JPH0896835A - 密閉形鉛蓄電池及びその製造方法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池及びその製造方法Info
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- JPH0896835A JPH0896835A JP6231130A JP23113094A JPH0896835A JP H0896835 A JPH0896835 A JP H0896835A JP 6231130 A JP6231130 A JP 6231130A JP 23113094 A JP23113094 A JP 23113094A JP H0896835 A JPH0896835 A JP H0896835A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電槽化成時の不具合を解消し、寿命性能の優
れた密閉形鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電槽5内に極板群4を収納し、極板群4に電
解液を含浸させる。電槽5は極板群4の極板面に平行な
側を二重壁構造とする。この二重壁の外側壁面5aは平
坦とし、内側壁面5bは極板群4の端面に当接するごと
く内側に湾曲させ、かつ各二重壁の間に形成される空間
6には充填物8を充填する。
れた密閉形鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電槽5内に極板群4を収納し、極板群4に電
解液を含浸させる。電槽5は極板群4の極板面に平行な
側を二重壁構造とする。この二重壁の外側壁面5aは平
坦とし、内側壁面5bは極板群4の端面に当接するごと
く内側に湾曲させ、かつ各二重壁の間に形成される空間
6には充填物8を充填する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池及びそ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉形鉛蓄電池は、正極板と負極
板の間にガラス繊維や合成繊維からなる多孔体をセパレ
ータとして介在させて極板群を構成し、該極板群に電解
液を含浸させた構造になっている。
板の間にガラス繊維や合成繊維からなる多孔体をセパレ
ータとして介在させて極板群を構成し、該極板群に電解
液を含浸させた構造になっている。
【0003】この電池に使用する極板の化成方法として
は、希硫酸の入ったタンク内に化成前の正極板と負極板
を交互に並べこれに通電することによって化成する方法
と、電槽内に未化成の極板を収容して電池を組み立て、
該電槽内に希硫酸を注液して化成する電槽化成方法があ
る。
は、希硫酸の入ったタンク内に化成前の正極板と負極板
を交互に並べこれに通電することによって化成する方法
と、電槽内に未化成の極板を収容して電池を組み立て、
該電槽内に希硫酸を注液して化成する電槽化成方法があ
る。
【0004】このようにして製造した極板の能力を十分
引き出すためには、極板群に高い圧力をかけておくこと
が有効な手段であることがわかっている。
引き出すためには、極板群に高い圧力をかけておくこと
が有効な手段であることがわかっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに極板群に高い群加圧をかけておくことは、電池の寿
命性能を良くする手段であるが、電槽化成する際の群加
圧が高い場合、化成の進行に不具合を生じ、寿命性能が
劣るという問題点があった。その不具合とは、極板群に
高い群加圧がかかっているために、化成中に発生するガ
スの逃げ道が塞がれ、そこにガス溜まりが生じる影響で
その部分の化成が進行し難く、そのためガス溜まりのな
い部分の電流密度が上がり、過化成となる現象である。
過化成となった部分は、格子と活物質の剥離が生じてお
り、活物質が脆くなっている。この電池のサイクル特性
は悪く、早期に寿命となってまう。
うに極板群に高い群加圧をかけておくことは、電池の寿
命性能を良くする手段であるが、電槽化成する際の群加
圧が高い場合、化成の進行に不具合を生じ、寿命性能が
劣るという問題点があった。その不具合とは、極板群に
高い群加圧がかかっているために、化成中に発生するガ
スの逃げ道が塞がれ、そこにガス溜まりが生じる影響で
その部分の化成が進行し難く、そのためガス溜まりのな
い部分の電流密度が上がり、過化成となる現象である。
過化成となった部分は、格子と活物質の剥離が生じてお
り、活物質が脆くなっている。この電池のサイクル特性
は悪く、早期に寿命となってまう。
【0006】本発明の目的は、電槽化成時の不具合を解
消し、寿命性能の優れた密閉形鉛蓄電池を提供すること
にある。
消し、寿命性能の優れた密閉形鉛蓄電池を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、電槽化成時の不具合
を解消し、寿命性能の優れた密閉形鉛蓄電池の製造方法
を提供することにある。
を解消し、寿命性能の優れた密閉形鉛蓄電池の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電槽内に極板
群が収納された構造の密閉形鉛蓄電池及びその製造方法
を改良の対象としている。
群が収納された構造の密閉形鉛蓄電池及びその製造方法
を改良の対象としている。
【0009】本発明に係る密閉形鉛蓄電池においては、
前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重壁構造
となっており、前記二重壁の外側壁面と内側壁面との間
の空間部に前記極板群を加圧するように充填物が充填さ
れていることを特徴とする。本発明に係る密閉形鉛蓄電
池の製造方法においては、前記極板群の極板面に平行な
側が二重壁構造となっている電槽を用い、前記電槽内に
低い群加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に
電解液を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の
終了後に前記二重壁の外側壁面と内側壁面との間の空間
部に前記極板群を加圧するように充填物を充填して前記
極板群の群加圧を増加させることを特徴とする。
前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重壁構造
となっており、前記二重壁の外側壁面と内側壁面との間
の空間部に前記極板群を加圧するように充填物が充填さ
れていることを特徴とする。本発明に係る密閉形鉛蓄電
池の製造方法においては、前記極板群の極板面に平行な
側が二重壁構造となっている電槽を用い、前記電槽内に
低い群加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に
電解液を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の
終了後に前記二重壁の外側壁面と内側壁面との間の空間
部に前記極板群を加圧するように充填物を充填して前記
極板群の群加圧を増加させることを特徴とする。
【0010】また本発明に係る密閉形鉛蓄電池において
は、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっており、前記各二重壁の間に形成される空間部に
前記極板群を加圧するように充填物が充填されているこ
とを特徴とする。
は、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっており、前記各二重壁の間に形成される空間部に
前記極板群を加圧するように充填物が充填されているこ
とを特徴とする。
【0011】また本発明に係る密閉形鉛蓄電池の製造方
法においては、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっている電槽を用い、前記電槽内の各セルに低い群
加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液
を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後
に前記各二重壁の間の空間部に前記極板群を加圧するよ
うに充填物を充填して前記極板群の群加圧を増加させる
ことを特徴とする。
法においては、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっている電槽を用い、前記電槽内の各セルに低い群
加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液
を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後
に前記各二重壁の間の空間部に前記極板群を加圧するよ
うに充填物を充填して前記極板群の群加圧を増加させる
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】このように電槽の極板群の極板面に平行な側を
二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される空間部を
利用して、該空間部を空の状態におけば極板群にかける
群加圧を低い状態におくことができ、この状態で電槽化
成を行うことにより、化成中に発生するガスの逃げ道を
確保することができる。このため、化成中にガス溜まり
が生じている部分と生じてない部分が発生するのを防止
して、化成を各部で一様に進行させることができ、従っ
て局部的に過化成となる部分の発生がなくなり、電池の
サイクル特性を向上させ、寿命を延ばすことができる。
二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される空間部を
利用して、該空間部を空の状態におけば極板群にかける
群加圧を低い状態におくことができ、この状態で電槽化
成を行うことにより、化成中に発生するガスの逃げ道を
確保することができる。このため、化成中にガス溜まり
が生じている部分と生じてない部分が発生するのを防止
して、化成を各部で一様に進行させることができ、従っ
て局部的に過化成となる部分の発生がなくなり、電池の
サイクル特性を向上させ、寿命を延ばすことができる。
【0013】また、化成終了後に二重壁の間の空間部に
充填物を充填することにより、該極板群にかける群加圧
を増加させることができる。このため、極板の能力を十
分引き出すことができる。
充填物を充填することにより、該極板群にかける群加圧
を増加させることができる。このため、極板の能力を十
分引き出すことができる。
【0014】さらに、隣接するセル間の隔壁も二重壁構
造とすることにより、上記の作用を一層良好に発揮させ
ることができる。
造とすることにより、上記の作用を一層良好に発揮させ
ることができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る密閉形鉛蓄電池の第1
実施例を示したものである。本実施例の密閉形鉛蓄電池
においては、正極板1と負極板2とこれらの間に介在さ
れたガラス繊維からなるセパレータ3とで極板群4が構
成されている。本実施例では、正極板1の両面がセパレ
ータ3でU字状に覆われた構造になっている。該極板群
4は電槽5内に収納されている。電解液は極板群4に吸
収保持されている。電槽5は、極板群4の極板面に平行
な側が外側壁面5aと内側壁面5bとの二重壁構造とな
っている。電槽5の下部には、外側壁面5aと内側壁面
5bとの間の空間部6に連通する開口部7が設けられて
いる。該二重壁の外側壁面5aは平坦であり、内側壁面
5bは極板群4の端面に当接するごとく内側に湾曲され
ている。各二重壁の間に形成される空間6には該空間部
6を保持する熱硬化性樹脂よりなる充填物8が充填され
ている。電槽5の上部には蓋9が接着により取付けられ
ている。蓋9の凹部10には排気筒11が設けられ、該
排気筒11はゴム製の安全弁体12で閉塞されるように
なっている。安全弁体12は凹部10に嵌められた押え
板13で押えられるようになっている。各負極板2はス
トラップ14で接続され、該ストラップ14に設けられ
た極柱15が蓋9から気密に外に導出されている。図示
しないが正極板1側も同様な構造になっている。
実施例を示したものである。本実施例の密閉形鉛蓄電池
においては、正極板1と負極板2とこれらの間に介在さ
れたガラス繊維からなるセパレータ3とで極板群4が構
成されている。本実施例では、正極板1の両面がセパレ
ータ3でU字状に覆われた構造になっている。該極板群
4は電槽5内に収納されている。電解液は極板群4に吸
収保持されている。電槽5は、極板群4の極板面に平行
な側が外側壁面5aと内側壁面5bとの二重壁構造とな
っている。電槽5の下部には、外側壁面5aと内側壁面
5bとの間の空間部6に連通する開口部7が設けられて
いる。該二重壁の外側壁面5aは平坦であり、内側壁面
5bは極板群4の端面に当接するごとく内側に湾曲され
ている。各二重壁の間に形成される空間6には該空間部
6を保持する熱硬化性樹脂よりなる充填物8が充填され
ている。電槽5の上部には蓋9が接着により取付けられ
ている。蓋9の凹部10には排気筒11が設けられ、該
排気筒11はゴム製の安全弁体12で閉塞されるように
なっている。安全弁体12は凹部10に嵌められた押え
板13で押えられるようになっている。各負極板2はス
トラップ14で接続され、該ストラップ14に設けられ
た極柱15が蓋9から気密に外に導出されている。図示
しないが正極板1側も同様な構造になっている。
【0016】次に、このような密閉形鉛蓄電池の製造方
法について説明する。図1に示すような電池とする前段
階として、図2に示すように二重壁の内側壁面5bが湾
曲されていない電槽5に極板群4を収納する。この状態
では、二重壁の外側壁面5aと内側壁面5bとの間の空
間部6に充填物8が充填されていないので、極板群4に
かける群加圧を低い状態におくことができる。このとき
の極板群4の挿入時の群加圧は、20kg/dm2 以下とす
る。
法について説明する。図1に示すような電池とする前段
階として、図2に示すように二重壁の内側壁面5bが湾
曲されていない電槽5に極板群4を収納する。この状態
では、二重壁の外側壁面5aと内側壁面5bとの間の空
間部6に充填物8が充填されていないので、極板群4に
かける群加圧を低い状態におくことができる。このとき
の極板群4の挿入時の群加圧は、20kg/dm2 以下とす
る。
【0017】次いで、電槽5に蓋9を接着した後、電解
液を排気筒11から注液し、排気筒11を解放した状態
で電槽化成を行う。電槽化成の終了後は、排気筒11に
安全弁体12を装着すると、負極板2でのO2 ガス吸収
反応により、電槽5内は減圧となり、二重壁の内側壁面
5bは極板群4に向かって湾曲し、該極板群4にかける
群加圧を上げる役目をする。また、電槽5内の減圧は、
真空ポンプなどで電槽5内を吸引することにより行って
も良い。
液を排気筒11から注液し、排気筒11を解放した状態
で電槽化成を行う。電槽化成の終了後は、排気筒11に
安全弁体12を装着すると、負極板2でのO2 ガス吸収
反応により、電槽5内は減圧となり、二重壁の内側壁面
5bは極板群4に向かって湾曲し、該極板群4にかける
群加圧を上げる役目をする。また、電槽5内の減圧は、
真空ポンプなどで電槽5内を吸引することにより行って
も良い。
【0018】このように電槽5の内側壁面5bを湾曲さ
せた状態で、該電槽5の底部に設けた開口部7から二重
壁の空間部6に熱硬化性樹脂よりなる充填物8を流し込
み、該空間部6を満たした後、該充填物8を硬化させ
る。
せた状態で、該電槽5の底部に設けた開口部7から二重
壁の空間部6に熱硬化性樹脂よりなる充填物8を流し込
み、該空間部6を満たした後、該充填物8を硬化させ
る。
【0019】以上のようにして、図1に示すような構造
の密閉形鉛蓄電池を作製した。
の密閉形鉛蓄電池を作製した。
【0020】このように電槽5の極板群4の極板面に平
行な側を二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される
空間部6を利用して、該空間部6を空の状態におけば極
板群4にかける群加圧を低い状態におくことができ、こ
の状態で電槽化成を行うことにより、化成中に発生する
ガスの逃げ道を確保することができる。このため化成中
にガス溜まりが生じている部分と生じてない部分が発生
するのを防止して、化成を各部で一様に進行させること
ができ、従って局部的に過化成となる部分の発生がなく
なり、電池のサイクル特性を向上させ、寿命を延ばすこ
とができる。
行な側を二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される
空間部6を利用して、該空間部6を空の状態におけば極
板群4にかける群加圧を低い状態におくことができ、こ
の状態で電槽化成を行うことにより、化成中に発生する
ガスの逃げ道を確保することができる。このため化成中
にガス溜まりが生じている部分と生じてない部分が発生
するのを防止して、化成を各部で一様に進行させること
ができ、従って局部的に過化成となる部分の発生がなく
なり、電池のサイクル特性を向上させ、寿命を延ばすこ
とができる。
【0021】また、化成終了後に二重壁の間の空間部6
に充填物8を充填することにより、該二重壁の内側の壁
面を極板群4に向かって湾曲させて該極板群4にかける
群加圧を増加させることができる。このため、極板の能
力を十分引き出すことができる。
に充填物8を充填することにより、該二重壁の内側の壁
面を極板群4に向かって湾曲させて該極板群4にかける
群加圧を増加させることができる。このため、極板の能
力を十分引き出すことができる。
【0022】特に、充填物8として熱硬化性樹脂を用い
て、充填後に該充填物8を硬化させると、空間部6に連
通する開口部7の閉塞作業が不要になり、また後で該充
填物8が流出する恐れもなくなり、取扱が容易な利点が
ある。
て、充填後に該充填物8を硬化させると、空間部6に連
通する開口部7の閉塞作業が不要になり、また後で該充
填物8が流出する恐れもなくなり、取扱が容易な利点が
ある。
【0023】二重壁の空間部6に充填する充填物8とし
ては、熱硬化性樹脂のほかに、不揮発性の液体でもよ
い。例えば、充填物8としてシリコンオイル等の液体を
空間部6に充填した後、開口部7を封口する。なお、開
口部7は電槽5の上部側に設けることもできる。
ては、熱硬化性樹脂のほかに、不揮発性の液体でもよ
い。例えば、充填物8としてシリコンオイル等の液体を
空間部6に充填した後、開口部7を封口する。なお、開
口部7は電槽5の上部側に設けることもできる。
【0024】充填物8として液体を用いると、あとから
該液体の増減をして群加圧の増減を行うことも可能とな
る特徴がある。
該液体の増減をして群加圧の増減を行うことも可能とな
る特徴がある。
【0025】本発明品として、挿入時の群加圧を10kg/
dm2 および20kg/dm2 とした密閉形鉛蓄電池をそれぞれ
作製した。電槽化成終了後に電槽5の二重壁の空間部6
に、充填物8として熱硬化性樹脂の一種であるエポキシ
樹脂を充填したものをそれぞれ作成した。これらの電池
の完成後の群加圧は、それぞれ18kg/dm2 及び25kg/dm
2 となっている。これらの電池を、それぞれ本発明品1
及び本発明品2とした。
dm2 および20kg/dm2 とした密閉形鉛蓄電池をそれぞれ
作製した。電槽化成終了後に電槽5の二重壁の空間部6
に、充填物8として熱硬化性樹脂の一種であるエポキシ
樹脂を充填したものをそれぞれ作成した。これらの電池
の完成後の群加圧は、それぞれ18kg/dm2 及び25kg/dm
2 となっている。これらの電池を、それぞれ本発明品1
及び本発明品2とした。
【0026】図3は、本発明に係る密閉形鉛蓄電池の第
2実施例を示したものである。本実施例の密閉形鉛蓄電
池においては、電槽5は極板群4の極板面に平行な側が
前述したと同様に外側壁面5aと内側壁面5bとの二重
壁構造になっており、またセル16間を仕切る隔壁17
も壁面17a,17bからなる二重壁構造になってい
る。電槽5の下部には、外側壁面5aと内側壁面5bと
の間の空間部6に連通する開口部7と、壁面17aと壁
