JPH0895091A - 強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示素子 - Google Patents

強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示素子

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JPH0895091A
JPH0895091A JP6254223A JP25422394A JPH0895091A JP H0895091 A JPH0895091 A JP H0895091A JP 6254223 A JP6254223 A JP 6254223A JP 25422394 A JP25422394 A JP 25422394A JP H0895091 A JPH0895091 A JP H0895091A
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Application number
JP6254223A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Yoshida
哲志 吉田
Katsuto Sakamoto
克仁 坂本
Jun Ogura
潤 小倉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速応答性を有し、視野角が広い複屈折制御
方式のカラー液晶表示素子を提供することである。 【構成】 強誘電性液晶表示素子は、電極13、17が
形成され、所定方向に水平配向処理が施された一対の基
板11、12と、一対の基板11、12の間に配置され
た強誘電性液晶21と、一対の基板を挟んで配置された
1対の偏光板23、24と、から構成する。偏光板23
の透過軸は配向処理の方向に対し時計回り方向に45°
傾いて配置され、偏光板24の透過軸は配向処理の方向
に対し反時計回り方向に45°傾いて配置されている。
電極13、17間の印加電圧を制御すると、強誘電性液
晶21の配向状態が変化し、複屈折効果により表示色が
変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つの画素で複数の
色を表示できる複屈折制御方式のカラー液晶表示素子に
関し、特に、強誘電性をもった液晶(反強誘電性液晶を
含む)の平均的な配向方向を制御して複屈折を制御する
ことによりカラー画像を表示する複屈折制御方式のカラ
ー液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶セルを一対の偏光板で挟み、液晶の
配向状態を変化させることにより、液晶層を通過する光
の複屈折を制御して、個々の画素に複数の色を表示する
液晶表示素子が知られている。この種の液晶表示素子
は、複屈折制御方式(モード)のカラー液晶表示素子等
と呼ばれている。
【0003】複屈折制御方式のカラー液晶表示素子は、
印加電圧を制御して表示色を制御可能であり、透過率の
低いカラーフィルタを使用する必要がなく、構造が簡単
で、表示が明るいとう長所を有しており、反射型のカラ
ー液晶表示素子等として期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の複屈折制御方式
のカラー液晶表示素子は、液晶として、例えば、ツイス
ト角の大きい(例えば、180°〜360°)ツイスト
配向状態、ホモジニアス配向状態、或いは、ホメオトロ
ピック配向状態のネマティック液晶等を使用している。
このため、印加電圧の変化に対する液晶の応答性(配向
速度)が遅く、表示色の変化が遅く、表示色がぶれた
り、動画等を滑らかな動きで表示できないという問題が
あった。
【0005】また、従来の複屈折制御方式のカラー液晶
表示素子では、印加電圧に応じて液晶分子は液晶層の厚
さ方向に立ち上がるように挙動する。このため、液晶表
示素子を観察する方向の変化に対して、その方向から見
た液晶層のΔnの値の変化が大きく、観察位置を変えた
ときの常光と異常光の位相差(Δnd)、即ち、リタデ
ーションの変化が大きい。複屈折制御方式のカラー液晶
表示素子は、液晶層のリタデーションを電圧によって制
御することにより表示色を変化させるものである。従っ
て、上述した従来の液晶表示素子は、観察方向によって
液晶層のリタデーションの変化が大きく、観察方向によ
って表示色が大きく変化するという問題、即ち、視野角
が狭いという問題がある。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、高速応答性を有し、視野角が広い複屈折制御方式
のカラー液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる複屈折制御方式のカラー液晶表示
素子は、画素電極と該画素電極に接続されたアクティブ
素子とがマトリクス状に配列された第1の基板と、前記
画素電極に対向する対向電極が形成された第2の基板
と、前記第1と第2の基板間に配置され、層構造をも
ち、前記画素電極と前記対向電極間に印加された電圧に
応じて液晶分子が第1の配向方向にほぼ配列した第1の
配向状態と、液晶分子が第2の配向方向にぼぼ配列した
第2の配向状態と、液晶分子が螺旋構造をもって配向
し、平均的な配向方向が前記第1と第2の配向方向の間
の任意の方向となる中間の配向状態とに配向する強誘電
性をもった液晶と、前記第1と第2の基板を挟んで配置
され、それぞれの光学軸が所定角度で交差するように配
置された一対の偏光板と、より構成される。
【0008】
【作用】一対の偏光板の間に、第1の配向方向と前記第
2の配向方向との間で液晶分子の配向方向が任意に制御
される液晶素子を配置した場合、その液晶表示素子の透
過率は数式1で示される。
【0009】
【数1】 T=sin2(2θ)・sin2(π・Δnd/λ) ここで、θは入射側偏光板の透過軸と液晶分子の平均的
な配向方向とのなす角(交差角)、Δnは強誘電性液晶
の屈折率異方性、dは強誘電性液晶の層の厚さ、λは入
射光の波長、Tは透過率を表す。
【0010】強誘電性液晶のΔnは、前記交差角に依存
して変化する。即ち、強誘電性液晶の分子が第1又は第
2の配向方向に配列した第1又は第2の配向状態では、
液晶分子は螺旋が解けてほとんど全てが液晶素子の基板
に平行で且つ一方の方向に配列しており、このときのΔ
nは液晶分子の長軸方向(光学軸)の屈折率とこの長軸
に直交する方向の屈折率との差によって定義される。
【0011】強誘電性液晶の分子の平均的な配向方向が
第1の配向方向と第2の配向方向との間の任意の方向と
なる中間の配向状態では、スメクティック相の法線方向
に対する所定のチルト角の範囲で基板面に対して斜めに
配列した液晶分子が、その平均的な配向方向(光学軸)
の向きに応じて存在している。この場合、液晶分子が一
様に配列していないので、光学軸方向の屈折率および光
学軸に直交する方向の屈折率が共に小さくなり、また、
これらの屈折率の差も小さくなる。従って、このときの
Δnの値は、第1および第2の配向状態のΔnの値より
小さくなり、液晶分子が第1の配向方向と第2の配向方
向の中央に配列したときが最も小さくなる。
【0012】この様に、強誘電性液晶のΔnは、前記交
差角θに応じて変化するので、数式1から明らかなよう
に、交差角θの変化に応じて各波長λに対する透過率T
が変化し、透過光のスペクトル分布が変化して表示色が
変わる。従って、この発明によれば、画素電極と対向電
極の間に印加する電圧を制御して、液晶分子の平均的な
配向方向を制御することにより、表示色を制御して任意
のカラー画像を表示することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例の複屈折制御方式の
カラー液晶表示素子の断面図、図2は図1のカラー液晶
表示素子の画素電極とアクティブ素子を形成した透明基
板の平面図である。
【0014】この強誘電性液晶表示素子は、アクティブ
マトリクス方式のものであり、図1に示すように、一対
の透明基板(例えば、ガラス基板)11、12間に液晶
21を封入して形成した液晶セル25と、該液晶セル2
5を挟んで配置された偏光板23、24と、から構成さ
れる。
【0015】図1において下側の透明基板(以下、下基
板)11には、図1、図2に示すように、ITO等の透
明導電材料から構成された画素電極13と画素電極13
にソースが接続された薄膜トランジスタ(以下、TF
T)14とがマトリクス状に形成されている。
【0016】図2に示すように、画素電極13の行間に
ゲートライン15が配線され、画素電極13の列間にデ
ータライン(階調信号ライン)16が配線されている。
各TFT14のゲート電極は対応するゲートライン15
に接続され、ドレイン電極は対応するデータライン16
に接続されている。ゲートライン15は、行ドライバ3
1に接続され、データライン16は列ドライバ32に接
続される。行ドライバ31は、後述するゲート電圧を印
加して、ゲートライン15をスキャンする。一方、列ド
ライバ32は、画像データ(色信号)を受け、データラ
イン16に画像データに対応するデータ信号(画像デー
タにより指示された色を表示するための電圧信号)を印
加する。
【0017】図1において、上側の透明基板(以下、上
基板)12には、下基板11の各画素電極13と対向
し、基準電圧V0が印加されている対向電極17が形成
されている。対向電極17は、例えば、ITO等から形
成された透明電極である。下基板11と上基板12の電
極形成面には、それぞれ配向膜18、19が設けられて
いる。配向膜18、19はポリイミド等の有機高分子化
合物からなる水平配向膜であり、その対向面にはラビン
グ等の配向処理が施されている。
【0018】下基板11と上基板12は、その外周縁部
において枠状のシール材20を介して接着されている。
基板11、12とシール材20で囲まれた領域には液晶
21が封入されている。配向膜18、19の間隔はギャ
ップ材22により、例えば、2μm(1.7μm〜2.
3μm)程度に設定されており、液晶21の層圧dもこ
の値となる。
【0019】液晶21は、カイラルスメクティックC相
の螺旋ピッチが両基板11、12の間隔より小さく、か
つ、配向状態のメモリ性を有さない強誘電性液晶(以
下、DHF(Deformed Helix Ferroelectric)液晶)であ
る。DHF液晶21は、螺旋ピッチが、可視光帯域の波
長である700nm〜400nm以下(例えば、400nm〜
300nm)であり、自発分極が大きく、コーンアングル
が約27度ないし45゜(望ましくは、27゜ないし3
0゜)の強誘電性液晶からなる。
【0020】DHF液晶21は、カイラルスメクティッ
クC相が有する層構造の層の法線を配向膜18、19の
配向処理の方向に向けて均一な層構造を形成する。ま
た、その螺旋ピッチが基板間隔より小さいため、螺旋構
造をもった状態で基板11、12間に封入されている。
【0021】画素電極13と対向電極17との間に絶対
値が十分大きい電圧を印加したとき、DHF液晶21は
印加電圧の極性に応じて、液晶分子がほぼ配向方向(ダ
イレクタ、長軸方向)が第1の配向方向となる第1の配
向状態と液晶分子の配向方向がほぼ第2の配向方向とな
る第2の配向状態のいずれかの状態に設定される。
【0022】絶対値が液晶分子を第1又は第2の配向状
態に配向させる電圧より低い電圧を画素電極13と対向
電極17間に印加したとき、DHF液晶21の分子配列
の螺旋が歪み、DHF液晶21の平均的な配向方向が第
1の配向方向と第2の配向方向との間の方向となる中間
配向状態となる。
【0023】配向膜18、19に施された配向処理の方
向と、偏光板23、24の光学軸と、DHF液晶21の
液晶分子の配向方向との関係を図3を参照して説明す
る。
【0024】図3において、符号21Cは配向膜18、
19に施された配向処理の方向(ラビング方向)を示
し、DHF液晶21は、カイラルスメクティックC相が
有する層構造の層の法線を配向処理の方向21Cに向け
て配向している。
【0025】一方の極性(この実施例では正極性)でか
つ絶対値が十分大きい電圧をDHF液晶21に印加した
時、DHF液晶21は、第1の配向状態となり、液晶分
子は第1の配向方向21Aにほぼ配向する。他方の極性
(この実施例では負極性)でかつ絶対値が十分大きい電
圧をDHF液晶21に印加したとき、DHF液晶21は
第2の配向状態となり、液晶分子は第2の配向方向21
Bにほぼ配向する。印加電圧が0のとき、液晶分子の平
均的な配向方向は配向処理の方向21C、即ち、DHF
液晶21のスメクティック相の層の法線方向(第1と第
2の配向方向21Aと21Bの中間の方向にほぼ等し
い)に平行となる。
【0026】第1の配向方向21Aと第2の配向方向2
1Bとのずれ角φは、DHF液晶21の種類によって異
なるが、25゜〜45゜に選定され、望ましくは27゜
〜45゜である。偏光板23の光学軸(この実施例では
透過軸)23Aは、配向処理の方向21Cに対しほぼ4
5°±10°(望ましくは±5°)に設定され、偏光板
24の光学軸(透過軸)24Aは、光学軸23Aにほぼ
垂直(配向処理の方向21Cに対しほぼ−45°±10
°(望ましくは±5°))に設定されている。
【0027】次に、図1〜図3に示す構成の強誘電性液
晶表示素子の動作を説明する。一対の偏光板の間にDH
F液晶21を配置し、第1の配向方向21Aと第2の配
向方向21Bの間で液晶分子の配向方向が任意に制御さ
れる液晶素子の透過率は数式2で示される。
【0028】
【数2】 T=sin2(2θ)・sin2(π・Δnd/λ) ここで、θは入射側偏光板の透過軸と液晶分子の平均的
な配向方向とのなす角(交差角)、Δnは強誘電性液晶
の屈折率異方性、dは強誘電性液晶の層の厚さ、λは入
射光の波長、Tは透過率を表す。
【0029】DHF液晶21のΔnは、前述した中間の
配向状態では、液晶分子の配列に螺旋構造が存在するた
めに、交差角θに依存して変化する。即ち、DHF液晶
21の分子が第1又は第2の配向方向12A、21Bに
配列した第1又は第2の配向状態では、液晶分子は螺旋
が解けてほとんど全てが液晶素子の透明基板11、12
に平行で且つ一方の方向に配列している。このときのΔ
nは液晶分子の長軸方向(光学軸)の屈折率とこの長軸
に直交する方向の屈折率との差によって定義される。
【0030】DHF液晶21の分子の平均的な配向方向
が第1の配向方向21Aと第2の配向方向21Bとの間
の任意の方向となる中間の配向状態では、液晶分子の配
列の螺旋構造が歪んだ状態であるから、スメクティック
相の法線方向に対する所定のチルト角の範囲で基板面に
対して斜めに配列した液晶分子が、その平均的な配向方
向(光学軸)の向きに応じて存在している。この場合、
液晶分子が一様に配列しておらずその配列方向にバラツ
キがあるため、光学軸方向の屈折率および光学軸に直交
する方向の屈折率が屈折率が共に小さくなり、また、こ
れらの屈折率の差も小さくなる。従って、中間の配向状
態でのΔnの値は、第1および第2の配向状態のΔnの
値より小さくなり、液晶分子が第1の配向方向21Aと
第2の配向方向21Bの中央の方向に配列したときが最
も小さくなる。
【0031】この様に、DHF液晶21のΔnは、交差
角θに応じて変化するので、数式2から明らかなよう
に、交差角θの変化に応じて各波長λに対する透過率T
が変化し、透過光のスペクトル分布が変化して表示色が
変わる。従って、DHF液晶21に印加する電圧を制御
することにより、交差角θを制御し、任意の色を表示す
ることができる。
【0032】次に、図4(A)および(B)を参照し
て、図3に示す光学配置を採用した液晶表示素子の駆動
方法について説明する。この液晶表示素子はその光学特
性のヒステリシスが大きく、また印加電圧が高速でオン
・オフされるため、対向電極17と画素電極13間に表
示色に対応する電圧を単純に印加しただけでは、所望の
表示色は得られない。そこで、DHF液晶21を一旦第
1の配向状態又は第2の配向状態に配向させ、その後、
表示色に応じた電圧(書き込み電圧VD)を印加するこ
とにより、書き込み電圧VDを印加する前のDHF液晶
21の配向状態を一定とし、書き込み電圧に対応する表
示色を得ることとする。
【0033】図4(A)、(B)は、第1行の画素に注
目し、行ドライバ31がゲートライン15に印加するゲ
ート信号と、列ドライバ32がデータライン16に印加
するデータ信号をそれぞれ示す。
【0034】また、図5(A)、(B)において、TF
は1フレーム期間、TSはその画素の選択期間、TOは
非選択期間を示す。各選択期間TSは4つのスロットt
1、t2、t3、t4に4等分されている。各1スロッ
トの期間Δtは約45μ秒である。最初のスロットt1
は補償パルスP11の印加期間、スロットt2はリセッ
ト補償パルスP12の印加期間、スロットt3はリセッ
トパルスP13の印加期間、最終スロットt4は書き込
みパルスP14の印加期間である。
【0035】書き込みパルスP14は画像データに対応
した電圧(書き込み電圧)VDを有するパルスである。
補償パルスP11は、書き込みパルスP14の印加によ
りDHF液晶21に直流電圧成分が片寄ってかかるのを
補償するためのパルスであり、書き込みパルスP14と
逆極性のパルスである。補償パルスP11の電圧−VD
(補償電圧)の絶対値は、書き込みパルスP14の電圧
VDと同一である。書き込みパルスP14の電圧VDは
画像データに応じて種々の値に制御され、これに対応し
て補償パルスP11の電圧−VDも制御される。
【0036】リセットパルスP13は、光学特性におけ
るヒステリシスの影響をなくすためのパルスであり、リ
セットパルスP13の電圧−VRは、DHF液晶21の
液晶分子のほとんどが第2の配向方向21Bに配向する
のに十分な値を有する。リセット補償パルスP12は、
リセットパルスP13の印加によりDHF液晶21に直
流電圧成分が片寄ってかかるのを補償するための逆極性
のパルスである。リセット補償パルスP12の電圧VR
の絶対値とリセットパルスP13の電圧−VRの絶対値
は同一である。
【0037】各パルスP11、P12、P13、P14
の極性及び電圧値は、データ信号の基準電圧V0に対す
る極性と電圧である。基準電圧V0は対向電極17の電
圧と同一である。
【0038】この駆動方法では、書き込み電圧VDの最
小値をV0とし、最大値VmaxをリセットパルスP13
の電圧−VRの絶対値より若干低い値として、V0乃至
Vmaxの範囲で書き込み電圧VDを制御する。
【0039】図4(A)と(B)に示すゲート信号とデ
ータ信号とを用いて上記強誘電性液晶表示素子を駆動す
ると、各行の選択期間TSに、補償パルスP11の電圧
(補償電圧)−VDと、リセット補償パルスP12の電
圧VRと、リセットパルスP13の電圧−VRと、書き
込みパルスP14の電圧(書き込み電圧)VDとが順次
TFT14を介して画素電極13に印加される。
【0040】書き込みパルスP14を印加する直前にリ
セットパルスP13を印加して、液晶分子を第2の配向
方向21Bに配向させているため、液晶分子の長軸の平
均的な配向方向は、例えば、書き込み電圧VDがV0の
とき、第2の配向方向21Bにほぼ平行な状態を維持
し、書き込み電圧VDがリセット電圧VRの1/4のと
き、液晶分子の平均的な配向方向は、配向処理の方向2
1Cと第2の配向方向21Bの中間の方向になる。ま
た、書き込み電圧VDがリセット電圧VRの1/2であ
ると、液晶分子の平均的な配向方向は配向処理の方向2
1Cにほぼ一致し、書き込み電圧VDがVmaxのとき、
第1の配向方向21Aにほぼ平行となる。そして、これ
らの配向状態に従って、数式2に従った色が表示され
る。
【0041】非選択期間TOになると、TFT14がオ
フし、選択期間TSの最終スロットt4に印加された書
き込み電圧VDに応じた電圧が画素電極13と対向電極
17とその間のDHF液晶21とで形成される画素容量
に保持される。従って、各画素の表示色は、次の選択期
間TSまで、書き込み電圧VDに対応した色に維持され
る。
【0042】従って、この駆動方法では、書き込み電圧
VDをV0〜Vmaxの範囲で可変させることにより、D
HF液晶21の液晶分子の平均的配向方向を第1の配向
方向21Aと第2の配向方向21Bの間で変化させて、
任意の色を表示することができる。
【0043】上記駆動方法では、選択期間TS毎に、電
極13、17間に電圧VRと−VRの対と書き込み電圧
VDと書き込み補償電圧−VDの対を印加しているた
め、DHF液晶21に印加される直流電圧成分が相殺さ
れ、表示の焼き付き現象や液晶の劣化を生ずることもな
い。
【0044】リセット補償パルスP12とリセットパル
スP13の印加順序は逆でもよい。電圧VR、−VR
は、液晶分子のほとんどが第1及び第2の配向方向21
A、21Bに配向する電圧であればよく、配向方向21
A、21Bに完全に配向する電圧でなくともよい。ま
た、補償パルスP11の電圧−VDとリセット補償パル
スP12の電圧VRを加算した電圧(VR−VD)を有
するパルスを補償パルスP11とリセット補償パルスP
12の代わりにDHF液晶21に印加してもよい。
【0045】以上説明したように、上記構成のカラー液
晶表示素子は、カラーフィルタ等を用いずに、各画素で
複数の色を表示できる。また、DHF液晶21は、ネマ
ティック液晶等と比較して、印加電圧の変化に対する液
晶分子の配向状態の応答速度が速い。従って、高速応答
性を有する複屈折制御方式のカラー液晶表示素子が得ら
れる。
【0046】さらに、DHF液晶21は、マクロ的に
は、印加電圧に応じて液晶分子の平均的配列方向が液晶
表示素子の基板に対してほぼ平行な平面内でその向きを
変えるように挙動する。従って、従来例のように、印加
電圧に応じて液晶分子が液晶層の厚さ方向に立ち上がる
ように挙動する液晶表示素子に比べて、この実施例の液
晶表示素子は基板正面方向からの観察方向の変化による
その方向のリタデーションの変化が少ない。このため、
異なる方向から観察したときの表示色の変化が小さくな
り、広視野角のカラー液晶表示素子が得られる。
【0047】上記実施例では、図3に示すように、配向
処理の方向(カイラルスメクティックC相が有する層構
造の層の法線方向)21Cと各偏光板の透過軸23A、
24Aの交差角度をそれぞれ45°±10°としたが、
他の角度でもよい。この交差角に応じて、印加電圧の変
化に対する波長毎の透過率が変化し、同一の印加電圧に
対する表示色が変化するため、使用用途に応じた角度を
選択すればよい。
【0048】図3に示す光学配置に代えて、図5に示す
ように、配向処理の方向21Cと偏光板23の透過軸2
3Aとを平行とし、これらと偏光板24の透過軸とが直
交するようにしてもよい。このような光学配置を採用し
た場合、印加電圧が0の時、液晶分子の平均的な配向方
向と偏光板23の透過軸23Aが平行となり、偏光板2
3を透過した直線偏光がほぼ直線偏光のままDHF液晶
21の層内を進行し、直交配置された偏光板24で吸収
される。このため、「黒」が明確に表示される。従っ
て、黒を基調とする複屈折制御方式の液晶表示素子の場
合には、図5の光学配置を有する複屈折制御方式の液晶
表示素子が望ましい。
【0049】次に、図5に示す光学配置を採用した強誘
電性液晶表示素子の実用的な駆動方法を、図6(A)、
(B)を参照して説明する。図6(A)は、行ドライバ
31が第1行のTFT14に接続されたゲートライン1
5に印加するゲート信号の波形を示し、図6(B)は、
列ドライバ32がデータライン16に印加するデータ信
号の波形を示す。なお、理解を容易にするため、第1行
の画素用のデータ信号のみ示し、他の行用のデータ信号
は図示しない。
【0050】図6(A)、(B)において、TFは1フ
レーム期間、TSは第1行の画素の選択期間、TOは非
選択期間を示す。各選択期間TSは、例えば、約45μ
秒である。この実施例においては、図6(B)に示すよ
うに、連続する2つのフレームTFodd(奇数番目のフ
レーム)とTFeven(偶数番目のフレーム)の選択期間
TSに、表示色に応じ、極性が反対で絶対値が同一の書
き込みVD、−VDを有する駆動パルス(書き込みパル
ス)をデータライン16に印加する。即ち、1つの画像
データ(色信号)について、電圧の絶対値が等しく、極
性が正と負との2つの書き込み電圧+VDと−VDとを
2つのフレームの各選択期間にそれぞれ1つずつ印加す
る。
【0051】図6(A)、(B)に示す波形のゲート信
号とデータ信号とを用いて図1、図2および図5に示す
構成の強誘電性液晶表示素子を駆動すると、任意の奇数
番目のフレームTFoddの選択期間TSに、書き込み電
圧VDがゲートパルスによりオンしているTFT14を
介して画素電極13に印加される。書き込み電圧VDに
より、DHF液晶21の液晶分子はその平均的な配向方
向が配向処理の方向21Cと第1の配向方向21Aの間
となるように配向する。DHF液晶21の液晶分子の平
均的な配向方向と配向処理の方向21Cとの交差角度を
θ1とすると、各波長λの透過率Tは数式3で表され
る。
【0052】
【数3】 T=sin2(2θ1)sin2(π・Δnd/λ) 数式3におけるΔnの値は、交差角度θ1に依存して変
化する。従って、波長λ毎に異なった透過率で光が出射
し、出射光の合成色が表示色となる。
【0053】ゲートパルスがオフして非選択期間TOに
なると、TFT14がオフし、書き込み電圧VDに応じ
た電圧が画素電極13と対向電極17とその間のDHF
液晶21とで形成される容量(画素容量)に保持され
る。このため、非選択期間TOの間、DHF液晶21の
液晶分子の配向方向が角度θ1に保持され、その画素の
表示色も書き込み電圧VDに対応した値に維持される。
【0054】そして、次のフレームTFevenの選択期間
TSに、書き込み電圧−VDがゲートパルスによりオン
しているTFT14を介して画素電極13に印加され
る。書き込み電圧−VDが印加されると、DHF液晶2
1の配向方向は配向処理の方向21Cを基準としてほぼ
反転し、交差角は反時計方向にほぼθ1(−θ1)とな
る。前述のように、sin2X=sin2(−X)である
から、波長λ毎の透過率T(λ)は直前のフレームTF
oddでの透過率T(λ)とほぼ同一となり、ほぼ同一の
色が表示される。
【0055】非選択期間TOになると、TFT14がオ
フし、書き込み電圧−VDが画素容量に保持される。こ
のため、非選択期間TOの間、その画素は書き込み電圧
−VDに対応した表示色に維持される。
【0056】この駆動方法では、図5に示す光学配置を
採用しているので、書き込み電圧VDと−VDに対する
表示色がほぼ等しくなり、連続する2フレームTFodd
とTFevenの間、1つの画像データにより指示される色
が表示される。また、連続する2つのフレームTFodd
とTFevenの間、正負逆極性の電圧VDと−VDを印加
しているので、印加電圧の絶対値に対する交差角度θ1
が正負の極性で若干異なっていても、これらの光学的変
化の平均値が観察され、表示むら等を防止できる。
【0057】また、連続する2つのフレームTFoddと
TFevenの選択期間TSで、極性が逆で絶対値が等しい
電圧VDと−VDを各画素(画素電極)に印加するの
で、DHF液晶21に直流電圧成分が片寄って印加され
ることがない。従って表示の焼き付き現象や液晶の劣化
を生ずることもない。
【0058】なお、上記実施例では、各画像データに対
応する書き込み電圧を2つの連続するフレームで極性を
反転して各画素に印加したが、例えば、1つの画像デー
タについて、電圧値がVD又は−VDの1つの電圧を対
応する画素に、フレーム毎に極性を変えて印加するよう
にしてもよい。例えば、ある画素のフレーム毎の表示色
をC1、C2、C3、・・・と仮定すると、書き込み電圧
を各表示階調に対応する+VD1、−VD2、+VD
3、・・・と変化させるようにしてもよい。
【0059】第1及び第2実施例においては、透過型の
液晶表示素子について説明したが、偏光板23、24の
一方の背面に、例えば、図7に示すように反射板27を
配置し、反射型強誘電性液晶表示素子としてもよい。
【0060】また、色の分離をよくし、三原色及びそれ
らの混合色を表示可能とするため、図8に示すように、
一対の偏光板23、24の間に1枚以上の位相差板(λ
板)28を配置してもよい。
【0061】なお、アクティブ素子は、TFTに限ら
ず、MIMでもよい。また、液晶21として、中間配向
状態を取りうる(平均的な配向方向が第1の配向方向と
第2の配向方向で連続的に変化させうる)ならば、DH
F以外の強誘電性液晶、例えば、強誘電相と反強誘電相
を有する反強誘電性液晶等を使用してもよい。この場
合、反強誘電性液晶は、電界の印加により反強誘電相か
ら強誘電相に転移する際に、液晶分子の基板に対する角
度が変化する前駆チルト現象が生じているため、電界の
印加による反強誘電相から強誘電相に転移する過程でΔ
nの値が変化する。よって、印加される電界に応じて、
反強誘電性液晶の液晶分子の平均的な配向方向が第1の
配向方向又は第2の配向方向とその中間の配向方向にそ
の配向状態が変化する時に、前記交差角と共にΔnの値
も変化する。従って、この反強誘電性液晶を使用するこ
とによっても、前述した実施例と同様に、印加に応じて
表示色を変化させることができる。さらに、図1〜図
3、図5に示す構成の強誘電性液晶表示素子の特性が生
かせるならば、上述した駆動方法以外の駆動方法を採用
してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、強誘電性液晶を用いて複屈折制御方式のカラー液晶
表示素子を得ることができ、カラーフィルタ等を用いず
に、各画素で複数の色を表示できる。また、強誘電性液
晶を使用しているので、印加電圧の変化に対する液晶の
配向状態の応答速度が速く、高速応答性を有するカラー
液晶表示素子が得られる。また、強誘電性液晶は、液晶
表示素子の透明基板に対して実質的に平行な面内で液晶
分子の配向が変化するものであり、前記透明基板を正面
から観察するときの観察方向の変化に対する透過光のリ
タデーションの変化が少ないので、観察方向の変化に対
する表示色の変化が小さい。このため、視野角が広いカ
ラー液晶表示素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる強誘電性液晶表示
素子の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示す強誘電性液晶表示素子の下基板の構
成を示す平面図である。
【図3】配向処理の方向と、液晶分子の配向方向と、偏
光板の透過軸の方向との組み合わせの一例を示す図であ
る。
【図4】図3に示す光学配置を採用した強誘電性液晶表
示素子の駆動方法を説明するための波形図であり、
(A)はゲートラインに供給されるゲート信号の波形を
示す図である。(B)はデータラインに供給されるデー
タ信号の一例の波形を示す図である。
【図5】配向処理の方向と、液晶分子の配向方向と、偏
光板の透過軸の方向との組み合わせの他の例を示す図で
ある。
【図6】図5に示す光学配置を採用した強誘電性液晶表
示素子の駆動方法を説明するための波形図であり、
(A)はゲートラインに供給されるゲート信号の波形を
示す図である。(B)はデータラインに供給されるデー
タ信号の一例の波形を示す図である。
【図7】この発明の一実施例にかかる強誘電性液晶表示
素子の変形例の構造を示す断面図である。
【図8】この発明の一実施例にかかる強誘電性液晶表示
素子の変形例の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
11・・・透明基板、12・・・透明基板、13・・・画素電
極、14・・・TFT、15・・・ゲートライン、16・・・デ
ータライン、17・・・対向電極、18・・・配向膜、19・・
・配向膜、20・・・シール材、21・・・液晶、22・・・ギャ
ップ材、23・・・偏光板、25・・・液晶セル、27・・・反
射板、28・・・位相差板、31・・・行ドライバ、32・・・
列ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1335 525 1/1337 505 G09G 3/36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素電極と該画素電極に接続されたアクテ
    ィブ素子とがマトリクス状に配列された第1の基板と、 前記画素電極に対向する対向電極が形成された第2の基
    板と、 前記第1と第2の基板間に配置され、層構造をもち、前
    記画素電極と前記対向電極間に印加された電圧に応じて
    液晶分子が第1の配向方向にほぼ配列した第1の配向状
    態と、液晶分子が第2の配向方向にぼぼ配列した第2の
    配向状態と、液晶分子が螺旋構造をもって配向し、平均
    的な配向方向が前記第1と第2の配向方向の間の任意の
    方向となる中間の配向状態とに配向する強誘電性を有す
    る液晶と、 前記第1と第2の基板を挟んで配置され、それぞれの光
    学軸が所定角度で交差するように配置された一対の偏光
    板と、 を備え、 前記画素電極と前記対向電極との間に印加する電圧を制
    御することにより前記液晶の液晶分子の平均的な配向方
    向を制御して、異なった色を表示することを特徴とする
    強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示
    素子。
  2. 【請求項2】対向面にそれぞれ電極が形成された一対の
    基板と、 前記一対の基板間に、液晶分子が螺旋構造をもって配向
    するように配置され、対向する前記電極間に印加された
    電圧に応じて液晶分子の平均的な配向方向が第1の配向
    方向と第2の配向方向の間で連続的に変化する強誘電性
    をもった液晶と、 前記一対の基板を挟んで配置された一対の偏光板と、 を備え、 前記対向する電極間に印加する電圧により、前記液晶の
    平均的な配向方向を制御して、異なった色を表示するこ
    とを特徴とする強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式の
    カラー液晶表示素子。
  3. 【請求項3】前記一対の偏光板のうちの一方の偏光板
    は、その光学軸が前記第1の配向方向と前記第2の配向
    方向の中間の方向に対し時計回り方向にφ°傾いて配置
    され、 前記一対の偏光板のうちの他方の偏光板は、その光学軸
    が前記第1の配向方向と前記第2の配向方向の中間の方
    向に対し反時計回り方向にφ°傾いて配置されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電性液晶
    を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示素子。
  4. 【請求項4】前記一対の偏光板のうちの一方の偏光板
    は、その光学軸が前記第1の配向方向と前記第2の配向
    方向の中間方向に対し平行に配置され、 前記一対の偏光板のうちの他方の偏光板は、その光学軸
    が前記中間方向に対し実質的に直交するように配置され
    ている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電性液晶
    を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示素子。
  5. 【請求項5】前記一対の偏光板の間に、1又は複数の位
    相差板を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1つに記載の強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式
    のカラー液晶表示素子。
  6. 【請求項6】前記一対の偏光板のいずれか一方の外側に
    反射板を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1つに記載の強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式
    のカラー液晶表示素子。
JP6254223A 1994-09-26 1994-09-26 強誘電性液晶を用いた複屈折制御方式のカラー液晶表示素子 Pending JPH0895091A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006031014A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Samsung Electronics Co Ltd コレステリック混合物を用いた単一ピクセルフルカラーディスプレイ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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