JPH0897068A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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Publication number
JPH0897068A
JPH0897068A JP6232582A JP23258294A JPH0897068A JP H0897068 A JPH0897068 A JP H0897068A JP 6232582 A JP6232582 A JP 6232582A JP 23258294 A JP23258294 A JP 23258294A JP H0897068 A JPH0897068 A JP H0897068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
explosion
proof valve
heat
resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6232582A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Hatano
洋充 羽田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6232582A priority Critical patent/JPH0897068A/ja
Publication of JPH0897068A publication Critical patent/JPH0897068A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の生産性を高度に維持しつつ、電子
部品に設けられた防爆弁が作動した際であっても、外装
体内部からの電解液の漏れや、金属片の飛散を防止する
ことを目的とする。 【構成】 部品素子を収納する外装体表面に溝により電
子部品の特性を表示せしめ、該表示によって防爆弁を形
成するよう構成した。また、前記防爆弁を含む外装体表
面を耐熱高強度フィルムにて被覆するごとく構成した。
さらには、前記耐熱高強度フィルムをポリイミド又はポ
リアミドにより形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本願発明は、電気回路の一部を形
成する電子部品、特に電解コンデンサに関するものであ
る。
【0001】
【従来の技術】従来より、製造工程等における電子部品
の破裂を防止すべく電子部品に防爆弁を設けることが行
われている。また、従来の電子部品のうち特に電解コン
デンサは、アルミニウムケ−スに塩化ビニル被覆がなさ
れその被覆上に極性、定格容量、耐圧をインクによって
印字しているものが一般的である。一方、実開平3−9
2021号に開示されているように、電子部品の定格表
示及び防爆弁をレ−ザ光により溝状に形成する技術も公
知となっている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電解コ
ンデンサは、アルミニウムケ−スを塩化ビニルで被覆し
その被覆上に極性、定格容量、耐圧をインクによって印
字するごとく構成されている、電子部品としての電解コ
ンデンサにおいては、当該電解コンデンサを製造工程に
いて、硬化炉、リフロ−炉に通し、高熱下にさらした際
に、塩化ビニルの2次収縮が起り、被覆破れが発生する
という問題が生じていた。また、実開平3−92021
号においては、定格表示等と防爆弁を別個に形成してい
るため、その生産性にも限界が生ずる。
【0003】本願発明は、上述の技術課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、電子部品の
生産性を高度に維持しつつ、電子部品に設けられた防爆
弁が作動した際であっても、外装体内部からの電解液の
漏れや、金属片の飛散を防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明はかかる目的を
達成するために、部品素子を収納する外装体表面に溝に
より電子部品の特性を表示せしめ、該表示によって防爆
弁を形成するよう構成した。また、前記防爆弁を含む外
装体表面を耐熱高強度フィルムにて被覆するごとく構成
した。さらには、前記耐熱高強度フィルムをポリイミド
又はポリアミドにより形成した。
【0005】
【実施例】本願発明の一実施例について説明する。図1
は、本願発明の一実施例にかかる電子部品の断面図であ
る。
【0006】本実施例における電子部品は、電解コンデ
ンサである。電子素子3から伸びるリ−ド4は外装体2
に設けられた開口部6から、電子部品外部に達する。通
常この2本のリ−ドが回路網に接続される。本実施例に
おいては、引き出されたリ−ド4はその極性によって太
さを異にしており、回路基板への装着の際に、容易に電
子部品の極性の判断が可能となり、実装作業が容易であ
る。また、部品素子3は封止部材5により外装体内部に
格納されている。
【0007】一方、外装体2は、透明な耐熱高強度フィ
ルム1にて被覆されている。この耐熱高強度フィルムと
しては、ポリイミド又はポリアミドが使用される。ここ
で、ポリイミドとは、主鎖中に酸イミド結合をもつ高分
子物質の総称をいい線状高分子であるが、熱安定性が極
めて高く摂氏500度程度でも分解せず、ポリイミド樹
脂は、極めて耐熱性がよい。また、適度の弾性も有して
いる。かかるポリイミドの特性より、本願発明を構成す
る耐熱高強度フィルムとしては適材といえる。
【0008】また、ポリアミドとは、主鎖中にアミド結
合をもつ重合体の総称である。炭素数が偶数のポリアミ
ドの融点は、奇数のポリアミドの融点より高く、弾性、
耐熱性、耐薬品性に優れる。かかるポリアミドもまた、
本願発明における耐熱高強度フィルムとして使用するこ
とができる。
【0009】外装体を被覆するためには、ポリイミド又
はポリアミドのフィルムを高熱により、外装体に溶着す
るか、ポリイミド又はポリアミド樹脂を外装体に塗布し
てフィルム状に形成するばよい。
【0010】図2は、本実施例における電解コンデンサ
を上部よりみた平面図である。図3は、本実施例におけ
る電解コンデンサの外観側面図である。図4は、溝状に
形成された表示部の断面図である。外装体2に極性、定
格容量、耐圧が表示されている。図4からも明らかなよ
うに、この表示は外装体に溝状に形成されており、文字
部は、外装体の他の部分よりも薄肉となっている。これ
により、防爆弁を別個に形成する必要がなく、電子部品
の生産性をより向上させることができる。表示を外装体
に溝状に形成するには、例えば、レ−ザ光により形成し
たり、プレス処理により、刻印してもよい。
【0011】この溝状に形成された表示は使用者に定格
等を示すとともに、外装体の他の部分よりも薄肉に形成
されており、防爆弁としての機能を備えている。即ち、
電解コンデンサがなんらかの事情によりその内圧が上が
り、破裂しそうになった場合は、この防爆弁が作動、開
口し、外装体が金属片となって四方八方に飛散するのを
防止することができる。
【0012】また、前述したように、外装体は耐熱高強
度フィルムにて被覆されており、このフィルム自身弾性
を有しているため、防爆弁が作動した際であっても、電
解コンデンサの電解液の漏れを防止することができる。
また、仮りに耐熱高強度フィルムが防爆弁部で破損した
場合であっても、外装体と耐熱高強度フィルムは固着さ
れているため、外装体が小さな金属片となって四方八方
に飛散するのを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1記載の
発明によれば、電子部品の生産性を高度に維持しつつ、
防爆弁を設けた電子部品を得ることができる。請求項2
及び3記載の発明によれば、これに加え、防爆弁が作動
した際であっても、外装体内部からの電解液の漏れや、
金属片の飛散を防止することが可能となる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
図1は、本願発明の一実施例にかかる電子部品の断面図
である。図2は、本実施例における電解コンデンサを上
部よりみた平面図である。図3は、本実施例における電
解コンデンサの外観側面図である。図4は、溝状に形成
された表示部の断面図である。
【0015】
【符号の説明】
1 耐熱高強度フィルム 2 外装体 3 電子素子 4 リ−ド 5 封止部材 6 開口部 7 防爆弁を兼ねる表示文字
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 9/12 H01G 9/08 B 9/12 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路の一部を構成するための電子部
    品であって、部品素子を収納する外装体表面に溝により
    電子部品の特性を表示せしめ、該表示によって防爆弁を
    形成することを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 前記防爆弁を含む外装体表面を耐熱高強
    度フィルムにて被覆したことを特徴とする請求項1記載
    の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記耐熱高強度フィルムはポリイミド又
    はポリアミドからなることを特徴とする請求項2記載の
    電子部品。
JP6232582A 1994-09-28 1994-09-28 電子部品 Pending JPH0897068A (ja)

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JP6232582A JPH0897068A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 電子部品

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JP6232582A JPH0897068A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 電子部品

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JPH0897068A true JPH0897068A (ja) 1996-04-12

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ID=16941619

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JP6232582A Pending JPH0897068A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 電子部品

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6295205B1 (en) * 1998-08-29 2001-09-25 Asea Brown Boveri Ag Explosion protection for semiconductor modules
CN107342167A (zh) * 2017-07-27 2017-11-10 南通新三能电子有限公司 一种防止电解液喷溅的铝电解电容器
JP2020194858A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 日本ケミコン株式会社 電子部品及び電子部品の製造方法

Cited By (3)

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