面17bとの間の空間部18に連通する開口部19が設
けられている。各空間部6,18には、それぞれ熱硬化
性樹脂の一種であるエポキシ樹脂よりなる充填物8が充
填されている。各正極板1はストラップ19で接続さ
れ、該ストラップ19に設けられた極柱20が蓋9から
気密に外に導出されている。その他の構造は、第1実施
例と同様になっている。
2実施例を示したものである。本実施例の密閉形鉛蓄電
池においては、電槽5は極板群4の極板面に平行な側が
前述したと同様に外側壁面5aと内側壁面5bとの二重
壁構造になっており、またセル16間を仕切る隔壁17
も壁面17a,17bからなる二重壁構造になってい
る。電槽5の下部には、外側壁面5aと内側壁面5bと
の間の空間部6に連通する開口部7と、壁面17aと壁
面17bとの間の空間部18に連通する開口部19が設
けられている。各空間部6,18には、それぞれ熱硬化
性樹脂の一種であるエポキシ樹脂よりなる充填物8が充
填されている。各正極板1はストラップ19で接続さ
れ、該ストラップ19に設けられた極柱20が蓋9から
気密に外に導出されている。その他の構造は、第1実施
例と同様になっている。
【0027】このような密閉形鉛蓄電池の作製方法も前
述した第1実施例と同様であり、セル16内が減圧にな
ったとき二重壁のそれぞれは極板群4に当接する側へ湾
曲する。このように電槽5の各壁面5a,5b,17
a,17b,5bをそれぞれ湾曲させた状態で、該電槽
5の底部に設けた開口部7,19から二重壁の各空間部
6,18に熱硬化性樹脂よりなる充填物8を流し込み、
該各空間部6,18を満たした後、該充填物8を硬化さ
せる。
述した第1実施例と同様であり、セル16内が減圧にな
ったとき二重壁のそれぞれは極板群4に当接する側へ湾
曲する。このように電槽5の各壁面5a,5b,17
a,17b,5bをそれぞれ湾曲させた状態で、該電槽
5の底部に設けた開口部7,19から二重壁の各空間部
6,18に熱硬化性樹脂よりなる充填物8を流し込み、
該各空間部6,18を満たした後、該充填物8を硬化さ
せる。
【0028】この構造による電池として、挿入時の群加
圧を10kg/dm2 とし、電池完成後の群加圧を18kg/dm2
とした密閉形鉛蓄電池を作製した。この電池を本発明品
3とする。
圧を10kg/dm2 とし、電池完成後の群加圧を18kg/dm2
とした密閉形鉛蓄電池を作製した。この電池を本発明品
3とする。
【0029】比較品として、挿入時の群加圧を30kg/dm
2 とし、電池完成後の群加圧を33kg/dm2 とした密閉形
鉛蓄電池を作製した。
2 とし、電池完成後の群加圧を33kg/dm2 とした密閉形
鉛蓄電池を作製した。
【0030】一方、従来の電槽壁が二重になっていない
電槽を用い、電槽化成終了後の完成電池の群加圧がそれ
ぞれ12kg/dm2 ,18kg/dm2 ,25kg/dm2 となる密閉形
鉛蓄電池を3種作製した。これら電池をそれぞれ従来品
1,2,3とする。
電槽を用い、電槽化成終了後の完成電池の群加圧がそれ
ぞれ12kg/dm2 ,18kg/dm2 ,25kg/dm2 となる密閉形
鉛蓄電池を3種作製した。これら電池をそれぞれ従来品
1,2,3とする。
【0031】以上の7種類の電池のサイクル寿命試験を
実施した結果を図4に示す。該図4からわかるように本
発明の電池である本発明品1,2,3の特性が、比較品
や従来品1,2,3に比べて良いことがわかる。
実施した結果を図4に示す。該図4からわかるように本
発明の電池である本発明品1,2,3の特性が、比較品
や従来品1,2,3に比べて良いことがわかる。
【0032】電槽化成終了時点で、これら7種類の電池
を解体したところ、そのうち従来品2,3及び比較品の
正極板の活物質が部分的に剥離あるいは軟化しており、
これが早期に寿命になった原因と考えられる。この結果
から、本発明による電池の極板群4の挿入時の群加圧
は、20kg/dm2 以下が良いといえる。
を解体したところ、そのうち従来品2,3及び比較品の
正極板の活物質が部分的に剥離あるいは軟化しており、
これが早期に寿命になった原因と考えられる。この結果
から、本発明による電池の極板群4の挿入時の群加圧
は、20kg/dm2 以下が良いといえる。
【0033】以上説明した本発明の好ましい態様の幾つ
かを要約して示すと、次の通りである。
かを要約して示すと、次の通りである。
【0034】(1) 電槽内に極板群が収納され、前記
極板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池にお
いて、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重
壁構造となっており、前記二重壁の外側壁面は平坦であ
り、内側壁面は前記極板群の端面に当接するごとく内側
に湾曲されており、かつ前記各二重壁の間に形成される
空間には該空間部を保持する充填物が充填されているこ
とを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
極板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池にお
いて、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重
壁構造となっており、前記二重壁の外側壁面は平坦であ
り、内側壁面は前記極板群の端面に当接するごとく内側
に湾曲されており、かつ前記各二重壁の間に形成される
空間には該空間部を保持する充填物が充填されているこ
とを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
【0035】(2) 前記充填物が熱硬化性樹脂である
第1項に記載の密閉形鉛蓄電池。
第1項に記載の密閉形鉛蓄電池。
【0036】(3) 電槽内に極板群が収納され前記極
板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池の製造
方法において、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっている電槽を用い、前記電槽内に低い群加圧
の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液を注
入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後に前
記電槽を密閉して該電槽内を減圧として、前記二重壁の
内側壁面を前記極板群に向かって湾曲させ、前記各二重
壁の間に形成される空間部に該空間部を保持する充填物
を充填して前記極板群の群加圧を増加させることを特徴
とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。
板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池の製造
方法において、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっている電槽を用い、前記電槽内に低い群加圧
の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液を注
入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後に前
記電槽を密閉して該電槽内を減圧として、前記二重壁の
内側壁面を前記極板群に向かって湾曲させ、前記各二重
壁の間に形成される空間部に該空間部を保持する充填物
を充填して前記極板群の群加圧を増加させることを特徴
とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0037】(4) 前記充填物が熱硬化性樹脂である
第3項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
第3項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0038】(5) 前記極板群の挿入時の群加圧は、
20kg/dm2 以下であることを特徴とする第3項または第
4項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
20kg/dm2 以下であることを特徴とする第3項または第
4項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0039】(6) 電槽内に極板群が収納され、前記
極板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池にお
いて、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重
壁構造となっており、前記二重壁の外側壁面は平坦であ
り、内側壁面は前記極板群の端面に当接するごとく内側
に湾曲されており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっており、前記隔壁の二重壁の壁面は当接している
前記極板群の方向に湾曲されており、かつ前記各二重壁
の間に形成される空間には該空間部を保持する充填物が
充填されていることを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
極板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池にお
いて、前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重
壁構造となっており、前記二重壁の外側壁面は平坦であ
り、内側壁面は前記極板群の端面に当接するごとく内側
に湾曲されており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっており、前記隔壁の二重壁の壁面は当接している
前記極板群の方向に湾曲されており、かつ前記各二重壁
の間に形成される空間には該空間部を保持する充填物が
充填されていることを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
