JPH0896627A - 圧接用電線 - Google Patents

圧接用電線

Info

Publication number
JPH0896627A
JPH0896627A JP6230059A JP23005994A JPH0896627A JP H0896627 A JPH0896627 A JP H0896627A JP 6230059 A JP6230059 A JP 6230059A JP 23005994 A JP23005994 A JP 23005994A JP H0896627 A JPH0896627 A JP H0896627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
electric wire
pressure contact
outside diameter
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6230059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3082589B2 (ja
Inventor
Tomonori Inagaki
朝律 稲垣
Minoru Iritani
実 入谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP06230059A priority Critical patent/JP3082589B2/ja
Publication of JPH0896627A publication Critical patent/JPH0896627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3082589B2 publication Critical patent/JP3082589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存のコネクタハウジングを有効に利用すべ
く、被覆部の肉厚が薄くても、十分な保持力が確保でき
ると共に被覆部にひび割れが生じない圧接電線を提供す
る。 【構成】 撚線導体10とこの撚線導体10を被覆する
絶縁性材料によって形成された被覆部20とから構成さ
れている。前記撚線導体10は、一本の外径が0.20
3mmの電線11を7本撚りにした外径が0.61mm
の撚線導体を、外径が0.54mmになるまで圧縮した
ものであり、圧縮率は外径比で約89%にになってい
る。前記被覆部20は、耐熱性のポリ塩化ビニルによっ
て形成されており、外径が1.00mm、厚さが0.2
3mm、硬度がJIS−A硬度において92゜になって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の電気機器
内において用いられる2次側電源回路用の圧接電線に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧接電線50は、図3に示すよ
うに、一般に撚線導体51とこの撚線導体51の外周を
被覆する絶縁性材料によって形成された被覆部52とに
よって構成されており、圧接端子61とこの圧接端子6
1を収容保持するコネクタハウジング62とからなる圧
接用コネクタ60に接続される。
【0003】前記圧接端子61は、図4(a)に示すよ
うに、Uスロット部61bを備えた圧接片61aを有し
ており、前記Uスロット部61bに前記圧接用電線50
が圧入されると、前記圧接片61aが圧接用電線50の
被覆部52に突き刺さって圧接電線50自体が保持され
ると共に前記Uスロット部61bによって前記撚線導体
51が挟持され、前記圧接端子61と圧接電線50とが
電気的に接続されるようになっている。
【0004】前記コネクタハウジング62は、図4
(b)に示すように、前記圧接端子61の圧接片61a
及び前記Uスロット部61bに圧入された圧接電線50
を収容するU字型のストレンリリーフ部62aを有して
いる。
【0005】従って、前記圧接端子61がコネクタハウ
ジング62に収容保持された状態において、前記Uスロ
ット部61bに圧接電線50を圧入するだけで、前記撚
線導体51が前記圧接端子61に電気的に接続されると
共に圧接電線50自体が圧接用コネクタ60に固定され
るので、電線自体に端子を圧着してこの端子をコネクタ
に嵌着することによって接続する従来の圧着タイプに比
べて加工工数が少なくてすみ、作業性がよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、上述
したような圧接電線としては、複写機等の電気機器にお
ける信号回路に使用される外径及び撚線導体径の小さい
信号線しかなく、当然のことながら圧接用コネクタもそ
の信号線用として製造されているので、電源回路に使用
される外径及び撚線導体径の大きい電源線用の圧接電線
を製造しても、そのまま既存の圧接用コネクタに接続す
ることはできない。
【0007】このため、前記圧接用コネクタの圧接端子
のUスロットの幅を電源回路用の圧接電線にあわせて広
げると共に、前記圧接用電線の被覆部の厚さを薄くして
信号回路用の圧接電線の外径に合わせると、コネクタハ
ウジング自体は、既存のものをそのまま転用できるの
で、新たに、電源回路用の圧接電線用のコネクタハウジ
ングを作る必要がなく、製造コスト面において有利にな
る。
【0008】しかし、圧接電線は、上述したように、圧
接片を被覆部に突き刺すことによって圧接用コネクタに
保持するものであるから、被覆部の肉厚が薄くなると、
コネクタに対する電線の保持力を十分に確保することは
できず、また、被覆部自体にひび割れが生ずる可能性が
高くなるといった問題がある。
【0009】そこで、この発明の課題は、既存のコネク
タハウジングを有効に利用すべく、被覆部の肉厚が薄く
ても、十分な保持力が確保できると共に被覆部にひび割
れが生じない圧接電線を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、撚線導体とこの撚線導体を被覆する絶
縁性材料によって形成された被覆部とを備え、端部を圧
接用コネクタの圧接端子のスロット部に圧入することに
より前記圧接端子と前記撚線導体とを電気的に接続する
と共に前記被覆部を前記圧接コネクタのハウジングに形
成された凹部に収容することにより前記圧接用コネクタ
に接続される圧接用電線において、前記被覆部の硬度
を、JIS−A硬度84゜以上96゜以下に設定したの
である。また、前記撚線導体は径方向に圧縮してもよ
い。
【0011】
【作用】以上のように構成された圧接電線では、被覆部
の厚さが所定厚さよりも薄くなっているにも拘らず、被
覆部の硬度が、JIS−A硬度84゜以上96゜以下に
設定されているので、適度な硬さに調整されており、圧
接用コネクタの圧接片を被覆部に突き刺さした場合でも
十分な保持力が得られ、しかも硬すぎてひび割れが入る
こともない。
【0012】また、撚線導体を径方向に圧縮したものに
あっては、撚線導体のばらけが生じにくい。
【0013】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、この圧接電線1は複写機等の電
