JPH0896620A - 間接照明構造 - Google Patents

間接照明構造

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Publication number
JPH0896620A
JPH0896620A JP6232580A JP23258094A JPH0896620A JP H0896620 A JPH0896620 A JP H0896620A JP 6232580 A JP6232580 A JP 6232580A JP 23258094 A JP23258094 A JP 23258094A JP H0896620 A JPH0896620 A JP H0896620A
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JP
Japan
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building panel
light source
opening
light
indirect lighting
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Application number
JP6232580A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umeda
博之 梅田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築用パネルの2枚の面材の間に光源を配置
することにより、外観が優れた間接照明構造を提供す
る。 【構成】 四角枠をなす枠材(11)の表裏面に面材(12,1
3)を固定し、室内に面する建築用パネル(10)と、この建
築用パネル(10)の2枚の面材(12、13)の間に固定され、
光を発する光源(30)とを有する間接照明構造であって、
前記建築用パネル(10)は、建築用パネル(10)の室内に面
する面材(12)に位置し、光源(30)からの光が室内を照ら
すように開口した開口部(60)と、建築用パネル(10)の室
内に面する面材(13)の一部であって、光源(30)からの光
の一部を遮る遮蔽部(70)とを有し、前記遮蔽部(70)は、
光源(30)と室内の居住者との間に位置し、光源(30)から
の光が室内にいる人の目に直接入らないように形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は間接照明構造、更に詳
しくは、建築用パネルの内部に光源を内蔵した間接照明
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の間接照明構造としては、予め壁あ
るいは天井等の建物の構造体そのものを改良して、間接
照明構造とするもの、あるいは間接照明とするために光
源からの光の一部を遮る遮蔽部も一体となった間接照明
器具を工場で製作し、この間接照明器具を各現場におい
て壁面もしくは天井等の建物の構造体に取り付けるもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の間接照明構造では、予め建物の構造体を改良するもの
は、現場での作業が大変であり、各建築現場毎に設計、
施工を行わなければならないため、製造コストが高くつ
くという問題点があった。また、間接照明とするために
光源からの光の一部を遮る遮蔽部も一体となった間接照
明器具を取り付けるものは、取付作業は簡便だが、壁面
から室内側に向かって突出するため、壁面がすっきりし
ないことに加えて、壁面に新たに別部材を取り付けるこ
とになるため、壁面とのデザインとのマッチングが難し
いという問題点があった。
【0004】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、建築用パネルの面材の間
に光源を配置することにより、外観が優れた間接照明構
造を提供しようとするものである。請求項2記載の発明
は、天井と建築用パネルが形成する壁とからなる角部に
沿って水平方向に光源を配置することができる間接照明
構造を提供しようとするものである。
【0005】請求項3記載の発明は、直交する壁からな
る入り隅に沿って垂直方向に光源を配置することができ
る間接照明構造を提供しようとするものである。請求項
4記載の発明は、床と建築用パネルが形成する壁とから
なる角部に沿って水平方向に光源を配置することができ
る間接照明構造を提供しようとするものである。
【0006】請求項5記載の発明は、反射鏡を形成する
ことにより、照度を増加することができる間接照明構造
を提供しようとするものである。請求項6記載の発明
は、光源に接続される電線が天井により隠されて室内か
ら見えないようにした間接照明構造を提供しようとする
ものである。請求項7記載の発明は、光源に接続される
電線が床により隠されて室内から見えないようにした間
接照明構造を提供しようとするものである。
【0007】なお、上記の課題を解決する技術を、日本
特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリ
ス)の利用により、以下の検索式で昭和55年以後の特
許出願、実用新案登録出願を調査した。 検索式 : F21V?*間接*(照明+蛍光灯) その結果、特許出願70余件、実用新案登録出願160
余件を抽出した。しかし、この先行技術調査によって
は、本願発明と同一の技術は発見できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、四角枠をなす枠材(11)の表裏面に面材(12,13)を固
定し、室内に面する建築用パネル(10)と、この建築用パ
ネル(10)の2枚の面材(12、13)の間に固定され、光を発
する光源(30)とを有する間接照明構造であって、前記建
築用パネル(10)は、建築用パネル(10)の室内に面する面
材(12)に位置し、光源(30)からの光が室内を照らすよう
に開口した開口部(60)と、建築用パネル(10)の室内に面
する面材(13)の一部であって、光源(30)からの光の一部
を遮る遮蔽部(70)とを有し、前記遮蔽部(70)は、光源(3
0)と室内の居住者との間に位置し、光源(30)からの光が
室内にいる人の目に直接入らないように形成されている
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、開口部(60)は、開口部(60)の長手
方向が建築用パネル(10)を立設して天井(80)と直交させ
た際に、天井(80)と建築用パネル(10)が形成する壁(82)
とからなる角部に沿って水平方向に形成されていること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、上記した請求項
1または請求項2記載の特徴点に加え、開口部(60)は、
開口部(60)の長手方向が入り隅の一面を形成するように
建築用パネル(10)を立設した際に、その建築用パネル(1
0)とその建築用パネル(10)に直交する壁(82)とが形成す
る入り隅に沿って垂直方向に形成されていることを特徴
とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、開口
部(62)は、開口部(62)の長手方向が建築用パネル(10)を
立設して床(90)と直交させた際に、床(90)と建築用パネ
ル(10)が形成する壁(82)とからなる角部に沿って水平方
向に形成されていることを特徴とする。請求項5記載の
発明は、上記した請求項1、請求項2、請求項3または
請求項4記載の特徴点に加え、光源(30)の反開口部(60)
側には、光を反射する反射鏡(50)を形成したことを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
の特徴点に加え、建築用パネル(10)は、建築用パネル(1
0)を立設した際に垂直方向の途中に天井(80)を形成し、
建築用パネル(10)の一方の面材(12)には、天井(12)より
上方に位置する部分に表裏に貫通して電線(32)を取り出
す電線取出口(14)を有することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
の特徴点に加え、建築用パネル(10)は、建築用パネル(1
0)を立設した際に垂直方向の途中に床(90)を形成し、建
築用パネル(10)の一方の面材(12)には、床(90)より下方
に位置する部分に表裏に貫通して電線(32)を取り出す電
線取出口(14)を有することを特徴とする。
【0013】
【作 用】最初に、請求項1記載の発明に係る間接照明
構造の作用について説明する。光源(30)が建築用パネル
(10)の2枚の面材(12,13)の間に固定されているととも
に、2枚の面材(12,13)のうち室内に面する面材(12)に
は、光源(30)からの光が室内を照らすように開口した開
口部(60)が形成されている。このため、光源(30)からの
光の一部が開口部(60)を通過して、室内に照射され、室
内を明るくすることができる。また、室内に面する面材
(12)には、光源(30)と室内の居住者との間に位置し、光
源(30)からの光の一部を、室内にいる人の目に直接入ら
ないように遮る遮蔽部(70)を有している。このため、光
源(30)からの光の一部が遮蔽部(70)に遮られて室内にい
る人の目に直接届かない。すなわち、室内にいる人に
は、光源(30)からの光が他の部分に一度反射した間接的
な光、いわゆる間接光のみしか目に入らない。これによ
り、室内にいる人から見て、光源(30)が露出して見える
ことがなく、まぶしくない。
【0014】また、光源(30)が室内に面する建築用パネ
ル(10)の2枚の面材(12,13)の間に固定されている。こ
のため、光源(30)を固定した建築用パネル(10)を工場で
あらかじめ大量生産すると、現場施工においては、工場
で予め生産された建築用パネル(10)を使用して建物を形
成するだけで、間接照明用の器具を別途、組み立てるこ
となく、容易に間接照明構造が得られる。これにより、
現場施工が容易になり、製造コストが低減する。
【0015】さらに、間接照明を得るための遮蔽部(70)
が建築用パネル(10)の面材(12)の一部から形成されてい
るため、室内から見て、照明器具等の異物を別途形成す
る必要がなく、デザイン等を統一することができて、室
内外観を良好なものにすることができる。また、建築用
パネル(10)の面材(12,13)表面はフラットの状態のまま
で使用することができて、部屋を広く効率的に使用する
ことができる。
【0016】つぎに、請求項2記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。開口部(60)は、開口部
(60)の長手方向が建築用パネル(10)を立設して天井(80)
と直交させた際に、天井(80)と建築用パネル(10)が形成
する壁(82)とからなる角部に沿って水平方向に形成され
ている。このため、天井(80)と建築用パネル(10)が形成
する壁(82)とからなる角部近傍を水平方向に均一に明る
く照らすことができる。
【0017】つぎに、請求項3記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。開口部(62)は、開口部
(62)の長手方向が入り隅の一面を形成するように建築用
パネル(10)を立設した際に、その建築用パネル(10)およ
びその建築用パネル(10)と直交する壁(85)が形成する入
り隅に沿って垂直方向に形成されている。このため、そ
の入り隅近傍を垂直方向に均一に明るく照らすことがで
きる。
【0018】つぎに、請求項4記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。開口部(61)は、建築用
パネル(10)を立設して床(90)と直交させた際に、床(90)
と建築用パネル(10)が形成する壁(82)とからなる角部に
沿って水平方向に形成されている。このため、その角部
近傍を水平方向に均一に明るく照らすことができる。
【0019】つぎに、請求項5記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。光を反射する反射鏡(5
0)が光源(30)の反開口部側に形成されている。このた
め、光源(30)から発した光のうち、反開口部側に向かっ
て照射された光を、この反射鏡(50)により、一度反射さ
せて開口部(60)側に向かって照らすことができる。これ
により、室内を照らす光の量を増加させることができ
て、照度を上げることができる。
【0020】つぎに、請求項6記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。建築用パネル(10)の一
方の面材には、天井(80)より上方に位置する部分に表裏
に貫通する電線取出口(14)を有している。このため、光
源(30)と接続する電線(32)を天井(80)より上方に形成さ
れた電線取出口(14)から建築用パネル(10)の外部に取り
出すことができる。これにより、電線取出口(14)から取
り出された電線(32)は天井(80)によって室内から見え
ず、建築用パネル(10)の室内外観をすっきりしたものに
することができる。
【0021】つぎに、請求項7記載の発明に係る間接照
明構造の作用について説明する。建築用パネル(10)の一
方の面材には、床(90)より下方に位置する部分に表裏に
貫通する電線取出口(14)を有している。このため、光源
(30)と接続する電線(32)を床(90)より下方に形成された
電線取出口(14)から建築用パネル(10)の外部に取り出す
ことができる。これにより、電線取出口(14)から取り出
された電線(32)は床(90)によって室内から見えず、建築
用パネル(10)の室内外観をすっきりしたものにすること
ができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。図1乃至図3は、本発明の第1の
実施例を示すものであり、図1は間接照明構造の垂直断
面図、図2は間接照明構造の外観正面図、図3は本発明
の実施例を用いた建物の壁の外観正面図をそれぞれ示
す。
【0023】まず、本実施例の構成について説明する。
本実施例は、建築用パネル10を立設した際に垂直方向の
途中に天井80を形成し、室内に面する建築用パネル10の
内部に室内を照らす光源30を配置した間接照明構造であ
る。前記建築用パネル10は、図1に示すように、四角枠
状の枠材11と、この枠材11の表裏面に形成された方形状
の面材12,13とから形成されている。この面材12,13は室
内に面する室内側面材12と、室外に面する室外側面材13
とから形成されている。
【0024】また、前記建築用パネル10は、建築用パネ
ル10を立設した際、その上部近傍の2枚の面材12,13の
間に、光源30を収納する収納部20が形成されている。前
記面材12,13のうち室内に面する室内側面材12には、光
源30からの光が室内を照らすように開口した開口部60
と、室内側面材12の一部であって光源30からの光の一部
を遮る遮蔽部70とが形成されている。
【0025】前記開口部60は、図1乃至図3に示すよう
に、開口部60の長手方向が建築用パネル10を立設して天
井80と直交させた際に、天井80と建築用パネル10が形成
する壁82とからなる角部に沿って水平方向に形成されて
いる。前記遮蔽部60は、図1に示すように、前記開口部
60の下方であって、光源30と室内の居住者との間に位置
し、光源30からの光が室内にいる人の目に直接入らない
ように形成されている。
【0026】前記収納部20は、図1に示すように、室内
側面材12および室外側面材13の間であって、開口部60に
沿って枠材11間に渡された支持部40と、この支持部40の
上に固定された光源支持台31と、この光源支持台31によ
り両端を支持され、電気により光を発する光源30と、光
源30の反開口部60側に位置して光を反射する反射鏡50と
を有している。
【0027】前記支持部40は、方形板状であって、建築
用パネル10を立設させた際に、開口部60の下方で遮蔽部
の近傍に位置し、長手方向が水平方向となるように、枠
材11間に渡されている。前記光源支持台31は、方形板状
