JPH0893300A - 自動車用ドアヒンジ - Google Patents

自動車用ドアヒンジ

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JPH0893300A
JPH0893300A JP6235000A JP23500094A JPH0893300A JP H0893300 A JPH0893300 A JP H0893300A JP 6235000 A JP6235000 A JP 6235000A JP 23500094 A JP23500094 A JP 23500094A JP H0893300 A JPH0893300 A JP H0893300A
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JP6235000A
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Masaaki Yuge
正明 弓削
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの開動時に車体とドアとの間を大きく開
いて、乗降性を高めることができるリンク構造の自動車
用ドアヒンジにおいて、簡単な構成でドアの建て付け調
整を行うことができる自動車用ドアヒンジを提供するこ
と。 【構成】 車体側に取り付けられる第1ベース部材11
と、ドア側に取り付けられる第2ベース部材12との間
に、板状の第1のリンク15と、調整リンクとしての2
つの第2のリンク16のそれぞれの両端を回動自在に軸
支し、第1ベース部材11の折曲部11Aに形成した長
穴11Bに、第2のリンク16の一端を軸支する調整軸
17を位置調整可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアを開閉自
在に支持する自動車用ドアヒンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のドアの開動時に車体
とドアとの間を大きく開いて、乗降性を高めることがで
きる自動車用ドアヒンジとして、4節リンク構成のもの
が知られている。このような構成のドアヒンジとして
は、例えば、実開昭57−1773号公報に記載のもの
が提案されている。
【0003】かかるドアヒンジは、車体側とドア側との
間に軸支されるリンクを第1、第2の部材に分割して、
それらの部材を伸縮自在に結合することによって、ドア
の最大開度が調整できるようにもなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドアをドア
ヒンジを介して車体に取り付ける建て付け時には、車
体、ドア、およびドアヒンジの寸法精度が大きく影響す
る。しかし、ドアの建て付けを良好なものとするため
に、それらの精度を高めた場合にはコスト高を招くこと
になる。また、ドアの建て付け調整をすること、つまり
車体やドアに対するドアヒンジの取り付け位置を調整す
ることは、きわめて面倒であり、ドアの建て付けの作業
性を悪化させることになる。
【0005】この点において、上記の実開昭57−17
73号公報のものは、第1、第2の部材に分割されたリ
ンクを伸縮調整することによって、ドアの建て付け調整
が可能とはなる。
【0006】しかし、このようにリンクを伸縮可能に分
割する構成は、ドアヒンジ自体の構造の複雑化を招くと
共に、その複雑な構造に伴う強度の低下を考慮して高剛
性化を図らなければならず、その分、ドアヒンジ自体の
大重量化および高価格化を招くという問題があった。
【0007】本発明の目的は、ドアの開動時に車体とド
アとの間を大きく開いて、乗降性を高めることができる
リンク構造の自動車用ドアヒンジにおいて、簡単な構成
でドアの建て付け調整を行うことができる自動車用ドア
ヒンジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ドアヒ
ンジは、車体側のベース部材とドア側のベース部材との
間に、第1のリンクの両端および第2のリンクの両端の
それぞれが回動自在に軸支されたリンク構造の自動車用
ドアヒンジにおいて、前記第1、第2のリンクの少なく
とも一方は調整リンクとされ、その調整リンクの両端の
内の少なくとも一方は、対応する前記ベース部材に対し
て前記リンクの回動面に沿って変位可能に位置する調整
軸に軸支され、前記調整軸は、前記対応するベース部材
に対し、固定手段によって任意の変位位置に固定可能で
あることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の自動車用ドアヒンジは、車体側のベー
ス部材とドア側のベース部材との間に軸支される2つの
リンクの内の少なくとも1つを調整リンクとして、その
調整リンクの端部の支軸を位置調整可能な調整軸とする
ことにより、その調整リンクの軸支位置に応じたドアの
建て付け調整を可能とする。また、第1、第2の部材に
分割したリンクを伸縮調整する従来のものに比して、ド
アヒンジ自体の構成の簡素化を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】(第1の実施例)図1から図3は、本発明
の第1の実施例を説明するための図であり、本実施例の
ドアヒンジ10は、図3に示すように、車体1のピラー
1Aとドア2との間に取り付けられる。
【0012】まず図1において、11は車体1のピラー
1A側に取り付けられる車体側のベース部材(以下、
「第1ベース部材」という)、12はドア2側に取り付
けられるドア側のベース部材(以下、「第2ベース部
材」という)である。第1ベース部材11の上下の折曲
部11A,11Aの相互間に設けられた第1固定軸13
と、第2ベース部材12の上下の折曲部12A,12A
の相互間に設けられた第2固定軸14との間には、平板
状の第1のリンク15が回動自在に軸支されている。
【0013】さらに、第1ベース部材11の上下の折曲
部11A,11Aと、第2ベース部材12の上下の折曲
部12A,12Aとの間のそれぞれには、調整リンクと
しての第2のリンク16,16が回動自在に軸支されて
いる。
【0014】すなわち、第1ベース部材11側の折曲部
11Aには長穴11Bが形成されて、その長穴11B
に、第2のリンク16の一端を軸支するための調整軸1
7が変位可能に嵌合されている。したがって、その調整
軸17は、折曲部11Aの長穴11Bに沿って、つまり
それぞれのリンク15,16の回動面に沿って変位可能
とされている。また調整軸17には、第2のリンク16
の端部と回動自在に嵌合する円柱部17Aと、長穴11
Bの幅よりも若干小さい2面幅を形成する2平面17
B,17Bと、雄ねじ部17Cが形成されている。そし
て、雄ねじ部17Cにネジ合う固定手段としてのナット
18によって調整軸15が抜け止めされ、そのナット1
8の締め付けによって調整軸15が第1ベース部材11
に対して固定される。また、2平面17B,17Bと長
穴11Bの内面とによって調整軸15が回り止めされて
いる。一方、第2ベース部材12側の折曲部12Aの定
位置には、第2のリンク16の他端を回動自在に軸支す
るための第3の固定軸19が設けられている。
【0015】このように、第1,第2ベース部材11,
12と、第1,第2のリンク15,16とによって、4
節リンクのドアヒンジ10が構成されている。
【0016】このドアヒンジ10は、図3に示すよう
に、その第1ベース部材11が車体1側のピラー1Aに
取り付けられ、その第2ベース部材12がドア2側に取
り付けられることによって、車体1に対してドア2を開
閉自在に支持することになる。そしてドアヒンジ10
は、ドア2が図3中の実線で示す閉成状態から、同図中
の2点鎖線で示すように開動したときに、車体1とドア
2との間を大きく開いて、乗降性を高めることになる。
【0017】また、ドア2の建て付けを調整する場合に
は、ナット18を緩めて、調整軸17を長穴11Bに沿
って変位調整した後、そのナット18を締め付けて調整
軸17を任意の変位位置に固定する。つまり、第1のベ
ース部材1側における第2リンク16の軸支位置をずら
すことによって、ドア2の建て付けが調整できることに
なる。その調整は、ドアヒンジ10を介してドア2を車
体1のピラー1Aに取り付けて、一旦、ドア2を正規な
位置にセットした後、車体1の上下方向から工具を用い
てナット18を緩めることによって実施でき、しかもド
ア2の全閉状態においても実施できる。
【0018】なお、1つのドアヒンジ10における上下
2つの調整軸17の内の一方は、長穴11Bに沿って常
に変位自在となるように嵌合させてもよい。つまり、上
下2つの調整軸17の一方には、その変位位置を固定す
るためのナット18などの手段を必ずしも備える必要は
ない。
【0019】(第2の実施例)図4および図5は、本発
明の第2の実施例を説明するための図である。なお、上
述した実施例と同様の部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0020】本実施例では、第1のリンク15の一端側
を軸支する上下の第1固定軸13、13の間に、略コ字
状のブラケット21を回動自在に架設し、そのブラケッ
ト21の上下の折曲部21A,21Aの定位置に、第2
のリンク16、16の一端が調整軸17,17によって
回動自在に軸支されている。本例における調整軸17
は、固定軸19と同様の単なる固定軸となっている。さ
らに、ブラケット21の上下の折曲部21A,21Aに
は、ブラケット21の回動方向に沿って延在する長穴2
1B,21Bが設けられており、それらの長穴21B,
21Bを通って第1ベース部材11の折曲部11A,1
1Aにネジ合う固定手段としての上下のボルト23,2
3によって、ブラケット21が回り止めされている。
【0021】したがって、本実施例の場合は、上下のボ
ルト23,23を緩めて、ブラケット21の回動位置を
調整することによって、間接的に調整軸17の変位位置
が調整されて、前述した実施例と同様に、ドア2の建て
付けが調整できることになる。また、ブラケット21に
よって、上下の第2のリンク16,16の連結形態が同
時に調整され、結果的に、第1ベース部材11に対する
上下の第2のリンク16,16の一端側の軸支位置がド
アヒンジの枢軸方向(図4中の上下方向)において常に
一致することになる。
【0022】なお、本実施例も前述の第1の実施例と同
様に、ボルト23は必ずしも上下に備える必要はなく、
ブラケット21の剛性上必要とされる場合に、上下にボ
ルト23を備えればよい。
【0023】(第3の実施例)図6は、本発明の第3の
実施例を説明するための図である。
【0024】本実施例の場合は、前述した第2の実施例
において、第1ベース部材11の折曲部11Aと第1の
リンク15との対向部にストッパ24,25を設け、図
6中2点鎖線で示すようにドア2が全開したときに、そ
れらのストッパ24,25が当接するようになってい
る。また、ドア2の全開状態においては、図6中の2点
鎖線で示すように、第2のリンク16の軸線Lに対し
て、第2のリンク16の軸支位置の調整方向(本実施例
では、ブラケット21の回動方向)Aが略直交するよう
になっている。したがって、ドア2の全開状態におい
て、そのドア2を更に開くような力が加わったときに、
第2のリンク16の軸線L方向に作用する力によって第
2のリンク16の軸支位置がずらされることが防止でき
ることになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
ドアヒンジは、車体側のベース部材とドア側のベース部
材との間に軸支される2つのリンクの内の少なくとも1
つを調整リンクとして、その調整リンクの端部の支軸を
位置調整可能な調整軸とした構成であるから、その調整
リンクの軸支位置を調整することによって、ドアの建て
付けを簡易に調整することができる。しかも、第1,第
2の部材に分割したリンクを伸縮調整する従来のものに
比して、ドアヒンジ自体の構成の簡素化を図ることがで
きる。
【0026】また、調整軸を位置調整可能なブラケット
に設けることによって、そのブラケットを介して調整軸
を簡易に位置調整することができ、さらに、そのブラケ
ットに複数の調整軸を設けることによって、複数の調整
軸を同時に位置調整することができる。
【0027】また、ドアの全開時に、調整リンクの軸線
方向に対して、調整軸の位置の調整方向を略直交させる
ことによって、全開時のドアに加わる力によって調整軸
がずらされることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すドアヒンジの要部の分解斜視図であ
る。
【図3】図1に示すドアヒンジの取り付け状態を示す概
略平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図5】図4に示すドアヒンジの要部の分解斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例のドアヒンジの取り付け
状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ドア 10 ドアヒンジ 11 第1ベース部材 11B 長穴 12 第2ベース部材 13 第1固定軸 14 第2固定軸 15 第1のリンク 16 第2のリンク(調整リンク) 17 調整軸 18 ナット 19 第3の固定軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側のベース部材とドア側のベース部
    材との間に、第1のリンクの両端および第2のリンクの
    両端のそれぞれが回動自在に軸支されたリンク構造の自
    動車用ドアヒンジにおいて、 前記第1、第2のリンクの少なくとも一方は調整リンク
    とされ、その調整リンクの両端の内の少なくとも一方
    は、対応する前記ベース部材に対して前記リンクの回動
    面に沿って変位可能に位置する調整軸に軸支され、 前記調整軸は、前記対応するベース部材に対し、固定手
    段によって任意の変位位置に固定可能であることを特徴
    とする自動車用ドアヒンジ。
  2. 【請求項2】 前記調整軸は、前記対応するベース部材
    に対して前記リンクの回動面に沿って変位可能に位置す
    るブラケットに支持され、 前記固定手段は、前記対応するベース部材に対して前記
    ブラケットを任意の変位位置に固定可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の自動車用ドアヒンジ。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットはドアヒンジの枢軸方向
    に延在し、 前記ブラケットの前記ドアヒンジの枢軸方向にずれた位
    置に前記調整軸を複数設け、 前記複数の調整軸と、それらの調整軸と対向する前記車
    体側またはドア側のベース部材との間のそれぞれに、前
    記調整リンクを複数軸支したことを特徴とする請求項2
    に記載の自動車用ドアヒンジ。
  4. 【請求項4】 前記調整軸は、前記ドアの全開時におけ
    る前記調整リンクの軸線方向に対して略直交する方向に
    変位可能であることを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の自動車用ドアヒンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280287A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Teimusu:Kk ヒンジ装置

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