JPH0896034A - 通信ネットワークにおけるオンライン決済方法 - Google Patents

通信ネットワークにおけるオンライン決済方法

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JPH0896034A
JPH0896034A JP23095494A JP23095494A JPH0896034A JP H0896034 A JPH0896034 A JP H0896034A JP 23095494 A JP23095494 A JP 23095494A JP 23095494 A JP23095494 A JP 23095494A JP H0896034 A JPH0896034 A JP H0896034A
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Shosaku Kawai
昇作 川合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ネットワークにおいて、オンライン上で
行われる物品売買又は情報売買に伴う代金支払をネット
ワーク上で即時決済する方法を提供せんとする。 【構成】 一契約加入線中に複数の独立した通話チャネ
ルを有し且つ発信者電話番号通知機能を有するISDN
回線網の特性を利用し、売手ユーザーと買手ユーザーと
の通話チャネル接続中に、残りの通話チャネルを用いて
公正な第三者としての金融機関と回線接続して信用照会
と代金決済を依頼することにより、売手ユーザーと買手
ユーザーとの取引を金融機関に認証させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDN回線網を用いて
ユーザー端末装置相互を接続した通信ネットワークにお
いて、オンライン上で行われる物品売買又は情報売買に
伴う代金支払をネットワーク上で即時決済する方法に関
し、特にユーザー主導型の通信ネットワークにおいてユ
ーザー端末同士間で直接行われる物品売買又は情報売買
に伴う代金支払をネットワーク上で即時決済できる方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン通信は社会に深く浸透しつつあ
る。従来公知のパソコン通信と称されるものは、全国各
地に散在するパソコンを通信回線を通じてセンターに設
置されたホストマシンと接続した通信ネットワークシス
テムを通じて行うものであり、このような通信ネットワ
ークシステムは数多く存在している。使用通信回線とし
ては一般公衆電話回線網を用いるものが大半であるが、
なかには総合デジタル通信網(以下、ISDNと称す)
を用いるものもある。
【0003】しかしながらこのような通信ネットワーク
システムは、基本的にセンターに設置されたホストコン
ピュータを中心とした構成であり、ユーザー相互間の通
信においてもホストコンピュータを必ず経由する構成で
あるため、ユーザーの増加や個別ユーザーの取扱情報量
の増大に対応するにはホストコンピュータの規模拡大が
常に要求され、センターの設備維持に多大の費用を要す
るという問題がある。また全ての情報が必ずホストマシ
ンに一旦蓄えられたり経由したりする構造のため、不可
避的にセンター運営者の意思が取扱情報に反映されるこ
とになり、情報統制やユーザーの意思が改変されるおそ
れがつきまとうという問題もあった。
【0004】また、従来のパソコン通信ではユーザー端
末として汎用パソコンを用いているため、操作が複雑で
あり、子供やお年寄りには扱いにくく、また音声情報や
画像情報の授受を行うには、更に複雑な操作が必要とな
るという問題もある。
【0005】このような従来のパソコン通信が抱える問
題点を解消する新たな通信ネットワークシステムを同出
願人は特願平6−189708号として既に提案してい
る。この通信ネットワークシステムはユーザーとセンタ
ーとの関係を根本的に見直したものであり、従来の通信
ネットワークシステムがセンター中心型ネットワークと
定義できるのに対し、この通信ネットワークはユーザー
主導型ネットワークシステムと定義しうる性質のもので
ある。この通信ネットワークシステムの特徴は、図1に
示すように各ユーザーa,b,c……の中心に位置づけ
られるセンターxは各ユーザーが出会うための場を提供
するのみであり、出会った後は各ユーザーはセンターx
を離れて当事者同士(図ではユーザーaとユーザーb)
が直接交信するようにしていることである。この新シス
テムではユーザー端末相互の通信にセンターxは介在し
ないので、センターxに蓄積される情報量は少なくて済
み、しかもセンター運営者の意識によって流通する情報
が改変されるおそれもなく、ユーザー相互で新鮮な情報
を自由に授受できるようになる。また同出願ではこのよ
うな通信形態に対応した専用のユーザー端末装置をも提
案した。この端末装置は画像情報や音声情報等も簡易に
取り扱うことができる機能を有し、しかも、その操作も
従来のパソコン通信のようなキーボード操作を必要とせ
ず表示画面の指示内容に従ってマウスやパッドを操作す
るだけでコントロールできることを特徴としたものであ
った。このように同出願人は従来のパソコン通信が抱え
る上記問題点を解消しうる技術について提案している
が、従来のパソコン通信にはこれら問題点以外にも解決
すべき課題が数多く残されている。例えばその重要な課
題の一つに、通信ネットワーク上で行われる物品売買や
情報売買の際の代金決済を如何に迅速且つ正確に行うか
の課題がある。
【0006】従来、代金決済方法としては現金書留を利
用する方法、銀行や郵便局経由で相手口座に送金する方
法、クレジットカードを利用する方法等があるが、利便
性の点からクレジットカードによる代金決済が最も多く
利用されている。クレジットカードによるショッピング
は、オンライン上で発注した商品の代金支払いをオンラ
イン上で指示するものであり、銀行や郵便局に赴くこと
なくオンライン上で処理できることから極めて便利であ
る。支払い指示はオンライン上で自己加入のクレジット
カードを指定したうえ、自己の氏名、住所とクレジット
カード番号を入力することで行っている。支払金額が少
額の場合は、通信ネットワークの利用費用と一括して指
定口座から引き落とすことも可能であり、この場合はネ
ットワークへのアクセスに使用するIDとパスワードを
クレジットカード番号の代わりと見做すことができるの
でクレジットカード番号の入力を必要としないが、通常
は前述したようにクレジットカードの種類、自己の氏
名、住所並びにクレジットカード番号の入力を必要とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクレジットカードによる代金決済には問題点があっ
た。先ず第1に入力されたクレジットカード番号の有効
性や与信残高についてクレジットカード会社に照会する
必要があるため、代金支払いが完了する迄に時間を要
し、入金確認後に発送された商品が宅配や郵便によって
手元に届く迄に数日を要するという問題点がある。また
売買される商品が有形商品ではなく、ソフトウェアプロ
グラム等である場合には通信回線を通じてプログラムデ
ータの即時送付が可能であるにもかかわらず、プログラ
ムデータ送付後に入金が確実になされる保証がないた
め、敢えてフロッピーディスクの形態で提供しているの
が現状である。また通信回線では機能限定されたデモ版
のみを送付し、入金確認後に正式版をフロッピーディス
クで供給する方法もある。更に、通信回線で正式版のプ
ログラムデータの送付は行うものの、このプログラムデ
ータには機能上の制限を加えておき、入金確認後に機能
制限を解除するパスワードを電子メールで送付する方法
も採用されている。
【0008】しかしながら、このような方法では、ネッ
トワーク上での売買交渉、オフラインでの入金確認作業
並びに入金確認後の商品送付や機能制限解除パスワード
の送付作業の間に時間差があるため、これらを一括して
処理することができず、多くの手間と時間を費やしてい
るのが現状である。
【0009】このような問題は、従来公知のセンター中
心型の通信ネットワークにおいても、また本出願人が既
に提案しているユーザー主導型の通信ネットワークにお
いても発生するが、特に新提案のユーザー主導型の通信
ネットワークにおいては更に別の問題も付加される。ユ
ーザー主導型の通信ネットワークではユーザー間の取り
引きにセンターが介在しないために、その取り引きはユ
ーザー自身の責任において行うことになる。ここで問題
となるのは、商取引に一定のルールが存在しないことで
あり、したがって売手による商品発送と買手による代金
支払が両方共正確に行われることが何らかの形で保証さ
れることが重要である。例えば商品発送したのに入金さ
れなかったり、あるいは入金したのに商品が発送されな
かったりするトラブルが発生しやすいが、これを防止す
ることが重要である。また売買交渉が一旦成立したにも
かかわらず、交渉成立の事実を否定して商品発送や代金
支払を拒むような債務不履行を防止する必要もある。
【0010】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、ユーザー端末装置相互を接続した通信ネットワ
ークにおいて、オンライン上で行われる物品売買又は情
報売買に伴う代金支払をネットワーク上で即時決済でき
る方法を提供せんとするものであり、特にユーザー当事
者間の直接交信が主体である通信ネットワークにおいて
ユーザー同士間で行われる物品売買又は情報売買に伴う
代金支払をネットワーク上で即時決済できる方法を提供
せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ISDN回
線網の持つ特徴、即ち一契約加入線中に複数の独立した
通話チャネルを有し且つ発信者電話番号通知機能を有す
るという特徴を積極的に利用するとともに、これに加え
て売買交渉成立時にユーザー相互間に公正な第三者を介
在させることができれば解決できるのではないかと本発
明者は考えた。このような着想に基づいて完成された本
発明は次の内容を有している。
【0012】一契約加入線中に複数の独立した通話チャ
ネルを有し、発信者電話番号通知機能を備えたISDN
網を介して複数のユーザー端末同士が結ばれた通信ネッ
トワークにおける物品売買又は情報売買に伴う代金決済
方法であって、売手ユーザーと買手ユーザーが一契約加
入線中の通話チャネルを1チャネル使って売買交渉に関
する通話を行い、交渉が成立すると売手ユーザーは買手
ユーザーとの通話チャネルを接続したまま、未使用の別
の通話チャネルを用いて取引金融機関を呼び出し、前記
売買交渉時にISDN網の発信者電話番号通知機能によ
って取得した買手ユーザーのISDN網番号を含む買手
ユーザーを特定するための情報を金融機関に知らせて買
手ユーザーの信用照会を行い、金融機関は買手ユーザー
に関する照会結果を売手ユーザーに報告するとともに、
買手ユーザーに支払い能力があるとの照会結果が出た場
合には、前記ISDN網番号にしたがって買手ユーザー
の未使用の通話チャネルを通じて買手ユーザーを呼び出
して支払いの意思確認を求め、買手ユーザーは売手ユー
ザーとの通話チャネルを接続したまま、金融機関からの
意思確認に対して支払う意思の有無について回答し、金
融機関は買手ユーザーの回答結果が「支払い意思あり」
の場合は買手ユーザーと売手ユーザー間で代金決済を即
時に実行すると同時に、入金完了の報告を売手ユーザー
に対して行い、他方、「支払い意思なし」の場合は買手
ユーザーと売手ユーザー間で代金決済を行うことなく、
その旨を売手ユーザーに知らせ、買手ユーザーと売手ユ
ーザー間で代金決済を終了した後に、買手ユーザーと金
融機関との間で決済を行うようにした。
【0013】買手ユーザーの本人確認情報としては、I
SDN網番号を用いると同時にクレジットカード番号や
通信ネットワークへのアクセス用のIDやパスワードを
組み合わせて併用することも可能であるが、ISDN網
番号のみに一元化してもよい。
【0014】またISDN網番号を唯一の本人確認情報
として用いる場合は、発信者電話番号通知機能によって
売手ユーザーの端末に取り込まれる発信者電話番号を売
手ユーザーに対して秘匿することが必要である。
【0015】ISDN回線網としては、64Kビット/
秒の伝送速度の通話チャネルを2チャネル有し、16K
ビット/秒の伝送速度の信号チャネルを1チャネル有す
るINSネット64(日本電信電話株式会社の登録商
標)を用いることができる。
【0016】このようなオンライン決済方法は従来公知
のセンター中心型の通信ネットワークに対しても利用で
きるが、ユーザー同士の直接交信を主体とした通信ネッ
トワーク、即ち、ホストコンピュータを設置したセンタ
ーは、各ユーザー端末が出会う場としての機能のみを主
として担い、当該センターを通じて出会ったユーザー端
末同士はホストコンピュータを離れてユーザー端末同士
間で直接交信するように構成した通信ネットワークに対
して特に有効である。
【0017】そして、買手ユーザー、売手ユーザー及び
金融機関の三者間が少なくとも2本の独立した通話チャ
ネルを有するISDN回線網で接続され、買手ユーザ
ー、売手ユーザー及び金融機関の三者間が三点同時接続
されることが好ましい。
【0018】また売手ユーザーが金融機関に買手ユーザ
ーの信用調査を依頼する代わりに、買手ユーザーが自己
の信用保証を金融機関に依頼する場合もある。
【0019】
【作用】本発明のオンライン決済方法は、一契約加入線
中に少なくとも2本の独立した通話チャネルを有し、発
信者電話番号通知機能を備えたISDN網を介して売手
ユーザー、買手ユーザー及び金融機関とが3点接続され
ることによって実現される。金融機関としてはクレジッ
トカード会社、銀行、消費者金融会社の他、証券会社や
保険会社等の銀行業務への進出可能性のある金融機関も
対象となる。売手ユーザーと買手ユーザー間で売買交渉
がまとまれば、買手ユーザーとの通話チャネルを接続し
たまま、売手ユーザーは未使用の別の通話チャネルを用
いて金融機関を呼び出して買手ユーザーの信用照会を行
う。買手ユーザーを特定するためのメイン情報として
は、売買交渉時のチャネル接続時に売手ユーザーの端末
機に自動的に取り込まれる買手ユーザーのISDN網番
号が用いられる。買手ユーザーの特定情報としてはIS
DN網番号に加えてクレジットカード番号や預金口座番
号、通信ネットワーク接続時に用いるIDやパスワード
も併用することができる。買手ユーザーのISDN網番
号、クレジットカード番号、ID及びパスワード等は秘
匿性が重要であるから、これらの取得は売手ユーザーの
端末装置が売手ユーザー自身には見えない状態で買手ユ
ーザーから取得して金融機関に転送することが重要であ
る。尚、買手ユーザーのISDN網番号が金融機関にお
いて登録されている場合は、クレジットカード番号や預
金口座番号、ID及びパスワード等は不要である。買手
ユーザーのISDN網番号は各ユーザー宅に引き込まれ
た契約加入線に付された固有の番号であり、しかもIS
DN網番号の発信は端末装置が自動的に行うものである
から改変は不可能である。他人のISDN網番号を使用
するには、そのISDN網番号が付された契約加入線が
引き込まれている他人の家に忍び込む以外に方法がな
く、ISDN網番号は買手ユーザー特定の手段としては
極めて信頼性の高いものといえる。そして、売手ユーザ
ーの端末を経由して金融機関に送付されたISDN網番
号を用いて、金融機関から買手ユーザーを呼び出すこと
により、このISDN網番号が買手ユーザーのISDN
網番号と合致していることが再度確認される。
【0020】金融機関は、売手ユーザーからの依頼に応
じて買手ユーザーのブラックリストへの掲載の有無、利
用限度額、与信残高を中心とする信用調査を行って、そ
の結果を売手ユーザーに報告する。「支払い能力なし」
との報告結果が出た場合には、この旨を売手ユーザーに
知らせる。また必要に応じて買手ユーザーに知らせる場
合もある。売手ユーザーのISDN網番号は発信者電話
番号通知機能によって取得されており、また買手ユーザ
ーのISDN網番号は売手ユーザーの端末装置経由で取
得されているから、これら売手ユーザーや買手ユーザー
が金融機関に自己の網番号を知らせるための特別な操作
を必要としない。他方、「支払い能力あり」との報告結
果が出た場合には、金融機関は前記ISDN網番号にし
たがって買い手ユーザーを呼び出す。この呼びだし行為
によって売手ユーザー経由で取得した買手ユーザーのI
SDN網番号の真偽が再確認されることになる。買手ユ
ーザーに繋がる通話チャネルのうち1本は既に売手ユー
ザーと接続された状態であるので、金融機関との回線接
続は残りの1本が使用される。
【0021】買手ユーザーは、金融機関からの代金支払
の意思確認の求めに対して、支払いを認めるか否かにつ
いて回答する。この段階で、売手と買手の二者間の取引
が中立的な第三者である金融機関によって認証されたこ
とになり、売手及び買手が後日、売買交渉の有効性をめ
ぐって争う余地を封じる効果が発生する。金融機関は買
手ユーザーから得られた回答結果が「支払い意思あり」
であった場合は、買手ユーザーと売手ユーザー間で代金
決済を即時に実行すると同時に、入金完了の報告を売手
ユーザーに対して行う。他方、「支払い意思なし」の場
合は買い手ユーザーと売手ユーザー間で代金決済を行う
ことなく、その旨を売手ユーザーに知らせる。売手ユー
ザーから金融機関に信用照会の依頼を行ったときの通話
チャネルが遮断されることなく繋がり続けているとき
は、金融機関から売手ユーザーへの報告はこの接続中の
通話チャネル経由で行われる。また、売手ユーザーから
金融機関に信用照会の依頼を行ったときの通話チャネル
が既に一旦遮断されているときには、再度接続して結果
を報告する。尚、この段階では金融機関と買手ユーザー
間の通話チャネルは遮断しても不都合はない。
【0022】金融機関からの報告を受けた売手ユーザー
は接続状態にある買手ユーザーとの通話チャネルを通じ
て商品発送の手順等を説明して全ての通信を完了する。
商品がソフトウェアプログラムや各種データの場合、接
続中の通話チャネルを通じて買手ユーザーに対して即時
転送される。このようにして売手ユーザーと買手ユーザ
ー間での代金決済が完了した後に、買手ユーザーと金融
機関との間で決済が行われる。クレジットカード会社の
場合は、与信残高(与信枠)から売手ユーザーに支払っ
た代金が差し引かれ、その月のクレジットカードの利用
金額の総額が次の月の指定日に決済される。決済日は隔
月であったりボーナス月である場合もある。一方、金融
機関が銀行である場合には預金残高から売手ユーザーに
支払った代金が差し引かれる。売手ユーザーと金融機関
間の通話チャネルと金融機関と買手ユーザー間の通話チ
ャネルは同時オープンさせておく必要は必ずしもない
が、金融機関内部での信用照会が瞬時に完了する場合に
は両通話チャネルは同時オープンさせておいた方が、相
手を再呼び出す手間と時間が節約できるので好ましい。
【0023】
【実施例】次に本発明の詳細を図示した実施例に基づき
説明する。図2はISDN回線網の一種であるINSネ
ット64に用いられるケーブルの概要を示している。ケ
ーブル1内には2本の通話チャネル2,2と1本の信号
チャネル3とが内装されている。通話チャネル2,2は
Bチャネルと呼ばれ、それぞれ64Kビット/秒の伝送
速度に対応している。また信号チャネル3はDチャネル
と呼ばれ16Kビット/秒の伝送速度に対応している。
Bチャネルにはそれぞれ電話機4,4の接続が可能であ
り、電話機4としてはディジタル電話機の他、既存アナ
ログ電話機の接続も可能である。2本のBチャネル2,
2は通話チャネルとして独立して使用することが可能で
あり、それぞれ異なる相手と通話することができる規格
となっている。またBチャネル2,2には掛かってきた
電話相手の電話番号を当方の電話機や端末装置に表示さ
せたり記憶回路に取得させたりする発信者番号通知機能
が与えられている。本発明が対象とする通信ネットワー
クは、このような一契約加入線中に複数の通話チャネル
をもち且つ発信者番号通知機能を有するISDN回線網
を使用していることが前提である。ここではISDN回
線網のなかでも一般家庭への導入が容易なINSネット
64を用いた場合を例にして説明するが、Bチャネル本
数が更に多い上位のISDN回線網を用いることも除外
するものではない。
【0024】図3は各ユーザー宅に設置される端末装置
の一例を示しており、ここでは同出願人が提案している
ユーザー主導型の通信ネットワークに用いる端末装置を
示している。以下の説明では、このユーザー主導型の通
信ネットワークに本発明を適用した例を中心にして説明
するが、本発明はセンターを中心としてユーザー端末を
スター状に接続した従来の通信ネットワークにも適用で
きることはいうまでもない。この場合は、以下の説明に
おける売手をセンターと読み変えることによってその内
容が説明される。
【0025】ユーザー端末装置5はビデオテープレコー
ダーサイズの大きさにまとめられており、その実体は汎
用パソコンの基本機能に加えて画像データや音声データ
の取り込み、編集、送信機能を付加した通信専用パソコ
ンである。このユーザー端末装置5の操作はマウス6や
パッド(図示せず)等の簡易な操作装置を用いて、家庭
用テレビ7や専用モニタ(図示せず)に映し出された操
作手順にしたがって行うものであり、パソコンの知識を
有しない子供からお年寄りにいたるまで簡易に扱えるよ
うに工夫されている。ユーザー端末装置5にINSネッ
ト64のケーブル1の終端が接続され、図1で説明され
るユーザー主導型の通信ネットワークが構築される。
【0026】このような通信ネットワークにおいて、本
発明のオンライン決済方法は図4〜図15で示される手
順にしたがって処理される。ここでは金融機関としてク
レジットカード会社を利用した場合について述べるが、
金融機関としては銀行や消費者金融会社は勿論のこと、
証券会社や保険会社等の将来的に銀行業務に参入する可
能性のある金融機関も対象となる。尚、クレジットカー
ド会社の場合は本人特定の番号はクレジットカード番号
となるが、銀行等では預金口座番号となる。以下、図に
沿って説明する。ここでは自作の家計簿ソフトの販売を
希望する売手ユーザーa(以下、売手aと称す)と実用
的な家計簿ソフトの購入を希望する買手ユーザーb(買
手bと称す)とがセンターxのホストコンピュータ上で
出会い、クレジットカード会社yの介在の下で売買取引
する場合について述べる。尚、それぞれのISDN網番
号は、売手aが0112345678、買手bが0998765432、セン
ターxが0111111111、クレジットカード会社yが099999
9999であると仮定する。
【0027】(1) 先ず売手aとなるユーザーがセンター
xに設置されたホストコンピュータの公開掲示板的機能
を有する要約データベースに、「家計簿ソフトを11,000
円前後で販売したい」とのメッセージを書き込む。回線
接続に先だって売手aとなるユーザーのISDN網番号
0112345678がセンターxのホストコンピュータに取得さ
れる。(図4参照)
【0028】(2) 買手bとなるユーザーがホストコンピ
ュータに「家計簿ソフトを9,000 円前後で買いたい」と
のメッセージを書き込む。このときも買手bとなるユー
ザーのISDN網番号0998765432が回線接続に先だって
ホストコンピュータに取得される。(図5参照) このような販売希望や購入希望のメッセージは他にも多
くのユーザーが書き込むので、ホストコンピュータの要
約データベースには多数の売手のメッセージと多数の買
手のメッセージが登録されることになる。ホストコンピ
ュータはこれら売手のメッセージ群と買手のメッセージ
群とを比較対照してマッチングさせ、売手と買手の希望
がほぼ満たされるペアを探し出す。ここでは11,000円の
販売価格を提示した売手aの希望と、9,000 円の購入価
格を提示した買手bの希望がほぼマッチしていると判断
されてホストコンピュータが売手aと買手bを結び付け
たものとする。
【0029】(3) 続いてセンターxは売手aに対して、
買手bを紹介すべく売手aに対して連絡を取る。(図6
参照) センターxから売手aへの呼びだしは先に取得した網番
号0112345678にしたがって自動的に行われ、また買手b
の紹介は買手bの網番号0998765432を含む情報提供とい
う形で行われる。尚、この際、買手bのプロフィール等
は売手aが画面上で見ることはできるが買手bの網番号
は売手aの端末装置には取得されるものの端末装置を操
作する売手a自身には見えなくしている。これは売手a
が買手bと連絡をとるためには端末装置が買手bの網番
号を把握していれば充分であり、売手a自身が買手bの
網番号を知る必要はないうえに、売手a自身が買手bの
網番号を知ることはむしろプライバシー侵害等のトラブ
ル原因になることが考えられるからである。
【0030】このようにして、売手aと買手bの対応関
係が当事者に認識される。ここではホストコンピュータ
が売手と買手をマッチングさせる場合を例にしたが、コ
ンピュータによるマッチングに依らず、要約データベー
スを閲覧した売手a又は買手bが自分の判断で相手を見
出す場合もある。この場合は見出した相手の網番号を自
己の端末装置に連絡するようホストコンピュータに請求
することによって相手の網番号を取得する。網番号が端
末装置だけに知らされ端末装置を操作する当事者に知ら
されないことはここでも同じである。
【0031】ここから以降が売手aと買手bとの売買交
渉を経て代金決済に至る手順である。 (4) 売手aは端末装置を操作して買手bを呼びだし、価
格の交渉を行う。(図7参照) 買手bの呼びだしは端末装置が把握している買手bの網
番号に基づいて自動接続される。このときに使用する通
話チャネルはBチャネルの片方が使用される。図ではこ
の通話チャネルを売手aから見た場合に「a−ch1」
と表現し、買手bから見た場合に「b−ch1」と表現
している。また、図は回線接続に先だって売手aの網番
号0112345678が買手bの端末装置に取得されたのち、
「1万円ではどうですか?」という値下げ提案を行って
いる様子を示している。
【0032】(5) 売手aからの呼び掛けに対して買手b
が答え、両者が交渉する。(図8参照) 図は、売手aの値下げ提案に対して買手bも歩み寄って
10,000円で交渉が成立した様子を示している。交渉が成
立すると、買手bは代金支払に利用するクレジットカー
ド会社名及び自己の住所、氏名、クレジットカード番号
等のクレジットカード会社が自己を特定するのに必要な
情報を提供する。提供情報のうちクレジットカード番号
は売手aに知られることなく売手aの端末装置のみに取
得させることはいうまでもない。これら作業は手動で行
うのではなく、自己の端末装置に予め代金支払に利用す
るクレジットカード会社名及び自己の住所、氏名、クレ
ジットカード番号等を登録しておくことによって、後は
画面上での簡単な指示だけで自動処理されるようになっ
ている。また利用クレジットカード会社名を告げると同
時にクレジットカード会社のISDN網番号も知らせて
おけば、売手aが信用照会のためにクレジットカード会
社と回線接続する際の番号調べの手間を省くことができ
る。尚、ここではクレジットカード会社名及び自己の住
所、氏名、クレジットカード番号等の多くの照合用情報
を提供しているが、実際的にはこれらは買手bの網番号
によって代表させることができる。網番号は各契約加入
線に付された固有番号であるから本人特定のための情報
としては適切であり、しかも本システムでは相手の網番
号は端末装置は把握しているものの端末装置を操作する
者には見えないように工夫しているのでパスワード的な
使用にも耐えられる。また、ここでは買手bは自己の加
入しているクレジットカード会社を指定しているが、セ
ンターxの公開掲示板等にクレジットカード会社の利用
案内コーナーを設けておき、この利用案内コーナーに複
数のクレジットカード会社が自社の融資条件とともに登
録されており、この数社の中から自己の売買取引に応じ
た融資条件のクレジットカード会社が選択できるように
しておけば、このコーナーで選択したクレジットカード
会社を売手aとの売買取引に用いることもできる。尚、
この場合、クレジットカード会社を選択する際には、該
当クレジットカード会社と通話チャネルを接続して自己
の網番号をクレジットカード会社に登録しておくことは
いうまでもない。この場合、自己の網番号が事実上のク
レジットカード番号として機能することになる。
【0033】(6) 売手aは買手bとの通話チャネル「a
−ch1」の接続状態を維持しながら、買手bから指定
されたクレジットカード会社yに通話チャネルを接続し
て買手bの信用照会を依頼する。(図9参照) クレジットカード会社yとの通信に用いる通話チャネル
は残りのBチャネルである「a−ch2」が用いられ
る。またクレジットカード会社yとの回線接続は買手b
から取得したクレジットカード会社yの網番号にしたが
って自動的に行うことが好ましい。尚、「a−ch2」
はクレジットカード会社yから見た場合は「y−ch
1」である。クレジットカード会社yへの信用照会は、
例えば「網番号0998765432のbさんの10,000円の信用照
会をお願いします」といった形態でなされる。勿論、網
番号に加えてbさんのクレジットカード番号も付加され
る場合もある。ここでも、bさんの網番号やクレジット
カード番号は売手aの端末装置は把握しているが売手a
自身には全く見えない状態となっている。尚、クレジッ
トカード会社yとの回線接続に先だってクレジットカー
ド会社yには売手aの網番号0112345678が取得される。
【0034】(7) クレジットカード会社yは、売手aか
らの依頼に応じて買手bのブラックリストへの掲載の有
無、利用限度額、与信残高を中心とする信用調査を行い
その結果を売手aに報告する。(図10参照) 調査が数秒で終わるような場合は、売手aとクレジット
カード会社yとの通話チャネルは接続状態を維持させて
おき、調査結果を売手aに知らせる。仮に調査に数十分
かかるようであれば一旦回線遮断しておき、調査結果が
出た段階で売手aとの通話チャネルを再接続する。この
ときの売手aへの通話チャネルの接続は先に取得した売
手aの網番号0112345678に基づいて行われる。「bさん
に支払い能力なし」との調査結果が出た場合もあるいは
「支払い能力あり」との調査結果が出た場合も、共にそ
の結果は売手aに知らされる。尚、ここではクレジット
カード会社yへの信用調査の依頼は売手aが行っている
が、買手bが自己の信用保証をクレジットカード会社y
に依頼する場合も当然考えられる。
【0035】(8) クレジットカード会社yは調査結果に
ついて売手aに知らせると同時に買手bにも知らせる。
(図11参照) 買手bへの連絡は「支払い能力あり」との調査結果が出
た場合だけに限ってもよい。買手bとの通話チャネルの
接続は売手a経由で入手した買手bの網番号0998765432
に基づいて行われ、使用する通話チャネルは「y−ch
2」である。買手bは売手aと「b−ch1」によって
接続状態を維持しているから、クレジットカード会社y
と接続される通話チャネルは「b−ch2」となる。ク
レジットカード会社yは買手bに対して代金支払の意思
確認を行う問い掛けをし、買手bはこれに対して答え
る。(図12参照) 図は買手bがクレジットカード会社yに対して「支払っ
て下さい」との意思を表明している様子であり、この段
階で売手aと買手bとの売買取引が中立的な第三者とし
てのクレジットカード会社yによって認証されたことと
なる。このときの回線状態は図示するように売手a、買
手b及びクレジットカード会社yが同時に3点接続され
た状態となっている。信用照会に時間を要する場合は、
クレジットカード会社yと売手aとの通話チャネルが一
時的に遮断される場合もあるが、信用照会はコンピュー
タ照会によって数秒で完了するのが一般的であるから、
本発明の典型的な通話チャネルの接続形態はこの同時3
点接続にあるといえる。
【0036】(9) 買手bから支払い指示を受けたクレジ
ットカード会社yは、買手bと売手a間で即座に代金決
済を実行して、その完了通知を売手a及び買手bに知ら
せる。(図13参照) 代金決済は売手aの指定口座への振込によって完了す
る。
【0037】(10)売手aは「家計簿ソフト」を通話チャ
ネルを通じて買手bに送付する。(図14) 図では、この段階でも売手a及び買手bはそれぞれクレ
ジットカード会社yとの通話チャネルの接続状態を維持
しているが、これはクレジットカード会社yに全ての取
引が完了するまで立ち会ってもらえばより安全であるか
らであるが、クレジットカード会社yの立会いは必ずし
も必要ではなく、クレジットカード会社yとの通話チャ
ネルは遮断してもよい。
【0038】(11)買手bから売手aに対して、家計簿ソ
フトを無事受理した旨の連絡を行い、通話チャネルを遮
断する。(図15) 尚、本実施例では「家計簿ソフト」の送付よりも代金支
払の方を先に行ったが、この順序は逆であってもよい。 (12)売手ユーザーと買手ユーザー間での代金決済が完了
すると、今度は買手ユーザーと金融機関との間で決済が
行われる。クレジットカード会社の場合は、与信残高
(与信枠)から売手ユーザーに支払った代金が差し引か
れ、その月のクレジットカードの利用金額の総額が次の
月の指定日に決済される。また金融機関が銀行である場
合には預金残高から売手ユーザーに支払った代金が差し
引かれる。
【0039】このようにして、売手aと買手b間におい
て「家計簿ソフト」の送付と代金決済がネットワーク上
でリアルタイム決済される。尚、ここでは「家計簿ソフ
ト」の売買を例にして説明したが、売買対象は「家電製
品」等の有形物である場合もあり、この場合は商品は宅
配等によって輸送することになる。
【0040】ところで、上記実施例では本人確認手段と
してISDN網番号を単独使用したりあるいはISDN
網番号とクレジットカード番号や預金口座番号を併用す
ることを提案した。この方法によれば、他人のISDN
網番号を使用するには、そのISDN網番号が付された
契約加入線が引き込まれている他人の家に忍び込む以外
に方法がないため、極めて安全なのではあるが、この場
合でも同居家族の一員の不正行為には対処できない問題
点が残されている。例えば子供が親の名前で買い物をす
ることを完全に防ぐことはできない。そこで本発明者は
同居家族の不正行為も完全防止できる方法として、動画
像使用による本人確認方法をも提案する。この方法は具
体的には次の内容を有している。先ず、取引金融機関に
対して自己のクレジットカード番号や預金口座番号とリ
ンクさせた形で自己の静止画像を予め登録しておく。自
己の静止画像は本人確認ができるものであればよく、通
常は顔のみを写したものでよい。静止画像の登録は金融
機関との取引開始契約時に写真を提出することで行って
もよいし、また通信回線経由で静止画像や動画像の1コ
マ分だけを送ってもよい。また動画像を送って、この画
像データを基にして金融機関が本人識別用の静止画像を
作る場合も想定される。このようにして金融機関に自己
の静止画像が登録されると、後は、回線経由で金融機関
と取引を行う度に、金融機関が、買手ユーザーの顔が写
った実写映像の送信を買手ユーザーに対して求め、この
買手ユーザーから送られて来る当人の顔が写った実写映
像を予め登録された本人確認用の静止画像と比較するこ
とにより本人確認をするものである。取引時に買手ユー
ザーが金融機関に送る顔の映像は静止画像であってもよ
いが、本人確認の信頼性を高める観点からは動画像であ
ることがより好ましい。静止画像であると、買手ユーザ
ーの写真を悪用してこの写真をビデオカメラで撮像する
ことで真正な買手ユーザーになりすまして金融機関を騙
すことがあり得るが、動画像であれば、このような事態
は防ぐことができる。例えば、ユーザー端末装置に接続
したビデオカメラやユーザー端末装置に内蔵させたCC
Dによって自分の動画像を撮像して金融機関に送信しな
がら金融機関と簡単な会話応答を行い、金融機関からの
指示、例えば「今から、お客様の本人確認をさせていた
だきますのでビデオカメラに向かって自分のお名前をお
告げ下さい。」といった指示にしたがって特定の動きを
ビデオカメラに対して行い、この動画像を金融機関に送
信することにより金融機関が本人確認を行うことなどが
考えられる。この場合、金融機関の指示にしたがってリ
アルタイムに買手ユーザーの実写動画像が送られること
から、金融機関はその動きのタイミング等を検討するこ
とで、その映像が実写なのかそれとも予め録画された映
像の再生映像なのかを簡単に判断することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の通信ネットワークにおけるオン
ライン決済方法は、一契約加入線中に複数の独立した通
話チャネルを有し且つ発信者電話番号通知機能を有する
ISDN回線網の特性を利用するとともに、売手と買手
の売買取引に、両者に対して中立的な立場の金融機関を
介在させて売手と買手間の取引を認証することにしたの
で、取引後に発生しがちな売買取引の有効性についての
争いを事前に防止することが可能となる。しかもネット
ワーク上で支払代金の即時決済を行うことから、従来の
ように信用照会のために商品の実取引が数日間遅れるこ
ともなく迅速に処理でき、また信用照会から代金決済に
いたる作業が、ほとんどの場合、一回の通話中に全て完
了させることができるので、取引に要する手間や時間も
大幅に削減できる。特に、売買対象がソフトウェアプロ
グラム等である場合は、商品送付自体も通話チャネルを
通じて行うことができるので、商談、商品の送付、信用
照会及び代金決済の全てが一回の通話中に完了すること
が可能になる。
【0042】請求項2記載のように買手ユーザーの本人
確認情報としてISDN網番号のみを用いた場合は、買
手ユーザーの住所、氏名やクレジットカード番号等の回
線上での授受が不要となり、クレジットカード番号が回
線経由で第三者に盗まれるおそれもなくなる。
【0043】請求項3記載のようにISDN網の発信者
電話番号通知機能によって売手ユーザーの端末装置に取
り込まれる発信者電話番号を売手ユーザーに対して秘匿
した場合は、網番号をパスワード的に用いることが可能
となる。
【0044】請求項4記載のようにISDN回線網とし
て、64Kビット/秒の伝送速度の通話チャネルを2チ
ャネル有し、16Kビット/秒の伝送速度の信号チャネ
ルを1チャネル有するINSネット64を用いた場合
は、一般家庭への導入が容易であるうえに既設のアナロ
グ電話機も利用できるので、本オンライン決済方法の前
提となるISDN回線網を用いた通信ネットワークの構
築がすみやかに進む。
【0045】請求項5記載のように、本オンライン決済
方法が適用される通信ネットワークの構造を、センター
設置のホストコンピュータは、各ユーザーが出会う場と
しての機能のみを主として担い、当該センターを通じて
出会ったユーザーはホストコンピュータを離れてユーザ
ー相互間で直接交信する形態のものとしたときには、こ
の形態の通信ネットワークで発生しがちな個人間取引に
おけるトラブルの発生が予防される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ユーザー主導型の通信ネットワークを示す説
明図
【図2】 INSネット64のケーブル終端の概要を示
す説明図
【図3】 ユーザー端末装置の一例を示す説明図
【図4】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図5】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図6】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図7】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図8】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図9】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す説
明図
【図10】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【図11】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【図12】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【図13】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【図14】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【図15】 オンライン決済方法の手順の一工程を示す
説明図
【符号の説明】
x センター y クレジット
カード会社 a 売手ユーザー b 買手ユーザ
ー 1 ケーブル 2 通話チャネ
ル 3 信号チャネル 4 電話機 5 ユーザー端末装置 6 マウス 7 家庭用テレビ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一契約加入線中に複数の独立した通話チ
    ャネルを有し、発信者電話番号通知機能を備えたISD
    N網を介して複数のユーザー端末同士が結ばれた通信ネ
    ットワークにおける物品売買又は情報売買に伴う代金決
    済方法であって、 売手ユーザーと買手ユーザーが一契約加入線中の通話チ
    ャネルを1チャネル使って売買交渉に関する通話を行
    い、 交渉が成立すると売手ユーザーは買手ユーザーとの通話
    チャネルを接続したまま、未使用の別の通話チャネルを
    用いて取引金融機関を呼び出し、前記売買交渉時にIS
    DN網の発信者電話番号通知機能によって取得した買手
    ユーザーのISDN網番号を含む買手ユーザーを特定す
    るための情報を金融機関に知らせて買手ユーザーの信用
    照会を行い、 金融機関は買手ユーザーに関する照会結果を売手ユーザ
    ーに報告するとともに、買手ユーザーに支払い能力があ
    るとの照会結果が出た場合には、前記ISDN網番号に
    したがって買手ユーザーの未使用の通話チャネルを通じ
    て買手ユーザーを呼び出して支払いの意思確認を求め、 買手ユーザーは売手ユーザーとの通話チャネルを接続し
    たまま、金融機関からの意思確認に対して支払う意思の
    有無について回答し、 金融機関は買手ユーザーの回答結果が「支払い意思あ
    り」の場合は買手ユーザーと売手ユーザー間で代金決済
    を即時に実行すると同時に、入金完了の報告を売手ユー
    ザーに対して行い、他方、「支払い意思なし」の場合は
    買手ユーザーと売手ユーザー間で代金決済を行うことな
    く、その旨を売手ユーザーに知らせ、 買手ユーザーと売手ユーザー間で代金決済を終了した後
    に、買手ユーザーと金融機関との間で決済を行ってなる
    通信ネットワークにおけるオンライン決済方法。
  2. 【請求項2】 買手ユーザーの本人確認情報としてIS
    DN網番号のみを用いてなる請求項1記載の通信ネット
    ワークにおけるオンライン決済方法。
  3. 【請求項3】 ISDN網の発信者電話番号通知機能に
    よって売手ユーザーの端末に取り込まれる発信者電話番
    号を売手ユーザーに対して秘匿してなる請求項2記載の
    通信ネットワークにおけるオンライン決済方法。
  4. 【請求項4】 ISDN回線網として、64Kビット/
    秒の伝送速度の通話チャネルを2チャネル有し、16K
    ビット/秒の伝送速度の信号チャネルを1チャネル有す
    るINSネット64を用いてなる請求項1〜3のいずれ
    かに記載の通信ネットワークにおけるオンライン決済方
    法。
  5. 【請求項5】 ホストコンピュータを設置したセンター
    は、各ユーザーが出会う場としての機能のみを主として
    担い、当該センターを通じて出会ったユーザー同士はホ
    ストコンピュータを離れてユーザー相互間で直接交信す
    るようにした通信ネットワークを適用対象としてなる請
    求項1〜4のいずれかに記載の通信ネットワークにおけ
    るオンライン決済方法。
  6. 【請求項6】 買手ユーザー、売手ユーザー及び金融機
    関の三者間が少なくとも2本の独立した通話チャネルを
    有するISDN回線網で接続され、買手ユーザー、売手
    ユーザー及び金融機関の三者間が三点同時接続されてい
    る請求項1〜5のいずれかに記載の通信ネットワークに
    おけるオンライン決済方法。
  7. 【請求項7】 売手ユーザーが金融機関に買手ユーザー
    の信用照会を依頼する代わりに、買手ユーザーが自己の
    信用保証を金融機関に依頼してなる請求項1〜6のいず
    れかに記載の通信ネットワークにおけるオンライン決済
    方法。
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