【0040】(7) 前記充填物が熱硬化性樹脂である
第6項に記載の密閉形鉛蓄電池。
第6項に記載の密閉形鉛蓄電池。
【0041】(8) 電槽内に極板群が収納され前記極
板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池の製造
方法において、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっている電槽を用い、前記電槽内の各セルに低い群
加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液
を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後
に前記電槽を密閉して該電槽内を減圧として、前記二重
壁の内側壁面を前記極板群に向かって湾曲させ、且つ前
記隔壁の壁面も前記極板群に向かって湾曲させ、前記各
二重壁の間に形成される空間部に該空間部を保持する充
填物を充填して前記極板群の群加圧を増加させることを
特徴とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。
板群に電解液が含浸された構造の密閉形鉛蓄電池の製造
方法において、前記極板群の極板面に平行な側が二重壁
構造となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造
となっている電槽を用い、前記電槽内の各セルに低い群
加圧の状態で前記極板群を収納し、前記電槽内に電解液
を注入した状態で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後
に前記電槽を密閉して該電槽内を減圧として、前記二重
壁の内側壁面を前記極板群に向かって湾曲させ、且つ前
記隔壁の壁面も前記極板群に向かって湾曲させ、前記各
二重壁の間に形成される空間部に該空間部を保持する充
填物を充填して前記極板群の群加圧を増加させることを
特徴とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0042】(9) 前記充填物が熱硬化性樹脂である
第8項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
第8項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0043】(10)前記極板群の挿入時の群加圧は、
20kg/dm2 以下であることを特徴とする第8項または第
9項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
20kg/dm2 以下であることを特徴とする第8項または第
9項に記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る密閉形
鉛蓄電池及びその製造方法によれば、下記のような優れ
た効果を得ることができる。
鉛蓄電池及びその製造方法によれば、下記のような優れ
た効果を得ることができる。
【0045】本発明では、電槽の極板群の極板面に平行
な側を二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される空
間部を利用して、該空間部を空の状態におけば極板群に
かける群加圧を低い状態におくことができ、この状態で
電槽化成を行うことにより、化成中に発生するガスの逃
げ道を確保することができる。このため、化成中にガス
溜まりが生じている部分と生じてない部分が発生するの
を防止して、化成を各部で一様に進行させることがで
き、従って局部的に過化成となる部分の発生がなくな
り、電池のサイクル特性を向上させ、寿命を延ばすこと
ができる。
な側を二重壁構造にし、この二重壁の間に形成される空
間部を利用して、該空間部を空の状態におけば極板群に
かける群加圧を低い状態におくことができ、この状態で
電槽化成を行うことにより、化成中に発生するガスの逃
げ道を確保することができる。このため、化成中にガス
溜まりが生じている部分と生じてない部分が発生するの
を防止して、化成を各部で一様に進行させることがで
き、従って局部的に過化成となる部分の発生がなくな
り、電池のサイクル特性を向上させ、寿命を延ばすこと
ができる。
【0046】また、化成終了後に二重壁の間の空間部に
充填物を充填することにより、該極板群にかける群加圧
を増加させることができる。このため、極板の能力を十
分引き出すことができ、電池の寿命性能の向上を図るこ
とができる。
充填物を充填することにより、該極板群にかける群加圧
を増加させることができる。このため、極板の能力を十
分引き出すことができ、電池の寿命性能の向上を図るこ
とができる。
【0047】さらに、隣接するセル間の隔壁も二重壁構
造とすることにより、上記の作用を一層良好に発揮させ
ることができる。
造とすることにより、上記の作用を一層良好に発揮させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密閉形鉛蓄電池の第1実施例によ
る完成後の縦断面図である。
る完成後の縦断面図である。
【図2】図1に示す電池の電槽化成前の状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】本発明に係る密閉形鉛蓄電池の第2実施例によ
る完成後の縦断面図である。
る完成後の縦断面図である。
【図4】本発明に係る密閉形鉛蓄電池と従来の密閉形鉛
蓄電池と比較品の密閉形鉛蓄電池のサイクル寿命試験結
果を示す比較図である。
蓄電池と比較品の密閉形鉛蓄電池のサイクル寿命試験結
果を示す比較図である。
1 正極板 2 負極板 3 セパレータ 4 極板群 5 電槽 5a 外側壁面 5b 内側壁面 6 空間部 7 開口部 8 充填物 9 蓋 10 凹部 11 排気筒 12 安全弁体 13 押え板 14 ストラップ 15 極柱 16 セル 17 隔壁 17a,17b 壁面 18 空間部 19 開口部 20 極柱
Claims (4)
- 【請求項1】 電槽内に極板群が収納された構造の密閉
形鉛蓄電池において、前記電槽は前記極板群の極板面に
平行な側が二重壁構造となっており、前記二重壁の外側
壁面と内側壁面との間の空間部に前記極板群を加圧する
ように充填物が充填されていることを特徴とする密閉形
鉛蓄電池。 - 【請求項2】 電槽内に極板群が収納された構造の密閉
形鉛蓄電池の製造方法において、 前記極板群の極板面に平行な側が二重壁構造となってい
る電槽を用い、前記電槽内に低い群加圧の状態で前記極
板群を収納し、前記電槽内に電解液を注入した状態で電
槽化成を行い、該電槽化成の終了後に前記二重壁の外側
壁面と内側壁面との間の空間部に前記極板群を加圧する
ように充填物を充填して前記極板群の群加圧を増加させ
ることを特徴とする密閉形鉛蓄電池の製造方法。 - 【請求項3】 電槽内に極板群が収納された構造の密閉
形鉛蓄電池において、 前記電槽は前記極板群の極板面に平行な側が二重壁構造
となっており、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造とな
っており、前記各二重壁の間に形成される空間部に前記
極板群を加圧するように充填物が充填されていることを
特徴とする密閉形鉛蓄電池。 - 【請求項4】 電槽内に極板群が収納された構造の密閉
形鉛蓄電池の製造方法において、 前記極板群の極板面に平行な側が二重壁構造となってお
り、隣接するセル間の隔壁も二重壁構造となっている電
槽を用い、前記電槽内の各セルに低い群加圧の状態で前
記極板群を収納し、前記電槽内に電解液を注入した状態
で電槽化成を行い、該電槽化成の終了後に前記各二重壁
の間の空間部に前記極板群を加圧するように充填物を充
填して前記極板群の群加圧を増加させることを特徴とす
る密閉形鉛蓄電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231130A JPH0896835A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 密閉形鉛蓄電池及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231130A JPH0896835A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 密閉形鉛蓄電池及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896835A true JPH0896835A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16918761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231130A Withdrawn JPH0896835A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 密閉形鉛蓄電池及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0896835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015069965A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-13 | 株式会社Gsユアサ | 密閉式鉛蓄電池 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231130A patent/JPH0896835A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015069965A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-13 | 株式会社Gsユアサ | 密閉式鉛蓄電池 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |