JPH089735Y2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH089735Y2
JPH089735Y2 JP1989056318U JP5631889U JPH089735Y2 JP H089735 Y2 JPH089735 Y2 JP H089735Y2 JP 1989056318 U JP1989056318 U JP 1989056318U JP 5631889 U JP5631889 U JP 5631889U JP H089735 Y2 JPH089735 Y2 JP H089735Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアモルファスシリコンやアモルファスカーボ
ンなど高硬度の材料よって表面が被覆されている感光体
を装備した複写機などの画像形成装置に関する。
(従来の技術) 電子写真装置の感光体を除電、帯電する工程や感光体
上のトナー像を転写紙に転写する工程、さらに転写紙を
感光体から分離する工程において、コロナ放電器から発
生するオゾンによって生成するNOxなどの酸化物が感光
体に付着すると、感光体表面が湿度に敏感になり、電気
的特性が劣化し、感光体上に静電潜像を形成している静
電荷が表面に沿って移動しやすくなるため、これを現像
して得られるトナー像はボケまたは流れを伴うことにな
る。
そこで従来、多用されている複写機などの電子写真装
置には、セレン系の材料によって構成されている感光体
や、積層型の有機感光体(OPC)では、表面を少しずつ
研磨して、オゾン生成物を除去するようにしている。
最近においては複写の高速化、感光体の高耐久性の要
請から、セレン系感光体や有機感光体の表面をアモルフ
ァスシリコンやダイヤモンド薄膜と称するアモルファス
カーボンなどによって被覆したビッカーズ硬度で1000以
上の表面硬度をもつ感光体が実用化されつつある。
これらの感光体は表面の耐摩耗性が高いため、表面を
少しずつ研磨することによって、感光体表面のオゾン生
成物を除去することが困難である問題点を有している。
かかる問題点を解決せんとするものに、特開昭58−11
5464、同60−98475、同63−29759、同63−139368に開示
されているように感光体表面を研磨するのに研磨材粉体
を併用するものがある。
実開昭59−112265、同59−119466、同63−45596、特
開昭62−121479に開示されているように研磨材を付着、
あるいは含有する部材によって感光体表面を研磨するも
のがある。
特開昭58−196567、同58−72980、同62−278586、実
開昭60−143461、同62−149060、同62−181973に開示さ
れているように植毛、織布、バフなどのブラシ状部材に
よって感光体表面を研磨するものがある。
特開昭62−34182、同63−83786に開示されているよう
に金属、プラスチック、ゴムなどのブレード部材を用い
るものがある。
実開昭61−88174、同61−88175、同61−89876に開示
されているようにJISK6401に従って測定された硬度が10
Kg以上のスポンジブレードを用いるもの、さらにこのス
ポンジブレードとトナー回収磁石とを使用するものがあ
る。
特開昭60−170876に開示されているように感光体のク
リーニング工程において、低表面エネルギー物質である
フッ素樹脂繊維ブラシによる摺擦を行うものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、研磨材粉体、研磨材を付着等させた部
材、ブラシ状部材および金属等のブレード部材を用いる
ものは、感光体表面を強力に研磨することになるので、
高硬度の感光体であっても、表面が徐々に摩耗して、帯
電電位の低下を招いたり、アモルファスカーボンなどの
被覆層が摩耗してしまい、感光体の寿命を短縮してしま
うことになる。また摩耗量をコントロールすることは、
極めて困難である。
スポンジブレードを使用するものは、研磨効率が不充
分である問題点を有している。
フッ素樹脂繊維ブラシを用いる場合は、ブラシを感光
体に高速摺接させる必要があるので、感光体駆動部が帯
熱したり摩滅してしまう問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たものであり、像担持体と、上記像担持体を帯電する帯
電手段と、画像露光によって上記像担持体上に静電潜像
を形成する静電潜像形成手段と、上記像担持体上に静電
潜像を現像し可視像を形成する現像手段と、上記可視像
を被転写体に転写する転写手段と、転写動作後、像担持
体表面に接して配置され該像担持体表面をクリーニング
するフォームブレードを有する画像形成装置において、
上記フォームブレードを、平均気泡径が30μm以下の独
立気泡を有するもので構成したものである。
(作用) 本考案によれば、平均気泡径30μm以下の独立気泡を
有するフォームブレードで像担持体表面が摺擦されるこ
とにより、フォームブレードの像担持体表面との摺接面
に形成されている独立気泡の無数のエッジで像担持体表
面に付着したオゾン生成物が除去される。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、符号10はドラム状の像担持体としての感
光体を示し、この感光体10は図示しないモータによって
軸74を中心として、時計方向(矢印A方向)へ回転する
ようになっている。
感光体10はアルミニウム、ニッケル、クロム、ステン
レスなどの導電性の支持体上にスパッタリング法、グロ
ー放電、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの手
段によってアモルファスシリコンを被着させて製作され
ており、表面30はビッカーズ硬度1000以上の硬さを有し
ている。
この他感光体10は、セレン系感光体や有機感光体の光
電層上にイオンビームスパッタ法、低圧気相合成法、ケ
ミカルヴェイパーデポジション(CVD)法などによって
アモルファスシリコンの薄膜を形成したものであっても
よい。
感光体10の周囲には、感光体10の回転方向順に、主帯
電器14、現像ローラー36を有する現像装置16、転写帯電
器42を有する転写装置18、第1除電器20、クリーニング
装置22および第2除電器23が配置されている。
クリーニング装置22には、クリーニング手段としての
高発泡フッ素樹脂フォームブレード60が支持部材62に支
持されて設けられている。このフォームブレード60の端
縁は感光体10の周面に圧接している。
このフォームブレード60を構成している高発泡フッ素
樹脂はエチレン/四フッ化エチレン共重合体及びフッ化
ビニリデン/六フッ化プロピレン共重合体等から構成さ
れ、平均気泡径が30μm以下の超微細でかつ均一な独立
気泡を有しており、表面平滑性に優れ、しかもフッ素系
樹脂は柔軟性に富んでいる。またこの高発泡フッ素系樹
脂はJISK6301(A型)で測定した硬度が40から100のも
のが使用され、特に適しているのは、同硬度が48から71
のものである。クリーニング手段の形状はブレード状に
限らず、高発泡フッ素樹脂を周面に被覆したローラー形
状のものであってもよい。
符号26は透明平板を示し、この透明平板26上には原稿
24が載置されている。透明平板26の下方には照明装置28
などからなる光学系32が配置されている。
この電子写真装置では、感光体10が時計方向に回転
し、主帯電器14によって一様に帯電される。
照明装置28は、透明平板26に沿って走査し、原稿24か
らの反射光を帯電している感光体10の表面30に結像し、
感光体10上に静電潜像を形成する。
この感光体10上の静電潜像に、現像装置16の現像ロー
ラー36によって装置16内のトナー38が供給され、現像が
行われて、感光体10の表面30にトナー像が形成される。
一方、図示しない給紙装置から転写紙が矢印46に示す
経路で送られ、レジストローラー40によって感光体10上
に供給され、この転写紙に転写装置18の転写帯電器42よ
って感光体10上のトナー像が転写される。
次いで、転写紙は分離ローラー44によって感光体10か
ら剥離され、定着装置84へ送られ、転写紙上のトナー像
が定着された後、機外に排出される。
転写動作が行われた後、感光体10はさらに時計方向へ
回転し、除電器20によって除電される。そして、クリー
ニング装置22のフォームブレード60によってクリーニン
グ動作が行われる。すなわち、フォームブレード60は感
光体10の表面30に摺接し、感光体10上に残っているトナ
ーを除去すると同時に、感光体10上に付着しているオゾ
ン生成物を除去し、クリーニング装置22内に収容する。
フォームブレード60を構成しているフッ素系樹脂は、
前述したように微細な独立気泡を有し、表面が平滑であ
り、比較的高硬度で、しかも柔軟性に富むため、感光体
10の表面30に強固な密着性を呈し、この密着した状態で
感光体10の表面30を研磨する。このフォームブレード60
の研磨能力は感光体10の表面30に付着したオゾン生成物
層のみを除去する極めて微小なものであり、表面30のア
モルファスシリコンの層を摩耗するには至らない。
フォームブレード60を構成するフッ素樹脂の低表面エ
ネルギー結晶性物質特有の性質が発揮されて、極めて薄
い結晶片が感光体表面30に透明なフィルムを形成し、こ
のフィルムによって表面30が電気的、化学的に安定す
る。すなわちフィルムによってアモルファスシリコンの
被覆面の電気抵抗が向上し、しかもこのフィルムが化学
的に不活性であるため、コロナ放電によってオゾン生成
物に対し、保護膜として機能して、感光体表面30にオゾ
ン生成物が付着するのを防止することになる。
上記のフォームブレード60の研磨作用とフィルム形成
作用が相乗的に機能し、感光体表面30にオゾン生成物が
堆積するのが防止されることになる。
第2除電器23によって感光体10に残っている潜像電荷
が除去され、上記と同様の動作が繰り返される。
本考案は複写機、各種プリンタに応用することが可能
である。
上記実施例ではドラム上の感光体を用いたが、帯状の
感光体を使用することも可能である。
主帯電器14などのコロナ帯電器には、エントロン帯電
器、スコロトロン帯電器が用いられるが、画像ボケ発生
防止をより完全なものとするため、コロナ電流を低減
し、オゾン生成物の発生を抑制したり、オゾン生成物の
分解剤を配した帯電器を使用することも可能である。
現像剤はガラスビーズや磁性キャリヤとトナーとを用
いる2成分現像剤、キャリヤを使用しない1成分現像
剤、およびトナー微粒子をキャリヤ液中に分散した湿式
現像剤などいずれであっても、使用することができる。
トナー粒子は、その一部として長鎖の炭化水素類、ア
ルコール類、脂肪酸およびその誘導体類、低分子量ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどを含むものが用いられ
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、像担持体表面をクリー
ニングするフォームブレードを、平均気泡径が30μm以
下の独立気泡を有するもので構成したので、フォームブ
レードで像担持体表面が摺擦されることにより、フォー
ムブレードの像担持体表面との摺接面に形成されている
独立気泡の無数のエッジで像担持体表面に付着したオゾ
ン生成物が効率よく除去される。したがって転写画像の
ボケや流れの発生を防止することができるようになる。
しかも感光体の寿命を短縮するなどの不都合を発生する
こともない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の電子写真の模式図である。 10……感光体、14……主帯電器、16……現像装置、30…
…感光体の表面、42……転写帯電器、60……発泡フッ素
樹脂フォームブレード、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、上記像担持体を帯電する帯電
    手段と、画像露光によって上記像担持体上に静電潜像を
    形成する静電潜像形成手段と、上記像担持体上に静電潜
    像を現像し可視像を形成する現像手段と、上記可視像を
    被転写体に転写する転写手段と、転写動作後、像担持体
    表面に接して配置され該像担持体表面をクリーニングす
    るフォームブレードを有する画像形成装置において、 上記フォームブレードは、平均気泡径が30μm以下の独
    立気泡を有するものであること特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】上記像担持体は、表面の硬度がビッカーズ
    硬度1000以上であること特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】上記フォームブレードは、発泡フッ素樹脂
    であること特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
JP1989056318U 1989-05-16 1989-05-16 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH089735Y2 (ja)

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JPH02148166U JPH02148166U (ja) 1990-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57201275A (en) * 1981-06-03 1982-12-09 Fuji Xerox Co Ltd Cleaning blade
JPH0342449Y2 (ja) * 1985-05-14 1991-09-05

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