が
押されたことを検出すると、スイッチSW1及びSW2を常開
接点側に切替えるとともに、I/Oインタフェース33を介
してドライバ回路41へ再生駆動制御信号を発生する。こ
れにより、カセットテープデッキ13がドライバ回路41に
より再生駆動され、カセットテープデッキ13にセットさ
れたカセットテープに録音されている音声メッセージが
再生される。この再生音声信号は、増幅器42で増幅され
た後、スイッチSW1を介してAGC回路43に入力する。
このようにAGC回路43に入力した音声信号は、ここで
自動音量調整される。AGC回路43の出力信号はレベル検
出器46でその音圧レベルが検出される。レベル検出器46
はレベル検出信号をI/Oインタフェース33を介してCPU30
の送出する。このレベル検出信号に応答して、CPU30
は、I/Oインタフェース33を介して音圧レベルを示す表
示信号HSを第2のバーグラフ212に送出する。これによ
り、第2のバーグラフ212に音圧レベルが表示される。
尚、カセットテープに予め録音されている音声メッセ
ージを録音する場合、スイッチSW2が反転しているの
で、AGC回路43の出力信号は、スイッチSW2、ボリューム
23、及び増幅器44を介して、スピーカ22より音声として
発生される。
CPU30は、このレベル検出信号により、音圧レベルが
予め定められたレベル以上であるか否かを判定する。音
圧レベルが予め定められたレベル以上である場合、CPU3
0は音声合成分析回路47へI/Oインタフェース33を介して
音声分析指令を送出する。これにより、SRAM48,49への
音声メッセージの登録が開始される。
すなわち、この音声分析指令に応答して、音声合成分
析回路47は、AGC回路43の出力信号を音声分析し、その
分析結果を音声分析データとしてSRAM48,49に録音す
る。
同時に、CPU30は、録音経過時間を監視し、録音経過
時間を示す信号HSをI/Oインタフェース33を介して第1
のバーグラフ211に送出す。第1のバーグラフ211には録
音経過時間が表示される。
ここで、第1の録音時間選択釦201により、録音時間
として8秒が選択されているときには、音声分析データ
はSRAM48のみに録音される。一方、第2の録音時間選択
釦202により、録音時間として16秒が選択されていると
きには、音声分析データはSRAM48,49の両方に録音され
る。
尚、この録音の段階で、BGMを入れたいときは、BGM釦
195を押し、また、テンキー28のいずれか一つを押すこ
とにより選曲することもできる。
録音経過時間が第1の録音時間選択釦201又は第2の
録音時間選択釦202で選択された録音時間経過すると、C
PU30は音声合成分析回路47へ終了指令を送出し、SRAM4
8,49への録音を完了する。
この録音の完了後、オペレータは、SRAM48,49へ録音
された音声分析データが良好に録音されているか否かを
確認するために、メッセージ釦19の再生釦192を押す。
メッセージ釦19が押されたことを検出したCPU30は、音
声合成分析回路47へ音声合成指令を送出する。この音声
合成指令に応答して、音声合成分析回路47は、SRAM48,4
9へ録音された音声分析データを読出して、音声合成
し、その合成結果を音声合成信号としてLPF35へ送出す
る。LPF35は、この音声合成信号の高周波成分を遮断す
る。LPF35の出力信号は、スイッチSW2、ボリューム23、
及び増幅器44を介してスピーカ22により音声として発声
される。
この確認により良好と判断すると、オペレータは音声
合成カードへの音声メッセージ書込操作を行う。本考案
では、本音声メッセージ書込装置に音声合成カードがセ
ットされると、メッセージ書込み動作に先立って音声合
成カードが指定されたものであるかどうかの判別動作を
行う。
以下に本考案による判別動作について第1図を参照し
て説明する。
オペレータは上記確認の後、SRAM48,49に録音された
音声分析データを音声合成カードの内部メモリに書込む
ために、音声合成カードをカードアタッチメント17にセ
ットする。次にオペレータはメッセージ釦19の書込み釦
193を押す。CPU30は書込み釦193の押されたことを検出
(ステップS1)すると、第4図に関連して説明したよう
に、光学的検知部により記録孔57の有無を検出する(ス
テップS2)。記録孔が検出されない時のみ、CPU30はI/O
インタフェース33、入出力制御回路37、入出力端子17a
を通して音声合成カードのインタフェース用端子51(第
4図)の空端子のうちあらかじめ定められた空端子をチ
ェック(ステップS3)する。すなわち、CPU30はセット
された音声合成カードのあらかじめ定められた空端子に
特定の情報,即ち電池53(第4図)のプラス電位が付与
されているかどうかを判別(ステップS4)する。CPU30
は、あらかじめ定められた空端子からプラス電位を検出
できない場合は、セットされた音声合成カードは模造品
であると判定して以後の書込み動作は行わず、書込みが
不可能である旨を警報により表示(ステップS5)する。
この警報表示としては、例えば後述するように書込みが
正常に行われた場合には、ブザーを1回鳴らし、書込み
不可能の場合にはブザーを2回鳴らすという表示で良
い。
一方、CPU30はプラス電位を検出すると、書込み指令
をSRAM48,49へ送出し、入出力制御回路37を出力モード
に設定する。これにより、SRAM48,49に録音された音声
分析データは、入出力制御回路37を介してカードアタッ
チメント17の入出力端子17aに送出され、音声合成カー
ドの内部メモリに書込まれる(ステップS6)。この音声
合成カードの内部メモリは、例えば、EPROMであって、
通常、書込みに約4分掛かる。このようにして、本音声
メッセージ書込装置は、指定された音声合成カードにの
み音声メッセージの書込みを行う。
上記書込みが終了したた、カードアタッチメント17か
ら音声合成カードを取出す。音声合成カードは、光スイ
ッチとスピーカを有し、光スイッチを所定時間(例え
ば、3〜5秒)手で覆ってから光スイッチから手を離す
と、音声合成カードの内部メモリに書込まれた音声メッ
セージがスピーカから音声として発声される。この発声
された音声が良好であるなら、音声合成カードを、第5
図に示すように、用途に応じた外装ケースに収納する。
この音声合成カードの収納された外装ケースは、郵送等
により、所望の相手に手渡される。
尚、上記実施例では、数本の空端子のうち1本を利用
する場合について説明したが、すべての空端子を利用し
ても良い。例えば,空端子の何本かにプラス電位を与え
てキーワードを付与しても良い。また,この音声メッセ
ージ書込装置に、電話回線ユニットを実装することによ
り、電話回線を介しての音声メッセージを音声メッセー
ジ書込装置に録音することも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、音声合成カー
ドへの音声メッセージ書込みに際して、音声合成カード
が指定されたものであるかどうかの判別を行うようにし
たことにより、模造品による音声合成カードの使用を防
止することができる。このことによって、品質的に劣る
ような模造品の音声合成カードが市場に出回ることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による音声メッセージ書込装
置の音声合成カード判別動作を示すフローチャート、第
2図は本考案が適用される音声メッセージ書込装置の外
観斜視図、第3図は音声メッセージ書込装置の構成を示
すブロック図、第4図は本考案に適用される音声合成カ
ードの平面図、第5図は音声合成カードの使用例を示す
外観斜視図である。 10…音声メッセージ書込装置、11…マイクロホン、13…
カセットテープデッキ、16…操作釦、17…カードアタッ
チメント、20…録音時間選択釦、21…表示板、22…スピ
ーカ、23…ボリューム、28…テンキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三原 勝之 東京都新宿区市谷加賀町1―1―1 大日 本印刷株式会社内 (72)考案者 高橋 昭次郎 東京都新宿区新宿2―19―12 成友商事株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−199873(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ入出力用の複数の端子と音声メッセ
    ージ記憶用のメモリと音声合成部とスピーカ及び電池と
    を備えた音声合成カードであって、前記複数の端子にお
    ける空端子のうちのあらかじめ定められた1つ以上の空
    端子に前記電池からの電位を付与して成る音声合成カー
    ドを対象とし、音声メッセージを一旦録音し、該録音さ
    れた音声メッセージを前記音声合成カードに書込むため
    の音声メッセージ書込装置であって、音声合成カードが
    セットされると,前記あらかじめ定められた1つ以上の
    空端子に電位が付与されているかどうか判別する判別手
    段を有し、前記あらかじめ定められた1つ以上の空端子
    に電位が付与されている時のみ前記音声合成カードの前
    記メモリへの音声メッセージ書込みを行うようにしたこ
    とを特徴とする音声メッセージ書込装置。
JP1988006657U 1988-01-23 1988-01-23 音声メッセージ書込装置 Expired - Lifetime JPH089760Y2 (ja)

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JP1988006657U JPH089760Y2 (ja) 1988-01-23 1988-01-23 音声メッセージ書込装置

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JPH01112976U JPH01112976U (ja) 1989-07-28
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ID=31211007

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069067B2 (ja) * 1985-07-16 1994-02-02 カシオ計算機株式会社 Icカ−ドシステム
JPS62201799U (ja) * 1986-06-16 1987-12-23

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