のものを組み合わせたもので、光源30の両端を支持する
ことにより光源30を固定している。また、光源支持台31
は、外部電源に接続される電線32を有するとともに、こ
の電線32を介して外部電源からの電気を光源30の両端か
ら光源30に供給することができるように形成されてい
る。
【0028】前記光源30は、円筒状であって、室内側面
材12および室外側面材13の間であって、建築用パネル10
を立設させた際に、開口部60の僅かに下方で遮蔽部70と
同一高さに位置し、開口部60及び遮蔽部70に沿って、光
源30の長手方向が水平方向となるように配置されてい
る。また、光源30は、具体的には例えば蛍光灯であっ
て、図示しないが、両端から電気を供給することによ
り、放電電気がチューブ内の蛍光体に作用して発光する
ものである。
【0029】前記反射鏡50は、図1に示すように、建築
用パネル10を立設させた際に、室外に面する室外側面材
13に沿って垂直に位置する垂直部51と、この垂直部51の
上端及び開口部60の上部の間を屈曲して結ぶ屈曲部52と
を有している。前記垂直部51は、反遮蔽部70側に遮蔽部
70と平行に位置し、垂直部51の下端は支持部40の上面に
固定されている。
【0030】前記屈曲部52は、反開口部60側に開口部60
と平行に位置し、光源30の反開口部60側を覆うように形
成されている。前記建築用パネル10の室内側面材12に
は、天井12より上方に位置する部分に表裏に貫通して電
線32を取り出す電線取出口14を有している。この電線取
出口14には、光源支持台31と接続する電線32が外部に取
り出され、この電線32は外部電源に接続されている。
【0031】次に、上記した実施例の作用及び効果につ
いて説明する。光源30が建築用パネル10の室内側面材12
および室外側面材13の間に固定されているとともに、室
内に面する室内側面材12には、光源30からの光が室内を
照らすように開口した開口部60が形成されている。この
ため、光源30からの光の一部が開口部60を通過して、室
内に照射され、室内を明るくすることができる。
【0032】また、開口部60は、開口部60の長手方向が
建築用パネル10を立設して天井80と直交させた際に、天
井80と建築用パネル10が形成する壁82とからなる角部に
沿って水平方向に形成されている。このため、天井80と
建築用パネル10が形成する壁82とからなる角部近傍を水
平方向に均一に明るく照らすことができる。さらに、垂
直部51及び屈曲部52からなり、光を反射する反射鏡50が
光源30の反開口部60側に形成されている。このため、光
源30から発した光のうち、反開口部60側に向かって照射
された光のうち、室外に面する室外側面材13に向かって
照射された光を垂直部51が開口部60側に反射し、反支持
部40側の枠材11側に向かって照射された光を屈曲部52が
開口部60側に反射する。これにより、室内を照らす光の
量を増加させることができて、照度を上げることができ
る。
【0033】また、室内側面材12には、光源30と室内の
居住者との間に位置し、光源30からの光の一部を、室内
にいる人の目に直接入らないように遮る遮蔽部70を有し
ている。このため、光源30からの光の一部が遮蔽部70に
遮られて室内にいる人の目に直接届かない。すなわち、
室内にいる人には、光源30からの光が他の部分に一度反
射した間接的な光、いわゆる間接光のみしか目に入らな
い。これにより、室内にいる人から見て、光源30が露出
して見えることがなくて、眩しくなく、間接光の柔らか
い光によってソフトに明るく室内を照らすことができ
て、落ちついた雰囲気の室内を形成することができる。
【0034】さらに、建築用パネル10の室内側面材12に
は、天井80より上方に位置する部分に表裏に貫通する電
線取出口14を有している。このため、光源30と接続する
電線32を天井80より上方に形成された電線取出口14から
建築用パネル10の外部に取り出して、外部電源に接続す
ることができる。これにより、電線取出口14から取り出
された電線32は天井80によって室内から見えず、建築用
パネル10の室内外観をすっきりしたものにすることがで
きる。
【0035】また、光源30が建築用パネル10の室内側面
材12および室外側面材13の間に固定されているため、光
源30を光源支持台31及び支持部40により固定した建築用
パネル10を工場であらかじめ大量生産することができ
る。このため、現場施工においては、工場で予め効率的
に大量生産された建築用パネル10を使用して建物を形成
して、電線取出口14から引き出された電線32を外部電源
に接続するだけで、間接照明用の器具を別途、組み立て
ることなく、容易に間接照明構造を得ることができる。
これにより、製品の工場で製造できる割合が増加し、均
一に高度に管理されたものを大量に予め製造することが
できて、製品原価を下げることができる。また、現場施
工を容易にして、施工期間の短縮することができ、製造
コストを低減することができる。
【0036】さらに、間接照明を得るための遮蔽部70が
建築用パネル10の室内側面材12の一部から形成されてい
るため、室内から見て、間接照明を得るために光源30を
隠すための遮蔽する部分を有する照明器具等の異物を別
途形成する必要がなく、デザイン等を壁82の表面模様で
統一することができて、室内外観を良好なものにするこ
とができる。また、建築用パネル10の室内側面材12の表
面は、突出するものがなく、フラットの状態のままで使
用することができて、部屋を広く効率的に使用すること
ができる。
【0037】つぎに、本発明の第2の実施例について説
明する。図3の2点鎖線で表示した開口部62が本実施例
に係る間接照明構造を示すものである。第1の実施例
は、開口部60の長手方向が天井80と建築用パネル10が形
成する壁82とからなる角部に沿って水平方向に形成され
ていたのに対して、本実施例は、開口部60の長手方向が
入り隅の一面を形成するように建築用パネル10を立設し
た際に、その建築用パネル10及びその建築用パネル10と
直交する壁85が形成する入り隅に沿って垂直方向に形成
されていることを特徴とする。その他の構成は第1の実
施例と同様の構成となっており、同一の部品には第1の
実施例と同一の番号を付与して説明を省略する。
【0038】図3に示すように、開口部62は建築用パネ
ル10及びその建築用パネル10と直交する壁85が形成する
入り隅に沿って垂直方向に形成されている。また、図示
しないが、開口部62と同様に、光源30、光源支持台31、
支持部40も開口部62に沿って、垂直に配置されている。
すなわち、第1の実施例で示した水平に位置する間接照
明構造を90度回転させて垂直に位置するようにしたも
のである。その際、図示しないが、収納部20の支持部40
の光源30および光源支持台31を固定した側が建築用パネ
ル10と直交する壁85側に向かって臨むように配置してあ
る。
【0039】つぎに、本実施例の作用および効果につい
て説明する。開口部62は、開口部62の長手方向が入り隅
の一面を形成するように建築用パネル10を立設した際
に、その建築用パネル10およびその建築用パネル10と直
交する壁85が形成する入り隅に沿って垂直方向に形成さ
れている。このため、その入り隅近傍及び入り隅近傍の
壁85を垂直方向に均一に明るく照らすことができる。
【0040】本実施例においても、第1の実施例の効果
と同様に、光源30が露出して見えることがなくて、眩し
くなく、間接光の柔らかい光によってソフトに明るく室
内を照らすことができて、落ちついた雰囲気の室内を形
成することができる。また、第1の実施例と同様に、現
場施工の容易化、施工期間の短縮化、製品原価の低減、
製造コストの低減を図ることができるとともに、良好な
室内外観、効率的な室内空間を形成することができる。
【0041】さらに、第1の実施例に係る間接照明構造
と組み合わせて使用することにより、照度を増加させて
効果的な間接照明を得ることができる。つぎに、本発明
の第3の実施例について説明する。図3の2点鎖線で表
示した開口部61が本実施例に係る間接照明構造を示すも
のである。
【0042】図4に本発明の第3の実施例に係る間接照
明構造の垂直断面図を示す。本実施例に係る間接照明構
造の建築用パネル10は、建築用パネル10を立設した際に
垂直方向の途中に床90を形成している。第1の実施例
は、開口部60の長手方向が天井80と建築用パネル10が形
成する壁82とからなる角部に沿って水平方向に形成され
ていたのに対して、本実施例は、開口部61の長手方向が
建築用パネル10を立設して床90と直交させた際に、床90
と建築用パネル10が形成する壁82とからなる角部に沿っ
て水平方向に形成されていることを特徴とする。その他
の構成は第1の実施例と同様の構成となっており、同一
の部品には第1の実施例と同一の番号を付与して説明を
省略する。
【0043】図3に示すように、開口部61は、その長手
方向が建築用パネル10を立設して床90と直交させた際
に、床90と建築用パネル10が形成する壁82とからなる角
部に沿って水平方向に形成されている。また、開口部61
と同様に、光源30、光源支持台31および支持部40も開口
部61に沿って、水平に配置されている。但し、本実施例
に係る間接照明構造は、第1の実施例で示した水平に位
置する間接照明構造を180度回転させ、上下が逆にな
るように水平に配置したものである。すなわち、図4に
示すように、収納部20の支持部40の光源30および光源支
持台31を固定した側が床90側に向かって臨むように配置
してある。
【0044】また、建築用パネル10の室内側面材12に
は、床90より下方に位置する部分に表裏に貫通して電線
32を取り出す電線取出口14が形成されている。本実施例
の作用および効果について説明する。本実施例は第1お
よび第2の実施例と略同様の効果を得ることができる
が、それに加えて、開口部61は、床90および建築用パネ
ル10が形成する壁82からなる角部に沿って水平方向に形
成されているため、その角部近傍および床90を水平方向
に均一に明るく照らすことができる。これにより、床90
を間接光の柔らかな光で照らすことができて、夜間、お
手洗い等に行く際に眩しくなくて便利な足下照明を容易
に得ることができる。
【0045】また、建築用パネル10の室内側面材12に
は、床90より下方に位置する部分に表裏に貫通する電線
取出口14を有している。このため、光源30と接続する電
線32を床90より下方に形成された電線取出口14から建築
用パネル10の外部に取り出すことができる。これによ
り、電線取出口14から取り出された電線32は床90によっ
て室内から見えず、建築用パネルの室内外観をすっきり
したものにすることができる。
【0046】さらに、第1および第2の実施例に係る間
接照明構造と組み合わせて使用することにより、照度を
増加させてより効果的な間接照明を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、建築用パネルの2枚の面材の間に
光源を配置することにより、外観が優れた間接照明構造
を提供することができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、天井と建築
用パネルが形成する壁とからなる角部に沿って水平方向
に光源を配置することができる間接照明構造を提供する
ことができる。請求項3記載の発明によれば、直交する
壁からなる入り隅に沿って垂直方向に光源を配置するこ
とができる間接照明構造を提供することができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、床と建築用
パネルが形成する壁とからなる角部に沿って水平方向に
光源を配置することができる間接照明構造を提供するこ
とができる。請求項5記載の発明によれば、反射鏡を形
成することにより、照度を増加することができる間接照
明構造を提供することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、光源に接続
される電線が天井により隠されて室内から見えないよう
にした間接照明構造を提供することができる。請求項7
記載の発明によれば、光源に接続される電線が床により
隠されて室内から見えないようにした間接照明構造を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであって、間
接照明構造を示す垂直断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すものであって、間
接照明構造を示す外観正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示すものであって、建
物の壁を示す外観正面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示すものであって、間
接照明構造を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
10 建築用パネル 11 枠材 12 室内側面材 13 室外側面
材 14 電線取出口 20 収納部 30 光源 31 光源支持台 32 電線 40 支持部 50 反射鏡 51 垂直部 52 屈曲部 60 開口部 70 遮蔽部 80 天井 90 床

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角枠をなす枠材の表裏面に面材を固定
    し、室内に面する建築用パネルと、この建築用パネルの
    2枚の面材の間に固定され、光を発する光源とを有する
    間接照明構造であって、 前記建築用パネルは、建築用パネルの室内に面する面材
    に位置し、光源からの光が室内を照らすように開口した
    開口部と、建築用パネルの室内に面する面材の一部であ
    って、光源からの光の一部を遮る遮蔽部とを有し、 前記遮蔽部は、光源と室内の居住者との間に位置し、光
    源からの光が室内にいる人の目に直接入らないように形
    成されていることを特徴とする間接照明構造。
  2. 【請求項2】 開口部は、開口部の長手方向が建築用パ
    ネルを立設して天井と直交させた際に、天井と建築用パ
    ネルが形成する壁とからなる角部に沿って水平方向に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の間接照明
    構造。
  3. 【請求項3】 開口部は、開口部の長手方向が入り隅の
    一面を形成するように建築用パネルを立設した際に、そ
    の建築用パネルとその建築用パネルに直交する壁とが形
    成する入り隅に沿って垂直方向に形成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の間接照明構
    造。
  4. 【請求項4】 開口部は、開口部の長手方向が建築用パ
    ネルを立設して床と直交させた際に、床と建築用パネル
    が形成する壁とからなる角部に沿って水平方向に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3記載の間接照明構造。
  5. 【請求項5】 光源の反開口部側には、光を反射する反
    射鏡を形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3または請求項4記載の間接照明構造。
  6. 【請求項6】 建築用パネルは、建築用パネルを立設し
    た際に垂直方向の途中に天井を形成し、 建築用パネルの一方の面材には、天井より上方に位置す
    る部分に表裏に貫通して電線を取り出す電線取出口を有
    することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4または請求項5記載の間接照明構造。
  7. 【請求項7】 建築用パネルは、建築用パネルを立設し
    た際に垂直方向の途中に床を形成し、 建築用パネルの一方の面材には、床より下方に位置する
    部分に表裏に貫通して電線を取り出す電線取出口を有す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4または請求項5記載の間接照明構造。
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