JPH0894060A - 電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法 - Google Patents
電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法Info
- Publication number
- JPH0894060A JPH0894060A JP23360394A JP23360394A JPH0894060A JP H0894060 A JPH0894060 A JP H0894060A JP 23360394 A JP23360394 A JP 23360394A JP 23360394 A JP23360394 A JP 23360394A JP H0894060 A JPH0894060 A JP H0894060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- layer
- melted
- furnace
- molten salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な検出装置を必要とせずに比較的精度の
高い測定を行えると共に、取扱性や安全性等にも優れた
溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法を提供するにあ
る。 【構成】 炉本体1内に投入した飛灰等の被溶融物8
を、炉本体1の天井壁1bから昇降自在に垂下させた複
数本の電極2に電圧をかけることによって溶融し、炉内
に炉底から溶融スラグ層7a及び溶融塩層7bを夫々形
成するようにした電気抵抗式溶融炉に於いて、少なくと
も一本の電極2外周面を昇降自在な絶縁材製の電極カバ
ー5で摺動自在に覆い、前記電極2を溶融スラグ層7a
及び溶融塩層7b内へ一定長さだけ浸漬させた後、該電
極2に電圧をかけつつ電極カバー5を昇降動させ、該電
極カバー5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値
の変化を測定することにより、溶融スラグ層7aと溶融
塩層7bの境界を検出する。
高い測定を行えると共に、取扱性や安全性等にも優れた
溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法を提供するにあ
る。 【構成】 炉本体1内に投入した飛灰等の被溶融物8
を、炉本体1の天井壁1bから昇降自在に垂下させた複
数本の電極2に電圧をかけることによって溶融し、炉内
に炉底から溶融スラグ層7a及び溶融塩層7bを夫々形
成するようにした電気抵抗式溶融炉に於いて、少なくと
も一本の電極2外周面を昇降自在な絶縁材製の電極カバ
ー5で摺動自在に覆い、前記電極2を溶融スラグ層7a
及び溶融塩層7b内へ一定長さだけ浸漬させた後、該電
極2に電圧をかけつつ電極カバー5を昇降動させ、該電
極カバー5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値
の変化を測定することにより、溶融スラグ層7aと溶融
塩層7bの境界を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみや産業廃棄物
等を焼却処理した際に発生する飛灰や焼却灰等の被溶融
物を溶融処理する為の電気抵抗式溶融炉に於ける溶融ス
ラグ層と溶融塩層の境界検出方法に関するものである。
等を焼却処理した際に発生する飛灰や焼却灰等の被溶融
物を溶融処理する為の電気抵抗式溶融炉に於ける溶融ス
ラグ層と溶融塩層の境界検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市ごみや産業廃棄物等を焼却
処理した際に発生する飛灰等の被溶融物は、その多くが
埋め立て処理されている。しかし、埋め立て地の確保が
年々困難になりつつあり、被溶融物の有効利用や減容化
が要請されている。又、飛灰は、特別管理廃棄物に指定
され、最終処分を行う為には中間処理によって無害化せ
ねばならなくなった。
処理した際に発生する飛灰等の被溶融物は、その多くが
埋め立て処理されている。しかし、埋め立て地の確保が
年々困難になりつつあり、被溶融物の有効利用や減容化
が要請されている。又、飛灰は、特別管理廃棄物に指定
され、最終処分を行う為には中間処理によって無害化せ
ねばならなくなった。
【0003】そこで、近年、これらの問題を解決する方
法として、飛灰等の被溶融物を電気抵抗式溶融炉等を用
いて溶融処理することが行われている。電気抵抗式溶融
炉により被溶融物を溶融してスラグ化すると、容積が大
幅に減容すると共に、物理的・化学的に安定した物質に
なり、且つ骨材や路盤材等への有効利用が可能となる。
又、電気抵抗式溶融炉が多く利用されているのは、溶融
物をスラグと溶融塩に分離できる為、スラグの有効利用
を図る上で極めて有利となるからである。
法として、飛灰等の被溶融物を電気抵抗式溶融炉等を用
いて溶融処理することが行われている。電気抵抗式溶融
炉により被溶融物を溶融してスラグ化すると、容積が大
幅に減容すると共に、物理的・化学的に安定した物質に
なり、且つ骨材や路盤材等への有効利用が可能となる。
又、電気抵抗式溶融炉が多く利用されているのは、溶融
物をスラグと溶融塩に分離できる為、スラグの有効利用
を図る上で極めて有利となるからである。
【0004】図3は飛灰等の被溶融物の溶融処理に利用
される電気抵抗式溶融炉の概略縦断面図であり、当該溶
融炉は、供給口10a、排ガス出口10b及び出湯口
(図示省略)を夫々形成した炉本体10と、炉本体10
の天井壁から炉内に昇降自在に垂下させた複数本の電極
11等から構成されている。
される電気抵抗式溶融炉の概略縦断面図であり、当該溶
融炉は、供給口10a、排ガス出口10b及び出湯口
(図示省略)を夫々形成した炉本体10と、炉本体10
の天井壁から炉内に昇降自在に垂下させた複数本の電極
11等から構成されている。
【0005】而して、供給口10aから炉内に投入され
た飛灰等の被溶融物12は、電極11に電圧をかけて電
極11間の被溶融物12に電流を流すことによって、被
溶融物12自身のジュール熱により加熱され、順次溶融
されて行く。又、飛灰等の被溶融物12が溶融すると、
これは多種類の成分から成っている為、炉内には比重の
差により炉底から溶融スラグ層13及び溶融塩層14が
夫々形成される。尚、溶融スラグ及び溶融塩は、炉本体
の周壁に形成した溶融スラグ出湯口(図示省略)及び溶
融塩出湯口(図示省略)から両者を分離した状態で抜き
出されている。
た飛灰等の被溶融物12は、電極11に電圧をかけて電
極11間の被溶融物12に電流を流すことによって、被
溶融物12自身のジュール熱により加熱され、順次溶融
されて行く。又、飛灰等の被溶融物12が溶融すると、
これは多種類の成分から成っている為、炉内には比重の
差により炉底から溶融スラグ層13及び溶融塩層14が
夫々形成される。尚、溶融スラグ及び溶融塩は、炉本体
の周壁に形成した溶融スラグ出湯口(図示省略)及び溶
融塩出湯口(図示省略)から両者を分離した状態で抜き
出されている。
【0006】下記の表1は溶融スラグと溶融塩の組成の
一例を表したものである。
一例を表したものである。
【0007】
【表1】
【0008】表1に示すように、溶融スラグの主成分と
溶融塩の主成分とは、明らかに異なって居り、両者はそ
の組成により物理的な性質も大きく異なっている。例え
ば溶融スラグの電気抵抗は2〜10Ω・cmであり、溶
融塩の電気抵抗は0.2〜0.6Ω・cmである。又、
溶融スラグの真比重は2.7〜2.9であり、溶融塩の
真比重は2.2〜2.3である。更に、溶融スラグの融
点や沸点は溶融塩よりも高くなっている。
溶融塩の主成分とは、明らかに異なって居り、両者はそ
の組成により物理的な性質も大きく異なっている。例え
ば溶融スラグの電気抵抗は2〜10Ω・cmであり、溶
融塩の電気抵抗は0.2〜0.6Ω・cmである。又、
溶融スラグの真比重は2.7〜2.9であり、溶融塩の
真比重は2.2〜2.3である。更に、溶融スラグの融
点や沸点は溶融塩よりも高くなっている。
【0009】このように、溶融塩は溶融スラグに比較し
て電気抵抗が小さく、電流が流れ易くなっている。又、
溶融塩は溶融スラグに比較して融点や沸点が低くなって
いる。その為、前記電気抵抗式溶融炉に於いては、溶融
塩の加熱に使用される熱は結果として塩の揮散を促進す
ることになる。その結果、電気入力が溶融塩の揮散に消
費されて処理量が低下すると共に、排ガス出口から排出
される揮散物を回収処理する必要が生じる等の問題が発
生する。
て電気抵抗が小さく、電流が流れ易くなっている。又、
溶融塩は溶融スラグに比較して融点や沸点が低くなって
いる。その為、前記電気抵抗式溶融炉に於いては、溶融
塩の加熱に使用される熱は結果として塩の揮散を促進す
ることになる。その結果、電気入力が溶融塩の揮散に消
費されて処理量が低下すると共に、排ガス出口から排出
される揮散物を回収処理する必要が生じる等の問題が発
生する。
【0010】これらの問題を解決する手段として、溶融
塩が炉内に層を形成しないように溶融塩を適時に抜き出
す必要がある。その為には炉内の溶融スラグ層と溶融塩
層の境界を知る必要がある。
塩が炉内に層を形成しないように溶融塩を適時に抜き出
す必要がある。その為には炉内の溶融スラグ層と溶融塩
層の境界を知る必要がある。
【0011】従来、電気抵抗式溶融炉に於ける溶融スラ
グ層と溶融塩層の境界を検出する方法としては、下記の
〜の方法が知られている。 溶融炉全体の重量を測定して内容物の量を計測する
方法。 炉内に溶融用の電極とは別個に検出用の電極を配設
し、該電極を溶融物中に挿入して電気抵抗値を測定する
方法。 放射線式レベル計で測定する方法。
グ層と溶融塩層の境界を検出する方法としては、下記の
〜の方法が知られている。 溶融炉全体の重量を測定して内容物の量を計測する
方法。 炉内に溶融用の電極とは別個に検出用の電極を配設
し、該電極を溶融物中に挿入して電気抵抗値を測定する
方法。 放射線式レベル計で測定する方法。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記の方
法では、分離した溶融スラグ層と溶融塩層の比重差が小
さいと、誤差が大きくなり、正確な測定を行えない。
又、排ガスダクト及び供給シュート等と炉本体とをフレ
キシブルなジョイントにより接続せねばならず、設備が
