JPH0894941A - 内視鏡の湾曲部 - Google Patents
内視鏡の湾曲部Info
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- JPH0894941A JPH0894941A JP6230925A JP23092594A JPH0894941A JP H0894941 A JPH0894941 A JP H0894941A JP 6230925 A JP6230925 A JP 6230925A JP 23092594 A JP23092594 A JP 23092594A JP H0894941 A JPH0894941 A JP H0894941A
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Abstract
ることにより低コストで細径化することができて故障も
起きにくく、しかも軽い操作力で滑らかな湾曲形状を得
ることができる内視鏡の湾曲部を提供することを目的と
する。 【構成】外周部近傍において軸方向に貫通して穿設され
た操作ワイヤ挿通用ルーメン14と他の内蔵物を挿通す
るために軸方向に貫通して穿設された少なくとも一つの
内蔵物挿通用ルーメン16とが形成された弾力性のある
材料からなるマルチルーメンチューブ1を湾曲部材と
し、上記マルチルーメンチューブ1に、上記操作ワイヤ
挿通用ルーメン14を略垂直に切断するように外周側か
ら切り込まれた外側に向かって漸次幅が広がる形状の切
り込み21を軸方向に間隔をあけて略同じ向きに複数配
列した。
Description
曲させられる湾曲部の湾曲部材としてマルチルーメンチ
ューブを用いた内視鏡の湾曲部に関する。
筒状の多数の節輪をリベットで回動自在に連結して構成
されているが、構造が複雑なので極細径化が困難であ
り、また部品数が多いので、組み立てに非常に手間がか
かって高価であるばかりでなく、作動不良などの故障も
起きやすい。
通孔)と他の内蔵物を挿通するためのルーメンとが形成
され、外周面に凹みが形成された弾力性のある材料から
なるマルチルーメンチューブを湾曲部材として用い、操
作ワイヤ挿通用ルーメンに通された操作ワイヤを牽引す
ることによってマルチルーメンチューブが凹み部分で屈
曲するようにして、湾曲部の構造を簡素化したものがあ
る(特開平4−132531号)。
32531号に記載されたような湾曲部では、操作ワイ
ヤを牽引することによってマルチルーメンチューブを圧
縮させて、凹み部分でマルチルーメンチューブを局部的
に屈曲させる構造なので、湾曲操作に大きな力が必要で
手動操作をするのは実際的に困難であり、また局部的な
急激な屈曲によって内蔵物である光学ファイバ等が折損
したり、湾曲形状がごつごつしたものになって挿入性が
悪いなどの問題が生じていた。
ーメンチューブを用いることにより低コストで細径化す
ることができて故障も起きにくく、しかも軽い操作力で
滑らかな湾曲形状を得ることができる内視鏡の湾曲部を
提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡の湾曲部は、外周部近傍において軸
方向に貫通して穿設された操作ワイヤ挿通用ルーメンと
他の内蔵物を挿通するために軸方向に貫通して穿設され
た少なくとも一つの内蔵物挿通用ルーメンとが形成され
た弾力性のある材料からなるマルチルーメンチューブを
湾曲部材とした内視鏡の湾曲部において、上記マルチル
ーメンチューブに、上記操作ワイヤ挿通用ルーメンを略
垂直に切断するように外周側から切り込まれた外側に向
かって漸次幅が広がる形状の切り込みを、軸方向に間隔
をあけて略同じ向きに複数配列したことを特徴とする。
いルーメンを上記マルチルーメンチューブに設けて、そ
のルーメンを処置具挿通用チャンネルとして用いてもよ
く、上記操作ワイヤ挿通用ルーメンを、流体を送り出す
ための流路として兼用してもよい。
を、上記複数の切り込み全てを覆うように弾力性のある
被覆チューブで被覆してもよく、上記切り込みに連通す
るルーメンを介して上記被覆チューブ内に流体を送り込
むことにより上記被覆チューブを膨らませることができ
るようにしてもよい。
蔵物挿通用ルーメンとを同じルーメンによって兼用して
もよい。
し図3は、本発明の第1の実施例を示している。
図中1は、軸方向に複数のルーメン(貫通孔)が穿設さ
れた断面形状が円形のマルチルーメンチューブであり、
例えばシリコンゴム等のような柔軟で可撓性と弾力性の
ある材料によって形成されている。
遠隔操作によって湾曲自在に可撓管部2の先端に形成さ
れた湾曲部3の全域が、このマルチルーメンチューブ1
によって形成されている。但し可撓管部2は、螺旋管に
網状管を被覆してさらにその外周に可撓性チューブを被
覆するような従来の構成をとってもよい。
は、観察窓5と照明窓6が形成された先端部本体7が連
結固着されており、観察窓5内には、例えばロッドレン
ズを用いた観察用対物レンズ8が内蔵されている。
位置に、イメージガイドファイババンドル(IG)9の
像入射端が配置されている。イメージガイドファイババ
ンドル9の先端部分は、先端部本体7とマルチルーメン
チューブ1とにまたがって固着された支持筒10に、対
物レンズ8と共に固着されている。
が、照明窓6のすぐ内側には照明用ライトガイドファイ
ババンドル(LG)の射出端が配置されていて、その先
端はイメージガイドファイババンドル9と同様にして先
端部本体7に固定されている。
上下両側には、湾曲操作ワイヤ13を挿通するための一
対の操作ワイヤ挿通用ルーメン14が、マルチルーメン
チューブ1を軸方向に貫通して穿設されている。
曲操作ワイヤ13が進退自在に挿通されており、湾曲操
作ワイヤ13の先端は、先端部本体7に穿設されたワイ
ヤ挿通孔24を貫通して、先端部本体7の先端面部分に
ロー付け固着されている。
面を示す図3に示されるように、マルチルーメンチュー
ブ1の中央部の左右には、二つの内蔵物挿通用ルーメン
16が、並んでマルチルーメンチューブ1を軸方向に貫
通して穿設されており、その一方にはイメージガイドフ
ァイババンドル(IG)9が挿通され、もう一方にはラ
イトガイドファイババンドル(LG)が挿通されてい
る。
本のマルチルーメンチューブ1で一体的に形成すること
によって、イメージガイドファイババンドル9及びライ
トガイドファイババンドルを極めて容易に交換する構造
をとることもできる。
においては、マルチルーメンチューブ1に、外側に向か
って漸次幅が広がるV字状の切り込み21が、マルチル
ーメンチューブ1の軸方向に対して垂直に形成されてい
る。なお、切り込み21は必ずしもV字状でなくても、
外側に向かって漸次幅が広がる形状であればよい。
1の軸方向に等間隔に、180度ずつ向きを変えなが
ら、したがって上下に交互に、複数形成されている。こ
の実施例では、切り込み21は上下に各4箇所ずつ配列
されている。
り込み形成された各切り込み21は、操作ワイヤ挿通用
ルーメン14を側方から垂直に切断しており、各切り込
み21の先端部分は、さらに二つの内蔵物挿通用ルーメ
ン16を各々部分的に切り欠いている。
4を側方から切断する切り込み21が形成されたマルチ
ルーメンチューブ1を湾曲部材としたことにより、操作
ワイヤ挿通用ルーメン14内に挿通された湾曲操作ワイ
ヤ13の一方を、図示されていない操作部から牽引すれ
ば、牽引された湾曲操作ワイヤ13の側にある各切り込
み21の幅が狭くなるように、マルチルーメンチューブ
1が湾曲部3で全体的に弾性変形して滑らかに湾曲す
る。
ーブ1に切り込み21が形成されている方向であり、こ
の実施例では、切り込み21が上側と下側とに各々同じ
向きに配列されているので、図3に示されるように湾曲
部3の湾曲方向A,Bは上下方向である。
ンチューブ1の外周に、柔軟で弾力性のあるゴムチュー
ブ22が全ての切り込み21を覆うように被覆され、両
端で水密に固着されていて、内部に水等が侵入しないよ
うになっている。なお、図1は、ゴムチューブ22を透
視して、その内側のマルチルーメンチューブ1を図示し
てある。
ューブ1の正面断面図であり、一つの内蔵物挿通用ルー
メン16内にイメージガイドファイババンドル9とライ
トガイドファイババンドルを挿通し、大きな径に形成し
たルーメン18を処置具挿通のためのチャンネルとして
用いている。
メン16と処置具挿通用ルーメン18を切り欠かないよ
うに、第1の実施例より浅く、内蔵物挿通用ルーメン1
6と処置具挿通用ルーメン18の縁に沿って少し斜めに
形成されている。したがって、処置具挿通用ルーメン1
8内に処置具類を引っ掛かりなくスムーズに挿通するこ
とができる。
り込み21が形成された向きになるので、上下方向共に
少し左側に(又は右側に)ずれた方向に湾曲する。な
お、内蔵物挿通用ルーメン16と処置具挿通用ルーメン
18が切り込み21に連通していないので、外周のゴム
チューブ22を省略することもできる。その他について
は第1の実施例と同じである。
ューブ1の正面断面図であり、イメージガイドファイバ
バンドル9とライトガイドファイババンドルを通すため
の二つの内蔵物挿通用ルーメン16に加えて、マルチル
ーメンチューブ1に、処置具挿通用ルーメン18を形成
したものである。
ャンネルとしても兼用することができる。操作ワイヤ挿
通用ルーメン14は、それらのルーメンと干渉しないよ
うに少し横にずらして形成されている。
6を切り欠くが、処置具挿通用ルーメン18を切り欠か
ないように、処置具挿通用ルーメン18を避けて少し斜
めに形成されている。したがって、湾曲部3の湾曲方向
A,Bは上下方向共に少し右側に(又は左側に)ずれた
方向に湾曲する。その他については第1又は第2の実施
例と同じである。
ューブ1の正面断面図であり、切り込み21が順に90
°ずつ角度をずらして、全体として上下左右4方向に形
成されている。
み21に合わせて上下左右の4箇所に形成されている。
したがって、湾曲部3はA,B,C,Dで示されるよう
に上下左右の4方向に湾曲させることができ、上下方向
と左右方向の湾曲操作を複合して行えば、任意の方向に
湾曲させることができる。
って切り欠かれる四つの内蔵物挿通用ルーメン16が設
けられていて、それらの中にはイメージガイドファイバ
バンドル9やライトガイドファイババンドルなどが挿通
される。また、処置具挿通用ルーメン18が、どの切り
込み21にも切り欠かれないように中央に形成されてい
る。
ューブ1の正面断面図であり、切り込み21が順に12
0°ずつ角度をずらして、全体として3方向に形成され
ている。それに合わせて、操作ワイヤ挿通用ルーメン1
4も3箇所に形成されている。
されるように120°ずつずれた3方向に湾曲させるこ
とができ、複数方向の湾曲操作を複合して行えば、任意
の方向に湾曲させることができる。なお、内蔵物挿通用
ルーメン16は切り込み21によって切り欠かれている
が、中央の処置具挿通用ルーメン18は切り欠かれてい
ない。
が、全ての切り込み21をマルチルーメンチューブ1に
同方向に形成して、湾曲部3を一方向にだけ湾曲可能に
形成してもよく、5方向以上に湾曲可能に形成してもよ
い。
本の湾曲操作ワイヤ13を先端部本体7の先端面で曲げ
戻して、上下の操作ワイヤ挿通用ルーメン14に挿通し
てある。
4の内径とマルチルーメンチューブ1の操作ワイヤ挿通
用ルーメン14の内径は、共に湾曲操作ワイヤ13の外
径に対して充分に太く形成してある。また、内蔵物挿通
用ルーメン16と処置具挿通用ルーメン18は、共に切
り込み21によって切り欠かれないように形成されてい
る。
とワイヤ挿通孔24とを通じて、可撓管部2の基端側か
ら先端部本体7の前方へ、水或いは薬液などの液体や気
体を送り出すことができる。28は処置具出口孔、29
は観察窓、30は照明窓である。
7を独立した部品として設けずに、マルチルーメンチュ
ーブ1自体で形成することができる。その場合には、ワ
イヤ挿通孔24は操作ワイヤ挿通用ルーメン14そのも
のであり、処置具出口孔28は処置具挿通用ルーメン1
8そのものである。
8の第6の実施例から外周のゴムチューブ22を取り除
いたものである。したがって、操作ワイヤ挿通用ルーメ
ン14を通じて送気、送水等を行うと、湾曲部3の各切
り込み21の操作ワイヤ挿通用ルーメン14の開口部か
ら側方に向けて、広い範囲に気体や液体を送り出して散
布することができる。その他の部分は図8の第6の実施
例と同じであり、マルチルーメンチューブ1自体が先端
部本体を形成している。
図8の第6の実施例のワイヤ挿通孔24を塞いだもので
ある。このように構成することによって、操作ワイヤ挿
通用ルーメン14を通じて流体を送り込むと、外周のゴ
ムチューブ22をバルーン状に膨らませることができ
る。
おり、操作ワイヤ挿通用ルーメン14と内蔵物挿通用ル
ーメン16とを同じルーメンで兼用して、その一つのル
ーメン内に、湾曲操作ワイヤ13とイメージガイドファ
イババンドル9、又は湾曲操作ワイヤ13とライトガイ
ドファイババンドル31を挿通したものである。このよ
うに構成すると、マルチルーメンチューブ1の製造が容
易である。
ことにより、間隔をあけて略同じ向きに複数配列された
切り込み幅が狭くなる方向にマルチルーメンチューブが
弾性変形するので、湾曲部を全体的に滑らかに湾曲させ
ることができ、しかも切り込みが操作ワイヤ挿通用ルー
メンを側方から切断するように形成されているので、操
作ワイヤを軽く牽引するだけで湾曲部を湾曲させること
ができ、非常に操作性がよい。
立したルーメン内に挿通されるので、潰れにくくて耐久
性がよい。そして、送気、送水及び吸引なども行うこと
ができる。
ーブを採用したことにより非常に細い湾曲部を形成する
ことも可能となり、血管内や胆管内或いは膵管内等のよ
うな細い管腔内での使用が可能となる。また、構造が全
体に柔軟なので、体腔内で湾曲方向を誤操作をしても体
腔粘膜を傷つけずに済む等の効果もある。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】外周部近傍において軸方向に貫通して穿設
された操作ワイヤ挿通用ルーメンと他の内蔵物を挿通す
るために軸方向に貫通して穿設された少なくとも一つの
内蔵物挿通用ルーメンとが形成された弾力性のある材料
からなるマルチルーメンチューブを湾曲部材とした内視
鏡の湾曲部において、 上記マルチルーメンチューブに、上記操作ワイヤ挿通用
ルーメンを略垂直に切断するように外周側から切り込ま
れた外側に向かって漸次幅が広がる形状の切り込みを、
軸方向に間隔をあけて略同じ向きに複数配列したことを
特徴とする内視鏡の湾曲部。 - 【請求項2】上記切り込みによって切り欠かれないルー
メンが上記マルチルーメンチューブに設けられていて、
そのルーメンが処置具挿通用チャンネルとして用いられ
る請求項1記載の内視鏡の湾曲部。 - 【請求項3】上記操作ワイヤ挿通用ルーメンが、流体を
送り出すための流路として兼用されている請求項1又は
2記載の内視鏡の湾曲部。 - 【請求項4】上記マルチルーメンチューブの外周に、上
記複数の切り込み全てを覆うように弾力性のある被覆チ
ューブが被覆されている請求項1、2又は3記載の内視
鏡の湾曲部。 - 【請求項5】上記切り込みに連通するルーメンを介して
上記被覆チューブ内に流体を送り込むことにより上記被
覆チューブを膨らませることができる請求項4記載の内
視鏡の湾曲部。 - 【請求項6】上記操作ワイヤ挿通用ルーメンと内蔵物挿
通用ルーメンとが同じルーメンによって兼用されている
請求項1記載の内視鏡の湾曲部。
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- 1994-09-27 JP JP23092594A patent/JP3554371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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