気機器内において用いられる電源供給用の電源線であ
り、撚線導体10とこの撚線導体10を被覆する絶縁性
材料によって形成された被覆部20とから構成されてい
る。
【0014】前記撚線導体10は、一本の外径が0.2
03mmの電線11を7本撚りにした外径が0.61m
mの撚線導体を、外径が0.54mmになるまで圧縮し
たものであり、圧縮率は外径比で約89%にになってい
る。
【0015】前記被覆部20は、耐熱性のポリ塩化ビニ
ルによって形成されており、外径が1.00mm、厚さ
が0.23mmになっている。耐熱性を向上させるため
に可塑剤としてトリメット酸エステルをポリ塩化ビニル
100重量部に対して45重量部添加してあり、この可
塑剤の添加によって、この被覆部20の硬度は、JIS
−A硬度において92゜になっている。
【0016】なお、可塑材としては、上記トリメット酸
エステルの他、トリメット酸オクチルエステル、トリメ
ット酸混合アルキルエステル、トリメット酸ノルマルア
ルキルエステル、トリメット酸イソノニルエステル、ト
リメット酸イソデシルエステル、ピロメット酸オクチル
エステル及びアジピン酸ポリエステルを単独又は混合し
て添加しても良い。
【0017】以上のように、この圧接電線1は撚線導体
10の外径が0.54mmであり、従来からある信号線
用の圧接電線の撚線導体の外径0.48mm、0.38
mm等と比較して大径になっているが、仕上外径である
被覆部20の外径が従来からある信号線用の圧接電線と
同様に1.00mmであるため、信号線用の圧接用コネ
クタの圧接端子のUスロットの幅を前記撚線導体10の
外径に合わせて広げた圧接端子を製造しておくと、コネ
クタハウジングについてはそのまま転用できる。
【0018】一方、この圧接電線1は、撚線導体10の
外径が大きいにも拘らず仕上げ外径を通常より小さくし
ているので、その分被覆部20の肉厚が薄くなっている
が、上述したように、硬度がJIS−A硬度において9
2゜になっているので、圧接端子による保持力が真直方
向3.5Kg(目標値3.0Kg以上)、直交方向1.
8Kg(目標値1.5Kg以上)であり、問題のない保
持力が確保されている。
【0019】なお、電線保持力の測定は、図2に示すよ
うに、圧接電線1を圧接コネクタ30に取付けた状態
で、真直方向については同図(a)に矢印で示す方向
に、直交方向については同図(b)に矢印で示す方向に
それぞれ圧接電線1を引張り、圧接電線1が破断又は抜
けたときの荷重を測定することによって行う。この時の
引張り速度は100mm/minである。
【0020】前記被覆部20の硬度は、JIS−A硬度
において84゜以上96゜以下の範囲内にあれば良い。
これは、84゜未満であれば、被覆部20が柔らかすぎ
て圧接後の電線保持力が規格値を満足せず、また、96
゜を越えると、被覆部20が硬くなりすぎて圧接時に被
覆部20にひび割れが発生して不良品となるからであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の圧接電線は、
被覆部の硬度をJIS−A硬度84゜以上96゜以下に
設定したため、電源回路用の圧接電線として撚線導体の
外径を大きくする一方被覆部の肉厚を薄くして信号線用
の圧接電線と同様の仕上げ外径にしても、圧接端子によ
る十分な電線保持力を確保できると共に被覆部にひび割
れが生じることもない。
【0022】このため、従来からある信号線用の圧接用
コネクタにおける圧接端子のUスロットの幅を前記撚線
導体の外径に合わせて広げた圧接端子を製造しておく
と、コネクタハウジングについては信号線用のものをそ
のまま転用できるので、新たに、電源回路用の圧接電線
の為にコネクタハウジングを製造する必要がなく、製造
コスト面において有利になる。
【0023】特に、撚線導体を径方向に圧縮しておく
と、撚線導体自体のばらけが防止できると共に撚線導体
径が小さくなるのでその分被覆部の厚みを大きくするこ
とができ、圧接端子による保持力を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】同上の圧接電線の圧接端子による電線保持力の
測定方法を示す斜視図である。
【図3】圧接電線と圧接電線に接続される圧接用コネク
タを示す斜視図である。
【図4】同上の圧接用コネクタの圧接端子及びコネクタ
ハウジングを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 撚線導体 11 電線 20 被覆部 30 圧接用コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚線導体とこの撚線導体を被覆する絶縁
    性材料によって形成された被覆部とを備え、端部を圧接
    用コネクタの圧接端子のスロット部に圧入することによ
    り前記圧接端子と前記撚線導体とを電気的に接続すると
    共に前記被覆部を前記圧接コネクタのハウジングに形成
    された凹部に収容することにより前記圧接用コネクタに
    接続される圧接用電線において、 前記被覆部の硬度を、JIS−A硬度84゜以上96゜
    以下に設定したことを特徴とする圧接用電線。
  2. 【請求項2】 前記撚線導体を径方向に圧縮した請求項
    1記載の圧接用電線。
JP06230059A 1994-09-26 1994-09-26 圧接用電線 Expired - Fee Related JP3082589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06230059A JP3082589B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 圧接用電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06230059A JP3082589B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 圧接用電線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0896627A true JPH0896627A (ja) 1996-04-12
JP3082589B2 JP3082589B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=16901914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06230059A Expired - Fee Related JP3082589B2 (ja) 1994-09-26 1994-09-26 圧接用電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3082589B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241462A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Fujikura Ltd 薄肉絶縁電線

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0696516B1 (en) 1994-08-08 2003-12-17 Arkwright Inc. A full range ink jet recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241462A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Fujikura Ltd 薄肉絶縁電線

Also Published As

Publication number Publication date
JP3082589B2 (ja) 2000-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191710A (en) Method of forming an electrode unit
EP2192601B1 (en) Wire harness and its manufacturing method
JP3174115U (ja) 導電部材を貫通する電気コネクタ
WO2013108895A1 (ja) ケーブル
WO2013031885A1 (ja) 端子金具、端子金具付き電線、および端子金具と電線の接続方法
KR20150027821A (ko) 단자 부착 알루미늄 전선
WO2018198894A1 (ja) 電線の接続構造、およびハーネスの製造方法
JP5639020B2 (ja) 電線接続構造
WO2013105484A1 (ja) 端子付き電線
JPH0896627A (ja) 圧接用電線
JPH0572053U (ja) ワイヤ圧着端子
JPH0684547A (ja) 圧着端子の加工方法及びその装置
JP5786590B2 (ja) 電線、端子金具付き電線、および端子金具付き電線の製造方法
EP0881717A2 (en) Electric plug connector
CN110323582A (zh) 带端子的电线
JPH05159628A (ja) ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネス
JP2517793Y2 (ja) 機器配線用電線
JP2010027505A (ja) 端子金具および端子金具付き電線
CN107302143A (zh) 连接线、电连接器端子及制造方法
JPS60136107A (ja) 電気機器用ハ−ネス
JPH0750567B2 (ja) 機器配線用導体
JPH04209471A (ja) 圧着端子
CN220492222U (zh) 一种电连接装置
CN220731828U (zh) 一种电缆、电缆与电路板的连接结构以及蓄电池传感器
JP2006120384A (ja) 管端子とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees