JPH0893964A - 弁装置 - Google Patents
弁装置Info
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- JPH0893964A JPH0893964A JP22464194A JP22464194A JPH0893964A JP H0893964 A JPH0893964 A JP H0893964A JP 22464194 A JP22464194 A JP 22464194A JP 22464194 A JP22464194 A JP 22464194A JP H0893964 A JPH0893964 A JP H0893964A
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Abstract
果的に減圧することができ、振動、騒音、キャビテーシ
ョン等の発生を低減する。 【構成】 ケージ7の底面部7Aにケージ内方に突出す
る円筒状の突部20を形成し、その周面に多数の小孔9
を形成する。これら小孔9を通過しケージ外部に流出す
る被制御流体15は、ケージ底面側に設けられた凹部2
1内において互いに衝突することでその運動エネルギを
失い、二次側流路4に流れる。このため、流体は弁本体
2の内底面2aに対して激しく衝突せず、騒音、振動、
キャビテーション等の発生を防止する。
Description
量、圧力制御を行なう弁装置に関し、特に振動、騒音、
キャビテーション等を低減し得るようにしたケージ型低
騒音弁の改良に関するものである。
るこの種のケージ弁は、一般に弁本体内を上流側と下流
側に分割する隔壁に形成した開口に嵌合固定され、周面
に多孔を有する円筒形のケージと、このケージ内に摺動
自在に嵌挿され前記多孔を開閉するプラグとを備えてい
る。このようなケージ弁において、流体圧力を著しく減
圧する場合とか流速が早い場合、弁の絞り部分で発生す
る流れの乱れによって異常に高い騒音を発生したり、キ
ャビテーション(流体の剥離により空隙ができる現象)
が発生することがある。この場合、圧縮性流体において
は振動、騒音が発生し易く、非圧縮性流体においてはキ
ャビテーションが発生し易い。キャビテーションが発生
すると、流量低下、弁の腐食(キャビテーションエロー
ジョン)、さらには振動、騒音の原因となり、弁の性
能、耐久性等を著しく低下させる。
して、例えば図4に示す如き低騒音型のケージ弁が知ら
れている。このケージ弁1は、弁本体2の内部を一次側
流路3と二次側流路4に仕切る隔壁5に形成した開口6
に有底円筒状のケージ7を、その上端部が一次側流路3
内に位置し、下端部が二次側流路4内に位置するようシ
ール部材8を介して嵌合固定し、ケージ7の周面および
底面に多数の小孔9を形成し、ケージ7内に摺動自在に
嵌合したプラグ10を上下動させて小孔9を開閉制御
し、小孔9により二次側流路4に流入する流体の圧力を
減圧し、騒音、振動、キャビテーション等の発生を防止
するようにしたものである。なお、11は弁軸、12は
弁本体2の上面開口部を気密に閉鎖する上蓋、13,1
4は上蓋12を固定するボルトおよびナットである。
た従来の低騒音型ケージ弁1においても、ケージ7の底
板部7Aと弁本体2の内底面2aとの間隔が狭いため、
被制御流体15がケージ7内を通り底面部7Aの小孔9
から二次側流路4に減圧されて流入すると、内底面2a
に激しく衝突するため、完全には振動、騒音、キャビテ
ーション等を防止することができないという問題があっ
た。上記問題を解決する最も簡単な方法としてはケージ
7の底板部7Aと弁本体2の内底面2aとの間隔を広く
設定すればよいわけであるが、その場合は弁本体2自体
が大型重量化するという新たな問題が発生する。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、弁本体自体の大きさは変更せず被制御流体を効果
的に減圧することができ、振動、騒音、キャビテーショ
ン等の発生を低減し得るようにした弁装置を提供するこ
とにある。
本発明は、弁本体内を上流側と下流側に分割する隔壁に
形成した開口に嵌合配置された多孔を有する有底円筒形
のケージと、このケージ内を摺動し前記多孔を開閉する
プラグとを備えた弁装置において、前記ケージの底部に
ケージ内方に突出する中空の突部を形成すると共に、こ
の突部の周面に多孔を形成したことを特徴とする。
る中空の突部を有する。このため、ケージの下方から見
るとケージの底面には凹部が形成されている。突部はそ
の周面に形成された多数の小孔を有し、これらの小孔を
透過しケージ外部に流出する流体は、前記凹部内におい
て互いに衝突することでその運動エネルギを失い、二次
側流路に流れる。このため、弁本体の内壁面に対する流
体が激しく衝突せず、振動、騒音、キャビテーション等
の発生を抑止する。
詳細に説明する。図1は本発明に係る弁装置の一実施例
を示す要部断面図、図2はケージの要部拡大断面図であ
る。なお、図中図4と同一構成部材のものに対しては同
一符号をもって示し、その説明を省略する。これらの図
において、本実施例は弁本体2内に設けられた隔壁5の
開口6に嵌合固定されるケージ7の底面部7Aの中央に
ケージ内方に突出する円筒形の突部20を一体に形成
し、この突部20の周面に多数の小孔9を形成したもの
である。このため、ケージ7の底面には円筒状の凹部2
1が形成されている。ケージ7の底面部7Aと弁本体2
の内底面2aとの間隔は図4に示した従来の弁装置と略
同じである。なお、ケージ7は、前記突部20が形成さ
れた底面部7Aと、前記開口6の嵌合固定される両端開
放の筒体からなるケージ本体7Bとで構成され、底面部
7Aがケージ本体7Bの下面側開口部に嵌合されかつ溶
接22によって接合されている。これは、突部20に小
孔9を形成するためである。なお、その他の構成は図4
に示した従来装置と同様である。
ラグ10の上昇移動によって弁を開くと、一次側流路3
の被制御流体15はケージ7に入り、突部20に形成さ
れた小孔9から二次側流路4に流出する。この時、小孔
9を透過した被制御流体15は凹部21内において互い
に衝突してその運動エネルギが散逸、拡散され、二次側
流路4へ押しやられる過程をとる。このため、弁本体2
の内底面2aに衝突する流体エネルギは図4に示した従
来の弁装置に比べて著しく小さく、弁本体2の振動さら
には二次側配管が励振して騒音が発生したりするのを効
果的に防止することができる。また、非圧縮性流体の場
合、小孔9通過に伴う圧損によりキャビテーションが発
生しても、凹部21内で被制御流体同士が激しく衝突す
ると、キャビテーション泡を消滅ないし減少させるた
め、弁本体2またはケージ7のキャビテーションエロー
ジョンを低減防止することができる。
図である。この実施例はケージ7の底面部7Aの中央に
上端が開放する円筒状の突部20をケージ7の内方に向
かって一体に突設し、この突部20の周面に多数の小孔
9を形成し、プラグ10の下面中央に円柱部10Aを一
体に延設し、その下端部を前記筒部20の内周面に摺動
自在に嵌挿し、この円柱部10Aにより前記小孔9を開
閉制御するようにしたものである。このような構成にお
いても上記実施例と同様な効果が得られる。
部20を円筒状に形成した場合について示したが、本発
明はこれに何等特定されるものではなく、図1に示した
実施例の場合は円錐形の突部とすることも可能である。
は、弁本体内を上流側と下流側に分割する隔壁に形成し
た開口に嵌合配置された多孔を有する有底円筒形のケー
ジと、このケージ内を摺動し前記多孔を開閉するプラグ
とを備えた弁装置において、前記ケージの底部にケージ
内方に突出する中空の突部を形成すると共に、この突部
に多孔を形成したので、被制御流体は突部の小孔を通過
した直後に互いに衝突してその運動エネルギを失い、下
流側へと流れる。このため、小孔を通過した噴流が弁本
体の内底面に直接衝突せず、弁本体の振動、騒音、下流
側配管の励振、キャビテーション泡の発生等を効果的に
防止することができ、低騒音型の弁装置を提供すること
ができる。また、弁本体の内底面とケージ底面との間隔
を広くする必要がないので、弁装置自体が大型重量化す
ることもない。
面図である。
る。
る。
側流路、5…隔壁、6…開口、7…ケージ、9…小孔、
10…プラグ、11…弁軸、20…突部、21…凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁本体内を上流側と下流側に分割する隔
壁に形成した開口に嵌合配置された多孔を有する有底円
筒形のケージと、このケージ内を摺動し前記多孔を開閉
するプラグとを備えた弁装置において、前記ケージの底
部にケージ内方に突出する中空の突部を形成すると共
に、この突部の周面に多孔を形成したことを特徴とする
弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22464194A JP3359430B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22464194A JP3359430B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893964A true JPH0893964A (ja) | 1996-04-12 |
JP3359430B2 JP3359430B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=16816906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22464194A Expired - Fee Related JP3359430B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3359430B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005054918A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Yamatake Corp | ケージ弁 |
JP2011226501A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tlv Co Ltd | リリーフ弁 |
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CN103047475A (zh) * | 2012-12-22 | 2013-04-17 | 北京菁华昱创节能设备有限公司 | 一种区域控制阀 |
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CN103423469A (zh) * | 2013-08-15 | 2013-12-04 | 合肥通用机械研究院 | 高压差气固两相流调节阀 |
CN104061333A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-09-24 | 温州市隆潮阀门有限公司 | 耐高温气动截止阀 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22464194A patent/JP3359430B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104061333A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-09-24 | 温州市隆潮阀门有限公司 | 耐高温气动截止阀 |
CN104061333B (zh) * | 2014-06-06 | 2019-03-01 | 温州市隆潮阀门有限公司 | 耐高温气动截止阀 |
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---|---|
JP3359430B2 (ja) | 2002-12-24 |
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