複雑化する。の方法では、電極の寿命が短く(連続使
用で10時間程度の耐用)、電極の交換等に手数と費用
を要する。又、電極は経時的に消耗する為、測定時の電
極長さは定かでなく、正確な測定を行えない。の方法
では、放射線を取り扱う為に官庁への届出や取扱主任者
が必要になり、取扱性に劣る等、様々な問題がある。
法では、分離した溶融スラグ層と溶融塩層の比重差が小
さいと、誤差が大きくなり、正確な測定を行えない。
又、排ガスダクト及び供給シュート等と炉本体とをフレ
キシブルなジョイントにより接続せねばならず、設備が
複雑化する。の方法では、電極の寿命が短く(連続使
用で10時間程度の耐用)、電極の交換等に手数と費用
を要する。又、電極は経時的に消耗する為、測定時の電
極長さは定かでなく、正確な測定を行えない。の方法
では、放射線を取り扱う為に官庁への届出や取扱主任者
が必要になり、取扱性に劣る等、様々な問題がある。
【0013】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、特別な検出装置を必要とせずに比較的
精度の高い測定を行えると共に、取扱性や安全性等に優
れた電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境
界検出方法を提供するにある。
れたものであり、特別な検出装置を必要とせずに比較的
精度の高い測定を行えると共に、取扱性や安全性等に優
れた電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境
界検出方法を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法
は、炉本体内に投入した飛灰等の被溶融物を、炉本体の
天井壁から昇降自在に垂下させた複数本の電極に電圧を
かけることによって溶融し、炉内に炉底から溶融スラグ
層及び溶融塩層を夫々形成するようにした電気抵抗式溶
融炉に於いて、少なくとも一本の電極外周面を昇降自在
な絶縁材製の電極カバーで摺動自在に覆い、前記電極を
溶融スラグ層及び溶融塩層内へ一定長さだけ浸漬させた
後、該電極に電圧をかけつつ電極カバーを昇降動させ、
該電極カバーの炉内への挿入長さと電極に流れる電流値
の変化を測定することにより、溶融スラグ層と溶融塩層
の境界を検出するようにしたものである。
に、本発明の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法
は、炉本体内に投入した飛灰等の被溶融物を、炉本体の
天井壁から昇降自在に垂下させた複数本の電極に電圧を
かけることによって溶融し、炉内に炉底から溶融スラグ
層及び溶融塩層を夫々形成するようにした電気抵抗式溶
融炉に於いて、少なくとも一本の電極外周面を昇降自在
な絶縁材製の電極カバーで摺動自在に覆い、前記電極を
溶融スラグ層及び溶融塩層内へ一定長さだけ浸漬させた
後、該電極に電圧をかけつつ電極カバーを昇降動させ、
該電極カバーの炉内への挿入長さと電極に流れる電流値
の変化を測定することにより、溶融スラグ層と溶融塩層
の境界を検出するようにしたものである。
【0015】
【作用】電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層
の境界検出時には、電極を溶融スラグ層及び溶融塩層内
へ一定長さだけ浸漬し、該電極に電圧をかけつつ電極カ
バーを上昇位置から徐々に下降させ、電極カバーの炉内
への挿入長さと電極に流れる電流値を連続して測定す
る。電極カバーを下降させるに従って電気抵抗が大きく
なり、電極に流れる電流値が漸次低下する。そして、電
極カバーが下降してその下端が溶融塩層から溶融スラグ
層にかかると、電気抵抗値の増加率が急に緩やかにな
る。従って、連続して検出している電極カバーの挿入長
さと電極に流れる電流値の変化を求めることで、溶融ス
ラグ層と溶融塩層の境界を検出することができる。
の境界検出時には、電極を溶融スラグ層及び溶融塩層内
へ一定長さだけ浸漬し、該電極に電圧をかけつつ電極カ
バーを上昇位置から徐々に下降させ、電極カバーの炉内
への挿入長さと電極に流れる電流値を連続して測定す
る。電極カバーを下降させるに従って電気抵抗が大きく
なり、電極に流れる電流値が漸次低下する。そして、電
極カバーが下降してその下端が溶融塩層から溶融スラグ
層にかかると、電気抵抗値の増加率が急に緩やかにな
る。従って、連続して検出している電極カバーの挿入長
さと電極に流れる電流値の変化を求めることで、溶融ス
ラグ層と溶融塩層の境界を検出することができる。
【0016】この方法によれば、溶融スラグ層と溶融塩
層の比重差や電極の消耗に関係なく、溶融スラグ層と溶
融塩層の境界を比較的正確に検出することができる。
又、溶融用の電極が境界検出用の電極を共用している
為、設備としては電極カバーとその昇降装置を溶融炉に
付加するだけで良く、維持管理も簡単且つ容易である。
更に、放射線等を使用することもなく、取扱性や安全性
にも極めて優れている。
層の比重差や電極の消耗に関係なく、溶融スラグ層と溶
融塩層の境界を比較的正確に検出することができる。
又、溶融用の電極が境界検出用の電極を共用している
為、設備としては電極カバーとその昇降装置を溶融炉に
付加するだけで良く、維持管理も簡単且つ容易である。
更に、放射線等を使用することもなく、取扱性や安全性
にも極めて優れている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の方法を実施する電気抵抗式
溶融炉を示し、1は炉本体、2は電極、3は電極用昇降
装置、4は電源設備、5は電極カバー、6は電極カバー
用昇降装置、7は溶融物層、7aは溶融スラグ層、7b
は溶融塩層、8は被溶融物である。
に説明する。図1は本発明の方法を実施する電気抵抗式
溶融炉を示し、1は炉本体、2は電極、3は電極用昇降
装置、4は電源設備、5は電極カバー、6は電極カバー
用昇降装置、7は溶融物層、7aは溶融スラグ層、7b
は溶融塩層、8は被溶融物である。
【0018】前記炉本体1は、鋼板並びに耐火煉瓦等の
耐火材で形成された周壁1a、天井壁1b及び底壁1c
により円筒箱状に形成されて居り、天井壁1bの周縁部
には炉内へ飛灰等の被溶融物8を投入する為の供給口1
dと、炉内の排ガスを排出する為の排ガス出口1eとが
夫々形成されている。尚、図示していないが、周壁1a
には、溶融スラグを抜き出す為の溶融スラグ出湯口(図
示省略)と、溶融塩を抜き出す為の溶融塩出湯口(図示
省略)とが夫々形成されて居り、各出湯口にはこれらを
適宜に開閉する開閉装置(図示省略)が配設されてい
る。
耐火材で形成された周壁1a、天井壁1b及び底壁1c
により円筒箱状に形成されて居り、天井壁1bの周縁部
には炉内へ飛灰等の被溶融物8を投入する為の供給口1
dと、炉内の排ガスを排出する為の排ガス出口1eとが
夫々形成されている。尚、図示していないが、周壁1a
には、溶融スラグを抜き出す為の溶融スラグ出湯口(図
示省略)と、溶融塩を抜き出す為の溶融塩出湯口(図示
省略)とが夫々形成されて居り、各出湯口にはこれらを
適宜に開閉する開閉装置(図示省略)が配設されてい
る。
【0019】前記電極2には複数本のカーボン電極が使
用されて居り、各電極2は炉本体1の天井壁1b中央部
に挿通状態で且つ昇降自在に配設され、電源設備4に接
続されている。又、各電極2は、夫々独立した電極用昇
降装置3の支持アーム3aによって昇降自在に保持され
て居り、被溶融物8の溶融量や電流量等に応じて溶融物
層7(溶融スラグ層7aと溶融塩層7bから成る)への
浸漬深さを調整できるようになっている。尚、電極2に
流れる電流値は、電流計等によって連続して計測されて
いる。
用されて居り、各電極2は炉本体1の天井壁1b中央部
に挿通状態で且つ昇降自在に配設され、電源設備4に接
続されている。又、各電極2は、夫々独立した電極用昇
降装置3の支持アーム3aによって昇降自在に保持され
て居り、被溶融物8の溶融量や電流量等に応じて溶融物
層7(溶融スラグ層7aと溶融塩層7bから成る)への
浸漬深さを調整できるようになっている。尚、電極2に
流れる電流値は、電流計等によって連続して計測されて
いる。
【0020】前記各電極用昇降装置3は、電極2を保持
する支持アーム3aと、支持アーム3aを昇降自在に案
内するガイド柱(図示省略)と、支持アーム3aをガイ
ド柱に沿って昇降動させる駆動機構(図示省略)等から
構成されている。又、駆動機構は、図示していないが、
支持アーム3aを吊り下げるワイヤと、ワイヤを巻き取
る巻取りドラムと、巻取りドラムを回転駆動させるモー
タ等から成り、巻取りドラムへのワイヤの巻き取り、巻
取りドラムからのワイヤ繰り出しによって、支持アーム
3aをガイド柱に沿って昇降させることができるように
なっている。尚、駆動機構には流体圧シリンダ等を使用
しても良い。
する支持アーム3aと、支持アーム3aを昇降自在に案
内するガイド柱(図示省略)と、支持アーム3aをガイ
ド柱に沿って昇降動させる駆動機構(図示省略)等から
構成されている。又、駆動機構は、図示していないが、
支持アーム3aを吊り下げるワイヤと、ワイヤを巻き取
る巻取りドラムと、巻取りドラムを回転駆動させるモー
タ等から成り、巻取りドラムへのワイヤの巻き取り、巻
取りドラムからのワイヤ繰り出しによって、支持アーム
3aをガイド柱に沿って昇降させることができるように
なっている。尚、駆動機構には流体圧シリンダ等を使用
しても良い。
【0021】前記電極カバー5は、絶縁材(例えばジル
コニア系セラミック等)により円筒状に形成されて居
り、電極2の一本を摺動自在に覆っている。即ち、電極
カバー5は、一本の電極2の外周面に上下方向へ摺動自
在に嵌合されて居り、炉本体1の天井壁1bを貫通して
天井壁1bから上方へ突出している。又、電極カバー5
は、電極カバー用昇降装置6の支持アーム6aによって
昇降自在に保持されて居り、電極2と溶融物層7との接
触面積を漸次変化させ、電極2から溶融物層7へ流れる
電流量を変化させるものである。尚、電極カバー5の昇
降ストロークは、電極カバー5の下端が天井壁1b近傍
に位置する最上昇位置(図1の実線位置)と溶融スラグ
層7a内に浸漬する位置とを取り得るように設定されて
いる。又、電極カバー5の長さは、その下端部が溶融ス
ラグ層7a内に浸漬しても上端部が天井壁1bから上方
へ突出するように設定されている。
コニア系セラミック等)により円筒状に形成されて居
り、電極2の一本を摺動自在に覆っている。即ち、電極
カバー5は、一本の電極2の外周面に上下方向へ摺動自
在に嵌合されて居り、炉本体1の天井壁1bを貫通して
天井壁1bから上方へ突出している。又、電極カバー5
は、電極カバー用昇降装置6の支持アーム6aによって
昇降自在に保持されて居り、電極2と溶融物層7との接
触面積を漸次変化させ、電極2から溶融物層7へ流れる
電流量を変化させるものである。尚、電極カバー5の昇
降ストロークは、電極カバー5の下端が天井壁1b近傍
に位置する最上昇位置(図1の実線位置)と溶融スラグ
層7a内に浸漬する位置とを取り得るように設定されて
いる。又、電極カバー5の長さは、その下端部が溶融ス
ラグ層7a内に浸漬しても上端部が天井壁1bから上方
へ突出するように設定されている。
【0022】前記電極カバー用昇降装置6は、電極用昇
降装置3と同様構造に構成されて居り、電極カバー5を
保持する支持アーム6aと、支持アーム6aを昇降自在
に案内するガイド柱(図示省略)と、支持アーム6aを
ガイド柱に沿って昇降動させる駆動機構(図示省略)等
から構成されている。
降装置3と同様構造に構成されて居り、電極カバー5を
保持する支持アーム6aと、支持アーム6aを昇降自在
に案内するガイド柱(図示省略)と、支持アーム6aを
ガイド柱に沿って昇降動させる駆動機構(図示省略)等
から構成されている。
【0023】そして、前記電極カバー5は、炉内への挿
入長さが連続して測定されるようになっている。即ち、
電極カバー5の炉内への挿入長さは、天井壁1bから上
方へ突出する電極カバー5の突出量を検出したり、或い
は支持アーム6aの位置や電極カバー5の上端部の位置
等を検出したりすることにより測定されている。この測
定には、目視による方法(例えば天井壁1bにスケール
を立設し、電極カバー5の突出量や支持アーム6a等の
位置を目視により読み取る方法)や、昇降用の流体圧シ
リンダのストロークを電気的に検出する方法(例えばポ
テンションメータ、ロータリーエンコーダ)等を利用し
ている。又、電極カバー5の炉内への挿入長さは、電極
カバー5の下端が天井壁1b近傍に位置する最上昇位置
(図1の実線位置)を基準にして測定されている。
入長さが連続して測定されるようになっている。即ち、
電極カバー5の炉内への挿入長さは、天井壁1bから上
方へ突出する電極カバー5の突出量を検出したり、或い
は支持アーム6aの位置や電極カバー5の上端部の位置
等を検出したりすることにより測定されている。この測
定には、目視による方法(例えば天井壁1bにスケール
を立設し、電極カバー5の突出量や支持アーム6a等の
位置を目視により読み取る方法)や、昇降用の流体圧シ
リンダのストロークを電気的に検出する方法(例えばポ
テンションメータ、ロータリーエンコーダ)等を利用し
ている。又、電極カバー5の炉内への挿入長さは、電極
カバー5の下端が天井壁1b近傍に位置する最上昇位置
(図1の実線位置)を基準にして測定されている。
【0024】次に、電気抵抗式溶融炉を用いて飛灰等の
被溶融物8を溶融処理する場合について説明する。
被溶融物8を溶融処理する場合について説明する。
【0025】飛灰等の被溶融物8は、炉本体1の供給口
1dから炉内へ適宜量投入され、電極2間の被溶融物8
に電流を流すことによって、被溶融物8自身のジュール
熱により1400℃位に加熱されて溶融する。このと
き、電極カバー5は、最上昇位置(図1の実線位置)に
ある。
1dから炉内へ適宜量投入され、電極2間の被溶融物8
に電流を流すことによって、被溶融物8自身のジュール
熱により1400℃位に加熱されて溶融する。このと
き、電極カバー5は、最上昇位置(図1の実線位置)に
ある。
【0026】被溶融物8が溶融すると、炉内には比重の
差により炉底から溶融スラグ層7a及び溶融塩層7bが
夫々積層形成される。
差により炉底から溶融スラグ層7a及び溶融塩層7bが
夫々積層形成される。
【0027】炉内には引き続き供給口1dから一定量の
新しい被溶融物8が投入され、順次溶融されて行く。
新しい被溶融物8が投入され、順次溶融されて行く。
【0028】そして、炉内に一定量の溶融スラグ及び溶
融塩が溜まると、これらは炉本体1の周壁1aに形成し
た溶融スラグ出湯口(図示省略)及び溶融塩出湯口(図
示省略)から分離して抜き出される。
融塩が溜まると、これらは炉本体1の周壁1aに形成し
た溶融スラグ出湯口(図示省略)及び溶融塩出湯口(図
示省略)から分離して抜き出される。
【0029】尚、溶融塩を抜き出す為には溶融スラグ層
7aと溶融塩層7bの境界を検出しする必要がある。
7aと溶融塩層7bの境界を検出しする必要がある。
【0030】即ち、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの
境界検出時には、電極2を溶融スラグ層7a及び溶融塩
層7b内へ一定長さだけ浸漬し、該電極2に電圧をかけ
つつ電極カバー5を電極カバー用昇降装置6により最上
昇位置(図1の実線位置)から徐々に下降させ、電極カ
バー5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値を連
続して測定する。
境界検出時には、電極2を溶融スラグ層7a及び溶融塩
層7b内へ一定長さだけ浸漬し、該電極2に電圧をかけ
つつ電極カバー5を電極カバー用昇降装置6により最上
昇位置(図1の実線位置)から徐々に下降させ、電極カ
バー5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値を連
続して測定する。
【0031】電極カバー5を下降させるに従い、電極2
は溶融塩層7bに浸漬する部分から徐々に覆われて行
き、電気抵抗が大きくなって電流が流れ難くなる。その
結果、電極2に流れる電流値が低下することになる。
は溶融塩層7bに浸漬する部分から徐々に覆われて行
き、電気抵抗が大きくなって電流が流れ難くなる。その
結果、電極2に流れる電流値が低下することになる。
【0032】そして、電極カバー5が下降してその下端
が溶融塩層7bから溶融スラグ層7aにかかると、溶融
スラグの電気抵抗が溶融塩の電気抵抗に比較して極めて
大きいこととも相まって、電気抵抗値の増加率が急に緩
やかになる。従って、連続して検出している電極カバー
5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値の変化を
求めることで、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界
を検出することができる。
が溶融塩層7bから溶融スラグ層7aにかかると、溶融
スラグの電気抵抗が溶融塩の電気抵抗に比較して極めて
大きいこととも相まって、電気抵抗値の増加率が急に緩
やかになる。従って、連続して検出している電極カバー
5の炉内への挿入長さと電極2に流れる電流値の変化を
求めることで、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界
を検出することができる。
【0033】図2は溶融物層7に於ける電気抵抗値及び
電流値等の変化を示すグラフである。このグラフからも
明らかなように、電極カバー5の下端が溶融塩層7bか
ら溶融スラグ層7aにかかると、電気抵抗値の増加率が
急に緩やかになると共に、電流値の減少率も緩やかにな
ることが判る。従って、電極カバー5の炉内への挿入長
さと電極2に流れる電流値の変化を測定することで、溶
融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を簡単且つ容易に
検出することができる。
電流値等の変化を示すグラフである。このグラフからも
明らかなように、電極カバー5の下端が溶融塩層7bか
ら溶融スラグ層7aにかかると、電気抵抗値の増加率が
急に緩やかになると共に、電流値の減少率も緩やかにな
ることが判る。従って、電極カバー5の炉内への挿入長
さと電極2に流れる電流値の変化を測定することで、溶
融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を簡単且つ容易に
検出することができる。
【0034】尚、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境
界検出時以外は、電極カバー5を最上昇位置に上昇さ
せ、溶融物層7の外に出しておく。これにより電極カバ
ー5の消耗が少なくなる。
界検出時以外は、電極カバー5を最上昇位置に上昇さ
せ、溶融物層7の外に出しておく。これにより電極カバ
ー5の消耗が少なくなる。
【0035】上記実施例に於いては、電極2に電圧をか
けつつ電極カバー5を最上昇位置から徐々に下降させ、
電極カバー5の挿入長さと電極2に流れる電流値を連続
して測定し、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を
検出するようにしたが、他の実施例に於いては、電極2
に電圧をかけつつ電極カバー5を最下降位置(図示省
略)から徐々に上昇させ、電極カバー5の挿入長さと電
極2に流れる電流値を連続して測定し、溶融スラグ層7
aと溶融塩層7bの境界を検出するようにしても良い。
この場合、電極カバー5の炉内への挿入長さは、電極カ
バー5が最下降位置にあるときを基準にして測定され
る。
けつつ電極カバー5を最上昇位置から徐々に下降させ、
電極カバー5の挿入長さと電極2に流れる電流値を連続
して測定し、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を
検出するようにしたが、他の実施例に於いては、電極2
に電圧をかけつつ電極カバー5を最下降位置(図示省
略)から徐々に上昇させ、電極カバー5の挿入長さと電
極2に流れる電流値を連続して測定し、溶融スラグ層7
aと溶融塩層7bの境界を検出するようにしても良い。
この場合、電極カバー5の炉内への挿入長さは、電極カ
バー5が最下降位置にあるときを基準にして測定され
る。
【0036】上記実施例に於いては、電極2の1本を電
極カバー5で覆うようにしたが、他の実施例に於いて
は、複数本の電極2を電極カバー5で覆い、各電極カバ
ー5を昇降動させて前記と同様にして電極カバー5の炉
内への挿入長さと電極2に流れる電流値を連続して測定
し、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を検出する
ようにしても良い。
極カバー5で覆うようにしたが、他の実施例に於いて
は、複数本の電極2を電極カバー5で覆い、各電極カバ
ー5を昇降動させて前記と同様にして電極カバー5の炉
内への挿入長さと電極2に流れる電流値を連続して測定
し、溶融スラグ層7aと溶融塩層7bの境界を検出する
ようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】上述の通り、本発明によれば、少なくと
も一本の電極外周面を絶縁材製の電極カバーで摺動自在
に覆い、前記電極を溶融スラグ層及び溶融塩層内へ一定
長さだけ浸漬させた後、該電極に電圧をかけつつ電極カ
バーを昇降動させ、該電極カバーの炉内への挿入長さと
電極に流れる電流値の変化を測定することにより、溶融
スラグ層と溶融塩層の境界を検出するようにしている。
その結果、従来の方法のように溶融スラグ層と溶融塩層
の比重差が小さい為に誤差が大きくなって正確な測定を
行えなかったり、或いはレベル検出用の電極が消耗して
正確な測定を行えないと云うこともなく、溶融スラグ層
と溶融塩層の境界を比較的正確に検出することができ
る。又、溶融用の電極が境界検出用の電極を共用してい
る為、設備としては電極カバーとその昇降装置を溶融炉
に付加するだけで良く、維持管理も簡単且つ容易であ
る。更に、放射線等を使用することもなく、取扱性や安
全性にも極めて優れたものとなる。
も一本の電極外周面を絶縁材製の電極カバーで摺動自在
に覆い、前記電極を溶融スラグ層及び溶融塩層内へ一定
長さだけ浸漬させた後、該電極に電圧をかけつつ電極カ
バーを昇降動させ、該電極カバーの炉内への挿入長さと
電極に流れる電流値の変化を測定することにより、溶融
スラグ層と溶融塩層の境界を検出するようにしている。
その結果、従来の方法のように溶融スラグ層と溶融塩層
の比重差が小さい為に誤差が大きくなって正確な測定を
行えなかったり、或いはレベル検出用の電極が消耗して
正確な測定を行えないと云うこともなく、溶融スラグ層
と溶融塩層の境界を比較的正確に検出することができ
る。又、溶融用の電極が境界検出用の電極を共用してい
る為、設備としては電極カバーとその昇降装置を溶融炉
に付加するだけで良く、維持管理も簡単且つ容易であ
る。更に、放射線等を使用することもなく、取扱性や安
全性にも極めて優れたものとなる。
【図1】本発明の方法を実施する電気抵抗式溶融炉の概
略縦断面図である。
略縦断面図である。
【図2】電気抵抗式溶融炉の溶融物層に於ける電気抵抗
値及び電流値等の変化を示すグラフである。
値及び電流値等の変化を示すグラフである。
【図3】従来の電気抵抗式溶融炉の概略縦断面図であ
る。
る。
1は炉本体、1bは天井壁、2は電極、5は電極カバ
ー、7aは溶融スラグ層、7bは溶融塩層。
ー、7aは溶融スラグ層、7bは溶融塩層。
Claims (1)
- 【請求項1】 炉本体(1)内に投入した飛灰等の被溶
融物(8)を、炉本体(1)の天井壁(1b)から昇降
自在に垂下させた複数本の電極(2)に電圧をかけるこ
とによって溶融し、炉内に炉底から溶融スラグ層(7
a)及び溶融塩層(7b)を夫々形成するようにした電
気抵抗式溶融炉に於いて、少なくとも一本の電極(2)
外周面を昇降自在な絶縁材製の電極カバー(5)で摺動
自在に覆い、前記電極(2)を溶融スラグ層(7a)及
び溶融塩層(7b)内へ一定長さだけ浸漬させた後、該
電極(2)に電圧をかけつつ電極カバー(5)を昇降動
させ、該電極カバー(5)の炉内への挿入長さと電極
(2)に流れる電流値の変化を測定することにより、溶
融スラグ層(7a)と溶融塩層(7b)の境界を検出す
るようにしたことを特徴とする電気抵抗式溶融炉内の溶
融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23360394A JP3317792B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23360394A JP3317792B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894060A true JPH0894060A (ja) | 1996-04-12 |
JP3317792B2 JP3317792B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16957646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23360394A Expired - Fee Related JP3317792B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3317792B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014002192A1 (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-03 | 株式会社ワイヤーデバイス | 電気抵抗式溶融炉における電極長の測定方法 |
WO2023223683A1 (ja) * | 2022-05-18 | 2023-11-23 | 株式会社Wadeco | 電気抵抗式溶融炉における炭素電極長の測定装置及び測定方法、当該測定装置に使用されるテーパーユニオン、並びにテーパーユニオンと金属製パイプとの接続方法 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23360394A patent/JP3317792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014002192A1 (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-03 | 株式会社ワイヤーデバイス | 電気抵抗式溶融炉における電極長の測定方法 |
WO2023223683A1 (ja) * | 2022-05-18 | 2023-11-23 | 株式会社Wadeco | 電気抵抗式溶融炉における炭素電極長の測定装置及び測定方法、当該測定装置に使用されるテーパーユニオン、並びにテーパーユニオンと金属製パイプとの接続方法 |
JP2023170124A (ja) * | 2022-05-18 | 2023-12-01 | 株式会社Wadeco | 電気抵抗式溶融炉における炭素電極長の測定装置及び測定方法、当該測定装置に使用されるテーパーユニオン、並びにテーパーユニオンと金属製パイプとの接続方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3317792B2 (ja) | 2002-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160327340A1 (en) | Electric Induction Furnace Lining Wear Detection System | |
CN107966398B (zh) | 一种模拟高温腐蚀的试验装置 | |
JP3622976B2 (ja) | 有害廃棄物のガラス化装置および方法 | |
EP0137579A2 (en) | Joule melter for the processing of radioactive wastes | |
JPH0894060A (ja) | 電気抵抗式溶融炉内の溶融スラグ層と溶融塩層の境界検出方法 | |
CN108302941B (zh) | 一种全自动连续进料出渣及倾倒金属回收电熔融装置 | |
CN102162800A (zh) | 一种结晶器保护渣结晶温度的测量装置及其方法 | |
CN105425047B (zh) | 一种测量二氧化锡电极的高温电阻率的方法 | |
JP4066549B2 (ja) | 液界面レベルセンサー | |
JPS59116036A (ja) | 高温溶融物の粘度測定装置 | |
JPH109555A (ja) | 灰溶融炉のレベル検出方法および装置 | |
JPH067007B2 (ja) | 廃棄物溶融炉の出滓設備 | |
JPH09105507A (ja) | 灰処理用電気抵抗溶融炉の運転方法 | |
JPH10122544A (ja) | 焼却残渣の溶融炉における溶融境界層の制御方法 | |
CN2302260Y (zh) | 直流电弧-电渣加热钢包炉计算机控制装置 | |
JP5096797B2 (ja) | 灰溶融炉のレベル測定方法 | |
JPH038290A (ja) | アーク炉における電極制御方法 | |
JPH1130545A (ja) | 溶融炉における堆積物の検出装置および検出方法 | |
JP2988313B2 (ja) | 焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方法および装置 | |
CN208968283U (zh) | 一种实验室用电极糊烧结成型装置 | |
Didierlaurent et al. | Cold crucible deployment in La Hague facility: the feedback from the first four years of operation-15119 | |
JP2932875B2 (ja) | 焼却灰溶融炉の湯面深さ測定方法及び装置 | |
JP2005226105A (ja) | 高炉炉内溶融物レベルの計測方法及び装置 | |
Didierlaurent et al. | UMo Solutions Processing in La Hague Cold Crucible Induction Melter: the Feedback from the First Years of Operation–16376 | |
Oden et al. | Evaluation of the three-phase, electric arc melting furnace for treatment of simulated, thermally oxidized radioactive and mixed wastes (in two parts). 1. Design criteria and description of integrated waste treatment facility |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |