JPH089410A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH089410A
JPH089410A JP6134341A JP13434194A JPH089410A JP H089410 A JPH089410 A JP H089410A JP 6134341 A JP6134341 A JP 6134341A JP 13434194 A JP13434194 A JP 13434194A JP H089410 A JPH089410 A JP H089410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
image pickup
color
output
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6134341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3658012B2 (ja
Inventor
Tsutomu Fukatsu
勉 普勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP13434194A priority Critical patent/JP3658012B2/ja
Publication of JPH089410A publication Critical patent/JPH089410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3658012B2 publication Critical patent/JP3658012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色信号を得るマトリクス演算手段を有したビ
デオカメラ等の撮像装置において、正確な色信号が得ら
れるようにし、色再現性を向上させる。 【構成】 CCD3からの撮像信号をディジタル化して
ディジタル信号処理回路11に入力し、輝度成分信号と
色差成分信号を得る。またそれらの信号をマトリクス演
算手段12に入力し、色分離処理を行って三原色の色信
号を生成する。その際、マトリクス演算手段12からの
二つの色差信号を積分器70により積分し、その積分出
力に基づいてマトリクス演算手段12におけるマトリク
ス係数を可変させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色信号を得るマトリク
ス演算手段を有したビデオカメラ等の撮像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学レンズ系と撮像部間の撮
像素子上に異なる色光を透過させる色フィルタを2次元
幾何学状に順次配し、被写体像を光学レンズ系により上
記撮像素子上に結像させてカラー映像信号を得るように
したビデオカメラ等が知られている。
【0003】また、上記色フィルタの配列としては、補
色と原色(マゼンタMg,グリーンG,シアンCy,イ
エローYe)をモザイク上に配列したものが知られてい
る。
【0004】このような補色モザイクのカラーフィルタ
が前面に配された撮像素子を有するビデオカメラ等の撮
像装置においては、撮像素子を以下のように制御するこ
とによって、上述の各色フィルタから得られる所定の撮
像(画素)出力を加算処理して読み出させている。
【0005】すなわち、偶数フィールドにおいては、垂
直方向に隣接したn列とn+1列、及びn+2列とn+
3列の画素出力を各行ごとに各々加算して読み出し、奇
数フィールドにおいては、偶数フィールドとは一列ずら
してn+1列とn+2列、及びn+3列とn+4列の画
素出力を各行ごとに各々加算して読み出す。
【0006】これによって、偶数フィールドの n列 m行では WB=Mg+Cy=R+G+2Bが得られ、 n列m+1行では GR=G+Ye=2G+R、 n+1列 m行では GB=G+Cy=2G+B、 n+1列m+1行では WR=Mg+Ye=2R+G+Bが得られる。
【0007】一方、奇数フィールドの n列 m行では GB=G+Cy=2G+B、 n列m+1行では WR=Mg+Ye=2R+G+B、 n+1列 m行では WB=Cy+Mg=R+G+2B、 n+1列m+1行では GR=G+Ye=2G+Rが得られる。
【0008】更に、上記撮像素子より後段に設けられた
信号処理回路により、上述の4種類の撮像素子の出力信
号を加減算することによって以下の輝度成分信号及び色
差成分信号を得る。
【0009】 輝度成分信号 y=WB+GRまたはWR+GB 色差成分信号cr=WR−GB,cb=WB−GR また従来の撮像装置においては、上記撮像信号からテレ
ビジョン信号を生成する場合、上述の処理で得られた輝
度成分信号及び色差成分信号をテレビジョン信号を生成
する過程で輝度信号及び色差信号として利用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の撮像装置にあっては、テレビジョン信号規
格で定められている信号組成とは異なった色差成分信号
を色差信号として利用しているため、正確な色信号が得
られず、色再現性が劣化するという問題点があった。
【0011】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、正確な色信号を得ることができ、色再
現性が良好な撮像装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、次
のように構成したものである。
【0013】(1)被写体からの撮像光を光電変換する
撮像手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色
差成分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度
成分信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマ
トリクス演算手段とを備え、前記マトリクス演算手段に
おけるマトリクス係数を、複数の異なる撮影条件で撮影
した時の前記撮像手段の出力に基づいて設定するように
した。
【0014】(2)被写体からの撮像光を光電変換する
撮像手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色
差成分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度
成分信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマ
トリクス演算手段と、被写体の撮像信号から得られた二
つの色差信号を積分する積分手段と、この積分手段の出
力に基づいて前記マトリクス演算手段におけるマトリク
ス係数を可変させる制御手段とを備えた。
【0015】(3)被写体からの撮像光を光電変換する
撮像手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色
差成分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度
成分信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマ
トリクス演算手段と、被写体の原色信号が存在する領域
を検出する検出手段と、検出された原色信号の存在する
領域及びのその領域に該当する前記マトリクス演算手段
の色分離出力に基づいて該マトリクス演算手段における
マトリクス係数を可変させる制御手段とを備えた。
【0016】
【作用】本発明の撮像装置においては、色分離処理を行
うマトリクス演算手段におけるマトリクス係数が被写体
に応じて可変され、正確な色信号が得られ、色再現性が
良好となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、ビデオカメラに適用した場合の電気的回路
構成を示している。本実施例は、前述のようにして得ら
れた輝度成分信号及び色差成分信号を所定の色分離マト
リクス係数を用いてマトリクス演算を行うことにより色
信号を生成し、この色信号に基づいて色差信号を形成す
るものである。
【0018】被写体からの撮像光は、レンズ1及びアイ
リス2等から構成される光学系を通過して、前述のフィ
ルタを配した撮像手段であるCCD3等の撮像素子の受
光面に結像し、ここで電気信号に光電変換される。ま
た、上記レンズ1,アイリス2,CCD3は、各々レン
ズ駆動手段4,絞り駆動手段5,CCD駆動回路6によ
ってそれぞれ駆動されるようになっている。
【0019】上記CCD3から出力された撮像信号は、
相関2重サンプル回路(CDS)7でノイズを抑圧さ
れ、AGC回路8にて振幅を調整された後、クランプ回
路9でクランプされ、A/D変換器10によってディジ
タル信号に変換されてディジタル信号処理回路(信号処
理手段)11に供給される。このディジタル信号処理回
路11は、上記の操作により得られたディジタル信号に
基づいて各原色信号R,G,B及び輝度信号Yを生成す
る。
【0020】上記生成された各原色信号は、マトリクス
演算手段12に供給され、ここで色差信号R−Y(=.
7R−.59G−.11G),B−Y(=−.3R−.
59G+.89B)が得られる。この色差信号は、エン
コーダ13に供給され、所定の放送規格の搬送色信号に
変調された後、D/A変換器14によりアナログ信号に
変換され、搬送色信号出力端子15より出力される。
【0021】また、上記ディジタル信号処理回路11か
ら出力された輝度信号は、加算器16によって複合同期
信号を付加された後、D/A変換器17によりアナログ
信号に変換され、輝度信号出力端子18から出力され
る。
【0022】ここで、上述の各回路、手段等はマイクロ
コンピュータ等を用いた制御回路(制御手段)19,タ
イミング制御信号発生回路20,クロック発生手段2
1,22から出力される各種信号により制御、駆動され
るようになっている。
【0023】すなわち、制御回路19は不図示の内蔵プ
ログラム及び上記ディジタル信号処理回路11から得ら
れた輝度成分信号及び色差成分信号に基づいて、マトリ
クス係数信号を信号処理回路11に、利得制御信号AG
C回路8に、レンズ駆動信号をレンズ駆動手段4に、ア
イリス駆動信号をアイリス2の絞り駆動手段5にそれぞ
れ発生、供給する。
【0024】またタイミング制御信号発生回路20は、
CCD撮像信号を読み出すための垂直・水平同期タイミ
ングを表すVD,HDをCCD駆動回路6に、VDを積
分器70に、CCD3から読み出されてCDS処理を施
された信号をクランプするためのクランプ信号clam
pをクランプ回路9に、CCD3から読み出された信号
のフィールド・ライン・画素を識別するための信号pi
x−idを信号処理回路11に、複合同期信号を付加す
るタイミングを表す信号Csyncを輝度信号へ複合同
期信号を付加するための加算器16に、ブランクタイミ
ング信号BLK、カラーバーストタイミング信号BF、
PAL方式の搬送色信号を生成する時のためのライン極
性信号ALT、及び変調方式を指定するための信号N/
Pをエンコーダ13にそれぞれ供給する。
【0025】またクロック発生手段21から出力される
クロックMCLKは、CCD駆動回路6、CDS回路
7、A/D変換器10、信号処理回路11、D/A変換
器14,17、制御回路19、タイミング制御信号発生
回路20、及び積分器70に供給される。クロック発生
器22から出力されるクロックSCは、エンコーダ13
及びD/A変換器14に供給され、PAL方式の変調が
選択された場合にMCLKの代わりに用いられる。
【0026】次に、ディジタル処理回路11の動作につ
いて説明する。このディジタル信号処理回路11は、図
2に示すように、遅延部30と前処理部40とマトリク
ス演算部50、及び後処理部60とから概略構成され、
遅延部30にて所定の画素の撮像信号を抽出した後、前
処理部40にてそれら撮像信号からカメラ輝度信号cy
とカメラ色差信号cry,cbyを生成し、その信号c
y,cry,cbyに基づいてマトリクス演算部50は
RGB信号を生成するようになっている。
【0027】以下、図2を用いて詳細を説明する。
【0028】上記遅延部30は、1画素遅延手段31,
32,33,34,35,36と、(1水平ライン−2
画素)遅延手段37,38から構成されており、各遅延
手段31,32,37,33,34,38,35,36
が直列に接続されている。したがって、各々の遅延手段
からの出力は、遅延手段33の出力を中心とした3*3
の正方格子上の各点に相当する信号となり、遅延手段3
3の出力に対し、撮像画面上 遅延手段31の入力は1垂直画素右で且つ 1水平ライン下、 遅延手段31の出力は同一垂直ライン上で且つ 1水平ライン下、 遅延手段32の出力は1垂直画素左で且つ 1水平ライン下、 遅延手段37の出力は1垂直画素右で且つ 同一ライン上、 遅延手段34の出力は1垂直画素左で且つ 同一ライン上、 遅延手段38の出力は1垂直画素右で且つ 1水平ライン上、 遅延手段35の出力は同一垂直ライン上且つ 1水平ライン上、 遅延手段36の出力は垂直1画素左で且つ 1水平ライン上、 そして、(遅延手段31の入力、遅延手段32の出力、
遅延手段38の出力、遅延手段36の出力)、(遅延手
段31の出力、遅延手段35の出力)、(遅延手段37
の出力、遅延手段34の出力)、(遅延手段33の出
力)の各出力グループには、前述のCCD3の4種の出
力信号WB,WR,GR,GBのいずれかが必ず全種類
出力されている。また、上記各画素出力は、上記前処理
部40に供給され、ここでカメラ輝度成分信号cy及び
カメラ色差成分信号cry,cbyが生成される。
【0029】すなわち、この前処理部40は、加算平均
回路41,42,43、切換え回路44、平滑化回路4
5、及び減算器46,47より構成されており、平滑化
回路45には遅延手段37,33,34の出力が供給さ
れ、カメラ輝度成分信号cyが生成される。
【0030】また上記加算平均回路41,42,43に
は、(遅延手段31の入力、遅延手段32の出力、遅延
手段38の出力、遅延手段36の出力)、(遅延手段3
1の出力、遅延手段35の出力)、(遅延手段37の出
力、遅延手段34の出力)の各出力グループが供給さ
れ、その出力は遅延手段33の出力とともに切換え回路
44に供給されている。この切換え回路44には、フィ
ールド・ライン・画素順次シーケンスを表す信号pix
−idが供給され、これにより切換え回路44の出力端
子には常時WB,WR,GR,GBが出力されてい
る、。
【0031】上記切換え回路44の出力から得られたW
B,WR,GR,GBの信号は減算器46,47に供給
され、WR−GB,WB−GRの演算が行われ、カメラ
色差成分信号cry,cbyが出力される。この減算器
46,47から出力されたカメラ色差成分信号cry,
cby及び平滑化回路45から出力されたカメラ輝度成
分信号cyはマトリクス演算部50に供給され、所定の
色分離マトリクス演算が行われる。
【0032】マトリクス演算部50は、複数の乗算器5
1〜59、加算器5a,5b,5cから構成されてお
り、各乗算器のマトリクス係数は制御回路19から供給
されるマトリクス係数信号mat−coefに基づいて
設定され、上記の各信号cy,cry,cbyにマトリ
クス演算を施して原色信号R,G,Bを生成する。この
原色信号は、γ・ニー処理回路60,61,62からな
る後処理部60にて処理され、出力端子64,65,6
6からそれぞれ出力される。
【0033】また、上記カメラ輝度成分信号cyより広
帯域の輝度信号Yが生成されるが、これは、上記遅延部
30の遅延手段33の出力ccが輝度信号抽出用のフィ
ルタ80を介してγ・ニー処理回路81に供給されるこ
とにより生成される。そして、この輝度信号Yは出力端
子82より出力される。
【0034】次に、上記マトリクス演算部50で使用さ
れるマトリクス係数の生成方法について述べる。
【0035】上記それぞれ色分離した後のRGB出力が (X,0,0),(0,Y,0),(0,0,Z) のようになるようにしたい被写体像を撮像し、その結
果、CCD3からWB,WR,GR,GBの4信号の値
としてそれぞれ次の信号 sigx=(WBx,WRx,GRx,GBx),sigy=(WBy,WRy,GRy,GBy),sigz=(WBz,WRz,GRz,GBz) が得られた時、色分離マトリクスA=[βi αij](i=
0,1,2 、j=0,1,2)は以下のように定められる。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、 (k0,k1,k2)=(X,0,0) (i=0) (0,Y,0) (i=1) (0,0,Z) (i=2) x0=WBx+GRx または WRx+GBx y0=WBy+GRy または WRy+GBy z0=WBz+GRz または WRz+GBz x1=WRx−GBx y1=WRy−GBy z1=WRz−GBz x2=WBx−GRx y2=WBy−GRy z2=WBz−GRz である。
【0038】そして制御回路19は、上述の手法で算出
されたマトリクス係数をマトリクス演算部50に設定
し、色分離処理を実行する。
【0039】また本実施例における前記制御回路19
は、上述のようにして得られたマトリクス係数α0,α
1を異なる色温度k0,k1において求め、内部の記憶
手段に保持しておき、撮影時の環境により次の式からマ
トリクス係数を設定し、信号処理部11に設定する。
【0040】αij=kα0ij+(1−k)α1ij 次に、上式におけるマトリクス混合係数kの決定方法に
ついて述べる。
【0041】図1のマトリクス演算手段12から出力さ
れた色差信号ry,byは、積分器70に入力されてお
り、その演算出力wbvalは制御回路19へ供給され
ている。図3に積分器70の構成例を示す。
【0042】上記積分器70への色差信号は、まず加算
器71に入力される。この加算器71の出力端子は加算
器72の一方の入力端子に接続されており、加算器72
の出力は、MCLKをクロックとし、VDをリセット信
号とするラッチ回路73に供給されている。またラッチ
回路73の出力は、VDをクロックとするラッチ回路7
4に供給されている。これによって、ラッチ回路74か
らは1フィールド区間の色差信号の積分値が制御回路1
9に供給される。そして制御回路19は、その積分器7
0の出力に応じてマトリクス係数kを可変させる。
【0043】このように、本実施例においては、撮像出
力を色分離マトリクスに基づいて各原色信号に色分離
し、この原色信号に基づいて本来の色差信号を得るよう
に構成し、更に、上記色分離マトリクスは、各色の被写
体を予め撮影して最適な色信号を得られるように設定さ
れたものであるため、極めて正確な色信号を得ることが
でき、良好な色再現性を実現することができる。
【0044】また、本実施例においては、撮影条件に応
じて上記色分離マトリクス係数を適宜補正することによ
って、色温度の影響を受けることなく正確な色信号を得
ることができ、これによっても良好な色再現性を実現す
ることができる。
【0045】図4は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図であり、また図5はそのディジタル信号処理回
路11の具体的構成を示す図である。これらの図におい
て、図1,図2と同一符号は同一構成部分を示してい
る。
【0046】前述の実施例では色差信号を積分する積分
器70を設け、この積分器70の出力に基づいてマトリ
クス演算手段12におけるマトリクス係数を制御回路1
9により可変させるようにしたが、本実施例では、被写
体の原色信号が存在する領域を検出する原色信号検出器
(検出手段)90を設け、検出された原色信号の存在す
る領域及びその領域に該当するマトリクス演算手段12
の色分離出力に基づいて該マトリクス演算手段12にお
けるマトリクス係数を可変させるようにしている。
【0047】すなわち、制御回路19内には予めR,
G,Bの3原色で他の色成分の混入がないように色分離
したい映像のWB,WR,GR,GB信号の比の許容値
が記憶されており、信号PRMCLRSとして信号処理
回路11に入力されている。この信号PRMCLRS
は、該信号処理回路11内の原色信号検出器90に入力
され、検出器90には他に切換え回路44より出力され
たWB,WR,GR,GB信号が入力されている。図6
にこの原色信号検出器90の具体的構成を示す。
【0048】前述のCCD出力の4種類の信号は、その
うち1つの信号で除されることにより正規化され、信号
比の信号として除算器から出力される。図6の例では、
WB信号が除数として、他の3種類の信号が比除数とし
て除算器90,91,92に入力されており、これによ
ってCCD出力のWB:WR:GR:GB=1:X:
Y:Zの比が算出される。この除算器で算出された信号
レベル比は、レンジ内検出器93,94,95,96,
97,98,99,100,101に1入力として供給
されている。
【0049】上記レンジ内検出器は、入力された信号レ
ベル比があるレンジ内の値か否かを検出する機能を有し
ており、そのレンジとして上、下限となる値の入力端子
を有している。この上、下限値の入力端子には、上記制
御回路19に予め記憶された原色信号に色分離する時の
CCD出力信号の比が供給されている。また、レンジ内
検出器93,94,95の出力がアンドゲート102
に、検出器96,97,98の出力がアンドゲート10
3に、供給器99,100,101の出力がアンドゲー
ト104にそれぞれ入力され、これらのアンドゲート1
02,103,104の出力が上記制御回路19に供給
されている。そして、制御回路19は、上記アンドゲー
ト出力が原色信号を検出した時の信号処理回路11の
R,G,B出力をR,G,B原色信号の他の成分が小さ
くなるようにマトリクス係数kを可変させる。
【0050】このような構成としても、前述の実施例と
同等の作用効果が得られ、正確な色信号を得ることがで
き、被写体の原色部分の彩度が向上し、良好な色再現性
を実現させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色分離処理を行うマトリクス演算手段におけるマトリク
ス係数を被写体に応じて可変するようにしたので、正確
な色信号を得ることができ、良好な色再現性が得られる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】 図1のディジタル信号処理回路の具体的構成
を示すブロック図
【図3】 図1の積分器の具体的構成を示すブロック図
【図4】 本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
【図5】 図4のディジタル信号処理回路の具体的構成
を示すブロック図
【図6】 図5の原色信号検出器の具体的構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
3 CCD(撮像手段) 11 ディジタル信号処理回路(信号処理手段) 12 マトリクス演算手段 19 制御回路(制御手段) 70 積分器(積分手段) 71 原色信号検出器(検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの撮像光を光電変換する撮像
    手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色差成
    分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度成分
    信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマトリ
    クス演算手段とを備え、前記マトリクス演算手段におけ
    るマトリクス係数を、複数の異なる撮影条件で撮影した
    時の前記撮像手段の出力に基づいて設定することを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの撮像光を光電変換する撮像
    手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色差成
    分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度成分
    信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマトリ
    クス演算手段と、被写体の撮像信号から得られた二つの
    色差信号を積分する積分手段と、この積分手段の出力に
    基づいて前記マトリクス演算手段におけるマトリクス係
    数を可変させる制御手段とを備えたことを特徴とする撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 被写体からの撮像光を光電変換する撮像
    手段と、この撮像手段の出力から輝度成分信号と色差成
    分信号を生成する信号処理手段と、生成された輝度成分
    信号と色差成分信号から色信号を生成するためのマトリ
    クス演算手段と、被写体の原色信号が存在する領域を検
    出する検出手段と、検出された原色信号の存在する領域
    及びのその領域に該当する前記マトリクス演算手段の色
    分離出力に基づいて該マトリクス演算手段におけるマト
    リクス係数を可変させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする撮像装置。
JP13434194A 1994-06-16 1994-06-16 撮像装置 Expired - Fee Related JP3658012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13434194A JP3658012B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13434194A JP3658012B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH089410A true JPH089410A (ja) 1996-01-12
JP3658012B2 JP3658012B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=15126092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13434194A Expired - Fee Related JP3658012B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3658012B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7239744B2 (en) 2001-10-18 2007-07-03 Seiko Epson Corporation Color conversion method, color conversion apparatus, color conversion matrix generation method and color conversion matrix generation program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090197948A1 (en) 2006-05-23 2009-08-06 Shiseido Co., Ltd. Skin External Preparation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7239744B2 (en) 2001-10-18 2007-07-03 Seiko Epson Corporation Color conversion method, color conversion apparatus, color conversion matrix generation method and color conversion matrix generation program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3658012B2 (ja) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3242515B2 (ja) 撮像装置
US5077810A (en) Distributed digital signal processing system using standard resolution processors for a high resolution sensor
JPH0823543A (ja) 撮像装置
KR930002120B1 (ko) 촬상장치의 디지탈신호 처리장치
JPH04170882A (ja) ディジタル・カメラ信号処理装置
JPH0884348A (ja) 撮像装置
US6690418B1 (en) Image sensing apparatus image signal controller and method
JP3658012B2 (ja) 撮像装置
JP3576600B2 (ja) カラー撮像装置
JP2557620B2 (ja) 撮像装置
US5517240A (en) Image pickup apparatus including matrix computing process which uses coefficients from image pick-up output of solid state imager to generate primary color components
JP3525445B2 (ja) ディジタル信号処理カメラ
JPH11177997A (ja) 相関値算出回路およびその算出方法
JP2698404B2 (ja) 輝度信号処理装置
JP2751248B2 (ja) 固体撮像装置の信号処理回路
JPH06141337A (ja) ディジタル信号処理カメラ
JPH06125565A (ja) 固体撮像装置
JP3422027B2 (ja) カラーカメラ及びその信号処理回路における輝度バランス回路
JP4214558B2 (ja) 撮像装置
JP4137654B2 (ja) 輪郭信号生成装置および方法
JP3147056B2 (ja) 撮像装置
JPH07203464A (ja) 撮像装置
JPS59201595A (ja) 撮像機
JPS60149286A (ja) カラ−固体撮像装置
JPS6342478B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080318

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110318

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120318

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130318

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees